JPH0782621B2 - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JPH0782621B2 JP63327932A JP32793288A JPH0782621B2 JP H0782621 B2 JPH0782621 B2 JP H0782621B2 JP 63327932 A JP63327932 A JP 63327932A JP 32793288 A JP32793288 A JP 32793288A JP H0782621 B2 JPH0782621 B2 JP H0782621B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄膜磁気ヘッドに関し、更に詳述すれば,磁性
層上に積層される保護層が改良された薄膜磁気ヘッドに
関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
薄膜磁気ヘッドは,フェライト或いはサファイア等の耐
摩耗性材料より成る基板上に,センダスト,アモルファ
ス等により形成した複数の(下部,上部)磁性層,この
磁性層間に導電性金属から成るコイル導体層及び絶縁層
等を成膜及びエッチングを繰返して所定の形状にパター
ニングし,最後に記録媒体の走行による摩耗等から前記
磁性層を保護する目的で保護層を形成して設けられてい
る。保護層としてはアルミナやSiO2が用いられていた。
処で,上記のような構成において,保護層が磁性層に較
べて充分に硬いと,記録媒体の走行による摩耗が磁性層
側に早く及び,磁性層に偏摩耗が生じてスペーシング・
ロスを発生することは良く知られている。
一方,前記保護層は軟らか過ぎると全体の摩耗が早くな
り,ヘッド寿命を短かくする。従って,保護層の硬度は
磁性層と略同じか,これよりも幾分低い硬さに設けられ
ていることが望ましい。
例えば,磁性層のビッカース硬度がHv=600〜650kg/mm2
のとき,保護層はHv=400〜600kg/mm2の範囲に設定され
ていることが望ましい。
また,前記保護層の厚みは,記録媒体の摺動性,耐偏摩
耗の点から20〜40μm程度以上を必要とする。しかしこ
の程度の厚みになると,通常,累積された内部応力によ
り保護層が剥離又は保護層に亀裂を生じる。このため内
部応力を極力小さくする必要がある。この問題を解決す
る1つの有効手段は,ヘッドを構成する各材料の熱膨張
係数を合わせることである。しかしながら,一般に従来
は金属磁性材料と保護層の熱膨張係数を合わせることは
難しかった。
特開昭62−16218号公報には,偏摩耗の発生を効果的に
抑制できる保護層としてMgOとSiO2の混合物が開示され
ている。更に,MgOとSiO2の組成比をSiO2を濃度にして10
〜70%とすることにより,適度な硬さ(Hv=450〜850)
と所望の熱膨張係数が得られることが記載されている。
しかし,この保護層も,上述のような保護層に基本的に
要求される特性を備えつつ,さらに耐食性,加工性まで
をも十分に満足するものではなかった。
本発明は,上記従来技術の問題点を飛躍的に改良した薄
膜磁気ヘッドを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば,基板と,基板上に下部磁性層,絶縁層
及び上部磁性層を順次有し,該上部磁性層上に形成され
記録媒体走行面に露出する端面を備えた保護層を含む薄
膜磁気ヘッドにおいて, 前記保護層の主成分を、 20〜95mol%のZrO2、TiO2及びSiO2の中の2種以上と、 5〜80mol%のWO3及びMoO3の中の1種又は2種 とした薄膜磁気ヘッド(請求項1)により上記目的を達
成できる。
好ましくは,Y2O3,MgO,CaO及び希土類酸化物の中の1種
以上で前記ZrO2の20mol%以下を置き換える(請求項
2)。これらの元素はZrO2の安定化剤として作用する。
なお、本発明の薄膜磁気ヘッドの保護層は、前記主成分
の外に、製造上不可避な不純物を含む場合がある。
〔作用及び好適な実施態様〕
本発明の薄膜磁気ヘッドの保護層は,20〜95mol%のZr
