JPH078201U - 粉体の掻き落し装置 - Google Patents

粉体の掻き落し装置

Info

Publication number
JPH078201U
JPH078201U JP3761493U JP3761493U JPH078201U JP H078201 U JPH078201 U JP H078201U JP 3761493 U JP3761493 U JP 3761493U JP 3761493 U JP3761493 U JP 3761493U JP H078201 U JPH078201 U JP H078201U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scraping
powder
annular groove
elastic body
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3761493U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2560708Y2 (ja
Inventor
正二 湯山
Original Assignee
正二 湯山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 正二 湯山 filed Critical 正二 湯山
Priority to JP3761493U priority Critical patent/JP2560708Y2/ja
Publication of JPH078201U publication Critical patent/JPH078201U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2560708Y2 publication Critical patent/JP2560708Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分配皿の環状溝内で堆積する粉体が顆粒状の
ものであっても、その粉体を飛散させることなく掻き出
すことができる掻き落し装置を提供する。 【構成】 分配皿1の環状溝2内に下部が挿入されるロ
ータ10の掻き板13に弾性体16を固定する。弾性体
16に環状溝2の円弧状底面3と微小間隙をおいて回転
する掻き取りエッジ17と、その回転方向後方に上記円
弧状底面3と弾性接触する状態で回動する弾性片18と
を設ける。環状溝2内に堆積する粉体が顆粒状の場合、
掻き取りエッジ17で粉体を押し出すようにして掻き出
して粉体の飛散を防止する。粉体が微粉の場合、掻き取
りエッジで掻き出し、かつ弾性片18で掻き出すように
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は分配皿の環状溝内に充填された散薬等の粉体を定量ずつ分配皿の外 径方向に掻き落す掻き落し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、胃薬や消化薬等の散薬を分包する場合、上記散薬を定量供給装置によ って分包装置のホッパ内に散薬を定量供給することが行なわれている。
【0003】 散薬の定量供給装置として、図6に示したものが従来から知られている。この 装置は、分配皿20の上面外周部に底面が円弧とされた環状溝21を形成し、そ の環状溝21内に掻き板22を有するロータ23の外周下部を挿入し、上記分配 皿20を縦軸を中心に一方向に回転させた状態でロータ23を横軸を中心に回転 し、環状溝21内に充填された散薬をロータ23の掻き板22で分配皿20の外 径方向に掻き落すようにしている。
【0004】 その散薬の掻き落しを確実に行なわせるため、掻き板22の掻き落し側の端部 にゴムやプラスチック等から成る弾性体24を取付け、その弾性体24を環状溝 21の円弧状底面21aに沿って移動させるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図6に示す従来の散薬掻き落し装置においては、弾性体24の先端 を環状溝21の円弧状底面21aとの接触により弾性変形させて散薬を掻き落す ため、弾性体24の先端が環状溝21の円弧状底面21aから離れる場合、弾性 体24は自己の弾力によって瞬時に自然状態に戻ることになる。
【0006】 このため、散薬が顆粒の場合、弾性体24の前側に位置する顆粒は、弾性体2 4の先端が環状溝21の底面から離れるとき、その弾性体の復元弾力により押さ れて周囲に飛散し、払い出し量に不足が生じたり、他の薬に混ざる等の問題があ った。
【0007】 この考案は、上記の問題点を解決し、顆粒のような粒状粉体の掻き出しの際の 粉体の飛散を防止することを技術的課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案においては、掻き板の掻き出し側の端 部に固定した弾性体の先端部に、環状溝の円弧状底面と微小の間隙をおいて回転 する掻き取りエッジと、その掻き取りエッジの回転方向後方に上記円弧状底面と 弾性接触する弾性片とを設けた構成を採用したのである。
【0009】
【作用】
上記のように構成すれば、分配皿の環状溝内に堆積された粉体が粒状の場合、 その粒状粉体は掻き板の弾性体に設けた掻き取りエッジで押されて分配皿の外径 方向に掻き出される。
【0010】 このとき、掻き取りエッジは弾性変形することなく自然な状態で粉体を掻き出 すため、粒状粉体は飛散することはない。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1乃至図5に基づいて説明する。 図1乃至図5は、この考案に係る掻き落し装置を用いた散薬の定量供給装置を 示す。 図示のように、分配皿1は、上面外周部に環状溝2を有し、その環状溝2の底 面3は円弧とされている。
