JPH0785510A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH0785510A
JPH0785510A JP22720393A JP22720393A JPH0785510A JP H0785510 A JPH0785510 A JP H0785510A JP 22720393 A JP22720393 A JP 22720393A JP 22720393 A JP22720393 A JP 22720393A JP H0785510 A JPH0785510 A JP H0785510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
recording
reproducing
data
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22720393A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Yamano
明彦 山野
宏爾 ▲高▼橋
Koji Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP22720393A priority Critical patent/JPH0785510A/ja
Publication of JPH0785510A publication Critical patent/JPH0785510A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、走査型トンネル顕微鏡の技術を応
用した超高密度記録方式を利用して、動画像を記録し、
可変速サーチや編集等を行うにあたり、映像情報の検索
能率のスピードアップを図った情報記録再生装置を提供
する。 【構成】 動画像を記録する記録再生ユニットと該ユニ
ットから複数の動画像情報を並列に再生する再生手段を
有し、前記ユニットが探針に対向して設けられ、前記探
針の走査により表面の物理的状態変化を生ぜしめるよう
に情報が記録される記録媒体と探針からの情報を検出し
て情報を読み出す読みだし手段と、前記探針により情報
を書き込む書き込み手段とからなることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は動画像情報の記録再生
に係り、特に情報検索性を向上させた情報記録再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、動画像信号を記録するには1/2
インチや8ミリのテープ幅の磁気テープを用いたVTR
(ヒデオテープレコーダ)を用いるのが一般的であっ
た。
【0003】これらのVTRは回転ドラムに巻装された
磁気テープ上に該回転ドラムに設けられた回転ヘッドに
より1トラック=1フィールドの映像情報を記録/再生
するものである。前記VTRを用いた検索作業は映像シ
ーンの頭出し用インデックス信号を用いた早送り、巻き
戻し制御や、特殊再生等の機能を利用して記録された映
像情報を実際に再生しながら行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、映像信
号がテープ状の記録媒体に記録されている為、目的の映
像を検索するのに該テープを移送する時間が必要であ
り、検索作業には場合によっては多大な時間と労力を必
要としていた。
【0005】また、上記の記録情報がアナログ信号の形
態にて記録されている場合には、情報の複写(コピー、
/ダビング)時に信号の劣化が発生するという問題を有
していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】最近、導体の表面原子の
電子構造を直接観察できる走査型トンネル顕微鏡(以
後、STMと略す)が開発され[G.Binnig e
tal.Phys.Rev.Lett,49,57(1
982)]、単結晶、非晶質を問わず実空間像の高い分
解能の測定ができるようになり、しかも試料に電流によ
る損傷を与えずに低電力で観測できる利点も有し、更に
大気中でも動作し、種々の材料に対して用いることがで
きるため広範囲な応用が期待されている。
【0007】STMは金属の探針(プローブ電極)と導
電性物質間に電圧を加えて1nm程度の距離まで近ずけ
るとトンネル電流が流れることを利用している。この電
流は両者の距離変化に指数関数的に応答するため非常に
敏感である。トンネル電流を一定に保つように探針を走
査することにより実空間の全電子雲に関する種々の情報
をも読み取ることができる。この際、面内方向の分解能
は0.1nm程度である。
