JPH0784999A - 離散コサイン変換装置及び逆離散コサイン変換装置 - Google Patents

離散コサイン変換装置及び逆離散コサイン変換装置

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JPH0784999A
JPH0784999A JP23308293A JP23308293A JPH0784999A JP H0784999 A JPH0784999 A JP H0784999A JP 23308293 A JP23308293 A JP 23308293A JP 23308293 A JP23308293 A JP 23308293A JP H0784999 A JPH0784999 A JP H0784999A
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dct
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陽一 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次元ブロック数に関わらず、内蔵する演算
回路を効率よく使用し、DCTまたはIDCT演算を汎
用的な演算装置で実施する。 【構成】 1次DCT演算時に、各入力セレクタ80〜
87は入力データを選択して演算回路50〜57へそれ
ぞれ伝達する。演算回路50〜57は設定された係数を
用いて入力データに対する積和演算を実施し、その積和
演算結果が入出力メモリ60〜67に格納される。2次
DCT演算時には、各入力セレクタは、1次DCTの演
算結果を格納した入出力メモリの出力を選択して各演算
回路へそれぞれ伝達する。また、演算回路50〜57は
縦続接続され、各演算回路50〜57は前記入出力メモ
リの出力に対して設定された係数を乗算し、さらに前段
の演算回路の演算結果を加算する。そして、最終段の演
算回路57から求めるDCTの演算結果が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理における符号
化装置等に広く用いられ、入力データに対して直交変換
の一種である離散的コサイン変換(以下、DCTとい
う)または逆離散的コサイン変換(以下、IDCTとい
う)を実施する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;特開平4−313157号公報 文献2;“テレビジョン画像情報工学データブック”オ
ーム社、p.22,96 文献3;テレビジョン学会誌、47[2](1993)、大
藤健著、“DSPの技術動向”p.168-175 DCT及びIDCTは、画像処理、特に符号化の分野で
広く用いられている。例えば、通常の画像処理におい
て、画像が局所的な2次元の画素マトリックスを有する
ブロックに分割され、該ブロックごとに画像処理が実行
される。DCT及びIDCTについても、同様に、分割
された2次元ブロックに対して実施される。即ち、大き
さをL(L×L画素)のブロックにに対して次の(1)
式のDCTと(2)式のIDCTが実行される。
【0003】
【数1】 以降、大きさLを8としてDCT及びIDCT処理につ
いて説明する。大きさLが8のとき、(1)式は(3)
式となり、(3)式は、(4)および(5)式と分ける
ことができる。
【0004】
【数2】 即ち、(4)式の後(5)式を実施することによりDC
T演算を行うことができる。(4)式を1次DCT、
(5)式を2次DCTと称する。一方、IDCTは、
(2)式から、(6)及び(7)式となり、(6)式の
後(7)式を実施することによりIDCT演算を行うこ
とができる。(6)式を1次IDCT、(7)式を2次
IDCTと称する。
【0005】
【数3】 従来のDCT及びIDCTの変換装置としては、文献1
開示された方法があり、(4)〜(7)式にの乗算回数
を1/2にしてDCT処理前段に前処理、IDCT後段
に後処理を行う方法が示されている。この場合は、DC
T及びIDCTのための専用回路を構成している。一
方、専用回路でなく汎用性を有する回路で実現しようと
した場合、文献3に示されているように、DSP(Digi
tal SignalProcessor)に用いられている積和演算回路
