JPH078585A - サッカー遊戯装置 - Google Patents

サッカー遊戯装置

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JPH078585A
JPH078585A JP15844293A JP15844293A JPH078585A JP H078585 A JPH078585 A JP H078585A JP 15844293 A JP15844293 A JP 15844293A JP 15844293 A JP15844293 A JP 15844293A JP H078585 A JPH078585 A JP H078585A
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JP
Japan
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ball
string
moving vehicle
cord
player
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JP15844293A
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English (en)
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Kazuo Yamada
數夫 山田
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TOGO KK
TOOGO KK
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TOGO KK
TOOGO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遊戯場等に設置され、遊戯者が模擬サッカーボ
ールを蹴って、そのボールの速度等を表示する遊戯装置
を提供する。 【構成】ボール1に紐2を連結し、この紐が通るスリッ
ト15を設けたフィールド板15の下には、上記紐付ボ
ールを待機位置Bからシュート位置Aへと移動させるた
めの移動車25と、このボールを遊戯者が蹴るまでシュ
ート位置Aに保持するボール保持機構40とを設けた。 【効果】本物のサッカーのボールを蹴った時に似た体感
を得ることができ、蹴る力の大きさを比べ合ったりして
楽しむことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊戯場等に設置し、遊
戯者がサッカーの模擬ボールを足で蹴り、このボールの
飛翔速度を測定して表示し、この速度を競うようにした
営業用のサッカー遊戯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゲームコーナ等の遊戯場におい
て、遊戯者がサッカーの模擬ボールを足で蹴り、そのボ
ールの飛んで行く速度を測定してデジタル表示またはラ
ンク表示する遊戯装置があった。従来のこの種のサッカ
ー遊戯装置は、ボールの横に水平なナイロン製の棒を連
結し、この水平なナイロン製の棒の他端を金属製のスラ
イド部材に固着し、このスライド部材をガイド部材に沿
ってスライドさせる形式のものであった。
【0003】しかしながら、上記従来のサッカー遊戯装
置は、蹴ったボールの動きがナイロン製の棒によって拘
束されており、スライド部材がガイド部材に沿って摺動
するが、蹴ったボールは走るように移動するのみである
ため、飛翔するような実感の動きがなく、したがって、
サッカーゲームとしての面白さに欠けるきらいがあっ
た。このことから上記従来のサッカー遊戯装置の市場に
出された台数は僅かであった。
【0004】ところが、最近Jリーグの開催などでサッ
カー熱が高まり、遊戯場でもサッカーのボールを蹴って
遊びたい人が増えているとの情報がある。そこで、手軽
に楽しめるサッカー遊戯装置の開発が要請されている。
【0005】遊戯用サッカーの実感としては、蹴ったボ
ールが空中を飛翔してゴールのような的に向かって飛ん
で行くような動きが欲しい。しかし、ボールを自由な状
態にしておいて蹴ると、ボールの飛んで行く方向が定ま
らずにとんでもない方向に飛んだり、予想外の方向に跳
ね返ったりして、危険であるばかりでなく、飛んでいっ
たボールが紛失することも心配され、かつ持ち去られる