【0008】したがって、STMの原理を応用すれば十
分に原子オーダー(サブ・ナノメートル)での高密度記
録再生を行なうことが可能である。例えば、特開昭61
−80536号公報に開示されている情報処理装置で
は、電子ビーム等によって媒体表面に吸着した原子粒子
を取り除き書き込みを行ない、STMによりこのデータ
を再生している。記録層として電圧電流のスイッチング
特性に対してメモリ効果を持つ材料、例えば共役π電子
系をもつ有機化合物やカルコゲン化合物類の薄膜層を用
いて、記録・再生をSTMで行なう方法が提案されてい
る(特開昭63−161552号公報、特開昭63−1
61553号公報)。この方法によれば、記録のビット
サイズを10nmとすれば、10bit/cmもの大容
量記録再生が可能である。またプローブ電極の走査機構
としてはカンチレバータイプのもの(特開昭62−28
1138号公報)がありSi基板上にSiO2 からなる
長さ100μm幅10〜20μm厚さ0.5μm程度の
大きさのカンチレバー型の機構を数十個作り込むことが
可能となっており同一の基板上に書き込み読みだし回路
も集積化されている。
【0009】本願発明は斯かる背景下に於て、走査型ト
ンネル顕微鏡の技術を応用した超高密度記録方式を利用
して、動画像を記録し、可変速サーチや編集等を行うに
あたって、映像情報の検索能率のスピードアップを図っ
た情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】本願発明に係る情報記録再生装置は、連続
した動画像情報を記録する記録再生ユニットと、前記記
録再生ユニットから複数の動画像情報を並列に再生する
再生手段とを有することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本願発明によれば、記録された動画像情報を複
数の動画像情報として並列に再生を行うことができるこ
とにより、記録された動画像情報を迅速に認識でき、検
索等を行う場合、容易に所望の情報にアクセス可能とな
る。
【0012】
【実施例】図1は本願発明の一実施例である画像情報記
録再生装置のブロック図を示している。
【0013】図1を参照しながら画像情報及び音声情報
の記録動作を説明する。
【0014】音声信号入力端子1,2より音声信号が入
力されA/Dコンバータ4,5にてデジタル音声信号に
変換される。前記デジタル音声信号は各々信号処理回路
7,8にて各種雑音除去、レベル調整、帯域制限等のデ
ータ処理を行ない前記音声信号をオーディオデータ圧縮
回路10で圧縮する。
【0015】一方、映像信号入力端子3より入力された
ビデオ等の映像信号はA/Dコンバータ6にてデジタル
映像信号に変換される。
【0016】前記デジタル映像信号を映像信号用データ
圧縮回路11にてデータ量を数10〜100分の1程度
に圧縮する。
【0017】この圧縮方法は、例えば、時間的な画像相
関を用いたフレーム間相関処理と上記の手法における画
像劣化を減少させる為の動きベクトル補間、更にこれを
時間軸で前後(過去と未来)から行なう両側予測フレー
ム間圧縮等を適宜組み合わせる事で実現可能である。具
体的には、MPEG提案のアルゴリズムである通称MP
EG−1により、いわゆる1/2インチVTR程度の標
準画質程度は確保できる。圧縮処理の詳細は、日経ニュ
ーメディア誌の1991年3月4日(特別版)13〜2
4頁に説明されている。本発明の実施例では画像以外の
部分のデータも含めて40Mbpsの転送速度になるま
で画像部分を圧縮している。
【0018】次に、後述するID信号発生回路12から
のデータと該音声データ及び映像データとをデータ合成
回路13にて合成して、メインメモリ18へ格納する。
メインメモリ18はメインメモリコントローラ17にて
メモリアドレスや書き込み/読み出し等の制御が行なわ
れている。
【0019】更に、メインメモリコントローラ17は、
システムコントローラ16により動作の切換え等の装置
全体としての制御を行なう。操作部19により記録/再
生/検索等の指示がシステムコントローラ16に入力さ
れると、これを受けて前記システムコントローラ16は
前述のメインメモリコントローラ17の制御を行なうと
同時に該動作状況や記録/再生時間等を示すタイムコー
ド等の情報を表示部20に表示し、アドレス情報生成回
路15へも該タイムコード等を知らせる。
【0020】このタイムコードには主に2種類ある。第
1に記録媒体もしくは映像プログラムの冒頭からの経過
時間やカメラ撮影の累積時間等と、第2に記録又はカメ
ラ撮影時の年月日や時分秒フレームの時刻等である。後
者のタイムコード発生の為にカレンダ・クロック発生回
路14を備えている。前述のアドレス情報生成回路15
