JP2020100435A - パーライト充填方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パーライトの焼成工場から二重殻断熱貯槽の建設現場への輸送時の吸湿を防ぎ、且つ、貯槽の建設現場において貯槽の断熱空間へパーライトを吸湿を防ぎながら充填する。【解決手段】二重殻断熱貯槽の内槽と外槽との間の断熱空間へのパーライト充填方法は、パーライト焼成工場においてパーライトを不活性ガスと共に与圧した状態で密封容器に封入すること、密封容器を二重殻断熱貯槽の建設現場へ輸送すること、断熱空間を減圧すること、及び、密封容器内と断熱空間とをパーライト供給管を通じて連通させること、を含む。【選択図】図2
Description
本発明は、内槽と外槽とを有する二重殻断熱貯槽において、内槽と外槽との間の断熱空間にパーライトを充填する方法に関する。
従来、極低温液体を貯蔵するための二重殻断熱貯槽が知られている。二重殻断熱貯槽は、一般に、内槽及び外槽の二重の貯槽と、内槽と外槽との間の断熱空間に充填された粒状のパーライトとからなる。二重殻断熱貯槽には、更なる高断熱性能を得るために断熱空間が真空とされた、所謂、二重殻真空断熱貯槽がある。
一般的なパーライト充填方法は、貯槽の建設現場でパーライトが充填された袋と断熱空間とをホースで接続し、袋から貯槽の断熱空間へパーライトを圧送充填するというものである。二重殻真空断熱貯槽では、断熱空間がその断熱性能を十分に発揮するために、断熱空間の真空度を十分に高める必要がある。そのため、パーライトが断熱空間に充填されたのち、真空度を高めるために断熱空間が本真空引きされる。
貯槽の建設現場へ搬入されるパーライトは、焼成工場にて焼成されたのち、紙又は樹脂製の袋に袋詰めされたものである。パーライトは、焼成工場から貯槽の建設現場に輸送され、更に、貯槽の断熱空間に充填されるまでの間に、外気から吸湿する。そのため、貯槽の断熱空間を本真空引きする際に、パーライトに付着している水分の除去に長時間を要する。
そこで、特許文献1では、粒状断熱材(パーライト)充填後の断熱空間の真空引きを短時間で行うための、断熱空間への粒状断熱材の充填方法が提案されている。
特許文献1に記載の方法は、貯槽の建設現場においてホッパに粒状断熱材を投入し、ホッパ内に加熱乾燥空気を挿入して粒状断熱材を乾燥させたのち、真空断熱貯槽の断熱空間を真空引きしながらホッパから配管を介して断熱空間へ粒状断熱材を送入充填するものである。
特許文献1の方法では、パーライトの焼成工場から貯槽の建設現場への輸送時の吸湿を許容し、建設現場でパーライトの湿気を除去してから断熱空間へ充填することにより、パーライト充填後の断熱空間の本真空引きに要する時間を短縮しようとしている。しかし、建設現場にパーライトを乾燥させるための設備が必要となり、その設備のイニシャルコストが嵩む上に、運転にエネルギーを要する。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、パーライトの焼成工場から二重殻断熱貯槽の建設現場への輸送時の吸湿を防ぎ、且つ、貯槽の建設現場において貯槽の断熱空間へパーライトを吸湿を防ぎながら充填することのできる、パーライト充填方法を提案することにある。
本発明の一態様に係るパーライト充填方法は、内槽と外槽とを有する二重殻断熱貯槽において、前記内槽と前記外槽との間の断熱空間にパーライトを充填する方法であって、パーライト焼成工場においてパーライトを不活性ガスと共に与圧した状態で密封容器に封入すること、前記密封容器を前記二重殻断熱貯槽の建設現場へ輸送すること、前記断熱空間を減圧すること、及び、前記密封容器内と前記断熱空間とをパーライト供給管を通じて連通させること、を含むものである。
上記パーライト充填方法によれば、パーライト焼成工場から二重殻断熱貯槽の建設現場へ輸送される間のパーライトは、不活性ガスと共に密封容器に封入されて、外気との接触が遮断されている。よって、パーライトの輸送中の吸湿を防ぎ、パーライト焼成工場で焼成された後のパーライトの比較的低い湿度を維持することができる。
また、上記パーライト充填方法によれば、密封容器内と二重殻断熱貯槽の断熱空間とがパーライト供給管を通じて連通されると、その差圧によって、断熱空間へパーライトが流入する。ここでも、外気とパーライトとの接触が遮断され、加えて、二重殻断熱貯槽の断熱空間への外気の流入が防がれている。よって、二重殻断熱貯槽の断熱空間に充填されるパーライトの吸湿を防ぐことができる。
