JPH078371A

JPH078371A - 炊飯器

Info

Publication number: JPH078371A
Application number: JP14965093A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Shoji; 哲也庄子
Original assignee: Hitachi Home Tech Ltd
Current assignee: Hitachi Appliances Inc
Priority date: 1993-06-22
Filing date: 1993-06-22
Publication date: 1995-01-13

Abstract

(57)【要約】【目的】上面がフラットな蓋体からはみださない取手
部を備えた炊飯器を得る。【構成】炊飯する本体と、この本体の上部開口を開閉
自在に覆う蓋体２と、この蓋体２の上部に可動可能に支
持され、手先と係合する取手部３とを備えた炊飯器にお
いて、前記蓋体２は、前記取手部３を収納する取手収納
部２ａを設けると共に、前記取手部３を取手収納部２ａ
側に付勢する弾性体４を装着したので、取手部３は、通
常時、蓋体２の取手収納部２ａからはみだすことなく収
納され、また、途中で固定されるため、本体を片手で持
ち運ぶことができる。また、使用者が取手部３から手を
離すと、弾性体４の取手部３を取手収納部２ａ側に付勢
する弾性力により、取手部３は取手収納部２ａにはみだ
すことなく収納される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、取手部を備えた炊飯器
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の炊飯器は、図５に示すように、本
体１１の上部開口を開閉自在に覆う蓋体１２の上部にグ
リップ状の取手１３が設けられている。この取手１３に
よって蓋体１２を開閉したり、また本体１１を運ぶとき
に使用していた。しかし、近年においては、蓋体をばね
の力で開ける自動オープン蓋が主流となっている。ま
た、家庭環境が洋風化し、食事のときに炊飯器を食卓の
近くまで運ぶ家庭が少ないため、万一持ち運ぶときは本
体を両手で抱えて持ち運ぶようになり取手を設けていな
いものが増えてきた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記の構成では、蓋体
１２を清掃する場合、取手１３が邪魔をして清掃しずら
い等の問題点があった。また、自動オープン蓋の場合に
は、蓋体の清掃はしやすいが、取手がなく両手で抱えて
持ち運ぶのは不便である等の問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、炊飯する本体と、この
本体の上部開口を開閉自在に覆う蓋体と、蓋体の上部に
可動可能に支持され、手先と係合する取手部とを備えた
炊飯器において、蓋体は、取手部を収納する取手収納部
を設けると共に、取手部を取手収納部側に付勢する弾性
体を装着したものである。

【０００５】また、蓋体に、取手収納部に取手部を引き
上げる手先により開閉する開閉部材を設けたものであ
る。

【０００６】

【作用】上記の炊飯器において、蓋体に取手部を収納す
る取手収納部を設けると共に、取手部を取手収納部側に
付勢する弾性体を装着したので、取手部により、本体を
片手で持ち運ぶことができる。また、使用者が取手部か
ら手を離すと、弾性体の取手部を取手収納部側に付勢す
る弾性力により、取手部は取手収納部よりはみだすこと
なく収納される。また、蓋体には、取手収納部に取手部
を引き上げる手先により開閉する開閉部材を設けたの
で、通常時、開閉部材により、取手部と取手収納部との
隙間を閉じる。

【０００７】

【実施例】本発明の一実施例を図１〜図３により説明す
る。

【０００８】図において、１は炊飯器の本体、２は蓋体
で、その上面側に、後に述べる取手部３を収納する凹状
の取手収納部２ａを設けてある。３は手先と係合する取
手部で、上部の平坦な持手部３ｂと、この持手部３ｂの
両側に連なる腕部３ｃとで構成されている。取手部３は
蓋体２の上面からはみだすことなく、持手部３ｂを取手
収納部２ａに収納され、取手収納部２ａの近傍に設けら
れた支点３ａを介して腕部３ｃを可動可能に支持されて
いる。４はコイルバネからなる弾性体で、取手部３を取
手収納部２ａ側に付勢するように、蓋体２と取手部３と
の間に装着されている。

