JPH0785406A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH0785406A
JPH0785406A JP23114593A JP23114593A JPH0785406A JP H0785406 A JPH0785406 A JP H0785406A JP 23114593 A JP23114593 A JP 23114593A JP 23114593 A JP23114593 A JP 23114593A JP H0785406 A JPH0785406 A JP H0785406A
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JP
Japan
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magnetic disk
recording
track
width
guard band
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JP23114593A
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English (en)
Inventor
Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクリート・トラック方式の磁気ディス
クを用いた磁気ディスク装置において、記録トラック密
度を増加する。 【構成】 磁気ディスク1の記録トラック11の幅をW
t,ガードバンド12の幅をWg,磁気ヘッドの再生素子
のトラック幅をWh,磁気ヘッドの位置決め精度(ずれ
量)を±E、最高線記録密度の記録トラックにおける記
録データの最長ビット長をbmax、再生時のクロストー
ク許容量を示す定数をaとしたとき、ガードバンド12
の幅をWgの下限を Wg≧Wh−Wt+a・bmaxとなる
ように設定する。その上限をWg<4E+a・bmaxとな
るように設定する。 【効果】 クロストークを抑制しながら記録トラック密
度を増加できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ディスク装置に
関し、さらに詳しくいえば、ディスクリート・トラック
を有する磁気ディスクを用いた磁気ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置において記録密度を増
大させるには、磁気ディスクの円周方向の情報密度すな
わち「線記録密度」と半径方向の情報密度すなわち「ト
ラック密度」との双方を増加させることが必要である。
しかし、トラック密度を増加させると、隣接する記録ト
ラック間のガードバンド幅が狭くなるため、記録トラッ
ク間の磁気的な干渉(クロストーク)が増大し、再生信
号のS/Nの確保が困難になることが指摘されている。
【0003】そこで、ガードバンドに溝や非磁性領域を
形成するなどして隣接する記録トラック間の磁気的な干
渉を抑制した「ディスクリート・トラック」方式が提案
されている。この方式によれば、記録トラックの端部か
らのノイズの低減および磁気ヘッドの位置ずれの影響の
緩和が可能となる(例えば、アイ・イー・イー・イー、
トランザクションズ オン マグネティクス、エム エ
ー ジー23、第6巻(1987年)第3690頁から第3692頁
(IEEE Trans. Magn.,MAG-23(6)(1987)pp3690-369
2)参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記文献では、ディス
クリート・トラック方式を採用した磁気ディスクの記録
/再生の基本特性を把握するため、ガードバンドを20
0μmの幅でエッチングして溝を形成しそれによって記
録トラック相互の磁気的干渉を抑制しているのみであ
り、記録トラックの高密度化については考慮されていな
い。
【0005】そこで、この発明の目的は、ディスクリー
ト・トラック方式の磁気ディスクを備えた磁気ディスク
装置において、従来よりも記録トラックの密度を向上す
ることができる磁気ディスク装置を提供することにあ
る。
【0006】この発明の他の目的は、ディスクリート・
