JPS5924176B2 - 高強度軟質磁性材料 - Google Patents
高強度軟質磁性材料Info
- Publication number
- JPS5924176B2 JPS5924176B2 JP54096684A JP9668479A JPS5924176B2 JP S5924176 B2 JPS5924176 B2 JP S5924176B2 JP 54096684 A JP54096684 A JP 54096684A JP 9668479 A JP9668479 A JP 9668479A JP S5924176 B2 JPS5924176 B2 JP S5924176B2
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- Japan
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- strength
- soft magnetic
- toughness
- ductility
- magnetic material
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高強度で優れた延性及び靭性を備えた軟質磁性
材料に関するものである。
材料に関するものである。
通常、軟質磁性H料に高強度で、しかも、優れた延性及
び靭性を持たせることは材料の特性からして困難である
ので、従来、軟質磁性材料に高強度を要求することは、
ほとんどなかつたといつても過言ではない。
び靭性を持たせることは材料の特性からして困難である
ので、従来、軟質磁性材料に高強度を要求することは、
ほとんどなかつたといつても過言ではない。
ところが、ごく最近になつて、宇宙航空用、産業器機用
などの分野から、高強度で優れた延性及び靭性を備えた
軟質磁性材料が要求されるようになつてきた。しかしな
がら、これらの要求に対しては、従来の軟質磁性材料で
は強度の面から使用可能なものはなく、強靭鋼、特殊な
合金あるいはそれらを若干改良した材料を止むを得ず使
用してきたが、これらの材料は、元来が構造用材料や機
械部品用材料であるために、磁気特性の面からは必ずし
も、これらの要求を満足させることができなかつた。す
なわち、今、ここで2〜3の材料を挙げて現状を説明す
るち、代表的な強靭鋼であるAISI4340鋼、AI
SIH−11鋼、I5Ni及びl8Niマルエージ鋼な
どが挙げられ、室温での強度は0.2%耐力で130〜
240に9/一が得られるが、保磁力は200e程度か
ら300e程度であるので、磁気特性は要求を満たすほ
ど軟質ではない。これらの用途に必要な材料の特性は、
強度、延性及び靭性が少なくとも強靭鋼とほぼ同等であ
つて、保磁力がl00e程度以下でなければならない。
そこで、本発明は、Fe−Niマルテンサイトの軟質磁
気特性をできるだけ損うことなく、強度が高く、延性及
び靭性を兼ね備えた高強度軟質磁性材料を得ることを、
その目的とするものである。
などの分野から、高強度で優れた延性及び靭性を備えた
軟質磁性材料が要求されるようになつてきた。しかしな
がら、これらの要求に対しては、従来の軟質磁性材料で
は強度の面から使用可能なものはなく、強靭鋼、特殊な
合金あるいはそれらを若干改良した材料を止むを得ず使
用してきたが、これらの材料は、元来が構造用材料や機
械部品用材料であるために、磁気特性の面からは必ずし
も、これらの要求を満足させることができなかつた。す
なわち、今、ここで2〜3の材料を挙げて現状を説明す
るち、代表的な強靭鋼であるAISI4340鋼、AI
SIH−11鋼、I5Ni及びl8Niマルエージ鋼な
どが挙げられ、室温での強度は0.2%耐力で130〜
240に9/一が得られるが、保磁力は200e程度か
ら300e程度であるので、磁気特性は要求を満たすほ
ど軟質ではない。これらの用途に必要な材料の特性は、
強度、延性及び靭性が少なくとも強靭鋼とほぼ同等であ
つて、保磁力がl00e程度以下でなければならない。
そこで、本発明は、Fe−Niマルテンサイトの軟質磁
気特性をできるだけ損うことなく、強度が高く、延性及
び靭性を兼ね備えた高強度軟質磁性材料を得ることを、
その目的とするものである。
本発明においては、この目的を達成するために、まず、
その強度・延性・靭性を兼ね備えさせる目的でAl,C
O,MO,Wなどを添加して時効硬化させ、また、CO
を強度を改善するだけではなく、Ni,Al,MO,W
などの添加による飽和磁束密度及び残留磁束密度の低下
を補い、磁気特性を改善することを意図して添加したこ
とを特徴とするものである。すなわち、本発明による高
強度軟質磁性材料は、Nl5〜24wt%、CO2〜2
0wt%、AlO,2〜2.5wt%を含み、残部Fe
から成立ち、必要に応じ、これにMOO.2〜1.6w
t%及びWO.2〜1.6wt%のいずれか1種又は2
種、あるいは、これらの代わりに、又は、これらに追加
してNb,Tl,Zr,V,Bの内の1種又はそれ以上
をO、5wt%添加し、溶体化処理後、時効処理をする
ことを特徴とするものである。
その強度・延性・靭性を兼ね備えさせる目的でAl,C