ことも心配される。したがって、最低限ボールに紐を連
結し、この紐でボールの飛んだり跳ね返ったりする範囲
を拘束したい。紐で拘束する程度であれば、蹴ったボー
ルが空中を飛翔するので蹴った実感が楽しめることにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボールを紐で
拘束したサッカー遊戯装置を想定した場合、さらに以下
の要件が求められる。その第1として、遊戯装置の近く
に立寄った人が、いたずらにボールを蹴ったりしないよ
うに、コイン等を投入して装置をスタートさせる迄は、
ボールを人の届かない位置に待機させておくことであ
る。その第2としては、遊戯装置をスタートさせて遊戯
者が蹴る場合は、ボールを上記待機位置から自動的に移
動させてシュート位置に置くこと。その第3としては、
ボールに連結されている紐が絡まったり、捩れたりしな
いこと。その第4としては、ボールを蹴った時の感じ
が、本物のサッカーボールを蹴った時の感じに近いもの
であり、そのためには紐によるボールの動きをできるだ
け拘束しないこと。その第5としては、故障の少い装置
であること。等である。したがって、本発明の目的は、
このような要件を満足するサッカー遊戯装置を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のサッカ
ー遊戯装置は、遊戯者が蹴る模擬のサッカー用ボール
と、一端にシュート位置を設けるとともに他端にボール
の待機位置およびダミーの的を設け、上記シュート位置
に置かれた上記ボールを上記ダミーの的に向けて遊戯者
が蹴るようにしたフィールド板と、このフィールド板の
上記ボール待機位置からシュート位置に亘って開設した
長溝形のスリットと、一端が上記ボールに連結されると
ともに他端が上記スリットを通ってフィールド板の下部
の固定部に連結された紐と、上記フィールド板の下部に
設けられ上記スリットに沿って敷設された軌条と、この
軌条に沿って往復移動可能に設けられた移動車と、この
移動車を走行制御する駆動装置と、この移動車に設けら
れ上記紐の途中が通された紐挿通部と、上記移動車が一
端側に移動されて上記紐挿通部に通された紐に引かれた
上記ボールがシュート位置に置かれた場合にこの紐の途
中を保持してボールをシュート位置に保持するととも
に、ボールが蹴られた場合にこの保持を解除するボール
保持手段と、このシュート位置のボールを遊戯者が蹴っ
た場合にこのボールの飛翔速度を測定する手段と、この
測定速度を表示する手段と、を具備したことを特徴とす
る。
【0008】請求項2に記載のサッカー遊戯装置は、上
記移動車の紐挿通部が通過する経路の下方に、紐が弛ん
だ場合にこの弛み部分が逃げ込んで絡み付くのが防止さ
れるための逃げ込み溝を形成したことを特徴とする。請
求項3に記載のサッカー遊戯装置は、上記ボールと紐と
の連結箇所またはその付近に、紐の捩じれを防止する自
在接手を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、遊戯者がコインを投
入する等により装置を起動させると、移動車が軌条に沿
って他端から一端へ移動し、これにより紐が紐挿通部に
より引かれて長溝形のスリットに沿って移動するから、
待機位置にて待機していたボールがシュート位置へと移
送させられる。シュート位置ではボール保持手段が紐の
途中を保持してボールをシュート位置に保持する。この
状態で移動車は上記シュート位置から逆戻りする。この
場合、紐挿通部には紐の途中が挿通して保持されてい
る。シュート位置に置かれたボールを遊戯者が蹴ると、
紐により拘束されているボールは的に向けて飛んで行
く。ボールがシュート位置を離れると、ボール保持手段
から紐が抜けてボールの飛翔距離に伴い紐が長溝形のス
リットを移動しつつ繰り出される。このため、紐の動き
が拘束されず、摺動抵抗なども少ないので、ボールの飛
翔が比較的に自由となり、実際のボールを蹴った場合と
同様な実感を味わうことができる。そして、このような
ボールの飛翔速度を測定し、これを表示装置に表示す
る。ゲームが終了すると、移動車が軌条に沿って他端へ
戻り、これにより紐が紐挿通部により引かれて長溝形の
スリットに沿って移動するから、待機位置に移動し、ボ
ールを待機位置に戻されるようになる。
【0010】請求項2の発明によれば、紐が弛んだ場合
にこの弛み部分が逃げ込み溝に逃げ込むので紐の絡み付
きが防止される。請求項3の発明によれば、ボールと紐
との連結箇所またはその付近に自在接手を設けたので紐