を並列に動作させる方法が考えられる。
【0006】図2は、従来例のDCT及びIDCT用装
置の構成ブロック図であり、並列の複数の積和演算回路
を有し、汎用性を有した回路で入力データに対してDC
T及びIDCT演算を実施する。図2の装置は、8×8
画素の2次元マトリックスで構成されたブロックに対
し、DCTまたはIDCT演算を実施する8個の並列の
演算部A0 〜A7 で構成され、1個の8×8画素のブロ
ックの8成分に対して演算を同時に実施する装置であ
る。各演算部A0 〜A7 は、図2の変換装置は、各成分
毎のブロック内の画素データが予め格納されている8個
の入力メモリ10〜17と、各入力メモリ10〜17の
出力側にそれぞれ接続されて入力を切り替える8個の入
力セレクタ20〜27と、内蔵した乗算器及び和算器を
用いて各入力セレクタ20〜27で選択されたデータに
対してそれぞれ積和演算をする8個の積和演算回路30
〜37と、積和演算回路30〜37の演算結果をそれぞ
れ格納する8個の入出力メモリ40〜47とを、備えて
いる。各入出力メモリ40〜47の出力データは、入力
セレクタ20〜27にそれぞれ入力され、各入力セレク
タ20〜27は、その入出力メモリ40〜47の出力デ
ータと入力メモリ10〜17からのデータをそれぞれ選
択する。また、各積和演算回路30〜37には、図示し
ない内蔵乗算器の一方の入力となる係数を格納するメモ
リを有している。
【0007】次に、図2の変換装置の動作を説明する。
各入力メモリ10〜17の出力データを、入力セレクタ
20〜27を介して積和演算回路30〜37へそれぞれ
入力するモードとすることにより、(4)式が実行され
る。8×8画素ブロック分の1次DCTが終了の後、各
入出力メモリ40〜47からの出力データを、入力セレ
クタ20〜27を介して積和演算回路30〜37へそれ
ぞれ入力するモードとすることにより、(5)式が実行
される。以上の動作を経ることにより、8個の8×8画
素ブロックのデータが、同時にDCT処理される。ID
CTにおいては、8×8画素のDCTデータを予め各入
出力メモリ40〜47に格納した後、(6)及び(7)
式が実行される。汎用的な変換装置を用いる利点は、そ
の変換装置を他の画像処理演算、例えばフィルタ処理等
に使用することができる点にある。即ち、変換装置を複
数動作させることにより、画像処理装置としての総合性
能を向上することができる点が利点であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DCTまたはIDCTの変換装置おいては、次のような
課題があった。図2のように、演算部A0 〜A7 を並列
した変換装置では、全ての演算部にデータを供給してい
ない場合、演算部中A0 〜A7 の積和演算回路30〜3
7の動作効率が低下し、無駄が発生する。文献2は、画
像符号化等で扱うカラー画像のフォーマットが2種類あ
ることを示している。画像の輝度成分においては、画像
が16×16画素のマクロブロックと呼ばれる単位に分
割され、その画像処理はマクロブロック単位に実施され
る。マクロブロック単位中には、8×8画素のブロック
が4個存在し、輝度成分に対しては、図2中の演算部が
4個使用される。その4個の演算部で使用される輝度成
分をそれぞれ成分Y0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 と称する。一
方、画像の色成分は2種類の色差成分Cb,Crで構成
されている。色差成分Cb,Crの両成分とも水平方向
画素数は、輝度成分の1/2である。しかし、色差成分
Cb,Crの両成分の垂直方向の画素数は、輝度成分と
等しい場合と輝度成分の1/2である場合の2通りあ
る。前者の場合を、後者の場合4;2;0フォーマット
という。即ち、画像処理において、4;2;2フォーマ
ットは、Y0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Cb0 ,Cr0 ,C
b1 ,Cr1 の8ブロックのデータ処理、4;2;0フ
ォーマットでは、Y0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Cb,Cr
の6ブロックの処理で構成される。
