JPH0783678B2 - フロ−ズンデザ−ト用コ−ティング組成物 - Google Patents

フロ−ズンデザ−ト用コ−ティング組成物

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JPH0783678B2
JPH0783678B2 JP62113800A JP11380087A JPH0783678B2 JP H0783678 B2 JPH0783678 B2 JP H0783678B2 JP 62113800 A JP62113800 A JP 62113800A JP 11380087 A JP11380087 A JP 11380087A JP H0783678 B2 JPH0783678 B2 JP H0783678B2
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product
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edible oil
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繁佳 藤井
孝三郎 森
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Ajinomoto General Foods Inc
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Ajinomoto General Foods Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフローズンデザート用コーティング組成物に関
する。更に詳しくは、常温で流動性があり、フローズン
デザート(アイスクリーム、シャーベット等の凍果)に
コーティングした際に直ちに固化する新規なフローズン
デザート用ホワイトチョコレートコーティング組成物に
関する。
従来の技術 従来アイスデザート用コーティングはココア、砂糖、粉
乳などを主成分としチョコレート色を呈したものが主流
であった(特公昭61−56983号)。
近年消費者の嗜好の多様化に伴いホワイトチョコレート
をベースとしたアイスデザート用コーティングが市販さ
れるようになった。
発明が解決しようとする問題点 ホワイトチョコレートをベースとした場合には、チョコ
レート色に限定されることなく種々に着色できるという
利点があるものの、褐変が起こり易く商品価値を減ずる
欠点があった。
また、従来のチョコレート色のアイスデザート用コーテ
ィングに比べ貯蔵中に凝固が起こり易い欠点もあった。
更に、融点が低い通常の液体油を原料として使用する
と、常温では流動性があるが乾き時間が遅くなり、ただ
単にクリーム上にカバリングするのみで固化せず製品の
安定性に問題が生じる。
問題点を解決するための手段 発明者らはこれらの欠点を解決するためにコーティング
組成物について研究し、チョコレート色に限定されるこ
となく種々に着色出来る上、褐変を起こしにくく、貯蔵
中凝固することのない安定性に優れたフローズンデザー
ト用ホワイトチョコレートコーティング組成物の開発に
成功した。本発明のフローズンデザート用ホワイトチョ
コレートコーティング組成物は、食用油25−75%、カカ
オバター2−25%、脱脂粉乳2−15%、甘味料15−45
%、乳化剤0.1−2.0%及び水分1%以下(%は重量%)
を含有し、常温で流動性を有することを特徴とする。
前記食用油が、 20時間以上のAOM値及び 0℃:0.1−50(%) +5℃:0.1−45(%) +10℃:0.1−40(%) +20℃:0.1−20(%) の固形脂係数を持つことである。
この要件を満たす食用油であれば本発明の目的に使用す
ることができる。具体的な食用油としては、 (1) 動植物油およびこれらの混合油、 (2) 動植物微水添油、 (3) 動植物微水添分別油、 (4) 上記(1)と(2)、または(1)と(3)の
混合油、 (5) 上記(1)と中鎖トリグリセリドとの混合油、 (6) 上記(2)と中鎖トリグリセリドとの混合油、 (7) 上記(3)と中鎖トリグリセリドとの混合油、 (8) 上記(1)〜(7)の2以上の混合油 があげられる。