トラック方式の磁気ディスクを備えた磁気ディスク装置
において、従来よりも信頼性を向上することができる磁
気ディスク装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の磁気ディスク
装置は、ディスクリート・トラック方式の記録トラック
を有する磁気ディスクと、その磁気ディスクに情報を記
録する記録素子および記録した情報を再生する再生素子
を有する磁気ヘッドとを備えた磁気記録装置において、
前記磁気ディスクの記録トラックおよびガードバンドの
幅をそれぞれWt、Wgとし、前記再生素子のトラック幅
をWh、最大線記録密度の記録トラックにおける記録デ
ータの最長ビット長をbmax、再生時のクロストーク許
容量を示す定数をaとしたとき、それらが Wg≧Wh−Wt+a・bmax の関係を満たすことを特徴とする。
【0008】この磁気ディスク装置では、好ましくはa
=0.5とし、より好ましくはa=0.9とする。a=
0.5とすると、例えば、再生時のクロストークを−2
6dB以下に抑制することができる。a=0.9とする
と、例えば、再生時のクロストークを−30dB以下に
抑制することができる。
【0009】好ましくは、前記再生素子の最大位置ずれ
量を±Eとしたとき、前記磁気ディスクの記録トラック
幅Wtと前記再生素子のトラック幅Whとが、 Wh≧Wt+2E の関係を満たしているようにする。
【0010】こうすれば、目的とする記録トラックから
情報信号を最大強度で読み出すことが可能となる。
【0011】また、 Wg<4E+a・bmax の関係を満たすように、前記ガードバンド幅Wgの上限
を設定するのが好ましい。あるいは、 Wg<2(Wh−Wt)+a・bmax の関係を満たすように上限を設定してもよい。
【0012】こうすれば、クロストークを抑制しながら
従来例よりもトラック密度を向上させることができる。
【0013】前記磁気ディスクは、好ましくは、表面の
平坦な基板の上に直接または下地層を介して形成された
記録層を有していると共に、前記各ガードバンドには溝
が形成されており、しかも、前記記録層は前記記録トラ
ック上にのみ存在し、前記溝の内部には存在していない
ものとする。
【0014】あるいは、表面に凹凸を持つ基板の上に直
接または下地層を介して形成された記録層を有している
と共に、前記凹凸に対応するパターンで前記ガードバン
ドに溝が形成されており、しかも、前記記録層は前記記
録トラック上および前記ガードバンドの溝の内部に存在
しているものとする。
【0015】しかし、ディスクリート・トラック方式で
あれば、これら以外の構成の磁気ディスクも使用可能で
ある。
【0016】
【作用】この発明の磁気ディスク装置では、磁気ディス
クの記録トラックの幅Wt、ガードバンドのWg、前記再
生素子のトラック幅Wh、最大線記録密度の記録トラッ
クにおける記録データの最長ビット長bmax、再生時の
クロストーク許容量aが Wg≧Wh−Wt+a・bmax の関係を満たすので、これら以外の磁気的性能が同じ従
来の磁気ディスク装置に比べて、隣接する記録トラック
間のクロストークが減少し、再生信号に十分なS/Nが
得られる。その結果、記録トラックのいっそうの高密度
化が図れる。記録トラックの密度を従来と同じにした場
合は、信頼性が改善される。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照しながらこの発明の実
施例について説明する。
【0018】[第1実施例]図3は、この発明の第1実
施例の磁気ディスク装置の要部構成を示す。図3におい
て、ディスクリート・トラック方式の磁気ディスク1
は、表面に同心円状に形成された複数の記録トラック1
1を有しており、隣接する記録トラック11の間のガー
ドバンド12には溝が形成されている。この溝により、
隣接する記録トラック11間の磁気的な干渉(クロスト
ーク)が抑制される。磁気ディスク1はスピンドルに固
定されていて、図示しない磁気ディスク駆動手段により
回転せしめられる。
【0019】磁気ヘッド2は、図示しない磁気ヘッド駆
動手段によって制御・駆動され、目的とする記録トラッ
ク11上に位置決めされる。磁気ヘッド2の先端には、
記録トラック11に記録された情報を再生する再生素子
21が取り付けてある。再生素子21は磁気抵抗効果
