JPH0845003A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JPH0845003A
JPH0845003A JP17796094A JP17796094A JPH0845003A JP H0845003 A JPH0845003 A JP H0845003A JP 17796094 A JP17796094 A JP 17796094A JP 17796094 A JP17796094 A JP 17796094A JP H0845003 A JPH0845003 A JP H0845003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
width
head
effective
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17796094A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Yada
博昭 矢田
Takashi Arai
隆史 新井
Takamichi Yamagoshi
隆道 山腰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP17796094A priority Critical patent/JPH0845003A/ja
Publication of JPH0845003A publication Critical patent/JPH0845003A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ディスクのさらなる高密度化を図る。 【構成】 実効記録ヘッド幅Twが、トラック間(ガー
ドバンド)が凹部とされた磁気ディスクのトラック幅T
dに比して大にされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピュータシ
ステムにおけるハードディスク装置(磁気ディスク装
置)などに用いて好適な磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えば磁気ディスク装置として
は、平坦な基板上に一様に磁性膜が形成された連続メデ
ィア(Continuous Track Media、以下、CTMと略記す
る)である磁気ディスクに対し、それぞれ独立に機能す
る巻線型記録ヘッドと磁気抵抗効果型再生ヘッドを一体
に構成したMR/Inductiveヘッドによって、
データの記録/再生を行うものが製品化されている。
【0003】このようなCTMに対し、データの記録/
再生を行う磁気ディスク装置のトラック幅の寸法設計
は、主として、再生ヘッド幅と記録ヘッド幅の相互関係
を考慮すれば良く、比較的簡単に行うことができる。
【0004】ところで、近年においては、上述したCT
Mに比べ、よりトラック密度を向上させることのできる
ディスクリートトラック型記録媒体(Discrete Track M
edia、以下、DTMと略記する)である磁気ディスクに
対し、MR/Inductiveヘッドによって、デー
タの記録/再生を行う磁気ディスク装置が考えられてい
る。
【0005】DTMにおいては、トラック間、即ちガー
ドバンドが凹形状に形成されており、従って再生時の隣
接トラックからの干渉が、CTMに比較して低減される
ので、トラックピッチを狭くすることによりトラック密
度を大きくすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DTM
を用いる磁気ディスク装置の設計にあたっては、記録ヘ
ッド幅と再生ヘッド幅だけでなく、例えばDTMのトラ
ック幅や、トラックピッチなどの新たなパラメータを考
慮する必要があり、即ち考慮すべきパラメータの数が多
く、これらの最適な相互関係が明らかではなかった。
【0007】従って、DTMによれば、上述したように
CTMに比較してトラック密度を大きくすることができ
るが、そのさらなる向上を図ることが困難な課題があっ
た。
【0008】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、トラック間が凹部とされた磁気記録媒体
に対するデータの記録をより高密度で行うことができる
ようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、トラック間が凹部とされた磁気記録媒体(例え
ば、図2に示す磁気ディスク1など)にデータを記録す
る記録ヘッド(例えば、図3に示す巻線型記録ヘッド1
5など)と、磁気記録媒体に記録されたデータを再生す
る再生ヘッド(例えば、図3に示す磁気抵抗効果型再生
ヘッド14など)とを有する磁気記録再生装置であっ
て、記録ヘッドの実効記録ヘッド幅が、磁気記録媒体の
トラック幅に比して大であることを特徴とする。
【0010】本発明の他の磁気記録再生装置は、トラッ
ク間が凹部とされた磁気記録媒体(例えば、図2に示す
磁気ディスク1など)にデータを記録する記録ヘッド
(例えば、図3に示す巻線型記録ヘッド15など)と、
磁気記録媒体に記録されたデータを再生する再生ヘッド
(例えば、図3に示す磁気抵抗効果型再生ヘッド14な
ど)とを有する磁気記録再生装置であって、記録ヘッド
の実効記録ヘッド幅が、再生ヘッドの実効再生ヘッド幅
に比して大であることを特徴とする。
【0011】この磁気記録再生装置においては、記録ヘ
ッドの実効記録ヘッド幅を、再生ヘッドの実効再生ヘッ
ド幅だけでなく、磁気記録媒体のトラック幅に比しても
大とすることができる。
