JPH0632448B2 - Y/c分離回路 - Google Patents
Y/c分離回路Info
- Publication number
- JPH0632448B2 JPH0632448B2 JP58169580A JP16958083A JPH0632448B2 JP H0632448 B2 JPH0632448 B2 JP H0632448B2 JP 58169580 A JP58169580 A JP 58169580A JP 16958083 A JP16958083 A JP 16958083A JP H0632448 B2 JPH0632448 B2 JP H0632448B2
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- JP
- Japan
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- circuit
- separation
- sample data
- directions
- data
- Prior art date
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Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/77—Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
- H04N9/78—Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase for separating the brightness signal or the chrominance signal from the colour television signal, e.g. using comb filter
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、デイジタル信号に変換された複合カラーテ
レビジヨン信号から輝度信号及び搬送色信号を分離する
Y/C分離回路に関する。
レビジヨン信号から輝度信号及び搬送色信号を分離する
Y/C分離回路に関する。
「背景技術とその問題点」 従来のデイジタルY/C分離回路として、カラーサブキヤ
リア周波数sc(NTSC方式で3.58MHz)を中心とする通
過帯域を有するバンドパスフイルタ、くし形フイルタに
より構成された垂直方向のY/C分離回路、又は両者を直
列に接続した2次元Y/C分離回路が知られている。
リア周波数sc(NTSC方式で3.58MHz)を中心とする通
過帯域を有するバンドパスフイルタ、くし形フイルタに
より構成された垂直方向のY/C分離回路、又は両者を直
列に接続した2次元Y/C分離回路が知られている。
しかし、1次元Y/C分離回路及び2次元Y/C分離回路に拘
らず、入出力データの統計的特性に基いて設計された従
来の固定係数Y/C分離フイルタは、平均的な特性のデー
タには有効であるが、特徴のあるデータに関して誤差が
大きくなる欠点がある。つまり、係数は、大部分を占め
る定常的特性のデータによつて決められているため、細
かい絵柄や変化のある所では、Y/C分離の精度が極端に
低下する。
らず、入出力データの統計的特性に基いて設計された従
来の固定係数Y/C分離フイルタは、平均的な特性のデー
タには有効であるが、特徴のあるデータに関して誤差が
大きくなる欠点がある。つまり、係数は、大部分を占め
る定常的特性のデータによつて決められているため、細
かい絵柄や変化のある所では、Y/C分離の精度が極端に
低下する。
この問題点を解決するために、3ラインのカラービデオ
データの絶対値から、ライン間の相関の程度を検出し、
この検出された相関のうちで、強い相関を有するライン
のデータの単純な平均値を用いて垂直方向のY/C分離を
行なう適応形のY/C分離回路が考えられている。しか
し、相関の検出は、垂直方向の上下でしかなされず、ま
た、平均値を分離出力としているために、Y/C分離の精
度が低い欠点があつた。
データの絶対値から、ライン間の相関の程度を検出し、
この検出された相関のうちで、強い相関を有するライン
のデータの単純な平均値を用いて垂直方向のY/C分離を
行なう適応形のY/C分離回路が考えられている。しか
し、相関の検出は、垂直方向の上下でしかなされず、ま
た、平均値を分離出力としているために、Y/C分離の精
度が低い欠点があつた。
