JPH0783622A - 膜厚測定装置 - Google Patents

膜厚測定装置

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Publication number
JPH0783622A
JPH0783622A JP23312893A JP23312893A JPH0783622A JP H0783622 A JPH0783622 A JP H0783622A JP 23312893 A JP23312893 A JP 23312893A JP 23312893 A JP23312893 A JP 23312893A JP H0783622 A JPH0783622 A JP H0783622A
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JP
Japan
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infrared beam
infrared
wavelength
measurement
measured
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JP23312893A
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English (en)
Inventor
Shuji Inoue
修二 井上
Noriyoshi Ishii
知徳 石井
Kouji Takioka
孝司 滝岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転のバランスの調整が不要で且つ高精度の
測定が可能な膜厚測定装置を提供する。 【構成】 光源から送出される赤外線ビーム22を第1
の赤外線ビーム35および第2の赤外線ビーム36に分
割するダイクロイックミラー34と、第1および第2の
赤外線ビーム35、36から測定用赤外線ビーム42お
よび参照用赤外線ビーム43を選別して抽出する第1お
よび第2の狭帯域通過フィルタ40、41と、これら両
狭帯域通過フィルタ40、41と分離して設けられ測定
用赤外線ビーム42および参照用赤外線ビーム43を所
定の周波数で時分割するチョッパ44と、このチョッパ
44により時分割され被測定対象物33を通過した測定
用赤外線ビーム42および参照用赤外線ビーム43を受
光して各受光量の比を求めることにより被測定対象物3
3の膜厚を演算する膜厚演算手段49とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特定波長の赤外線の
吸収量により例えば高分子材料等の膜厚を測定する膜厚
測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開昭61−209339
号公報に示された従来の光学的な膜厚測定装置の構成を
示す模式図である。図において、1は異なる複数の波長
の赤外線を含んだ赤外線ビームを送出する光源、2は投
光レンズ、3は光源1からの赤外線ビームが通過する位
置に設置された被測定対象物、4は集光レンズ、5はモ
ータ6によって回転駆動される回転セクタで、集光レン
ズ4によって集光された赤外線ビームが投光される位置
に対応した円周上には、測定波長λ2を透過させる狭帯
域通過フィルタ7および測定波長λ2の両側の比較波長
λ1、λ3を透過させる狭帯域通過フィルタ8が取り付け
られている。
【0003】そして、9は両狭帯域通過フィルタ7、8
を通過した赤外線ビームを受光して検出する検出素子、
10はこの検出素子9からの出力信号を増幅する増幅
器、11は回転セクタ5に設けられ周期信号e3発生
して送出する周期信号発生器、12は検出素子9からの
出力信号の内、測定波長λ2の成分に対応した第1の信
号e1を周期信号e3によりホールドする第1のサンプル
ホールド回路、13は検出素子9からの出力信号の内、
両比較波長λ1、λ3の成分を含む第2の信号e2を周期
信号e3によりホールドする第2のサンプルホールド回
路、14は両サンプルホールド回路12、13にホール
ドされた両信号e1、e2の比較演算を行って、被測定対
象物3による赤外線の吸収比率を測定し、測定信号e0
を出力する演算回路である。
【0004】次に、上記のように構成された従来の膜厚