本発明では上記の食用油の安定性を更に向上させる目的
で、合成または天然の抗酸化剤を配合することもでき
る。
食用油の量は使用する油の特性および製品中のカカオバ
ターの配合量さらに製品の使用目的によって異なるが、
典型的には製品組成物重量に基づき約25〜75%、好まし
くは約40〜60%の量で用いられる。
本発明で使用されるカカオバターの量は、食用油の特
性、使用量さらに製品の使用目的によって異なるが、典
型的には製品組成物重量に基づき約2〜25%、好ましく
は約4〜8%の量で用いられる。
本発明で使用される粉乳は、全粉ではなく、脱脂粉乳で
ある。この脱脂粉乳を用いることにより製品の褐変が起
こるのを防止したものである。
粉乳の量は、食用油の特性、使用量、カカオバターの配
合量さらに製品の使用目的によって異なるが、典型的に
は製品組成物重量に基づき約2〜15%、好ましくは約3
〜12%の量で用いられる。
本発明で使用される甘味料には、砂糖、ブドウ糖、果
糖、麦芽糖、乳糖の如き糖類あるいはソルビトール、マ
ルチトールの如き糖アルコール等が含まれる。使用され
る甘味料の量は、その特性さらに製品の使用目的によっ
て異なるが、典型的には製品組成物重量に基づき約15〜
45%、好ましくは約20〜40%の量で用いられる。
本発明で使用される乳化剤には、脂肪酸グリセリンエス
テル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、レシチン等が含まれる。使用される乳化剤の量は、
他の成分の配合比率および製品の使用目的によって異な
るが、典型的には製品組成物重量に基づき0.1〜2.0%以
下であり、好ましくは約0.2〜1.5%の量で用いられる。
水分量は1%を越えると風味劣化や凝固がおこりやすく
なるので1%以下におさえることが必要であるり、実質
的に無水であることが好ましい。
尚、本発明は従来のチョコレート色をしたコーティング
組成物と異なり、白色であるので着色料等の混合で任意
の色に着色することもできる。着色料としては、天然、
合成着色料とも用いることができる。また、必要に応じ
て油溶化処理した着色料を用いることもできる。着色料
の添加量は、フローズンデザート製品とした場合の特性
等によって異なるが、コーティング組成物重量に対して
0.1〜0.2%、好ましくは0.2〜0.4%の量で用いられる。
更に、天然果実粉末を加えることもできる。天然果実粉
末としては、食感、色等の観点より、粒度、種類、添加
量が決められる。例えば、米国篩20〜40メッシュの粒度
を有する果実乾燥粉末などを用いることができる。添加
量は、コーティング組成物重量に対して0.1〜10%、好
ましくは0.2〜2.0%の量で用いられる。
実 施 例 本発明を以下の実施例1〜3、参考例1〜2で使用した
食用油の種類および特性を次の表−1に示す。
実施例 1 成 分 配合量(kg) カカオバター 5.0 粉 糖 33.0 脱 脂 粉 乳 10.0 食 用 油 (A) 50.0 レ シ チ ン 1.0 グリセリンモノステアレート 0.5 バニラフレーバー 0.5 水 分 0 合 計 100.0 上記配合量の粉糖、脱脂粉乳および予め加温溶解したカ
カオバター及びレシチンの一部のニーダーに入れジャケ
ット45℃に調節して15分間混練した。次いで混練物を5
本ロールのレファィナーにかけて微粒化した。一方食用
油(A)は40℃に加温したココナツ油20kgと大豆微水添
油30kgとを混合することにより調整した。前に調製した
微粒化物質をコンチェに送り配合量中の食用油(A)の
一部を添加し残りのレシチンを加え品温を55℃迄上昇さ
せ約24時間コンチングを行った。
最後に残りの食用油(A)、グリセリンモノステアレー
ト、バニラフレーバーを添加混合して製品化した。得ら
れた組成物を約30℃で充填機から所定の容器に充填して
製品を得た。
実施例 2 成 分 配合量(kg) カカオバター 5.0 粉 糖 33.0 脱 脂 粉 乳 9.8 食 用 油 (B) 50.0 レ シ チ ン 1.0 ショ糖脂肪酸エステル 0.5 赤色着色料 0.2 ストロベリーフレーバー 0.5 合 計 100.0 上記配合量の粉糖、脱脂粉乳、赤色着色料および予め加
温溶解したカカオバターさらに配合量中のレシチンの一