本発明によれば、パーライトの焼成工場から二重殻断熱貯槽の建設現場への輸送時の吸湿を防ぎ、且つ、貯槽の建設現場において貯槽の断熱空間へパーライトを吸湿を防ぎながら充填することのできる、パーライト充填方法を提案することができる。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、パーライトの輸送工程を説明する図である。
図1に示すように、パーライトは、パーライト焼成工場においてパーライト容器10に封入され、パーライト容器10は輸送用車両20に搭載されて二重殻断熱貯槽1の建設現場へ輸送される。パーライト容器10は、パーライトの輸送、及び、パーライトの二重殻断熱貯槽1の断熱空間4(図2、参照)への充填に利用される。
パーライト容器10は、0.05MPa程度の耐圧性を有する密閉容器である。パーライト容器10の外形は特に限定されないが、本実施形態に係るパーライト容器10は、或る一方向を長手方向とし、長手方向の横断面が円形又は矩形を呈する。パーライト容器10は、輸送用車両20の荷台に搭載可能な大きさを有する。また、パーライト容器10は、鋼材から成る。
パーライト容器10の上部には、パーライトを容器内へ充填するための少なくとも1つのパーライト入口11が設けられている。本実施形態に係るパーライト容器10は、長手方向に分散して配置された3つのパーライト入口11を有する。
パーライト容器10の長手方向の一方の端部(以下、第1端部10a)には、少なくとも1つのパーライト出口12が設けられている。パーライト容器10内のパーライトを残留させることなくパーライト出口12へ流動させる観点から、パーライト出口12はパーライト容器10の長手方向の端部10aに設けられていることが望ましい。但し、パーライト出口12の位置は、パーライト容器10の長手方向の端部10aに限定されない。
パーライト容器10の第1端部10aと長手方向の反対側の端部(以下、第2端部10b)には、少なくとも1つの給気口13が設けられている。パーライト入口11、パーライト出口12、及び給気口13は、専用の蓋によって密封され得る。後述するように、パーライトを二重殻断熱貯槽1に充填させる際に、給気口13からパーライト容器10内へバランス用不活性ガスが供給される。パーライト容器10内のパーライトを残留させることなくパーライト容器10へ流動させる観点から、給気口13はパーライト容器10から最も離れた位置、即ち、パーライト容器10の第2端部10bに設けられていることが望ましい。但し、給気口13の位置は、パーライト容器10の長手方向の端部10bには限定されず、パーライト出口12から長手方向に離れた位置であればよい。
図2は、二重殻真空断熱貯槽の建設現場の様子を示す図であり、二重殻断熱貯槽1及びパーライト容器10は概略断面図で描かれている。図2に示す二重殻断熱貯槽1は、内槽2と、内槽2を所定の間隔をあけて包囲する外槽3とを備える。本実施形態に係る二重殻断熱貯槽1では、内槽2及び外槽3は球殻形状を呈する。但し、内槽2及び外槽3の形状はこれに限定されない。
内槽2は、低温の液体を蓄える容器である。内槽2の上部には給気口28と排気口29とが設けられている。給気口28は、不活性ガス源21と不活性ガス供給管22を介して接続されている。不活性ガス供給管22には、不活性ガス源21から内槽2へ供給される不活性ガスの流れの許容と遮断とを切り替える開閉弁23が設けられている。但し、開閉弁23に代えて、不活性ガスの流量を調整する流量調整弁が設けられてもよい。ここで、不活性ガスは、窒素などの酸素含有率の低いガスであれば特に限定されない。
内槽2と外槽3との間には、断熱空間4が形成されている。断熱空間4には、真空ポンプ5が接続されている。断熱空間4は、真空ポンプ5の稼働により真空引きされる。
外槽3には、複数のパーライト充填口25が設けられている。各パーライト充填口25は弁又は蓋によって封止され得る。図2に示す二重殻断熱貯槽1は、異なる3レベルのパーライト充填口25を備え、各レベルにおいて複数のパーライト充填口25が円周状に並んでいる。なお、パーライト充填口25のレベルの数は、二重殻断熱貯槽1の大きさに応じて適宜決定される。
二重殻断熱貯槽1の近傍には、パーライト容器10が載置される容器載置台51が設けられている。但し、パーライト容器10を輸送する輸送用車両20が、容器載置台51としての機能を併せ備えてもよい。