「発明の目的」 この発明は、高精度のY/C分離を行なうことができる適
応形の2次元Y/C分離回路の提供を目的とするものであ
る。
応形の2次元Y/C分離回路の提供を目的とするものであ
る。
「発明の概要」 この発明は、複数のサンプルデータからなる2次元配列
上で分離の処理がなされるサンプルデータを中心とする
複数の方向を定め、この複数の方向に位置する他のサン
プルデータと処理の対象とするサンプルデータとにより
Y/C分離の処理を行ない、この分離処理により得られた
輝度信号又は色信号を用いて複数の方向の各々に関する
評価値を得る。この評価値に基いて複数の方向の各々に
関する重み付け係数を得、この重み付け係数の各各を用
いて複数の方向のY/C分離出力の加重平均値を分離出力
として得る。
上で分離の処理がなされるサンプルデータを中心とする
複数の方向を定め、この複数の方向に位置する他のサン
プルデータと処理の対象とするサンプルデータとにより
Y/C分離の処理を行ない、この分離処理により得られた
輝度信号又は色信号を用いて複数の方向の各々に関する
評価値を得る。この評価値に基いて複数の方向の各々に
関する重み付け係数を得、この重み付け係数の各各を用
いて複数の方向のY/C分離出力の加重平均値を分離出力
として得る。
「実施例」 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。この発明の一実施例は、NTSC複合カラーテレビジ
ヨン信号を所定の位相を有する周波数4scのサンプリ
ングパルスで1サンプルが例えば8ビットのデイジタル
カラーテレビジヨン信号に変換するようにしたものであ
る。第1図は、この一実施例のサンプルデータの2次元
配列を拡大して示すもので、水平方向の線が1フイール
ド内のラインL−2,L−1,L0,L1,L2を夫々示し、垂
直方向の線が水平方向のサンプリング位置S−2,S
−1,S0,S1,S2を夫々示す。サンプリング位置の間隔
は、時間Ts(=1/4sc)である。
する。この発明の一実施例は、NTSC複合カラーテレビジ
ヨン信号を所定の位相を有する周波数4scのサンプリ
ングパルスで1サンプルが例えば8ビットのデイジタル
カラーテレビジヨン信号に変換するようにしたものであ
る。第1図は、この一実施例のサンプルデータの2次元
配列を拡大して示すもので、水平方向の線が1フイール
ド内のラインL−2,L−1,L0,L1,L2を夫々示し、垂
直方向の線が水平方向のサンプリング位置S−2,S
−1,S0,S1,S2を夫々示す。サンプリング位置の間隔
は、時間Ts(=1/4sc)である。
サンプリング周波数が4scの場合、ラインL0でサンプ
リング位置S0のサンプルデータ(白抜きの四角なドット
で示す)eをY/C分離の対象とするデータとすると、こ
のサンプルデータeに対する搬送色信号中のサブキヤリ
アの位相は、第1図に示すものとなる。まず、同一ライ
ン上で4Tsおきに位置する白抜きの円形ドット及び同一
サンプル位置で1ラインおきに位置する白抜きの円形ド
ットのデータがサンプルデータeと同位相のものであ
り、同一ライン上で2Tsおきに位置する黒い円形のドッ
ト並びに同一サンプル位置で隣接するライン及びこの隣
接するラインから1ラインおきに位置する黒い円形のド
ットが逆位相のものであり、更に、白の三角形のドット
がπ/2の位相ずれを有するものであり、黒の三角形の
ドットが−π/2の位相ずれを有するものである。
リング位置S0のサンプルデータ(白抜きの四角なドット
で示す)eをY/C分離の対象とするデータとすると、こ
のサンプルデータeに対する搬送色信号中のサブキヤリ
アの位相は、第1図に示すものとなる。まず、同一ライ
ン上で4Tsおきに位置する白抜きの円形ドット及び同一
サンプル位置で1ラインおきに位置する白抜きの円形ド
ットのデータがサンプルデータeと同位相のものであ
り、同一ライン上で2Tsおきに位置する黒い円形のドッ
ト並びに同一サンプル位置で隣接するライン及びこの隣
接するラインから1ラインおきに位置する黒い円形のド
ットが逆位相のものであり、更に、白の三角形のドット
がπ/2の位相ずれを有するものであり、黒の三角形の
ドットが−π/2の位相ずれを有するものである。
この一実施例では、サンプルデータeに距離が最も近く
サブキヤリアが逆位相のサンプルデータa,b,c,d
を用いて次式で示すように複数の1次元方向に関してY/
C分離を行なう。
サブキヤリアが逆位相のサンプルデータa,b,c,d
を用いて次式で示すように複数の1次元方向に関してY/
C分離を行なう。
