JPH07819Y2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
- Publication number
- JPH07819Y2 JPH07819Y2 JP1988120291U JP12029188U JPH07819Y2 JP H07819 Y2 JPH07819 Y2 JP H07819Y2 JP 1988120291 U JP1988120291 U JP 1988120291U JP 12029188 U JP12029188 U JP 12029188U JP H07819 Y2 JPH07819 Y2 JP H07819Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- casing
- blowout
- ceiling
- air outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ventilation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は空気調和装置に関する。
（従来の技術及びその課題） 第５図及び第６図に示すように、従来の壁掛式空気調和
機01は室02内においてその壁面03の上方に架設される。
機01は室02内においてその壁面03の上方に架設される。
この壁掛式空気調和機01の暖房運転時、壁掛式空気調和
機01から温風がＡ矢方向に吹き出されると、室02内の温
度分布は実線で示すようになり、また、温風がＢ矢方向
に吹き出されると、室02内の温度分布は破線で示すよう
になり、いずれの場合も室02内の全体に温風が行き届か
ず、室02内の隅に澱み部05が発生する。
機01から温風がＡ矢方向に吹き出されると、室02内の温
度分布は実線で示すようになり、また、温風がＢ矢方向
に吹き出されると、室02内の温度分布は破線で示すよう
になり、いずれの場合も室02内の全体に温風が行き届か
ず、室02内の隅に澱み部05が発生する。
また、第７図及び第８図に示すように、天井06にアネモ
スタット型吹出口07を配設し、この吹出口07から温風を
斜め下方に吹き出した場合、室02内の温度分布は実線で
示すようになって、室02内の隅に澱み部05が発生すると
いう問題があった。
スタット型吹出口07を配設し、この吹出口07から温風を
斜め下方に吹き出した場合、室02内の温度分布は実線で
示すようになって、室02内の隅に澱み部05が発生すると
いう問題があった。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記課題を解決するために提案されたものであ
って、その要旨とするところは、少なくとも熱交換器及
びフアンを備えた調和空気発生機に連通する吹出ケーシ
ングを天井から室内にほぼ鉛直に垂下させ、この吹出ケ
ーシングの全周に亘って水平方向に向って天井付近に開
口する吹出口を設けるとともにこの吹出口にリング状の
ルーバを上下に間隔を隔てて多段に設け、かつ、上記吹
出口に近接してその下部に上記吹出ケーシングとほぼ同
芯の鉛直軸まわりに低速で回転する大径のプロペラフア
ンを配設したことを特徴とする空気調和装置にある。
って、その要旨とするところは、少なくとも熱交換器及
びフアンを備えた調和空気発生機に連通する吹出ケーシ
ングを天井から室内にほぼ鉛直に垂下させ、この吹出ケ
ーシングの全周に亘って水平方向に向って天井付近に開
口する吹出口を設けるとともにこの吹出口にリング状の
ルーバを上下に間隔を隔てて多段に設け、かつ、上記吹
出口に近接してその下部に上記吹出ケーシングとほぼ同
芯の鉛直軸まわりに低速で回転する大径のプロペラフア
ンを配設したことを特徴とする空気調和装置にある。
（作用） 本考案においては、上記構成を具えているため、調和空
気発生機で生成された調和空気は吹出ケーシング内を通
り吹出口からルーバにより風向を調整されて全方位に向
かって室内の天井付近に吹き出されて放射方向に拡散す
る。この放射方向に拡散する調和空気はプロペラフアン
の回転によって生起され吹出口のまわりの天井付近の室
内空気からなる大径の下方に向かう大径の気流に巻き込
まれてプロペラフアンに吸い込まれる。そして、プロペ
ラフアンによって攪拌混合されると同時に付勢されるこ
とによって室温と大差ない温度の大量の大径の気流とな
って穏やかに下降して室内下層に到達する。
気発生機で生成された調和空気は吹出ケーシング内を通
り吹出口からルーバにより風向を調整されて全方位に向
かって室内の天井付近に吹き出されて放射方向に拡散す
る。この放射方向に拡散する調和空気はプロペラフアン
の回転によって生起され吹出口のまわりの天井付近の室
内空気からなる大径の下方に向かう大径の気流に巻き込
まれてプロペラフアンに吸い込まれる。そして、プロペ
ラフアンによって攪拌混合されると同時に付勢されるこ
とによって室温と大差ない温度の大量の大径の気流とな
って穏やかに下降して室内下層に到達する。
（実施例） 本考案の１実施例が第１図ないし第４図に示されてい
る。
る。
第１図ないし第４図において、１は調和空気発生機で、
天井２に埋設された本体３と、室４に開口する吸込口５
と、本体３内に内蔵された送風機６及び熱交換器７を具
えている。８は天井２に固定されて室内に垂下された吹
出ケーシングで、その下部にはその全周に亘って水平方
向に開口する吹出口９が設けられている。吹出口９の下
部には吹出ケーシング８内を降下する調和空気流に対向
してこれを吹出口９に向かって放射方向に拡散させ、か
つ、水平に転向させる円錐状の隔壁10が配設されてい
る。また、吹出口９には複数のリング状ルーバ11が配設
され、これらルーバ11は上下に所定の間隔を隔てて支持