の捩じれが防止される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にもとづき
説明する。図中符号1は遊戯者が蹴る模擬のサッカー用
ボールであり、2はこのボール1が連結された紐を示
す。そして、図1はサッカー遊戯装置の全体を示す斜視
図であり、図中符号5はプレイをするフィ−ルドに見立
てたフィールド板である。このフィールド板5の一端、
すなわち手前側端部には、想像線Aで示すように、遊戯
者がボール1を蹴るシュート位置を設けるとともに、他
端、つまり向こう側には想像線Bで示すように、ボール
1の待機位置を設け、かつ表示板6を設けてある。な
お、実線で示すボール1は蹴られた時に飛んで行く途中
の状態を示して在る。上記表示板6には垂れ幕7が垂下
されており、この垂れ幕7にはダミーの的としてのサッ
カーのゴールおよびゴールキーパが描かれている。
【0012】垂れ幕7の前には、赤外線が左右方向に横
切って照射されている。赤外線は、表示板6の一側部に
立設した赤外線投光器8から照射され、これに向き合っ
て表示板6の他側部に設けた赤外線受光器(図1ではそ
の置かれている位置がかくれているので図示されていな
い)で受光されるようになっている。赤外線投光器8は
縦方向に沿って多数個の赤外線照射用孔9…を形成して
あり、これら赤外線照射用孔8…はボール1の径より間
隔が小さく形成されており、これら赤外線照射用孔8…
から相互に略平行な多数本の赤外線が出ている。ボール
1がこれら赤外線のいずれかを横切ると受光器側でこれ
を検知し、この検知信号を表示板6の内部に設けた図示
しないコンピュータへ送るようになっている。コンピュ
ータでは、ボール1の速度を演算し、その速度を表示板
6に設けた表示部10に表示するようになっている。ま
た、コンピュータは蹴ったボールの速度をランク付け
し、その成績を表示板6に設けた成績ランク表11に表
示するようになっている。
【0013】12はコイン投入口であり、所定のコイン
を投入するとサッカー遊戯装置が始動し、後で説明する
ゲームを楽しむことができるようになっている。13
は、遊戯者がボール1を蹴る場合に立つステップボード
である。
【0014】上記フィールド板5には、上記ボールのシ
ュート位置Aから待機位置Bに亘って長溝形のスリット
15が開設されている。このスリット15には、上記ボ
ール1に連結された紐2が挿通されている。
【0015】上記フィールド板5の下にはフィールド板
5との間に間隔を存して底板16が設けられており、こ
の底板16には、上記スリット15を挿通された紐2の
基端が固定されている。紐2は底板16に固定された紐
通しリング17およびばね受け台18を挿通されてお
り、その先端にはばね受け座19が端末固定具20によ
り止着されている。上記ばね受け座19とばね受け台1
8との間にはコイルばね21が渡されており、このコイ
ルばね21は端末固定具20をばね受け台18から離す
方向に付勢している。このため、ボール1が蹴られて紐
2に過度に張力が加えられると、コイルばね21がその
衝撃を吸収し、紐2の切断を防止するようになってい
る。
【0016】上記紐2の途中箇所は移動車25に支持さ
れている。すなわち、底板16の上には一対の軌条2
6、26が敷設されている。これら軌条26、26は、
例えばL型鋼材により形成されていて、上記フィールド
板5に開設した長溝形のスリット15に沿って設けられ
ており、上記シュート位置Aから待機位置Bに亘る範囲
に敷設されている。これら軌条26、26には、移動車
25が走行自在に取り付けられている。移動車25は上
記軌条26、26から脱線しないように回転する車輪2
7…を備え、これら車輪27…が軌条26、26に沿っ
て回動することで軌条26、26に沿って走行可能とな
っている。そして、移動車25には、タイミングベルト
28がボルト29により連結されている。タイミングベ
ルト28は無端ベルトであり、上記軌条26、26の間
に位置して軌条26、26の長さに亘り配置されてい
る。そして、このベルト28は、前記表示板6の下方に
配置された駆動プーリ30と、上記シュート位置Aの下
方に配置された従動プーリ31との間に掛け渡されてい
る。駆動プーリ30は、逆回転可能な減速モータ32に
より回転駆動されるようになっており、このモータ32
で駆動プーリ30が回転されると上記タイミングベルト
28が走行し、これにより移動車25が軌条26、26
