JPH0784893A - メモリの診断方法 - Google Patents

メモリの診断方法

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JPH0784893A
JPH0784893A JP5228974A JP22897493A JPH0784893A JP H0784893 A JPH0784893 A JP H0784893A JP 5228974 A JP5228974 A JP 5228974A JP 22897493 A JP22897493 A JP 22897493A JP H0784893 A JPH0784893 A JP H0784893A
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JP
Japan
Prior art keywords
area
memory
areas
access
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP5228974A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Akata
一弘 赤田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリ中に存在する書込み不可領域の動作正
常性の診断を可能にする。 【構成】 診断対象メモリを複数の領域に分割して、書
込み可能な領域を一つ選択する(310)。該選択した
領域以外の領域について、各領域ごとに当該領域内の内
容を読出し、オール加算した値(チェックサム値)を求
めた後(320)、選択した領域をアクセスして、特定
データを書込む(330)。その後、再び該選択した領
域以外の領域について各領域ごとにチェックサム値を求
め(340)、アクセス前後のチェックサム値を比較し
て(350)、一致するか調べる(360)。そして、
一致しない場合、診断実行者に異常を通知する(37
0)。以下、書込み可能な領域に着目して、選択する領
域を変えて同様の処理を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
におけるメモリ動作正常性の診断方法に係り、特に、メ
モリ中に不連続に存在する書込み不可領域に対しても診
断を行うのに好適な方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムで用いられるメモ
リには、各種制御レジスタ用の領域のように、ハードウ
ェア・ソフトウェア的に書込みを禁止している領域が存
在する。また、オペレーティングシステム(OS)上で
複数のプログラムが走行している環境においては、一般
に他のプログラムが使用している領域に対して書込みを
禁止している。そして、このような書込み不可領域はメ
モリ上に不連続に存在するのが普通である。
【0003】従来、一部の領域に書込み不可領域を含む
RAM等のメモリの動作正常性を診断する方法として
は、例えば特開平3−180947号公報に記載のよう
に、メモリ上の書込み可能なアドレス領域を判定し、書
込み可能なアドレス領域のみ特定パターンのデータでク
リアした後、1アドレスの記憶領域にだけ上記特定パタ
ーンとは異なるパターンのデータを書込み、該書込んだ
アドレス以外を読出してその記憶領域のデータが変化し
たか否かをチェックする方法がある。
【0004】この従来の方法を図5と図6を用いて説明
する。図5は従来方法の概略動作フローチャート、図6
はオペレーティングシステムの現在におけるメモリ使用
状況で、領域1と領域3が書込み不可になっている場合
を示す。
【0005】本環境では、あるオペレーティングシステ
ム上で複数のプログラムが走行し、他のプログラムが排
他的に記憶領域1,3を使用しているため、まず、領域
1,3以外の書込み可能領域2,4,…,nを求め(ス
テップ510)、該書込み可能領域に特定パターンのデ
ータを書き込んでクリアする(ステップ520)。次
に、書込み可能領域中から診断領域(例えば領域2)を
選択し、該診断領域のみ前記特定パターンとは異なるデ
ータを書込む(ステップ530)。その後、ステップ5
20でクリアした領域2,4,…,nのうち、ステップ
530で書込んだ領域2以外を読出して(ステップ54
0)、その内容が変化したか否かをチェックし(ステッ
プ550)、変化していればその旨を診断者に知らせる
(ステップ560)。これを各診断対象領域について繰
り返す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、各メモリ領域に特定パターンのデータ(テストデー
タ)を書き込んでクリアする必要があり、それができな
い書込み不可領域は診断を行うことができない。例え
ば、図6において、領域1と領域3は書込み不可のた
め、これらの領域にはテストデータを書込むことができ
ず、メモリ制御部等の異常により、例えば領域2に対す
るデータの書込み動作が領域3に影響を与えたとして
も、それを検出することができない。また、このように
書込み不可のメモリ領域に対して診断することができな
いため、複数のプログラムが走行する環境下において、
既にプログラムが多数の領域を使用している場合、診断
できるメモリ領域が限定されてしまう。
【0007】本発明の目的は、ハードウェア的あるいは
オペレーティングシステム上で複数のプログラムが走行