測定装置の動作について説明する。まず、光源1から送
出された赤外線ビームは、投光レンズ2により被測定対
象物3に投光され、モータ6によって回転駆動される回
転セクタ5に設けられた両狭帯域通過フィルタ7、8を
介して検出素子9に入射される。この検出素子9からの
出力信号は増幅器10により増幅され、この信号の内、
測定波長λ2の成分に対応した第1の信号e1および、両
比較波長λ1、λ3は周期信号e3により第1および第2
のサンプルホールド回路12、13にそれぞれホールド
される。そして、演算回路14により第1および第2の
サンプルホールド回路12、13の第1および第2の信
号e1、e2の比率e1/e2をとり、被測定対象物3の膜
厚の測定信号e0を取り出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の膜厚測定装置は
以上のように構成されているので、低周波成分を含んだ
ノイズと信号とを区別するために両狭帯域通過フィルタ
7、8の載置された回転セクタ5を高速で回転させなけ
ればならないため、正確な信号精度を確保するための回
転のバランス調整を精密に行う必要があり、調整作業が
困難であるという問題点があった。又、図8に示す特開
昭61−209340号公報に記載された他の従来装置
によれば、同一特性の複数の狭帯域通過フィルタ7、
8、15、16を設けているので、回転セクタ5の回転
数を低くすることができるが、複数の狭帯域通過フィル
タの特性を厳密に同一とすることは困難であるため、測
定精度が安定しない等の問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、回転のバランスの調整が不要で
且つ高精度の測定が可能な膜厚測定装置を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る膜厚測定装置は、光源から送出される赤外線ビームを
被測定対象物に吸収される測定波長を含む第1の赤外線
ビームおよび被測定対象物を透過する参照波長を含む第
2の赤外線ビームに分割する波長領域分割手段と、第1
および第2の赤外線ビームから測定波長でなる測定用赤
外線ビームおよび参照波長でなる参照用赤外線ビームを
選別して抽出する第1および第2の狭帯域通過フィルタ
と、これら両狭帯域通過フィルタと分離して設けられ測
定用赤外線ビームおよび参照用赤外線ビームを所定の周
波数で時分割するチョッパと、このチョッパにより時分
割され被測定対象物を通過した測定用赤外線ビームおよ
び参照用赤外線ビームを受光するとともに両赤外線ビー
ムの受光量の比を求めることにより被測定対象物の膜厚
を演算する膜厚演算手段とを備えたものである。
【0008】又、この発明の請求項2に係る膜厚測定装
置は、請求項1における波長領域分割手段をダイクロイ
ックミラーで構成したものである。
【0009】又、この発明の請求項3に係る膜厚測定装
置は、請求項1における測定用赤外線ビームおよび参照
用赤外線ビームを時分割するために設けられたチョッパ
の両赤外線ビームの通過穴を同一円周上に1列に配置
し、両赤外線ビームの通過位置をチョッパの中心から円
周上対称な位置に配置したものである。
【0010】又、この発明の請求項4に係る膜厚測定装
置は、異なる複数の波長の赤外線を含んだ赤外線ビーム
を送出する光源と、上記赤外線ビームを被測定対象物に
吸収される測定波長を含む第1の赤外線ビームおよび被
測定対象物を透過する参照波長を含む第2の赤外線ビー
ムに分割する波長領域分割手段と、赤外線ガラス基材に
同一プロセスにより一体形成され上記第1および第2の
赤外線ビームから測定波長でなる測定用赤外線ビームお
よび参照波長でなる参照用赤外線ビームを選別して抽出
する第1および第2の狭帯域通過フィルタと、これら両
狭帯域通過フィルタと分離して設けられ上記測定用赤外
線ビームおよび参照用赤外線ビームを所定の周波数で時
分割するチョッパと、このチョッパにより時分割され上
記被測定対象物を通過した上記測定用赤外線ビームおよ
び参照用赤外線ビームを受光するとともに上記両赤外線
ビームの受光量の比を求めることにより上記被測定対象
物の膜厚を演算する膜厚演算手段とを備えたものであ
る。
【0011】
【作用】この発明の請求項1における膜厚測定装置の第
1および第2の狭帯域通過フィルタとチョッパとは、分
離して設けられることによりチョッパの回転バランスの
