JPH0783489B2 - 輝度信号色信号分離装置 - Google Patents

輝度信号色信号分離装置

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JPH0783489B2
JPH0783489B2 JP61175903A JP17590386A JPH0783489B2 JP H0783489 B2 JPH0783489 B2 JP H0783489B2 JP 61175903 A JP61175903 A JP 61175903A JP 17590386 A JP17590386 A JP 17590386A JP H0783489 B2 JPH0783489 B2 JP H0783489B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像信号の輝度信号と色信号を分離する装置
に関するものである。
従来の技術 従来の輝度信号色信号分離装置としては、例えば第10図
に示すものがある。第10図においては端子79に映像信号
(YL+YH+C)が入力され、高域フィルタ80で高域成分
(YH+C)が波される。この高域成分(YH+C)の1
つは、減算器84に供給され、映像信号(YL+YH+C)よ
り減算された低域輝度信号YLを得る。又、高域成分(YH
+C)は、垂直方向クシ形フィルタ81と水平方向クシ形
フィルタ82において高域輝度信号(YH)と色信号(C)
に分離される。そしてこれらの分離された高域輝度信号
(YH)と色信号(C)はスイッチ回路85に供給される。
スイッチ回路85においては、相関性判定回路83により判
定された高域成分(YH+C)の相関性により、垂直方向
の相関性が強い場合には垂直方向クシ形フィルタ81の出
力を選択し、水平方向の相関が強い場合には水平方向ク
シ形フィルタ82の出力を選択する。第11図は、上記の輝
度信号色信号分離装置に入力される、4倍のFSCのクロ
ックでサンプリングされた映像信号、すなわちサンプル
点を示すものである。第11図においては、l−1ライ
ン,lライン,l+1ラインの映像信号を示し、τは副搬送
波の1/4周期を示す。そして、上記の輝度信号色信号分
離装置は次の様にして分離を行う。
IF|S42−S48|≦S44−S46|; Y=(S42+2S45+S48)/4 ……(1) C=−(S42−2S45+S48)/4 ……(2) IF|S44−S46|<|S42−S48|; Y=(S44+2S45+S46)/4 ……(3) C=−(S44−2S45+S46)/4 ……(4) 上記のように、サンプル点S45の相関性を判定する場合
には、|S42−S48|及び|S44−S46|の値により水平方向と
垂直方向の相関を求める。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の様な構成では、相関の判定は単に副
搬送波の一周期離れたサンプル点又は、2水平ライン離
れたサンプル点の値の差を比較し、相関判定の結果によ
り垂直方向の3つのサンプル点S42,S45,S48を用いたク
シ形フィルタと、水平方向の3つのサンプル点S44,S45,
S46を用いたバンド,パス・フィルターを切り替えてい
るだけである。この様な輝度信号色信号分離装置を用い
て、例えば第8図A,Bに示す画像の輝度信号色信号分離
を行うとする。第8図Aに示す様に黒色の背景の中に赤
色の正方形がある場合、破線で囲んだ右下隅の色信号は
第8図Bに示す様な信号となり、色信号は帯域制限され
ている為、水平方向の端の部分で波形の包絡線は滑らか
に減少する。ここで、第8図Bにおいて図中に示す様に
l−1ライン上で4FSCのクロックでサンプルされたサン
プル点を、S19,S20,S21,lライン上のサンプル点をS22,S
23,S24,S25,S26、l+1ライン上のサンプル点をS27,S
28,S29とするとサンプル点S24は垂直上方のサンプル点S
20との相関は強いが、垂直下方のS28とも、水平方向の
サンプル点S22,S26のどれとも相関が弱い。従って従来
の輝度信号色信号分離装置を用いて、サンプル点S24
輝度信号色信号分離を行っても正しい分離はできず、ド
ット妨害を生じる。更に第9図Aに示す様に画面上で赤
と黒の境が斜めである場合、図中破線で示した部分の色
信号は第9図Bとなる。そして、第9図Bの図中に示す
様にl−1ライン上の4FSCのクロックサンプルされたサ
