JPH0782540A - 耐水性接着剤 - Google Patents

耐水性接着剤

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JPH0782540A
JPH0782540A JP5227490A JP22749093A JPH0782540A JP H0782540 A JPH0782540 A JP H0782540A JP 5227490 A JP5227490 A JP 5227490A JP 22749093 A JP22749093 A JP 22749093A JP H0782540 A JPH0782540 A JP H0782540A
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Yutaka Shibata
裕 柴田
Yuji Yoshii
右治 吉井
Shizuo Narisawa
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水性エマルジョンに、ポリビニルアルコール
およびイソシアネート基を有する化合物またはその重合
物を配合してなる接着剤において、当該水性エマルジョ
ンが、エチレン2〜40重量%、酢酸ビニルが3〜93
重量%、塩化ビニルが5〜85重量%からなり、Tg
(ガラス転移温度)が−10〜+40℃であるエチレン
・酢酸ビニル・塩化ビニル系共重合体エマルジョンであ
ることを特徴とする耐水性接着剤。 【効果】 ホルマリンを含まず、初期接着性、耐水性及
び耐沸騰水性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性エマルジョン、ポ
リビニルアルコール、イソシアネート基を有する化合物
またはその重合物を配合してなる接着剤において、特定
の組成を有する、エチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル系
共重合体エマルジョンを用いる事を特徴とする耐水性接
着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホルマリンを含有しない耐水
性接着剤として、水性エマルジョン、ポリビニルアルコ
ールおよびイソシアネート基を有する化合物またはその
重合物を配合してなる接着剤が広く用いられている。
【0003】例えば、特公昭51−30577号公報に
は、イソシアネート系化合物を溶剤に溶解したものをポ
リビニルアルコールを含む水溶液または水性エマルジョ
ンに分散せしめてなる耐水性接着剤が開示されており、
水性エマルジョンとしては、酢酸ビニル系重合体エマル
ジョンまたは酢酸ビニル系共重合体エマルジョン(エチ
レン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンなど)が記載さ
れている。
【0004】また、特公昭56−15418号公報に
は、ポリビニルアルコールを含む水溶液または水性エマ
ルジョンに有機酸およびイソシアネート系化合物または
イソシアネート系重合物を配合してなる組成物が開示さ
れている。ここで水性エマルジョンとしては、酢酸ビニ
ル系重合体エマルジョン、酢酸ビニル−エチレン共重合
体エマルジョン、スチレン−ブタジエン共重合体エマル
ジョン、ブタジエン−アクリルニトリル共重合体エマル
ジョン、クロロプレンラテックス、ポリアクリル酸エス
テルラテックス、ブチルゴムラテックス、ポリブタジエ
ンラテックス、ポリ塩化ビニルエマルジョン、ポリ塩化
ビニリデンエマルジョンが例示され、当該エマルジョン
は、ポリビニルアルコール水溶液を配合したもの、もし
くはポリビニルアルコールを保護コロイドとして用いた
ものである事が示されている。
【0005】また、特公昭57−16149号公報に
は、エチレン・酢酸ビニル系共重合体水性エマルジョン
に、ポリビニルアルコールおよびイソシアネート基を有
する化合物を疎水性溶剤に溶解したものを配合してなる
接着剤が開示されている。ここでエチレン・酢酸ビニル
系共重合体エマルジョンとはエチレン・酢酸ビニル共重
合体、あるいはこの共重合体にアクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、クロトン酸などの不飽和酸およびこれら
のエステルを共重合させた共重合体エマルジョンと示さ
れている。
【0006】また、特公昭55−18759号公報に
は、カルボキシル化SBRまたはカルボキシル化NBR
を主成分とするラテックスにイソシアネートまたはイソ
シアネート重合物を配合してなる耐水性接着剤が開示さ
れている。
【0007】上記公知文献のエマルジョンでは、本発明
の目的である、耐水接着剤として、初期接着性に優れ、
かつ耐水性、耐沸水性等の全ての要求物性を満足するも