【0012】磁気記録媒体は、凹凸の形成された基板上
に磁性膜を形成したものとすることができる。また、磁
気記録媒体は、平板状の基板のトラックに対応する位置
に磁性膜を形成したものとすることができる。
【0013】記録ヘッドの実効記録ヘッド幅、再生ヘッ
ドの実効再生幅、磁気記録媒体のトラック幅、または磁
気記録媒体のトラックピッチは、幾何学的SNRを評価
量としたシミュレーションにより得られた値とすること
ができる。
【0014】
【作用】本発明の磁気記録再生装置においては、巻線型
記録ヘッド15の実効記録ヘッド幅が、トラック間が凹
部とされた磁気ディスク1のトラック幅に比して大にさ
れている。従って、巻線型記録ヘッド15の中心が、磁
気ディスク1のトラック中心から多少ずれても、トラッ
クのほぼ全幅にわたって、記録すべきデータに対応する
磁化がなされるので、再生信号の劣化を低減することが
できる。そして、この場合、再生信号の劣化が少ないの
で、トラックピッチを狭くすることができ、その結果、
トラック密度をより向上させることができる。
【0015】また、本発明の他の磁気記録再生装置にお
いては、巻線型記録ヘッド15の実効記録ヘッド幅が、
磁気抵抗効果型再生ヘッド14の実効再生ヘッド幅に比
して大にされている。従って、再生時に、磁気抵抗効果
型再生ヘッド14がオフトラックしても、その実効再生
幅は狭いので、隣接トラックからデータを再生してしま
うことによる再生信号の劣化を低減することができる。
その結果、上述のように、トラック密度をより向上させ
ることができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の磁気記録再生装置を適用し
た磁気ディスク装置の一実施例の構成を示すブロック図
である。記録すべきデータは、変復調回路5に入力さ
れ、そこで変調される。この変調信号は、記録アンプ4
で増幅され、ヘッド3に供給される。ヘッド3は、記録
アンプ4からの変調信号に対応した磁界を発生し、これ
によりモータ2により回転されている磁気ディスク1上
に形成された磁性膜を水平方向に磁化する。このように
して、磁気ディスク1にデータが記録される。
【0017】一方、再生時には、ヘッド3において、磁
気ディスク1の磁化方向に対応した信号が発生され、再
生アンプ6に供給される。ヘッド3からの再生信号は、
再生アンプ6で増幅され、サーボ回路7に供給される。
サーボ回路7では、再生アンプ6からの信号に基づい
て、モータ2の回転が制御されるとともに、ヘッド3
の、磁気ディスク1の半径方向の位置が制御される。ま
た、再生アンプ6より出力された再生信号は、変復調回
路5にも供給される。変復調回路5では、再生アンプ6
からの再生信号が復調されて出力される。このようにし
て、磁気ディスク1に記録されたデータが再生される。
【0018】図2は、DTMである磁気ディスク1の詳
細構成を示している。磁気ディスク1は、その1周が所
定数のセクタに区分されている。また、各セクタは、所
定数のセグメントにより構成されている。各セグメント
は、図2(a)に示すように、サーボエリアとデータエ
リアとで構成されている。
【0019】サーボエリアには、同期をとるためのクロ
ックマークなどのサーボ制御に関するマークが形成され
ている。データエリアには、データが記録されるように
なされている。即ち、図2(b)の拡大図に示すよう
に、データエリアは、情報(データ)が記録される、磁
性膜(磁性体)よりなる、互いに独立したトラックと、
その間のガードバンドとで構成されている。ガードバン
ドは、図2(c)の断面図に示すように、凹部にされて
いる。
【0020】磁気ディスク1は、平板状の基板の、トラ
ックに対応する位置に磁性膜を形成したものであり(サ
ーボエリアのマークに相当する位置にも磁性膜が形成さ
れている)、いわばディスクリート(離散)トラックデ
ィスクということができる。
【0021】この磁気ディスク1においては、カードバ
ンドに磁性膜が形成されていないので、ガードバンドに
情報(データ)が記録されることによる干渉を避けるこ
とができ、これによりその干渉に起因する再生信号の劣
化がない。従って、前述したように、平坦な基板上に一
様に磁性膜が形成されたCTM(情報記録面が平面とさ
れたCTM)に比較して、高密度で情報を記録すること
ができる。
【0022】なお、同図に示すように、以下、磁気ディ
スク1のトラック幅またはトラックピッチを、それぞれ
TdまたはTpと表す。
【0023】図3および図4は、ヘッド3の詳細構成を
示している。なお、図3または図4は、ヘッド3の正面
または断面の構成をそれぞれ示している。
【0024】このヘッド3は、機能的に独立した磁気抵
抗効果型再生ヘッド14と巻線型記録ヘッド15とを、
1つの複合部品とした、MR/Inductiveヘッ
ドとされている。図3において、コア材(磁性層)11
および12は、磁気抵抗効果型再生ヘッド(MR部)1
4のシールドを構成している。なお、コア材12は、再
生時にはシールドとして機能するが、記録時には誘導用
コアとして機能する。このコア材11および12に挟ま
れるように、MR(磁性抵抗効果)薄膜よりなるMR素
子、その他バイアス導体、非磁性の絶縁層などが配置さ
れて、磁気抵抗効果型再生ヘッド14が構成される。
【0025】そして、コア材12の外側、即ちMR素子
が設けられた側とは反対側には、コア材13が積層さ
れ、これにより記録時の磁気ギャップ(図4)が構成さ
れている。これらのコア材12と13の間には、図4に
示すように、渦巻き状の巻線16が形成されている(こ
の巻線16に、図1で説明した記録アンプ4からの変調
