JP2002147694A - 極低温流体貯蔵容器 - Google Patents

極低温流体貯蔵容器

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JP2002147694A
JP2002147694A JP2000349070A JP2000349070A JP2002147694A JP 2002147694 A JP2002147694 A JP 2002147694A JP 2000349070 A JP2000349070 A JP 2000349070A JP 2000349070 A JP2000349070 A JP 2000349070A JP 2002147694 A JP2002147694 A JP 2002147694A
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Yuichi Kihara
勇一 木原
Kenji Nakamichi
憲治 中道
Hitoshi Furumoto
仁 古本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単な装置を用いて貯蔵流体を外部に
排出することができる極低温流体貯蔵容器を提供する。 【解決手段】 本発明の極低温流体貯蔵容器(1,60)
は、極低温流体を貯蔵する内層(6)をその内部に形成す
る内部容器(2)と、この内部容器の周囲に配置され内部
容器との間に外層を形成する真空密封可能な外部容器
(4)と、この外層を上下方向に仕切って複数の室(4
0,42,44,46,66,68)を形成する仕切り
板(38,64)と、外層の複数の室を真空引きする真空
手段(47,52)と、内部容器の下部に接続され貯蔵さ
れた極低温流体を外部容器の外部に排出する流体排出手
段(12,26,28)と、この流体排出手段により極低
温流体を排出させるとき、複数の室の内の所定の室の真
空手段による真空引きを止めると共に所定の室内に気体
を流入させて熱を侵入させ、これにより、内層内の極低
温流体を蒸発させて内層内を加圧することにより極低温
流体の排出を促進する気体流入手段(48,50,7
2,74)と、を有することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極低温流体貯蔵容
器に係わり、特に、貯蔵された極低温流体を外部に排出
する極低温流体貯蔵容器に関する。
【0002】
【従来の技術】水素、ヘリウム、窒素等は、気体のまま
貯蔵するとかさばるので、極低温に冷却し、液体水素、
液体ヘリウム、液体窒素のような極低温流体の状態で極
低温流体貯蔵容器に貯蔵される。例えば、特開第 2000-
18499号公報には、このような極低温流体を貯蔵する密
封された内層と、この内層の周囲に配置された真空密封
可能な外層と、貯蔵された極低温流体を排出するための
排出手段と、貯蔵された極低温流体を排出手段を介して
外部に供給するための手段とを有する極低温流体貯蔵容
器が、開示されている。図3を参照して、この種の極低
温流体貯蔵容器を説明する。
【0003】極低温流体貯蔵容器80は、極低温流体を
貯蔵する密封された内層82と、その周りに配置され且
つ真空密封された外層84とを備えている。内層82内
に充填された極低温流体Aは、極低温液体の下層即ち液
層A1と、この液層の一部が蒸発してできたガスの上層
即ちガス層A2の2層に分かれる。極低温流体Aを外部
に排出するための排出ライン86が内層82の下部に接
続され、ガス層A2を加圧するための加圧調整ライン8
8の一端が内層82の上部に、その他端が内層82の下
部に接続されている。排出ライン86は排出弁90を備
えている。加圧調整ライン88は熱交換器92及び加圧
弁94を備えている。
【0004】このような従来の極低温流体貯蔵容器にお
いて、加圧弁94を開くと、内層82内の液層A1の極
低温液体は内層82の下部から加圧調整ライン88に流
入し、熱交換器92によって蒸発させられ、ガスになっ
て内層82の上部に供給される。これにより、内層82
内のガス層A2のガス圧力が上昇し、ガス層A2は内層
82内の液層A1を下方に押すことになる。排出弁90