ンプル点を、S30,S31,S32、lライン上のサンプル点をS
33,S34,S35,S36,S37、l+1ライン上のサンプル点をS
38,S39,S40とすると、サンプル点S35は、垂直方向と水
平方向のサンプル点S31,S39,S33,S37のいずれとも相関
が弱く、従来の輝度信号色信号分離装置を用いて輝度信
号色信号分離を行うと、やはりドット妨害を生じる。以
上説明した様に、従来の輝度信号色信号分離装置では図
柄の端部でドット妨害を生じるが、このドット妨害は振
幅が小さくても視覚的には目立つものであった。本発明
はかかる点に鑑み、図柄の端部、すなわち垂直方向,水
平方向の相関性がくずれた場合においても、フィールド
内のみの処理でドット妨害の発生が少ない輝度信号色信
号分離装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、映像信号の相関性を判定する相関性判定回路
と、この相関性判定回路の出力により最も相関性の強い
サンプル点を用いて輝度信号と色信号に分離するフィル
タと、映像信号を2次微分する微分回路と、微分回路の
出力に応じて前記分離された輝度信号と色信号をそれぞ
れ補間により得られた値と置き換える補間回路を備えた
輝度信号色信号分離装置である。
作用 本発明は前記した構成により、絵柄の境界部において着
目するサンプル点Aが近傍のどのサンプル点とも相関性
が無い場合においても、微分回路により境界部を検出
し、境界部における分離された輝度信号と色信号を補間
値とおきかえるのでドット妨害やクロスカラーの発生が
抑さえられる。
実 施 例 第1図は本発明の第1の実施例における輝度信号搬送色
信号分離装置のブロック図を示すものである。第1図に
おいて、2と3は一水平期間遅延回路、4と5と6は映
像信号を低域輝度信号のみの低域映像信号と、高域輝度
信号と搬送色信号を含む高域映像信号に分離するフィル
タ回路、7は遅延回路、8と9は輝度信号搬送色信号分
離フィルタ、10は高域映像信号の相関性を判定する相関
判定回路、12は相関判定回路の出力より相関が閾値より
強いのか弱いのかを判定する回路、11は8と9の輝度信
号搬送色信号分離フィルタの出力を閾値判定回路の出力
に応じて切替えるスイッチ回路、13は低域映像信号を2
次微分する微分回路、15は微分回路13の出力と閾値回路
12よりの出力の論理積を演算するAND回路、16と17はAND
回路15の出力に応じて分離された輝度信号と搬送色信号
をそれぞれ補間された値とおきかえる補間回路である。
以上のように構成された本実施例の輝度信号色信号分離
装置について、以下その動作を説明する。端子1に4倍
の副搬送波周波数(=4FSC)でサンプルされた映像信号
が入力され、一水平期間遅延器2と3で遅延させられて
3ラインの信号が得られる。ここで遅延していない信号
をl−1ライン,一水平期間遅延器2よりの出力をlラ
イン,一水平期間遅延回路3よりの出力をl+1ライン
とする。3ラインの信号はそれぞれフィルタ回路4,5,6
に入力される。フィルタ回路4においてはl−1ライン
の映像信号を高域と低域に分離し、高域映像信号を信号
線4−1に出力し、低域映像信号を信号線4−2に出力
する。フィルタ回路5と6においても同様に高域映像信
号を信号線5−1と6−1に出力し、低域映像信号を信
号線5−2と6−2に出力する。相関判定回路10にはl
−1ライン,lライン,l+1ラインの高域映像信号が入力
される。相関判定回路においてはlラインの信号が画面
上で垂直上方にあるl−1ラインの信号と、垂直下方の
l+1ラインのどちらに相関が強いかを判定し、相関の
評価量としての相関値を信号線10−2に出力し、l−1
ラインとl+1ラインのどちらに相関が強いかを示す信
号(Index No)を信号線10−2に出力する。閾値回路12
においてはあらかじめ設定されている閾値と相関値を比
較し、相関値が閾値より小さい時には相関性が強いとし
てIndex Noをそのまま信号線12−1に出力する。又相関
値が閾値より大きい場合には、lラインの信号はl−1
ライン,l+1ラインのどちらとの信号とも相関性が弱い
ので相関判定の誤りを防ぐためにIndex Noをあらかじめ
設定されたNoと切りかえ信号線12−1に出力する。又、
相関値が閾値を超えた場合には信号線12−2にHigh Lev
elの信号を出力する。そしてスイッチ回路11において閾
値回路12よりの出力に応じて相関の強い水平ラインの信
号を用いて分離した搬送色信号を選択して出力する。微
