JPH078214A - 食欲亢進作用を有する経口投与剤及び飲食品 - Google Patents
食欲亢進作用を有する経口投与剤及び飲食品Info
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- JPH078214A JPH078214A JP5187349A JP18734993A JPH078214A JP H078214 A JPH078214 A JP H078214A JP 5187349 A JP5187349 A JP 5187349A JP 18734993 A JP18734993 A JP 18734993A JP H078214 A JPH078214 A JP H078214A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、経口投与により従来の食欲亢進剤と
は異なる優れた食欲亢進作用を示し、その具体的使用に
際して誠に簡便な、食欲亢進作用を有する経口投与剤及
び飲食品を提供するものである。 【構成】本発明の経口投与剤は、ニオウシメジの子実
体、その破砕物又はその乾燥物から熱水で抽出して得ら
れる複合成分を活性成分とすることを特徴としており、
また本発明の飲食品は上記複合成分を含有することを特
徴としている。
は異なる優れた食欲亢進作用を示し、その具体的使用に
際して誠に簡便な、食欲亢進作用を有する経口投与剤及
び飲食品を提供するものである。 【構成】本発明の経口投与剤は、ニオウシメジの子実
体、その破砕物又はその乾燥物から熱水で抽出して得ら
れる複合成分を活性成分とすることを特徴としており、
また本発明の飲食品は上記複合成分を含有することを特
徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キシメジ科( Tricholo
maceae )のキノコであるニオウシメジ( Tricholoma gig
anteum )に含まれる複合成分を活用した、食欲亢進作用
を有する経口投与剤及び飲食品に関する。
maceae )のキノコであるニオウシメジ( Tricholoma gig
anteum )に含まれる複合成分を活用した、食欲亢進作用
を有する経口投与剤及び飲食品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食欲亢進剤として、1)センブ
リ、ニガキ、オウバク等の苦味薬、2)ウイキョウ、ケ
イヒ、ハッカ等の芳香薬、3)アセチルコリン誘導体等
のコリン作動性薬、4)ジアスターゼ、ペプシン、アミ
ラーゼ、リパーゼ等の消化液成分、5)希塩酸、クエン
酸、酒石酸等の酸類が知られている。
リ、ニガキ、オウバク等の苦味薬、2)ウイキョウ、ケ
イヒ、ハッカ等の芳香薬、3)アセチルコリン誘導体等
のコリン作動性薬、4)ジアスターゼ、ペプシン、アミ
ラーゼ、リパーゼ等の消化液成分、5)希塩酸、クエン
酸、酒石酸等の酸類が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の食欲亢進剤
は、舌の知覚神経末梢に作用して唾液や胃液の分泌を促
進することにより、或は消化液成分それ自体を補給する
ことにより食欲を亢進するものである。本発明は、かか
る従来の食欲亢進剤の作用とは異なり、唾液や胃液の分
泌を促進することなく、また消化液成分それ自体を補給
することなく食欲を亢進する新規の経口投与剤及び飲食
品を提供するものである。
は、舌の知覚神経末梢に作用して唾液や胃液の分泌を促
進することにより、或は消化液成分それ自体を補給する
ことにより食欲を亢進するものである。本発明は、かか
る従来の食欲亢進剤の作用とは異なり、唾液や胃液の分
泌を促進することなく、また消化液成分それ自体を補給
することなく食欲を亢進する新規の経口投与剤及び飲食
品を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者らは、
従来の食欲亢進剤とは異なる食欲亢進作用を有する新規
の経口投与剤を得るべく鋭意研究した結果、該経口投与
剤としてニオウシメジの子実体、その破砕物又はその乾
燥物から熱水で抽出して得られる複合成分が正しく好適
であり、最も簡便には該複合成分を飲食品に含有させて
供し得ることを見出した。
従来の食欲亢進剤とは異なる食欲亢進作用を有する新規
の経口投与剤を得るべく鋭意研究した結果、該経口投与
剤としてニオウシメジの子実体、その破砕物又はその乾
燥物から熱水で抽出して得られる複合成分が正しく好適
であり、最も簡便には該複合成分を飲食品に含有させて
供し得ることを見出した。
【0005】すなわち本発明は、ニオウシメジの子実
体、その破砕物又はその乾燥物から熱水で抽出して得ら
