JPH0784037A - モノパルスレーダ装置 - Google Patents

モノパルスレーダ装置

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JPH0784037A
JPH0784037A JP23324593A JP23324593A JPH0784037A JP H0784037 A JPH0784037 A JP H0784037A JP 23324593 A JP23324593 A JP 23324593A JP 23324593 A JP23324593 A JP 23324593A JP H0784037 A JPH0784037 A JP H0784037A
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Tatsuya Hirao
達哉 平尾
Tomoaki Oga
知明 王賀
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モノパルス方式を用いたレーダの単一目標追
尾モードにおいて、アンテナビーム内に複数目標が存在
する場合、自動でRAM処理を実行可能であり、さら
に、複数目標を距離差、あるいは速度差によって分離で
きた場合、追尾する1目標を決定して安定した単一目標
追尾処理を実行することが可能なモノパルスレーダ装置
を得る。 【構成】 追尾誤差検出器内に、アンテナビーム内の複
数目標の存在を判定するために必要である、モノパルス
比の虚部であるエクステントを計算する機能を付加した
角度誤差検出器、及び複数目標の存在を判定する機能を
有する複数目標検出器を加える。また、データ処理器内
に、複数目標検出器の出力を処理し、RAM処理への遷
移命令を自動で目標検出器へ送る機能、追尾すべき1目
標を決定する機能、及び決定した目標を追尾するための
ビーム指向角度データをビーム制御器へ送る機能を付加
して構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モノパルスレーダ装
置技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のモノパルスレーダ装置
を示したものである。図において、1は特定方向の空間
に送信波を放射し、反射波を受信するアンテナ、2は上
記アンテナのビームの指向を制御するビーム制御器、3
は送信波を発生する励振機、4は上記アンテナへ送信部
から信号を供給し、受信信号を受信検波部へ供給するサ
ーキュレータ、5は受信信号をディジタルビデオ受信信
号に変換する受信機、6aは上記受信機5のディジタル
ビデオ受信信号から、目標の距離を決定するレンジビン
数算出器、6bは上記受信機5の出力のディジタルビデ
オ受信信号から、目標の速度を決定するドップラビン数
算出器、6は上記レンジビン数算出器6aとドップラビ
ン数算出器6bを有する目標検出器、7aは上記受信機
5の出力のディジタルビデオ受信信号から、レンジエラ
ーを計算する距離誤差検出器、7bは上記受信機5の出
力のディジタルビデオ受信信号から、ドップラエラーを
計算する速度誤差検出器、7cは上記受信機5の出力の
ディジタルビデオ受信信号のモノパルス和チャンネルと
モノパルス差チャンネルから、モノパルス比の実部であ
るアングルエラーを計算する従来の角度誤差検出器、7
は上記距離誤差検出器7a、速度誤差検出器7b及び従
来の角度誤差検出器7cを有する従来の追尾誤差検出
器、8は信号処理により得られた目標の情報を処理し、
上記励振機3へ制御信号を送り、上記ビーム制御器2へ
ビーム指向角度データを送り、上記目標検出器6へ、操
縦士が手動で行うRAM処理への遷移命令を送る従来の
データ処理器、9は上記目標検出器6、従来の追尾誤差
検出器7及びデータ処理器8を有する従来の信号処理
器、10は上記従来のデータ処理器8から出力される目
標情報を表示する表示器である。
【0003】従来のモノパルスレーダ装置は上記のよう
に構成される。図12は、従来のモノパルスレーダ装置
の処理をフロー図で示したものである。図において、1
1は捜索処理の実行処理を示し、12は目標検出器6の
処理であって、上記捜索処理11の状態において検出さ
れた信号SがスレッショルドλT をこえたかの判定、す
なわち、追尾すべき目標が検出されたかの判定を示す。
13は上記12の判定がNoであるとき、捜索処理を継
続して再び上記12の判定にフィードバックすることを
示す。14は上記12の判定がYesであるとき、目標
が存在する方向にアンテナビームを指向し、モノパルス
による単一目標追尾処理を実行することを示す。15
は、上記14の単一目標追尾処理実行時に、従来の角度
誤差検出器7C内の信号処理で得られる、モノパルス比
の実部であるアングルエラーθE と、現在のビーム指向
角θから、目標が存在する正確な位置であるθ+θE
方向へアンテナビームを指向することを示す。この処理
により、追尾状態が維持される。
【0004】ところで、例えば図13に示したように、
モノパルス方式でのアンテナゲインが、モノパルス和チ
ャンネルは36、モノパルス差チャンネルは37のよう
に表されるとする。ただし、横軸はボアサイト軸からの
角度のずれ、すなわちアングルエラーを、アンテナビー
ムのビーム幅で正規化(単位はビーム幅となる)して示
し、縦軸は最大値を1としたアンテナゲインの相対値を
示す。このとき追尾処理は、一般的に、38で示される
ビーム幅内で実行されるため、モノパルス和チャンネル
のアンテナゲイン
【0005】
【外1】
【0006】及びモノパルス差チャンネルのアンテナゲ
イン
【0007】
【外2】
【0008】は、図14で示すように、自機を39とし
て、基準軸40からみた単一目標41の位置θT 、及び
基準軸40からみた現在のビーム指向角θを用いて以下
の近似式で表される。
【0009】
【数1】
【0010】
【数2】
【0011】このとき、上記従来の角度誤差検出器7c
内の信号処理において得られるアングルエラーθE は、
モノパルス和チャンネルの受信信号をΣ、モノパルス差
チャンネルの受信信号をΔ、及びモノパルス比をΔ/Σ
とし、また、Re[]は[]内の実部を示すものとし
て、次式で求められる。
【0012】
【数3】
【0013】次いで図12に戻り、42は操縦士による