O,MO,Wなどを添加して時効硬化させ、また、CO
を強度を改善するだけではなく、Ni,Al,MO,W
などの添加による飽和磁束密度及び残留磁束密度の低下
を補い、磁気特性を改善することを意図して添加したこ
とを特徴とするものである。すなわち、本発明による高
強度軟質磁性材料は、Nl5〜24wt%、CO2〜2
0wt%、AlO,2〜2.5wt%を含み、残部Fe
から成立ち、必要に応じ、これにMOO.2〜1.6w
t%及びWO.2〜1.6wt%のいずれか1種又は2
種、あるいは、これらの代わりに、又は、これらに追加
してNb,Tl,Zr,V,Bの内の1種又はそれ以上
をO、5wt%添加し、溶体化処理後、時効処理をする
ことを特徴とするものである。
以下、本発明をその実施例などに基づいて詳細に説明す
る。
る。
本発明による高強度軟質磁性材料は、上記のような化学
成分を有しているが、まず、このような化学成分範囲の
限定理由を詳細に説明する。
成分を有しているが、まず、このような化学成分範囲の
限定理由を詳細に説明する。
Niの含有量は、Fe−Ni合金をγ相単相になるまで
加熱し、その後、冷却して常温においてマルテンサイト
粗織単相にするには、約24%以下でなければならない
。通常の熱処理工程では、平衡状態は容易に得られず、
Ni含有量が24%を超えるとr相が残留して保磁力が
大きくなり強度が低下する。Fe−Niマルテンサイト
では、N1含有量を増加すると、飽和磁束密度は、わず
かに低下し、保磁力は若干高まる傾向にあるので、保磁
力を小さくするためには、Ni含有量を少なくする方が
望ましい。しかし、強度レベルを強靭鋼と同等程度にし
、延性及び靭性を損なわないためには、Ni含有量の下
限は5%である。COの添加は、磁気特性の向上に有効
であるばかりではなく、強度の向上にも有効であつて、
Fe−N1合金にAlを単独添加して時効硬化させた時
にみられる延性及び靭性の低下の抑止にも効果がある。
加熱し、その後、冷却して常温においてマルテンサイト
粗織単相にするには、約24%以下でなければならない
。通常の熱処理工程では、平衡状態は容易に得られず、
Ni含有量が24%を超えるとr相が残留して保磁力が
大きくなり強度が低下する。Fe−Niマルテンサイト
では、N1含有量を増加すると、飽和磁束密度は、わず
かに低下し、保磁力は若干高まる傾向にあるので、保磁
力を小さくするためには、Ni含有量を少なくする方が
望ましい。しかし、強度レベルを強靭鋼と同等程度にし
、延性及び靭性を損なわないためには、Ni含有量の下
限は5%である。COの添加は、磁気特性の向上に有効
であるばかりではなく、強度の向上にも有効であつて、
Fe−N1合金にAlを単独添加して時効硬化させた時
にみられる延性及び靭性の低下の抑止にも効果がある。
同一強度レベルでFe−Ni−Al合金とFe−Ni−
CO−Al合金との延性及び靭性を比較してみると、後
者の方が優れていることを見いだした。CO含有量は2
.5%から有効であつて、添加量を増加すると、強度レ
ベルは上昇するが、1.9%を超すと延性及び靭性を低
下させ、磁気特性の面からは、保磁力を高めるので20
%以下が望ましい。Al含有量は、0.2%以下では析
出速度が遅いために時効処理時間が長くなり、実用的で
ない。
CO−Al合金との延性及び靭性を比較してみると、後
者の方が優れていることを見いだした。CO含有量は2
.5%から有効であつて、添加量を増加すると、強度レ
ベルは上昇するが、1.9%を超すと延性及び靭性を低
下させ、磁気特性の面からは、保磁力を高めるので20
%以下が望ましい。Al含有量は、0.2%以下では析
出速度が遅いために時効処理時間が長くなり、実用的で
ない。
また、析出硬化量も少ない。Al含有量が2.2%を超
えると、延性及び靭性の低下を招くので、Al含有量は
0.2〜2.5%が望ましい。MOを0.2〜1.6%
あるいは、Wを0.2〜1.6%を単独か又は複合添加
すると、強度の上昇による延性及び靭性の低下を防止し
て良好な延性及び靭性が得られる。Cは低炭素のマルテ
ンサイト組織の良好な延性及び靭性を損ない、保磁力を
高めるので、含有量は0.02%以下が望ましい。
えると、延性及び靭性の低下を招くので、Al含有量は
0.2〜2.5%が望ましい。MOを0.2〜1.6%
あるいは、Wを0.2〜1.6%を単独か又は複合添加
すると、強度の上昇による延性及び靭性の低下を防止し
て良好な延性及び靭性が得られる。Cは低炭素のマルテ
ンサイト組織の良好な延性及び靭性を損ない、保磁力を
高めるので、含有量は0.02%以下が望ましい。
Slは脱酸剤として用いる。
脱酸効果としては0.5%以下で十分である。Mnは脱
酸剤及び加工性向上のために用いる。
酸剤及び加工性向上のために用いる。
脱酸効果及び硫黄と化合物を作り、加工性向上の面から
0.6%以下で十分である。P,Sについては、高強度
材料の延性及び靭性を低下させるので、できるだけ少量
である方が望ましい。
0.6%以下で十分である。P,Sについては、高強度
材料の延性及び靭性を低下させるので、できるだけ少量
である方が望ましい。
0.01%以下にすると、強度レベルが高くなつても、
延性及び靭性の低下はわずかである。