棒18に支持され、上下にその向きを変えることができる
ようになっている。隔壁10の下部には鉛直軸まわりに回
転するプロペラフアン13が配設され、このプロペラフア
ン13はモータ12によって回転駆動されるようになってい
る。吹出ケーシング８の上端はダクトボックス15に連結
され、このダクトボックス15はダクト16を介して調和空
気発生機１の本体３に連結されている。なお、14はモー
タ12の下部に配設された照明具、17はダクトボックス15
の内面に貼り付けられた吸音材である。
天井２に埋設された本体３と、室４に開口する吸込口５
と、本体３内に内蔵された送風機６及び熱交換器７を具
えている。８は天井２に固定されて室内に垂下された吹
出ケーシングで、その下部にはその全周に亘って水平方
向に開口する吹出口９が設けられている。吹出口９の下
部には吹出ケーシング８内を降下する調和空気流に対向
してこれを吹出口９に向かって放射方向に拡散させ、か
つ、水平に転向させる円錐状の隔壁10が配設されてい
る。また、吹出口９には複数のリング状ルーバ11が配設
され、これらルーバ11は上下に所定の間隔を隔てて支持
棒18に支持され、上下にその向きを変えることができる
ようになっている。隔壁10の下部には鉛直軸まわりに回
転するプロペラフアン13が配設され、このプロペラフア
ン13はモータ12によって回転駆動されるようになってい
る。吹出ケーシング８の上端はダクトボックス15に連結
され、このダクトボックス15はダクト16を介して調和空
気発生機１の本体３に連結されている。なお、14はモー
タ12の下部に配設された照明具、17はダクトボックス15
の内面に貼り付けられた吸音材である。
しかして、室４内の空気は調和空気発生機１の吸込口５
から本体３内に入り、送風機６によって付勢されて熱交
換器７を流過する過程で冷却又は加熱されることにより
調和空気となる。この調和空気はダクト16を通ってダク
トボックス15内に入り、ここでその動圧成分が静圧に変
換され、かつ、その風切音が吸音材17によって吸音され
る。そして、均一な気流となって吹出ケーシング８内を
降下し隔壁10によって滑らかに水平に転向され、かつ、
放射方向に拡散されて吹出口19からリング状ルーバ11に
よって風向を調整されて全方位に向かって室４内に吹き
出す。そして、室４内に吹き出された調和空気はプロペ
ラフアン13によって天井２の付近の室内空気と攪拌混合
され室温と大差ない温度になって緩やかに下降せしめら
れて室４内に均一に拡散する。
から本体３内に入り、送風機６によって付勢されて熱交
換器７を流過する過程で冷却又は加熱されることにより
調和空気となる。この調和空気はダクト16を通ってダク
トボックス15内に入り、ここでその動圧成分が静圧に変
換され、かつ、その風切音が吸音材17によって吸音され
る。そして、均一な気流となって吹出ケーシング８内を
降下し隔壁10によって滑らかに水平に転向され、かつ、
放射方向に拡散されて吹出口19からリング状ルーバ11に
よって風向を調整されて全方位に向かって室４内に吹き
出す。そして、室４内に吹き出された調和空気はプロペ
ラフアン13によって天井２の付近の室内空気と攪拌混合
され室温と大差ない温度になって緩やかに下降せしめら
れて室４内に均一に拡散する。
かくして、室４内の温度分布は第３図及び第４図に示す
ようになり、室４内に澱み部は発生しない。
ようになり、室４内に澱み部は発生しない。
上記実施例においては、調和空気はダクト16からダクト
ボックス15を経て吹出ケーシング８内に流入するが、ダ
クト16から直接吹出ケーシング８内に流入するようにす
ることもできる。
ボックス15を経て吹出ケーシング８内に流入するが、ダ
クト16から直接吹出ケーシング８内に流入するようにす
ることもできる。
（考案の効果） 本考案においては、調和空気発生機で生成された調和空
気は吹出ケーシング内を通り吹出口からルーバにより風
向を調整されて全方位に向かって室内の天井付近に吹き
出されて放射方向に拡散する。一方、大径のプロペラフ
アンが吹出ケーシングとほぼ同芯の鉛直軸まわりに低速
で回転することによって吹出口のまわりの天井付近の室
内空気は下方に向かう大径の空気流となる。
気は吹出ケーシング内を通り吹出口からルーバにより風
向を調整されて全方位に向かって室内の天井付近に吹き
出されて放射方向に拡散する。一方、大径のプロペラフ
アンが吹出ケーシングとほぼ同芯の鉛直軸まわりに低速
で回転することによって吹出口のまわりの天井付近の室
内空気は下方に向かう大径の空気流となる。
従って、天井付近に吹き出されて全方位に拡散する調和
空気が下方に向かう大径の天井付近の室内空気からなる
空気流に巻き込まれてプロペラフアンに吸い込まれて付
勢されるので、調和空気は吹出口のまわりの天井の大量
の室内空気と十分に攪拌混合されて室温と大差ない温度
の大量で、しかも、大径の下方に向かう空気流となっ
て、緩やかに下降しながら拡散して室内下層に到達す
る。
空気が下方に向かう大径の天井付近の室内空気からなる
空気流に巻き込まれてプロペラフアンに吸い込まれて付
勢されるので、調和空気は吹出口のまわりの天井の大量
の室内空気と十分に攪拌混合されて室温と大差ない温度
の大量で、しかも、大径の下方に向かう空気流となっ
て、緩やかに下降しながら拡散して室内下層に到達す
る。
この結果、室内の空気温度の分布が良好になり、空調フ
ィーリングが向上する。
ィーリングが向上する。
第１図ないし第４図は本考案の１実施例を示し、第１図
は略示的断面図、第２図は吹出口の近傍の正面図、第３
図は室内の温度分布を示す垂直断面図、第４図は室内の
温度分布を示す水平断面図である。第５図及び第６図は
壁掛式空気調和機を暖房運転した場合の室温分布を示