信号に対応する電流が流れることにより、磁気ギャップ
(図4)に磁界が発生し、これにより磁気ディスク1が
磁化される)。
【0026】以上のようにして、コア材11と12の間
にMR素子が配置された、いわゆるシールド型構成のM
R型磁気ヘッド(磁気抵抗効果型再生ヘッド14)が構
成されるとともに、コア材12と13よりなる磁路に巻
線16が巻装された誘導型(Inductive)磁気
ヘッド(巻線型記録ヘッド15)が構成される。
【0027】MR素子よりなる磁気抵抗効果型再生ヘッ
ド14は、従来の、例えば電磁誘導型再生ヘッドに比較
して高感度であるため、これを用いることによりトラッ
クピッチ(ガードバンド)が狭くても、充分な再生出力
が得られる。従って、磁気ディスク1の高トラック密度
化を図ることができる。
【0028】なお、図3に示すように、以下、磁気抵抗
効果型再生ヘッド14または巻線型記録ヘッド15のヘ
ッド幅(実効再生ヘッド幅または実効記録ヘッド幅)
を、それぞれTrまたはTwと表す。
【0029】DTMである磁気ディスク1と、MR/I
nductiveヘッドであるヘッド3を組み合わせる
ことによって、さらなる高トラック密度化を図るには、
トラック幅Td、トラックピッチTp、実効記録ヘッド
幅Tw、および実効再生ヘッド幅Trの4つのパラメー
タを相互に最適化することが必要である。この相互最適
化は、以下に述べる幾何学的SNRを評価量としたシミ
ュレーションにより行うことができる。
【0030】ここで、従来、CTMについては、例えば
「E. A. Cunningham and D. C. Palmer, "A Model for
the Prediction of Disk File Performance from Basic
Component Capabilities," Paper JE-3, 1988 MMM-Int
ermag Conference (1988).」や「R. A. Jensen, J. Mor
telmans and R. Hauswizer, "Demonstration of 500Meg
abits per Square Inch with Digital Magnetic Record
ing", IEEE Trans. Magn., vol. 26, No. 5, pp2169-21
71 (1990).」などに記載されているように、いわゆる7
47カーブ(グラフの形状が、ボーイング747に似て
いることから、このように呼ばれる)を用いたトラック
密度モデルが提案されており、これは、目標とするトラ
ック密度(あるいはトラックピッチ)が与えられた場合
のヘッド幅の最適化や、ヘッド幅が与えられた場合のト
ラック密度の最適化に、広く用いられている。
【0031】747カーブとは、再生時のオフトラック
(Off Track Read)許容量(これは、再生信号の品質
(SNR)が、ある基準値以下になる前のオフトラック
量(Off Track Read Capability)で、以下 OTRC
と略記する)をトラックピッチTpの関数としてプロッ
トしたものである。従って、747カーブにおいて、O
TRCが最大になる時のトラックピッチTpが最適な
(最低限必要な)トラックピッチとなる。
【0032】例えば「J. K. Lee and P. I. Bonyhard,
"A Track Density Model for Magneto-resistive Head
s considering Erase Bands, "IEEE Trans. Magn., vo
l. 26, No.5, pp2475-2477 (1990). 」などに記載され
ているように、LeeとBonyhardは、再生信号
の質に対応する量として、幾何学的SNRを用いれば良
いことを示した。幾何学的SNRは、記録媒体の、ある
トラックと隣接トラックに対し、データが記録されてい
る状態を考え、オフトラックした再生ヘッドが再生する
有効な信号成分と、それ以外の干渉成分およびノイズ成
分などの総和との比として定義され、記録媒体上の各位
置の記録状態およびその記録媒体と再生ヘッドとの相互
位置関係で決まるものである。
【0033】以上の手法を、DTMである磁気ディスク
1と、MR/Inductiveヘッドであるヘッド3
とを組み合わせた磁気ディスク装置に適用し、トラック
幅Td、トラックピッチTp、実効記録ヘッド幅Tw、
および実効再生ヘッド幅Trを相互に最適化することに
ついて説明する。
【0034】幾何学的SNRは、磁気ディスク1の記録
状態および磁気抵抗効果型再生ヘッド14を計量モデル
化することにより計算することができる。
【0035】そこで、まず磁気ディスク1のトラックお
よびヘッド3の位置関係を考えると、それは、例えば図
5に示すようになる。同図においては、トラック上に、
実効記録ヘッド幅Twで情報が記録され、そのときイレ
ーズ(erase)バンド効果によって、トラック上の、実
効記録ヘッド幅Twからはみ出した位置にイレーズバン
ドが形成された様子を示している。さらに、同図では、
情報の記録されたトラックから、実効再生ヘッド幅Tr
で情報が再生される様子も示している。なお、同図にお
いて、HMR(Head Misregistrationの略記)は、磁気
ディスク1にあらかじめ形成されているトラックの中心
からの記録ヘッド15(再生ヘッド14)のオフトラッ
ク量を表している。これは、従来のCTMにおけるTM
R(Track Misregistration)に相当するものである。
【0036】以上のモデル化後、ここでは、幾何学的S
NR(以下、GSNRと略記する)を次式で定義する。 GSNR=Srms(x)/Nrms ・・・(1)