容器載置台51に載置されたパーライト容器10のパーライト出口12と、外槽3に設けられたパーライト充填口25とがパーライト供給管31で接続されている。パーライト供給管31には、開閉弁35が設けられている。また、容器載置台51に載置されたパーライト容器10の給気口13と、内槽2に設けられた排気口29とがバランスガス供給管30で接続されている。バランスガス供給管30には、開閉弁33,34が設けられている。
容器載置台51の近傍には、容器傾動装置52が設けられている。容器傾動装置52は、パーライト容器10の第1端部10aが第2端部10bよりも低くなるように、パーライト容器10を傾ける装置である。図2に示す例では、容器傾動装置52は、パーライト容器10の第2端部10bを吊り上げるクレーンである。但し、容器傾動装置52はこれに限定されない。容器傾動装置52は、ジャッキなどのパーライト容器10の第2端部10bを持ち上げる装置であってもよい。
ここで、図3を参照しながら、二重殻断熱貯槽1の断熱空間4へパーライトを充填する方法を説明する。
パーライト焼成工場では、パーライト原石細粒が焼成器(図示略)で発泡焼成され、サイクロン(図示略)で分級され、製品のパーライトとされる。製造されたパーライトは、直ちに不活性ガスと共に0.02〜0.05MPa程度に与圧した状態でパーライト容器10に封入される(ステップS1)。このパーライト容器10は、輸送用車両20で二重殻断熱貯槽1の建設現場まで輸送される(ステップS2)。
二重殻断熱貯槽1の建設現場へ輸送されたパーライト容器10は、容器載置台51に載置される(ステップS3)。ここで、容器載置台51として輸送用車両20が使用される場合には、このステップは省略される。
続いて、パーライト容器10に、配管類が接続される(ステップS4)。ここで、パーライト容器10のパーライト出口12と外槽3のパーライト充填口25とが、パーライト供給管31で接続される。最初は、複数レベルのパーライト充填口25のうち最下レベルのパーライト充填口25とパーライト容器10とが接続される。パーライト容器10の給気口13と内槽2の排気口29とが、バランスガス供給管30で接続される。
容器載置台51に載置されたパーライト容器10は、容器傾動装置52によって傾けられる(ステップS5)。ここで、パーライト容器10は、第1端部10aが低く、第2端部10bが高くなるように、パーライト容器10の長手方向に傾けられる。パーライト容器10の長手方向の水平に対する角度は、20〜50°であり、パーライトの安息角(約30°)以上が望ましい。このパーライト容器10を傾けるステップは、配管接続ステップ(ステップS4)の前に行われてもよい。
二重殻断熱貯槽1の断熱空間4は、真空ポンプ5の稼働によって真空引きされて、予め減圧された状態(低真空)となっている。また、二重殻断熱貯槽1の内槽2は、不活性ガス源21から不活性ガスが送られて、予め不活性ガスが充填されている。
続いて、パーライト容器10内と断熱空間4とが連通される(ステップS6)。具体的には、パーライト供給管31の開閉弁35が開放される。これにより、パーライト容器10内と断熱空間4との差圧により生じる真空吸込力によって、パーライト容器10内のパーライトが断熱空間4内へ移送され、充填される。
パーライト容器10内と断熱空間4との連通と同時又は前後して、パーライト容器10内と内槽2内とが連通される(ステップS7)。具体的には、バランスガス供給管30の開閉弁33,34が開放される。これにより、内槽2内の不活性ガスが、バランス用不活性ガスとしてパーライト容器10へ供給される。
パーライトがパーライト容器10と接続されているパーライト充填口25のレベルまで溜まると(ステップS8でYES)、パーライト容器10内と断熱空間4との連通が解除されると共に(ステップS9)、パーライト容器10内と内槽2内との連通が解除される(ステップS10)。そして、パーライト容器10と接続されているパーライト充填口25が、最上レベルのパーライト充填口25でなければ(ステップS11でNO)、パーライト容器10と接続されるパーライト充填口25が、その直ぐ上のレベルのパーライト充填口25に切り替えられた上で(ステップS13)、パーライト容器10内と断熱空間4とが連通され(ステップS6)、パーライト容器10内と内槽2内とが連通される(ステップS7)。このようにして、最上レベルのパーライト充填口25までパーライトが順に充填されていく。最上レベルのパーライト充填口25まで断熱空間4にパーライトが充填されると(ステップS11でYES)、断熱空間4が密閉された上で、真空ポンプ5の稼働によって断熱空間4が所定の真空度に到達するまで本真空引きが行われる(ステップS12)。