れる複合成分を活性成分とすることを特徴とする食欲亢
進作用を有する経口投与剤と、上記複合成分を含有する
ことを特徴とする飲食品とに係る。
体、その破砕物又はその乾燥物から熱水で抽出して得ら
れる複合成分を活性成分とすることを特徴とする食欲亢
進作用を有する経口投与剤と、上記複合成分を含有する
ことを特徴とする飲食品とに係る。
【0006】本発明ではニオウシメジの子実体から複合
成分を得る。ニオウシメジはカサの直径が12〜32cm
にも達する大型の食用キノコの一種であり、アジアやア
フリカ等の熱帯地に広く分布していて、我が国では沖縄
に分布している。対象となるのはかかるニオウシメジの
子実体、その破砕物又はその乾燥物であるが、保存性、
取扱性及び抽出効率の点で乾燥物が好ましい。
成分を得る。ニオウシメジはカサの直径が12〜32cm
にも達する大型の食用キノコの一種であり、アジアやア
フリカ等の熱帯地に広く分布していて、我が国では沖縄
に分布している。対象となるのはかかるニオウシメジの
子実体、その破砕物又はその乾燥物であるが、保存性、
取扱性及び抽出効率の点で乾燥物が好ましい。
【0007】本発明ではニオウシメジの子実体、その破
砕物又はその乾燥物を熱水で抽出する。目的とする複合
成分は熱水抽出液に含まれてくる。熱水抽出に先立ち、
ニオウシメジの子実体、その破砕物又はその乾燥物を予
め有機溶媒又は含水有機溶媒で前処理するのも有効であ
る。ここに用いる有機溶媒としてはメタノール、エタノ
ール、酢酸エチル、エーテル等が好ましい。
砕物又はその乾燥物を熱水で抽出する。目的とする複合
成分は熱水抽出液に含まれてくる。熱水抽出に先立ち、
ニオウシメジの子実体、その破砕物又はその乾燥物を予
め有機溶媒又は含水有機溶媒で前処理するのも有効であ
る。ここに用いる有機溶媒としてはメタノール、エタノ
ール、酢酸エチル、エーテル等が好ましい。
【0008】また得られる熱水抽出液をアルコール沈澱
したり、更にはアルコール沈澱物を液体クロマトグラフ
ィーで分画して精製するのも有効である。本発明の複合
成分としては熱水抽出液、その減圧濃縮液又はその凍結
乾燥物を用いることもできるが、上記のように精製した
凍結乾燥物を用いるのが好ましい。
したり、更にはアルコール沈澱物を液体クロマトグラフ
ィーで分画して精製するのも有効である。本発明の複合
成分としては熱水抽出液、その減圧濃縮液又はその凍結
乾燥物を用いることもできるが、上記のように精製した
凍結乾燥物を用いるのが好ましい。
【0009】ニオウシメジの子実体の乾燥物をその10
倍量の熱水で2時間抽出し、その熱水抽出液を更に減圧
濃縮、液体クロマトグラフィーによる分画、透析及び凍
結乾燥して得られる複合成分は、その一例を挙げると、
次のような化学的組成を有する。粗灰分5.2%(重量
%、以下同じ)、粗蛋白22.6%、粗脂質4.1%、
粗繊維7.4%、糖質60.5%、エルゴステロール
0.2%。これらの粗蛋白及び糖質は、更に分析する
と、それぞれ表1及び表2の組成を有する。
倍量の熱水で2時間抽出し、その熱水抽出液を更に減圧
濃縮、液体クロマトグラフィーによる分画、透析及び凍
結乾燥して得られる複合成分は、その一例を挙げると、
次のような化学的組成を有する。粗灰分5.2%(重量
%、以下同じ)、粗蛋白22.6%、粗脂質4.1%、
粗繊維7.4%、糖質60.5%、エルゴステロール
0.2%。これらの粗蛋白及び糖質は、更に分析する
と、それぞれ表1及び表2の組成を有する。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】上記のような組成を有する本発明の複合成
分は一定の分解点、融点を示さず、強熱により炭化する
が、著しく安定である。室温では少なくとも3年間は安
定であり、120℃×20分間の滅菌処理を行なっても
活性の低下は見られない。
分は一定の分解点、融点を示さず、強熱により炭化する
が、著しく安定である。室温では少なくとも3年間は安
定であり、120℃×20分間の滅菌処理を行なっても
活性の低下は見られない。
【0013】本発明の複合成分は、一般に胃粘膜刺激作
用を発現しないことが知られるPH6.7を示し、従来
の食欲亢進剤とは異なる食欲亢進作用を有する。該複合
成分は、唾液や胃液の分泌を促進するものではなく、ま
た消化液成分それ自体を補給するものでもなく、小腸の
運動には影響を与えないで胃及びとりわけ大腸の運動を
亢進する。ニオウシメジの子実体に上記のような食欲亢
進作用を有する複合成分が含まれていることは知られて
いない。
用を発現しないことが知られるPH6.7を示し、従来
の食欲亢進剤とは異なる食欲亢進作用を有する。該複合
成分は、唾液や胃液の分泌を促進するものではなく、ま
た消化液成分それ自体を補給するものでもなく、小腸の