している環境等において、メモリ中に不連続に存在する
書込み不可領域に対しても診断を可能として、コンピュ
ータシステムの信頼性向上に寄与するメモリの診断方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、診断対象メモリを複数の領域に
分割し、アクセス対象領域以外の領域について、各領域
ごとに当該領域内の内容を全て加算した値(チェックサ
ム値)を求めた後、前記アクセス対象領域をアクセス
し、その後、再びアクセス対象領域以外の領域について
各領域ごとにチェックサム値を求め、アクセス前のチェ
ックサム値と比較することで、メモリの動作正常性を診
断するようにしたものである。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
メモリの診断方法において、アクセス対象領域以外の領
域について、チェックサム値を求める範囲をずらして処
理を繰り返すようにしたものである。
【0010】さらに、請求項3の発明は、診断対象メモ
リを複数の領域に分割し、アクセス対象領域以外の領域
の内容を退避した後、前記アクセス対象領域をアクセス
し、その後、アクセス対象領域以外の領域について、そ
の内容と前記退避した内容とを比較することで、メモリ
の動作正常性を診断するようにしたものである。
【0011】
【作用】ある領域のアクセス動作が他の領域に影響を与
える場合、該他の領域の内容はアクセスの前と後で異な
る値を取る可能性が非常に高い。したがって、アクセス
対象領域以外の領域について、アクセス前後のチェック
サム値やデータ内容を比較することで、メモリの動作異
常を検出できる。ここで、チェックサム値やデータの退
避は読出し動作のみで可能であるため、メモリ中に書込
み不可領域が含まれていても、該書込み不可領域に対す
る診断が可能である。書込みが可能なアクセス対象領域
自体の異常は、特定データを書込み後、読出しを行い、
書込み/読出しデータを比較することで検出することが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。
【0013】図1は本発明の一実施例の機能ブロック図
で、100は診断対象メモリ、110は診断処理部、1
20は作業用メモリを示す。ここで、診断対象メモリ1
00にはRAM/制御レジスタ群が含まれるとする。診
断処理部110は、診断対象メモリ100をそのメモリ
制御部等に着目して複数の領域1,2,…,nに分割
し、後述するように各領域についてチェックサム値ある
いは退避データを用いて診断を行う。作業用メモリ12
0は、各領域のチェックサム値や退避データを格納する
のに用いられる。
【0014】図2は作業用メモリ120のデータ構造を
示したもので、(a)はアクセス前後のチェックサム値
を各領域ごとに格納する場合の例であり、(b)は各領
域の退避データを格納する場合の例である。
【0015】次に、診断処理部110の動作について、
チェックサム値を用いる場合と退避データを用いる場合
に分けて詳述する。
【0016】図3に、チェックサム値を用いる場合の処
理フローチャートを示す。以下、診断対象メモリ100
の使用状況は、図6に示すように、領域1と領域3が書
込み不可になっているとして説明する。
【0017】まず、診断対象メモリ100の現在におけ
るメモリ使用状況を調べ、領域1〜nのうち、アクセス
可能な領域を一つ選択する(ステップ310)。ここで
は、アクセスがライトとし、書込み可領域2,4,…,
nのうちの最初の領域2を選択するとする。なお、アク
セスがリードであれば、領域1を選択すればよい。メモ
リ使用状況はオペレーティングシステム(OS)が管理
しているので、これを調べることにより、ある領域が書
込み可か不可かは容易に識別可能である。
【0018】次に、選択した領域2以外の領域1,3,
4,…,nのチェックサム値をそれぞれ求める(ステッ
プ320)。チェックサム値は、領域ごとにその内容を
読出し、加算することで求まる。ここで求めたチェック
サム値は、図2(a)に示したように、領域ごとに前チ
ェックサム値として作業用メモリ120に格納する。
【0019】次に、ステップ310で選択した領域2に
対してアクセスする(ステップ330)。ここでアクセ
スはライトであり、領域2に特定データを書き込む。そ
の後、再び該領域2以外の領域1,3,4,…,nのチ
ェックサム値をそれぞれ求め、後チェックサム値として
作業用メモリ120に格納する(ステップ340)。
【0020】次に、作業用メモリ120から領域1,
3,4,…,nの前/後チェックサムを読み出して比較
し(ステップ350)、一致しているか調べる(ステッ
プ360)。そして、もしアクセス前後のチェックサム
値の値が異なっていた場合、その旨を診断実行者に対し
て知らせる(ステップ370)。
【0021】以下、選択する領域を領域4、領域5、
…、領域nと変えながら同様の処理を繰り返す。さら
に、アクセス方法も変えて処理を繰り返す。
【0022】ここで、例えば領域2のメモリ制御部に異
常があり、無関係であるはずの領域3に影響を与える場
合、領域2をアクセスすることにより、領域3のチェッ
クサム値はアクセス前と異なる値を取る可能性が非常に
高くなり、アクセス前後のチェックサム値の比較におい
て、書込み不可領域3の異常を検出することができる。
書込み可領域2の異常は、特定データを書込み後、読出
しを行い、書込み/読出しデータを比較することで検出
