JPH0784187A - 瞳投影光学系 - Google Patents

瞳投影光学系

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JPH0784187A
JPH0784187A JP24970893A JP24970893A JPH0784187A JP H0784187 A JPH0784187 A JP H0784187A JP 24970893 A JP24970893 A JP 24970893A JP 24970893 A JP24970893 A JP 24970893A JP H0784187 A JPH0784187 A JP H0784187A
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JP
Japan
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pupil
projection lens
pupil projection
lens
projected
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JP24970893A
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English (en)
Inventor
Shingo Kashima
伸悟 鹿島
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、アフォーカル系の瞳位置
を投影するレンズを備えた光学系で、瞳位置を投影する
レンズを移動させることなく、結像位置を一定に保った
まま、簡単な手段により所望の位置への瞳の投影を可能
にした光学系を提供することにある。 【構成】 本発明の光学系は、アフォーカル系の瞳を
投影するレンズとそのアフォーカル光束側の焦点位置と
の間に平行平面板を配置して所望位置への瞳の投影を行
うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光走査型のレーザー走
査顕微鏡等に用いられる瞳投影光学系に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光走査型のレーザー走査顕微鏡等におい
ては、スキャナー(ガルバノミラー、音響光学偏向素子
等)位置を対物レンズの瞳位置に投影する必要があり、
そのための瞳投影レンズが用いられる。しかし対物レン
ズは、倍率や種類の相違によって、その瞳位置が多少異
なり、一つの瞳投影レンズによりすべての対物レンズに
合わせるようにすることは不可能である。そのため、従
来の光走査型レーザー走査顕微鏡では、それら対物レン
ズの瞳位置に応じて、何種類もの瞳投影レンズを用意し
切り換え使用したり、あるいは、平均的な瞳位置に投影
する瞳投影レンズを用いていた。
【0003】又特開平4−165325号公報の従来例
のように、スキャナー位置を可動にするものも知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
例のうち、前者の瞳位置に投影する投影レンズを切換え
るものは、瞳投影レンズの本数が増え又切換え機構を必
要とし装置が大型になり、高価になる。後者の平均的な
瞳位置に投影するものは、全ての対物レンズに対し正確
な瞳の投影が出来るのではないため、周辺光量が不足す
る欠点があり、また透過検出において良好な差分(微
分)像が取れないことがある。又スキャナー位置を移動
させるものは、スキャナーには光ビームを変更させるた
めの要素が付随しているため、機械的構造上問題が多
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の瞳投影光学系
は、アフォーカル系の瞳を投影するもので、瞳投影レン
ズと、瞳投影レンズの前側焦点位置(アフォーカル光束
側の焦点位置)と瞳投影レンズとの間に配置した平行平
面板とを備えたことを特徴としている。
【0006】更に、本発明は、平行平面板の厚さ又は屈
折率のうちのいずれか一方、あるいはその両方を可変に
したものである。
【0007】図1,図2は、本発明の瞳投影光学系の基
本構成を示す図で、図1は平行平面板を挿入していない
時、図2は挿入した時の図である。これら図において1
は瞳投影レンズ、2は瞳投影レンズ1の前側焦点位置、
3は瞳投影レンズ1の後側焦点位置、4は入射瞳位置、
5は瞳投影レンズ1により投影された瞳位置、又図2に
おける6は瞳投影レンズ1と瞳投影レンズの前側焦点位
置2との間に配置された平行平面板である。
【0008】ここで平行平面板6は、図に示すようにア
フォーカル光路中に配置されるので、瞳投影レンズ1に
よる結像位置(後側焦点位置)3は不変である。一方入
射瞳位置(スキャナー位置)4は通常不変であるが、瞳
投影レンズ1の前側焦点位置2は、平行平面板6の空気
換算長d/n(d,nは夫々平行平面板6の厚さおよび
屈折率)に応じて変化する。したがって瞳投影レンズ1
の前側焦点位置(アフォーカル光束側の焦点位置)2
は、平行平面板6の挿入により入射瞳位置4に対して相
対的に移動し、これによって瞳投影レンズによって投影
された瞳位置5も移動する。つまり図1のxが変化しこ
れによりx’が変化する。ここで瞳位置5は、平行平面
板1の空気換算長によって異なるため、それを変化させ
ることによって、結像位置を変化させることなしに瞳位
置5を任意に変化させることが出来、常に対物レンズの
瞳位置に瞳を投影出来る。つまり平行平面板6の厚さd
又は屈折率n又はd,nの両方を変えることによって、
平行平面板6の空気換算長d/nを変化させ、瞳位置5
を対物レンズの瞳位置と一致させ得る。
【0009】以上の説明は、スキャナー位置等(所定の
位置)を対物レンズの瞳位置(使用する対物レンズによ
り異なる)へ投影する場合について述べたが、対物レン
ズの瞳位置を所定の位置に投影する場合にも適用出来、
対物レンズの瞳位置が変化しても平行平面板のd,nを
変えることにより所定位置への瞳の投影が出来る。
【0010】
【実施例】次に本発明の瞳投影光学系の各実施例を示
す。図3は本発明をレーザー走査顕微鏡に適用した実施
例の構成を示す図で、1は瞳投影レンズ、4はガルバノ
ミラー、6は平行平面板、7は対物レンズ、8は標本面
で、2が瞳投影レンズ1の前側焦点位置(アフォーカル
光束側の焦点位置)、3が瞳投影レンズ1の後側焦点位
置(結像位置)であり、又入射瞳位置はガルバノミラー
4の面上で、5が投影された瞳位置である。この構成で
は、図示しない光源からの平行ビームがガルバノミラー
4および平行平面板6を介して瞳投影レンズ1に入射
し、一旦その後側焦点に集められた後、更に対物レンズ
7により標本8上に集光される。そして、顕微鏡が透過
型である場合は、標本8を透過した光が集光レンズ等を
介して検出器に導かれる。また、反射(落射)型の場合
には、標本からの散乱光が同じ経路を戻り、ガルバノミ
ラー4の前側(光源側)で分岐され、図示しない検出器
に導かれる。瞳投影レンズの焦点距離fは50mm、ガル
バノミラー(入射瞳位置)と瞳投影レンズ1との間隔は
63.5mmで不変である。ここで、屈折率1.5で厚さ