運動には影響を与えないで胃及びとりわけ大腸の運動を
亢進する。ニオウシメジの子実体に上記のような食欲亢
進作用を有する複合成分が含まれていることは知られて
いない。
【0014】本発明は以上説明したような複合成分を活
性成分とする食欲亢進作用を有する経口投与剤に係り、
また該複合成分を含有する飲食品に係る。本発明の複合
成分を食欲亢進作用を有する経口投与剤として供する最
も簡便な方法は該複合成分を飲食品として供する方法で
ある。
性成分とする食欲亢進作用を有する経口投与剤に係り、
また該複合成分を含有する飲食品に係る。本発明の複合
成分を食欲亢進作用を有する経口投与剤として供する最
も簡便な方法は該複合成分を飲食品として供する方法で
ある。
【0015】本発明の複合成分を飲食品として供する方
法には下記のように各種がある。 1)前記したような熱水抽出液、その濃縮液又はその凍
結乾燥物をそのままふりかけとして、又はティーパック
やカプセルの中に充填して使用する方法 2)前記したような熱水抽出液又はその減圧濃縮液に糖
類、酸類、塩類及び香料類等を調合して使用する方法 3)前記したような熱水抽出液、その減圧濃縮液又はそ
の凍結乾燥物をベイク品、発酵品、練り製品、乳製品、
油脂製品、調味料、菓子等の食品、又はコーヒー、ココ
ア、茶、果実ジュース、野菜ジュース、発酵飲料、清涼
飲料等の飲料の製造工程で添加して使用する方法
法には下記のように各種がある。 1)前記したような熱水抽出液、その濃縮液又はその凍
結乾燥物をそのままふりかけとして、又はティーパック
やカプセルの中に充填して使用する方法 2)前記したような熱水抽出液又はその減圧濃縮液に糖
類、酸類、塩類及び香料類等を調合して使用する方法 3)前記したような熱水抽出液、その減圧濃縮液又はそ
の凍結乾燥物をベイク品、発酵品、練り製品、乳製品、
油脂製品、調味料、菓子等の食品、又はコーヒー、ココ
ア、茶、果実ジュース、野菜ジュース、発酵飲料、清涼
飲料等の飲料の製造工程で添加して使用する方法
【0016】
試験区分1(複合成分の分離及びその評価) ・実施例1 沖縄で採集したニオウシメジの子実体を破砕し、乾燥し
て、その乾燥物100gに精製水1000mlを加え、緩
やかに撹拌しながら水浴上で2時間、熱水抽出した。同
一操作を2回繰り返し、2回の熱水抽出液を合わせた
後、200mlになるまで減圧濃縮した。減圧濃縮液に最
終エタノール濃度が70%になるまでエタノールを加
え、遠心分離して、エタノール沈澱物11.2gを分離
した。エタノール沈澱物を固定相としてDEAE−トヨ
パールゲル(商品名、東洋曹達工業社製)を充填したカ
ラムクロマトグラフィーに供し、フェノール硫酸法によ
り糖の発色がなくなるまで溶出して、溶出画分を分画し
た。溶出画分を透析した後、凍結乾燥して、複合成分
4.7gを得た。得られた複合成分は前記のような組成
及び理化学的性質を有していた。
て、その乾燥物100gに精製水1000mlを加え、緩
やかに撹拌しながら水浴上で2時間、熱水抽出した。同
一操作を2回繰り返し、2回の熱水抽出液を合わせた
後、200mlになるまで減圧濃縮した。減圧濃縮液に最
終エタノール濃度が70%になるまでエタノールを加
え、遠心分離して、エタノール沈澱物11.2gを分離
した。エタノール沈澱物を固定相としてDEAE−トヨ
パールゲル(商品名、東洋曹達工業社製)を充填したカ
ラムクロマトグラフィーに供し、フェノール硫酸法によ
り糖の発色がなくなるまで溶出して、溶出画分を分画し
た。溶出画分を透析した後、凍結乾燥して、複合成分
4.7gを得た。得られた複合成分は前記のような組成
及び理化学的性質を有していた。
【0017】かくして得た複合成分の経口投与による食
欲亢進作用を下記のように評価した。
欲亢進作用を下記のように評価した。
【0018】ICR/Slc系マウス(日本エスエルシ
ー社)を標準飼育飼料粉末であるMF(商品名、オリエ
ンタル酵母社製)で2週間予備飼育し、その中から成長
のよい健常なものを使用した。各群10匹づつのマウス
(雄、雌)を用い、上記のように2週間予備飼育した
後、温度23±2℃、相対温度55±5%の環境下で、
水道水を自由に摂取させつつ、対照群には引き続きMF
を、また検体群には複合成分10%含有のMFを自由に
摂取させた。予備飼育を含めて合計10週間飼育し、1
週間ごとにマウスの体重及び週間飼料摂取量を測定し
て、10匹の平均体重値(g)及び平均週間飼料摂取量
(g)を算出した。結果を表3及び表4に示した。
ー社)を標準飼育飼料粉末であるMF(商品名、オリエ
ンタル酵母社製)で2週間予備飼育し、その中から成長
のよい健常なものを使用した。各群10匹づつのマウス
(雄、雌)を用い、上記のように2週間予備飼育した