手動でのRAM処理への遷移を示し、アンテナビーム内
に距離、あるいは速度の異なる複数目標が存在する場合
これらを分離することができ、再び操縦士による手動で
のRAM処理の中止により通常の単一目標追尾処理に戻
る。43は、上記42のRAM処理時に、上記目標検出
器6において検出される。アンテナビーム内に存在する
目標数nT が2以上であるかの判定を示す。44は上記
43の判定がYesであるとき、アンテナビーム内に複
数目標が存在する場合でも、単一目標として追尾処理を
継続することを示す。45は上記43の判定がNoであ
るとき、単一目標として追尾処理を継続することを示
す。23は現在行われている追尾処理が、受信S/N比
の低下、あるいは操縦士による強制リジェクト等の理由
により中止(ブレイク)したかどうかの判定を示す。2
5は上記23の判定がNoであるとき、単一目標追尾処
理を継続して実行し、上記15の処理にフィードバック
することを示す。24は上記23の判定がYesである
とき、追尾処理を中止し捜索処理を実行することを示
す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のモ
ノパルスレーダ装置の処理では、アンテナビーム内に存
在する距離、あるいは速度の異なる複数目標を分離する
ために、操縦士による手動でのRAM処理遷移を行わな
ければならず、操縦士の負荷を増やすものであった。ま
た、RAM処理を中止して通常の単一目標追尾処理に戻
る場合にも、操縦士による手動での操作が必要であっ
た。
【0015】さらに、RAM処理時は、通常の単一追尾
処理に比べて追尾に必要とされる処理時間が増加する
が、アンテナビーム内に単一目標しか存在しない場合で
も、これを確認する手段がないためRAM処理を行い、
処理時間を無駄に増加させていた。
【0016】ところで、RAM処理の目的は、単一目標
追尾処理時にアンテナビーム内に存在する距離、あるい
は速度の異なる複数目標を分離することであるため、複
数目標を分離できた場合、視覚的な認識ができるよう上
記表示器10上には分離された複数目標が表示される
が、単一目標追尾処理としては実際にそれぞれの目標を
追尾しているわけではない。図15に示すように、自機
39がモノパルスレーダを用いて単一目標追尾処理を実
行しているとき、アンテナビーム46内に、距離、ある
いは速度の異なる2目標47,48が存在した場合、上
記従来の角度誤差検出器7cにて計算される。すなわ
ち、数3で求められるアングルエラーθE は、目標が単
一であればその正確な位置を示すが、”Philip
L.Bogler,Detecting the Pr
esence of TargetMultiplic
ity.IEEE Transactions on
Aerospace and Electronic
Systems,AES−22,2(Mar.198
6),197−203.”等にあるように、上記2目標
47,48の重心であるセントロイドを示してしまい、
また、そのセントロイド位置も、目標のS/N比の差に
より正確な値を示さないため、アンテナビーム内に複数
目標が存在している場合の単一目標追尾は不安定になっ
ていた。
【0017】よって、図16に示すように、上記単一目
標追尾において、アンテナビーム46内の上記2目標4
7,48が徐々に互いの間隔を広げていった場合、自機
39は上記2目標47,48のセントロイドの方向にビ
ームを指向し続け、最終的には上記2目標47,48
は、それぞれアンテナビーム46外の2目標49,50
として位置を変え、自機39は追尾処理を中止(ブレイ
ク)してしまっていた。
【0018】この発明は、以上のような課題を解決する
ためになされたもので、アンテナビーム内に複数目標が
存在した場合、その存在を検出し、自動でRAM処理を
実行し、距離差、あるいは速度差によって複数目標を分
離できた場合、表示器に分離した複数目標を表示し、さ
らにそれらの複数目標のうち、捜索処理から単一目標追
尾処理へ遷移後、RAM処理を実行するまで追尾してい
た目標に近いほうを今後の追尾対象とし、安定した追尾
処理を継続する機能を有する装置を得ることを目的とし
ている。
【0019】また、この発明の実施例2は、以上のよう
な課題を解決するためになされたもので、アンテナビー
ム内に複数目標が存在した場合、その存在を検出し、自
動でRAM処理を実行し、距離差、あるいは速度差によ
って複数目標を分離できた場合、表示器に分離した複数
目標を表示し、さらにこれらの複数目標に対して脅威度
判定を行い、判定の高い1目標を今後の追尾対象とし
て、安定した追尾処理を継続する機能を有する装置を得
ることを目的としている。
【0020】また、この発明の実施例3は、以上のよう
な課題を解決するためになされたもので、アンテナビー
ム内に複数目標が存在した場合、その存在を検出し、自
動でRAM処理を実行し、距離差、あるいは速度差によ
って複数目標を分離できた場合、表示器に分離した複数
目標を表示し、さらにこれらの複数目標を、アンテナビ
ーム内に存在している間は追尾し続け、同時に脅威度判
定を行い、アンテナビーム外に移動した場合には判定の
高い1目標を今後の追尾対象として、安定した追尾処理
を継続する機能を有する装置を得ることを目的としてい
る。
【0021】また、この発明の実施例4は、以上のよう
な課題を解決するためになされたもので、フェイズドア
レイアンテナを用いることによる高速スキャンの特性を
生かし、多目標追尾時においても、あるアンテナビーム
内に複数目標が存在した場合、その存在を検出し、自動
でRAM処理を実行して、距離差、あるいは速度差によ
って複数目標を分離できた場合、表示器に分離した複数
目標を表示し、さらに分離された複数目標を全て新目標
として登録し、これらの目標に対しても時分割のビーム
の割り当てを行い、安定した追尾処理を継続する機能を
有する装置を得ることを目的としている。
【0022】そして、この発明の実施例5は、以上のよ
うな課題を解決するためになされたもので、フェイズド
アレイアンテナを用いることによる高速スキャンの特性
を生かし、多目標追尾時においても、あるアンテナビー
ム内に複数目標が存在した場合、その存在を検出し、自
動でRAM処理を実行して、距離差、あるいは速度差に
よって複数目標を分離できた場合、表示器に分離した複