に沿って走行するようになっている。
【0017】移動車25には、ブラケット35が固定さ
れており、このブラケット35には紐挿通部としての前
後一対のコロ36、37が回転自在に取り付けられてい
る。これらコロ36と37の間に上記紐2の途中が通過
されており、紐2はこれらコロ36と37の間を自由に
通過でき、しかしながら外れないようになっている。ま
た、移動車25にはこれらコロ36、37の上に紐ガイ
ド板38が設けられている。一端がボール1に連結され
た紐2は、上記フィールド板5に開設したスリット15
を挿通し、上記紐ガイド板38の前面からコロ36と3
7の間を挿通され、前記底板16に固定された紐通しリ
ング17およびばね受け台18を挿通され、その先端に
ばね受け座19および端末固定具20を連結してある。
【0018】前記紐通しリング17およびばね受け台1
8は軌条26、26の全長の略中央部に相当する箇所に
設置されており、したがって、移動車25が軌条26、
26の全長の略中央部に移動すると、ボール1と移動車
25との間の紐2の長さが最大になり、また移動車25
がシュート位置Aに移動すると紐2が引かれるのでボー
ル1がシュート位置Aに引かれ、同様に移動車25が待
機位置Bに移るとボール1も待機位置Bに移動されるよ
うになっている。
【0019】上記軌条26、26の一端、つまりシュー
ト位置Aの一側方には、シュート位置Aのボール1を保
持するボール保持機構40が設けられている。このボー
ル保持機構40は、固定板41と、この固定板41の側
面に接離自在に当接する開閉板42とを備えており、開
閉板42は支持台43に支持軸44を介して回動自在に
取り付けられている。この開閉板42の他端はコイルば
ね45に連結されており、開閉板42はこのコイルばね
45の付勢力を受けて一端が上記固定板41の側面に接
離自在に当接している。
【0020】上記移動車25がシュート位置Aに移動し
てコロ36、37および紐ガイド板38に引っ掛けられ
た紐2がシュート位置Aに引かれると、この紐2は上記
固定板41と開閉板42との間に進入し、開閉板42を
押し開いてこの開閉板42を通り越し、この際開閉板4
2はコイルばね45の付勢力を受けて固定板41の側面
に当接し、したがって紐2は逆方向に移動するのを阻止
される。
【0021】つまり、固定板41と開閉板42とで紐2
が逆方向に逃げるのを防止するゲートの役割をなしてい
る。但し、上記コイルばね45による開閉板42の押し
付け力はボール1をシュート位置Aに保持するだけの大
きさであり、それ以上の力で紐2が通ろうとすると、紐
2の通過を許す。すなわち、ボール1を遊戯者が蹴った
場合は、開閉板42が開いて紐2を通過させるようにな
っている。
【0022】上記支持台43にはセンサー46が固定さ
れており、このセンサー46には感知レバー47が取り
付けられている。この感知レバー47は、上記紐2が固
定板41と開閉板42との間に進入し、これら固定板4
1と開閉板42との当接箇所を押し開いて通り越した場
合にこの紐2に押されて変位するようになっている。こ
の感知レバー47の移動をセンサー46が検出するよう
になっている。そして、ボール1が蹴られるとその紐2
の動きに応じて感知レバー47が作動し、これによりボ
ール1の移動開始を検出する。そして、このボール1が
前記表示板6の前面に達すると、赤外線投光器8の赤外
線照射用孔9…から出ている赤外線を横切ると受光器側
がこれを検知し、ボール1が所定の位置に達したことを
検出する。よってセンサー46による始動時間と赤外線
投光器8による到達時間とを計測することによりボール
1の速度を計算することができ、これをコンピュータに
より行うようになっている。
【0023】さらに、上記開閉板42には感知レバー4
7の跳ね上がりを防止する跳ね上り防止板が設けられて
いる。また、底板16には、紐2が弛んだ場合にこの弛
み部分が逃げ込んで絡み付くのを防止するための逃げ込
み溝50が形成されている。
【0024】さらに、サッカーボール1と紐2との間に
は、紐2が捩れるのを防止するための自在接手60が取
り付けられている。この自在接手60は、図6に示され
ておりこれについて説明すると、ボール1には連結突起
61が固定されており、この連結突起61にはピン62
を介して雄ねじケース63が回動自在に連結されてい
る。この雄ねじケース63には雌ねじカバー64が螺合
されており、この雌ねじカバー64には回転座65が回
転自在に収容されている。そして、この回転座65に