を開くと、極低温流体Aが排出ライン86を経て外部に
排出される。このように、従来のものでは、内層82の
上部から気化したガスで貯蔵流体を加圧するので、貯蔵
流体の外部への排出が促進されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
極低温流体貯蔵容器は、上述したような熱交換器92及
び加圧弁94を備えた加圧調整ライン88を用いて貯蔵
される極低温流体の外部への排出を促進するようにして
いるため、構造が複雑になり、コストも高くなるという
問題がある。
【0006】そこで、本発明は、構造が簡単な装置を用
いて貯蔵流体を外部に排出することができる極低温流体
貯蔵容器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の極低温流体貯蔵容器は、極低温流体を貯
蔵する内層をその内部に形成する内部容器と、この内部
容器の周囲に配置され内部容器との間に外層を形成する
真空密封可能な外部容器と、この外層を上下方向に仕切
って複数の室を形成する仕切り手段と、外層の複数の室
を真空引きする真空手段と、内部容器の下部に接続され
貯蔵された極低温流体を外部容器の外部に排出する流体
排出手段と、この流体排出手段により極低温流体を排出
させるとき、複数の室の内の所定の室の真空手段による
真空引きを止めると共に所定の室内に気体を流入させて
熱を侵入させ、これにより、内層内の極低温流体を蒸発
させて内層内を加圧することにより極低温流体の排出を
促進する気体流入手段と、を有することを特徴としてい
る。このように構成された本発明においては、極低温流
体の貯蔵時には、外層の複数の室は、真空手段により真
空引きされており、外部からの熱の侵入が遮断されるよ
うになっている。一方、極低温流体を排出する場合に
は、気体流入手段により、複数の室の内の所定の室の真
空手段による真空引きを止めると共に所定の室内に気体
を流入させて熱を侵入させ、これにより、内層内の極低
温流体を蒸発させて内層内を加圧することにより極低温
流体の排出を促進するようになっている。このように、
本発明によれば、所定の室に熱が侵入し、この侵入熱に
より、内層の上部のガス圧が上昇し、これにより、貯蔵
された極温流体が下方に押され、液体排出手段を介し
て、外部への排出が促進される。この結果、従来必要で
あった加圧調整ラインが不要となり、極低温流体貯蔵容
器を簡単な構造にすることができる。
【0008】本発明において、好ましくは、内層に貯蔵
されている極低温流体の液面を検出する液位計を有し、
気体流入手段は、検出された液面より上方に位置する室
に気体を流入させる。本発明において、好ましくは、気
体流入手段は、複数の室の全てに設けられている。本発
明において、好ましくは、気体流入手段は、複数の室の
内少なくとも最上部の室に設けられている。本発明にお
いて、気体は、好ましくは、大気であり、また、ヘリウ
ム又は水素である。本発明において、好ましくは、極低
温流体は、液体水素、液体ヘリウム又は液体窒素であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。先ず、図1により、本発明の第
1実施形態による極低温流体貯蔵容器をに説明する。図
1に示すように、本実施形態の極低温流体貯蔵容器1は
円筒形状の内部容器2と円筒形状の外部容器4から成る
二重構造容器である。内部容器2により、液体水素又は
液体ヘリウム等の極低温流体Aを貯蔵するための密封さ
れた内層6が形成され、内部容器2と外部容器4との間
に、密封された外層8が形成されている。内層6内に充
填された極低温流体Aは、極低温液体の下層即ち液層A
1と、この液層A1の一部が蒸発してできたガスの上層
即ちガス層A2の2層に分かれる。
【0010】極低温流体貯蔵容器1は、極低温流体Aを
内層6に充填するために内部容器2の下部に接続された
充填ライン10と、極低温流体Aを外部に排出するため
に内部容器2の下部に接続された排出ライン12と、内
層6内のガス層A2のガスを排気するために内部容器2
の上部に接続された排気ライン14と、内層6内の液層
A1のレベル及びガス層A2の圧力を測定するために内
層6の下部及び上部に開口するように設けられた測定ラ