【0037】ここで、xは、トラック幅Td、トラック
ピッチTp、実効記録ヘッド幅Tw、記録時の記録ヘッ
ド15の位置、実効再生ヘッド幅Tr、再生時の再生ヘ
ッド14の位置を要素(成分)とするベクトルである。
従って、xの関数であるSrms(x)(後述するNm
edia(x),Nerase(x),Nold
(x),Nadj(x)も同様)は、上述の要素(幾何
学的パラメータ)の幾何学的関係に依存する量である
(従って、GSNRも、上述の幾何学的パラメータによ
り変化する)。
【0038】また、Srms(x)は、再生ヘッド14
で再生された有効な再生信号成分を意味し、この再生信
号を得るために記録した信号(Current Information、
以下、CIと略記する)は、ランダムな信号(ランダム
データ)(0101・・・などのようなパターン化され
ていない信号)とする。この再生信号の振幅は、再生ヘ
ッド14と、トラックの記録済部分(図5における濃い
影と淡い影との重複部分)との重複部分の幅(いわゆる
有効再生幅)に比例する。ここでは、単位トラック幅
(トラック幅1μm)あたりの再生信号の振幅を、典型
的な値である、例えば25μVo−p/μmとする。な
お、例えば1μVo−pは、尖頭値(ピーク値)が1μ
Vであることを意味する。
【0039】Nrmsは、再生時における有効な再生信
号以外の成分であり、ここでは、次式に示すように、各
干渉およびノイズ成分の分散の和とする。 Nrms=(Nmedia(x)2+Nerase(x)2+ Nt2+Nold(x)2+Nadj(x)21/2 ・・・(2)
【0040】ここで、Nmedia(x)は、メディア
ノイズ(Media Noise)(媒体雑音)に対応する信号成
分(ノイズ成分)を意味する。磁気ディスク1などのよ
うに、一般に高記録密度で用いられる金属薄膜型記録媒
体では、記録するデータの周波数が高いほど、このメデ
ィアノイズが増大する。メディアノイズの電力は、有効
再生幅に比例する。ここでは、磁気ディスク1には、上
述したように(有効な再生信号成分に対応するデータと
して)ランダムデータを記録し、さらに後述するOIお
よびAIもランダムデータとしたので、メディアノイズ
の電力(パワー)は、このような場合の典型的な値とし
て、例えば交流消去時に測定される最大値の1/4と仮
定する。今回のシミュレーションでは、単位トラック幅
(トラック幅1μm)あたりのメディアノイズの電力
を、0.9375(μVrms)2/μmとした。な
お、例えば1μVrmsは、実効値(Root Mean Squar
e)が1μVであることを意味する。
【0041】また、Nerase(x)は、イレーズバ
ンドノイズ(Erase Band Noise)に対応する干渉成分を
意味し、イレーズバンド幅(Erase Band Width、以下、
EBWと略記する)に比例する。ここでは、典型的な値
として、単位トラック幅(単位EBW)あたり、交流消
去時のメディアノイズの4倍の電力を有するものと仮定
した。なお、EBWは、例えば「T. Lin, J. A. Christ
ner, T. B. Mitchell,J. S. Gau and P. K. George, "E
ffects of Current and Frequency on Write,Read, and
Erase Widths for Thin-Film Inductive and Magnetor
esistive Heads", IEEE Trans. Magn. vol. 25, pp710-
715 (1989).」などに記載されているが、ここでは磁気
ディスク1に記録するデータに依らず一定とした。
【0042】さらに、Ntは、ヘッド3、記録アンプ
4、および再生アンプ6の発生するノイズ(Thermal No
ise)を意味する。このNtは、上述したベクトルxを
引数とする関数でもなく、また有効再生幅にも依らず一
定である。今回のシミュレーションでは、典型的な値と
して、0.31μVrmsを用いた。
【0043】Nold(x)は、CIを記録する前に、
磁気ディスク1に既に記録されていたデータ(古い記録
情報(Old Information、以下、OIと略記する))に
対応する干渉成分で、有効再生幅に比例した振幅を有す
る。ここでは、単位トラック幅あたり、上述したSrm
s(x)と同一の実効値を有するランダムな信号(但
し、Srms(x)とは区別できるものとする)である
とする。このNold(x)は、Srms(x)に関し
ては、干渉成分となる。
【0044】Nadj(x)は、再生対象となっている
トラックの隣接トラックに記録された情報(Adjacent I
nformation、以下、AIと略記する)に対応する干渉成
分で、有効再生幅に比例した振幅を有する。ここでは、
上述したNold(x)と同様に、単位トラック幅あた
り、Srms(x)と同一の実効値を有するランダムな
信号(但し、Srms(x),Nold(x)それぞれ
と区別できるものとする)とする。このNadj(x)
も、Srms(x)に関しては、干渉成分となる。
【0045】次に、シミュレーション(計算機シミュレ
ーション)の手順について、図6のフローチャートを参
照して説明する。まず磁気ディスク1の前面を、トラッ
ク幅方向(半径方向)に、微小な幅に分割しておく。そ
して、ステップS1において、実効記録ヘッド幅Tw、
実効再生ヘッド幅Tr、トラック幅Tdそれぞれが設定
され、ステップS2に進み、トラックピッチTpが設定
され、ステップS3に進む。
【0046】ステップS3では、磁気ディスク1の全ト
ラックに、OIが記録され、ステップS4に進み、所定