(MR)型である。また、再生素子21に隣接して、記
録トラック11に情報を記録するための記録素子(図示
せず)が取り付けてある。記録素子および再生素子21
は、記録時および再生時に、目的とする記録トラック1
1の上方でその表面に所定間隙で近接して位置決めされ
る。
【0020】記録すべき情報は、当該磁気ディスク装置
の外部の情報処理手段から、図示しない記録/再生信号
処理手段を介して前記記録素子に送られ、その記録素子
によって磁気ディスク1の前記記録トラック11に記録
される。再生素子21により前記記録トラック11から
再生された情報は、その記録/再生信号処理手段を介し
て外部の情報処理手段に送られる。
【0021】次に、図1を参照しながら、この磁気ディ
スク装置における磁気ディスク1の記録トラック11お
よびガードバンド12と、磁気ヘッド2の再生素子21
のトラック22との位置関係について説明する。ここ
で、記録トラック11の幅をWt、ガードバンド(溝)
12の幅をWg、再生素子21のトラック22の幅をWh
とする。したがって、トラックピッチは(Wt+Wg)と
なる。また、目的とする記録トラック11上に磁気ヘッ
ド2を位置決めする場合の位置決め精度、換言すれば、
目的とする記録トラック11の中心からの再生素子21
のトラック22の最大位置ずれ量(トラック幅方向のず
れ量)を±Eとする。
【0022】まず、再生トラック22の位置ずれ量が+
Eの時でも、その記録トラック11から情報信号を最大
強度で読み出せるようにするには、その時に記録トラッ
ク11の全面にわたって再生トラック22が重なってい
る必要がある。よって、再生トラック22の幅Whは記
録トラック11の幅Wtよりも最大位置ずれ量Eだけ大
きいことが必要である。
【0023】再生素子21が反対側に位置ずれした場
合、すなわち位置ずれ量が−Eの時もこれと同様であ
る。したがって、再生素子21のトラック22の幅Wh
は記録トラック11の幅Wtよりも最大位置ずれ量Eの
2倍だけ大きいことが必要である。これを数式で表わせ
ば、 Wh≧Wt+2E (1) となる。
【0024】数式(1)において、トラック密度を向上
させるには、再生素子21のトラック22の幅Whが最
小であるのが好ましい。その場合のトラック22の幅W
hは、 Wh=Wt+2E (2) となる。
【0025】そこで、この実施例では、再生素子21の
トラック幅Whを数式(2)を満たすように設定してい
る。このため、図1に示すように、最大位置ずれ時(ず
れ量+E)において、ずれた向きとは反対側のトラック
22の端(図1では左端)が、その記録トラック11の
対応する一方の端(図1では左端)に一致している。ま
た、トラック22のずれた側の端(図1では右端)は、
その記録トラック11の対応する端(図1では右端)よ
りガードバンド12側に距離2Eだけ突出している。
【0026】次に、再生素子21のトラック22のガー
ドバンド12側に突出した部分の端と、その記録トラッ
ク11に隣接する記録トラック11の端までの距離d
は、 d=Wt+Wg−Wh (3) で表わされる。
【0027】他方、隣接する記録トラック11からの磁
気的干渉の大きさを示すクロストークは、数式(3)で
表わされる距離dと、記録ビット長(磁化反転間隔)b
との比(d/b)によって決定される。この場合、記録
ビット長bは、動作マージンが最も狭くなる最大線記録
密度の記録トラック11における最長ビット長(最長磁
化反転間隔)bmaxで考えるべきである。そこで、(d
/bmax)=aとおくと、aはクロストーク許容量を示
す定数である。定数aが大きくなれば再生時のクロスト
ークは小さくなる。
【0028】数式(3)より、 d=Wt+Wg−Wh=a・bmax (4) が成り立つから、数式(4)より、クロストークを所定
のクロストーク許容量以下に抑えるには、ガードバンド
幅Wgを Wt+Wg−Wh≧a・bmax したがって Wg≧Wh−Wt+a・bmax (5) の条件を満たすように設定することが必要である。
【0029】このように、クロストークを所定の許容量
以下に抑えるには、ガードバンド幅Wgの下限を数式
(5)を満たすように設定する必要があることが分か
る。
【0030】この実施例では、数式(2)よりWh−Wt
