JP2001048657A - 成形品の焼成方法 - Google Patents

成形品の焼成方法

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JP2001048657A
JP2001048657A JP11223844A JP22384499A JP2001048657A JP 2001048657 A JP2001048657 A JP 2001048657A JP 11223844 A JP11223844 A JP 11223844A JP 22384499 A JP22384499 A JP 22384499A JP 2001048657 A JP2001048657 A JP 2001048657A
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cooling
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浩史 田上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】焼成室内の温度の均熱性を向上することにあ
る。 【解決手段】成形品15に所定の処理を施す前処理室1
3を設ける。前処理室13の下流側には成形品15を焼
成する焼成室25を設ける。焼成室25の下流側には焼
成した成形品15を所定温度に冷却する冷却室45を設
ける。前処理室13から焼成室25に成形品15を搬送
する時には、前処理室13と焼成室25とを連通させ
る。搬送しない時には前処理室13と焼成室25とを第
3シャッタ32により遮断する。又、焼成室25から冷
却室41に成形品15を搬送する時には、焼成室25と
冷却室41とを連通させる。搬送しない時には焼成室2
5と冷却室41とを第4シャッタ35により遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばセラミック
原料等からなる成形品の焼成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種の成形品は、ディーゼル
エンジン等の内燃機関の排気ガス中に含まれるパティキ
ュレートを燃焼除去するフィルタを構成するのに用いら
れる。成形品は、押出成形機に設けられた金型を介して
セラミック原料を連続的に押し出すことにより形成さ
れ、その後所定の長さに切断される。このような成形品
は、焼成装置を用いて焼成される。焼成装置は、成形品
が収容される収容ハウジング内の空気を真空引きする前
処理室を備えている。前処理室の下流側には、成形品を
焼成する焼成室が設けられている。更に、焼成室の下流
側には、焼成した成形品を所定温度に冷却する冷却室が
設けられている。そして、前処理室、焼成室、冷却室と
いう順で、複数の成形品が順次搬送されて連続的に焼成
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術の
成形品の焼成方法においては、熱が焼成室から前処理室
及び冷却室に放出されるため、焼成室内の温度にばらつ
きが生じる。そのため、焼成室内の均熱性が悪く、成形
品を確実に焼成することが難しいという問題があった。
【0004】又、焼成室からの熱の影響により、前処理
室内は高温になる。そのため、次に焼成される成形品が
焼成室からの熱の影響を受けないようにするために、成
形品を焼成室からできるだけ遠い位置に待機させておく
必要がある。従って、焼成室から成形品の待機位置まで
の距離が長くなることから、前処理室が大型化するとい
う問題があった。
【0005】更に、冷却室についても同様に、焼成室か
らの熱の影響により、その内部は高温になる。そのた
め、焼成された成形品を焼成室からできるだけ遠ざけて
おかないと、成形品の冷却効率が悪くなる。従って、焼
成室から排出された成形品を冷却させるのに長い冷却経
路を要するので、冷却室が大型化するという問題があっ
た。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、第1の目的は、焼成室内の温度の均熱性を向上
することにある。又、第2の目的は、前処理室を小型化
することにある。第3の目的は、冷却室を小型化するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、成形品に所定の処理
を施す前処理室と、前記前処理室の下流側に設けられ、
成形品を焼成する焼成室とを備え、前記前処理室、焼成
室という順で前記成形品を間欠的に搬送して連続的に焼
成するようにした成形品の焼成方法において、前記成形
品の搬送時には、前記前処理室と前記焼成室とを連通さ
せ、非搬送時には前記前処理室と前記焼成室とを熱遮蔽
手段により遮断するようにしたことをその要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明では、成形品を焼成
する焼成室と、前記焼成室の下流側に設けられ、焼成し