分回路13においてはフィルタ回路4,5と6よりの3ライ
ンの低域映像信号を2次微分し、絵柄の輪郭を抽出す
る。そして微分回路13よりの出力と閾値判定回路よりの
信号線12−2への出力はAND回路で論理積演算が行なわ
れる。つまり、絵柄の輪郭部で垂直方向に相関が弱いこ
とを示す信号がAND回路15より出力される。そして、垂
直方向に相関の弱い場合、垂直方向のサンプル点を用い
た輝度信号搬送色信号分離フィルタではドット妨害やク
ロスカラー等の劣化が起こる。そこで、このような劣化
の生じている輝度信号又は搬送色信号は、劣化の生じて
いない前後の値より補間演算して求めた補間値と置き換
えれば劣化を減少させることができる。補間回路16と17
においては、AND回路15の出力に応じて絵柄の輪郭部で
あり垂直方向の相関が弱い場合、分離された輝度信号と
搬送色信号をそれぞれ上記の補間値と置き換える。次に
相関判定回路10、閾値判定回路12及び微分回路13につい
てその構成及び働きを詳しく述べる。第2図に相関判定
回路10の構成を示す。第2図において、23,24と25は副
搬送波周期の半周期(τ=1 1/2・FSC)の遅延器、3
3、34、35、36は入力信号の絶対値を出力する絶対値回
路、37、38、39、40はローパスフィルタ、41、42、43は
小さい方の値を選択して出力する比較回路である。以上
の様に構成された相関性判定回路10において、端子20に
l−1ラインの高域映像信号が供給され、端子21と22に
もそれぞれlラインとl+1ラインの高域映像信号が供
給される。τ(=1/2FSC)遅延器23と加算器により、
周波数FSCの信号を通過させるバンドパスフィルターが
構成される。又、遅延器24と加算器27、及び遅延器25と
加算器28によっても同じバンドパスフィルターが構成さ
れる。これらのバンドパスフィルタにより高域映像信号
の周波数FSC近傍の成分が取り出させる。そして、加算
器29において加算器26の出力と加算器27の出力が加算さ
れ、加算器31において加算器27の出力と加算器28の出力
が加算され、減算器30において加算器27の出力より加算
器26の出力が減算され、減算器32において加算器27の出
力より加算器28の出力が減算される。
以上の演算を第3図を用いて説明する。第3図Aは高域
映像信号の搬送色信号を示し、Bは高域輝度信号を示し
ている。第3図A,Bともに3ラインの信号を示し、どち
らもl−1ラインとlライン間では相関が強く、lライ
ンとl+1ライン間では相関が弱い。又、S1,S2……S18
は、4FSCのクロックサンプルされたサンプル値を示す。
第2図に示す相関判定回路に第3図Aの搬送色信号が加
えられた場合、加算器26よりの出力は SK1=S1+S3 ……(1) であり、加算器27と28よりの出力はそれぞれ次の様にな
る。
SK2=S4−S6 ……(2) SK3=S7−S9 ……(3) SK1,SK2,SK3の値は図中の矢印の長さであり、極性は矢
印の向きとなり上向きは正極性,下向きは負極性であ
る。図に示すように、SK1,SK2,SK3はそれぞれ、サンプ
ル点S2,S5,S8における搬送色信号の大きさを示す。そこ
で、サンプル点S5がサンプル点S2とS8のどちらに相関が
強いのかを判定するには、SK1とSK2の差とSK2とSK3の差
を求めて比較すればよい。搬送色信号はライン毎に位相
が反転しているので、SK1,SK2,SK3もライン毎に位相が
反転するため次に示す加算で差を求める。
SKC1=|SK1+SK2| ……(4) SKC2=|SK2+SK3| ……(5) そして、SKC1(l−1ラインとlライン間の色相関値)
とSKC2(lラインとl+1ライン間の色相関値)と比較
し小さい方が相関が強いと判定できる。次に第3図Bに
示す高域輝間信号が相関判定回路に入力された場合、輝
度信号の位相はライン毎に同じであるので、SK1,SK2,SK
3もライン毎で同極性となる。そのため、SK1とSK2の差
と、SK2とSK3の差は次式で求められる。
SKK1=|SK2−SK1| ……(6) SKK2=|SK2−SK3| ……(7) ここで、SKK1をl−1ラインとlライン間の輝度相関値
としてSKK2をlラインとl+1ライン間の輝度相関値と
する。以上説明したSKC1は絶対値回路34よりの出力であ
り、SKC2は絶対値回路35よりの出力であり、SKK1は絶対
値回路33よりの出力であり、SKK2は絶対値回路36よりの