後、温度23±2℃、相対温度55±5%の環境下で、
水道水を自由に摂取させつつ、対照群には引き続きMF
を、また検体群には複合成分10%含有のMFを自由に
摂取させた。予備飼育を含めて合計10週間飼育し、1
週間ごとにマウスの体重及び週間飼料摂取量を測定し
て、10匹の平均体重値(g)及び平均週間飼料摂取量
(g)を算出した。結果を表3及び表4に示した。
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】同時に各群から採取した5週後、7週後及
び10週後の新鮮尿について、PH、蛋白質、ブドウ
糖、ケトン体、潜血反応、ウロビリノーゲン及びビリル
ビンを測定し、併せてNa、K、Ca、Pを測定した
が、いずれも対照群と検体群との間に顕著な差異は認め
られなかった。
び10週後の新鮮尿について、PH、蛋白質、ブドウ
糖、ケトン体、潜血反応、ウロビリノーゲン及びビリル
ビンを測定し、併せてNa、K、Ca、Pを測定した
が、いずれも対照群と検体群との間に顕著な差異は認め
られなかった。
【0022】また10週後の検体群から採血した後に、
全個体を解剖して各個体の諸臓器の湿重量を測定し、併
せて病理組織学的検査を行なったが、複合成分の投与に
起因するような異状は認められなかった。
全個体を解剖して各個体の諸臓器の湿重量を測定し、併
せて病理組織学的検査を行なったが、複合成分の投与に
起因するような異状は認められなかった。
【0023】更に複合成分の経口投与による急性毒性試
験を行なったが、マウスのLD50は3000mg/kg以
上であり、ラットのLD50は2500mg/kg以上であ
った。またラットに対する亜急性毒性試験結果及びウサ
ギに対する一般薬理試験結果からも、本発明の複合成分
は毒性に関する問題点を有しなかった。
験を行なったが、マウスのLD50は3000mg/kg以
上であり、ラットのLD50は2500mg/kg以上であ
った。またラットに対する亜急性毒性試験結果及びウサ
ギに対する一般薬理試験結果からも、本発明の複合成分
は毒性に関する問題点を有しなかった。
【0024】別に複合成分の消化管運動に対する影響を
評価するため、ハートレー(Hartely)系モルモット(体
重500g、雄)の消化管運動に対する作用を伊藤均ら
の方法{日本薬理学雑誌,66巻,304〜315頁,
1970年、ミエメディカルジャーナル(Mie Medical J
ournal),14巻1号,47〜68頁,1964年}に
したがって行なった。すなわちウレタン麻酔下のモルモ
ットを37℃の恒温槽内のタイロード液(栄養液)中に
浮かばせ、その胃、大腸(下行結腸部)及び小腸(回腸
部)を固定し、これらを特殊セルフィンで吊り、その運
動を煤紙上に描記させ、複合成分を胃ゾンデにより経口
的に注入して消化管運動の変化を観察した。
評価するため、ハートレー(Hartely)系モルモット(体
重500g、雄)の消化管運動に対する作用を伊藤均ら
の方法{日本薬理学雑誌,66巻,304〜315頁,
1970年、ミエメディカルジャーナル(Mie Medical J
ournal),14巻1号,47〜68頁,1964年}に
したがって行なった。すなわちウレタン麻酔下のモルモ
ットを37℃の恒温槽内のタイロード液(栄養液)中に
浮かばせ、その胃、大腸(下行結腸部)及び小腸(回腸
部)を固定し、これらを特殊セルフィンで吊り、その運
動を煤紙上に描記させ、複合成分を胃ゾンデにより経口
的に注入して消化管運動の変化を観察した。
【0025】図1は、胃、大腸及び小腸運動を示す図で
あり、横軸は複合成分を経口的に注入してからの時間
(分)、縦軸は胃、大腸及び小腸運動(cm)であって、
図中上段の1が大腸運動を、また中段の2が小腸運動
を、そして下段の3が胃運動をそれぞれ示している。
あり、横軸は複合成分を経口的に注入してからの時間
(分)、縦軸は胃、大腸及び小腸運動(cm)であって、
図中上段の1が大腸運動を、また中段の2が小腸運動
を、そして下段の3が胃運動をそれぞれ示している。
【0026】複合成分10%液5mlを経口的に注入する
と、20〜25分経過後より胃の振幅数の増大及び緊張
上昇が、また30分経過後より大腸の顕著な振幅数の増
大及び緊張上昇がそれぞれ認められ、胃運動の中等度の
亢進及び大腸運動の顕著な亢進が観察されたが、小腸運
動には殆ど影響は認められなかった。
と、20〜25分経過後より胃の振幅数の増大及び緊張
上昇が、また30分経過後より大腸の顕著な振幅数の増
大及び緊張上昇がそれぞれ認められ、胃運動の中等度の
亢進及び大腸運動の顕著な亢進が観察されたが、小腸運
動には殆ど影響は認められなかった。
【0027】試験区分2(飲食品の製造) ・実施例2 実施例1の場合と同様にして熱水抽出液を得た後、該熱