=2Eであるから、 Wg≧2E+a・bmax (6) に設定すればよいことが分かる。
【0031】ところで、数式(5)または(6)を満た
しながらガードバンド幅Wgを大きくすれば、それだけ
クロストークは低減されるが、反面、記録トラック11
の密度が減少する。そこで、クロストークを所定の許容
量以下に抑えながら記録トラック11の密度を従来より
向上させるためには、ガードバンド幅Wgに上限がある
と考えられる。その上限は次のようにして求められる。
【0032】従来例として、ディスクリート・トラック
方式でない表面が平坦な従来の磁気ディスクを用いた磁
気ディスク装置を採り上げる。この種の装置では、磁気
ヘッドの位置ずれによって生じるS/Nの低下を防ぐた
めに、記録素子と再生素子とを分離し記録素子のトラッ
ク幅を再生素子のトラック幅よりも広くする方法が知ら
れている。この方法を採用した従来の磁気ディスク装置
における記録トラックなどの位置関係を図4に示す。
【0033】図4では、記録素子のトラック42の幅
は、磁気ディスク3に形成された記録トラック31の幅
に等しく、再生素子のトラック41の幅よりも大きくな
っている。また、磁気ヘッドの位置決め精度は、図1の
ディスクリート・トラック方式の磁気ディスク装置と同
様に±Eであるとする。
【0034】まず、図4の磁気ディスク装置において、
図1のディスクリート・トラック方式の磁気ディスク1
と同じ強度の再生出力を得るためには、再生素子のトラ
ック41の幅は、図1の磁気ディスク1の記録トラック
11の幅Wtに一致する必要がある。そこで、再生素子
のトラック41の幅はWtとしてある。
【0035】次に、記録時の磁気ヘッドの位置ずれによ
り、本来の中心位置から一方の側(図4では左側)に最
大位置ずれ量−Eで記録トラック31が形成されている
とする。そして、再生時の磁気ヘッドの位置ずれによ
り、再生素子のトラック41が前記中心位置から記録時
とは反対側(図4では右側)に最大位置ずれ量+Eで記
録トラック31上を走行するとする。この場合に、その
記録トラック31から情報信号を最大強度で読み出せる
ようにするには、再生素子のトラック41の幅Wtの両
側に2Eの幅の余裕が必要なため(図1参照)、記録素
子のトラック42の幅、すなわち磁気ディスク3の記録
トラック31の幅は(Wt+4E)に設定する必要があ
る。こうすると、図4に示すように、再生素子のトラッ
ク41のずれた側(図4では右側)の端は、記録トラッ
ク31の対応する側の端と一致する。 さらに、目的の
記録トラック31に隣接する記録トラック32が、本来
の中心位置から記録トラック31と同じ側(図4では左
側)に最大位置ずれ量−Eで形成されているとする。こ
の場合、その隣接記録トラック32の記録トラック31
側の端と、本来の中心位置から記録時とは反対側(図4
では右側)に最大位置ずれ量+Eで記録トラック31上
を走行する再生素子のトラック41の端との間の距離
を、図1の磁気ディスク装置における距離dに等しくす
るためには、トラックピッチTPは、 TP=(Wt+4E)+d (7) の関係を満たすことが必要である。
【0036】ここで、隣接記録トラック32からの再生
クロストークが所定値a以下に抑えられる最小のトラッ
クピッチTPminは、数式(4)より TPmin=(Wt+4E)+a・bmax (8) となる。
【0037】図1のディスクリート・トラック方式の磁
気ディスク1では、トラックピッチは(Wt+Wg)で表
わされるから、磁気ディスク1のトラックピッチを磁気
ディスク3の最小トラックピッチTPminより狭くすれ
ば、従来の磁気ディスク3よりも記録トラックの密度を
高くすることができる。したがって、 Wt+Wg<TPmin=Wt+4E+a・bmax (9) つまり、ガードバンド幅Wgを Wg<4E+a・bmax (10) の関係を満たすように選べばよいことが分かる。
【0038】この実施例の磁気ディスク1では、記録ト
ラック幅Wtと再生素子21のトラック22の幅Whの関
係は前記数式(2)のように選ばれているので、結局、
ガードバンド幅Wgは、 Wg<2(Wh−Wt)+a・bmax (11) を満たすように設定すればよいことが分かる。
【0039】以上述べたように、この第1実施例の磁気
ディスク装置では、ガードバンド幅Wgを数式(11)
を満たすように設定すれば、再生クロストークを抑制し