【0012】 環状溝2内には図示省略したフィーダから散薬が定量供給される。その散薬の 供給時、分配皿1は図2の矢印方向に一定速度で回転される状態とされ、散薬は 環状溝2の周方向全体にわたって均一に堆積する。
【0013】 環状溝2内には散薬掻き出し用ロータ10の外周下部が挿入されている。この ロータ10は、環状溝2に対して昇降自在に設けられ、図示省略した回転装置に より回転される。
【0014】 上記ロータ10は、円板11と弧状板12とを対向し、その両板11、12間 に掻き板13を設けた構成とされている。
【0015】 円板11および弧状板12の外面外周部にはゴムや合成樹脂から成る薄肉厚の 弾性リング14、15が取付けられ、その弾性リング14、15は環状溝2の底 面3に対して接触回転し得るようになっている。
【0016】 一方、掻き板13の掻き出し側の端部には、ゴムや合成樹脂から成る弾性体1 6が固着されている。 弾性体16の幅寸法は、掻き板13の幅寸法に略等しくされている。この弾性 体16には、環状溝2の円弧状底面3と微小間隙をおいて回動し得る掻き取りエ ッジ17と、その掻き取りエッジ17の回転方向後方に上記円弧状底面3と弾性 接触する状態で回動し得る弾性片18とが設けられている。 19はロータ10の外方に設けた回収用のホッパを示す。
【0017】 上記の構成から成る掻き落し装置は、環状溝2の全体に散薬を均一に堆積させ た状態において、分配皿1を図2の矢印方向に回転させ、かつロータ10の外周 下部を環状溝2内に挿入させた状態でロータ10を図1の矢印方向に回転させる 。
【0018】 上記ロータ10の回転によって環状溝2内の散薬は、掻き板13の幅寸法に対 応する量だけ掻き板13により分配皿1の外径方向に掻き出される。
【0019】 上記のような散薬の掻き出し時、散薬が微粉から成る粉体であると、弾性体1 6の掻き取りエッジ17は環状溝2の円弧状底面3と微小間隙をおいて回動する ため、その掻き取りエッジ17によって粉体の大部分はホッパ19内に掻き出さ れ、微量の散薬は円弧状底面3に沿って薄い膜状となって残る。この膜状の粉体 は、掻き取りエッジ17に続く弾性片18によって分配皿1の外径方向に掻き出 される。
【0020】 弾性片18が分配皿1の外径縁より外れるとき、弾性片18は弾性変形してい る状態から自然状態に戻り、その形状復元によって粉体を急激に外方向に押圧す るが、粉体は微粉であるため、飛び散ることは少なく、ホッパ19内にほぼ確実 に掻き出される。
【0021】 また、散薬が粒径の大きな顆粒であると、その顆粒状の散薬は、掻き取りエッ ジ17によって分配皿1の外径縁からホッパ19内に掻き出される。このとき、 掻き取りエッジ17は環状溝2の円弧状底面3に対して非接触の状態で回転して 散薬を掻き出すため、掻き出し時におけるエッジ17の弾性変形はない。 このため、顆粒状の散薬は飛び散ることなくホッパ19内にスムーズに掻き出 される。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係る掻き落し装置によれば、掻き板に固着した弾性 体に環状溝の円弧状底面と微小間隙をおいて回動する掻き取りエッジを設けたの で、顆粒のような粒状粉体の掻き出しにおいて、その粒状粉体を飛散させること なく確実に掻き出すことができる。
【0023】 また、掻き取りエッジの回転方向後方に環状溝の円弧状底面と弾性接触する状 態で回転する弾性片を設けたので、微粉から成る粉体の掻き出しも従来と同様に 確実に掻き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る掻き落し装置の縦断正面図
【図2】図1の平面図
【図3】同上の掻き出し状態における断面図
【図4】同上の一部切欠側面図
【図5】同上の一部拡大断面図
【図6】従来の掻き落し装置を示す断面図
【符号の説明】
1 分配皿 2 環状溝 3 底面 10 ロータ 13 掻き板 16 弾性体 17 掻き取りエッジ 18 弾性片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分配皿の上面外周部に形成された環状溝
    の底面を円弧とし、その環状溝内にロータの下部を挿入
    し、分配皿を縦軸を中心に回転させた状態でロータを横
    軸を中心に回転させて環状溝内に堆積された粉体をロー
    タに設けられて掻き板で分配皿の外径方向に掻き落すよ
    うにした粉体の掻き落し装置において、前記掻き板の散
    薬掻き出し側の端部に弾性体を取付け、その弾性体に環
    状溝の円弧状底面と微小な間隙をおいて回動する掻き取
    りエッジと、その掻き取りエッジの回転方向後方に上記
    円弧状底面と弾性接触する状態で回転する弾性片とを設
    けたことを特徴とする粉体の掻き落し装置。
JP3761493U 1993-07-09 1993-07-09 粉体の掻き落し装置 Expired - Fee Related JP2560708Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3761493U JP2560708Y2 (ja) 1993-07-09 1993-07-09 粉体の掻き落し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3761493U JP2560708Y2 (ja) 1993-07-09 1993-07-09 粉体の掻き落し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH078201U true JPH078201U (ja) 1995-02-03
JP2560708Y2 JP2560708Y2 (ja) 1998-01-26