のは見い出されていない。
【0008】即ち、当該耐水性接着剤において、水性エ
マルジョンとしては用いられている、スチレン・ブタジ
エン共重合体ラテックス(以下SBRと称する)および
エチレン・酢酸ビニル共重合体エマルジョン(以下EV
Aと称する)においては、以下の欠点を有する。SBR
を用いた場合、初期接着性が劣るため、充分な接着強度
を得るためには充分な圧締処理時間を必要とし生産性が
極めて劣る欠点を有した。また、EVAでは、初期接着
性は優れているが、耐水性、耐沸騰水性がSBRより劣
る欠点を有していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況に鑑み、本
発明が解決しようとする主たる課題は、ホルマリンを含
まない耐水性接着剤において、初期接着性、耐水性、耐
沸騰水性等の物性を同時に満足する接着剤に関するもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく、鋭意検討の結果、本発明に到達したも
のである。すなわち、本発明は、水性エマルジョンに、
ポリビニルアルコールおよびイソシアネート基を有する
化合物またはその重合物を配合してなる接着剤におい
て、当該水性エマルジョンが、エチレン2〜40重量
%、酢酸ビニルが3〜93重量%、塩化ビニルが5〜8
5重量%からなり、Tg(ガラス転移温度)が−10〜
+40℃であるエチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル系共
重合体エマルジョンであることを特徴とする耐水性接着
剤に係るものである。
【0011】本発明のエチレン・酢酸ビニル・塩化ビニ
ル系共重合体エマルジョンにおけるポリマー組成は、エ
チレン2〜40重量%、酢酸ビニルが3〜93重量%、
塩化ビニルが5〜85重量%からなり、好ましくは、エ
チレン3〜30重量%、酢酸ビニル10〜85重量%、
塩化ビニル10〜75重量%である。
【0012】本発明のエチレン・酢酸ビニル・塩化ビニ
ル系共重合体エマルジョンにおいて、エチレン共重合量
が2重量%未満、または酢酸ビニル共重合量が93重量
%を越える場合、及び/または、塩化ビニル共重合量が
5重量%未満の場合、耐水強度、耐沸水強度が劣り好ま
しくない。
【0013】また、塩化ビニルが85重量%を越える場
合、及び/または、酢酸ビニル共重合量が3重量%未満
の場合、初期接着性が劣るため好ましくない。また、接
着剤原料として用いた際、フィルム形成性が問題となる
ため、造膜助剤または可塑剤を多量に添加する必要があ
る。その結果、接着性能が低下、経時での造膜助剤また
は可塑剤の移行による接着性の低下などが起こり好まし
くない。一方、エチレン共重合量が40重量%を越える
場合または酢酸ビニル共重合量が3重量%未満の場合、
共重合体のポリマー凝集力が不足するため、充分な接着
力が得られない。
【0014】本発明で用いる、エチレン・酢酸ビニル・
塩化ビニル系共重合体エマルジョンにおいて、プロピオ
ン酸ビニル、、ピバリン酸ビニル、イソノナン酸ビニ
ル、バーサチック酸ビニルなどのビニルエステル類;臭
化ビニルなどのハロゲン化ビニル;2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アク
リレートなどの(メタ)アクリル酸エステル類;マレイ
ン酸エステル、クロトン酸エステル、イタコン酸エステ
ルなどの共重合可能なモノマーの1種または2種以上を
本発明の諸効果を阻害しない範囲で、共重合体中30%
以下の範囲で共重合させた多元共重合体エマルジョンを
用いてもよい。
【0015】また、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、イタコン酸(半エステルを含む)、マレイン酸
(半エステルを含む)などのカルボキシル基含有モノマ
ーおよびその無水塩;N−メチロールアクリルアミド、
N−ブトキシメチロールアクリルアミドなどのN−メチ
ロール誘導体モノマー;2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、多価アルコールのモノアリルエーテルなどの水
酸基含有モノマー;ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジメチルプロピルアクリルアミドなどのアミノ基含
有モノマー;グリシジル(メタ)アクリレートなどのエ
ポキシ基含有モノマー;アクリルアミド、メタアクリル
アミド、マレインアミドなどのアミド基含有モノマー;
ビニルスルホン酸ソーダ、メタリルスルホン酸ソーダな
どのスルホン基含有モノマーなどのうちから選ばれた一
種又は2種以上を、本発明の耐水性、耐沸騰水性等の向
上を目的に、0.1〜10重量%共重合することが好ま
しい。特に有効な官能基含有モノマーとしては、水酸基