【０００９】次に他の実施例を図４により説明する。

【００１０】図において、５は開閉部材で、蓋体２の取
手収納部２ａから取手部３を引き上げる手先により開閉
するもので、取手部３の手先側の取手収納部２ａの縁部
に設けられた支点５ａを介して下方に可動可能に設けて
ある。尚開閉部材５は図示しないが、コイルバネにより
取手部３使用後は上方にもどるようになっている。

【００１１】次に本実施例の作用について説明する。

【００１２】図において、使用者が本体１を移動しよう
とする場合、蓋体２の取手収納部２ａに手先を挿入し
て、手先で取手部３の持手部３ｂを係合させ、取手部３
を引き上げる。取手部３は、支点３ａを中心に可動して
蓋体２の上方に移動し、図２に示すように、取手部３の
腕部３ｃの一面が取手収納部２ａの縁部２ｂに当たり、
途中で固定される。このため、取手部３により、本体１
を片手で持ち運ぶことができる。また、使用者が取手部
３の持手部３ｂから手を離すと、弾性体４の取手部３を
取手収納部２ａ側に付勢する弾性力により、取手部３は
取手収納部２ａにはみだすことなく収納される。

【００１３】従って、蓋体２上面がフラットなため、一
体感のあるデザインを可能とし、清掃しやすくなる。

【００１４】また、他の実施例では、蓋体２の取手収納
部２ａに手先を挿入すると、開閉部材５は、取手収納部
２ａの内側に開く、同様にして、手先を取手収納部２ａ
から離すと、もとの位置に復帰して、取手部３と取手収
納部２ａとの隙間を閉じる。

【００１５】従って、通常状態では、蓋体２上面がフラ
ットなため、清掃しやすくなり、また、ゴミが取手収納
部２ａに入りにくくなる。

【００１６】

【発明の効果】以上本発明によると、上記の炊飯器にお
いて、蓋体に取手部を収納する取手収納部を設けると共
に、取手部を取手収納部側に付勢する弾性体を装着した
ので、取手部により、本体を片手で持ち運ぶことができ
る。また、使用者が取手部から手を離すと、取手部は取
手収納部にはみだすことなく収納される。また、蓋体
は、取手収納部に取手部を引き上げる手先により開閉す
る開閉部材を設けたので、開閉部材により、通常時、取
手部と取手収納部との隙間を閉じる。

【００１７】従って、蓋体上面がフラットなため、一体
感のあるデザインを可能とし、清掃しやすくなり、ま
た、通常状態では、ゴミが取手収納部に入りにくくなる
ため、デザイン性が高く、清掃性が向上し、美しく、清
潔な炊飯器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す炊飯器の斜視図であ
り、取手部を収納した状態を示す。

【図２】本発明の一実施例を示す炊飯器の斜視図であ
り、取手部を持ち上げた状態を示す。

【図３】本発明の一実施例を示す炊飯器の要部断面図で
ある。

【図４】本発明の他の実施例を示す炊飯器の要部断面図
である。

【図５】従来例を示す炊飯器の斜視図である。

【符号の説明】

１本体２蓋体２ａ取手収納部３取手部４弾性体５開閉部材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】本体（１）と、この本体（１）の上部開
口を開閉自在に覆う蓋体（２）と、この蓋体（２）の上
部に可動可能に支持され、手先と係合する取手部（３）
とを備えた炊飯器において、前記蓋体（２）は、前記取
手部（３）を収納する取手収納部（２ａ）を設けると共
に、前記取手部（３）を取手収納部（２ａ）側に付勢す
る弾性体（４）を装着したことを特徴とする炊飯器。
【請求項２】前記蓋体（２）は、前記取手収納部（２
ａ）に前記取手部（３）を引き上げる手先により開閉す
る開閉部材（５）を設けたことを特徴とする請求項１記
載の炊飯器。