た成形品を所定温度に冷却する冷却室とを備え、前記焼
成室、冷却室という順で前記成形品を間欠的に搬送して
連続的に焼成するようにした成形品の焼成方法におい
て、前記成形品の搬送時には、前記焼成室と前記冷却室
とを連通させ、非搬送時には前記焼成室と前記冷却室と
を熱遮蔽手段により遮断するようにしたことをその要旨
とする。
【0009】請求項3に記載の発明では、成形品に所定
の処理を施す前処理室と、前記前処理室の下流側に設け
られ、成形品を焼成する焼成室と、前記焼成室の下流側
に設けられ、焼成した成形品を所定温度に冷却する冷却
室とを備え、前記前処理室、焼成室、冷却室という順で
前記成形品を搬送して連続的に焼成するようにした成形
品の焼成方法において、前記前処理室から前記焼成室に
成形品を搬送する時には、前記前処理室と前記焼成室と
を連通させ、搬送しない時には前記前処理室と前記焼成
室とを熱遮蔽手段により遮断するとともに、前記焼成室
から前記冷却室に成形品を搬送する時には、前記焼成室
と前記冷却室とを連通させ、搬送しない時には前記焼成
室と前記冷却室とを前記熱遮蔽手段とは別の熱遮蔽手段
により遮断するようにしたことをその要旨とする。
【0010】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、前処理室と焼成室
とが熱遮蔽手段により遮断されるため、成形品の搬送時
を除いて焼成室内の熱が前処理室に放出されなくなる。
この結果、焼成室における温度のばらつきが少なくなる
ので、焼成室内の均熱性を向上することができる。又、
焼成室から前処理室に熱がほとんど放出されないので、
焼成室からの熱の影響を受けない。これにより、成形品
を焼成の近くに待機させることが可能になる。よって、
前処理室を長くする必要がないので、前処理室を小型化
することが可能になる。
【0011】請求項2に記載の発明によると、焼成室と
冷却室とが熱遮蔽手段により遮断されるため、成形品の
搬送時を除いて焼成室内の熱が冷却室に放出されなくな
る。この結果、焼成室における温度のばらつきが少なく
なるので、焼成室内の均熱性を向上することができる。
又、焼成室から冷却室に熱がほとんど放出されないの
で、焼成室からの熱の影響を受けない。これにより、冷
却経路を短くすることができ、冷却室を小型化すること
が可能になる。
【0012】請求項3に記載の発明によると、前処理室
と焼成室とが熱遮蔽手段により遮蔽されるとともに、焼
成室と冷却室とが別の熱遮蔽手段により遮蔽される。成
形品の搬送時を除いて焼成室内の熱が外部に放出されな
くなる。この結果、この結果、焼成室における温度のば
らつきが少なくなるので、焼成室内の均熱性を向上する
ことができる。又、前処理室は焼成室からの熱の影響を
受けないため、前処理室を長くする必要がない。従っ
て、前処理室を小型化することが可能になる。更に、冷
却室は焼成室からの熱の影響を受けないため、冷却室を
長くすることなく焼成された成形品を冷却すること可能
になる。従って、冷却室を小型化することが可能にな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づき詳細に説明する。図1(a),
(b)に示すように、基台11上には焼成装置12が設
けられている。この焼成装置12の上流側には、前処理
室13が設けられている。前処理室13は収容ハウジン
グ14を備えている。そして、収容ハウジング14内の
エアは、図示しない真空ポンプにより真空引きされるよ
うになっている。
【0014】収容ハウジング14内には、成形品15を
搬送するための搬送ローラ16が設けられている。この
搬送ローラ16には図示しないモータが駆動連結されて
いる。そして、モータが回転すると、搬送ローラ16が
駆動し、成形品15が後記する焼成室25に搬送される
ようになっている。
【0015】なお、本実施形態において、成形品15
は、四角柱状であって、押出し成型機によって成形され
た複数の押出し材同士を接着剤で接合したものである。
成形品15は多孔質炭化珪素(SiC))製である。炭
化珪素以外の成形体15の原料として、例えば窒化珪
素、サイアロン、コーディエライトを選択することも可
能である。又、押出し材を接着する接着剤は、成形品1
5が熱膨張するのを和らげる役目を担うものである。具
体的には、セラミック繊維が分散されたセラミック耐熱
接着剤が用いられている。
【0016】収容ハウジング14の上流側端面には、ブ
ラケット17を介して第1エアシリンダ18が設けられ
ている。この第1エアシリンダ18のロッド18aの先
端には、シャッタ19が設けられている。そして、第1
エアシリンダ18の駆動により、第1シャッタ19が上
下動される。これにより、収容ハウジング14の上流側
端面に形成された成形品投入口14aが開閉されるよう
になっている。
【0017】収容ハウジング14の下流側端面には、取
付部21を介して第2エアシリンダ22が設けられてい
る。この第2エアシリンダ22のロッド22aの先端に
は、第2シャッタ23が設けられている。そして、この