はシステムコントローラ16を介してメインメモリロー
ラ17からの情報格納状況等のデータを受取り、各情報
のデータ量等を示す情報として前述のID発生回路12
へデータを転送する。このデータの内容は例えば、シス
テムコントローラ16からの情報に基づきタイムコー
ド,画質や音質のモード選択等を、メインメモリコント
ローラ17からの情報に基づき映像や音声情報のデータ
量(可変長符号化の場合はデータ長)とデータ格納のメ
モリ上の先頭のアドレス値を生成し、前記ID発生回路
12へ転送し、各ID毎に1データ・ブロックとして一
まとめにし、データ合成回路13にてデータ・ブロック
を構成する。前記データブロックの格納されているメイ
ンメモリの先頭番地を順次IDファイルに書込んでい
く。ここで、具体的に図2を参照しながら構成されたメ
インメモリ18中のデータ格納例を詳細に説明する。
【0021】図2の上部には横軸に時間軸を取り、所定
期間(T0)毎にID信号を生成する様子を示してい
る。
【0022】図2の中央部には該メインメモリ18のア
ドレス空間の概念図を示している。
【0023】前記ID信号の後には映像及び音声の情報
データが順次格納されていく。
【0024】このIDデータは固定長であり、本実施例
では合計8種類の基本情報(図2の下部)を有してい
る。例えば、ブロックNo,SMPTE(Societ
y of Motion Picture and T
elevision Engineers)に準じたタ
イムコード,記録時間とのトレードオフで選択された画
質や音声を示す符号化モードのデータ,AV(オーディ
オ及びビデオ)データの先頭番地及びデータ量,消去済
フラグ等を格納している。前記消去済フラグとは一旦記
録したデータを消去する際に、物理的なデリート処理の
前に復帰可能な論理消去状態として該フラグにて通常の
再生を禁止するものである。以上の構成のIDデータ及
び映像データと音声データが1組のデータブロックを構
成している。
【0025】次に、図1を参照しながら前述の様に記録
された映像と音声情報を再生する再生動作について説明
する。
【0026】操作部19にて再生動作を指示すると、シ
ステムコントローラ16は表示部20に再生動作中の旨
を表示し、メインメモリコントローラ17でメモリアド
レスと読み出し書き込みを制御し、メインメモリ18か
ら前述の記録動作にて格納した情報信号(映像情報とス
テレオ音声情報とこれ等の検索のためのID情報)を読
み出す。上記3種のデータが時分割混合された状態(シ
リアルデータ状態)にて、データ分配回路21へ該デー
タが供給される。
【0027】該データ分配回路21にてデータは各々以
下の通り分配される。検索情報再生回路22は、各ブロ
ック毎に前述した図2に示す通りのID情報を出力し、
モニタのための表示情報を表示情報生成回路23により
発生させ、後述するデータ選択回路26から出力される
復元された映像情報とが加算器27により合成される。
前記合成された情報は、D/Aコンバータ28により汎
用性のアナログ信号に変換されて、出力端子31を介し
て映像モニタ36へ表示される。
【0028】データ分配回路21より映像情報はビデオ
データ圧伸回路24に入力され、記録時の圧縮処理と逆
のデータ伸張処理を施し記録回路への入力信号と同等の
映像信号を再生する。
【0029】該再生された映像信号はデータ選択回路2
6に入力され、該データ選択回路26は該再生された映
像信号を再生モニタ用の表示信号を合成するための加算
器27とデジタル・ビデオ出力端子34へ出力する。
【0030】また、データ分配回路21より音声データ
がオーディオデータ伸張回路25に入力され、ビデオデ
ータと同様に記録時のデータ圧縮処理と逆のデータ伸張
処理を音声データに施し記録時の入力信号と同等の音声
信号を再生する。
【0031】該再生された音声信号はデータ選択回路2
6に入力され、該データ選択回路26は該再生された各
々右(R),左(L)のステレオ音声信号をD/Aコン
バータ29,30及びデジタルオーディオ出力端子35
へ出力する。D/Aコンバータ29から出力される音声
信号は出力端子32を介して音響モニタR37へ出力さ
れ、D/Aコンバータ30から出力される音声信号は出
力端子33を介して音響モニタL38へ出力される。
尚、前述の説明では再生された映像信号はデータ選択回
路26から直接加算器27及びデジタル・ビデオ出力端
子34等に出力されている様に書かれているが、必要に
応じて画面縮小回路39により画面縮小等の画図像処理
を施し、再生信号処理に要する遅延時間の違い等による
映像と音声信号のずれを補正するため、表示用のメモリ
41を経由して、再生された映像信号を加算器27へ出
力している。