部をジャケット付きニーダーに入れジャケットの温水を
45℃に調節して15分間混練した。次いで得られたペース
ト状混練物を5本ロールのレファィナーにかけて微粒化
し、粒径を25μ以下とした。一方食用油(B)は表−1
に示す割合で混合して調製した。更に微粒化物質をコン
チェに送り配合量中の食用油(B)の一部を添加し残り
のレシチンを加え品温を55℃迄上昇させ約24時間コンチ
ングを行った。
最後に残りの食用油(B)、ショ糖脂肪酸エステル、ス
トロベリーフレーバーを添加混合して製品化した。
得られた組成物を約30℃で充填機から所定の容器に充填
して製品を得た。
実施例 3 成 分 配合量(kg) カカオバター 10.0 粉 糖 33.0 脱 脂 粉 乳 10.8 食 用 油 (C) 45.0 ブルーベリー果実乾燥物粉末 0.5 レ シ チ ン 0.5 ブルーベリーフレーバー 0.2 合 計 100.0 上記配合量の粉糖、脱脂粉乳および予め加温溶解したカ
カオバターさらに配合量中のレシチンの一部をジャケッ
トの温水を45℃に調節してニーダーに15分間混練した。
尚、食用油(C)は表−1に示す割合でココナツ油、MC
Tを混合して調製した。先に調製した混練物を次に5本
ロールのレファィナーにかけて微粒化し、粒径を25μm
以下とした。
更に微粒化物質をコンチェに送り配合量中の食用油
(C)の一部を添加し残りのレシチンを加え品温を55℃
迄上昇させ約24時間コンチングを行った。
最後に残りの食用油(C)、ブルーベリー果実乾燥粉
末、ブルーベリーフレーバーを添加混合して製品化し
た。
得られた組成物を約38℃で充填機から所定の容器に充填
して製品を得た。
参考例 1 成 分 配合量(kg) カカオバター 5.0 粉 糖 34.0 脱 脂 粉 乳 11.8 食 用 油 (D) 45.0 レ シ チ ン 1.0 フレーバー 0.2 合 計 100.0 参考例 2 成 分 配合量(kg) カカオバター 5.0 粉 糖 34.0 脱 脂 粉 乳 11.8 食 用 油 (C) 45.0 レ シ チ ン 1.0 フレーバー 0.2 合 計 100.0 上記組成により実施例1〜3および参考例1〜2の組成
物をアイスクリーム塊に注いで得られるコーティングの
性状は表−2に示す通りである。
効果 本発明は、脱脂粉乳を用いることにより褐変を防止し、
粉乳の量を一定量に制限することにより製造中の凝固を
防止することができる。
また、安定性も優れており、フローズンデザート製品の
品質上大きな要素である長期保存性も向上させることが
できる。
更に、ホワイトチョコレートをベースとしているので着
色料や天然果実粉末を添加することにより、製品特性の
向上が可能である。即ち、着色による外観の向上、製品
のバラエティを豊富にすることができる。天然果実粉末
を添加すれば、製品の天然感を高め、豊かな果実の味わ
いを付与することも可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食用油25−75%、カカオバター2−25%、
    脱脂粉乳2−15%、甘味料15−45%、乳化剤0.1−2.0%
    及び水分1%以下(%は重量%)を含有し、前記食用油
    が、 20時間以上のAOM値及び 0℃:0.1−50(%) +5℃:0.1−45(%) +10℃:0.1−40(%) +20℃:0.1−20(%) の固形脂係数を持つことを特徴とする、常温で流動性を
    有するフローズンデザート用コーティング組成物。
  2. 【請求項2】着色料を添加することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のフローズンデザート用コーティン
    グ組成物。
  3. 【請求項3】天然果実乾燥粉末を添加することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のフローズンデザート用
    コーティング組成物。
JP62113800A 1987-05-11 1987-05-11 フロ−ズンデザ−ト用コ−ティング組成物 Expired - Lifetime JPH0783678B2 (ja)

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