水抽出液1kgに砂糖100g、蜂蜜15g、カラメル5
g、アスコルビン酸0.75g、クエン酸0.3g及び
レモン系香料0.2gを調合し、健康飲料を製造した。
水抽出液1kgに砂糖100g、蜂蜜15g、カラメル5
g、アスコルビン酸0.75g、クエン酸0.3g及び
レモン系香料0.2gを調合し、健康飲料を製造した。
【0028】・実施例3 実施例1の場合と同様にしてエタノール沈澱物を得た
後、該エタノール沈澱物の凍結乾燥物10g及びアスコ
ルビン酸0.5gをリンゴ搾汁液2kgに調合してリンゴ
ジュースを製造した。
後、該エタノール沈澱物の凍結乾燥物10g及びアスコ
ルビン酸0.5gをリンゴ搾汁液2kgに調合してリンゴ
ジュースを製造した。
【0029】・実施例4 実施例1の場合と同様にして凍結乾燥した複合成分を得
た後、若干量の塩化カルシウム及び第三リン酸ナトリウ
ムと共に該複合成分5gを、採肉し、水さらしして脱水
した後、予冷した魚肉2kgにそのすりつぶし工程で添加
し、凍結して冷凍すり味を製造した。
た後、若干量の塩化カルシウム及び第三リン酸ナトリウ
ムと共に該複合成分5gを、採肉し、水さらしして脱水
した後、予冷した魚肉2kgにそのすりつぶし工程で添加
し、凍結して冷凍すり味を製造した。
【0030】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、経口投与により従来の食欲亢進剤とは異なる優
れた食欲亢進作用を示し、その具体的使用に際して誠に
簡便であるという効果がある。
明には、経口投与により従来の食欲亢進剤とは異なる優
れた食欲亢進作用を示し、その具体的使用に際して誠に
簡便であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合成分をモルモットへ経口的に注入
したときの胃、大腸及び小腸運動を示す図。
したときの胃、大腸及び小腸運動を示す図。
1・・・大腸運動、2・・・小腸運動、3・・・胃運動
Claims (2)
- 【請求項1】 ニオウシメジの子実体、その破砕物又は
その乾燥物から熱水で抽出して得られる複合成分を活性
成分とすることを特徴とする食欲亢進作用を有する経口
投与剤。 - 【請求項2】 ニオウシメジの子実体、その破砕物又は
その乾燥物から熱水で抽出して得られる複合成分を含有
することを特徴とする飲食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5187349A JPH078214A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 食欲亢進作用を有する経口投与剤及び飲食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5187349A JPH078214A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 食欲亢進作用を有する経口投与剤及び飲食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078214A true JPH078214A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=16204443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5187349A Pending JPH078214A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 食欲亢進作用を有する経口投与剤及び飲食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078214A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013237699A (ja) * | 2013-08-19 | 2013-11-28 | Lotte Co Ltd | 抗菌剤及びそれを含む口腔用組成物並びに飲食品 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP5187349A patent/JPH078214A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013237699A (ja) * | 2013-08-19 | 2013-11-28 | Lotte Co Ltd | 抗菌剤及びそれを含む口腔用組成物並びに飲食品 |
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