数目標を表示し、さらに分離された複数目標を、アンテ
ナビーム内に存在している間は追尾し続け、アンテナビ
ーム外に移動した場合には新目標として登録して時分割
のビームの割り当てを行い、安定した追尾処理を継続す
る機能を有する装置を得ることを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係るモノパル
スレーダ装置は、以上のような目的を達成するために、
従来の信号処理器内の追尾誤差検出器内の角度誤差検出
器に、アンテナビーム内の複数目標(2目標)の存在を
判定するために必要であるモノパルス比の虚部、すなわ
ちエクステントを計算する機能を付加し、さらに、信号
処理器内の追尾誤差検出器内に、アンテナビーム内の複
数目標(2目標)の存在を判定するための複数目標検出
器を新たに加える。そして、アンテナビーム内に複数目
標が存在すると判定する手段を適用し、アンテナビーム
内に複数目標(2目標)の存在が認められた場合、自動
でRAM処理を実行するよう信号処理器内の目標検出器
に遷移命令を送る機能を信号処理器内のデータ処理器に
付加する。また、RAM処理において、アンテナビーム
内に距離、あるいは速度の異なる複数目標を分離できた
場合、捜索処理から単一目標追尾処理へ遷移後、RAM
処理を実行するまで追尾していた目標に近いほうを追尾
できるようなビーム指向角度データをビーム制御器へ送
り、かつ追尾を実行する目標を中心とする新たな処理ゲ
ートを信号処理器内の目標検出器に設ける機能を信号処
理器内のデータ処理器に付加する。
【0024】また、この発明に係るモノパルスレーダ装
置の別の実施例2では、以上のような目的を達成するた
めに、従来の信号処理器内の追尾誤差検出器内の角度誤
差検出器に、アンテナビーム内の複数目標(2目標)の
存在を判定するために必要であるモノパルス比の虚部、
すなわちエクステントを計算する機能を付加し、さら
に、信号処理器内の追尾誤差検出器内に、アンテナビー
ム内の複数目標(2目標)の存在を判定するための複数
目標検出器を新たに加える。そして、アンテナビーム内
に複数目標が存在すると判定する手段を適用し、アンテ
ナビーム内に複数目標(2目標)の存在が認められた場
合、自動でRAM処理を実行するよう信号処理器内の目
標検出器に遷移命令を送る機能を信号処理器内のデータ
処理器に付加する。さらに、RAM処理において、アン
テナビーム内に距離、あるいは速度の異なる複数目標を
分離できた場合、これらの複数目標に対して脅威度判定
を行う機能を信号処理器内のデータ処理器に付加する。
また、信号処理器内のデータ処理器にて判定された脅威
度の高い1目標を追尾できるようなビーム指向角度デー
タをビーム制御器へ送り、かつ追尾を実行する目標を中
心とする新たな処理ゲートを信号処理器内の目標検出器
に設ける機能を信号処理器内のデータ処理器に付加す
る。
【0025】また、この発明に係るモノパルスレーダ装
置の別の実施例3では、以上のような目的を達成するた
めに、従来の信号処理器内の追尾誤差検出器内の角度誤
差検出器に、アンテナビーム内の複数目標(2目標)の
存在を判定するために必要であるモノパルス比の虚部、
すなわちエクステントを計算する機能を付加し、さら
に、信号処理器内の追尾誤差検出器内に、アンテナビー
ム内の複数目標(2目標)の存在を判定するための複数
目標検出器を新たに加える。そして、アンテナビーム内
に複数目標が存在すると判定する手段を適用し、アンテ
ナビーム内に複数目標(2目標)の存在が認められた場
合、自動でRAM処理を実行するよう信号処理器内の目
標検出器に遷移命令を送る機能を信号処理器内のデータ
処理器に付加する。さらに、RAM処理において、アン
テナビーム内に距離、あるいは速度の異なる複数目標を
分離できた場合、これらの複数目標に対して、アンテナ
ビーム内に存在している間は追尾処理を継続する機能、
及び同時に脅威度判定を行う機能を信号処理器内のデー
タ処理器に付加する。また、分離された複数目標がアン
テナビーム外に移動した場合、信号処理器内のデータ処
理器にて判定された脅威度の高い1目標を追尾できるよ
うにビームを指向する。
【0026】さらに、この発明に係るモノパルスレーダ
装置の別の実施例4では、以上のような目的を達成する
ために、高速スキャンの特性を生かした多目標追尾処理
を実現するためのフェイズドアレイアンテナを用い、従
来の信号処理器内の追尾誤差検出器内の角度誤差検出器
に、アンテナビーム内の複数目標(2目標)の存在を判
定するために必要であるモノパルス比の虚部、すなわち
エクステントを計算する機能を付加し、さらに、信号処
理器内の追尾誤差検出器内に、アンテナビーム内の複数
目標(2目標)の存在を判定するための複数目標検出器
を新たに加える。そして、アンテナビーム内に複数目標
が存在すると判定する手段を適用し、アンテナビーム内
に複数目標(2目標)の存在が認められた場合、自動で
RAM処理を実行するよう信号処理器内の目標検出器に
遷移命令を送る機能を信号処理器内のデータ処理器に付
加する。さらに、RAM処理において、アンテナビーム
内に距離、あるいは速度の異なる複数目標を分離できた
場合、これらの複数目標を新目標として登録し、時分割
の割り当てを行う機能を信号処理器内のデータ処理器に
付加する。また、分離された全ての新目標に対してもビ
ームを指向できるようにビームを制御する。
【0027】そして、この発明に係るモノパルスレーダ
装置の別の実施例5では、以上のような目的を達成する
ために、高速スキャンの特性を生かした多目標追尾処理
を実現するためのフェイズドアレイアンテナを用い、従
来の信号処理器内の追尾誤差検出器内の角度誤差検出器
に、アンテナビーム内の複数目標(2目標)の存在を判
定するために必要であるモノパルス比の虚部、すなわち
エクステントを計算する機能を付加し、さらに、信号処
理器内の追尾誤差検出器内に、アンテナビーム内の複数
目標(2目標)の存在を判定するための複数目標検出器
を新たに加える。そして、アンテナビーム内に複数目標
が存在すると判定する手段を適用し、アンテナビーム内
に複数目標(2目標)の存在が認められた場合、自動で
RAM処理を実行するよう信号処理器内の目標検出器に
遷移命令を送る機能を信号処理器内のデータ処理器に付
加する。さらに、RAM処理において、アンテナビーム