は、紐2の端部に形成した結び目66が引っ掛けられて
いる。このため、紐2に捩じれが生じようとすると、結
び目66と回転座65との間の相対的な回転および回転
座65と雌ねじカバー64との相対的な回転ならびにピ
ン62と雄ねじケース63との相対的な回動により、ボ
ール1と紐2は自由に回転する。よってこの自在接手6
0により紐2の捩れを防止する。
【0025】このような構成による実施例のサッカー遊
戯装置について、その作用を図7に示すフローチャート
を加えて説明する。遊戯する者がいなくてプレイしてい
ない場合は、つまり遊戯をする者を待っている時には、
ボール1が垂れ幕7の下方附近の待機位置Bにある。す
なわち図2はフィールド板5を外した状態の平面図であ
り、上記待機中は、移動車25が実線で示すように他端
側に移動されており、この移動車25に設けた紐ガイド
用のコロ36、37に挿通している紐2が移動車25に
引かれるのでボール1が待機位置Bに引き寄せられてい
る。この位置は、シュート位置Aおよび遊戯者がボール
1を蹴る時に立つステップボード13から離れているの
で、いたずらでボール1が蹴られることがなく、またス
テップボード13から離れていることおよびボール1に
紐2がついているので、ボール1を持ち去られることが
ない。
【0026】図7に示すフローチャートのステップ71
に示すように、遊戯者がコイン投入口12にコインを投
入すると、減速モータ32が回転し、タイミングベルト
28が走行するので移動車25がステップ72に示すよ
うに、待機位置Bからシュート位置Aに向けてと移行す
る。この時、移動車25に取付いている紐ガイド用のコ
ロ36、37および紐ガイド板38が、ボール1に付い
ている紐2を引いてシュート位置Aに移行し始めるの
で、ボール1は紐2に引かれ、フィールド板5の上をシ
ュート位置A側に移行する。上記移動車25が待機位置
Bからシュート位置Aに向けてと移行する途中では、軌
条26、26の長さ方向の中間部に位置する紐通しリン
グ17に近寄るので、紐2が弛む。この紐2の弛み分
は、底板16に形成した逃げ込み溝50に落ち込んで紐
2の絡み付きを防止する。よって、移動車25の走行に
支障を与えることがない。そして、移動車25が紐通し
リング17の傍を通り過ぎると、それ迄たるんでいた紐
2が少しづつ引かれ、逃げ込み溝50から引き出され
る。
【0027】さらに移動車25がシュート位置Aへ移行
し続けると、紐2はボール保持機構40の固定板41と
開閉板42との間を通過させられる。そしてこの紐2が
センサー46の感知レバー47を押すと、センサー46
より出る信号によって減速モータ32の回転が停止さ
れ、続いてこの減速モータ32が先程とは逆に回転し、
移動車25はシュート位置Aから遠のき始める。この
時、紐2はボール保持機構40の固定板41とばね45
にて押されている開閉板42との間を通過できず、それ
に付いているボール1はシュート位置Aに保持し続けら
れる。すなわち、ステップ73に示すように、ボール1
は、紐2が移動車25によってシュート位置Aに引かれ
ることによりシュート位置Aに運ばれ、ボール保持機構
40に渡されてシュート位置Aに保持される。
【0028】ステップ74に示すように、シュート位置
Aから遠のき始めた移動車25は、この移動車25に固
定した紐ガイド板38が紐通しリング17の横を通り過
ぎたところで図示しないセンサーで検知され、このセン
サーの信号により、停止させられる。そして、スピーカ
(図示していない)より、「ボールを蹴って下さい」と
の声が流れる。
【0029】ここで、遊戯者はステップボード13に立
ち、ステップ75に示すように、シュート位置Aに置か
れているボール1を、的としてのゴールが描かれている
垂れ幕7に向って蹴る。したがって、ボール1は的に向
かって飛んで行く。この時、ボール1に付いた紐2は引
かれるので、ボール保持機構40の開閉板42をばね4
5の押圧力に抗して押し開き、固定板41と開閉板42
との間から抜け出るため、ボール1の飛翔を許す。
【0030】紐2がボール保持機構40の固定板41と
開閉板42との間から抜け出ると、センサー46の感知
レバー47は紐2からの押圧力を解除されるので元に復
帰するように動き、この動きをセンサー46が感知し
て、その瞬間を、遊戯装置のコンピュータへ電気信号で
送信する。
【0031】ステップ76で示す通り、蹴られたボール
1が表示板6の垂れ幕7に達する直前に、赤外線投光器
8から放出されている赤外線をボール1が横切るから、