のトラックに、CIが記録される(以下、このトラック
をCI記録トラックという)。
【0047】ここで、ステップS4の処理の前において
は、EBWおよび記録ヘッド15のHMR(図5)が設
定される。従って、ステップS4では、CI記録トラッ
クに、CIが、そのトラック中心からHMRだけ記録ヘ
ッド15の中心がずれた状態(オフトラックした状態)
で、幅EBWのイレーズバンドを形成しながら記録され
ることになる。
【0048】CIの記録後、ステップS5に進み、CI
記録トラックの隣接トラックに、AIが記録される。な
お、このステップS5のAIの記録も、上述したステッ
プS4の処理の前に設定されたEBWおよびHMRにし
たがって行われる(但し、ステップS5の処理の前に、
ステップS4の処理の前に設定されたものとは異なるE
BWおよびHMRを設定するようにしても良い)。
【0049】以上のようにして、OI,CI,AIの記
録がなされた後、CI記録トラックから、CIが再生さ
れ、ステップS6に進み、式(1)にしたがって、GS
NRが計算される。なお、CI記録トラックからのCI
の再生は、最初は、CI記録トラックの中心と、再生ヘ
ッド14の中心とが一致している状態、即ち再生ヘッド
14がオフトラックしていない状態を仮定して行われ
る。
【0050】GSNRの計算後、ステップS7に進み、
そのGSNRが、所定の基準値(これは、充分な再生出
力が得られると考えられるGSNRで、今回のシミュレ
ーションでは、15dBとした)以下であるか否かが判
定される。ステップS7において、GSNRが、所定の
基準値より大きいと判定された場合、ステップS8に進
み、再生ヘッド14が、上述した微小な幅だけオフトラ
ックされ、ステップS6に戻る。即ち、この場合、前回
より、再生ヘッド14が、微小な幅だけオフトラックし
ている状態を仮定して、再度、CI記録トラックからの
CIの再生が行われ、GSNRが計算される。
【0051】一方、ステップS7において、GSNR
が、所定の基準値以下であると判定された場合、ステッ
プS9に進み、前回の再生ヘッド14のオフトラック
量、即ち上述したOTRC(基準値以下になる前の再生
ヘッド14のオフトラック量)が求められ、ステップS
2に戻る。ステップS2では、トラックピッチTpの設
定値が変更され、以下、ステップS3以降の処理が再度
行われる。
【0052】そして、トラックピッチTpを所定の範囲
内で変化させ、その範囲におけるすべてのOTRCが、
ステップS9で求められた後、ステップS10に進み、
OTRCをトラックピッチTpの関数としてプロットし
た747カーブがプロットされる。
【0053】図7は、トラック幅Td、実効記録ヘッド
幅Tw、実効再生ヘッド幅Tr,EBW、記録ヘッド1
5のHMR、または基準値を、それぞれ3.2μm,
4.0μm,4.5μm,0.2μm,0.8μm、ま
たは15dBとして、シミュレーションを行った結果得
られた747カーブを示している。
【0054】ここで、シミュレーションでは、図6のス
テップS8で再生ヘッド14をオフトラックさせる方向
は、図5において右方向のみとしたが、記録ヘッド15
は、図5において右と左のそれぞれに、HMR(いまの
場合、0.8μm)だけオフトラッさせてCIの記録
(ステップS4)とAIの記録(ステップS5)を行っ
た。図7において、HMR<a><b>のうちの、aま
たはbは、それぞれCIまたはAIを記録するときの、
記録ヘッド15のオフトラック方向を示している。即
ち、a,bが、「+」である場合は、記録ヘッド15
を、図5において右側に、また「−」である場合は、記
録ヘッド15を、図5において左側に、それぞれオフト
ラックさせたことを示している。
【0055】図7から分かるように、HMR<−><−
>における場合が、OTRCが最も悪くなる傾向にあ
る。これは、CI記録トラックの有効再生幅(図5)が
小さくなるのと同時に、その隣接トラックの左端にまで
AIが記録されることによる干渉の影響が大きくなるか
らである。このことは、実効記録ヘッド幅Tw、実効再
生ヘッド幅Trにほとんど関係なく言えるので、以下で
は、ワーストケースと考えられるHMR<−><−>の
場合のみを対象に説明する。
【0056】図6に戻り、ステップS10の処理後、ス
テップS11に進み、ステップS10でプロットされた
747カーブで、OTRCがHMRに等しいときのトラ
ックピッチTpが、いま設定されている実効記録ヘッド
幅Tw、実効再生ヘッド幅Tr、トラック幅Tdに対
し、最適な(最低限必要な)トラックピッチTp0とさ
れる。
【0057】ここで、いま設定されている実効記録ヘッ
ド幅Tw、実効再生ヘッド幅Tr、トラック幅Tdに対
し、最適なトラックピッチTp0を、OTRCがHMR
に等しいときのトラックピッチTpとしたのは、次のよ
うな理由による。即ち、図3および図4に示したヘッド
3は、再生ヘッド14および記録ヘッド15が一体に構
成されているので、これらの位置決め制御の精度は同一
と考えられる。従って、記録時の記録ヘッド15のオフ
トラック量が、HMRだけあるとすれば、再生時の再生
ヘッド14のオフトラック量もHMRだけあると考えら
れるので、このような場合に、少なくとも基準値(15
dB)だけのGSNRが得られるようにするためであ
る。
【0058】以上の処理後、ステップS1に戻り、実効
記録ヘッド幅Tw、実効再生ヘッド幅Tr、またはトラ
ック幅Tdの設定値が変更され、以下、ステップS2以
降の処理が再度行われる。
【0059】そして、実効記録ヘッド幅Tw、実効再生
ヘッド幅Tr、またはトラック幅Tdを所定の範囲内で