イン16と、を備えている。
【0011】充填ライン10は、極低温流体Aをその製
造装置又はそれを輸送してきたタンクローリー等から充
填するための充填口18と、充填ライン10を開閉する
ための充填弁20とを備えている。これらの充填口18
と充填弁20との間から予冷ライン22が分岐され、こ
の予冷ライン22は、予冷ライン22を開閉するための
予冷弁24を備えている。
【0012】排出ライン12は、排出ライン12を開閉
する排出弁26と、極低温流体Aが排出される排出口2
8とを備えている。なお、図1に示す本実施形態では、
内層6から充填ライン10及び排出ライン12に至るラ
インは共用されているが、それぞれ独立して設けるよう
にしても良い。
【0013】排気ライン14は、ガス層A2のガスを排
気するための排気弁30と、ガス層A2のガス圧力を所
定圧力以上にさせないための安全弁32とを備えてい
る。
【0014】測定ライン16は、ガス層A2のガス圧力
を検出するための圧力計34と、液層A1の液面を検出
する液位計36とを備えている。
【0015】極低温流体貯蔵容器1の外層8は、3つの
仕切り板38によって上下方向に4つの室に仕切られて
いる。具体的に言えば、上方から下方に向って、外層上
部室40、外層中上部室42、外層中下部室44、外層
下部室46が、それぞれ形成されている。各室40、4
2、44、46には、それぞれ、真空ライン47が接続
され、各真空ライン47は、各室40、42、44、4
6内の圧力を測定するための圧力計49と、各室40、
42、44、46と大気口48とを連通させるための大
気開放弁50と、各室40、42、44、46と真空ポ
ンプ52とを連通させるための真空弁54とが、それぞ
れ設けられている。ここで、真空ポンプ52は、各真空
ライン47に対し共通に設けられている。
【0016】次に、このように構成された第1実施形態
の極低温流体貯蔵容器1の動作を説明する。まず、極低
温流体Aを内層6に充填する場合、充填ライン10の充
填弁20を閉じ、予冷ライン22の予冷弁24を開き、
予冷ライン22に予冷用流体を供給する。これにより、
充填口18と充填弁20との間の充填ライン10が予冷
される。次に、予冷完了後、予冷弁24及び排出弁26
を閉じ、充填弁20を開いて、極低温流体Aを充填口1
8から内層6に充填する。極低温流体Aの液層A1の液
面の液位は液位計36により検出することができる。極
低温流体の液面が所望の液位に達したら、充填弁20を
閉じる。さらに、極低温流体Aの充填中又は充填前、真
空ライン47の大気開放弁50を閉じ、各真空弁54を
開き、各室40、42、44、46と真空ポンプ52と
を連通させる。真空ポンプ52を作動させ、各室40、
42、44、46内を真空引きし真空状態にする。外層
8は真空状態となるので断熱効果を有し、外部、例えば
大気中から外部容器4に伝わった熱は、外層8により遮
断され、内層6内に移送され難くなっている。従って、
極低温流体Aの貯蔵中、液層A1の蒸発を軽減すること
ができる。
【0017】さらに、極低温流体Aの貯蔵中、内層6内
のガス層A2のガス圧力が所定圧力を越えると、排気ラ
イン14の安全弁32が開いてガスが流出し、爆発の危
険を回避するようにしている。また、ガス層A2のガス
圧力及び液層A1の液位は、常時、測定ライン16の圧
力計34及び液位計36によって検出される。ガス層A
2のガス圧力を下げたいとき、排気ライン14の排気弁
30を開き、ガスを放出する。
【0018】次に、内層6に貯蔵された極低温流体Aを
外部に排出する場合を説明する。説明を容易にするた
め、極低温流体Aの液層A1の液面の液位は、最初、図
1に示すように外層上部室40と同レベルにあるものと
する。先ず、充填ライン10の充填弁20及び排気ライ
ン12の排気弁30を閉じ、排出ライン12の排出弁2
6を開く。次に、外層上部室40に接続されている真空
ライン47の真空弁54を閉じ、大気開放弁50を開い
て、外層上部室40の真空ライン47の連通先を大気口
48に切り替え、これにより、外層上部室40内に大気
が流入する。外層上部室40内に流入した大気により、
熱が外部容器4の外層上部室40内に侵入し、この大気
の熱により、内層6内の極低温流体Aの液面近傍の液層
A1が熱せられ蒸発してガス層A1のガス圧力が上昇す
る。このとき、排気ライン14の排気弁30は閉じてい
るので、このガス圧力の上昇により、液層A1は下方に
押され、これにより、極低温流体Aの排出ライン12を
経た排出口54からの排出が促進される。
【0019】その後、極低温流体Aの排出により、液層
A1の液面の液位が下がる。液層A1の液面の液位が外
層中上部室42のレベルになったら、外層中上部室42
に接続されている真空ライン47の真空弁54を閉じ、
大気開放弁50を開いて、外層中上部室42の真空ライ
ン47の連通先を大気口48に切り替える。外層中上部
室42に大気が流入し、外層上部室40の場合と同様
に、内層6内の極低温流体Aの液面近傍の液層A1が熱
せられ蒸発してガス層A1のガス圧力が上昇する。さら
に、以下、同様に、外層中下部室44、及び、外層下部
室46に大気を流入させ、内層6内の極低温流体Aの液
面近傍の液層A1が熱せられ蒸発してガス層A1のガス
圧力が上昇し、極低温流体Aの外部への排出を促進させ
る。
【0020】極低温流体Aの液層A1の液面の液位が、
最初、外層上部室42と同レベルになく、例えば外層中
上部室42と同レベルにある場合には、外層中上部室4
2から上の各室、すなわち外層中上部室42及び外層上
部室40に接続されている真空ライン47の真空弁54
を閉じ、大気開放弁50を開いて、外層中上部室42及
び外層上部室40の真空ライン47の連通先を大気口4
8に切り替える。外層中上部室42及び外層上部室40
に大気が流入し、内層6内の極低温流体Aの液面近傍の
液層A1が熱せられ蒸発してガス層A1のガス圧力が上
昇する。その後、極低温流体Aの排出により、液層A1
の液面の液位が下がる。以下、上述した極低温流体Aの
液層A1の液面の液位が最初に外層上部室40と同レベ
ルにある場合と同様に、外層中下部室44、及び、外層
下部室46に大気を流入させ、内層6内の極低温流体A
の液面近傍の液層A1が熱せられ蒸発してガス層A1の
ガス圧力が上昇し、極低温流体Aの外部への排出を促進
させる。
【0021】次に、極低温流体Aを必要量、排出した
ら、各室40、42、44、46に接続された真空ライ
ン47の大気開放弁50を閉じ、真空弁54を開いて、
各室40、42、44、46の真空ライン47の連通先
を真空ポンプ52に切り替える。この後、真空ポンプ5
2作動させ、各室40、42、44、46内を真空状態
にする。このように、本実施形態によれば、外層8を複
数の室40、42、44、46に仕切っているため、極
低温流体Aの液面が下がる毎に順番に各室40、42、
44、46に大気により熱を侵入させるようにしている
ため、極低温流体の蒸発量を微調整することができる。
さらに、これらの室40、42、44、46を真空状態
にする際、各室の容積が相対的に小さいため、真空引き
により短時間で真空状態とすることができる。そのた
め、必要な量の極低温流体を排出した後において、内層
6の侵入熱の影響を受ける時間が短縮でき、余分な極低
温流体Aの蒸発を防止することができる。なお、本実施
形態において、極低温流体貯蔵容器1は、測定ライン1
6の圧力計34、液位計36及び各種の弁20、24、
26、30,32、50、54には、電気制御手段(図
示せず)が接続され、この電気制御手段により、制御さ
れるようになっている。
【0022】また、第1実施形態では、外層の室の数が
上下方向において4つとなっているが、この室の数は、
これに限らず、少なくとも2つあれば良い。
【0023】次に、図2を参照して、本発明による第2
実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同一部分に
は、同一符号を付し、それらの説明は省略する。図2に
示すように、第2実施形態に係る極低温流体貯蔵容器6
0は、外層62が仕切り板64によって上下方向に2つ
の室、即ち、外層上部室66と外層下部室68とに仕切
られている。また、外層上部室66は、真空ライン7
0、流入弁72を経て流体供給源74に連通すると共
に、真空弁54を介して真空ポンプ52に連通してい
る。さらに、外層下部室68には、流入弁72や流体供
給源74は設けられておらず、真空ライン70、真空弁
54及び真空ポンプ52が連通している。この流体供給
源74には、大気よりも熱伝導率の大きいヘリウム又は
水素等が充填されている。
【0024】次にこの第2実施形態の動作を説明する。
第2実施形態においては、第1の実施形態の大気の代わ
りに外層上部室66にヘリウム又は水素等が流入される
ようになっている。ヘリウム又は水素は大気よりも熱伝
導率が大きいので、外部、例えば大気の熱を極低温流体
貯蔵容器60の内層6に効率的に移送することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の極低温流
体貯蔵容器によれば、構造が簡単な装置を用いて貯蔵流
体を外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の極低温流体貯蔵容器の第1実施形態を
示す側面断面図である。
【図2】本発明の極低温流体貯蔵容器の第2実施形態を
示す側面断面図である。
【図3】従来の極低温流体貯蔵容器を示す側面断面図で
ある。
【符号の説明】
A 極低温流体 A1 液層 A2 ガス層 1、60 極低温流体貯蔵容器 2 内部容器 4 外部容器 6 内層 8、62 外層 12 排出ライン 16 測定ライン 26 排出弁 34 圧力計 36 液位計 38、64 仕切り板 40 外層上部室 42 外層中上部室 44 外層中下部室 46 外層下部室 47、70 真空ライン 50 大気開放弁 52 真空ポンプ 54 真空弁 66 外層上部室 68 外層下部室 72 流入弁 74 流体供給源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古本 仁 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 長 菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3E073 AA01 CA03 DB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極低温流体を貯蔵する内層をその内部に
    形成する内部容器と、 この内部容器の周囲に配置され内部容器との間に外層を
    形成する真空密封可能な外部容器と、 この外層を上下方向に仕切って複数の室を形成する仕切
    り手段と、 上記外層の複数の室を真空引きする真空手段と、 上記内部容器の下部に接続され貯蔵された極低温流体を
    上記外部容器の外部に排出する流体排出手段と、 この流体排出手段により極低温流体を排出させるとき、
    上記複数の室の内の所定の室の真空手段による真空引き
    を止めると共に上記所定の室内に気体を流入させて熱を
    侵入させ、これにより、上記内層内の極低温流体を蒸発
    させて内層内を加圧することにより上記極低温流体の排
    出を促進する気体流入手段と、 を有することを特徴とする極低温流体貯蔵容器。
  2. 【請求項2】 更に、上記内層に貯蔵されている極低温
    流体の液面を検出する液位計を有し、上記気体流入手段
    は、検出された液面より上方に位置する室に気体を流入
    させる請求項1記載の極低温流体貯蔵容器。
  3. 【請求項3】 上記気体流入手段は、上記複数の室の全
    てに設けられている請求項1又は請求項2に記載の極低
    温流体貯蔵容器。
  4. 【請求項4】 上記気体流入手段は、上記複数の室の内
    少なくとも最上部の室に設けられている請求項1乃至3
    項の何れか1項に記載の極低温流体貯蔵容器。
  5. 【請求項5】 上記気体は、大気である請求項1乃至4
    の何れか1項に記載の極低温流体貯蔵容器。
  6. 【請求項6】 上記気体は、ヘリウム又は水素である請
    求項1乃至4の何れか1項に記載の極低温流体貯蔵容
    器。
  7. 【請求項7】 上記極低温流体は、液体水素、液体ヘリ
    ウム又は液体窒素である請求項1乃至6の何れか1項に
    記載の極低温流体貯蔵容器。
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