Y1=(a+e)/2 …… Y2=(b+e)/2 …… Y3=(c+e)/2 …… Y4=(d+e)/2 …… これらのY/C分離は、1次元処理であつて、夫夫のY/C分
離の精度を評価するために、サンプルデータeに距離が
最も近い同位相のサンプルデータa′,b′,c′,
d′を用いて次式の評価関数で表わす。
離の精度を評価するために、サンプルデータeに距離が
最も近い同位相のサンプルデータa′,b′,c′,
d′を用いて次式の評価関数で表わす。
P1=1/|a′−e| …… P2=1/|b′−e| …… P3=1/|c′−e| …… P4=1/|d′−e| …… この式〜式は、サンプルデータeとその周囲のサン
プルデータa,b,c,dの夫々との間の相関性及び定
常性の程度を示すものである。また、式〜式におい
て、もし、分母の項が0となる場合には、その評価関数
を充分大きな数とする。評価関数を得るには、絶対値を
取らずに、差の自乗を求めるようにしても良い。
プルデータa,b,c,dの夫々との間の相関性及び定
常性の程度を示すものである。また、式〜式におい
て、もし、分母の項が0となる場合には、その評価関数
を充分大きな数とする。評価関数を得るには、絶対値を
取らずに、差の自乗を求めるようにしても良い。
上述のように求められた評価関数P1,P2,P3,P4から、次
式の演算により重み付け係数w1,w2,w3,w4が求められ
る。
式の演算により重み付け係数w1,w2,w3,w4が求められ
る。
w1=P1/(P1+P2+P3+P4) …… w2=P2/(P1+P2+P3+P4) …… w3=P3/(P1+P2+P3+P4) …… w4=P4/(P1+P2+P3+P4) …… ここで、(w1,w2,w3,w4,<1)であつて、(w1+w2+w3+
w4=1)である。この重み付け係数を用いて、サンプル
データa,b,c,dの加重平均としてサンプルデータ
Eの輝度信号が求められる。つまり、 Y=W1・Y1+W2・Y2+W3・Y3+W4・Y4 …… となる。更に、このように求められた輝度信号をサンプ
ルデータeから減算することによつて色信号が分離され
る。
w4=1)である。この重み付け係数を用いて、サンプル
データa,b,c,dの加重平均としてサンプルデータ
Eの輝度信号が求められる。つまり、 Y=W1・Y1+W2・Y2+W3・Y3+W4・Y4 …… となる。更に、このように求められた輝度信号をサンプ
ルデータeから減算することによつて色信号が分離され
る。
以上の処理が各サンプルデータごとに行なわれる。ここ
で、色信号を上述と同様の処理によつて先に分離し、次
に輝度信号を分離するようにしても良い。
で、色信号を上述と同様の処理によつて先に分離し、次
に輝度信号を分離するようにしても良い。
第2図は、上述の処理を行なうこの発明の一実施例の構
成を示すもので、入力端子1に4scの周波数でサンプ
リングされたデイジタル複合NTSCカラーテレビジヨン信
号が供給される。
成を示すもので、入力端子1に4scの周波数でサンプ
リングされたデイジタル複合NTSCカラーテレビジヨン信
号が供給される。
この入力信号が夫々1水平周期の遅延回路2,3,4,
5の直列接続及び夫々1サンプル周期(Ts)の遅延回路
6,7,8,9の直列接続に供給される。遅延回路2の
出力が夫々1サンプル周期の遅延回路10.11,1
2,13の直列接続に供給される。遅延回路3の出力が
夫々1サンプル周期の遅延回路14,15,16,1
7,18,19,20,21の直列接続に供給される。
遅延回路4の出力が夫々1サンプル周期の遅延回路2
2,23,24,25の直列接続に供給される。遅延回
路5の出力が夫々1サンプル周期の遅延回路26,2
7,28,29の直列接続に供給される。
5の直列接続及び夫々1サンプル周期(Ts)の遅延回路
6,7,8,9の直列接続に供給される。遅延回路2の
出力が夫々1サンプル周期の遅延回路10.11,1
2,13の直列接続に供給される。遅延回路3の出力が
夫々1サンプル周期の遅延回路14,15,16,1
7,18,19,20,21の直列接続に供給される。
遅延回路4の出力が夫々1サンプル周期の遅延回路2
2,23,24,25の直列接続に供給される。遅延回
路5の出力が夫々1サンプル周期の遅延回路26,2
7,28,29の直列接続に供給される。
遅延回路17の出力をサンプルデータeとすると、遅延
回路3の出力がラインL0のサンプルデータc′となり、
遅延回路15,19,21の夫々の出力にサンプルデー
タc,a,a′が取り出される。また、遅延回路9の出
力にラインL2のサンプルデータd′が取り出され、遅延