変化させ、実効記録ヘッド幅Tw、実効再生ヘッド幅T
r、およびトラック幅Tdのすべての組み合わせについ
ての最適なトラックピッチTp0が、ステップS10で
求められた後、その最適なトラックピッチTp0のうち
の最小のトラックピッチTpminが求められる。そし
て、この最小のトラックピッチTpminが得られたと
きの実効記録ヘッド幅Tw、実効再生ヘッド幅Tr、お
よびトラック幅Tdの組み合わせが、最適な組み合わせ
とされ、処理を終了する。
【0060】図8は、トラック幅Td、EBW、記録ヘ
ッド15のHMR、または基準値を、それぞれ3.2μ
m,0.2μm,0.8μm、または15dBとして、
シミュレーションを行った結果得られた、最低限必要な
トラックピッチTp0を、実効記録ヘッド幅Twの関数
として示している。なお、同図においては、実効再生ヘ
ッド幅Trを、1.2,2.0,2.8,3.2,4.
0、または4.8μmとした場合それぞれのトラックピ
ッチTp0を示してある。
【0061】この図8に示す場合においては、実効再生
ヘッド幅Trまたは実効記録ヘッド幅Twが、それぞれ
3.2μmまたは3.83μmのときに、トラックピッ
チTp0を、4.02μmと最小にすることができる。
この場合の磁気ディスク1のトラックおよびヘッド3の
位置関係を、寸法も含めて図9に示す。
【0062】また、図8に示す場合においては、実効再
生ヘッド幅Trが3.2μmを超えると、トラックピッ
チTpが急激に大きくなるが(最低限必要なトラックピ
ッチTp0が急激に大きくなるが)、これは、実効再生
ヘッド幅Trが3.2μmを超えると、再生ヘッド14
が、CI記録トラックの隣接トラックに記録されたAI
の再生を行い、これによりGSNRが大きく劣化するた
めである。
【0063】図10は、トラック幅Td,EBW、記録
ヘッド15のHMR、または基準値を、それぞれ2.0
μm,0.2μm,0.8μm、または15dBとし
て、シミュレーションを行った結果得られた、最低限必
要なトラックピッチTp0を、実効記録ヘッド幅Twの
関数として示している。なお、同図においては、実効再
生ヘッド幅Trを、2.0,2.2,2.8,3.2,
4.0、または4.8μmとした場合それぞれのトラッ
クピッチTp0を示してある。この場合も、図8に示し
た場合と同様の傾向を示し、実効再生ヘッド幅Trまた
は実効記録ヘッド幅Twが、それぞれ2.8μmまたは
2.9μmのときに、トラックピッチTp0を3.17
μmと最小にすることができる。
【0064】以上のように、EBWやHMR、その他各
種のノイズ成分や干渉成分などを与えてシミュレーショ
ンを行うことにより、DTMである磁気ディスク1とM
R/Inductiveヘッドであるヘッド3の各寸法
(幅)の最適設計値を得ることができる。また、シミュ
レーションを、様々なトラック幅Tdとヘッド幅(実効
記録ヘッド幅Tw、実効再生ヘッド幅Tr)の組み合わ
せについて繰り返すことにより、これらの幾何学的パラ
メータ(トラック幅Td、ヘッド幅)の間に存在する最
適設計条件を見つけることができる。
【0065】図11は、シミュレーションの結果得られ
た図8(図10)に示すグラフに基づいて作成した最小
のトラックピッチTpminと、トラック幅Td、実効
記録ヘッド幅Tw、または実効再生ヘッド幅Trそれぞ
れとの関係を示している。同図から、Tw>Tdおよび
Tw>Trの関係が存在することが判る。この関係は、
GSNRを求めるにあたって仮定した値や、EBW,H
MRを、常識的範囲で変えても、ほぼ成立する。
【0066】従って、実効記録ヘッド幅Twをトラック
幅Tdに比べて大きく設定することにより、あるいは実
効記録ヘッド幅Twを実効再生ヘッド幅Trに比べて大
きく設定することにより、またこれらの条件の両方を満
足するように、トラック幅Td、実効記録ヘッド幅T
w、および実効再生ヘッド幅Trを設定することによ
り、磁気ディスク1のトラックピッチTpの狭小化を図
ることができ、その結果トラック密度のさらなる改善を
図ることができる。
【0067】図1の磁気ディスク装置では、上述の条件
を満足するように、磁気ディスク1とヘッド3とが構成
されている。従って、この装置によれば、磁気ディスク
1に対し、従来のCTM,DTMにおける場合に比較し
て、より高密度で情報を記録することができる。また、
実効記録ヘッド幅Twが上述したように大とされている
ので、隣接トラックに対する記録時におけるイレーズバ
ンド効果により、CI記録トラックの端部に記録された
OIが消去されるので、OIに対応する残留磁気による
再生信号の劣化を防止することができる。
【0068】なお、磁気ディスク1のトラックピッチT
pを、上述したシミュレーションの結果得られた最小値
(Tpmin)より大きくした場合には、基準値を超え
るGSNRを得られるOTRCも大きくなるので、即ち
大きなオフトラックマージンを確保することができるの
で、ヘッド3の位置決め制御に要求される精度を、いわ
ばゆるくすることができ、その結果、装置の設計を容易
に行うことが可能となる。
【0069】以上、本発明を、磁気ディスク装置に適用
した場合について説明したが、本発明は、この他、例え
ば磁気テープ装置や磁気ドラム装置などのあらゆる磁気
記録再生装置に適用可能である。
【0070】なお、本実施例においては、実効記録ヘッ
ド幅Tw(実効再生ヘッド幅Tr)の上限値については
言及しなかったが、これは、磁気ディスク1のトラック
ピッチTpより幾分大きい程度とすることができる。
【0071】また、本実施例では、図2で説明したよう
に、磁気ディスク1として、そのガードバンドに磁性膜
(磁性層)がないものを用いるようにしたが、この他、