を有する上記化合物を用いることがより好ましい。
【0016】更に、ジアリルフタレート、トリアリルシ
アヌレート、トリアリルイソシアヌレート、エチレング
リコールジアクリレート、アリルメタクリレート、アジ
ピン酸ジアクリレート、トリメチロールプロパンジメタ
クリレートなどの多ビニル化合物などのうちから選ばれ
た一種又は2種以上を、本発明の諸効果を阻害しない範
囲で、かつ、耐水性、耐溶剤性、耐候性、耐熱性などの
種々の物性を向上させる目的で、共重合体中5重量%以
下の範囲で含有する共重合体を用いることもできる。
【0017】本発明で用いるエチレン・酢酸ビニル・塩
化ビニル系共重合体エマルジョンのTgは、−10〜+
40℃、好ましくは−5〜+35℃である。Tgが−1
0℃未満の場合、ポリマーの凝集力が劣り充分な接着強
度が得られない。また、Tgが+40℃を越える場合、
接着剤をコールドプレス法で用いる際、造膜温度を低下
するため多量な造膜助剤または可塑剤の添加が必要とな
り、接着性能に悪影響が生ずるため好ましくない。
【0018】本発明で用いるエチレン・酢酸ビニル・塩
化ビニル系共重合体エマルジョンは通常のエマルジョン
重合で製造したものである。
【0019】エマルジョン重合で用いる乳化剤として
は、保護コロイドおよびノニオン系界面活性剤、アニオ
ン系界面活性剤などの界面活性剤を併用することが好ま
しい。
【0020】本発明で用いる保護コロイドとしては、水
溶性高分子が用いられる。部分ケン化ポリビニルアルコ
ール、完全ケン化ポリビニルアルコール、スルホン酸変
性ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルア
ルコール、シラノール基変性ポリビニルアルコール、な
どのポリビニルアルコール類;ヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
などのセルロース誘導体が用いられるが、特に、ヒドロ
キシエチルセルロースまたはポリビニルアルコール類が
特に好ましい。
【0021】本発明で用いる保護コロイドの使用量は、
使用酢酸ビニルおよび塩化ビニルの合計量に対して0.
1〜20重量%が適当である。更に好ましくは、0.3
〜15重量%である。
【0022】保護コロイド使用量が0.1%未満の場
合、エマルジョンの安定性が劣るため好ましくない。ま
た、その使用量が20重量%を越えると、エマルジョン
製造時にエマルジョンの粘度が高くなり、製造条件とし
て好ましくない。
【0023】本発明で用いるノニオン系界面活性剤とし
ては、たとえば、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、
ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロック共
重合体、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどが用いられる
が、特に、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエー
テルおよびポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン
ブロック共重合体を併用することが好ましい。
【0024】本発明で用いるアニオン系界面活性剤とし
ては、たとえば、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベ
ンゼンスルフォン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ア
ルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルリン酸エステル塩等の一般的なアニオン系界面活性剤
を用いることが出来る。また、アリルアルキルフェノー
ル・エチレンオキサイド付加体の硫酸エステル塩、アル
キルアリルスルホコハク酸ソーダ(三洋化成工業(株)
製“エレミノール JS−2”)、アリル基を有するス
ルホコハク酸ジエステル塩(特開昭58−203960
号公報)、硫酸エステル塩含有アクリル酸ポリアルキレ
ングリコールエステル又は硫酸エステル基含有メタクリ
ル酸ポリアルキレングリコールエステル(特開昭62−
34947号公報)などの反応性アニオン系界面活性剤
を用いることも出来る。
【0025】ノニオン系界面活性剤および(または)ア
ニオン系界面活性剤などの界面活性剤の使用量は、使用
酢酸ビニルと塩化ビニルの合計量に対し、8重量%以下
である。界面活性剤の使用量が8重量%を越える場合、
耐沸水強度が低下するため好ましくない。
【0026】本発明で用いる、エチレン・酢酸ビニル・
塩化ビニル系共重合体エマルジョンの平均粒子径は0.
