JPH0782378B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JPH0782378B2
JPH0782378B2 JP62087175A JP8717587A JPH0782378B2 JP H0782378 B2 JPH0782378 B2 JP H0782378B2 JP 62087175 A JP62087175 A JP 62087175A JP 8717587 A JP8717587 A JP 8717587A JP H0782378 B2 JPH0782378 B2 JP H0782378B2
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正 坪井
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は数値制御装置に関する。
[従来の技術] 従来の数値制御装置(以下、NC装置という)としては、
第3図に示すものがあった。第3図において、(1)は
NC装置全体を制御するシステム制御部、(2)は数値制
御言語(以下、NC言語という)で記述されており、ディ
スク(3)に記憶されている数値制御プログラム(以
下、NCプログラムという)の起動、停止及び解読等を行
なう数値制御言語制御部(以下、NC言語制御部とい
う)、(4)はシーケンス言語で記述されており、ディ
スク(5)に記憶されているシーケンスプログラムの起
動、停止及び解読等を行なうシーケンス制御部、(6)
は例えばBASIC言語、FORTRAN言語又はC言語等に高位言
語で記述されており、ディスク(7)に記憶されている
高位言語プログラムの起動、停止及び解読等を行なう高
位言語制御部、(8)はシステム制御部(1)とNC言語
制御部(2)とのインターフェース、(9)はシステム
制御部(1)とシーケンス制御部(4)とのインターフ
ェース、(20)はシステム制御部(1)と高位言語制御
部(6)とのインターフェース、(10)はNC言語制御部
(2)とシーケンス制御部(4)とのインターフェー
ス、(11)はNC言語制御部(2)と高位言語制御部
(6)とのインターフェース、(12)は高位言語制御部
(6)とフライス(15a)で削られるワーク(23)の粗
さを測定する測定器(23)との外部インターフェース、
(13)は駆動増幅器(14)を介して工作機械(15)のモ
ータ(16)を駆動する駆動制御部、(17)はシーケンス
制御部(4)と工作機械操作盤(18)とのインターフェ
ース、(22)はプログラムを入力したり、NC装置の動き
を表示したりする設定表示パネルである。
なお、NCプログラム及び高位言語プログラムは独立に編
集され、NC装置のプログラムとして、それぞれディスク
(3)及び(7)に記憶されている。
又、高位言語プログラムは複雑な論理演算を高速に行な
うことができるが、同じことをNCプログラムで実行しよ
うとすると、プログラムが複雑になり、実行に時間がか
かってしまい、実質的に工作機械を制御できなくなる。
そこで、高位言語プログラムにより複雑な論理演算を行
なうようにしたのである。
次に従来の数値制御装置の動作について説明する。自動
運転時にはディスク(3)に記憶されているNCプログラ
ムが逐次実行される。NCプログラムはシステム制御部
(1)、駆動制御部(13)及び駆動増幅器(14)を介し
てモータ(16)を駆動制御し工作機械(15)を動かす、
このNCプログラムはディスク(7)に記憶されている高
位言語プログラムを起動する命令が入っている場合があ
る。その場合、高位言語制御部(6)は測定器(24)か
ら出力されるワーク(23)の表面の粗さに対応する測定
データを外部インターフェイス(12)を介して受け取
り、このデータに基づいてワーク(23)の精度補正値の
算出演算を行ない、この精度補正値をインターフェイス
(20)を介してシステム制御部(1)に送る。システム
制御部(1)はこの精度補正値を駆動制御部(13)及び
駆動増幅器(14)を介してモータ(16)に送り、工作機
械(15)を駆動制御する。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記構成の従来のNC装置は、高位言語制御部
(6)が測定器(24)の測定データを受け取るようにな
っていたので、ワーク(23)の種類がシーケンス制御部
(4)に入力されるとしても、ワーク(23)の種類に応
じた加工ができなかった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、ワーク(2
3)の種類に応じた加工ができる数値制御装置を提供す
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る数値制御装置は、数値制御装置全体を制御