内に距離、あるいは速度の異なる複数目標を分離できた
場合、これらの複数目標に対して、アンテナビーム内に
存在している間は追尾処理を継続する機能、及びこれら
の目標がアンテナビーム外に移動した場合には新目標と
して登録して時分割のビームの割り当てを行う機能を信
号処理器内のデータ処理器に付加する。
【0028】
【作用】この発明の一実施例にあっては、モノパルスレ
ーダを用いた単一目標追尾処理時に、信号処理器内の追
尾誤差検出器内に新たに複数目標検出器を加え、従来の
信号処理器内の追尾誤差検出器内の角度誤差検出器にエ
クステントを計算する機能を付加することにより、アン
テナビーム内に2目標が存在することを判定できる。ま
た、上記信号処理器内の追尾誤差検出器内の複数目標検
出器からの出力データを信号処理器内のデータ処理器に
て処理し、信号処理器内の目標検出器へRAM処理への
遷移命令を送ることにより、自動でRAM処理を実行す
ることができ、無駄なRAM処理への遷移をなくして処
理時間の増加を抑えることができる。さらに、ビーム指
向角度の制御、及び新たな処理ゲートの設定により、1
目標のみを追尾し、単一目標追尾として安定した追尾処
理を継続することができる。
【0029】また、この発明の別の実施例2では、モノ
パルスレーダを用いた単一目標追尾処理時に、信号処理
器内の追尾誤差検出器内に新たに複数目標検出器を加
え、従来の信号処理器内の追尾誤差検出器内の角度誤差
検出器にエクステントを計算する機能を付加することに
より、アンテナビーム内に2目標が存在することを判定
できる。また、上記信号処理器内の追尾誤差検出器内の
複数目標検出器からの出力データを信号処理器内のデー
タ処理器にて処理し、信号処理器内の目標検出器へRA
M処理への遷移命令を送ることにより、自動でRAM処
理を実行することができ、無駄なRAM処理への遷移を
なくして処理時間の増加を抑えることができる。さら
に、信号処理器内のデータ処理器に付加した脅威度判定
の機能により、分離された複数目標の中で最も追尾すべ
き1目標を決定することができる。そして、ビーム指向
角度の制御、及び新たな処理ゲートの設定により、1目
標のみを追尾し、単一目標追尾として安定した追尾処理
を継続することができる。
【0030】また、この発明の別の実施例3では、モノ
パルスレーダを用いた単一目標追尾処理時に、信号処理
器内の追尾誤差検出器内に新たに複数目標検出器を加
え、従来の信号処理器内の追尾誤差検出器内の角度誤差
検出器にエクステントを計算する機能を付加することに
より、アンテナビーム内に2目標が存在することを判定
できる。また、上記信号処理器内の追尾誤差検出器内の
複数目標検出器からの出力データを信号処理器内のデー
タ処理器にて処理し、信号処理器内の目標検出器へRA
M処理への遷移命令を送ることにより、自動でRAM処
理を実行することができ、無駄なRAM処理への遷移を
なくして処理時間の増加を抑えることができる。さら
に、信号処理器内のデータ処理器に付加した、アンテナ
ビーム内に存在する複数目標の追尾処理機能、及び最適
なビーム指向角度の制御により複数目標の機動を認識で
き安定した追尾処理を継続できる。そして、信号処理器
内のデータ処理器において同時に行う脅威度判定の機能
により、分離された複数目標がアンテナビーム外に移動
した場合でも、最も追尾すべき1目標を決定し追尾処理
を実行することができる。
【0031】さらに、この発明の別の実施例4では、モ
ノパルスレーダを用いた単一目標追尾処理時に、信号処
理器内の追尾誤差検出器内に新たに複数目標検出器を加
え、従来の信号処理器内の追尾誤差検出器内の角度誤差
検出器にエクステントを計算する機能を付加することに
より、アンテナビーム内に2目標が存在することを判定
できる。上記信号処理器内の追尾誤差検出器内の複数目
標検出器からの出力データを信号処理器内のデータ処理
器にて処理し、信号処理器内の目標検出器へRAM処理
への遷移命令を送ることにより、自動でRAM処理を実
行することができ、無駄なRAM処理への遷移をなくし
て処理時間の増加を抑えることができる。また、信号処
理器内のデータ処理器に、分離された複数目標の新目標
としての登録、及び新目標への時分割のビーム割り当て
の機能を付加し、ビーム指向角度を制御することによ
り、アンテナビーム内に存在する複数目標それぞれに対
しても単一目標追尾として安定した追尾処理を継続で
き、アンテナビーム外に移動した場合にも容易に対処で
きる。さらに、フェイズドアレイアンテナを用い高速ス
キャンの特性を生かすことにより、多目標追尾処理時に
おいても単一目標追尾時と同様の処理が実現可能とな
る。
【0032】そして、この発明の別の実施例5にあって
は、モノパルスレーダを用いた単一目標追尾処理時に、
信号処理器内の追尾誤差検出器内に新たに複数目標検出
器を加え、従来の信号処理器内の追尾誤差検出器内の角
度誤差検出器にエクステントを計算する機能を付加する
ことにより、アンテナビーム内に2目標が存在すること
を判定できる。上記信号処理器内の追尾誤差検出器内の
複数目標検出器からの出力データを信号処理器内のデー
タ処理器にて処理し、信号処理器内の目標検出器へRA
M処理への遷移命令を送ることにより、自動でRAM処
理を実行することができ、無駄なRAM処理への遷移を
なくして処理時間の増加を抑えることができる。また、
信号処理器内のデータ処理器に付加した、アンテナビー
ム内に存在する複数目標の追尾処理機能、及び最適なビ
ーム指向角度の制御により複数目標の機動を認識でき安
定した追尾処理を継続できる。さらにこの処理は1ビー
ムにて実行されるため、多目標追尾処理における追尾目
標数は増えてはいるが追尾処理に要する時間が増えるわ
けではない。また、アンテナビーム外に移動した複数目
標の新目標としての登録、新目標への時分割のビーム割
り当て、及びフェイズドアレイアンテナの高速スキャン
特性により、アンテナビーム外に移動した目標にも容易
に追尾処理を実行でき、安定した多目標追尾が実現でき
る。
【0033】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示すものであ
る。図において、1〜6,7a,7b,10は、上記従
来の装置と全く同一である。7cは、従来の角度誤差検