【0009】図2の従来例では、演算回路が8個使用さ
れているので、4;2;2フォーマットの処理を実施す
るには、都合がよい。しかしながら、4;2;0フォー
マットの場合には、図2の従来例の変換装置は、2ブロ
ック分の演算回路が動作しないことになる。このこと
は、変換装置の動作効率が低下したことを示している。
動作効率の低下を避けるために、複数のマクロブロック
分のデータを同時に処理しようとすると、DCTまたは
IDCT以外の処理と同期をとる制御が複雑になるとい
う問題があった。演算部を6個とすると4;2;0フォ
ーマットの画像には適するが、4;2;2フォーマット
の画像には、適さなかった。また、文献1に開示されて
いる回路構成によれば、マクロブロック内に存在するブ
ロック数に関わらずDCTまたはIDCTの演算が行わ
れるが、専用回路であるため他の演算回路を必要とし、
画像処理装置全体のハード量が増加していた。本発明は
前記従来技術が持っていた課題として、汎用的な回路構
成でDCTまたはIDCT回路を構成すると演算回路に
無駄が生じる点について解決をした離散コサイン変換及
び逆コサイン変換装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、乗算器及び加算器を有し、入力デー
タと設定された係数との積を求めかつその積に該入力デ
ータに対応したデータを加算して積和演算を実施するN
(Nは正の整数)個の演算回路を備え、2次元のマトリ
ックスで構成されたN以下の任意個数の2次元ブロック
データに対して離散コサイン変換を行う離散コサイン変
換装置において、次のような手段を講じている。即ち、
第1の発明の離散コサイン変換装置は、前記各2次元ブ
ロックデータ中の所定ラインのデータまたは帰還された
データを選択して前記各演算回路へそれぞれ伝達する複
数の入力セレクタと、前記各演算回路の演算結果のデー
タを格納すると共に該格納データを前記入力セレクタに
それぞれ帰還する複数の入出力メモリとを設けている。
そして、前記各演算回路は前記離散コサイン変換過程中
の設定された期間のみ縦続接続され、該演算回路の演算
結果と前段の演算回路の演算結果を選択し前記積と加算
し、最終段の演算回路は前記2次元ブロックデータに対
応した離散コサイン変換結果を出力する構成としてい
る。
【0011】第2の発明は、乗算器及び加算器を有し、
入力データと設定された係数との積を求めかつその積に
該入力データに対応したデータを加算して積和演算を実
施するN(Nは正の整数)個の演算回路を備え、2次元
のマトリックスで構成されたN以下の任意個数の2次元
ブロックデータに対して逆離散コサイン変換を行う逆離
散コサイン変換装置において、次のような手段を講じて
いる。即ち、第2の発明の逆離散コサイン変換装置は、
前記各2次元ブロックデータ中の所定ラインのデータま
たは帰還されたデータを選択して前記各演算回路へそれ
ぞれ伝達する複数の入力セレクタと、前記各演算回路の
演算結果のデータを格納すると共に該格納データを前記
入力セレクタにそれぞれ帰還する複数の入出力メモリと
を設けている。そして、前記各演算回路は前記逆離散コ
サイン変換過程中の設定された期間のみ縦続接続され、
該演算回路の演算結果と前段の演算回路の演算結果を選
択して前記積と加算し、最終段の演算回路は前記離散コ
サイン変換結果を出力する構成としている。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、以上のようにDCT装置
を構成したので、例えば、1次DCTのとき、入力セレ
クタは、各2次元ブロックデータ中の所定ラインのデー
タを選択し、該所定ラインのデータが、各演算回路へそ
れぞれ伝達される。各演算回路は、所定の係数とその伝
達されたデータに対して積和演算をそれぞれ実施する。
積和演算の結果が、1次DCTの演算結果として入出力
メモリに格納される。2次DCTのとき、各演算回路が
縦続接続され、各演算回路は、1つのパイプラインとし
て動作する。2次DCTのとき、各入力セレクタは、1
次DCTの演算結果を格納した入出力メモリの出力を順
次選択して各演算回路へそれぞれ伝達する。各演算回路
は、伝達されたデータに対して設定された係数を乗算
し、さらに前段の演算回路の演算結果とを加算する。即