【0032】次に、上述の様に生成された画像情報記録
再生装置の検索動作について詳細に説明する。図3は検
索動作に関する画面表示の概念図を示している。メイン
メモリ18に格納された映像データは、システムコント
ローラ16に応じて動作するメインメモリコントローラ
17による制御で読み出され、デコーダ(図1ではビデ
オデータ伸張回路)24により元の映像信号に復元され
る。
【0033】本実施例では効率の良い検索のために同時
に複数の映像情報をモニタ36に表示する。
【0034】その表示方法は、本実施例では4画面同時
表示を例にとると、4つの読み出しアドレスを設定し、
各々からA,B,C,Dの4画面を作成する。尚、画面
分割数は、4に限るものではないことは言うまでもな
い。
【0035】時分割にてA,B,C,Dに対応する4つ
の読み出しアドレスを順次繰り返し設定して行く。これ
を図3では模式的にスイッチ切換のように示している。
【0036】逐一該デコーダ24にて映像を再生し、前
記再生された映像信号は画像縮小処理回路39により4
画面を1つのモニタに同時表示するために4分の1に縮
小する。
【0037】この縮小画像データを表示用のバッファメ
モリ41へ順次格納してゆく。前述の様に、これを模式
的にスイッチ切換にて図示した。実際の動作は、システ
ムコントローラ16によりメモリコントローラ40が指
示された通りに表示用メモリ41のアドレスを制御して
行う。
【0038】図示の様にメモリエリアのアドレスを4分
割して各々にメインメモリの読み出しアドレスに対応す
るAからDまでの各エリアへ時分割にて順次書き込む。
一方、この書き込み動作と平行して通常のテレビジョン
信号の走査と同様に、順次表示メモリのアドレスをイン
クリメントしながら読み出し動作を行う。この様にして
複数の動画像情報を同時表示する。
【0039】該画面分割数Nはシステムコントローラ1
6から画像縮小処理回路39へ伝達され画面分割数Nに
応じた画像縮小処理を行う。
【0040】次に、図4を参照してN分割表示の場合の
メインメモリ18の様子を説明する。
【0041】図4は複数動画像表示の先頭メモリアドレ
ス概念図である。
【0042】メモリ容量が全体でMとして未使用の無効
データ(ブランク)部分に相当するデータ量をbとする
と、検索対象のデータはM−bとなる。このM−bをN
等分し、先頭アドレスの0番地から順に、A1 ,A2
…,Ai,…,AN とN個の検索エリアの先頭アドレス
を設定して行く。ここで、i番目の検索エリアの先頭ア
ドレスをAiとすると、 Ai=(M−b)(i−1)/N 前述の様に設定された検索エリアの先頭アドレスAiか
ら画像再生を開始し、該検索エリアの所定の位置まで到
達した場合には再び該先頭アドレスに戻り検索用の再生
動作を継続する。この先頭アドレスから該所定位置でル
ープを形成し、次の指示が与えられるまで繰り返し該ル
ープでの再生を行う。
【0043】ここで、検索中止の指示が出されたり、検
索モードの変更(例えば分割数Nの変更)等が指示され
た場合には、適宜検索動作を停止して所定の動作へモー
ド移行する。
【0044】また、前述の終了アドレスの設定の方法と
しては、例えば該検索エリアの、終了アドレスA(i+
1)−1へ到達した場合として各エリア毎に設定する例
を図5(N=4の時の場合)に示す。
【0045】この様に未記録のメモリ領域を対象外とす
る事で検索画面中に無意味な画像が混入して検索効率を
低下させたり見苦しい画面となる事を防止する事ができ
る。以下に、階層的に検索を行って更に検索効率を向上
させた検索方法を説明する。
【0046】まず、前述した実施例の方法でモニタ36
に表示された4画面の中から所望の再生箇所に比較的近
い画面を選択する。ここでは、モニタ36に表示された
画面Aが4つの中で最も近いが、所望の箇所そのもので
は無い場合について説明を加える。
【0047】4分割画面の中から画面Aを、操作部19
から数値データとして入力するか、或は(不図示の)マ
ウスやタッチパネル等のグラフィカルインターフエース
により選択する。画面Aが選択されると、画面Aの画像
データの格納されているメモリエリアAの中が4分割さ
れ、更に細かい検索が可能になる。
【0048】このように、数回にわたり階層的に順次所
望の画面に近いものを選択することで所望の再生箇所が
検索可能になる。
【0049】図6は上記の検索操作(回数をここでjに
て計数する)を3回にわたり行い検索する例を示してい
る。以降は区分の為、全メモリ容量をmと記す。
【0050】第1回目の検索(j=1)では、全メモリ
容量mから無効部分bを差し引き、アドレス0からアド
レスm−bまでを→1回目の検索エリアとして、これを
画面分割数Nで等分した値(m−b)/Nが単位検索エ