出器7cでは、受信機5の出力であるディジタルビデオ
受信信号のモノパルス和チャンネルとモノパルス差チャ
ンネルから、モノパルス比の実部であるアングルエラー
だけを計算していたが、新たにモノパルス比の虚部であ
るエクステントを計算する機能を付加した角度誤差検出
器である。7dは、角度誤差検出器7cで計算されるア
ングルエラー(複数目標の場合は、それらの重心である
セントロイドとなる)及び複数目標の広がりを示すエク
ステント(単一目標の場合は0となる)から、”Phi
lip L.Bogler,Detecting th
e Presence of Target Mult
iplicity.IEEE Transaction
s on Aerospace and Electr
onic Systems,AES−22,2(Ma
r.1986),197−203.”等にある方法を用
いて、アンテナビーム内のアジマス方向またはエレベー
ション方向に存在する複数目標(2目標)を検出する複
数目標検出器である。このとき、上記セントロイドB及
びエクステントCは、次式で求められる。ただし、2目
標がそれぞれ基準軸からみてθ1 ,θ2 の位置に存在す
るとし、その2目標からの反射信号の振幅をV1 ,V2
とし、モノパルス和チャンネルとモノパルス差チャンネ
ルのアンテナゲインはそれぞれ数1及び数2で表される
とし、基準軸からみたビーム指向角度をθとする。ま
た、Im[]は[]内の虚部を示す。
【0034】
【数4】
【0035】
【数5】
【0036】
【数6】
【0037】次いで図1に戻り、7は、距離誤差検出器
7a、速度誤差検出器7b、角度誤差検出器7c及び複
数目標検出器7dを有する追尾誤差検出器、8は、従来
のデータ処理器に、自動でRAM処理への遷移命令を、
信号処理器内の目標検出器に対して送る機能を付加し、
かつアンテナビーム内に存在する複数目標の中で、捜索
処理から単一目標追尾処理へ遷移後、RAM処理を実行
するまで追尾していた目標に近いほうを追尾できるよう
に、ビーム指向角度データをビーム制御器へ送る機能、
及び追尾を実行する目標を中心とする新たな処理ゲート
を信号処理器内の目標検出器に設ける機能を付加したデ
ータ処理器である。9は、目標検出器6、追尾誤差検出
器7及びデータ処理器8を有する信号処理器である。
【0038】前記のように構成されたモノパルスレーダ
装置での処理をフロー図に基づいて説明する。図2にお
いて、11〜15,23〜25は、上記従来の装置と全
く同一の処理である。16は、上記複数目標検出器7d
において検出される、アンテナビーム内に存在する目標
数nT が2以上であるかの判定処理を示す。17は、上
記16の判定がYesであるとき、上記データ処理器8
から上記目標検出器6に対してRAM処理への遷移命令
を送り、自動でRAM処理を実行することを示す。18
は上記17の処理において、アンテナビーム内に存在す
る複数目標を距離、あるいは速度で分離できたかどうか
の判定処理を示す。19は上記18の判定がYesであ
るとき、分離された複数目標のうち、捜索処理から単一
目標追尾処理へ遷移後、RAM処理を実行するまで追尾
していた目標に近いほうを判定する処理を示す。20は
上記19の処理で追尾すべきと判定された目標に対して
単一目標追尾処理を実行することを示す。21はアンテ
ナビームをアングルエラーθE の方向に指向することを
示す。22は上記16の判定がNoであるとき、及び上
記18の判定がNoであるとき、単一目標追尾処理を継
続して実行し、処理21に移ることを示す。
【0039】実施例2.次に、この発明の別の実施例2
を説明する。図3は、装置の構成を示したものであり、
図4はその装置の処理を示したものである。図3におい
て、1〜7、及び10は上記実施例1の装置と全く同一
である。8は、従来のデータ処理器に、自動でRAM処
理への遷移命令を、信号処理器内の目標検出器に対して
送る機能を付加し、かつアンテナビーム内に存在する複
数目標の中で脅威としての判定が最も高い1目標を追尾
できるように、ビーム指向角度データをビーム制御器へ
送る機能、及び追尾を実行する目標を中心とする新たな
処理ゲートを信号処理器内の目標検出器に設ける機能を
付加したデータ処理器である。9は、目標検出器6、追
尾誤差検出器7及びデータ処理器8を有する信号処理器
である。図4において、11〜18、及び20〜25は
上記実施例1の処理と全く同一である。26は、上記1
8の判定がYesであるとき、分離された複数目標のう
ち、例えばレンジ/レンジレートが大きい等、自機に対
する脅威度が最も高い1目標を判定する処理を示す。
【0040】実施例3.次に、この発明の別の実施例3
を説明する。図5は、装置の構成を示したものであり、
図6はその装置の処理を示したものである。図5におい
て、1〜7、及び10は上記実施例1の装置と全く同一
である。8は、従来のデータ処理器に、自動でRAM処
理への遷移命令を、信号処理器内の目標検出器に対して
送る機能、RAM処理においてアンテナビーム内に距
離、あるいは速度の異なる複数目標を分離できた場合、
これらの複数目標がアンテナビーム内に存在している間
はRAM処理での出力波形を用いて追尾処理を継続する
機能、及び脅威度判定を行う機能、分離された複数目標
がアンテナビーム外に移動した場合、脅威としての判定
が最も高い1目標に対し追尾処理を実行する機能を付加
したデータ処理器である。9は、目標検出器6、追尾誤
差検出器7及び上記データ処理器8を有する信号処理器
である。図6において、11〜18、及び20〜25は
上記実施例1の処理と全く同一である。27は、上記1
8の判定がYesであるとき、RAM処理の出力波形を
用いてアンテナビーム内に存在する複数目標の追尾を実
行することを示す。26は、上記27の処理で追尾して
いる複数目標のうち、例えばレンジ/レンジレートが大
きい等、自機に対する脅威度が最も高い1目標を判定す
る処理を示す。28は、アンテナビーム内に存在してい
る複数目標がアンテナビーム外に移動したかどうかの判
定を示し、判定がYesであれば上記20の処理に移
り、判定がNoであれば上記27の処理にフィードバッ
クする。
【0041】実施例4.次に、この発明の別の実施例4
を説明する。図7は、装置の構成を示したものであり、
図8はその装置の処理を示したものである。図7におい