第2エアシリンダ22の駆動により、第2シャッタ23
が上下動される。これにより、収容ハウジング14の下
流側端面に形成された成形品排出口14bが開閉される
ようになっている。
【0018】基台11上において前処理室13の下流側
には、焼成室25が設けられている。焼成室25は内壁
面に高純度のカーボンが付設された焼成ケーシング26
を備えている。この焼成ケーシング26内には、上部ヒ
ータ27と下部ヒータ28とがそれぞれ複数個設けられ
ている。これらのヒータ27,28により前記成形品1
5が焼成されるようになっている。上下両ヒータ27,
28の間における焼成ケーシング26内には、その長手
方向に沿って搬送装置29が設けられている。この搬送
装置29は、図示しないモータに連結された駆動ローラ
を備えている。そして、搬送装置29が駆動すると、成
形品15が後記する冷却室41に搬送されるようになっ
ている。
【0019】前記取付部21には第3エアシリンダ31
が設けられている。この第3エアシリンダ31のロッド
31aの先端には、熱遮蔽手段としての第3シャッタ3
2が設けられている。この第3シャッタ32は、高純度
のカーボン製である。そして、第3エアシリンダ31の
駆動により、第3シャッタ32が上下動される。これに
より、焼成ケーシング26の上流側端面に形成された搬
入口26aが開閉されるようになっている。
【0020】焼成ケーシング26の下流側端面には、取
付部33を介して第4エアシリンダ34が設けられてい
る。この第4エアシリンダ34のロッド34aの先端に
は、別の熱遮蔽手段としての第4シャッタ35が設けら
れている。第4シャッタ35は高純度のカーボン製であ
る。そして、この第4エアシリンダ34の駆動により、
第4シャッタ35が上下動される。これにより、焼成ケ
ーシング26の下流側端面に形成された搬出口26bが
開閉されるようになっている。
【0021】基台11上において焼成室25の下流側に
は、冷却室41が設けられている。この冷却室41、前
記前処理室13及び焼成室25は同一直線上に配置され
ている。冷却室41は冷却ケーシング42を備えてお
り、この冷却ケーシング42内には、その長手方向に沿
って搬送装置43が設けられている。この搬送装置43
は、図示しないモータに連結された駆動ローラを備えて
いる。そして、搬送装置43が駆動すると、冷却ケーシ
ング42内に入口42aから搬送された成形品15が出
口42bから排出されるようになっている。
【0022】次に、上記のように構成された成形品の焼
成方法について説明する。予め所定の長さに切断してお
いた1組の成形品(本実施形態では2つ)15は、成形
品投入口14aを介して収容ハウジング14内に投入さ
れる。そして、第1及び第2エアシリンダ18,22の
ロッド18a,22aが突出すると、第1及び第2シャ
ッタ19,23が下降する。これにより、収容ハウジン
グ14の成形品投入口14a及び成形品排出口14bが
閉塞され、収容ハウジング14内は密閉された空間とな
る。この状態で、収容ハウジング14内を真空引きし、
その後に不活性ガスとしてのアルゴンを充填している。
収容ハウジング14の内部の酸素量が少なくなり、成形
品15が酸素によって晒されにくい雰囲気となる。
【0023】その後、第2及び第3エアシリンダ22,
31のロッド22a,31aが後退し、第2及び第3シ
ャッタ23,32が共に上昇する。これにより、収容ハ
ウジング14の成形品排出口14bと、焼成ケーシング
26の搬入口26aとが開口される。そして、前処理室
13と焼成室25とが連通される。
【0024】この状態で、搬送ローラ16及び搬送装置
29が駆動し、成形品15が焼成室25の焼成ケーシン
グ26内に搬入口26aを介して搬送される。この搬送
が行われるごとに、第2及び第3エアシリンダ22,3
1のロッド22a,31aが駆動して、搬入口26a及
び成形品排出口14bが開閉される。又、前処理室13
の収容ハウジング14内に成形品15が搬送された後、
前処理室13の収容ハウジング14内に、次に焼成する
成形品15が上述した動作でもって繰り返し収容され
る。
【0025】成形品15が焼成ケーシング26内に搬送
されたら、第3エアシリンダ31のロッド31aが突出
して、第3シャッタ32が下降し、搬入口26aがただ
ちに閉じられる。上下両ヒータ27,28の加熱によ
り、焼成室25に搬送された成形品15は焼成される。
このとき前処理室13と焼成室25との間は、第3シャ
ッタ32によって遮断されている。そのため、焼成ケー
シング26内の熱が搬入口26aを介して前処理室13
に放出されることはない。従って、焼成室25内の温度
が一時的に低下することがほとんどない。
【0026】成形品15が所定時間焼成された後、第4
エアシリンダ34のロッド34aが後退し、第4エアシ
リンダ34が上昇する。これにより、焼成ケーシング2
6の搬出口26bが開口される。そして、焼成室25と
冷却室41とが連通される。この状態で、搬送装置2
9,43が駆動すると、焼成し終えた成形品15が冷却