磁気ディスク1としては、凹凸の形成された基板上に磁
性膜を形成したものを用いることが可能である。即ち、
図2と同様の図12に示すように、エッチングや、スタ
ンピング、あるいはモールド型への射出整形などによっ
て、トラックの位置が凸に、ガードバンドの位置が凹に
なるよう凹凸を形成した基板上に磁性膜を形成した磁気
ディスク1を用いることができる。このような磁気ディ
スク1においては、ガードバンドが凹部にされているの
で、その部分の磁性膜からの発生磁界が再生ヘッド14
に及ぼす影響はほとんどなく、従ってこれを用いた場合
でも、上述した場合と同様の効果を得ることができる。
【0072】さらに、実施例では、再生ヘッド14とし
て、磁気抵抗効果型ヘッドを用いるようにしたが、この
他、例えばコイルを用いた電磁誘導型やその他の再生原
理に基づくものを用いることが可能である。
【0073】
【発明の効果】以上の如く、本発明の磁気記録再生装置
によれば、実効記録ヘッド幅が、トラック間が凹部とさ
れた磁気記録媒体のトラック幅に比して大にされている
ので、トラックピッチを狭くすることができ、その結
果、トラック密度をより向上させることができる。
【0074】また、本発明の他の磁気記録再生装置によ
れば、実効記録ヘッド幅が、実効再生ヘッド幅に比して
大にされているので、やはりトラック密度をより向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気ディスク装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の磁気ディスク1の構成例を示す図であ
る。
【図3】図1のヘッド3の正面の構成例を示す図であ
る。
【図4】図1のヘッド3の断面の構成例を示す図であ
る。
【図5】磁気ディスク1のトラックおよびヘッド3の位
置関係を説明する図である。
【図6】シミュレーションの手順を説明するフローチャ
ートである。
【図7】トラックピッチTpと、幾何学的SNRが基準
値以下になる直前の、再生ヘッド14のオフトラック量
OTRC(Off Track Read Capability)との関係を示
す図である。
【図8】記録ヘッド15の実効記録ヘッド幅Twと、ト
ラックピッチTpとの関係を示す図である。
【図9】磁気ディスク1のトラックおよびヘッド3の位
置関係を示す図である。
【図10】記録ヘッド15の実効記録ヘッド幅Twと、
トラックピッチTpとの関係を示す図である。
【図11】最小のトラックピッチTpminと、トラッ
ク幅Td、実効記録ヘッド幅Tw、または実効再生ヘッ
ド幅Trそれぞれとの関係を示す図である。
【図12】図1の磁気ディスク1の他の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2 モータ 3 ヘッド 4 記録アンプ 5 変復調回路 6 再生アンプ 7 サーボ回路 11乃至13コア材(磁性層) 14 磁気抵抗効果型再生ヘッド 15 巻線型記録ヘッド 16 巻線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラック間が凹部とされた磁気記録媒体
    にデータを記録する記録ヘッドと、前記磁気記録媒体に
    記録されたデータを再生する再生ヘッドとを有する磁気
    記録再生装置であって、 前記記録ヘッドの実効記録ヘッド幅が、前記磁気記録媒
    体のトラック幅に比して大であることを特徴とする磁気
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 トラック間が凹部とされた磁気記録媒体
    にデータを記録する記録ヘッドと、前記磁気記録媒体に
    記録されたデータを再生する再生ヘッドとを有する磁気
    記録再生装置であって、 前記記録ヘッドの実効記録ヘッド幅が、前記再生ヘッド
    の実効再生ヘッド幅に比して大であることを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドの実効記録ヘッド幅が、
    前記再生ヘッドの実効再生ヘッド幅だけでなく、前記磁
    気記録媒体のトラック幅に比しても大であることを特徴
    とする請求項2に記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気記録媒体は、凹凸の形成された
    基板上に磁性膜を形成したものであることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気記録媒体は、平板状の基板の前
    記トラックに対応する位置に磁性膜を形成したものであ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドの実効記録ヘッド幅、再
    生ヘッドの実効再生幅、磁気記録媒体のトラック幅、ま
    たは磁気記録媒体のトラックピッチは、幾何学的SNR
    を評価量としたシミュレーションにより得られた値とさ
    れていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
    記載の磁気記録再生装置。
JP17796094A 1994-07-29 1994-07-29 磁気記録再生装置 Withdrawn JPH0845003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17796094A JPH0845003A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17796094A JPH0845003A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0845003A true JPH0845003A (ja) 1996-02-16