て、3〜7、及び10は上記実施例1の装置と全く同一
である。51は瞬時に特定方向の空間に送信波を放射
し、反射波を受信するフェイズドアレイアンテナであ
り、2はフェイズドアレイアンテナモジュールの位相制
御により、上記フェイズドアレイアンテナ51のビーム
の指向を制御するビーム制御器である。8は、従来のデ
ータ処理器に、自動でRAM処理への遷移命令を信号処
理器内の目標検出器へ送る機能、アンテナビーム内に存
在する複数目標のうち分離できた目標を新目標として登
録し、時分割のビームの割り当てを行い、これらの新目
標に対しても追尾処理を実行する機能、及び新目標追尾
のためのビーム指向角度データをビーム制御器へ送る機
能を付加したデータ処理器である。9は、目標検出器
6、追尾誤差検出器7及び上記データ処理器8を有する
信号処理器である。図8において、16〜18、23は
上記実施例1の処理と全く同一である。30は、多目標
追尾処理の実行処理を示す。31は、上記18の判定が
Yesであるとき、分離された複数目標に対しても追尾
処理を実行できるように新目標として登録し、時分割の
ビームの割り当てを行う処理を示す。32は、最初から
追尾していた目標、及び新目標に対して多目標追尾処理
を実行することを示す。33は、上記16の判定がNo
であるとき、及び上記18の判定がNoであるとき、多
目標追尾処理を継続して実行し、上記23の判定に移る
ことを示す。34は、上記23の判定がNoであると
き、多目標追尾処理を継続して再び上記16の判定にフ
ィードバックすることを示す。
【0042】実施例5.次に、この発明の別の実施例5
を説明する。図9は、装置の構成を示したものであり、
図10はその装置の処理を示したものである。図9にお
いて、3〜7、及び10は上記実施例1の装置と全く同
一である。51は瞬時に特定方向の空間に送信波を放射
し、反射波を受信するフェイズドアレイアンテナであ
り、2はフェイズドアレイアンテナモジュールの位相制
御により、上記フェイズドアレイアンテナ51のビーム
の指向を制御するビーム制御器である。8は、従来のデ
ータ処理器に、自動でRAM処理への遷移命令を信号処
理器内の目標検出器へ送る機能、RAM処理での出力波
形を用い、分離された複数目標に対してアンテナビーム
内に存在する間は追尾処理を継続する機能、及び分離さ
れた複数目標がアンテナビーム外に移動した場合、新目
標として登録し、時分割のビームの割り当てを行い、こ
れらの新目標に対しても追尾処理を実行する機能、及び
新目標追尾のためのビーム指向角度データをビーム制御
器へ送る機能を付加したデータ処理器である。9は、目
標検出器6、追尾誤差検出器7及び上記データ処理器8
を有する信号処理器である。図10において、16〜1
8、23は上記実施例1の処理と全く同一である。30
は、多目標追尾処理の実行処理を示す。27は、上記1
8の判定がYesであるとき、RAM処理の出力波形を
用いてアンテナビーム内に存在する複数目標の追尾を実
行することを示す。28は、アンテナビーム内に存在し
ている複数目標がアンテナビーム外に移動したかどうか
の判定を示し、判定がYesであれば処理35に移り、
判定がNoであれば上記27の処理にフィードバックす
る。35は、アンテナビーム外に移動した複数目標に対
して追尾処理を実行できるように新目標として登録し、
時分割のビームの割り当てを行う処理を示す。32は、
最初から追尾していた目標、及び新目標に対して多目標
追尾処理を実行することを示す。33は、上記16の判
定がNoであるとき、及び上記18の判定がNoである
とき、多目標追尾処理を継続して実行し、上記23の判
定に移ることを示す。34は、上記23の判定がNoで
あるとき、多目標追尾処理を継続して再び上記16の判
定にフィードバックすることを示す。
【0043】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0044】アンテナビーム内に複数目標が存在した場
合、これを検出し、自動でRAM処理へ遷移することが
でき、操縦士の負荷を減らすことができる。また、RA
M処理を頻繁に実行する必要がなくなるため処理時間を
無駄に増加させることがない。
【0045】図16に示したような状況においても、実
施例1のモノパルスレーダ装置ではどちらか一方の目標
を追尾しているため、追尾処理を中止(ブレイク)する
ことなく安定した単一目標追尾処理を継続することがで
き、実施例2のモノパルスレーダ装置では、最も脅威度
の高い1目標を追尾することになり、戦術的にも適当と
いえる安定した単一目標追尾処理を継続することができ
る。また、実施例3のモノパルスレーダ装置では、アン
テナビーム内に存在する複数目標を追尾可能であり、こ
れらの複数目標がアンテナビーム外に移動した場合には
脅威度の高い1目標を追尾することにより、中止(ブレ
イク)することのない安定した単一目標追尾処理を継続
することができる。さらに、実施例4のモノパルスレー
ダ装置では、アンテナビーム内で分離された全ての複数
目標に対しても時分割のビーム割り当てを行うことによ
り、安定した多目標追尾処理を継続することが可能とな
る。そして、実施例5のモノパルスレーダ装置では、ア
ンテナビーム内に存在する複数目標を1ビームにて追尾
することにより、追尾処理に要する時間を増やすことな
く、実施例4同様安定した多目標追尾処理を継続するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1におけるモノパルスレーダ
装置を示す図である。
【図2】この発明の実施例1におけるモノパルスレーダ
装置の処理を示す図である。
【図3】この発明の実施例2におけるモノパルスレーダ
装置を示す図である。
【図4】この発明の実施例2におけるモノパルスレーダ
装置の処理を示す図である。
【図5】この発明の実施例3におけるモノパルスレーダ
装置を示す図である。
【図6】この発明の実施例3におけるモノパルスレーダ
装置の処理を示す図である。
【図7】この発明の実施例4におけるモノパルスレーダ
装置を示す図である。
【図8】この発明の実施例4におけるモノパルスレーダ
装置の処理を示す図である。
【図9】この発明の実施例5におけるモノパルスレーダ
装置を示す図である。
【図10】この発明の実施例5におけるモノパルスレー