室41の冷却ケーシング42に間欠的に搬送される。そ
して、この搬送が行われるごとに、第4エアシリンダ3
4のロッド34aが駆動して、搬出口26bが開閉され
る。そして、冷却ケーシング42に搬送された成形品1
5は、所定時間自然冷却される。冷却中において、焼成
ケーシング26の搬出口26bは、第4シャッタ35に
よって閉じられている。そのため、焼成ケーシング26
内の熱が搬出口26bを介して冷却室41に放出される
ことはない。このため、冷却室41は焼成室25からの
影響を受けにくくなる。従って、焼成された成形品15
は、間欠的に冷却室41に搬送される。その搬送が行わ
れるごとに第4シャッタ35により搬出口26bが開口
される。
【0027】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1) 成形品15の非搬送時には、焼成室25内の熱
が搬入口26a及び搬出口26bを介して外部に放出し
ないようにした。そのため、焼成室25内の温度にばら
つきが生じるのを防止できる。ちなみに、前処理室1
3、焼成室25及び冷却室41の間に、シャッタが存在
しない従来例では、焼成温度が2200℃であるとき
に、±45℃のばらつきがあった。本実施形態では、±
6℃に低減することが可能になった。従って、成形品1
5を効率よくかつムラなく焼成することができる。
【0028】(2) 成形品15の搬送時には、前処理
室13と焼成室25とを連通させている。又、非搬送時
には前処理室13と焼成室25とを第3シャッタ32に
より遮断するようにした。そのため、前処理室13は焼
成室25からの熱の影響を受けにくくなり、前処理室1
3内が高温にならない。すなわち、次に焼成される成形
品15を、焼成室25からできるだけ遠い位置に待機さ
せておく必要がない。従って、前処理室13の長さを短
くすることができるので、前処理室13の小型化、及び
焼成装置12全体の小型化を図ることができる。
【0029】(3) 成形品15の搬送時には、焼成室
25と冷却室41とを連通させている。又、非搬送時に
は焼成室25と冷却室41とを第4シャッタ35により
遮断するようにした。そのため、冷却室41は焼成室2
5からの熱の影響を受けにくくなり、冷却室41内が高
温にならない。すなわち、焼成された成形品15を、焼
成室25からできるだけ遠い位置で冷却しなくてもよく
なる。従って、冷却室41の長さを短くすることができ
るので、冷却室41の小型化、及び焼成装置12全体の
小型化を図ることができる。
【0030】(4)焼成室25からの熱の影響を受けな
いので、焼成室25に対して前処理室13又は冷却室4
1をずらして配置する必要がない。すなわち、前処理室
13、焼成室25及び冷却室41を一直線上に配置する
ことができる。従って、焼成装置12にデッドスペース
を少なくすることができる。これにより、焼成装置12
のコンパクト化を図ることができる。
【0031】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 前記実施形態では、焼成室25と冷却ケーシング4
2との間に、1つの第4シャッタ35を設けた。これ以
外にも、2つ以上の第4シャッタ35を設けてもよい。
【0032】・ 前記実施形態では、前処理室13の収
容ハウジング14内を真空引きした後にアルゴンを充填
した。アルゴンに代えて、炭酸ガス、ヘリウムを充填し
てもよい。又、不活性ガスを充填するのをやめ、単に真
空引きするだけでもよい。更に、真空引きするのをや
め、不活性ガスを充填するだけでもよい。
【0033】・ 前記実施形態では、焼成装置12を前
処理室13、焼成室25及び冷却室41から構成した。
これ以外にも、焼成装置12を前処理室13及び焼成室
25のみから構成してもよい。又、焼成装置12を焼成
室25及び冷却室41から構成してもよい。
【0034】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記前処理
室内に不活性ガスが充填されて前記成形品に処理が施さ
れることを特徴とする成形品の焼成方法。
【0035】(2) 前記(1)において、不活性ガス
はアルゴン、炭酸ガス、又はヘリウムであることを特徴
とする成形品の焼成方法。 (3) 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記前処理
室内の空気が真空引きされて前記成形品に処理が施され
ることを特徴とする成形品の焼成方法。この構成によれ
ば、成形品の酸化するのを遅らせることができる。
【0036】(4) 請求項1〜3、前記(1)〜
(3)のいずれかにおいて、前記焼成室内では成形品を
1800℃〜2600℃(好ましくは2000℃〜24
00℃)の範囲で加熱することを特徴とする成形品の焼
成方法。
【0037】(5) 成形品に所定の前処理を施す前処
理室と、前記前処理室の下流側に設けられ、成形品を焼
成する焼成室とを備え、前記前処理室、焼成室という順