するシステム制御部と、数値制御言語で記述された数値
制御プログラムを記憶している第1の記憶手段と、数値
制御言語で記述された数値制御プログラムにより工作機
械の自動制御を行なう数値制御言語制御部と、シーケン
ス言語で記述されたシーケンスプログラムを記憶してい
る第2の記憶手段と、シーケンスプログラムにより工作
機械のシーケンス制御を行なうシーケンス制御部と、高
位言語で記述された高位言語プログラムを記憶している
第3の記憶手段と、高位言語で記述された高位言語プロ
グラムにより論理演算及び工作機械の自動制御を行なう
高位言語制御部とを備えた数値制御装置において、工作
機械に載置されるワークに関するデータをシーケンス制
御部に入力するデータ入力手段と、シーケンス制御部に
入力したワークに関する情報を高位言語制御部に出力す
るデータ出力手段と、ワークの種類を識別するワーク識
別手段と、ワーク加工状態を測定する複数の測定器とを
備え、ワーク識別結果により、測定器を選択し、該測定
結果によって精度補正値を高位言語プログラムにより算
出・出力し、精度補正値を用いて数値制御言語プログラ
ムを実行して加工を行なうものである。
[作用] 上記構成の数値制御装置は、システム制御部が第1の記
憶手段に記憶されている数値制御プログラム、第2の記
憶手段に記憶されているシーケンスプログラム及び第3
の記憶手段に記憶されている高位言語プログラムを制御
し、数値制御言語制御部、シーケンス制御部及び高位言
語制御部がそれぞれ数値制御プログラム、シーケンスプ
ログラム及び高位言語プログラムを実行する。この場
合、データ入力手段が工作機械に載置されるワークに関
するデータをシーケンス制御部に入力し、さらに、デー
タ出力手段がシーケンス制御部に、入力したワークに関
する情報を高位言語制御部に出力する。
そして、ワーク識別手段がワークの種類を識別し、ま
た、複数の測定器がワークの状態を測定し、ワーク識別
結果により測定器を選択し、高位言語プログラムが測定
結果によって精度補正値を算出・出力し、その精度補正
値を用いて数値制御言語プログラムを実行して加工を行
う。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して、詳細に
説明する。
第1図は本発明に係る数値制御装置のブロック図であ
る。なお、第1図において第3図と同様の機能を果たす
部分については同一の符号を付し、その説明は省略す
る。本発明に係る数値制御装置はワーク識別器(26)に
よるワーク(23)の識別に応じて加工精度を変えるもの
である。
次に、本発明に係る数値制御装置の動作について説明す
る。自動運転時にはディスク(3)に記憶されているNC
プログラムが逐次実行される。NCプログラムはシステム
制御部(1)、駆動制御部(13)及び駆動増幅器(14)
を介してモータ(16)を駆動制御し工作機械(15)を動
かす。この場合、機械入出力インターフェイス(17)を
介して測定器(24)、(25)からワーク(23)の表面の
粗さに対応する測定データ及びワークの識別器(26)か
らワーク(23)の種類に対応するデータがシーケンス制
御部(4)にそれぞれ入力される。シーケンス制御部
(4)は予めプログラミングされてるシーケンスプログ
ラムに従って、これらのデータを外部インターフェイス
(12)を介して高位言語制御部(6)に出力するととも
に、ディスク(7)に記憶されている高位言語プログラ
ムに起動をかける。
高位言語プログラムは第2図に示したフローチャートに
従って、ワーク(23)の種類に応じて測定器(24)、
(25)からのデータにより、必要とすべきワーク(23)
の精度補正値を算出する。即ち、ワーク(23)が『A』
のときは(ステップS21)、精密仕上げが不要であるの
で精度補正値を算出せず(ステップS22)、ワーク(2
3)が『B』のときは(ステップS23)ある程度の精密仕
上げが必要であるので、測定器(24)の測定データによ
り精度補正値を算出し(ステップS24)、さらにワーク
(23)が『C』のときは、超精密仕上げが必要であるの
で、測定器(24)及び(25)の測定データの平均により
精度補正値を算出する(ステップS25)。高位言語制御
部(6)は高位言語プログラムにより算出した精度補正
値をデータメモリ(21)に記憶させる。
一方、システム制御部(1)はデータメモリ(21)に記
憶された精度補正値を駆動制御部(13)及び駆動増幅器
(14)を介してモータ(16)に送り、工作機械(15)を
駆動制御する。以上の様にしてワーク(23)に応じた加
工精度が得られる。
なお、本実施例ではワーク(23)の表面の粗さを要求精
度にするために精度補正値を算出する場合について説明
したが、ワーク(23)の形状を所定のものにするために