1〜1.5μであることが好ましい。エマルジョンの平
均粒子径が0.1μ未満の場合、接着剤の初期接着性が
低下するため好ましくない。また、エマルジョンの平均
粒子径が1.5μを越えると、接着剤の耐沸騰水強度が
劣り好ましくない。
【0027】本発明のポリビニルアルコールは、前述の
如く、乳化重合時に保護コロイドとして使用しても良
く、または(および)接着剤配合時に添加しても良い。
【0028】本発明で接着剤配合時に添加するポリビニ
ルアルコールとしては、通常の部分ケン化ポリビニルア
ルコール、完全ケン化ポリビニルアルコール、およびス
ルホン酸変性ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポ
リビニルアルコール、シラノール基変性ポリビニルアル
コール、アセトアセチル化ポリビニルアルコールなどの
変性タイプのポリビニルアルコールを用いることもでき
る。
【0029】本発明のポリビニルアルコールの使用量
は、エチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体エマル
ジョン(固形分)100重量部に対し、5〜200重量
部好ましくは、10〜150重量部である。
【0030】本発明で用いるイソシアネート基を有する
化合物またはその重合物としては、分子中に2個以上の
イソシアネート基を含むものなら何れでもよく、例えば
トリフェニルメタントリイソシアネート(TTI、De
smodur R:バイエル社製)、トリレンジイソシ
アネート(TDI、Desmodur T:バイエル社
製)、メチレンビス・ジ・フェニルイソシアネート(M
DI、Desmodur 44:バイエル社製)、ヘキ
サメチレンジイソシアネート(HMDI:Desmod
ur N:住友バイエルウレタン(株)製)、トリメチ
ロールプロパン(TMP)−TDIアダクト(Desm
odur L:住友バイエルウレタン(株)製、コロネ
ートL:日本ポリウレタン(株)製)、水素化TDI、
水素化MDI、HMDIのアダクト変性化合物、キシレ
ンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタ
ンジイソシアネート等が代表的なものとして使用でき
る。また、イソシアネート基を有する化合物として、そ
の重合物たとえば、ポリイソシアネート系重合物(スミ
ジュール44V:住友バイエルウレタン(株)製、ミリ
オネートMR:日本ポリウレタン(株)製)、ポリオー
ル混合方式、即ち含水酸基ポリエステル及びポリエーテ
ル(Desmophen)等のポリオールに上記のDe
smodur L等のポリイソシアネートを過剰に混合
したものを使用しても差し支えない。
【0031】本発明で用いるイソシアネート基を有する
化合物の配合量は、エチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル
系共重合体エマルジョン(固形分)100重量部に対し
て2〜200重量部、更に好ましくは、5〜100重量
部である。
【0032】イソシアネート基を有する化合物の配合量
が2重量部未満の場合、耐水強度、耐沸水強度の発現が
不十分である、また、その使用量が200重量部を越え
ると接着剤の可使時間が短くなり接着性も劣る。
【0033】また、本発明の接着剤を配合するに際し
て、更に増量剤として、小麦粉、澱粉類、脱脂大豆粉、
クレー、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、酸化チタ
ンなどを用いることができる。これら増量剤は使用目的
により配合量が異なるが、一般的には、エチレン・酢酸
ビニル・塩化ビニル系共重合体エマルジョン(固形分)
100重量部に対し、200重量部以下、好ましくは1
50重量部以下である。
【0034】さらにまた、本発明の接着剤には、ホウ
酸、ホウ酸塩、硫酸アルミニウム、明バン、ホウ酸クロ
ムなどの反応促進剤を添加することも出来る。
【0035】本発明の接着剤を使用する場合は、コール
ドプレス(常温・圧締処理)のみで充分接着できるが、
更に生産性を向上する目的で、熱プレス(加熱板で圧締
処理)で加工することもできる。
【0036】本発明のエチレン・酢酸ビニル・塩化ビニ
ル系共重合体エマルジョンで最低造膜温度が室温以上の
エマルジョンを用いる場合、最小必要量の造膜助剤また
は可塑剤を添加する。造膜助剤または可塑剤の添加量
は、エチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル系共重合体エマ
ルジョンの固形分100重量部に対し20重量部以下、
更に好ましくは10重量部以下とする。
【0037】造膜助剤または可塑剤としては、カルビト
ールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、ブチ
ルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、2,2,4−トリメチル1,3