ダ装置の処理を示す図である。
【図11】従来のモノパルスレーダ装置を示す図であ
る。
【図12】従来のモノパルスレーダ装置の処理を示す図
である。
【図13】モノパルスレーダのモノパルス和チャンネル
及びモノパルス差チャンネルのアンテナゲインを示す図
である。
【図14】アンテナビーム内に単一目標が存在する場合
を示す図である。
【図15】アンテナビーム内に2目標が存在する場合を
示す図である。
【図16】アンテナビーム内に2目標が存在する場合
に、2目標の一飛行例を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 ビーム制御器 3 励振機 4 サーキュレータ 5 受信機 6 目標検出器 6a レンジビン数算出器 6b ドップラビン数算出器 7 追尾誤差検出器 7a 距離誤差検出器 7b 速度誤差検出器 7c 角度誤差検出器 7d 複数誤差検出器 8 データ処理器 9 信号処理器 10 表示器 51 フェイズドアレイアンテナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定方向の空間に送信波を放射し、反射
    波を受信するアンテナと、上記アンテナのビームの指向
    を制御するビーム制御器と、送信波を発生する励振機
    と、上記アンテナへ送信部から信号を供給し、受信信号
    を受信検波部へ供給するサーキュレータと、受信信号を
    ディジタルビデオ受信信号に変換する受信機と、目標の
    距離を決定するレンジビン数算出器と、目標の速度を決
    定するドップラビン数算出器と、上記レンジビン数算出
    器とドップラビン数算出器を有する目標検出器と、上記
    ディジタルビデオ受信信号からレンジエラーを計算する
    距離誤差検出器と、上記ディジタルビデオ受信信号から
    ドップラエラーを計算する速度誤差検出器と、上記ディ
    ジタルビデオ受信信号のモノパルス和チャンネルとモノ
    パルス差チャンネルから、モノパルス比の実部であるア
    ングルエラーと、モノパルス比の虚部であるエクステン
    ト(複数目標の角度方向の広がり)を計算する角度誤差
    検出器と、アンテナビーム内の複数目標の存在を判定す
    る複数目標検出器と、上記距離誤差検出器、速度誤差検
    出器、角度誤差検出器及び複数目標検出器を有する追尾
    誤差検出器と、信号処理により得られた目標の情報を処
    理し上記励振機へ制御信号を送り、アンテナビーム内に
    複数目標が検出された場合、距離差、あるいは速度差に
    よって複数目標を分離するRAM(Raid Asse
    ssment Mode)処理への遷移命令を自動で上
    記目標検出器へ送り、単一目標追尾時に、アンテナビー
    ム内に検出された複数目標のうちで、捜索処理から単一
    目標追尾処理へ遷移後、RAM処理を実行するまで追尾
    していた目標に近いほうを追尾するためのビーム指向角
    度データを上記ビーム制御器へ送り、かつ追尾を実行す
    る目標を中心とする新たな処理ゲートを信号処理器内の
    目標検出器に設ける機能を有するデータ処理器と、上記
    目標検出器、追尾誤差検出器及びデータ処理器を有する
    信号処理器と、上記データ処理器から出力される目標情
    報を表示する表示器とを備えたことを特徴とするモノパ
    ルスレーダ装置。
  2. 【請求項2】 特定方向の空間に送信波を放射し、反射
    波を受信するアンテナと、上記アンテナのビームの指向
    を制御するビーム制御器と、送信波を発生する励振機
    と、上記アンテナへ送信部から信号を供給し、受信信号
    を受信検波部へ供給するサーキュレータと、受信信号を
    ディジタルビデオ受信信号に変換する受信機と、目標の
    距離を決定するレンジビン数算出器と、目標の速度を決
    定するドップラビン数算出器と、上記レンジビン数算出
    器とドップラビン数算出器を有する目標検出器と、上記
    ディジタルビデオ受信信号からレンジエラーを計算する
    距離誤差検出器と、上記ディジタルビデオ受信信号から
    ドップラエラーを計算する速度誤差検出器と、上記ディ
    ジタルビデオ受信信号のモノパルス和チャンネルとモノ
    パルス差チャンネルから、モノパルス比の実部であるア
    ングルエラーと、モノパルス比の虚部であるエクステン
    ト(複数目標の角度方向の広がり)を計算する角度誤差
    検出器と、アンテナビーム内の複数目標の存在を判定す
    る複数目標検出器と、上記距離誤差検出器、速度誤差検
    出器、角度誤差検出器及び複数目標検出器を有する追尾
    誤差検出器と、信号処理により得られた目標の情報を処
    理し上記励振機へ制御信号を送り、アンテナビーム内に
    複数目標が検出された場合、RAM処理への遷移命令を
    自動で上記目標検出器へ送り、単一目標追尾時に、アン
    テナビーム内に検出された複数目標のうちで、脅威とし
    ての判定が最も高い1目標を追尾するためのビーム指向
    角度データを上記ビーム制御器へ送り、かつ追尾を実行
    する目標を中心とする新たな処理ゲートを信号処理器内
    の目標検出器に設ける機能を有するデータ処理器と、上
    記目標検出器、追尾誤差検出器及びデータ処理器を有す
    る信号処理器と、上記データ処理器から出力される目標
    情報を表示する表示器とを備えたことを特徴とするモノ
    パルスレーダ装置。
  3. 【請求項3】 特定方向の空間に送信波を放射し、反射
    波を受信するアンテナと、上記アンテナのビームの指向
    を制御するビーム制御器と、送信波を発生する励振機
    と、上記アンテナへ送信部から信号を供給し、受信信号
    を受信検波部へ供給するサーキュレータと、受信信号を
    ディジタルビデオ受信信号に変換する受信機と、目標の
    距離を決定するレンジビン数算出器と、目標の速度を決
    定するドップラビン数算出器と、上記レンジビン数算出
    器とドップラビン数算出器を有する目標検出器と、上記
    ディジタルビデオ受信信号からレンジエラーを計算する
    距離誤差検出器と、上記ディジタルビデオ受信信号から