3mmの平行平面板を配置した時に、瞳投影レンズからガ
ルバノミラー5までの距離は12.5mmとなり、ニュー
トンの式より瞳の投影位置5は瞳投影レンズによる結像
位置(後側焦点位置)3から200mmとなる。この位置
が対物レンズ7の瞳位置になる。
【0011】以上のような構成で、平行平面板1の厚さ
(d)を変化させた場合(実施例1)と屈折率(n)を
変化させた場合(実施例2)とのd/n,x,x’の値
を示すと下記の通りである。 実施例1 d n d/n x x’ 7 mm 1.5 4.67 11.2 223.2 6 1.5 4 11.5 217.4 5 1.5 3.33 11.8 211.9 4 1.5 2.67 12.2 204.9 3 1.5 2 12.5 200.0 2 1.5 1.33 12.8 195.3 1 1.5 0.67 13.2 189.4 0 1.5 0 13.5 185.2
【0012】実施例2 d n d/n x x’ 3 mm 1.40 2.143 12.64 197.8 3 1.50 2.000 12.50 200.0 3 1.60 1.875 12.38 201.9 3 1.70 1.765 12.26 203.9 3 1.80 1.667 12.17 205.4 次に図4に示す本発明の実施例3について述べる。この
実施例は本発明に瞳変調顕微鏡光学系に適用したもので
ある。この実施例は、対物レンズの瞳を外部に投影する
ためのもので、使用する対物レンズによってその瞳位置
が変わっても所定の位置に正しく投影し得るようにした
ものである。
【0013】図4において、7は対物レンズで、標本8
の像が結像位置3に形成される。この結像位置3に前側
焦点位置が来るように瞳投影レンズ1が配置され、対物
レンズ7の瞳5は符号12にて示す位置に投影される。
又標本面8よりの光は、前記のように対物レンズ7によ
って結像位置3に結像された後に瞳投影レンズ1によっ
て平行光束となり、リレー光学系13へ入射される。
【0014】ここで、対物レンズが異なりその瞳位置が
移動すると、瞳投影レンズ1により投影された瞳位置1
2が移動する。その場合、瞳投影レンズ1とその後側焦
点位置(アフォーカル光束側の焦点位置)との間に平行
平面板6を配置しその空気換算長の選定によって対物レ
ンズ7の瞳を所定の位置に投影することが出来る。つま
り、実施例1で用いる平行平面板のように異なる各種の
厚さの平行平面板又は実施例2で用いる屈折率の異なる
各種の平行平面板を選択使用することによって異なる対
物レンズに対してその瞳位置を同じ位置に投影すること
が出来る。したがって常に同じ位置12に瞳変調用フィ
ルタを配置して良好な画像を観察することができる。
【0015】これら実施例では、平行平面板の厚さ又は
屈折率を変化させた時のデーターを示してあるが、その
両方を変化させてもよい。
【0016】上記実施例で用いる平行平面板としては、
図5に示すように異なる厚さ又は異なる屈折率を円板の
周辺部分に円形状に並べ配置したものをその中心の軸と
して回動させることによって光軸に垂直な方向への移動
を行なうものや、図6に示すように長さ方向に並べ配置
したものを、光軸に垂直な方向に移動させ適切な厚さや
屈折率のものを選定する方法が考えられる。尚、各実施
例では複数の平行平面板を交換するようにしたが、可変
屈折率素子を用いて交換せずに光路長の調整を行うよう
にしてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明の瞳投影光学系によれば、瞳投影
レンズ等を移動することなく、結像位置を一定に保った
まま様々な瞳位置に対応し所望の位置への瞳の投影が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念図で平行平面板を挿入しない時の
【図2】本発明の概念図で平行平面板を挿入した時の図
【図3】本発明の実施例1,2の構成を示す図
【図4】本発明の実施例3の構成を示す図
【図5】本発明で用いる平行平面板を示す図
【図6】本発明で用いる平行平面板の他の例を示す図
【符号の説明】
1 瞳投影レンズ 2 瞳投影レンズの前側焦点位置 3 瞳投影レンズの後側焦点位置 4 入射瞳位置 5 投影された瞳位置 6 平行平面板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アフォーカル系の瞳を投影するレンズでを
    備えた光学系において、前記投影レンズとそのアフォー
    カル光束側の焦点位置との間に平行平面板を配置したこ
    とを特徴とする瞳投影光学系。
  2. 【請求項2】上記平行平面板の厚さと屈折率のうちの少
    なくとも一方を可変にしたことを特徴とする瞳投影光学
    系。
JP24970893A 1993-09-13 1993-09-13 瞳投影光学系 Withdrawn JPH0784187A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24970893A JPH0784187A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 瞳投影光学系

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JP24970893A JPH0784187A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 瞳投影光学系

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JPH0784187A true JPH0784187A (ja) 1995-03-31

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ID=17197025

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JP24970893A Withdrawn JPH0784187A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 瞳投影光学系

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009186753A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Olympus Corp 観察装置
JP2010175774A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Nikon Corp 顕微鏡装置
JP2011237635A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Olympus Corp 光学装置
JP2015210470A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 オリンパス株式会社 顕微鏡装置

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Effective date: 20001128