できる。他の領域についても同様である。
【0023】なお、ある領域をアクセスした時、他の領
域内のチェックサム値がある部分で増加した分他の部分
で減少して、見掛上、アクセス前後のチェックサム値が
同じ値となった場合、当該領域の異常を見過ごしてしま
う。これに対処するには、チェックサム値を求める範囲
をずらして図3の処理を繰り返えせばよい。
【0024】次に、図4にチェックサム値の代りに退避
データを用いる場合の処理フローチャートを示す。ここ
でも、診断対象メモリ100の使用状況は、図6に示す
ように、領域1と領域3が書込み不可になっていると
し、アクセスは書込み可領域2,4,…,nに特定デー
タを書込む(ライト)とする。
【0025】まず、診断対象メモリ100の現在におけ
るメモリ使用状況を調べ、領域1〜nのうち、アクセス
可能な領域として、書込み可領域2,4,…,nのうち
の最初の領域2を選択する(ステップ410)。なお、
アクセスがリードであれば、領域1を選択することにな
る。次に、この選択した領域2以外の領域1,3,4,
…nのデータを読み出し、図2(b)に示したように、
作業用メモリ120に退避する(ステップ420)。次
に、ステップ410で選択した領域2にアクセスし、特
定データを書込む(ステップ430)。その後、該領域
2以外の領域1,3,4,…,nのデータを順次読み出
し(ステップ440)、作業用メモリ120上の対応す
る退避データと比較する(ステップ450)。そして、
もし退避データと読出しデータが一致しない場合、その
旨を診断実行者に対して知らせる(ステップ470)。
【0026】以下、選択する領域を領域4、領域5、
…、領域nと変えながら同様の処理を繰り返し、さら
に、アクセス方法も変えて処理を繰り返す。
【0027】この退避データを用いる場合も、例えば領
域2のアクセスが領域3に影響を与える場合、領域3の
内容はアクセスの前後で異なる値を取る可能性が非常に
高いため、アクセス前の退避データとアクセス後の読出
しデータを比較することにより、書込み不可領域3の異
常を検出することができる。他の領域についても同様で
ある。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ハードウェア
的に書込み不可の制御レジスタ群や消去してはならない
データが書込まれている書込み不可のメモリ領域の診断
が可能になる。また、オペレーティングシステム(O
S)上で複数のプログラムが走行してる環境において、
他のプログラムが排他的に使用している領域に対して
も、対象領域以外のソフトウェアの動作環境を退避/復
帰させなくとも診断が可能になる。
【0029】請求項2の発明によれば、メモリ制御部等
に異常があり、アクセス前後のチェックサム値が異なる
値となるはずのものが、アクセス後のチェックサム値が
領域のある部分で増加した分他の部分で減少して、見掛
上、アクセス前後のチェックサム値が同じ値となる場合
でも、異常を確実に検出することができ、障害検出精度
の向上が可能になる。
【0030】請求項3の発明によれば、アクセス対象領
域以外の領域に対して読出し動作を行うだけで、請求項
1の発明のチェックサム値を用いる場合と同等の効果が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【図2】作業用メモリ上のデータ構造の一例を示す図で
ある。
【図3】チェックサム値を用いる場合の本発明の一実施
例の処理フローチャートである。
【図4】退避データを用いる場合の本発明の他の実施例
の処理フローチャートである。
【図5】従来の診断方法を説明するための処理フローチ
ャートである。
【図6】メモリを複数の領域に分割した一例を示図であ
る。
【符号の説明】
100 診断対象メモリ 110 診断処理部 120 作業用メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリの動作正常性を診断する方法であ
    って、診断対象メモリを複数の領域に分割し、アクセス
    対象領域以外の領域について、各領域ごとに当該領域内
    の内容を全て加算した値(以下、チェックサム値とい
    う)を求めた後、前記アクセス対象領域をアクセスし、
    その後、再びアクセス対象領域以外の領域について各領
    域ごとにチェックサム値を求め、アクセス前のチェック
    サム値と比較することを特徴とするメモリの診断方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメモリの診断方法におい
    て、アクセス対象領域以外の領域について、チェックサ
    ム値を求める範囲をずらして処理を繰り返すことを特徴
    とするメモリの診断方法。
  3. 【請求項3】 メモリの動作正常性を診断する方法であ
    って、診断対象メモリを複数の領域に分割し、アクセス
    対象領域以外の領域の内容を退避した後、前記アクセス
    対象領域をアクセスし、その後、アクセス対象領域以外
    の領域について、その内容と前記退避した内容とを比較
    することを特徴とするメモリの診断方法。
JP5228974A 1993-09-14 1993-09-14 メモリの診断方法 Pending JPH0784893A (ja)

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