補正値を算出したり、ワーク(23)を所定の大きさにす
るために補正値を算出することも可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、データ入力手段、
データ出力手段、ワーク識別手段及び複数の測定器を備
え、ワーク識別結果により測定器を選択し、高位言語プ
ログラムが測定結果によって精度補正値を算出・出力
し、その精度補正値を用いて数値制御言語プログラムを
実行して加工を行うようにしたので、ワークの種類によ
る加工精度の違いに応じて所定の演算処理を行い、ワー
クの種類に応じた精度補正値を使用し加工を行うことが
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る数値制御装置のブロック図、第2
図は本発明に係る数値制御装置の動作をし示すフローチ
ャート、第3図は従来の数値制御装置のブロック図であ
る。 各図中、1はシステム制御部、2はNC言語制御部、3、
5、7はディスク、4はシーケンス制御部、6は高位言
語制御部、8、9、10、11、12、20はインターフェー
ス、13は駆動制御部、14は駆動増幅器、15は工作機械、
15aはフライス、16はモータ、17は機械入出力インター
フェイス、18は工作機械操作盤、21はデータメモリ、22
は設定表示パネル、23はワーク、24、25は測定器、26は
ワーク識別器である。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示すもので
ある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数値制御装置全体を制御するシステム制御
    部と、数値制御言語で記述された数値制御プログラムを
    記憶している第1の記憶手段と、前記数値制御言語で記
    述された数値制御プログラムにより工作機械の自動制御
    を行なう数値制御言語制御部と、シーケンス言語で記述
    されたシーケンスプログラムを記憶している第2の記憶
    手段と、前記シーケンスプログラムにより前記工作機械
    のシーケンス制御を行なうシーケンス制御部と、高位言
    語で記述された高位言語プログラムを記憶している第3
    の記憶手段と、前記高位言語で記述された高位言語プロ
    グラムにより論理演算及び前記工作機械の自動制御を行
    なう高位言語制御部とを備えた数値制御装置において、
    前記工作機械に載置されるワークに関するデータを前記
    シーケンス制御部に入力するデータ入力手段と、前記シ
    ーケンス制御部に入力したワークに関する情報を前記高
    位言語制御部に出力するデータ出力手段と、前記ワーク
    の種類を識別するワーク識別手段と、ワーク加工状態を
    測定する複数の測定器とを備え、ワーク識別結果によ
    り、測定器を選択し、該測定結果によって精度補正値を
    前記高位言語プログラムにより算出・出力し、前記精度
    補正値を用いて数値制御言語プログラムを実行して加工
    を行なうことを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】ワークに関するデータは、該ワークの表面
    粗さである特許請求の範囲第1項記載の数値制御装置。
  3. 【請求項3】ワークに関するデータは、該ワークの形状
    である特許請求の範囲第1項記載の数値制御装置。
  4. 【請求項4】ワークに関するデータは、該ワークの大き
    さである特許請求の範囲第1項記載の数値制御装置。
JP62087175A 1987-04-10 1987-04-10 数値制御装置 Expired - Lifetime JPH0782378B2 (ja)

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JPS63253406A JPS63253406A (ja) 1988-10-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59172009A (ja) * 1983-03-22 1984-09-28 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
JPS59174916A (ja) * 1983-03-25 1984-10-03 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
JPS6217803A (ja) * 1985-07-15 1987-01-26 Fanuc Ltd プログラマブルコントロ−ラの制御方式

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