回路13の出力にラインL1のサンプルデータdが取り出
され、遅延回路25の出力にラインL−1のデータbが
取り出され、遅延回路29の出力にラインL−2のサン
プルデータb′が取り出される。
回路3の出力がラインL0のサンプルデータc′となり、
遅延回路15,19,21の夫々の出力にサンプルデー
タc,a,a′が取り出される。また、遅延回路9の出
力にラインL2のサンプルデータd′が取り出され、遅延
回路13の出力にラインL1のサンプルデータdが取り出
され、遅延回路25の出力にラインL−1のデータbが
取り出され、遅延回路29の出力にラインL−2のサン
プルデータb′が取り出される。
遅延回路17及び19の出力が加算回路31に供給さ
れ、加算回路31の出力が1/2の乗算器35を介される
ことで前出の式で表わされる輝度信号Y1が形成され
る。遅延回路17及び25の出力が加算回路32に供給
され、加算回路32の出力が1/2の乗算器36を介され
ることで前出の式で表わされる輝度信号Y2が形成され
る。同様に、加算回路33及び乗算器37により式で
表わされる輝度信号Y3が形成され、加算回路34及び乗
算器38により式で表わされる輝度信号Y4が形成され
る。これらの乗算器35,36,37,38は、シフト
レジスタにデータを貯え1ビツトシフトする構成で実現
される。
れ、加算回路31の出力が1/2の乗算器35を介される
ことで前出の式で表わされる輝度信号Y1が形成され
る。遅延回路17及び25の出力が加算回路32に供給
され、加算回路32の出力が1/2の乗算器36を介され
ることで前出の式で表わされる輝度信号Y2が形成され
る。同様に、加算回路33及び乗算器37により式で
表わされる輝度信号Y3が形成され、加算回路34及び乗
算器38により式で表わされる輝度信号Y4が形成され
る。これらの乗算器35,36,37,38は、シフト
レジスタにデータを貯え1ビツトシフトする構成で実現
される。
また減算回路41により、(a′−e)の出力が形成さ
れ、減算回路42により、(b′−e)の出力が形成さ
れ、減算回路43により、(c′−e)の出力が形成さ
れ、減算回路44により、(d′−e)の出力が形成さ
れる。これらの減算回路41,42,43,44の夫々
の出力に対してこれらの出力の絶対値の逆数を発生させ
るROM45,46,47,48が設けられる。したがつ
て、ROM45,46,47,48の夫々の読出し出力と
して、前出の式,式,式及び式で表わされる評
価関数P1,P2,P3,P4が得られる。
れ、減算回路42により、(b′−e)の出力が形成さ
れ、減算回路43により、(c′−e)の出力が形成さ
れ、減算回路44により、(d′−e)の出力が形成さ
れる。これらの減算回路41,42,43,44の夫々
の出力に対してこれらの出力の絶対値の逆数を発生させ
るROM45,46,47,48が設けられる。したがつ
て、ROM45,46,47,48の夫々の読出し出力と
して、前出の式,式,式及び式で表わされる評
価関数P1,P2,P3,P4が得られる。
加算回路51,52,53によつて、評価関数の総和
(P1+P2+P3+P4)が演算され、この総和が割算回路6
1,62,63,64に分母に入力として供給される。
割算回路61の分子の入力として、ROM45から評価関
数P1が供給され、前出の式で表わされる重み付け係数
w1が算出される。割算回路62,63,64の夫々の分
子の入力として、ROM46,47,48から評価関数P2,
P3,P4が供給され、前出の式,式,式で表わされ
る重み付け係数w2,w3,w4が算出される。
(P1+P2+P3+P4)が演算され、この総和が割算回路6
1,62,63,64に分母に入力として供給される。
割算回路61の分子の入力として、ROM45から評価関
数P1が供給され、前出の式で表わされる重み付け係数
w1が算出される。割算回路62,63,64の夫々の分
子の入力として、ROM46,47,48から評価関数P2,
P3,P4が供給され、前出の式,式,式で表わされ
る重み付け係数w2,w3,w4が算出される。
重み付け係数w1及び輝度信号Y1が乗算器71に供給さ
れ、重み付け係数w2及び輝度信号Y2が乗算器72に供給
され、重み付け係数w3及び輝度信号Y3が乗算器73に供
給され、重み付け係数w4及び輝度信号Y4が乗算器74に
供給される。これらの乗算器71,72,73,74の
出力が加算器75,75,77によつて加算され、出力
端子78に前出の式で表わされる輝度信号Yが分離さ
れる。また、減算回路81において、サンプルデータe
から分離された輝度信号Yが減じられ、出力端子82に
搬送色信号Cが取り出される。
れ、重み付け係数w2及び輝度信号Y2が乗算器72に供給
され、重み付け係数w3及び輝度信号Y3が乗算器73に供
給され、重み付け係数w4及び輝度信号Y4が乗算器74に
供給される。これらの乗算器71,72,73,74の
出力が加算器75,75,77によつて加算され、出力
端子78に前出の式で表わされる輝度信号Yが分離さ
れる。また、減算回路81において、サンプルデータe
から分離された輝度信号Yが減じられ、出力端子82に
搬送色信号Cが取り出される。
上述の一実施例と異なり、上下の4方向のサブキヤリア
が逆位相の他のサンプルデータに加えて、斜め方向に位
置する逆位相の他のサンプルデータを複数個用いて、1
次元Y/C分離の処理、評価関数の算出、加重平均の算出
を行なうようにしても良い。
が逆位相の他のサンプルデータに加えて、斜め方向に位
置する逆位相の他のサンプルデータを複数個用いて、1
次元Y/C分離の処理、評価関数の算出、加重平均の算出
を行なうようにしても良い。
また、この発明は、4sc以外の任意のサンプリング周
波数でデイジタル化された場合に対しても適用すること
ができる。この場合には、縦方向のY/C分離処理は、サ
ンプリング周波数が4scの場合と同様で良いが、横方
向のY/C分離処理は、第3図に示す構成によつて行なわ
れる。第3図は、輝度信号Y1を求める時の構成を示して
いる。つまり、サンプリング周波数が4scの時に適用
される式で示されるY/C分離と対応する処理を行なう
ようになされる。
波数でデイジタル化された場合に対しても適用すること
ができる。この場合には、縦方向のY/C分離処理は、サ
ンプリング周波数が4scの場合と同様で良いが、横方
向のY/C分離処理は、第3図に示す構成によつて行なわ
れる。第3図は、輝度信号Y1を求める時の構成を示して
いる。つまり、サンプリング周波数が4scの時に適用
される式で示されるY/C分離と対応する処理を行なう
ようになされる。
Y/C分離の対象とされている現在のサンプリングデータ
eは e=Y1+C1=Y1+Ksinθ …… と表わせる。一方、サンプルデータeの1サンプル後の
データ及びその2サンプル後のデータaは =Y1+Ksin(θ+Δθ) …… a=Y1+Ksin(θ+2Δθ) …… と表わせる。ここで、Δθは、1サンプル間隔Tsと対応
する位相差である。上式から e−2cosΔ・+a =Y1+Ksinθ−2cosΔθ・Y1 −2Ksin(θ+Δθ)・cosΔθ+Y1 +Ksin(θ+2Δθ) =(2−2cosΔθ)Y1 …… が得られる。したがつて、 Y1={e−2cosΔθ・f+a}/(2−2cosΔ
θ)′ …… となる。この式と対応し
て、第3図に示すように、1サンプル周期の遅延回路9
1,92と係数2cosΔθ及び1/(2−2cosΔθ)を
発生するROM93,96と減算回路94と加算回路95
とによつて輝度信号Y1の分離を行なうことができる。
eは e=Y1+C1=Y1+Ksinθ …… と表わせる。一方、サンプルデータeの1サンプル後の
データ及びその2サンプル後のデータaは =Y1+Ksin(θ+Δθ) …… a=Y1+Ksin(θ+2Δθ) …… と表わせる。ここで、Δθは、1サンプル間隔Tsと対応
する位相差である。上式から e−2cosΔ・+a =Y1+Ksinθ−2cosΔθ・Y1 −2Ksin(θ+Δθ)・cosΔθ+Y1 +Ksin(θ+2Δθ) =(2−2cosΔθ)Y1 …… が得られる。したがつて、 Y1={e−2cosΔθ・f+a}/(2−2cosΔ
θ)′ …… となる。この式と対応し
て、第3図に示すように、1サンプル周期の遅延回路9
1,92と係数2cosΔθ及び1/(2−2cosΔθ)を
発生するROM93,96と減算回路94と加算回路95
とによつて輝度信号Y1の分離を行なうことができる。
「発明の効果」 この発明に依れば、従来の1次元Y/C分離回路或いは垂
直方向のY/C分離フイルタ及び水平方向のY/C分離フイル
タを直列接続する分離型の2次元Y/C分離回路と比べて
分離の精度が向上された非分離型の2次元Y/C分離回路
を実現することができる。
直方向のY/C分離フイルタ及び水平方向のY/C分離フイル
タを直列接続する分離型の2次元Y/C分離回路と比べて
分離の精度が向上された非分離型の2次元Y/C分離回路
を実現することができる。
また、この発明は、2次元配列上の複数の方向で1次元
のY/C分離を行ない、分離の精度に応じた重み付け係数
を用いて加重平均を得るので、垂直方向の3個のサンプ
ルデータのうちで相関が強いと判定された2個のサンプ
ルデータの単純平均値を用いる従来の適応型Y/C分離回
路に比して分離の精度を向上させることができる。
のY/C分離を行ない、分離の精度に応じた重み付け係数
を用いて加重平均を得るので、垂直方向の3個のサンプ
ルデータのうちで相関が強いと判定された2個のサンプ
ルデータの単純平均値を用いる従来の適応型Y/C分離回
路に比して分離の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例の説明に用いるサンプルデ
ータの2次元配列を示す略線図、第2図はこの発明の一
実施例のブロツク図、第3図はこの発明の他の実施例の
説明に用いるブロツク図である。 1……デイジタル複合カラーテレビジヨン信号の入力端
子、2,3,4,5……1ライン遅延回路、78……輝
度信号の出力端子、82……色信号の出力端子。
ータの2次元配列を示す略線図、第2図はこの発明の一
実施例のブロツク図、第3図はこの発明の他の実施例の
説明に用いるブロツク図である。 1……デイジタル複合カラーテレビジヨン信号の入力端
子、2,3,4,5……1ライン遅延回路、78……輝
度信号の出力端子、82……色信号の出力端子。
Claims (1)
- 【請求項1】ディジタル複合カラーテレビジョン信号か
ら輝度信号及び搬送色信号を分離するY/C分離回路に
おいて、 複数のサンプルデータからなる2次元配列上で分離の処
理がなされるサンプルデータを中心とする複数の方向に
位置する他のサンプルデータと上記処理の対象とするサ
ンプルデータとによりY/C分離の処理を行う回路と、 上記複数の方向のそれぞれの相関性の度合いを検出し、
それぞれの方向に対しその度合いに応じた評価値を出力
する回路と、 上記評価値を用いて上記複数の方向に関する重み付け係
数をそれぞれ算出する回路と、 上記算出された重み付け係数の各々を用いて、上記複数
の方向のY/C分離出力の加重平均値を算出し、この加
重平均値を分離出力とする回路とからなるY/C分離回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58169580A JPH0632448B2 (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | Y/c分離回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58169580A JPH0632448B2 (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | Y/c分離回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6062292A JPS6062292A (ja) | 1985-04-10 |
JPH0632448B2 true JPH0632448B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=15889110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58169580A Expired - Lifetime JPH0632448B2 (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | Y/c分離回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0632448B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100674940B1 (ko) | 2005-01-13 | 2007-01-26 | 삼성전자주식회사 | 적응적 시공간 다방향 y/c분리를 위한 디지털 영상 신호처리 장치 및 방법 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1983
- 1983-09-14 JP JP58169580A patent/JPH0632448B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6062292A (ja) | 1985-04-10 |
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