調整を不要とする。
【0012】又、この発明の請求項2における膜厚測定
装置の波長領域分割手段としてのダイクロイックミラー
は、簡単な構成で赤外線ビームを被測定対象物に吸収さ
れる測定波長を含む第1の赤外線ビームと、被測定対象
物を透過する参照波長を含む第2の赤外線ビームとに分
割する。
【0013】又、この発明の請求項3における膜厚測定
装置のチョッパは、第1および第2の赤外線ビームの通
過穴が同一円周上に配置され、又、中心から上記円周上
対称な位置を両ビームが通過する。
【0014】又、この発明の請求項4における膜厚測定
装置の第1および第2の狭帯域通過フィルタは、載置さ
れる赤外線ガラス基材に同一プロセスにより形成され
る。
【0015】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の実施例1における膜厚測定装置
の構成を示す図である。図において、21は複数の波長
の赤外線を含んだ赤外線ビーム22を送出する光源とし
ての赤外線発生ランプ、23は絞り、24〜29はレン
ズ、30〜32は全反射ミラー、33は被測定対象物、
34は全反射ミラー30からの赤外線ビーム22を、被
測定対象物33に吸収される測定波長λSを含む第1の
赤外線ビーム35は反射させ、又、被測定対象物33を
透過する参照波長λRを含む第2の赤外線ビーム36は
透過させることによりそれぞれ分割する波長領域分割手
段としてのダイクロイックミラーである。
【0016】37はフィルタホルダで、図2に示すよう
にその外周面には所定のピッチで形成された切欠き37
aを有している。38はこの切欠き37aとプランジャ
39とで、フィルタホルダ37の回転位置を割り出し静
止保持させるターンロック機構部、40、41はフィル
タホルダ37の表面円周上にそれぞれ割り出しピッチを
介して他の狭帯域通過フィルタとともに配設される第1
および第2の狭帯域通過フィルタで、第1の狭帯域通過
フィルタ40は第1の赤外線ビーム35の内、測定波長
λSの赤外線ビーム42のみを通過させ、又、第2の狭
帯域通過フィルタ41は第2の赤外線ビーム36の内、
参照波長λRの赤外線ビーム43のみを通過させる。
【0017】44はモータ45によって回転駆動され、
両赤外線ビーム42、43を所定の周波数にて時分割す
るチョッパ、46は全反射ミラー32で反射された赤外
線ビーム42は反射させ、又、レンズ28からの赤外線
ビーム43は透過させることによって合成し、この合成
された赤外線ビーム47を被測定対象物33に照射する
ダイクロイックミラー、48は被測定対象物33を透過
した後の赤外線ビーム47を受光することによって、両
赤外線ビーム42、43の受光量を検出し信号処理部
(図示せず)に送出する受光素子で、信号処理部ととも
に膜厚演算手段49を構成している。
【0018】次に、上記のように構成されたこの発明の
実施例1における膜厚測定装置の動作について説明す
る。まず、赤外線発生ランプ21から送出された赤外線
ビーム22は、絞り23を介してレンズ24により平行
光線となり、全反射ミラー30によって反射されダイク
ロイックミラー34に入射される。そして、ダイクロイ
ックミラー34において、入射された赤外線ビーム22
の内、被測定対象物33に吸収される測定波長λSを含
む第1の赤外線ビーム35は反射され、又、被測定対象
物33を透過する参照波長λRを含む第2の赤外線ビー
ム36は透過されることにより分割される。
【0019】そして、ダイクロイックミラー34で反射
された第1の赤外線ビーム35は直接、又、ダイクロイ
ックミラー34を透過した第2の赤外線ビーム36は全
反射ミラー31で反射された後、それぞれフィルタホル
ダ37上に配置された第1および第2の狭帯域通過フィ
ルタ40、41を通過することにより選別されて、測定
波長λSの赤外線ビーム42および参照波長λRの赤外線
ビーム43となり、レンズ42、46によってそれぞれ
集光されて、モータ45により回転駆動されるチョッパ
44を通過する。
【0020】このチョッパ44を通過した両赤外線ビー
ム42、43は、各レンズ27、28によって再び平行
光線となり、測定波長λSの赤外線ビーム42は全反射
ミラー32で反射された後ダイクロイックミラー46で
反射され、又、参照波長λRの赤外線ビーム43はダイ
クロイックミラー46を透過された後、これら両赤外線
ビーム42、43は合成される。このようにして合成さ