ち、積和演算の結果が順次次段の演算回路に送られ、最
終段の演算回路の演算結果が、求めるDCTの演算結果
となる。第2の発明によれば、例えば、1次IDCTの
とき、入力セレクタは、各2次元ブロックデータ中の所
定ラインのデータを選択し、該所定ラインのデータが、
各演算回路へそれぞれ伝達される。各演算回路は、所定
の係数とその伝達されたデータに対して積和演算をそれ
ぞれ実施する。積和演算の結果が、1次IDCTの演算
結果として入出力メモリに格納される。2次IDCTの
とき、各演算回路が縦続接続され、各演算回路は、1つ
のパイプラインとして動作する。2次IDCTのとき、
各入力セレクタは、1次IDCTの演算結果を格納した
入出力メモリの出力を順次選択して各演算回路へそれぞ
れ伝達する。各演算回路は、伝達されたデータに対して
設定された係数を乗算し、さらに前段の演算回路の演算
結果とを加算する。即ち、積和演算の結果が順次次段の
演算回路に送られ、最終段の演算回路の演算結果が、求
めるIDCTの演算結果となる。従って、前記課題を解
決できるのである。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の実施例のDCT及びIDC
T装置を示す構成ブロック図である。このDCT及びI
DCT装置は、画像における分割された局所的な2次元
の8×8画素マトリックスのブロックに対し、DCTま
たはIDCT演算を実施する画像処理用の装置である。
図1のDCT及びIDCT装置は、積和演算を行う8個
の演算回路50〜57と、各演算回路50〜57の演算
結果のデータDoを格納するとともに格納されたデータ
を帰還データとしてそれぞれ出力する入出力メモリ60
〜67と、DCT実行時にマクロブロックの画像データ
が格納され、IDCT実行時にはマクロブロックの2次
元周波数スペクトルデータが格納される8個の入力メモ
リ70〜77と、各入力メモリ70〜77からのデータ
または入出力メモリ60〜67からの帰還データとをそ
れぞれ選択して演算回路50〜57へ伝達する入力セレ
クタ80〜87とを、備えている。2次DCTまたは2
次IDCTの実行中、各演算回路50〜57は縦続接続
され、各演算回路50〜56の出力データDoは、次段
の演算回路51〜57の入力データD-oとされる。最終
段の演算回路57の出力データDoがDCTまたはID
CTの結果として出力される。
【0014】図3は、図1中の各演算回路を示す構成ブ
ロック図である。図3に示された各演算回路50〜57
は、(4)〜(7)式で使用する定数が格納された定数
RAM501 と、その定数RAM501 に格納されたデ
ータと各入力セレクタから伝達された入力データDin
との積を求める乗算器502 と、乗算器502 の出力デ
ータが2入力の内の一方に入力される加算器503 をそ
れぞれ有している。また、各演算回路50〜57は、加
算器503 の演算結果を保持するすると共に出力データ
Doを出力するレジスタ504 と、レジスタ504にか
ら帰還されたデータDrと前段の演算回路からの入力デ
ータD-oを選択して加算器503 の他方の入力端子に入
力するにセレクタ505 をそれぞれ有している。図4
は、DCT演算における入力メモリと入出力メモリの格
納データを示す図である。図4中の(A)には、入力メ
モリ70〜77の構成が示され、(B)には、一次DC
T終了時の入出力メモリ60〜67の構成が示されてい
る。4;2;0フォーマットのDCT演算において入力
メモリ70〜77は、2次元ブロック中の所定ラインの
画像成分Y0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Cb,Crのデータ
が格納されている。即ち、入力メモリ70は、例えば画
素マトリックスのライン画素X(0,0)〜X(7,
0)のY0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Cb,Cr成分を格納
し、入力メモリ71は、ライン画素X(0,1)〜X
(7,1)のY0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Cb,Cr成分
を格納している。以下同様に、各入力メモリ72〜77