O2,TiO2及びSiO2の中の2種以上と,5〜80mol%のWO3
びMoO3の中の1種又は2種を主成分とする。
ZrO2、TiO2及びSiO2の中の2種以上とは、下記〜の
いずれかのことである。
ZrO2及びTiO2 ZrO2及びSiO2 TiO2及びSiO2 ZrO2、TiO2及びSiO2 WO3及びMoO3の中の1種又は2種とは、下記〜の中
のいずれかのことである。
WO3 MoO3 WO3及びMoO3 WO3及びMoO3の中の1種又は2種が5mol%未満の場合に
は,保護層が通常用いられる磁性層に比し硬くなり(ビ
ッカース硬度で750kg/mm2を越える,)磁性層に偏摩耗
が生じ,逆に80mol%を越える場合には,保護層の硬度
が不適当に軟らかくなり(ビッカース硬度で400kg/mm2
未満),早く摩耗する。そのため,WO3及びMoO3の中の1
種又は2種が40〜70mol%の範囲は好ましい。
一方,保護層はスパッタ法,電子ビーム蒸着法等の気相
積着法により形成することができるが,WO3及びMoO3の中
の1種又は2種を5mol%以上含有するので,例えばスパ
ッタ法を用いた場合でも歪が少なく残留応力が小さい
(約0.5GPa未満の)保護層を形成できる。従って,保護
層は,前記方法により磁性層に直接安定して形成するこ
とができる。
保護層をスパッタ法により形成する場合,ターゲットを
製造ないし入手しやすいように,ZrO2ターゲットの場合
にはその安定化剤としてY2O3,MgO,CaO及び希土類酸化物
の中の1種以上を,TiO2ターゲットの場合には所定の焼
結助剤の中の1種以上を夫々添加することができる。希
土類酸化物としては,Yb,Sc,Nd,Sm等の酸化物がある。そ
のため,保護層にも前記安定化剤あるいは焼結助剤が含
有されることがある。前記安定化剤の保護層への含有
は,保護層の主成分全体の20mol%以下(好ましくは10m
ol%以下)の前記安定化剤で,前記ZrO2の一部をZrO2
安定化ないし部分安定化に十分な程度の量で置き換える
程度であれば問題はない。また,前記焼結助剤の保護層
への含有は,例えば保護層の主成分全体の10mol%以下
の前記焼結助剤で前記TiO2の一部を置き換える程度であ
れば問題はない。
なお,保護層として必要とされる特性を満たすことがで
きれば,他の成分を含有させることもできる。例えばZr
O2ターゲットを用いた場合にはターゲットの焼結助剤を
含有させることもできるが,前記安定化剤との合量はZr
O2に対して20mol%以下とすることが好ましい。例えばS
iO2,Al2O3,粘度等を含有できる。
〔実施例〕
以下,図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は,本発明の薄膜磁気ヘッドの一実施例の構造を
示す断面図であり,製造プロセスをこの図に基づいて説
明する。
実施例1 図において,フェライト基板10上にスパッタ法によりCo
−Nb−Zr合金の強磁性体を10μm付着し,下部磁性層11
を形成する。次に下部磁性層11上の所定の位置にSiO2
よりなる非磁性絶縁層12及びCu,Al等よりなるコイル導
体層13を適宜形成した後,コイル導体層13を含む非磁性
絶縁層12の断面を図に示すように略台形状にイオンミリ
ングにより加工する。次にギャップ層14を形成し,後に
形成する上部磁性層15と直接接合する所定の位置(図示
せず)よりギャップ層14を除去して,Co−Nb−Zr合金の
金属磁性材料をスパッタ法で15μm付着し,所定の位置
(図示せず)で下部磁性層11に接合した上部磁性層15を
形成する。
次に,本発明の要部である保護層16を上部磁性層15の上
に形成する。
保護層16は二極RFマグネトロンスパッタ装置により形成
した。ターゲットとしては,ZrO2ターゲット(Y2O3を3mo
l%含有)上にTiO2及びWO3の小片(5mm×5mm)の2種を
配したものを用いた。Ar(4%O2含有)ガス圧を0.4P
a、陰極電力を350W,ターゲット基板間距離を60mmとし,
基板を水冷して厚さ40μmの保護層を成形した。この保
護層の主成分は,55mol%のZrO2,27mol%のTiO2,及び18m
ol%のWO3であった。