その瞬間を受光器(図示してない)が感知して、コンピ
ュータへ電気信号を送る。
【0032】コンピュータは、ステップ77で示す通
り、上記ボール保持機構40側に設けたセンサー46か
ら発せられるボール1が飛び出した瞬間の信号と、赤外
線センサにより検知したボール1の到達した瞬間との信
号を比較し、これらの時間差より、遊戯者の蹴ったボー
ル1の飛んでゆく速度を計算し、ステップ78に示すよ
うに、速度表示部10にその速度をデジタル表示する。
また、コンピュータは、ステップ79および80に示す
ように、蹴ったボールの速度をランク付けし、その成績
を表示板6に設けた成績ランク表11に表示する。
【0033】本実施例の遊戯装置は、コイン投入口12
に一度コインを投入したら、ボール1を蹴るチャンスが
複数回与えられる。つまり、遊戯者は複数回のプレイを
楽しむことができる。第1回目のボールを蹴った後、ス
テップ81によりゲーム続行か否かの判断をし、続行す
る場合は、続いて第2回目のプレイを行うために、ステ
ップ72に戻り、移動車25を駆動する減速モータ32
が再び回転し始め、移動車25をシュート位置Aへ移動
させて紐2を引き、ボール1をシュート位置Aに運ぶ。
そして、紐2をボール保定機構40にて保持する。そし
て、第1回目と同様に、移動車25はボール1を残して
シュート位置Aから遠ざかる。続いて、第2回目のシュ
ートのために「ボールを蹴って下さい」の声が、スピー
カより流れる。
【0034】複数回のプレイの都度、その蹴ったボール
1の飛翔速度を速度表示部10に表示し、コンピュータ
は複数回の平均値を演算し、この値により遊戯者のラン
ク付けが成績ランク表示部11に電光飾表示される。
【0035】上記複数回のボールを蹴るチャンスの最終
回が終るか、または、遊戯のタイムオーバーに達する
と、ステップ82に示すように、移動車25は待機位置
Bに戻り、ボール1を待機位置Bに戻す。
【0036】上記のようなサッカー遊戯装置によれば、
蹴ったボール1はそのシュート力が強ければ飛翔して的
に向かって飛んで行くので、実際のサッカーボールを蹴
った場合と同様の実感を味わうことができる。しかも、
ボール1は紐2に連結されているので、ボール1がとん
でもない方向に飛んだり、予想外の方向に跳ね返った
り、飛んでいったボールが紛失することはない。さらに
ボール1が持ち去られることもない。
【0037】そして、ゲームをしない場合は、ボール1
が待機位置Bに置かれているので、この遊戯装置に近寄
った人からは届かない位置にあり、いたずらにボール1
が蹴られることはない。このような待機位置Bにあるボ
ール1はコインを投入したり、スタートスイッチを入れ
るなどの作動により、移動車25の移動に伴ってボール
1を上記待機位置Bから自動的にシュート位置Aに移す
ことができる。この場合、紐2は途中をコロ36、37
により保持されているので、紐2が絡まったり、捩れる
ことがない。このような紐2は、ボール1を蹴った時に
フィールド板5に形成したスリット2を挿通して移動が
許されるのでボール1を拘束する割合が少ない。
【0038】なお、本発明は上記実施例のサッカー遊戯
装置に制約されるものではない。すなわち、蹴ったボー
ル1の速度を計測する手段としては、スピードガンなど
を用いて測定することもでき、また、赤外線センサーに
代わって垂れ幕7のすぐ裏に、面板スイッチを置いてボ
ールが当たった時を検出するようにしてもよい。
【0039】さらに、移動車25を移動させる駆動装置
としては、タイミングベルト28の代わりにワイヤやロ
ープまたはチェーンを用いてもよく、この場合はテンシ
ョン用ローラなどを用いてもよい。ボール1と紐2の連
結部に自在接手60を用いたが、紐2の捩じれを防止す
る自在接手の機能をもつものであれば、その構造に制約
されない。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の本発明によ
れば、紐付きのボールを蹴ることによりボールは的に向
って飛んでゆくので、遊戯者は本物のサッカーボールを
蹴ったときに似た体感を得ることが出来る。そして、遊
戯場などで、友人同志で蹴る力の大きさを比べ合った
り、自分のランクの上下を見て楽しんだりすることが出
来る。この場合、ボールに紐が付いているから、ボール
がとんでもない方向へ飛んで行くことはなく、しかしな
がらフィールド板には上記紐が通るためのスリットが設
けられているので、ボールの動きを拘束しない。そし