リアとなる。
【0051】ここで該検索エリアの先頭アドレスをM1
と記して、各々の検索エリアを先頭エリアから順にkで
カウントする(ただし、1≦k≦N)。
【0052】各エリアの・先頭アドレスをAjkとする
と、 k=1の時A11=M1 =0 k=2の時A12=1・(m−b)/N k=3の時A13=2・(m−b)/N k=4の時A14=3・(m−b)/N 以上を一般化すると、 A1 k=M1 +(k−1)・(m−b)/N となる。
【0053】ここで、第2番目の単位検索エリアを選択
したとして、次のステップに移る。
【0054】この選択された単位検索エリア(k=2)
を次の検索動作の対象エリアとし、該対象エリアの先頭
アドレスをM2とする。
【0055】第2回目の検索(j=2)では、第1回目
の単位検索エリア(m−b)/Nを更にN等分した(m
−b)/N^2が単位検索エリアとなる。
【0056】各エリアの先頭アドレスをAjkとする
と、 k=1の時A21=M2 k=2の時A22=M2+1・(m−b)/N^2 k=3の時A23=M2+2・(m−b)/N^2 k=4の時A24=M2+3・(m−b)/N^2 以上を一般化すると、 A2k=M2+(k−1)・(m−b)/N^2 となる。
【0057】更に、一般化して各単位検索エリアの先頭
アドレスAjkは、 Ajk=Mj+(m−b)(k−1)/N^j の様に表せる。
【0058】ここで第3番目の単位検索エリアを選択し
て、次のステップに移るとする。
【0059】第3回目の検索(j=3)では、第2回目
の単位検索エリア(m−b)/N^2を更にN等分した
(m−b)/N^3が単位検索エリアとなる。
【0060】一般的に言うと、各検索エリアの先頭アド
レスAjkから終了アドレスAj(k=1)−1まで
が、第j回目の検索動作中の第k番目の検索エリアの先
頭アドレスである。
【0061】上記の検索動作の回を重ねる度に、モニタ
TV上には1回前の網点で示したエリアの中を各々N分
割された縮小画面が表示される。
【0062】この様にして、次々と目的の画像情報に近
付き検索作業を進めて行く。メモリパッケージの有効デ
ータ中の全域に渡り同時に確認可能なので、検索作業が
きわめて迅速に行える。
【0063】特に、明確な検索の為のキーワードが不明
の場合に、徐々に目的情報に近付けて行けるので無理な
く容易に検索が可能となる。
【0064】尚、本実施例の一例として終了アドレスの
設定の方法としては、該検索エリアの終了アドレスA
(i+1)−1へ到達した場合として各エリア毎に設定
する例を示したが、その他の実施例としては、所定時間
tiにて再生の繰り返し単位を各エリア毎に設定する方
法でも良いし(図7参照(N=4の時の場合))、ある
いは全エリアの単位時間を一定にして一括設定し、タイ
マ等で簡易的に管理を行っても良い。
【0065】また、他の実施例としては、IDデータ等
で設けられたインデックス情報で区切られたデータ領域
を再生の単位としても良い(図8参照(N=4の時の場
合))。
【0066】この実施例は、各データ・エリア1〜4の
中の各々最初のインデックス信号を検出して、これをル
ープの単位(終了アドレス)とするものである。図8に
おいて、I1〜I4はインデックス信号が付加された場所
を示し、網点で示しているループL1〜L4を各々エリア
の繰り返し単位としている。インデックスを区切りとす
ることで、無意味な箇所での繰り返しが減少し、検索作
業にとって効率の良い再生が実現できる。
【0067】次に、書込み・読出し方法を示す。図9は
プローブユニットを構成しているプローブと媒体の関係
である。探針901はバイモルフ圧電素子をもちいたカ
ンチレバー型アクチュエータ902に取り付けられてあ
り、探針と記録媒体903との間は、ここでは図示され
ていない機構によって、トンネル電流が検出できる距離
に制御されている(縦方向矢印方向に動作)。
【0068】記録媒体903はステージ904に固定さ
れている。また、ステージは積層型圧電アクチュエータ
などによってXY方向に移動する(ステージ下に示した
矢印方向に動作)ようになっている。これによって、探
針は記録媒体上を相対的に走査することができる。ステ
ージは図10のステージユニット1006の中にあり走
査制御回路1005によって制御されている。
【0069】情報は、探針・媒体間に電圧パルス印加等
の電気的な方法によって薄膜媒体に記録し、探針と試料
との接近によって生じる物理現象(トンネル電流など)
を測定することによって再生する。たとえば、特開昭6
3−161552号公報及び特開昭63−161553
号公報に開示されている記録媒体であるAu電極上に積
層されたSOAZ・ラングミュアーブロジェット(L