はライン毎のY0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Cb,Cr成分
をそれぞれ格納している。また、4;2;0フォーマッ
トのDCT演算において各入出力メモリ60〜67に
は、1次DCTの演算結果のデータがライン毎にそれぞ
れ格納され、その後該格納データが、2次DCTの入力
データDinとして読出される。2次DCT終了後、最
終段の入出力メモリ67には、DCTの出力データが格
納される。
【0015】図5は、1次DCTの処理手順を示すタイ
ムチャートであり、図6は、2次DCTの処理手順を示
すタイムチャートである。図4〜図6を参照しつつ、図
1の装置のDCT動作を説明する。まず、一次DCT演
算のとき、各入力セレクタ80〜87は、入力メモリ7
0〜77を選択して演算回路50〜57へそれぞれ伝達
する。各演算回路50〜57中のセレクタ505 は、該
セレクタ505 の所属するレジスタ504 の出力Drを
加算器502 へ出力し、セレクタ505 、レジスタ50
4 及び加算器502は、累積加算器を構成する。画像デ
ータX(x,y)及び定数C(x,u)の入力順序は図
5のようになり、第8サイクルでY0 成分のY(0,
0),Y(0,1),…,Y(0,7)が各演算回路5
0〜57からそれぞれ出力され、以後、 第16サイクルでY0 成分Y(1,0),Y(1,1),…,Y(1,7) 第24サイクルでY0 成分Y(2,0),Y(2,1),…,Y(2,7) ………………… 第64サイクルでY0 成分Y(7,0),Y(7,1),…,Y(7,7) 第72サイクルでY1 成分Y(0,0),Y(0,1),…,Y(0,7) ………………… 第384サイクルでCr成分Y(7,0),Y(7,1),…,Y(7,7) が出力されて1次DCTが終了する。一次DCTの出力
データは、データの出力順に図4の(B)のように入出
力メモリ60〜67にそれぞれ格納される。
【0016】次に2次DCT演算のとき、各入力セレク
タ80〜87は、入出力メモリ60〜67を選択して演
算回路50〜57へそれぞれ伝達する。各演算回路51
〜57中のセレクタ505 は、前段の演算回路の出力デ
ータD-oを選択して加算器502 へ出力する。即ち、8
個の演算回路50〜57全体が8段パイプラインで動作
し、2次DCT演算結果が、全て演算回路57から順次
出力される。図6の手順で各演算回路50〜57へ入出
力メモリ60〜67のデータを入力すると、第8サイク
ル以降、DCTの結果がF(0,0),F(1,0)…
の順で、 第8サイクル〜第71サイクルでY0 成分出力 第72サイクル〜第135サイクルでY1 成分出力 第136サイクル〜第199サイクルでY2 成分出力 第200サイクル〜第263サイクルでY3 成分出力 第264サイクル〜第327サイクルでCb成分出力 第328サイクル〜第391サイクルでCr成分出力 が演算回路57から毎サイクル出力される。図7は、I
DCT演算における入力メモリと入出力メモリの格納デ
ータを示す図である。図7中の(A)には、入力メモリ
70〜77の構成が示され、(B)には、一次IDCT
T終了時の入出力メモリ60〜67の構成が示されてい
る。4;2;0フォーマットのIDCT演算において入
力メモリ70〜77は、2次元ブロック中の所定ライン
の画像データF(u,v)の成分Y0 ,Y1 ,Y2 ,Y
3 ,Cb,Crのデータが格納されている。即ち、入力
メモリ70は、例えば第0ラインのデータF(0,0)
〜F(7,0)を格納し、入力メモリ71は、第1ライ
ンのデータF(0,1)〜F(7,1)を格納してい
る。以下同様に、各入力メモリ72〜77はライン毎の
0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Cb,Cr成分に対応したデ
ータをそれぞれ格納される。
【0017】図6は、1次IDCTの処理手順を示すタ
イムチャートであり、図9は、2次IDCTの処理手順
を示すタイムチャートである。図7〜図9を参照しつ
つ、図1の装置のIDCT動作を説明する。一次IDC
T演算のとき、各入力セレクタ80〜87は、入力メモ
リ70〜77を選択して演算回路50〜57へそれぞれ
伝達する。各演算回路50〜57中のセレクタ50