−ペンタンジオールモノイソブチレート(テキサノー
ル)、2,2,4ートリメチル1,3−ペンタンジオー
ル、2,2,4−トリメチル1,3−ペンタンジオール
ジイソブチレート、ジオクチルフタレート、ジブチルフ
タレート、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジオクチ
ル、オレイン酸ブチルなどが例示される。
【0038】本発明の接着剤は、特に、木/木用接着剤
(合板用接着剤、木工用接着剤、パーティクルボード用
接着剤など)、木/プラスチック素材用接着剤(PVC
合板用接着剤、発泡樹脂/木接着剤など)などに好適で
あるが、さらに、パッケージング用接着剤(紙/紙接着
剤、紙/プラスチック接着剤、紙/アルミ箔用接着剤な
ど)、布用接着剤(布/プラスチック接着剤、布/紙接
着剤、布/木接着剤など)、建材用接着剤(コンクリー
ト/木接着剤、木/各種ボード用接着剤など)として用
いることができる。
【0039】また、本発明のエチレン・酢酸ビニル・塩
化ビニル系共重合体エマルジョンを混入してなる接着剤
には、その特性を損なわない範囲で、更に、エチレング
リコール、プロピレングリコールなどのグリコール類に
代表される凍結防止剤;ポリエチレンオキサイド・ポリ
プロピレンオキサイドブロック共重合体、ポリエチレン
オキサイド・アルキルフェノールエーテル、ポリエチレ
ンオキサイド・アルキルエーテル等のノニオン系界面活
性剤系の分散助剤;消泡剤;防腐剤;防カビ剤;着色
剤;溶剤;増粘剤などを適宜添加して用いることが出来
る。
【0040】
【実施例】次に、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 保護コロイドとしてヒドロキシエチルセルロース(フジ
ケミカル(株)製:HEC AG−15)0.5重量
部、ノニオン系界面活性剤であるポリオキシエチレンノ
ニルフェノニルエーテル(エマルゲン−913:花王
(株)製)2.8重量部、およびポリオキシエチレン・
ポリプロピレンオキシド・ブロック共重合体(プルロニ
ックL64:旭電化(株)製)1.4重量部を乳化安定
剤として用いた、エチレン20重量%、酢酸ビニル40
重量%、塩化ビニル40重量%、2−ヒドロキシエチル
アクリレートを酢酸ビニルと塩化ビニルの合計量に対し
2重量%共重合した、得られたエチレン・酢酸ビニル・
塩化ビニル・2−ヒドロキシエチルアクリレート共重合
体エマルジョンのTgは0℃であった。当該エマルジョ
ンを下記配合処方接着剤とし、JIS K−6806に
準拠し各測定項目について評価した。実用評価結果は第
1表に示した(以下記載の各実施例および比較例の評価
結果も第1表に示した)。
【0041】配合 エマルジョン(固形分48%)/ポリビニルアルコール
(ポバール217:クラレ(株)製)15%水溶液/炭
酸カルシウム(NS−100:日東粉化(株)製)/水
=37.5/40/20/2.5(みかけ重量比)で配
合したもの(固形分=44%)を主剤とし、主剤100
重量部に対し硬化剤としてMDI系重合物(スミジュー
ル44V−20:住友バイエルウレタン(株)製)を1
5重量部(みかけ重量部)を添加し接着剤とした。
【0042】評価方法 1.試験片の作成:2片のカバ材柾目板(10mm×2
5mm×30mm)の片面に上記で配合した接着剤を
0.06〜0.09g(120±25g/m2 )塗布
し、塗布面同士を重ね合わせ、所定時間(接着特性:常
態強度、耐水強度、耐沸水強度では24時間、初期接着
性では1時間〜3時間)×8Kg/cm2 で圧締し試験
片を作成した。
【0043】2.常態強度:上記で作成した試験片につ
き、島津製作所(株)製オートグラフで、剪断圧縮強度
の測定を行った。
【0044】3.耐水強度:上記で作成した試験片につ
き、常温水に2日間浸漬後、試験片が濡れたままで、島
津製作所(株)製オートグラフにより、剪断圧縮強度を
測定した。
【0045】4.耐沸水性:上記で作成した試験片を、
沸騰水中に4時間浸漬後、60℃乾燥器中で20時間乾
燥し、再度沸騰水中に4時間浸漬した後、常温水に15
分以上浸漬したあと、試験片が濡れたままで、島津製作
所(株)製オートグラフで、剪断圧縮強度の測定をおこ
なった。
【0046】5.初期接着性:上記試験片作成条件で圧
締時間を1時間、2時間および3時間とした場合の剪断
圧縮強度を、島津製作所(株)製オートグラフにて測定
した。
【0047】実施例2 実施例1に記載の保護コロイドおよびノニオン系界面活
性剤を用い、エチレン/酢酸ビニル/塩化ビニル共重合
比率を5/30/65各重量%とし、2−ヒドロキシエ
チルアクリレートを2重量%(酢酸ビニル+塩化ビニル
合計使用量に対して)共重合したTgが30℃のエマル
ジョンに、造膜助剤として、ブチルカルビトールアセテ
ートを6重量部(当該エマルジョン100重量部に対し