B)膜(2層膜)を試料として用い、前述の記録媒体上
にビットを書き込み、画像としてそれを再生している。
記録はバイアス電圧として波高値−6V及び+1.5V
の連続したパルス波を重畳した電圧を試料・探針間に印
加することで行なった。
【0070】本実施例のメインメモリは、プローブが8
00本、ステージの走査周波数500Hz,主走査幅1
μm、ビット径5nm、ビット間隔10nmの密度で書
き込みを行なう。トラック間のプローブ電極の移動等の
行なわれない領域では全体で80Mbps1本のプロー
ブで100kHzの記録・再生速度を持っている。
【0071】次に、メインメモリの内部動作について図
10を用いて説明する。
【0072】信号は40Mbpsの速度でバッファメモ
リ1001に入力される。そのバッファメモリはメイン
メモリコントローラによってタイミングを管理され入力
のビットレートの倍の速度で情報記録回路1003によ
って記録される。プローブ電極が書き込み位置にいない
場合、例えば記録媒体状のトラック間を移動している様
な時にはデータの記録再生はすぐに行なわれずバッファ
メモリに保持されプローブ電極が記録再生の可能な位置
に移動するまで記録再生動作が遅延される。
【0073】情報記録回路はビット信号を電圧パルス列
に変換し所定のプローブユニット1004に送ることに
よって、プローブと記録媒体の間にパルス電圧を印加
し、情報記録を行う。
【0074】図10の情報読出回路1002は、プロー
ブユニットの検出したトンネル電流信号から情報を抽出
し、ビット列を再構成する。
【0075】メインメモリコントローラは記録・読み出
しの切り替え、走査制御回路への制御信号出力及びバッ
ファメモリへの制御信号出力等を行なう。
【0076】またアドレス信号も同時に参照し、媒体上
の読み出し位置(物理)アドレスを生成してその情報を
走査制御回路1005へ送る。走査制御回路1006は
その情報によってステージを読み出し位置まで移動する
ようになっている。
【0077】書き込まれるデータはマルチプレックスで
各プローブに割り当てられる。図11に示すように、小
さなエリア一つが1本のプローブが受け持つ範囲であ
り、全部で800本のプローブユニットが割り当てられ
ている。
【0078】図12に実際に探針がエリア内を走査する
経路を示した。トラック溝に沿ってデータを書き込む場
合、溝と垂直(X方向)に主走査を行なう。副走査はト
ラック溝方向(Y方向)に行なうが、その順序は矢印に
沿って行なう。Y方向走査幅の全体が10μmである
が、それを5μmで区切って、上エリアを往き、下エリ
アを復りとしてエンドレスのメモリを構成している。
【0079】このエリアの幅は約2mmでプローブ電極
一本あたり100kHzの記録レートであれば約1時間
の録画が出来る。
【0080】また本実施例では、記録媒体は16mm×
6mmの面積をもつLB超薄膜を用いている。そのため
メモリ容量を何倍かに増やしたとしても、従来の磁気テ
ープや光磁気ディスクで見られるような、媒体の占める
体積が極端に増大することは全く無い。
【0081】
【発明の効果】以上詳細に説明してきた様に、本発明の
情報記録再生装置は再生において複数の動画像情報を並
列に再生可能としたことで、記録された動画像情報を迅
速に認識でき、検索等を行う場合に容易に所望の情報に
アクセス可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である画像情報記録再生装置の
ブロック図である。
【図2】本発明の実施例であるデータ構成の概念図であ
る。
【図3】本発明の実施例である検索用画面表示の概念図
である。
【図4】本発明の実施例である複数動画像表示のメモリ
アドレスの概念図である。
【図5】本発明の実施例である複数動画像表示のアドレ
スループの概念図である。
【図6】本発明の実施例の階層的検索のアドレス変化の
概念図である。
【図7】本発明の他の実施例である複数動画像表示のア
ドレスループの概念図である。
【図8】本発明の他の実施例である複数動画像表示のア
ドレスループの概念図である。
【図9】本発明の実施例のプローブ電極と記録媒体の模
式図である。
【図10】メインメモリ部の構成図である。
【図11】記録媒体のマッビングである。
【図12】プローブの走査図である。
【符号の説明】 16 システムコントローラ 17 メインメモリコントローラ 18 メインメモリ 39 画面縮小回路 40 表示用メモリコントローラ 41 表示用メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像を記録する記録再生ユニットと、
    前記記録再生ユニットから複数の動画像情報を並列に再