し、第５図は垂直断面図、第６図は水平断面図である。
第７図及び第８図はアネモスタット型吹出口から温風が
吹き出した場合の室温分布を示し、第７図は垂直断面
図、第８図は水平断面図である。 吹出ケーシング……８、吹出口……９、ルーバ……11、
プロペラフアン……13
は略示的断面図、第２図は吹出口の近傍の正面図、第３
図は室内の温度分布を示す垂直断面図、第４図は室内の
温度分布を示す水平断面図である。第５図及び第６図は
壁掛式空気調和機を暖房運転した場合の室温分布を示
し、第５図は垂直断面図、第６図は水平断面図である。
第７図及び第８図はアネモスタット型吹出口から温風が
吹き出した場合の室温分布を示し、第７図は垂直断面
図、第８図は水平断面図である。 吹出ケーシング……８、吹出口……９、ルーバ……11、
プロペラフアン……13
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 加藤 祝章 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町３丁目 １番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)考案者 濃添 博紀 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町３丁目 １番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)考案者 今飯田 毅 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道１番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (56)参考文献 特開 昭54−162841（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−194127（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭44−21793（ＪＰ，Ｂ１)
Claims (1)
- 【請求項１】少なくとも熱交換器及びフアンを備えた調
和空気発生機に連通する吹出ケーシングを天井から室内
にほぼ鉛直に垂下させ、この吹出ケーシングの全周に亘
って水平方向に向って天井付近に開口する吹出口を設け
るとともにこの吹出口にリング状のルーバを上下に間隔
を隔てて多段に設け、かつ、上記吹出口に近接してその
下部に上記吹出ケーシングとほぼ同芯の鉛直軸まわりに
低速で回転する大径のプロペラフアンを配設したことを
特徴とする空気調和装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988120291U JPH07819Y2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 空気調和装置 |
| US07/381,520 US5029451A (en) | 1988-09-12 | 1989-07-17 | Air conditioning apparatus |
| IT8948249A IT1231666B (it) | 1988-09-13 | 1989-07-28 | Apparecchio per il condizionamento dell'aria |
| FR8910427A FR2636412A1 (en) | 1988-09-13 | 1989-08-02 | Mural air conditioning device with front-rear propulsion, for heating and cooling |
| US07/662,462 US5097674A (en) | 1988-09-12 | 1991-02-28 | Air conditioning apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988120291U JPH07819Y2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 空気調和装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0241027U JPH0241027U (ja) | 1990-03-20 |
| JPH07819Y2 true JPH07819Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31366265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988120291U Expired - Lifetime JPH07819Y2 (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-13 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07819Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61194127U (ja) * | 1985-05-27 | 1986-12-03 |
-
1988
- 1988-09-13 JP JP1988120291U patent/JPH07819Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0241027U (ja) | 1990-03-20 |
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