延性及び靭性の低下はわずかである。
Ti−Nb,Zr,V,Bは、いずれか1種ヌはそれ以
上を添加して合計0.5wt%以下にすれば、磁気特性
を損なわずに強度を土げ、靭性の劣化を防止するが、0
.5%以上添加すると保磁力の上昇になる。次ぎに、本
発明をその実施例について説明する。
上を添加して合計0.5wt%以下にすれば、磁気特性
を損なわずに強度を土げ、靭性の劣化を防止するが、0
.5%以上添加すると保磁力の上昇になる。次ぎに、本
発明をその実施例について説明する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Ni〜24Wt%、Co2〜20Wt%、Al0.
2〜2.5Wt%を含み、残部は製造上避けられない不
純物以外はFeから成ることを特徴とする高強度軟質磁
性材料。 2 Ni5〜24Wt%、Co2〜20Wt%、Al0
.2〜2.5Wt%を含み、更に、Mo0.2〜1.6
Wt%及びW0.2〜1.6Wt%の少なくとも1種を
含有し、残部は製造上避けられない不純物以外はFeか
ら成ることを特徴とする高強度軟質磁性材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54096684A JPS5924176B2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | 高強度軟質磁性材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54096684A JPS5924176B2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | 高強度軟質磁性材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5623250A JPS5623250A (en) | 1981-03-05 |
| JPS5924176B2 true JPS5924176B2 (ja) | 1984-06-07 |
Family
ID=14171610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54096684A Expired JPS5924176B2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | 高強度軟質磁性材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5924176B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6187562U (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-07 | ||
| JPH01123387U (ja) * | 1988-02-18 | 1989-08-22 | ||
| JPH0570666U (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-24 | 名古屋油化株式会社 | マスキング材 |
| JPH0580557U (ja) * | 1992-04-10 | 1993-11-02 | 名古屋油化株式会社 | マスキング材 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0782621B2 (ja) * | 1988-12-27 | 1995-09-06 | 富士写真フイルム株式会社 | 薄膜磁気ヘッド |
| US6146033A (en) | 1998-06-03 | 2000-11-14 | Printronix, Inc. | High strength metal alloys with high magnetic saturation induction and method |
-
1979
- 1979-07-31 JP JP54096684A patent/JPS5924176B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6187562U (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-07 | ||
| JPH01123387U (ja) * | 1988-02-18 | 1989-08-22 | ||
| JPH0570666U (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-24 | 名古屋油化株式会社 | マスキング材 |
| JPH0580557U (ja) * | 1992-04-10 | 1993-11-02 | 名古屋油化株式会社 | マスキング材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5623250A (en) | 1981-03-05 |
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