    生する再生手段とを有し、該記録再生ユニットが探針に
    対向して設けられ、前記探針との相対的移動による前記
    探針の走査により表面の物理的状態変化を生じせしめる
    ように情報が記録される記録媒体と、探針からの情報を
    検出して情報を読み出す読みだし手段と、前記探針によ
    り情報を書き込む書き込み手段とからなることを特徴と
    する情報記録再生装置
  2. 【請求項2】 前記複数の動画像情報を並列に再生する
    再生手段の再生の単位を決定する制御識別符号を生成す
    るID信号発生手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の情報記録再生装置
JP22720393A 1993-09-13 1993-09-13 情報記録再生装置 Pending JPH0785510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22720393A JPH0785510A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22720393A JPH0785510A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0785510A true JPH0785510A (ja) 1995-03-31

Family

ID=16857116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22720393A Pending JPH0785510A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0785510A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022102140A1 (ja) * 2020-11-16 2022-05-19 株式会社日立ハイテク 荷電粒子ビーム装置およびレポート作成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022102140A1 (ja) * 2020-11-16 2022-05-19 株式会社日立ハイテク 荷電粒子ビーム装置およびレポート作成方法
JPWO2022102140A1 (ja) * 2020-11-16 2022-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5241428A (en) Variable-delay video recorder
JP3004018B2 (ja) 信号記録装置
US5633764A (en) Magnetic tape recording/reproducing apparatus
US5778134A (en) Apparatus for recording and reproducing image information in a recording medium wherein scanning probes are controlled based on editing information
US5510858A (en) Television receiver having an STM memory
JP3420257B2 (ja) 再生装置
JPH0785510A (ja) 情報記録再生装置
JP4206667B2 (ja) データ記録再生装置及び方法
KR100332294B1 (ko) 영상 및/또는 음성기록장치 및 방법
JPH1188831A (ja) デジタルビデオレコーダ
JPH0744907A (ja) 情報記録再生装置
JPH06197307A (ja) 情報記録再生装置
JP3912814B2 (ja) 情報処理装置
JPH0744906A (ja) 情報記録再生装置
JPH0744908A (ja) 情報記録再生装置
JP3666043B2 (ja) 記録再生方法及びその装置並びに編集方法及びその装置
JP3530546B2 (ja) 記録再生装置
JP3129860B2 (ja) 画像信号処理機構およびその適用機器
JP4585641B2 (ja) 記録映像の検索装置および検索方法
JPS60103884A (ja) 画像信号再生方式
JP2000134568A (ja) 記録再生装置及び記録再生方法
JP3679423B2 (ja) 記録再生装置及び再生装置
JPH07326172A (ja) 映像記録または再生装置
JPH1196622A (ja) デジタル情報信号の磁気記録再生装置
JPH04243064A (ja) 信号記録装置