れた赤外線ビーム47は被測定対象物33に照射され、
その後、レンズ29によって集光され受光素子48に入
射される。そして、受光素子48とともに膜厚演算手段
49を構成する信号処理部において、被測定対象物33
の膜厚に応じて減衰する赤外線ビーム42と、減衰を受
けない赤外線ビーム43との強度比を求めることにより
膜厚が演算される。
【0021】次に、チョッパ44の動作についてもう少
し詳しく説明する。なお、両赤外線ビーム42、43の
チョッパ44を通過する位置については上記では説明し
なかったが、両赤外線ビーム42、43はチョッパ44
の外周部の円周上に形成された通過穴50と同一円周上
で、且つチョッパ44の回転中心51と対称な位置、す
なわち両赤外線ビーム42、43の通過位置と、チョッ
パ44の回転中心51の位置とは、これらの位置を結ぶ
線が後述の図3中一点鎖線で示すように、三角形を形成
するように配置されている。
【0022】図3はチョッパ44により両赤外線ビーム
42、43をそれぞれ時分割する工程を示す模式図であ
る。まず、図3(A)に示す状態では、赤外線ビーム4
2が通過穴50を通過し、赤外線ビーム43の方はチョ
ッパ44により遮蔽されている。次いでチョッパ44が
図中矢印で示す方向に回転すると、図3(B)に示す状
態となり、図3(A)の状態とは逆に赤外線ビーム42
がチョッパ44により遮蔽され、赤外線ビーム43の方
は通過穴50を通過する。さらに、チョッパ44が回転
して図3(C)の状態になると、両赤外線ビーム42、
43は共々チョッパ44により遮蔽される。
【0023】図4はチョッパ44により図3に示すよう
にして時分割された両赤外線ビーム42、43のタイミ
ングチャートである。図において、(イ)、(ロ)、
(ハ)はそれぞれ図3(A)、図3(B)、図3(C)
の状態に対応し、eSは赤外線ビーム42の光量による
信号、eRは赤外線ビーム43の光量による信号、eN
ノイズ成分による信号、eOは赤外線ビーム42および
赤外線ビーム43が合成された赤外線ビーム47の光量
による信号、eIは被測定対象物33を透過した後の赤
外線ビーム47の光量による信号である。そして、この
ような各信号は、膜厚演算手段49における受光素子4
8によって検出された光量によってそれぞれ生成され、
信号処理部によって(eS−eN)と(eR−eN)との比
が演算されることによって膜厚は測定される。
【0024】なお、被測定対象物33の材質が変わった
場合には、ターンロック機構部38によりフィルタホル
ダ37を回転させ、所望の狭帯域通過フィルタの位置を
選択した後、プランジャ39を切欠き37aに嵌着して
保持し、上記同様の動作を行うようにすれば膜厚は測定
できる。
【0025】上記実施例1によれば、両狭帯域通過フィ
ルタ40、41とチョッパ44とを分離した構成として
いるので、回転数を大幅に高くすることが可能となり、
チョッパ44の回転バランスの調整が不要になるととも
に、チョッピング周波数を任意に設定できる。又、狭帯
域通過フィルタを測定波長λSの赤外線ビーム42のみ
を通過させる狭帯域通過フィルタ40と、参照波長λR
の赤外線ビーム43のみを通過させる狭帯域通過フィル
タ41との各1枚にしたので、特性のばらつきがなくな
り高精度の測定が可能となる。さらに又、チョッパ44
の通過穴50を円周上1列に配置するとともに、チョッ
パ44の中心51の位置と両赤外線ビーム42、43の
各通過位置とを三角形に配置したので、チョッパ44の
小型化が可能となり、図4に示す信号eSとeRから例え
ばセンサのDCオフセット等のノイズ成分を時系列的に
除去することができる。
【0026】実施例2.図5はこの発明の実施例2にお
ける膜厚測定装置の構成を示す図である。図において、
図1に示す実施例1と同様な部分は同一符号を付して説
明を省略する。52は赤外線透過ガラス基材でなりモー
タ53で回転駆動されるフィルタディスク、54a〜5
4gは図6に示すようにフィルタディスク52の赤外線
ガラス基材上に同一プロセスにより一体的に形成された
複数の狭帯域通過フィルタである。
【0027】上記実施例2によれば、複数の狭帯域通過
フィルタ54a〜54gを、フィルタディスク52の赤
外線透過ガラス基材上に、同一プロセスにより一体的に
形成しているので、同一特性のフィルタの製造が容易と
なり高精度な測定が可能となる。又、フィルタディスク
52をモータ53で回転駆動させることにより、各狭帯
域通過フィルタ54a〜54gの特性によって選択され
た波長の赤外線ビームが、被測定対象物33に順次照射
され、フィルタディスク52をチョッパとして兼用でき
るので、回転バランスの調整が不要となる。
【0028】実施例3.尚、上記各実施例におけるダイ
クロイックミラー34、46は、測定波長λSを含む赤
外線ビーム35および測定波長λSの赤外線ビーム42
を反射する場合について説明したが、参照波長λRを含
む赤外線ビーム36および参照波長λRの赤外線ビーム
43を反射するようにしても、上記各実施例と同様の効
果を発揮することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、光源から送出される赤外線ビームを被測定対象物
に吸収される測定波長を含む第1の赤外線ビームおよび
被測定対象物を透過する参照波長を含む第2の赤外線ビ
ームに分割する波長領域分割手段と、第1および第2の
赤外線ビームから測定波長でなる測定用赤外線ビームお
よび参照波長でなる参照用赤外線ビームを選別して抽出
する第1および第2の狭帯域通過フィルタと、これら両
狭帯域通過フィルタと分離して設けられ測定用赤外線ビ
ームおよび参照用赤外線ビームを所定の周波数で時分割
するチョッパと、このチョッパにより時分割され被測定
対象物を通過した測定用赤外線ビームおよび参照用赤外
線ビームを受光するとともに両赤外線ビームの受光量の
比を求めることにより被測定対象物の膜厚を演算する膜
厚演算手段とを備えたので、回転のバランスの調整が不
要で且つ高精度の測定が可能な膜厚測定装置を提供する
ことができる。
【0030】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1における波長領域分割手段をダイクロイックミラーで
構成したので、回転のバランスの調整が不要で且つ高精
度の測定が可能であることは勿論のこと、簡単な構成で
赤外線ビームを被測定対象物に吸収される測定波長を含
む赤外線ビームと、被測定対象物を透過する参照波長を
含む赤外線ビームとに分割することが可能な膜厚測定装
置を提供することができる。
【0031】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1における測定用赤外線ビームおよび参照用赤外線ビー
ムを時分割するために設けられたチョッパの両赤外線ビ
ームの通過穴を同一円周上に1列に配置し、両赤外線ビ
ームの通過位置をチョッパの中心から円周上対称な位置
に配置したので、回転のバランスの調整が不要で且つ高
精度の測定が可能であることは勿論のこと、小型化が可
能な膜厚測定装置を提供することができる。
【0032】又、この発明の請求項4によれば、異なる
複数の波長の赤外線を含んだ赤外線ビームを送出する光
源と、上記赤外線ビームを被測定対象物に吸収される測
定波長を含む第1の赤外線ビームおよび被測定対象物を
透過する参照波長を含む第2の赤外線ビームに分割する
波長領域分割手段と、赤外線ガラス基材に同一プロセス
により一体形成され上記第1および第2の赤外線ビーム
から測定波長でなる測定用赤外線ビームおよび参照波長
でなる参照用赤外線ビームを選別して抽出する第1およ
び第2の狭帯域通過フィルタと、これら両狭帯域通過フ
ィルタと分離して設けられ上記測定用赤外線ビームおよ
び参照用赤外線ビームを所定の周波数で時分割するチョ
ッパと、このチョッパにより時分割され上記被測定対象
物を通過した上記測定用赤外線ビームおよび参照用赤外
線ビームを受光するとともに上記両赤外線ビームの受光
量の比を求めることにより上記被測定対象物の膜厚を演
算する膜厚演算手段とを備えたので、回転のバランスの
調整が不要で且つ高精度の測定が可能であることは勿論
のこと、同一特性のフィルタの製造が容易となり更に測
定精度の向上が可能な膜厚測定装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における膜厚測定装置の構
成を示す図である。
【図2】図1に示すフィルタホルダの構成を示す平面図
である。
【図3】チョッパにより各赤外線ビームをそれぞれ時分
割する工程を示す模式図である。
【図4】図3に示す工程で時分割された各赤外線ビーム
の光量による信号の状態を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】この発明の実施例2における膜厚測定装置の構