以上に説明したように、本実施形態のパーライト充填方法は、内槽2と外槽3とを有する二重殻断熱貯槽1において、内槽2と外槽3との間の断熱空間4にパーライトを充填する方法であって、
(1)パーライト焼成工場においてパーライトを不活性ガスと共に与圧した状態でパーライト容器10(即ち、密封容器)に封入すること、
(2)パーライト容器10を二重殻断熱貯槽1の建設現場へ輸送すること、
(3)断熱空間4を減圧すること、及び、
(4)パーライト容器10内と断熱空間4とをパーライト供給管31を通じて連通させること、を含む。
(1)パーライト焼成工場においてパーライトを不活性ガスと共に与圧した状態でパーライト容器10(即ち、密封容器)に封入すること、
(2)パーライト容器10を二重殻断熱貯槽1の建設現場へ輸送すること、
(3)断熱空間4を減圧すること、及び、
(4)パーライト容器10内と断熱空間4とをパーライト供給管31を通じて連通させること、を含む。
上記パーライト充填方法によれば、パーライト焼成工場から二重殻断熱貯槽1の建設現場へ輸送される間のパーライトは、不活性ガスと共に密封容器であるパーライト容器10に封入されて、外気との接触が遮断されている。よって、パーライトの輸送中及び保管中の吸湿を防ぎ、パーライト焼成工場で焼成された後のパーライトの比較的低い湿度を維持することができる。
また、上記パーライト充填方法によれば、パーライト容器10内と二重殻断熱貯槽1の断熱空間4とがパーライト供給管31を通じて連通されると、その差圧によって、断熱空間4へパーライトが流入する。ここでも、外気とパーライトとの接触が遮断され、二重殻断熱貯槽1の断熱空間4に充填されるパーライトの吸湿を防ぐことができる。加えて、二重殻断熱貯槽1の断熱空間4への外気の流入が防がれるので、断熱空間4の湿度の上昇を防ぐことができる。
二重殻断熱貯槽1が二重殻真空断熱貯槽である場合には、断熱空間4にパーライトを充填した後に、更に真空度を高めるべく本真空引きが行われるが、断熱空間4の湿度が比較的低く抑えられているので、本真空引きに要する時間を短縮することができる。
更に、上記パーライト充填方法によれば、パーライト容器10及び二重殻断熱貯槽1の断熱空間4と、それらを接続するパーライト供給管31とにより形成される閉じられた空間をパーライトが移動する。よって、二重殻断熱貯槽の断熱空間へパーライトを充填する作業を、天候に左右されずに行うことができる。ひいては、二重殻断熱貯槽1の工期の短縮に寄与することができる。
また、本実施形態に係るパーライト充填方法は、密封容器であるパーライト容器10における所定方向(本実施形態では長手方向)の端部10aにパーライト供給管31と接続されたパーライト出口12が設けられており、パーライト出口12が下となりその反対側の端部10bが上となるようにパーライト容器10を所定方向に傾けることを、更に含む。
上記パーライト充填方法によれば、パーライト容器10内のパーライトが重力によってパーライト出口12へ向けて流動する。これにより、パーライトをパーライト容器10に残留させることなく、速やかな流動を促すことができる。
また、本実施形態に係るパーライト充填方法は、パーライト容器10における所定方向(本実施形態では長手方向)の端部10aにパーライト供給管31と接続されたパーライト出口12が設けられており、パーライト容器10内のパーライト容器10出口から所定方向に離れた位置に給気口13が設けられており、給気口13からパーライト容器10内へバランス用不活性ガスを供給することを、更に含む。
このように、パーライト容器10内にバランス用不活性ガスが供給されることにより、パーライト容器10内と二重殻断熱貯槽1の断熱空間4との差圧を高めることができ、パーライトのパーライト容器10から断熱空間4への移送が安定して行われる。
上記方法において、二重殻断熱貯槽1の内槽2に不活性ガスが充填されており、上述のバランス用不活性ガスが、内槽2内とパーライト容器10内とがバランスガス供給管30を通じて連通されることにより内槽2から送られた不活性ガスであることが望ましい。