ながら図4の従来の磁気ディスク装置よりも記録トラッ
ク11の密度を大きくすることが可能となる。
【0040】次に、(d/bmax)=aの具体的な値を
適用した例について説明する。◆図2は、図1の磁気デ
ィスク装置において、再生素子21のトラック幅Wh
2μm、磁気ディスク1の記録トラック11の幅Wt
1.5μmとした場合に、情報再生時に検出されるクロ
ストークを(d/bmax)=aの値を種々変えて測定し
た結果を示す。
【0041】一般に、磁気ディスク装置の動作に必要な
S/Nを考慮すると、クロストークは−26dB以下に
抑えられ、いっそうの高信頼性が要求される場合は−3
0dB以下に抑えられる。図2より、クロストークを−
26dB以下にするには(d/bmax)=a≧0.5と
すればよく、−30dB以下にするには(d/bmax
=a≧0.9とすればよいことが読み取れる。
【0042】したがって、クロストークを−26dB以
下に抑えるためには、数式(5)より、ガードバンド幅
gを Wg≧Wh−Wt+0.5bmax (12) を満たすように設定する必要があることが分かる。同様
に、クロストークを−30dB以下に抑えるためには、
ガードバンド幅Wgを Wg≧Wh−Wt+0.9bmax (13) を満たすように設定する必要があることが分かる。
【0043】他方、図4の従来の磁気ディスク装置で
は、再生クロストークを−26dB以下に抑えるために
は、最小のトラックピッチTPminは、数式(8)より TPmin=Wt+4E+0.5bmax (14) で表わされる。また、再生クロストークを−30dB以
下に抑えるためには、 TPmin=Wt+4E+0.9bmax (15) とすればよい。
【0044】よって、図1のディスクリート・トラック
方式の磁気ディスク1のトラックピッチ(Wt+Wg)を
Pminより狭くし、再生クロストークを−26dB以下
に抑えながらトラック密度を大きくするには、数式(1
4)より Wt+Wg<Wt+4E+0.5bmax (16) したがって、 Wg<4E+0.5bmax (17) の関係を満たすようにガードバンド幅Wgを選べばよい
ことが分かる。
【0045】同様にして、 Wg<4E+0.9bmax (18) の関係を満たすようにガードバンド幅Wgを選べば、再
生クロストークを−30dB以下に抑えながら従来より
高い記録トラック密度が得られる。
【0046】この実施例では、前述のように、記録トラ
ック11の幅Wtと再生素子21のトラック22の幅Wh
とは数式(2)の関係にあるので、ガードバンド幅Wg
を Wg<2(Wh−Wt)+0.5bmax (19) の関係を満たすようにすれば、再生クロストーク−26
dB以下を確保しながら従来の磁気ディスクより高い記
録トラック密度が得られる。
【0047】 Wg<2(Wh−Wt)+0.9bmax (20) の関係を満たすようにすれば、再生クロストーク−30
dB以下を確保しながら従来の磁気ディスクより高い記
録トラック密度が得られる。
【0048】次に、図5を参照しながら、この第1実施
例の磁気ディスク装置の具体例について説明する。◆図
5の磁気ディスク1は、表面が平坦な直径65mm
(2.5インチ)の非磁性基板51aと、基板51a上
に形成されたCr膜(厚さ150nm)からなる下地層
52と、CoCrPt膜(厚さ30nm)からなる記録
層53と、カーボン膜(厚さ20nm)よりなる保護層
54とを順に積層した構成である。この磁気ディスク1
は次のようにして製作した。
【0049】まず、非磁性基板51aの上にCr膜(厚
さ150nm)からなる下地層52を形成し、次いで、
下地層52の上にCoCrPt膜(厚さ30nm)から
なる記録層53を形成した。これらの工程はスパッタリ
ングにより行なった。
【0050】次に、前記記録層53の上にフォトレジス
トを塗布した後、その上にガードバンド12に形成する
溝のパターンを有する原盤マスクを密着して露光・現像
した。これにより、ガードバンド12の溝に対応する箇
所のフォトレジストが除去されたフォトレジスト膜を得
た。
【0051】その後、フォトレジスト膜の上からイオン
ミリング等の方法でエッチングを行ない、ガードバンド
12の溝に対応する箇所の記録層53を選択的に除去し
た。エッチング深さは記録層53の厚さより深い50n