5 は、該セレクタ505 の所属するレジスタ504 の出
力Drを加算器502 へ選択出力する。データF(u,
v)及び定数C(y,v)の入力順序は図8のようにな
り、第8サイクルでY0 成分のY(0,0),Y(1,
0),…,Y(7,0)が各演算回路50〜57からそ
れぞれ出力され、以後、 第16サイクルでY0 成分Y(0,1),Y(1,1),…,Y(7,1) 第24サイクルでY0 成分Y(0,2),Y(1,2),…,Y(7,2) ………………… 第64サイクルでY0 成分Y(0,7),Y(1,7),…,Y(7,7) 第72サイクルでY1 成分Y(0,0),Y(1,0),…,Y(7,0) ………………… 第384サイクルでCr成分Y(0,7),Y(1,7),…,Y(7,7) が出力されて1次IDCTが終了する。
【0018】一次IDCTの出力データは、データの出
力順に図7の(B)のように入出力メモリ60〜67に
それぞれ格納される。次に2次IDCT演算のとき、各
入力セレクタ80〜87は、入出力メモリ60〜67を
選択して演算回路50〜57へそれぞれ伝達する。各演
算回路51〜57中のセレクタ505 は、前段の演算回
路の出力データD-oを選択して加算器502 へ出力す
る。即ち、8個の演算回路50〜57全体が8段パイプ
ラインで動作し、2次IDCT演算結果が全て演算回路
57から順次出力される。図9の手順で各演算回路50
〜57へ入出力メモリ60〜67のデータを入力する
と、第8サイクル以降、IDCTの結果がX(0,
0),X(1,0)…の順で、 第8サイクル〜第71サイクルでY0 成分出力 第72サイクル〜第135サイクルでY1 成分出力 第136サイクル〜第199サイクルでY2 成分出力 第200サイクル〜第263サイクルでY3 成分出力 第264サイクル〜第327サイクルでCb成分出力 第328サイクル〜第391サイクルでCr成分出力 が演算回路57から毎サイクル出力される。
【0019】以上のように、本実施例では、各演算回路
50〜57への入力データを画素ライン単位とすること
により、4;2;0フォーマットの画像処理時に演算回
路の動作効率の低下を招くこと無くDCTまたはIDC
Tを行うことができる。また、4;2;2フォーマット
の画像処理に対しても全く同じ方法で処理することが可
能であり、1ブロックから8ブロックまでのいずれの大
きさのデータに対しても同一の処理でDCTまたはID
CTを実行できる。なお、本発明は、上記実施例に限定
されず種々の変形が可能である。その変形例としては、
例えば入力メモリと入出力メモリを別に設けず、入出力
メモリ60〜67に予め入力データを図4の(A)及び
図7の(A)のように格納することも可能である。ま
た、(1)及び(2)式で2次元ブロックの大きさのL
を8としたが、他の値の場合も、入力メモリと入出力メ
モリの大きさを変えることで対応が可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、各演算回路への入力データを2次元ブロック
データ中の所定ラインとし、さらに、各演算回路を例え
ば1次DCTの演算時に並列状態で使用し、2次DCT
演算時に縦続接続の状態で使用する構成である。そのた
め、2次元ブロックの数が少ないデータのDCTに対し
ても、各演算回路がすべて有効に動作し、無駄を省くこ
とができる。また、このDCT装置は、汎用性を有して
おり、例えば、フィルタ等としても用いることが可能で
あり、画像処理における装置構成の複雑化を防止するこ
とができる。第2の発明によれば、各演算回路への入力
データを2次元ブロックデータ中の所定ラインとし、さ
らに、各演算回路を例えば1次IDCTの演算時に並列
状態で使用し、2次IDCT演算時に縦続接続の状態で
使用する構成である。そのため、2次元ブロックの数が
少ないデータのIDCTに対しても、各演算回路がすべ
て有効に動作し、無駄を省くことができる。また、この
IDCT装置は、汎用性を有しており、例えば、フィル
タ等としても用いることが可能であり、画像処理におけ
る装置構成の複雑化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のDCT及びIDCT装置を示
す構成ブロック図である。
【図2】従来例のDCT及びIDCT装置を示す構成ブ