このように、内槽2内とパーライト容器10内とが連通されているので、内槽2内はバランス用不活性ガスのバッファとして機能する。よって、パーライト容器10内が負圧となったり設計圧を超える圧力となったりすることを防ぐことができる。内槽2がバッファとして利用されることにより、バッファとなるタンクを設けることなく、十分な容積のバッファが確保できるという点で優れる。但し、バランス用不活性ガスのバッファとなるタンクが内槽2とは別に設けられてもよい。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明の思想を逸脱しない範囲で、上記実施形態の具体的な構造及び/又は機能の詳細を変更したものも本発明に含まれ得る。上記の構成は、例えば、以下のように変更することができる。
例えば、上記の実施形態に係る二重殻断熱貯槽1は、断熱空間4が真空である(即ち、二重殻真空断熱貯槽である)が、本発明に係るパーライト充填方法は、断熱空間4が真空ではない二重殻断熱貯槽1にも適用することができる。
1 :二重殻断熱貯槽
2 :内槽
3 :外槽
4 :断熱空間
5 :真空ポンプ
10 :パーライト容器
11 :パーライト入口
12 :パーライト出口
13 :給気口
20 :輸送用車両
21 :不活性ガス源
22 :不活性ガス供給管
23 :開閉弁
25 :パーライト充填口
28 :給気口
29 :排気口
30 :バランスガス供給管
31 :パーライト供給管
33,34,35 :開閉弁
51 :容器載置台
52 :容器傾動装置
2 :内槽
3 :外槽
4 :断熱空間
5 :真空ポンプ
10 :パーライト容器
11 :パーライト入口
12 :パーライト出口
13 :給気口
20 :輸送用車両
21 :不活性ガス源
22 :不活性ガス供給管
23 :開閉弁
25 :パーライト充填口
28 :給気口
29 :排気口
30 :バランスガス供給管
31 :パーライト供給管
33,34,35 :開閉弁
51 :容器載置台
52 :容器傾動装置
Claims (4)
- 内槽と外槽とを有する二重殻断熱貯槽において、前記内槽と前記外槽との間の断熱空間にパーライトを充填する方法であって、
パーライト焼成工場においてパーライトを不活性ガスと共に与圧した状態で密封容器に封入すること、
前記密封容器を前記二重殻断熱貯槽の建設現場へ輸送すること、
前記断熱空間を減圧すること、及び、
前記密封容器内と前記断熱空間とをパーライト供給管を通じて連通させること、を含む、
パーライト充填方法。 - 前記密封容器における所定方向の端部に前記パーライト供給管と接続されたパーライト出口が設けられており、前記パーライト出口が下となりその反対側の端部が上となるように前記密封容器を前記所定方向に傾けることを、更に含む、
請求項1に記載のパーライト充填方法。 - 前記密封容器における所定方向の端部に前記パーライト供給管と接続されたパーライト出口が設けられており、前記密封容器の前記パーライト出口から前記所定方向に離れた位置に給気口が設けられており、前記給気口から前記密封容器内へバランス用不活性ガスを供給することを、更に含む、
請求項1又は2に記載のパーライト充填方法。 - 前記内槽に不活性ガスが充填されており、前記バランス用不活性ガスが、前記内槽内と前記密封容器内とがバランスガス供給管を通じて連通されることにより前記内槽から送られた不活性ガスである、
請求項3に記載のパーライト充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018241229A JP2020100435A (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | パーライト充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018241229A JP2020100435A (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | パーライト充填方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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---|---|---|---|
JP2018241229A Pending JP2020100435A (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | パーライト充填方法 |
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Country | Link |
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