    ドップラエラーを計算する速度誤差検出器と、上記ディ
    ジタルビデオ受信信号のモノパルス和チャンネルとモノ
    パルス差チャンネルから、モノパルス比の実部であるア
    ングルエラーと、モノパルス比の虚部であるエクステン
    ト(複数目標の角度方向の広がり)を計算する角度誤差
    検出器と、アンテナビーム内の複数目標の存在を判定す
    る複数目標検出器と、上記距離誤差検出器、速度誤差検
    出器、角度誤差検出器及び複数目標検出器を有する追尾
    誤差検出器と、信号処理により得られた目標の情報を処
    理し上記励振機へ制御信号を送り、アンテナビーム内に
    複数目標が検出された場合、RAM処理への遷移命令を
    自動で上記目標検出器へ送り、単一目標追尾時に、RA
    M処理での出力波形を用い、アンテナビーム内で分離さ
    れた複数目標に対してアンテナビーム内に存在している
    間は追尾処理を継続するための機能を有し、同時に複数
    目標の脅威度判定を行う機能を有するデータ処理器と、
    上記目標検出器、追尾誤差検出器及びデータ処理器を有
    する信号処理器と、上記データ処理器から出力される目
    標情報を表示する表示器とを備えたことを特徴とするモ
    ノパルスレーダ装置。
  4. 【請求項4】 瞬時に特定方向の空間に送信波を放射
    し、反射波を受信するフェイズドアレイアンテナと、フ
    ェイズドアレイアンテナモジュールの位相制御により、
    上記フェイズドアレイアンテナのビームの指向を制御す
    るビーム制御器と、送信波を発生する励振機と、上記フ
    ェイズドアレイアンテナへ送信部から信号を供給し、受
    信信号を受信検波部へ供給するサーキュレータと、受信
    信号をディジタルビデオ受信信号に変換する受信機と、
    目標の距離を決定するレンジビン数算出器と、目標の速
    度を決定するドップラビン数算出器と、上記レンジビン
    数算出器とドップラビン数算出器を有する目標検出器
    と、上記ディジタルビデオ受信信号からレンジエラーを
    計算する距離誤差検出器と、上記ディジタルビデオ受信
    信号からドップラエラーを計算する速度誤差検出器と、
    上記ディジタルビデオ受信信号のモノパルス和チャンネ
    ルとモノパルス差チャンネルから、モノパルス比の実部
    であるアングルエラーと、モノパルス比の虚部であるエ
    クステントを計算する角度誤差検出器と、アンテナビー
    ム内の複数目標の存在を判定する複数目標検出器と、上
    記距離誤差検出器、速度誤差検出器、角度誤差検出器及
    び複数目標検出器を有する追尾誤差検出器と、信号処理
    により得られた目標の情報を処理し上記励振機へ制御信
    号を送り、ビーム指向角度データを上記ビーム制御器へ
    送り、複数目標が検出された場合、自動でRAM処理へ
    の遷移命令を上記目標検出器へ送り、また、多目標追尾
    時に、RAM処理での出力波形を用いてアンテナビーム
    内に検出された複数目標をそれぞれ新しい目標として登
    録し、これらの目標にも時分割のビームの割り当てを行
    い追尾を実行する機能を持つデータ処理器と、上記目標
    検出器、追尾誤差検出器及びデータ処理器を有する信号
    処理器と、上記データ処理器から出力される目標情報を
    表示する表示器とを備えたことを特徴とするモノパルス
    レーダ装置。
  5. 【請求項5】 瞬時に特定方向の空間に送信波を放射
    し、反射波を受信するフェイズドアレイアンテナと、フ
    ェイズドアレイアンテナモジュールの位相制御により、
    上記フェイズドアレイアンテナのビームの指向を制御す
    るビーム制御器と、送信波を発生する励振機と、上記フ
    ェイズドアレイアンテナへ送信部から信号を供給し、受
    信信号を受信検波部へ供給するサーキュレータと、受信
    信号をディジタルビデオ受信信号に変換する受信機と、
    目標の距離を決定するレンジビン数算出器と、目標の速
    度を決定するドップラビン数算出器と、上記レンジビン
    数算出器とドップラビン数算出器を有する目標検出器
    と、上記ディジタルビデオ受信信号からレンジエラーを
    計算する距離誤差検出器と、上記ディジタルビデオ受信
    信号からドップラエラーを計算する速度誤差検出器と、
    上記ディジタルビデオ受信信号のモノパルス和チャンネ
    ルとモノパルス差チャンネルから、モノパルス比の実部
    であるアングルエラーと、モノパルス比の虚部であるエ
    クステントを計算する角度誤差検出器と、アンテナビー
    ム内の複数目標の存在を判定する複数目標検出器と、上
    記距離誤差検出器、速度誤差検出器、角度誤差検出器及
    び複数目標検出器を有する追尾誤差検出器と、信号処理
    により得られた目標の情報を処理し上記励振機へ制御信
    号を送り、複数目標が検出された場合、自動でRAM処
    理への遷移命令を上記目標検出器へ送り、また、多目標
    追尾時に、RAM処理での出力波形を用い、アンテナビ
    ーム内に検出された複数目標に対してアンテナビーム内
    に存在している間は追尾処理を継続し、目標がアンテナ
    ビーム外に移動した場合には新目標として登録して時分
    割のビームの割り当てを行う機能を有するデータ処理器
    と、上記目標検出器、追尾誤差検出器及びデータ処理器
    を有する信号処理器と、上記データ処理器から出力され
    る目標情報を表示する表示器とを備えたことを特徴とす
    るモノパルスレーダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010197394A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Northrop Grumman Systems Corp モノパルスシステムにおける互いに間隔が接近した複数の標的の検出および分解

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