ロック図である。
【図3】図1中の演算回路を示す構成ブロック図であ
る。
【図4】DCT演算における入力メモリと入出力メモリ
の格納データを示す図である。
【図5】1次DCTの処理手順を示すタイムチャートで
ある。
【図6】2次DCTの処理手順を示すタイムチャートで
ある。
【図7】IDCT演算における入力メモリと入出力メモ
リの格納データを示す図である。
【図8】1次IDCTの処理手順を示すタイムチャート
である。
【図9】2次IDCTの処理手順を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
20〜27,80〜87 入力セレクタ 30〜37,50〜57 演算回路 40〜47,60〜67 入出力メモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/133 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗算器及び加算器を有し、入力データと
    設定された係数との積を求めかつその積に該入力データ
    に対応したデータを加算して積和演算を実施するN(N
    は正の整数)個の演算回路を備え、2次元のマトリック
    スで構成されたN以下の任意個数の2次元ブロックデー
    タに対して離散コサイン変換を行う離散コサイン変換装
    置において、 前記各2次元ブロックデータ中の所定ラインのデータま
    たは帰還されたデータを選択して前記各演算回路へそれ
    ぞれ伝達する複数の入力セレクタと、前記各演算回路の
    演算結果のデータを格納すると共に該格納データを前記
    入力セレクタにそれぞれ帰還する複数の入出力メモリと
    を設け、 前記各演算回路は、前記離散コサイン変換過程中の設定
    された期間のみ縦続接続され、該演算回路の演算結果と
    前段の演算回路の演算結果を選択し前記積と加算し、最
    終段の演算回路は前記2次元ブロックデータに対応した
    離散コサイン変換結果を出力する構成としたことを特徴
    とする離散コサイン変換装置。
  2. 【請求項2】 乗算器及び加算器を有し、入力データと
    設定された係数との積を求めかつその積に該入力データ
    に対応したデータを加算して積和演算を実施するN(N
    は正の整数)個の演算回路を備え、2次元のマトリック
    スで構成されたN以下の任意個数の2次元ブロックデー
    タに対して逆離散コサイン変換を行う逆離散コサイン変
    換装置において、 前記各2次元ブロックデータ中の所定ラインのデータま
    たは帰還されたデータを選択して前記各演算回路へそれ
    ぞれ伝達する複数の入力セレクタと、前記各演算回路の
    演算結果のデータを格納すると共に該格納データを前記
    入力セレクタにそれぞれ帰還する複数の入出力メモリと
    を設け、 前記各演算回路は前記逆離散コサイン変換過程中の設定
    された期間のみ縦続接続され、該演算回路の演算結果と
    前段の演算回路の演算結果を選択して前記積と加算し、
    最終段の演算回路は前記離散コサイン変換結果を出力す
    る構成としたことを特徴とする逆離散コサイン変換装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008004742A1 (en) * 2006-07-06 2008-01-10 Electronics And Telecommunications Research Institute Multi-dimensional and multi-stage transforming apparatus and method
US8582657B2 (en) 2006-07-06 2013-11-12 Electronics And Telecommunications Research Institute Multi-dimensional and multi-stage transforming apparatus and method

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