て、遊戯をしないときにはボールを待機位置に置いてお
くことができるのでいたずらで蹴られることはなく、ボ
ールを持ち去られることもない。また、請求項2の発明
によれば、紐が弛んだ場合にこの弛み部分が逃げ込み溝
に逃げ込むので紐の絡み付きを防止することができる。
さらに、請求項3の発明によれば、ボールと紐との連結
箇所またはその付近に自在接手を設けたので紐の捩じれ
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、サッカー遊戯装置の
全体を示す斜視図。
【図2】同実施例のフィールド板を外した場合の平面
図。
【図3】同実施例のフィールド板を外した場合のシュー
ト位置付近を拡大して示す平面図。
【図4】図3に示すシュート位置付近を見た斜視図。
【図5】図3の矢印V方向から見た正面図。
【図6】同実施例のボールと紐を連結する接手を示す断
面図。
【図7】同実施例のサッカー遊戯装置の作動を説明する
ためにフローチャート。
【符号の説明】
A…シュート位置 B…待機位置 1…模擬のサッカー用ボール 2…紐 5…フィールド板 6…表示板
7…垂れ幕 8…赤外線投光器 10…速度表示器 11…ランク表示器 12…コイン投入口 13…ステップ板 15…スリット
16…底板 17…紐通しリング 20…端末固定具
21…コイルばね 25…移動車 26…軌条
27…車輪 28…タイミングベルト 32…モータ 36、37…コロ 38…紐ガイド板 40…ボール保持機構 41…固定板 42…開閉板 44…コイルばね 46…センサー 47…感知レバー 50…逃げ込み溝 60…自在接手 61…連結突起 62…ピン 63…雄ねじケース 64…雌ねじカバー 65…回転座 66…紐の結び目

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊戯者が蹴る模擬のサッカー用ボ―ル
    と、 一端にシュート位置を設けるとともに他端にボールの待
    機位置およびダミーの的を設け、上記シュート位置に置
    かれた上記ボ―ルを上記ダミーの的に向けて遊戯者が蹴
    るようにしたフィールド板と、 このフィールド板の上記ボール待機位置からシュート位
    置に亘って開設した長溝形のスリットと、 一端が上記ボールに連結されるとともに他端が上記スリ
    ットを通ってフィールド板の下部の固定部に連結された
    紐と、 上記フィールド板の下部に設けられ上記スリットに沿っ
    て敷設された軌条と、 この軌条に沿って往復移動可能に設けられた移動車と、 この移動車を走行制御する駆動装置と、 この移動車に設けられ上記紐の途中が通された紐挿通部
    と、 上記移動車が一端側に移動されて上記紐挿通部に通され
    た紐に引かれた上記ボールがシュート位置に置かれた場
    合にこの紐の途中を保持してボールをシュート位置に保
    持するとともに、ボールが蹴られた場合にこの保持を解
    除するボール保持手段と、 このシュート位置のボールを遊戯者が蹴った場合にこの
    ボールの飛翔速度を測定する手段と、 この測定速度を表示する手段と、 を具備したことを特徴とするサッカー遊戯装置。
  2. 【請求項2】 上記移動車の紐挿通部が通過する経路の
    下方に、紐が弛んだ場合にこの弛み部分が逃げ込んで絡
    み付くのが防止されるための逃げ込み溝を形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載のサッカー遊戯装置。
  3. 【請求項3】 上記ボールと紐との連結箇所またはその
    付近に、紐の捩じれを防止する自在接手を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載のサッカー遊戯装置。
JP15844293A 1993-06-29 1993-06-29 サッカー遊戯装置 Pending JPH078585A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100488129B1 (ko) * 2000-08-11 2005-05-09 고나미 가부시끼가이샤 게임기
JP6465450B1 (ja) * 2018-03-30 2019-02-06 株式会社ハシラス Vrアミューズメント用ボール配置装置

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