成を示す図である。
【図6】図5に示す狭帯域通過フィルタの構成を示す平
面図である。
【図7】従来の膜厚測定装置の一例の構成を示す模式図
である。
【図8】従来の膜厚測定装置の異なる一例の構成を示す
模式図である。
【符号の説明】
21 赤外線発生ランプ(光源) 24〜29 レンズ 30〜32 全反射レンズ 33 被測定対象物 34 ダイクロイックミラー(波長領域分割手段) 35 第1の赤外線ビーム 36 第2の赤外線ビーム 37 フィルタホルダ 38 ターンロック機構部 40 第1の狭帯域通過フィルタ 41 第2の狭帯域通過フィルタ 42 赤外線ビーム(測定用赤外線ビーム) 43 赤外線ビーム(参照用赤外線ビーム) 44 チョッパ 46 ダイクロイックミラー 48 受光素子 49 膜厚演算手段 50 通過穴 51 回転中心 52 フィルタディスク 54a〜54g 複数の狭帯域通過フィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる複数の波長の赤外線を含んだ赤外
    線ビームを送出する光源と、上記赤外線ビームを被測定
    対象物に吸収される測定波長を含む第1の赤外線ビーム
    および被測定対象物を透過する参照波長を含む第2の赤
    外線ビームに分割する波長領域分割手段と、上記第1お
    よび第2の赤外線ビームから測定波長でなる測定用赤外
    線ビームおよび参照波長でなる参照用赤外線ビームを選
    別して抽出する第1および第2の狭帯域通過フィルタ
    と、これら両狭帯域通過フィルタと分離して設けられ上
    記測定用赤外線ビームおよび参照用赤外線ビームを所定
    の周波数で時分割するチョッパと、このチョッパにより
    時分割され上記被測定対象物を通過した上記測定用赤外
    線ビームおよび参照用赤外線ビームを受光するとともに
    上記両赤外線ビームの受光量の比を求めることにより上
    記被測定対象物の膜厚を演算する膜厚演算手段とを備え
    たことを特徴とする膜厚測定装置。
  2. 【請求項2】 波長領域分割手段はダイクロイックミラ
    ーであることを特徴とする請求項1記載の膜厚測定装
    置。
  3. 【請求項3】 測定用赤外線ビームおよび参照用赤外線
    ビームを時分割するために設けられたチョッパの上記両
    赤外線ビームの通過穴は同一円周上を1列に配置され、
    且つ上記両赤外線ビームの通過位置は上記チョッパの中
    心から上記円周上対称な位置に配置されていることを特
    徴とする請求項1記載の膜厚測定装置。
  4. 【請求項4】 異なる複数の波長の赤外線を含んだ赤外
    線ビームを送出する光源と、上記赤外線ビームを被測定
    対象物に吸収される測定波長を含む第1の赤外線ビーム
    および被測定対象物を透過する参照波長を含む第2の赤
    外線ビームに分割する波長領域分割手段と、赤外線ガラ
    ス基材に同一プロセスにより一体形成され上記第1およ
    び第2の赤外線ビームから測定波長でなる測定用赤外線
    ビームおよび参照波長でなる参照用赤外線ビームを選別
    して抽出する第1および第2の狭帯域通過フィルタと、
    これら両狭帯域通過フィルタと分離して設けられ上記測
    定用赤外線ビームおよび参照用赤外線ビームを所定の周
    波数で時分割するチョッパと、このチョッパにより時分
    割され上記被測定対象物を通過した上記測定用赤外線ビ
    ームおよび参照用赤外線ビームを受光するとともに上記
    両赤外線ビームの受光量の比を求めることにより上記被
    測定対象物の膜厚を演算する膜厚演算手段とを備えたこ
    とを特徴とする膜厚測定装置。
JP23312893A 1993-09-20 1993-09-20 膜厚測定装置 Pending JPH0783622A (ja)

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JP23312893A JPH0783622A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 膜厚測定装置

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