て)添加したエマルジョンを評価用エマルジョンとし
た。
【0048】実施例3 アニオン系界面活性剤である、ジアルキルスルホコハク
酸ソーダ(ペレックスOTP:花王(株)製)3重量%
(酢酸ビニルと塩化ビニルの合計量に対して)用い、エ
チレン/酢酸ビニル/塩化ビニル共重合比を30/5/
65各重量%で、官能基含有モノマーとして、N−メチ
ロールアクリルアミド2重量%(酢酸ビニルと塩化ビニ
ルの合計量に対して)共重合したTgが25℃のエマル
ジョンを用いた。
【0049】実施例4 エチレン/酢酸ビニル/塩化ビニル共重合比率を20/
70/10各重量%とし、Tgが−5℃のエマルジョン
を用いた。他の条件は実施例1に同じ。
【0050】比較例1〜比較例4 本発明の組成範囲外のエチレン・酢酸ビニル・塩化ビニ
ル系エマルジョンおよび現在当該接着剤原料として用い
られているエチレン・酢酸ビニル共重合体エマルジョン
等につき前述の評価を実施した結果を表2に示した。
【0051】表1〜2の結果から、次のことがわかる。
本発明の条件を満足するすべての実施例においては、す
べての項目において満足すべき結果を示している。一
方、本発明の条件のいずれかを欠く比較例は、次のとお
り不満足な結果を示している。エチレンおよび塩化ビニ
ルの共重合量が過少な比較例1では、耐水接着強度、耐
沸水強度が不十分で好ましくない。酢酸ビニルが過少な
比較例2では、耐沸水強度、初期接着性が劣り好ましく
ない。エチレン共重合量が過少な比較例3も、耐沸水強
度、初期接着性が不十分で好ましくない。エチレン・酢
酸ビニル共重合体エマルジョンを用いた比較例4では、
耐水接着強度および耐沸水強度が不十分である。
【0052】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 1 2 3 4 ポリマー組成 wt% エチレン 20 3 30 20 酢酸ビニル 40 32 5 70 塩化ビニル 40 65 65 10 Tg ℃ 0 30 25 -5 造膜助剤 wt *1 6 3 評価 接着特性 常態強度 Kgf/cm 2 180 193 140 150 耐水強度 Kgf/cm 2 80 85 85 70 耐沸水強度 Kgf/cm 2 65 75 55 55 初期接着性 常態強度 Kgf/cm 2 1時間 40 60 40 40 2時間 55 85 50 60 3時間 70 100 60 70 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0053】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 較 例 1 2 3 4 ポリマー組成 wt% エチレン 1 15 1 15 酢酸ビニル 95 2 50 85 塩化ビニル 4 83 49 Tg ℃ 30 30 42 0 造膜助剤 wt *1 6 5 8 評価 接着特性 常態強度 Kgf/cm 2 160 130 145 150 耐水強度 Kgf/cm 2 40 55 45 45 耐沸水強度 Kgf/cm 2 10 45 20 15 初期接着性 常態強度 Kgf/cm 2 1時間 40 25 30 45 2時間 55 30 35 60 3時間 60 35 45 70 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0054】*1 造膜助剤 ブチルカルビトールアセテート(重量部/100重量部
エマルジョン固形分)
【0055】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、特
定な組成のエチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル系共重合
体エマルジョンを用いることを特徴とする、ホルマリン
を含まない“初期接着性”“耐水性”“耐沸騰水性”の
両物性を同時に満足する耐水接着剤を提供することが出
来た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 127/06 JCP 129/04 JCT 131/04 JCH JCJ JCK (72)発明者 成沢 静夫 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性エマルジョンに、ポリビニルアルコ
    ールおよびイソシアネート基を有する化合物またはその
    重合物を配合してなる接着剤において、当該水性エマル
    ジョンが、エチレン2〜40重量%、酢酸ビニルが3〜
    93重量%、塩化ビニルが5〜85重量%からなり、T
    g(ガラス転移温度)が−10〜+40℃であるエチレ
    ン・酢酸ビニル・塩化ビニル系共重合体エマルジョンで
    あることを特徴とする耐水性接着剤。
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