mとした。こうしてディスクリート・トラック方式の記
録トラック11を得た。最後に、記録層53の表面に残
っているフォトレジスト膜を除去してから、記録層53
の上にカーボン膜(厚さ20nm)よりなる保護層54
を形成した。
【0052】図5の磁気ディスクでは、エッチング深さ
を記録層53の厚さより深くしているので、ガードバン
ド12に記録層53は残っていない。ガードバンド12
では、エッチングにより選択的に除去された下地層52
の中に保護層54が形成されている。
【0053】図5の磁気ディスクを組み込む磁気ディス
ク装置の磁気ヘッドの位置決め精度は±0.2μmであ
った。そこで、これを考慮して、磁気ディスクの記録ト
ラック11の幅Wtを1.5μm、再生素子21のトラ
ック幅Whを2.0μmとした。ガードバンド12の幅
gは0.6〜2μmの範囲で各種作製した。磁気ヘッ
ドは、記録素子として磁気誘導型の薄膜素子を用い、再
生素子21としてシールド型の磁気抵抗効果型(MR)
素子を用いた、記録再生分離型とした。記録素子のトラ
ック幅は2.0μmとした。
【0054】以上の条件の下、最大線記録密度を150
kBPIとして、最大位置ずれ時(ずれ量0.2μm)
の隣接トラックからのクロストークを測定した結果を図
6の曲線61に示す。図6の横軸はトラックピッチとし
てある。したがって、図5の磁気ディスクでは、記録ト
ラック11の幅Wtとガードバンド12の幅Wgの和(W
t+Wg)=(1.5+Wg)μmとなる。
【0055】この測定では、信号処理にPRML(Part
ial Response Maximum Likelihood)方式を用いること
を仮定し、記録変調方式にデータ“0”の最大ラン長が
4である(8/9)変換符号を用いるとしているため、
最大線記録密度の記録トラック11における最長ビット
長(最長磁化反転間隔)bmaxを0.75μmとした。
図6の曲線62は、図4に示す従来の磁気ディスク3
を用いた磁気ディスク装置のクロストーク測定結果を示
す。この測定では、この発明の磁気ディスク装置と同じ
位置決め精度(±0.2μm)で同一の再生出力が得ら
れるように、再生素子のトラック幅を磁気ディスク1の
記録トラック11の幅Wtに等しく1.5μmとし、ま
た磁気ヘッドの記録素子のトラック幅を2.3μmとし
た。
【0056】曲線61および62から、この発明の磁気
ディスク装置によれば、従来例に比べて再生クロストー
クを5〜12dB改善できることが分かる。
【0057】曲線61から分かるように、この発明の磁
気ディスク装置では、磁気ディスク1のガードバンド1
2の幅Wgを0.9μmとした場合、すなわちトラック
ピッチを(Wt+Wg)=(1.5+0.9)=2.4μ
mとした場合、トラック密度は10.6kTPIであ
り、このときのクロストークは−26dBであった。
【0058】同じクロストーク−26dBを従来の磁気
ディスク装置で得るためには、曲線62から分かるよう
に、トラックピッチを2.75μmまで広げる(トラッ
ク密度を9.2kTPIまで落とす)必要がある。
【0059】なお、この場合、数式(5)の左辺はWg
=0.9μmとなる。また、その右辺はWh=2.0μ
m、Wt=1.5μm、bmax=0.75μmであるか
ら、a=0.5とすると、 Wh−Wt+a・bmax=2.0−1.5+0.5×0.
75=0.875 となる。したがって、0.9≧0.875となり、数式
(5)を満たしていることが分かる。
【0060】また、E=0.2μmであるから、数式
(10)の右辺は 4E+a・bmax=4×0.2+0.5×0.75=
1.175 したがって、0.9≦1.175となり、数式(10)
を満たしていることが分かる。
【0061】磁気ディスク1のガードバンド12の幅W
gを1.2μmとした場合、すなわちトラックピッチを
(Wt+Wg)=(1.5+1.2)=2.7μmとした
場合、トラック密度は9.4kTPIであり、このとき
のクロストークは−30.5dBであった。
【0062】同じクロストーク−30.5dBを従来の
磁気ディスク装置で得るためには、曲線62から分かる
ように、トラックピッチを3.1μmまで広げる(トラ
ック密度を8.3kTPIまで落とす)必要がある。
【0063】この場合、数式(5)の左辺はWg=1.
2であり、その右辺はWh=2.0μm、Wt=1.5μ
m、bmax=0.75μmであるから、a=0.9とす
ると、 Wh−Wt+a・bmax=2.0−1.5+0.9×0.
75=1.175となる。したがって、1.2≧1.1
75となり、この場合も数式(5)を満たしていること
が分かる。
【0064】また、数式(10)の右辺は 4E+a・bmax=4×0.2+0.9×0.75=
1.475 したがって、1.2≦1.475となり、数式(10)
を満たしていることが分かる。
【0065】[第2実施例]図7は、この発明の第2実
施例の磁気ディスク装置に用いる、ディスクリート・ト
ラック方式の磁気ディスクを示す。第1実施例の磁気デ
ィスク1は、記録層53のエッチングによりディスクリ
ート・トラックを形成しているが、この第2実施例の磁
気ディスクは、表面にガードバンド12の溝のパターン
が予め形成された基板を使用するものである。
【0066】直径65mm(2.5インチ)の非磁性基
板51bの表面の溝は、記録トラック11の幅Wt
1.5μm、ガードバンド12の深さが50nmであ
る。また、ガードバンド12の幅Wgは0.6〜2μm
の範囲で各種設定した。この溝パターンの形成は、第1
実施例の溝形成プロセスと同様に、フォトリソグラフィ
ー法で行なった。
【0067】この基板51b上に、第1実施例と同様に
して、Cr膜(厚さ150nm)からなる下地層52
と、CoCrPt膜(厚さ30nm)よりなる記録層5
3と、カーボン膜(厚さ20nm)よりなる保護層54
をこの順に積層し、図7に示す構成の磁気ディスクを得
た。この磁気ディスクは、第1実施例とほぼ同一の記録
トラック11とガードバンド12を有している。
【0068】図7の磁気ディスクでは、基板51bの全
表面を覆う下地層52の表面に、基板51bの表面の凹
凸を反映した凹凸が形成されている。下地層52の上に
形成された記録層53は、下地層52に比べて厚さが小
さいので、下地層52の凸部(記録トラック11)の表
面と凹部(ガードバンド12)の底面にほとんど分離し
て形成されており、それら凸部の側面にはほとんど存在
していない。保護層54は、記録層53の全表面を覆っ
ているが、これも記録層53と同様に、記録層53の凸
部の表面と凹部の底面にほとんど分離して形成されてお
り、それら凸部の側面にはほとんど存在していない。
【0069】この磁気ディスクを第1実施例と同じ磁気
ヘッドと組み合わせて磁気ディスク装置を構成し、第1
実施例と同様にしてクロストークの測定を行なった。そ
の結果を図6の曲線63に示す。図6より明らかなよう
に、第1実施例とほぼ同等の結果が得られている。
【0070】この第2実施例の磁気ディスクを用いれ
ば、ガードバンド12の記録層53を取り除くことなく
ほぼ同等の効果が得られるので、磁気ディスクの作製プ
ロセスが簡略化される利点がある。また、ガードバンド
12の溝を形成するためのエッチング・プロセスが不要
となる利点もある。
【0071】この第2実施例では、基板51bの表面の
溝パターンをフォトリソグラフィー法で形成している
が、スタンパ法などを用いれば基板51bの量産が可能
である。この場合、磁気ディスクの作製がいっそう容易
になる。
【0072】なお、前記磁気ディスクの記録トラック1
1の幅Wtおよびガードバンド12の幅Wgは、図5およ
び図7のようにその境界面がテーパ状になっている場合
は、その先端(表面)で測定する。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の磁気ディ
スクおよび磁気ディスク装置によれば、従来よりも記録
トラック密度を向上することができる。例えば、従来と
同じ磁気性能の磁気ヘッドと従来と同じ精度の機構系を
用いて、記録トラックの密度を10%以上向上すること
が可能である。
【0074】また、記録トラック密度が同じ場合は、従
来よりも信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の磁気ディスク装置にお
いて、磁気ディスクの記録トラックおよびガードバンド
と磁気ヘッドの再生素子のトラックとの位置関係を示す
説明図である。
【図2】この発明の第1実施例の磁気ディスク装置にお
いて、再生素子のトラック端から隣接する記録トラック
端までの距離とビット長の比(d/b)に対する再生ク
ロストークの変化を示すグラフである。
【図3】この発明の第1実施例の磁気ディスク装置の要
部構成を示す図である。