Family

ID=16040095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17796094A Withdrawn JPH0845003A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0845003A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007234070A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Fujitsu Ltd ディスリートトラック記録方法、記憶装置及びその製造方法
JP2011018441A (ja) * 2010-09-21 2011-01-27 Toshiba Corp 磁気記録装置
JP2011129230A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Toshiba Corp ディスク記憶装置及びデータ記録再生方法
JP2012014795A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Toshiba Corp 磁気記録装置、および磁気記録装置の検査方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007234070A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Fujitsu Ltd ディスリートトラック記録方法、記憶装置及びその製造方法
JP2011129230A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Toshiba Corp ディスク記憶装置及びデータ記録再生方法
JP2012014795A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Toshiba Corp 磁気記録装置、および磁気記録装置の検査方法
US8786971B2 (en) 2010-06-30 2014-07-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic recording apparatus having variable-width tracks and method of testing same
JP2011018441A (ja) * 2010-09-21 2011-01-27 Toshiba Corp 磁気記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060171052A1 (en) Method of servo writing for magnetic recording system, magnetic recording system
US5138511A (en) Magnetic recording disk in which the level of the surface of the data tracks, and servo tracks is higher than that of the guardbands
JP3172000B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS61107520A (ja) 多チヤンネル磁気抵抗効果型磁気ヘツド
JPH0785406A (ja) 磁気ディスク装置
US6487042B2 (en) Thin-film magnetic head and magnetic storage apparatus using the same
JPH08102154A (ja) 磁気ディスク装置
JPH10320720A (ja) 垂直記録用磁気ヘッド
JPH0845003A (ja) 磁気記録再生装置
JP2856134B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH07201002A (ja) 磁気記録再生装置
JP4206142B2 (ja) 位置信号記録方法及びそれを用いた磁気記録装置
JPS63201963A (ja) トラツク追従制御方式
JP3266589B2 (ja) 複合型磁気ヘッド
JPS62121917A (ja) ベリ−ドサ−ボ方式用薄膜磁気ヘツド
JPS61258326A (ja) 磁気記憶装置
JP3040891B2 (ja) 複合型磁気ヘッド
JPH01251413A (ja) 磁気デイスク装置
JPH07254120A (ja) 複合型薄膜磁気ヘッド
JPH04146504A (ja) 磁気記録媒体の再生方法および装置
JPH02282911A (ja) 磁気ヘッドの実効ギャップ長測定方法
JPH0973620A (ja) 磁気記録再生装置
JPH1131311A (ja) シールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法
JPH0447366B2 (ja)
JPS6364610A (ja) ベリ−ドサ−ボ方式用磁気ヘツド

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002