Family

ID=12502501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3761493U Expired - Fee Related JP2560708Y2 (ja) 1993-07-09 1993-07-09 粉体の掻き落し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2560708Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166854A (ja) * 2012-05-15 2012-09-06 Takazono Sangyo Co Ltd 分包装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4621433B2 (ja) * 2003-03-24 2011-01-26 株式会社湯山製作所 薬剤包装装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166854A (ja) * 2012-05-15 2012-09-06 Takazono Sangyo Co Ltd 分包装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2560708Y2 (ja) 1998-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101457246B1 (ko) 약제 포장 장치
JPH07187260A (ja) 粉粒体の定量排出器
US5199381A (en) Automatic fish feeder
JPH05249825A (ja) トナー容器及び現像装置
JPH078201U (ja) 粉体の掻き落し装置
JP2004534940A (ja) 紛体供給装置
JP7026966B2 (ja) 粒体の定量フィーダ装置
TW201012465A (en) Device for scraping out powdered medicine and medicine packing apparatus
JP4291473B2 (ja) 掻き出し装置及びこれを備えた分包機
CA2674948C (en) Method and device for dispensing caps
JP2731475B2 (ja) 粉末薬剤分配供給装置
JPH11226091A (ja) 所定量を調整するのに、シャフトを垂直に維持したまま回転する必要がある形式の粉状又は粒状物質用計量配分器
JPS60225564A (ja) 投与装置
JP3098742B1 (ja) 分包機
JP2563196Y2 (ja) 散薬定量供給装置
JP4729206B2 (ja) 散薬分割装置
CN212118609U (zh) 一种新型药片研磨器
JPH0151403B2 (ja)
KR20010071073A (ko) 분말 공급 장치
JPS625744Y2 (ja)
GB1443380A (en) Toner distributor for use in an electrophotographic copying machin
US834993A (en) Seeding-machine.
JP3859793B2 (ja) 分包機
JP3028861U (ja) 食品表面への粒状食品の塗着装置
JP2017214145A (ja) 薬剤包装装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees