JPH078596B2 - 熱転写記録方法、熱転写記録装置及び転写体 - Google Patents

熱転写記録方法、熱転写記録装置及び転写体

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JPH078596B2
JPH078596B2 JP2338159A JP33815990A JPH078596B2 JP H078596 B2 JPH078596 B2 JP H078596B2 JP 2338159 A JP2338159 A JP 2338159A JP 33815990 A JP33815990 A JP 33815990A JP H078596 B2 JPH078596 B2 JP H078596B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマルヘッド等を利用して熱転写記録する
方法、記録装置および転写体の改良に関するものであ
る。
従来の技術 記録媒体と、この媒体に転写すべき記録材料の層を基体
の一方の面側に有する転写体とを用い、この記録材料層
と前記記録媒体とを圧接した状態で、加熱手段により前
記記録材料層を選択的に昇温させることにより、その記
録材料を前記記録媒体に選択的に転写し、記録を得る記
録方法は公知である。
この種の転写記録においては、従来、記録材料層の構成
材料の一部を融点を昇温温度よりも低く選び、その溶融
によって、記録媒体に転写する。例えば、記録材料を顔
料から成る色材と低融点の結着剤等を含んで構成し、こ
れを薄いコンデンサ紙やポリエチレンテレフタレートシ
ート等の耐熱性基体シート表面に塗布したいわゆるワッ
クス型転写シートを転写体とし、この転写シートの裏面
に、電気的に発熱が制御される低抵抗発熱体素子を有す
るサーマルヘッドを圧接し、この発熱体素子の発熱によ
って基体シートを通して選択的に結着剤を融解(溶融)
せしめ、紙等の記録媒体に記録材料を転写付着せしめ、
文字、図形、画像等を記録する熱溶融転写記録装置があ
る。
発明が解決しようとする課題 しかし、この種の記録装置では、基体背面側から記録材
料層を昇温させるため、記録材料の融解は基体側の接触
界面から始まり、そして記録媒体側が融解して初めて、
記録媒体表面に融解記録材料が転写記録され得る状態と
なる。従って、ある一定値以上の外部発熱エネルギーに
よって閾値をもって不連続的に転写されるため、中間調
を有しない二値濃度記録には適するが、加えられる発熱
エネルギー量に対応した連続的な記録濃度での中間調を
有する記録か困難であると言う本質的な問題点を含んで
いる。
そのため、従来の熱溶融転写記録装置では、現今の拡大
する多階調記録の用途に対応するため、濃度パターン法
やディザ法等、二値記録濃度によって多階調記録を行う
ディジタル階調処理方式が検討されている。
然し、この種の階調処理方式を採用するためには、複雑
な信号処理回路を必要とし、記録装置を高価なものとす
る。然も、その解像度や記録速度はディザ処理のマトリ
ックス内に含まれる二値濃度記録ドット数に反比例して
低下する。
これと同時に、ドット濃度を単位としてそのドット数を
もって濃度表示をするため、多階調ではあるがその表示
階調は不連続ディジタルで、連続的なアナログ階調表示
は不可能である。
本発明は、上記の如き熱溶融転写を原理とする記録方法
における本質的な難点を解決し、一般の受像紙に連続階
調による画像記録を可能とすると記録方法、記録装置お
よび転写体の提供を目的とする。
課題を解決するための手段 本発明にかかる記録方法は、記録媒体と、基体の一方の
面側に常温固形の記録材料からなる記録材料層と、前記
記録材料の溶融転写温度よりも融点が低く、且つ前記記
録材料の構成成分の内の少くとも一成分を溶解すると共
に、その溶解度が昇温と共に増加する特性を有する溶媒
材料を含む溶媒層を有する転写体を用い、液状状態にあ
る前記溶媒材料を介在して前記記録材料層と前記記録媒
体を圧接すると共に、選択的に前記記録材料を昇温書き
込み制御して、前記記録媒体へ前記記録材料を選択的に
転写記録することを特徴とする。
記録材料の選択的な昇温書き込み制御(略して昇温記録
制御)は、基体側または記録媒体側からこれらを介し
て、赤外線レーザービーム等光線エネルギーやサーマル
ヘッド等からの熱伝導等、外部入射エネルギーを利用し
て行う。
本発明は原理的に、従来の熱溶融転写記録法とは異な
り、溶媒材料を液状状態で、昇温記録制御された記録材
料部と接触せしめ、記録材料を構成する少くとも一成分
を溶媒材料により熱溶解せしめて、記録材料に転写記録
機能を付与する。
本発明は、記録材料の溶媒材料に対する熱溶解特性にお
いて、溶解度が温度と共に増加する言わゆる正の温度溶
解特性を利用することにより連続的な記録材料溶解量変
化を得る。
なお、溶媒材料は、入射エネルギーによる昇温書き込み
制御工程においては流動性ある液状状態が既に形成され
ていて、昇温した記録材料と接触すると共に記録材料を
構成する少くとも一成分を溶解するもので、常温では固
体状、すなわち固形である。したがって、転写対の保存
も容易である。
また、溶媒材料は単一材料で構成されても、複数材料で
構成されても良い。
更に、前記の昇温状態で流動性を示す限りにおいては、
完全液体であることが好ましいが、必ずしもこれに限定
されず、固体材料を含んだ混合材料であっても、まだゾ
ルやゲル状であっても良い。
また、記録材料は、文字や画像等をインク記録する通常
の用途では、着色材料を構成するが、他の特殊な記録に
は必要に応じて非着色材料も使用できる。
実施例 第1図は本発明にかかる記録方法及び記録装置の実施例
を示す部分断面構成図である。
10はシート状の基体、11は常温固形の記録材料、12は液
状で記録材料11を溶解する常温固形の溶媒材料、13は基
体10上に記録材料11からなる層と溶媒材料12からなる層
が順次積層された転写体、20は記録媒体、30はサーマル
ヘッド、40は発熱体41を内蔵した加熱制御ができる記録
プラテン、50は発熱体41の発熱量を制御して記録プラテ
ン40の温度を制御する温度コントローラ、60は転写体10
と記録媒体20を記録プラテン40に圧接する補助ローラで
ある。
記録は、ます、補助ローラ60により、シート状の記録媒
体20は記録プラテン40の表面に圧接され、圧接記録部70
aに至る迄の間に、記録プラテン40により、記録媒体20
を介して、その融点よりも高く、且つ記録材料11による
熱溶解のためかぶり転写を生じないよう、温度コントロ
ーラー50で加温制御され、液状状態化される。この溶媒
材料12は、液状では昇温と共に記録材料11の溶解度が向
上する材料で構成される。
次に、サーマルヘッド30による選択的な昇温書き込み制
御により、圧接記録部70aにおいて、その昇温温度に対
応して記録材料11は液状の溶媒材料12に熱溶解し、この
熱溶解した記録材料11が記録媒体20に転写されて転写記
録像80を得る。このとき、サーマルヘッド30を画像信号
に応じて発熱量を変化させることにより、連続階調記録
ができる。
なお、溶媒材料12が厚く、容易に熱溶融できない時は、
補助ローラー60を加熱ローラーとして、基体10側から補
助加熱することができる。
本法によると、溶媒材料12も記録媒体20に多くが転写さ
れるため、光沢のある転写記録像80が得られる。
記録材料11としては、文字や画像等を着色記録する場合
を例に取ると、染料単独型,染料−バインダ型,顔料−
バインダ型,染料・顔料混合−バインダ型の何れも用い
ることができる。勿論、着色剤としての染料及び顔料、
またバインダ夫々は複数種の材料を含んでいても、ま
た、バインダそのものに表面活性剤,可塑剤,柔軟剤,
その他の補助剤を含んでいても良い。すなわち記録材料
11においてバインダとは着色剤を除く材料と解釈され
る。
これらの4つのインク型式において、染料,バインダは
共に全てが液状状態の溶媒材料12に対して溶解性である
ことが望ましいが、必ずしもこれに限定されず、構成材
料の少くとも一成分が液状状態の溶媒材料12に対して昇
温につれて溶解度(相溶度を含む)が増加すれば良い。
すなわち、染料単独型では染料の一部が、染料−バイン
ダ型では染料若しくはバインダの少くとも何れか一方の
一部が、顔料−バインダ型ではバインダの一部が、染料
・顔料−バインダ型では染料若しくはバインダの少くと
も何れか一方の一部が、温度の増加に伴って液状状態の
溶媒材料12に対する溶解度が増加するように構成するこ
とができる。その理由は、記録材料11はその一成分が溶
解されることによって、記録媒体20への転写性が付与さ
れ、記録媒体20への記録材料11の転写・付着が可能とな
るからである。
着色剤染料としては、染料は粉末状,ペースト状,液状
の何れをも使用できるが、液状状態の溶媒材料に対する
溶解性を大にするためにペースト状,液状の染料を用い
ることができる。
例えば染料が液状、いわゆる液体染料(Liquid dye)の
例を挙げると、モートンケミカル社の商品名でMorefast
Liquid dye、Automate Liquid dye等がある。
着色剤顔料としては、従来の溶融型転写シート、あるい
は通常の塗料や印刷インクに用いられるような有機顔
料,無機顔料が問わず使用できる。
記録材料11を構成するバインダ材料は、通常の塗料,オ
フセットインク,グラビアインクに使用される殆んどの
バインダ材料が使用できる。
基体10としては、転写時のずれや機械的強度を考慮して
厚さが3.5〜15μm程度のプラスチックフィルム,セル
ローズ繊維紙やプラスチック繊維紙等のシート状基体、
或いはこれらのシートの両端を接続したロール状エンド
レス構造基体等の耐熱性の基体10が使用される。これら
の基体10に要求される条件は、熱や輻射エネルギー等、
入射エネルギーに対する伝導性,透過性が良好であり、
少くとも記録材料11の昇温温度以上の高融点を有するこ
と、溶媒材料12が液状状態にある場合においてこれに著
しく溶解されないか、好しくは全く溶解されないこと、
溶媒材料12により熱溶解された記録材料11が記録紙等の
記録媒体20に容易に転写されるよう、記録媒体20と比較
していわゆるインク受理性が低いこと等で、これらの条
件を満足する限りにおいては、基体材料は自由に選択で
き、非多孔質,多孔質を問わない。
これらの条件を考慮して、例えば、コンデンサ紙やグラ
シン紙あるいはポリエステル(PET),ポリイミド,セ
ロファン等のフィルムが基体10として使用される。
記録材料11は、適当な溶剤を使用していわゆる液状イン
クを形成したり、バインダとしてホットメルト材料を用
い、加熱溶融させたりした状態で基体に塗布され、シー
ト状の転写体13が形成される。この後、同様に、乾燥し
た記録材料11上に溶媒材料12を塗工して転写体13を得
る。
なお、記録材料11が塗布設置される基体10表面に他の合
成樹脂を塗布、若しくはラミネートして、記録材料11の
基体10表面への接着強度、或いは溶媒材料12に対する基
体10の耐熱溶解性を改善することができる。
また、基体10表面から記録材料11が自然剥離することを
防止するため、溶媒材料12に溶解せず、基体10表面との
接着性に優れた他のバインダを混入したり、或いは記録
材料11表面に微細に凹凸(例えば1〜5μ程度)を付与
し、溶解接触面積を増大させたり、熱溶解特性を改善す
るために、溶媒材料12に対して熱溶解性のあるバインダ
の他に、このバインダと相溶性のない第2のバインダを
溶液状態に混入したり、固体粉末を混入することができ
る。
転写体13に被着される記録材料11の量は厚み換算におい
て、乾燥状態で例えば1〜15μm程度に選ぶことが望ま
しい。この厚さが小さ過ぎると、記録媒体12に熱溶解転
写される着色剤の過少により記録濃度が取れず、また厚
過ぎると、入射エネルギーに対する温度上昇が非効率的
で、熱溶解量不充分のために記録材料11の転写記録が困
難になる場合がある。
多階調記録やフルカラー記録等では昇温温度に対応して
記録材料11が忠実に熱溶解転写させられる必要がある
が、これらの用途には、記録材料11は染料単独型か、染
料及びバインダが共に液状状態の溶媒材料12に溶解され
る染料−バインダ型記録材料を使用しても良い。なお、
耐候性や耐にじみ性が要求される場合には、顔料−バイ
ンダ型や染料・顔料混合−バインダ型の記録材料構成が
推奨される。
上記の構成は、熱溶解転写記録と入射エネルギーによる
昇温書き込み制御でバインダが溶融する熱溶融転写記録
とを併用する場合にも同様に適用できる。
着色剤−バインダ型の記録材料11の構成において、着色
剤たる染料・顔料とバインダの混合重量比は、好しくは
着色剤:バインダが通常1:50から1:1の範囲内に選ばれ
る。着色剤の過少は記録反射濃度の過小を招き、また着
色剤の過多は相対的なバインダ不足から記録画像の艶不
足と耐候性の劣化を招く。
記録媒体20は、液状状態の溶媒材料12によって著しく溶
解されない限りは必ずしも材質を問わず、プラスチック
フィルムや通常の記録紙や印刷用紙等が用いられる。記
録媒体12が紙から構成される場合、普通紙,コート紙の
何れも適宜に選択できる。
溶媒材料12に必要とされる条件は、入射エネルギーによ
る記録材料11表面の昇温温度下で流動性ある液状状態に
あって、記録材料11を構成する単数または複数種の構成
材料の内の一成分を溶解し、且つその溶解度が温度上昇
に対して増加する正の熱溶解特性を有することである。
この場合、記録材料11の昇温によって溶媒材料12が沸騰
または熱分解すると転写記録画像の品質を著しく低下さ
せることがあるので、記録材料11の最高昇温温度は溶媒
材料12の沸点または熱分解点よりも低く設定することが
好ましい。
一方、記録材料11は熱溶融による転写記録をも併用する
場合は、溶媒材料12の沸騰または熱分解により熱溶融を
妨げぬよう、バインダの融点すなわち記録材料11の熱溶
融転写温度よりも、溶媒材料12の沸点または熱分解点を
高く選ぶ必要がある。
溶媒材料12は、既述の如く記録材料11を構成するバイン
ダ材料や染料との相関によって、水性,非水性を問わぬ
単一材料または複数種の混合材料の何れにも適宜選択で
きる。
溶媒材料12の融点または軟化点は、入射エネルギーによ
り選択的に昇温書き込み制御された際の記録材料11の表
面最低温度を最高値とする範囲内で適宜選択できる。従
って、この条件を満足する限りでは原理的に常温(例え
ば0℃〜35℃程度)で固体である例えば固形パラフィ
ン,カルナバワックス,酸化ワックス,エステルワック
ス,石油樹脂等の固形ワックスや有機樹脂等のホットメ
ルト材料が使用できる。但し、熱溶融転写も併用する場
合には、溶融材料12の融点または軟化点は、記録材料11
のバインダの融点すなわち熱溶融転写温度よりも低く選
ばれる。
更に、本実施例ではサーマルヘッド30を利用して接触法
により昇温制御記録するので、サーマルヘッド30の熱定
格をも考慮して、溶媒材料12の温度上限が定められる。
例えば、サーマルヘッド30にはラッチ回路やドライバ等
種々の半導体素子が実装されていて、その本体の上限定
格温度は例えば80℃程度にある。従って、溶媒材料12の
融点または軟化点は、少くともこの上限定格温度80℃以
下に選ばれる。しかし、発熱抵抗素子は通常、単一素子
当り最大で1Wの記録信号電力が印加され、瞬間的には抵
抗発熱素子は300℃以上に昇温する。この電力によって
記録ヘッド本体は、通常の熱拡散冷却寸法では約20℃の
温度上昇を生ずる。従って、連続動作中の記録ヘッド本
体温度は非記録時で最大60℃程度に抑える必要がある。
溶媒材料12はこの温度で、既に液状でなければならな
い。
そのため溶媒材料12の融点または軟化点は、常温(例え
ば最大で35℃)で固体であることを考慮すると、35℃〜
60℃の範囲内、好しくは45℃〜55℃が推奨できる範囲で
ある。勿論、これらの場合においても、熱溶融転写をも
併用する時は、溶媒材料12の融点または軟化点は、記録
材料の溶融転写温度(例えば60℃〜90℃程度)よりも低
く選ばれる。
このような温度範囲を含めて一般に溶媒材料12の温度
は、溶解転写濃度に直接的な影響を及ぼすので、その温
度制御は重要である。
本実施例では、溶媒材料12の温度制御を、記録媒体20の
裏側から、記録プラテン40の内部の発熱体41から加熱制
御している。そのほかに、或いはサーマルヘッド30本体
を温度制御したり、或いはその本体温度を利用して転写
体13を介してこれに接する溶媒材料12を温度制御した
り、或いは記録材料11面に記録媒体12を圧接する金属,
ゴムなどから成るプラテンを付加し、この温度制御した
り、これらの単数または複数を適当に組合せて行うこと
ができる。
これらの内、本実施例で示している記録プラテン40から
記録媒体20を介して溶媒材料を温度制御する方法は、装
置構成上、最も容易で推奨できる方法である。
溶媒材料12の色彩は、転写記録画像の色彩変化を防止す
る意味から透明であることが望ましい。
溶媒材料12の塗布量は、記録材料11の熱溶解度を考慮し
て適宜決められる。
然し、転写体13の厚みが過度に大になると、溶媒材料12
の熱溶融が困難になったり、この過程で、記録材料11が
熱溶解てかぶり転写を生じるので、記録材料11は厚み換
算で2〜7μm、溶媒材料12の塗布量は厚み換算で、記
録材料の1〜7倍(2〜49μm)程度に選ぶことが望ま
しい。
熱溶解転写記録された記録媒体20は、再度、溶媒材料12
を必要に応じて適当な温度で加熱できる。これは転写さ
れた記録材料の定着性を向上したり、表面の光沢性を上
げることができ、推奨される方法である。
但し、記録材料11面への溶媒材料12のホットメルトまた
は溶液の塗布,含浸は、この塗布,含浸工程で記録材料
11を溶解し、いわゆるかぶり転写記録を起こし易いので
配慮が必要である。
記録媒体20と転写体13の剥離は、紙むけや記録材料11む
けを防止する観点から、溶媒材料12が液状状態または流
動性を失なわない期間中に行われることが望ましい。
非昇温部のかぶり転写を防止し、良好な記録画像を得る
には、溶媒材料12の塗布工程内での、或いは保存状態で
の温度変化による記録材料11の溶解、相溶に起因したか
ぶりを防止することに重点を置くと、記録材料11上よ
り、むしろ基体10上に記録材料11と溶媒材料12を面順次
に配置させることが推奨される。この場合、溶媒材料12
が媒体媒体20表面に転写されてから、記録材料11が圧
接、昇温されるようにする。
記録媒体20が、記録紙の如く多孔質体を用いる時は、過
度に溶媒材料12が含浸されたり、或いは熱溶解した記録
材料11が記録紙の奥深く浸透し、転写記録濃度を低下せ
しめたり、更には、溶媒材料12、熱溶解した記録材料11
が裏側に透過したりすることを防止するため、記録媒体
20の裏面側に澱粉やポリビニルアルコール樹脂等を塗布
して、実質的に非透過性するか、或いは、記録媒体20の
裏面側に透過防止剤として弗素樹脂や弗素系表面活性剤
などの溶媒材料12を撥くいわゆるオイルバリヤを塗布、
含浸して溶媒材料12の透過を防止し、その含浸量や含浸
深さを調節することが好しい。
本実施例で、バインダ材料が例えば平均分子量が1200,
軟化点が100℃の脂肪族系炭化水素樹脂(例えば三井石
油化学社のハイレッツG-100X)にマゼンタ,シアン,イ
エロー,黒の顔料を夫々14〜20重量%混入した記録材料
11は、常温で固形で例えば融点が44〜46℃の固形パラフ
ィンを溶媒材料12とする時、固形パラフィンが液状化し
た50℃では2秒間の接触時間では殆んど溶解せず、70℃
以上で熱溶解転写記録ができた。
なお、バインダ材料は溶媒材料12よりも高融点例えば融
点が66〜70℃の固形パラフィンや、高軟化点のマイクロ
クリスタリンワックス(例えば日本精蝋社のHi-Mic-+2
095(軟化点96℃)やエッソ石油社のEsmac+180(軟化
点84℃)に替え、溶媒材料12たる固形パラフィンが液化
した状態で熱溶解転写記録が行えた。
第2図は、本発明にかかる記録方法及び記録装置の更に
他の実施例を示す構成図である。
本実施例は、記録媒体としてカット紙21を、また記録材
料11として、イエロー色11Y,マゼンタ色11M,シアン色11
Cをダンダラ状に面順次で順次配置し、これらの記録材
料11Y,11M,11C面に常温固体の溶媒材料12を塗布,含浸
せしめた転写体13aを用い、フルカラー画像の転写記録
を行う例である。90は転写体を送りだしている送りだし
ロールであり、91は転写体を巻き取っている巻取ロール
である。
カット紙21は、サーマルヘッド30が矢印92の如く移動し
て加熱ヒーター機構101を内蔵したドラム100から離し、
ドラム100上の紙ロック機構102が給紙台110に対向する
位置に存在する状態において、給紙台110から紙送りロ
ーラー111を介して給紙し、その先端をロック機構102に
より固定する。矢印103の如きドラム100の回転によって
カット紙21の先端が圧接記録部70bを過ぎた状態で、サ
ーマルヘッド30を矢印93の如く移動し、サーマルヘッド
30とカット紙21との間に転写体13のイエロー記録材料11
Yの部分を圧接する。転写体13aにおける固形の溶媒材料
12は、この圧接により、ドラム100からカット紙21を介
しての熱伝導により溶融して液状化する。
この状態で、駆動電源装置120からイエロー記録信号を
線順次でサーマルヘッド30に加えると、熱溶解転写記録
によって線順次でイエロー転写記録像80Yが得られる。
ロック機構102が圧接記録部70bに近ずくと、サーマルヘ
ッド30を矢印92の如く移動して離し、ロック機構102が
圧接記録部70bを過ぎると再び矢印93の如くヘッド30を
圧接し、イエロー転写記録像80Yに所定の位置合せをし
た状態で、駆動電源装置120からマゼンタ記録信号を線
順次で加え、所定の位置に重ねてマゼンタ転写記録像80
Mを作成し、以下同様にシアン転写記録像80Cを記録し、
これが終了した状態でサーマルヘッド30を矢印92の如く
離し、ドラム100を矢印104の如く逆回転させると、カッ
ト紙21はその後端から給紙台110上に紙戻しされて出て
くる。
カット紙21から成る記録媒体上には、転写記録剤80Y,80
M,80Cから成る光沢のあるフルカラー画像が熱溶解転写
記録される。
第3図は、カラー記録用の転写体の他の例の断面構造図
である。
転写体13bは、矢印の如くシート送りされて使用され、
その転写記録順位に応じて、また所要の記録画像面積に
対応した幅と長さで、順番にイエロー記録材料11Y,マゼ
ンタ記録材料11M,シアン記録材料11Cが、ダンダラ状に
規則的に基体シート10に帯状に塗布され、その表面上
に、常温固形の無色のホットメルト材料から成る溶媒材
料12が塗布、含浸されている。各原色間は分離され、記
録媒体に不要な溶媒材料及び記録材料の溶解転写がなさ
れぬよう配慮される。最終番と第1番目の原色色数記録
材料間、本例では11Cと11Y間には、溶媒材料12に不溶の
着色した細帯状のマーカー130を設け、これを光電的に
読み取り熱溶解転写記録時の頭出し信号として用いる。
第4図は、カラー用の複合型転写シートの他の構成例を
示す断面構造図で、第3図と異なっているのは、矢印の
如きシート送り方向に対して第1順位のイエロー記録材
料11Yには常温固形の溶媒材料12が位置するが、第2順
位のマゼンタ記録材料11Mには溶媒材料12は塗布されて
いない。
カラー記録に当っては、同一部分が異なった原色記録材
料により重ね転写記録される。従って、その原色毎に記
録媒体20に溶媒材料12が転写付着されると、溶媒材料12
が過重となって溢れ、記録画像の解像度を時として低下
させることを防止するため、先行した原色記録材料の熱
溶解転写時の液状の溶媒材料は利用せるものである。本
例では、溶媒材料12は、第3順位のシアン記録材料11C
部にも設けられている。然し、第1順位のイエロー記録
材料11Y部に溶媒材料12が設けられることは必須である
が、必要に応じてその他の順位、例えば本例では第3順
位のシアン記録材料11C部については省略することがで
きる。各記録材料11Y,11M,11C間には、夫々の原色記録
材料用の異なった色彩またはパターンの、用媒材料12不
溶の頭出しマーカー131,132,133を夫々設け、これを光
電的に読取り重ね転写記録の正確を期すことが出来る。
第5図は、カラー用の転写体の他の構成例の断面構造図
で、カラー記録材料11Y,11M,11Cには、常温固形の溶媒
材料12は設けず、カラー記録材料に先行してこれらと同
等の長さと幅の常温固形の溶媒材料層12aを基体10に設
ける。
134は溶媒材料層12aを光電的に検出するマーカー、130
は前述のカラー記録材料を光電的に検出するためのマー
カーで、共に溶媒材料12aに対して不溶に構成する。
この転写体13dでは、記録媒体20に先ず、溶媒材料層12a
が溶融または軟化されて一様に転写される。これに引き
続いて11Y,11M,11Cの順序で、溶融転写された記録媒体2
0上の溶媒材料12によって、順次に重ね熱溶解転写され
る。
本実施例によると、溶媒材料はカラー記録材料11Y,11M,
11Cに直接、塗布、含浸されないため、シート保存中に
記録材料が拡散溶解してかぶり転写をすることが防止さ
れる。特に記録材料の着色剤として染料を用いる場合に
その効果が顕著である。なお、常温固形の溶媒材料12は
必要に応じて記録材料11Y,11M,11Cの何れかまたは2つ
以上に積層して設置することもできる。
なお、以上の転写体において、カラー記録材料11Y,11M,
11Cの順番は適宜、変えることができ、また黒色の記録
材料を加えて4色にすることもできる。
以上、述べた記録方法及び記録装置にあっては、原色記
録材料は順次、記録媒体に重ねて熱溶解転写される。従
って、重ね転写における転写記録のにじみを少くし、高
解像度のカラー画像を実現するには、着色剤は染料より
はむしろ顔料の採用が融解拡散しないため推奨される。
以上、サーマルヘッドを利用した場合を例に取り説明し
たが、以上の実施例は、レーザ光線や発光ダイオードア
レイを用いた光線による昇温記録制御についても同様に
適用でき、また実施例及び本明細書の記載は適宜、組合
せて実施できるものとする。
発明の効果 以上述べたように、本発明は、記録材料層と溶媒材料層
とを有する転写体を用い、熱溶解転写記録を原理とする
記録方法及び記録装置であって、従来の熱溶融転写記録
法では不可能であった各種記録媒体への連続階調転写記
録を実現し、その産業上の効果は極めて大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる記録方法及び記録装置の実施例
を示す断面構造図、第2図は本発明にかかる記録方法及
び記録装置の他の実施例を示す断面構成図、第3図,第
4図、第5図は、夫々、本発明にかかる記録方法及び記
録装置に用いられる転写体の他の実施例の断面図であ
る。 10……基体、11……記録材料、12……溶媒材料、13……
転写体、20……記録媒体、30……サーマルヘッド、40…
…記録プラテン、41……発熱体、50……温度コントロー
ラ、60……補助ローラ、70a、70b……圧接記録部、80…
…転写記録像、80Y……イエロー転写記録像、80M……マ
ゼンタ転写記録像、80C……シアン転写記録像、90……
送りだしロール、91……巻取ロール、100……ドラム、1
02……ロック機構、110……給紙台、111……紙送りロー
ラ、120……駆動電源装置。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体と、基体の一方の面側に常温固形
    の記録材料からなる記録材料層と、前記記録材料の溶融
    転写温度よりも融点が低く、且つ液状状態で前記記録材
    料の構成成分の内の少くとも一成分を溶解すると共に、
    その溶解度が昇温と共に増加する特性を有する常温固形
    の溶媒材料を含む溶媒材料層とを有する転写体を用い、
    液状状態の前記溶媒材料を介在して前記記録材料と前記
    記録媒体を圧接すると共に、選択的に前記記録材料を昇
    温書き込み制御して、前記記録媒体へ前記記録材料を選
    択的に転写記録することを特徴とする熱転写記録方法。
  2. 【請求項2】転写体上の溶媒材料を記録媒体上に転写し
    た後に、この溶媒材料を介して記録材料層を前記記録媒
    体に圧接すると共に、昇温書き込み制御することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の熱転写記録方法。
  3. 【請求項3】溶媒材料が液状状態を保持した状態で、転
    写体と記録媒体とを剥離することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の記録方法。
  4. 【請求項4】記録媒体と、基体の一方の面側に常温固形
    の記録材料からなる記録材料層と、前記記録材料の溶融
    転写温度よりも融点が低く、且つ液状状態で前記記録材
    料の構成成分の内の少くとも一成分を溶解すると共に、
    その溶解度が昇温と共に増加する特性を有する溶媒材料
    を含む溶媒材料層とを有する転写体と、前記溶媒材料を
    介在して前記転写体と記録媒体を圧接する手段と、この
    圧接時に前記記録材料に選択的な昇温記録制御を行う手
    段とを有し、前記溶媒材料により前記記録材料を溶解
    し、前記記録媒体へ転写することを特徴とする記録装
    置。
  5. 【請求項5】昇温記録する以前に、転写体上の溶媒材料
    を記録媒体に転写する手段を付与したことを特徴とする
    特許請求の範囲第4項記載の記録装置。
  6. 【請求項6】溶媒材料が液状状態を保持した状態で転写
    体と記録媒体とを剥離する手段を付与したことを特徴と
    する特許請求の範囲第4項記載の記録装置。
  7. 【請求項7】転写体が、基体上に記録材料層が、更に溶
    媒材料層が積層されて構成されることを特徴とする特許
    請求の範囲第4項記載の記録装置。
  8. 【請求項8】転写体が、基体上に溶媒材料層と単数また
    は複数の記録材料層が面順次に設置して構成されること
    を特徴とする特許請求の範囲第5項記載の記録装置。
  9. 【請求項9】溶媒材料を加熱溶融せしめて液状状態を形
    成すると共に、所定の温度に設定する手段を付与したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の記録装置。
  10. 【請求項10】異なった原色色彩の複数種の記録材料
    を、定められた順序で、且つ同一記録媒体の定められた
    位置に、順次に転写記録してカラー転写記録する手段を
    付与したことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    記録装置。
  11. 【請求項11】シート状耐熱性基体の一方の面側に着色
    した記録材料からなる記録材料層と、この記録材料の構
    成成分の内の少くとも一成分を、液状状態において溶解
    し、昇温と共にその溶解度が増加すると共に、前記記録
    材料の溶融転写温度よりも融点温度が低い常温固形の溶
    媒材料からなる溶媒材料層とを設置したことを特徴とす
    る転写体。
  12. 【請求項12】記録材料層の上に溶媒材料層が設置され
    たことを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の転写
    体。
  13. 【請求項13】基体上に溶媒材料層と単数または複数の
    記録材料層が面順次に設置されたことを特徴とする特許
    請求の範囲第11項記載の転写体。
  14. 【請求項14】記録材料は原色色彩を有する複数種の原
    色記録材料から成り、その転写記録順位に従って前記基
    体の一方の面側に順次に配置したことを特徴とする特許
    請求の範囲第11項記載の転写体。
  15. 【請求項15】記録順位が少くとも第1順位の原色記録
    材料層の上に溶媒材料層が設置されたことを特徴とする
    特許請求の範囲第14項記載の転写体。
  16. 【請求項16】原色記録材料はその転写順位に従って、
    順次に、且つ繰り返して設置され、先行する最終順位の
    原色記録材料と後続の第1順位の原色記録材料との間
    に、溶媒材料層を配置したことを特徴とする特許請求の
    範囲第14項記載の転写体。
  17. 【請求項17】溶媒材料に不溶にして且つ記録材料を識
    別検出するマーカーを配置したことを特徴とする特許請
    求の範囲第11項記載の転写体。
  18. 【請求項18】溶媒材料に不溶にして、且つ溶媒材料並
    びに記録材料を識別検出するマーカーを配置したことを
    特徴とする特許請求の範囲第13項記載の転写体。
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