【図4】従来の磁気ディスク装置における図1と同様の
図である。
【図5】この発明の第1実施例の磁気ディスク装置に用
いる磁気ディスクの半径方向断面図である。
【図6】この発明の第1実施例および第2実施例の磁気
ディスク装置と従来の磁気ディスク装置において、トラ
ックピッチおよびトラック密度に対する再生クロストー
クの変化を示すグラフである。
【図7】この発明の第2実施例の磁気ディスク装置に用
いる磁気ディスクの半径方向断面図である。
【符号の説明】
1 ディスクリート・トラック方式の磁気ディスク 11 磁気ディスクの記録トラック 12 磁気ディスクのガードバンド 2 磁気ヘッド 21 磁気ヘッドの再生素子 22 再生素子のトラック位置 3 従来の磁気ディスク 31 磁気ディスクの記録トラック 32 磁気ディスクの記録トラック 41 磁気ヘッドの再生素子のトラック位置 42 磁気ヘッドの記録素子のトラック位置 51a、51b 非磁性基板 52 下地層 53 記録層 54 保護層 61 第1実施例の再生クロストーク曲線 62 従来例の再生クロストーク曲線 63 第2実施例の再生クロストーク曲線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクリート・トラック方式の記録ト
    ラックを有する磁気ディスクと、その磁気ディスクに情
    報を記録する記録素子および記録した情報を再生する再
    生素子を有する磁気ヘッドとを備えた磁気ディスク装置
    において、 前記磁気ディスクの記録トラックおよびガードバンドの
    幅をそれぞれWt、Wgとし、前記再生素子のトラック幅
    をWh、最大線記録密度の記録トラックにおける記録デ
    ータの最長ビット長をbmax、再生時のクロストーク許
    容量を示す定数をaとしたとき、それらが Wg≧Wh−Wt+a・bmax の関係を満たすことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 a=0.5である請求項1に記載の磁気
    ディスク装置。
  3. 【請求項3】 a=0.9である請求項1に記載の磁気
    ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記再生素子の最大位置ずれ量を±Eと
    したとき、前記磁気ディスクの記録トラック幅Wtと前
    記再生素子のトラック幅Whとが、 Wh≧Wt+2E の関係を満たしている請求項1〜3のいずれかに記載の
    磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記再生素子の最大位置ずれ量を±Eと
    したとき、前記ガードバンド幅Wgが、 Wg<4E+a・bmax の関係を満たす請求項1〜4のいずれかに記載の磁気デ
    ィスク装置。
  6. 【請求項6】 前記ガードバンド幅Wgが、 Wg<2(Wh−Wt)+a・bmax の関係を満たす請求項5に記載の磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 a=0.5である請求項5または6に記
    載の磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 a=0.9である請求項5または6に記
    載の磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記磁気ディスクが、表面の平坦な基板
    の上に直接または下地層を介して形成された記録層を有
    していると共に、前記各ガードバンドには溝が形成され
    ており、しかも、前記記録層は前記記録トラック上にの
    み存在し、前記溝の内部には存在していない請求項1〜
    8のいずれかに記載の磁気ディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記磁気ディスクが、表面に凹凸を持
    つ基板の上に直接または下地層を介して形成された記録
    層を有していると共に、前記凹凸に対応するパターンで
    前記ガードバンドに溝が形成されており、しかも、前記
    記録層は前記記録トラック上および前記ガードバンドの
    溝の内部に存在している請求項1〜8のいずれかに記載
    の磁気ディスク装置。
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