上述のようにして保護層16が形成された後,従来と同
様,前記保護層16を平坦化し,接着剤層(エポキシ系)
18を介して保護板19と接着し記録媒体走行面20を平滑に
して,本発明の一実施例である薄膜磁気ヘッドを製作し
た。
実施例2〜12 前記実施例1の保護層形成において,ターゲットとして
前記ZrO2ターゲット上にTiO2又はSiO2の小片(5mm×5m
m)と,WO3及びMoO3の小片(5mm×5mm)の1種以上とを
適宜配したものを用いる以外は前記実施例1と同様にし
て薄膜磁気ヘッドを製作した。夫々の保護層の主成分及
びその含有率を第1表に示す。
実施例13〜18 前記実施例1の保護層形成において,ターゲットとして
TiO2ターゲット(但し完全なTiO2ではなく一部酸素の抜
けたTiOxなる組成と推定される)上にSiO2の小片(5mm
×5mm)と,WO3及びMoO3の小片(5mm×5mm)の1種以上
とを適宜配したものを用いる以外は前記実施例1と同様
にして薄膜磁気ヘッドを製作した。夫々の保護層の主成
分及びその含有率を第1表に示す。
実施例19〜24 前記実施例1の保護層形成において,ターゲットとして
SiO2ターゲット上にZrO2及びTiO2の小片(5mm×5mm)の
2種と,WO3及びMoO3の小片(5mm×5mm)の1種以上とを
適宜配したものを用いる以外は前記実施例1と同様にし
て薄膜磁気ヘッドを製作した。夫々の保護層の主成分及
びその含有率を第1表に示す。
比較例1〜3 前記実施例1の保護層形成において,ターゲットとし
て,夫々前記ZrO2(比較例1),TiO2(比較例2)又はS
iO2(比較例3)のターゲットのみを用いる以外は前記
実施例1と同様にして薄膜磁気ヘッドを製作した。夫々
の保護層の主成分及びその含有率を第2表に示す。
参考実施例25 前記実施例1の保護層形成において,ターゲットとして
ZrO2ターゲット(安定化剤としてY2O33mol%含有)上に
WO3の小片(5mm×5mm)を配したものを用いる以外は前
記実施例1と同様にして,[(ZrO20.97(Y
2O30.031-x[WO3を成分とした保護層を有する
薄膜磁気ヘッドを製作した。
参考実施例26 前記実施例1の保護層形成において,ターゲットとして
前記TiO2ターゲット上にWO3の小片(5mm×5mm)を配し
たものを用いる以外は前記実施例1と同様にして,(Ti
O21-x(WO3を成分とした保護層を有する薄膜磁気
ヘッドを製作した。
参考実施例27 前記実施例1の保護層形成において,ターゲットとして
SiO2ターゲット上にWO3の小片(5mm×5mm)を配したも
のを用いる以外は前記実施例1と同様にして,(SiO2
1-x(WO3を成分とした保護層を有する薄膜磁気ヘッ
ドを製作した。
[評価] (イ) 前記実施例1〜24及び比較例1〜3の夫々の保
護層の硬度をマイクロビッカース硬度測定法(25g荷
重)により測定した(以下同様)。これらの結果(Hv)
を第1〜2表に示す。
参考実施例25に関しては,[(ZrO20.97(Y
2O30.031-x[WO3を成分とした保護層の硬度を
同様に測定した結果を第2図に実線で示す。また,ZrO2
−WO3−MoO3を主成分とした保護層の硬度も同様に測定
した。この結果を第3図に示す。
参考実施例26に関しては,(TiO21-x(WO3を成分
とした保護層の硬度を同様に測定した結果を第5図に実
線で示す。また,TiO2−WO3−MoO3を主成分とした保護層
の硬度も同様に測定した。この結果を第6図に示す。
参考実施例27に関しては,(SiO21-x(WO3を成分
とした保護層の硬度を同様に測定した結果を第8図に実
線で示す。また,SiO2−WO3−MoO3を主成分とした保護層
の硬度も同様に測定した。この結果を第9図に示す。
以上により,本発明で特定する範囲内の保護層の硬度
が,磁性層として一般的に用いられているものに対して
良好であることがわかる。
(ロ) 前記実施例1〜24及び比較例1〜3の夫々の保
護層の同一成分であって厚さ5μmのものを,厚さ0.3m
mのサファイア基板に前記実施例及び比較例の夫々の成
膜条件と同様にして形成し,サファイア基板の反りを測