で前記成形品を間欠的に搬送して連続的に焼成するよう
にした成形品の焼成装置において、前記前処理室と焼成
室との間に、前記焼成室内の熱が前処理室に放出される
のを阻止する熱遮蔽手段を設けたことを特徴とする成形
品の焼成装置。
【0038】(6) 前記(5)において、前記熱遮蔽
手段は、焼成室に設けられた成形品搬入口に配置されて
いることを特徴とする成形品の焼成装置。 (7) 成形品を焼成する焼成室と、前記焼成室の下流
側に設けられ、焼成した成形品を所定温度に冷却する冷
却室とを備え、前記焼成室、冷却室という順で前記成形
品を搬送して連続的に焼成するようにした成形品の焼成
装置において、前記焼成室と冷却室との間に、前記焼成
室内の熱が冷却室に放出されるのを阻止する熱遮蔽手段
を設けたことを特徴とする成形品の焼成装置。
【0039】(8) 前記(7)において、前記熱遮蔽
は、焼成室に設けられた成形品搬出口に配置されている
ことを特徴とする成形品の焼成装置。 (9) 成形品に前処理を施す前処理室と、前記前処理
室の下流側に設けられ、成形品を焼成する焼成室と、前
記焼成室の下流側に設けられ、焼成した成形品を所定温
度に冷却する冷却室とを備え、前記前処理室、焼成室、
冷却室という順で前記成形品を間欠的に搬送して連続的
に焼成するようにした成形品の焼成装置において、前記
前処理室と焼成室との間に、前記焼成室内の熱が前記前
処理室に放出されるのを阻止する熱遮蔽手段を設け、前
記焼成室と冷却室との間に、前記焼成室内の熱が前記冷
却室に放出されるのを阻止する前記熱遮蔽手段とは別の
熱遮蔽手段を設けたことを特徴とする成形品の焼成装
置。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、前処理室は焼成室からの熱の影響を受け
にくくなるので、前処理室を小型化することができる。
それとともに、焼成室における焼成温度の均熱性を向上
することができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、冷却室は
焼成室からの熱の影響を受けにくくなるので、冷却室を
小型化することができる。それとともに、焼成室におけ
る焼成温度の均熱性を向上することができる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、前処理室
及び冷却室を小型化することができるとともに、焼成室
における焼成温度の均熱性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、焼成装置の平断面図、(b)は焼成
装置の側断面図。
【符号の説明】 13…前処理室、14…収容ハウジング、15…成形
品、25…焼成室、32…第3シャッタ(遮蔽手段)、
35…第4シャッタ(別の熱遮蔽手段)、41…冷却
室。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品に所定の処理を施す前処理室と、
    前記前処理室の下流側に設けられ、成形品を焼成する焼
    成室とを備え、前記前処理室、焼成室という順で前記成
    形品を間欠的に搬送して連続的に焼成するようにした成
    形品の焼成方法において、 前記成形品の搬送時には、前記前処理室と前記焼成室と
    を連通させ、非搬送時には前記前処理室と前記焼成室と
    を熱遮蔽手段により遮断するようにしたことを特徴とす
    る成形品の焼成方法。
  2. 【請求項2】 成形品を焼成する焼成室と、前記焼成室
    の下流側に設けられ、焼成した成形品を所定温度に冷却
    する冷却室とを備え、前記焼成室、冷却室という順で前
    記成形品を間欠的に搬送して連続的に焼成するようにし
    た成形品の焼成方法において、 前記成形品の搬送時には、前記焼成室と前記冷却室とを
    連通させ、非搬送時には前記焼成室と前記冷却室とを熱
    遮蔽手段により遮断するようにしたことを特徴とする成
    形品の焼成方法。
  3. 【請求項3】 成形品に所定の処理を施す前処理室と、
    前記前処理室の下流側に設けられ、成形品を焼成する焼
    成室と、前記焼成室の下流側に設けられ、焼成した成形
    品を所定温度に冷却する冷却室とを備え、前記前処理
    室、焼成室、冷却室という順で前記成形品を搬送して連
    続的に焼成するようにした成形品の焼成方法において、 前記前処理室から前記焼成室に成形品を搬送する時に
    は、前記前処理室と前記焼成室とを連通させ、搬送しな
    い時には前記前処理室と前記焼成室とを熱遮蔽手段によ
    り遮断するとともに、 前記焼成室から前記冷却室に成形品を搬送する時には、
    前記焼成室と前記冷却室とを連通させ、搬送しない時に
    は前記焼成室と前記冷却室とを前記熱遮蔽手段とは別の
    熱遮蔽手段により遮断するようにしたことを特徴とする
    成形品の焼成方法。
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