出力である。SK1,SK2,SKK1,SKK2はローパスフィルタ37,
38,39,40により低域成分のみを通過させノイズによる影
響をなくし、比較回路41と42に入力される。比較回路41
においてはローパスフィルタ38と39の出力を比較し小さ
い方の値を選択して出力する。すなわち、lラインと相
関の強いラインとの色相関値の低域成分とそのラインの
Index Noを比較回路43に出力する。比較回路42において
はローパスフィルタ37と40の出力を比較して小さい方の
値を選択して出力する。すなわち、lラインと相関の強
いラインとの輝度相関値の低域成分とそのラインのInde
x Noを比較回路43に出力する。比較回路43では色相関値
の低域成分と輝度相関値の低域成分を比較し小さい方の
値とそのラインのIndex Noを出力する。このようにして
第2図の相関判定回路においては、搬送色信号と高域輝
度信号を用いてlラインの信号が、l−1ラインとl+
1ラインのどちらと相関が強いかを判定する。
第4図に閾値判定回路12の構成を示す。端子46には外部
より閾値が入力され、端子47にも外部よりフィルタのIn
dex Noが入力される、端子48には相関判定回路10よりの
相関値の低域成分が入力され、端子49にはラインのInde
x Noが入力される。比較回路50において閾値と相関値の
低域成分が比較される。閾値の方が大きい時には、lラ
インの信号は相関判定回路10により選択されたラインと
相関が強いので、スイッチ回路50を切り換えて、端子49
より入力されたIndex Noを端子53へ出力する。又端子52
へはローレベルの信号を出力する。閾値の方が小さい時
には、lラインの信号は相関性判定回路10により選択さ
れたラインと相関は弱いので、誤った判定を防ぐため
に、スイッチ回路50を切り換えてあらかじめ外部より設
定されたIndex Noを端子53へ出力する。この時端子52へ
はハイレベルの信号を出力する、なお端子52は図10の信
号線12−2に接続され、端子53は信号線12−1に接続さ
れる。
次に第5図に微分回路の構成を示す。第5図において、
57,58,59,60,64,65,68,69,70,71はτ(=1/4・FSC)遅
延器であり、61,62,67,72は係数が「−1」の乗算器、6
6は係数が「4」の乗算器であり76は絶対値回路、77は
閾値回路である。以上のように構成されたラプラシアン
回路において、端子54にl−1ラインの低域輝度信号が
供給され、端子55にlラインの低域輝度信号が供給さ
れ、端子56にl+1ラインの低域輝度信号が供給される
と2次元フィルタリングが行なわれる。微分回路による
演算の乗算の係数の2次元配置は第6図Aに示すように
なる。この演算は2次的な2次微分となり、絵柄の輪郭
を抽出する働きをもつ。この2次微分された信号は加算
器74より出力され、絶対値回路76で絶対値が得られる。
絶対値は閾値回路77に入力され、一定の閾値以上の場合
絵柄輪郭であるのでハイレベルの信号を端子78に出力す
る。絶対値が閾値以下の時はローレベルの信号を端子78
に出力する、また図6Bはラプラシアン回路の別の構成例
である。補間回路16,17は第7図に示す構成となってい
る。端子77には分離された輝度信号又は搬送色信号が供
給され、端子78にはAND回路15よりの出力が供給され
る。端子78よりの信号がローレベルの時は、端子77の信
号を端子81に出力し、端子78よりの信号がハイレベルの
時には補間演算回路79よりの出力を端子81に出力する。
次に相関判定回路10、閾値判定回路12、微分回路13及び
補間回路16,17の働きを第8図,第9図を用いて説明す
る。番8図において図Aに示すように黒の背景の中に赤
い四角形があるとき、右下隅の破線で囲んだ部分の搬送
色信号は図Bとなり、低域輝度信号は図Cに示すように
なる。図B及び図Cにおいてl−1ラインとlライン間
の相関は強いが、lラインとl+1ライン間の相関は弱
い。図Bの搬送色信号が相関判定回路10に入力されサン
プル点S24とS20及びS28との相関が判定される。まずサ
ンプル点S20,S24,S28の搬送色信号についてSK1,SK2,SK3
が演算され、図Bに示すように|SK1|=|SK2|SK3=0と
なる。このことよりサンプル点S23はS20と相関が強いこ
とがわかり相関判定回路10より、色相関値(=0)とラ
インIndex No(l−1ライン)が出力される。閾値判定
回路12においては、色相関値が0であるので入力された