定し,これを夫々の保護層の残留応力(σ)に換算した
(以下同様)。これらの結果を第1〜2表に示す。
また,前記参考実施例25〜27の夫々の保護層と同一成分
であって厚さ5μmのものを,厚さ0.3mmのサファイア
基板に前記参考実施例の夫々の成膜条件と同様にして形
成し,サファイア基板の反りを測定し,これを夫々の保
護層の残留応力に換算した。これらの結果を夫々第2,5
及び8図に破線で示す。さらに,ZrO2−WO3−MoO3,TiO2
−WO3−MoO3及びSiO2−WO3−MoO3の夫々を主成分とした
層を,厚さ0.3mmのサファイア基板に形成し,同様の方
法で残留応力を求めた。これらの結果を夫々第4,7及び1
0図に示す。
以上により,本発明で特定する範囲内の保護層を形成し
た基板の残留応力は,極めて小さいことがわかる。
(ハ) 前記実施例の製造プロセスと同様に製作された
本発明の実施例の薄膜磁気ヘッドのいくつかを,フロッ
ピー・ディスク装置に装着し記録媒体(Fujix VF−HR)
と1000時間接触走行させて,偏摩耗を観察した。偏摩耗
はオプティカルフラットにより干渉縞を観察し,磁性層
と保護層との段差を調べることにより行った。その結
果,本発明で特定する範囲内の保護層で,段差は認めら
れず偏摩耗は生じていなかった。
(ニ) 本発明の薄膜磁気ヘッドの保護層を,40℃,湿
度90%で1週間放置して耐食性を試験したが,全く変化
しなかった。
〔発明の効果〕
本発明の薄膜磁気ヘッドの保護層は,そのビッカース硬
度Hvが約400〜約750kg/mm2の範囲内にあるため,軟らか
すぎることがなく,また磁性層として通常用いられてい
るCo系アモルファス,センダスト等(Hvは650kg/mm2
度)との摩耗性のマッチングが良好であり,磁性層に偏
摩耗が生じない。
前記保護層をスパッタ法等により磁性層に直接形成して
も歪が小さく,残留応力がほとんど生じないので,保護
層の剥離や亀裂は生じない。
前記保護層は,高温高湿の条件下においても変質せず,
端食性が良好である。
前記保護層を磁性層に形成した後に機械的に加工して
も,保護層の剥離や亀裂が生じない。また,フロン系ガ
スにより反応性エッチングも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づいて構成される薄膜磁気ヘッドの
断面図,第2図,5図及び8図はWO3のモル%とビッカー
ス硬度Hv,及び内部応力との関係を示した図,第3図及
び第4図はZrO2−WO3−MoO3を主成分とした保護層の夫
々ビッカース硬度及び残留応力を示す図,第6図及び第
7図はTiO2−WO3−MoO3を主成分とした保護層の夫々ビ
ッカース硬度及び残留応力を示す図,第9図及び第10図
はSiO2−WO3−MoO3を主成分とした保護層の夫々ビッカ
ース硬度及び残留応力を示す図である。 10……フェライト基板, 11……下部磁性層,12……非磁性絶縁層, 13……コイル導体層,14……ギャップ層, 15……上部磁性層,16……保護層, 17……フロントギャップ部, 18……接着剤層,19……保護板, 20……記録媒体走行面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、基板上に下部磁性層、絶縁層及び
    上部磁性層を順次有し、該上部磁性層上に形成され記録
    媒体走行面に露出する端面を備えた保護層を含む薄膜磁
    気ヘッドにおいて、 前記保護層の主成分を、 20〜95mol%のZrO2、TiO2及びSiO2の中の2種以上と、 5〜80mol%のWO3及びMoO3の中の1種他は2種 としたことを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】Y2O3、MgO、CaO及び希土類酸化物の中の1
    種以上で前記ZrO2の20mol%以下を置き換えることを特
    徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド。
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