JPH078349B2 - 硬質基材の化粧方法 - Google Patents

硬質基材の化粧方法

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JPH078349B2
JPH078349B2 JP14727087A JP14727087A JPH078349B2 JP H078349 B2 JPH078349 B2 JP H078349B2 JP 14727087 A JP14727087 A JP 14727087A JP 14727087 A JP14727087 A JP 14727087A JP H078349 B2 JPH078349 B2 JP H078349B2
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尭 石川
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬質基材のエンボス加工等による凹凸面に特殊
な塗膜を形成して、より立体感のある表面意匠とする硬
質基材の化粧方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、金属薄板、合成樹脂板等の硬質基材に意匠性を付
加するために、塗装、印刷等の化粧方法が行われてい
る。しかしながら、この場合、硬質基材の平滑さを払拭
することはできなかった。また、硬質基材にエンボス加
工、エッチング加工等により凹凸模様を施し、立体感を
得ようとしている。しかしながら、硬質基材の素材によ
り凹凸模様の高さが限定され、光線の関係により凹凸模
様が全く見えなくなる欠点があった。このため、硬質基
材に印刷を行った後エンボス加工によって凹凸模様を施
すことも行われている。しかしながら、この場合、印刷
による模様と凹凸模様は互いに独立した関係にあり、互
いの長所を十分に生かすことができなかった。
〔発明の目的〕
本発明はこのような欠点を除去するため、エンボス加
工、エッチング加工等により凹凸模様を施した硬質基材
を傾斜させて塗料を塗布し、次に傾斜したまま塗料を硬
化させ、塗料による色彩のコントラストを凹凸模様に応
じて方向性を有して変化させ、外観上凹凸模様によって
できる陰影のようにし、凹凸模様による立体感を大幅に
向上させることのできる塗装方法を提案するものであ
る。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係る硬質基材の化粧方法に
ついて詳細に説明する。第1図は工程概念図であり、1
は硬質基材で、例えば金属薄板(カラー鋼板、銅板、ア
ルミニウム板等)、石膏板、スレート板、無機質板、合
成樹脂板等で第2図(a)に示すように被塗装面2に凹
状面4、凸状面5からなる凹凸模様を有するものであ
る。この凹状面4、凸状面5の凹凸模様は深さ0.1〜4
mm位、大きさは任意で、かつ凹状面4、凸状面5の形状
も任意である。Aは塗料塗布工程で、硬質基材1の被塗
装面2に塗料6aを塗布して塗料層6を形成する工程であ
り、スプレー、カーテンフローコータ等により行われる
工程である。この塗料6aとしては、例えば合成樹脂分と
してアクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、
メラミン樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、フ
ラン樹脂、ビニル樹脂、尿素樹脂、マレイン酸樹脂、ス
チレン樹脂、フェノール樹脂、オイルフリーポリエステ
ル、スチレン化アルキッド樹脂、アルミニウムペイン
ト、チリメンエナメル、ビニル共重合体、ポリビニルブ
チラル、エチルセルロース等を用い、これに各種顔料を
加えた常温硬化型、加温、加熱硬化型塗料、あるいは紫
外線硬化型塗料であり、粘度は約20〜2000センチポアズ
位で、高粘度ではないものである。さらに説明を加える
と、塗料塗布工程Aでは、第2図(b)に示すように、
硬質基材1を水平線イより角度θだけ傾斜させて行
う。このため、硬質基材1に塗布された塗料6aが、その
流動性により凹凸模様上を流動し、塗膜の厚い部分と
薄い部分からなる塗料層6を形成する。Bは塗料硬化工
程で、塗料塗布工程Aにて塗布された塗料6aを硬化させ
る工程であり、塗料6aの種類により、ガスバーナ、赤外
線ヒータ、遠赤外線ヒータ、高周波加熱機等、あるいは
紫外線ランプを用いて行われる工程である。なお、この
塗料硬化工程Bにおいても、硬質基材1を傾斜させたま
ま行う。このようにして硬化した塗料層6は第2図
(c)に拡大して示すように凸状面5の頂面5aではほぼ
均一厚さの塗膜になり、また凹状面4では底面4aと側壁
3a、すなわち、硬質基材1を傾斜させた際に下方に位置
する側壁3aとの境界部分αが厚く、境界部分αから離れ
るに従って薄くなり、側壁3bとの境界部分βで少し厚く
なる。このように塗料層6の塗膜厚が、凹凸模様に沿
って色の濃淡が現れ、凹凸模様を強調し、かつ、硬質
基材1の立体感、意匠性を大幅に向上することができ
る。なお、塗布する塗料6aの量、粘性、および塗料層6
による濃淡の度合に応じて塗料塗布工程Aと塗料硬化工
程Bとの中間に塗料6aが流動するのに必要な時間を得る
ための中間搬送部Cを設けることもできる。この中間搬
送部Cでは塗料塗布工程Aにおける硬質基材1の傾斜を
そのまま維持しながら、塗料硬化工程Bへ硬質基材1を
搬送するものである。
上述したのは本発明に係る化粧方法の一実施例にすぎ
ず、第1図に一点鎖線で示すように、塗料塗布工程Aの
前にエンボス加工工程Dを設け、エンボス加工から塗装
を一貫して行うこともできる。また、二点鎖線で示すよ
うに塗料硬化工程Bの後にクリヤ、淡色の塗料、エナメ
ル等を塗布し、硬化させる上塗り塗料工程Eを設けるこ
とも可能である。さらに硬質基材1は通常帯状である
が、切り板状、あるいはパネル状に成形したものを用い
ることも可能である。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る硬質基材の化粧方法によれ
ばエンボス加工等の手段により形成された凹凸模様の
被塗装面と塗料のとりなすコントラスト、色彩のとりな
す相乗効果により立体感が助長される。塗料層の塗膜
厚が一定でなく、規則正しく、方向性を持って変化する
ため、硬質基材の凹凸模様が強調され、立体感、意匠性
が大幅に向上する。塗装は凹凸模様面を形成した後の
硬質基材を被塗装面として行われるため、硬質基材の耐
候性が向上する。等の効果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る硬質基材の化粧方法を説明する工
程概念図、第2図(a)〜(c)は各工程を説明する説
明図である。 A……塗料塗布工程、B……塗料硬化工程、1……硬質
基材、6……塗料層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧面に凹凸模様を有する硬質基材の被塗
    装面に塗料を塗布し、硬化させる化粧方法において、塗
    料を塗布する工程、および塗料を硬化させる工程では前
    記硬質基材を傾斜させて行うことを特徴とする硬質基材
    の化粧方法。
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