ラインIndex Noが信号線12−1に出力され、信号線12−
2はローレベルとなる。そして、スイッチ回路11におい
て、搬送色信号分離フィルタ8の出力が選択され、正し
い分離が行なわれる。又、図Cの信号がラプラシアン回
路に入力されると、lラインのサンプル点S24における
2次微分として次の演算が行なわれる。
4S24−S19−S21−S27−S29=4S24 (S19+S21=0) そしてラプラシアン回路よりハイレベルの信号が出力さ
れる。AND回路15にはハイレベルとローレベルの信号が
入力されるので、AND回路15よりの出力はローレベルと
なる。そのため、補間回路18と19では入力信号をそのま
ま出力し、正しい輝度信号及び搬送色信号が得られる。
第9図Aに示す様に赤と黒の境が斜めである場合、図中
破線で囲んだ部分の搬送色信号は図Bに示すようにな
り、低域輝度信号は図Cに示すようになる。図Bにおい
てlライン上のサンプル点S35は、サンプル点S39とS31
のどちらとも相関が弱い。その為図Bの搬送色信号が相
関判定回路10に入力され、lラインがl−1ラインとl
+1ラインのどちらかと相関が強いと判定されても、閾
値判定回路12において相関性が弱いと判定され信号線12
−2はハイレベルとなる。又図Cの低域輝度信号が微分
回路13に入力されると、サンプル点S32は絵柄の境界に
あるので、ハイレベルの信号がAND回路15に出力され
る。AND回路15の2つの入力はどちらもハイレベルであ
るので、AND回路15よりハイレベルの信号が補間回路16
及び17に出力され補間回路16と17では補間演算値を出力
する。補間回路17に入力される搬送色信号は搬送色信号
分離フィルタ8又は9で分離されたものであるが、図B
のサンプル点S35はS39とS31とのどちらとも相関が弱い
ので、補間回路17に入力される搬送色信号は劣化してい
る。又補間回路16に入力される輝度信号も劣化してい
る。そこで、これらの劣化している信号を補間回路16と
17で補間演算値とおきかえることにより劣化の少ない輝
度信号及び搬送色信号を得ることができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば着目しているサン
プル点と相関性の強い近傍のサンプル点を判定し、この
近傍のサンプル点を用いて輝度信号色信号分離を行うの
で劣化の発生が少なく、かつ微分回路により、近傍のど
のサンプル点とも相関性の弱い境界部を検出し、境界部
における分離された輝度信号と色信号を補間値とおきか
えるので更にドット妨害やクロスカラー等の劣化の発生
を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における第1の実施例のブロック図、第
2図は相関判定回路の構成図、第3図は相関判定回路の
動作説明図、第4図は閾値判定の構成図、第5図は微分
回路の構成図、第6図は微分回路の動作説明図、第7図
は補間回路の構成図、第8図と第9図は絵柄の境界にお
ける映像信号の状態説明図、第10図は従来の輝度信号色
信号分離装置の構成図、第11図はサンプル点の配置を示
す説明図である。 2,3……1H遅延回路、4,5,6……フィルター回路、8,9…
…色信号分離回路、10……相関判定回路、12……閾値判
定回路、13……微分回路、16,17……補間回路、41,42,4
3……比較回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプル値に離散化された映像信号を一水
    平期間遅延させる複数の一水平期間遅延回路と、この映
    像信号の着目するサンプル点Aと近傍の複数のサンプル
    点との相関性を判定する相関性判定回路と、この相関性
    判定回路の判定結果により得られた最も相関性の強いサ
    ンプル点を用いてサンプル点Aでの映像信号を輝度信号
    と色信号に分離するフィルタと、前記映像信号を2次微
    分する微分回路と、この微分回路の出力が大きくかつ前
    記相関性判定回路の出力が前記サンプル点Aと前記近傍
    の複数のサンプル点との相関性が弱いことを示す場合に
    前記分離された輝度信号と色信号をそれぞれ補間により
    得られた値と置き換える補間回路を備えたことを特徴と
    する輝度信号色信号分離装置。
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