JPH078181U - 自転車用ベル - Google Patents

自転車用ベル

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JPH078181U
JPH078181U JP4346293U JP4346293U JPH078181U JP H078181 U JPH078181 U JP H078181U JP 4346293 U JP4346293 U JP 4346293U JP 4346293 U JP4346293 U JP 4346293U JP H078181 U JPH078181 U JP H078181U
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JP
Japan
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bicycle
rubber ring
central shaft
sounding
body portion
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Withdrawn
Application number
JP4346293U
Other languages
English (en)
Inventor
誠一 清水
Original Assignee
株式会社扇工業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 打撃レバーを、自転車走行中には不意に変位
しないが、強制的には変位可能とする。 【構成】 自転車のハンドルに取り付け得る、中心軸2
を有する基部3と、中心軸2にフリー状態で取り付ける
胴部6と、前記中心軸2先端に連結ビス24で固定する
発音部7とから自転車用ベル1を構成する。基部3と胴
部6との接触面の適所にローレット11a,11bを形
成し、また胴部6と発音部7間にゴムリング8を介在さ
せ、ゴムリング8が外側に膨出するのを阻止し得る保護
部材たる突片15・・・を胴部6側に設けた。自転車用
ベル1は、ゴムリング8の弾力により胴部6が基部3に
対して、自転車走行中には不意に回転しないが、強制的
には回転可能であって、打撃レバーを操作し易い位置に
変位することができる。突片15・・・でゴムリング8
を保護しているので、ゴムリング8の寿命が長い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
自転車のハンドルに固定し得るように構成した、中心軸を有する基部と、打撃 レバーを備えた胴部と、前記打撃レバーの打撃を受けて発音し得る逆碗状で金属 製の発音部とから成り、前記中心軸に前記胴部をフリー状態(中心軸を中心に回 転可能、かつ中心軸の長手方向に移動可能な状態)で嵌合した後、発音部を中心 軸先端に固定して組み立てる自転車用ベルに係り、特に、胴部が基部に対して、 自転車走行中には不意に回転せず、打撃レバーを打撃し易い位置に適宜変位すべ く、強制的には回転可能に構成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自転車用ベルは、基部と胴部の接触面の適所に凹凸を形成する とともに、前記接触面間に適度の摩擦抵抗が発生すべく、該胴部を基部に押しつ けるようにして発音部を中心軸に固定していた。また、発音部を中心軸に固定す るには、発音部側の中央を中心軸先端に離脱しないように、かしめ付けるなどし て緊密に嵌着する方法を用いていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
自転車の転倒等で発音部が衝撃を受けると、発音部と中心軸との緊密な嵌着状 態が緩み、発音部が中心軸から離脱しないまでも、胴部を基部に押し付ける力が 減少して接触面間の抵抗が弱まることで、自転車走行中に回転し打撃レバーが変 位してしまうという問題点があった。
【0004】 本考案は前記問題点を解消することを課題とし、かつ該課題を解決した自転車 用ベルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成すべく、例えば、自転車のハンドルに取り付け得るよ うに構成した、一本の中心軸2を有する合成樹脂製の基部3と、前記中心軸2に フリー状態で嵌合する連繋筒4を有し、かつ打撃レバー5を備えた合成樹脂製の 胴部6と、前記連繋筒4を中心軸2に嵌合した状態において中心軸2先端に固定 することによって、基部3及び胴部6と一体化して自転車用ベルを形成するよう に成すとともに、前記打撃レバー5の打撃を受けて発音し得る逆碗状で金属製の 発音部7とから成る自転車用ベルであり、基部3と胴部6との接触面の適所にロ ーレット11a,11bを形成し、また中心軸2先端に設けたその軸方向に伸び る雌螺旋14に、発音部7の中央外側から連結ビス24を挿入し螺合することに よって発音部7を中心軸2に固定し、さらに胴部6と発音部7間に位置する中心 軸2に、弾発部材たるゴムリング8を嵌合したものである。加えて、前記胴部6 の端部に、ゴムリング8が外側に膨出するのを阻止し得る保護部材たる突片15 ・・・を形成した。
【0006】
【作用】
自転車用ベル1は、ゴムリング8の弾力により、常に基部3のローレット11 aと、胴部6のローレット11bが適度の圧力で押し付け合っているので、胴部 6が基部3に対して、自転車走行中には不意に回転しないが、打撃レバー5を打 撃し易い位置に変位すべく、強制的には回転可能である。また、連結ビス24に よって中心軸2に発音部7を固定しているので、衝撃を与えても該固定状態が緩 まないという利点がある。
【0007】 さらに、この自転車用ベル1は、保護部材たる突片15・・・でゴムリング8 を囲んでいるので、該ゴムリング8が半径方向の外側に膨出するのを阻止し、ゴ ムリング8が潰れにくく寿命が長いという利点がある。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の好適な実施例を添付図面に基いて詳細に説明する。ここにおい て、図1は正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は要部を部分的に縦断し た部分拡大図である。
【0009】 図1〜図3に示すように、本実施例の自転車用ベル1は、自転車のハンドル( 図示せず)に取り付け得るように構成するとともに、一本の中心軸2を突設した 合成樹脂製の基部3と、前記中心軸2にフリー状態(中心軸を中心に回転可能、 かつ中心軸の長手方向に移動可能な状態)で嵌合する嵌合孔を有する連繋筒4を 備え、かつ打撃レバー5を有する合成樹脂製の胴部6と、前記連繋筒4を中心軸 2に嵌合した状態において中心軸2の先端に固定するように成すとともに、前記 打撃レバー5の打撃を受けて発音し得る、碗を伏せた形状で金属製の発音部7と 、前記中心軸2に嵌合し得る、弾性を有する合成樹脂製ゴムをリング状に形成し た弾発部材たるゴムリング8から成る。
【0010】 図1及び図2に示すように、前記基部3は、ハンドルに締め付けるように成し たほぼ円形バンド状の緊締部材9と、該緊締部材9の一方端に設ける支持台10 と、該支持台10のほぼ中央から、上方(図面上)に突出する前記中心軸2とを 一体形成する。該支持台10の上面(図面上)にはローレット11aが形成され ている。また、図2に示すように、緊締部材9の他端には、前記中心軸2の延長 線上に沿って緊締ビス12が挿入され、前記支持台10内に埋設したナット13 に螺合するように構成されている。前記中心軸2は、その軸線上に中心孔を有す るパイプ状に形成し、該先端は螺孔と成す。また、該中心軸2は、先端から所定 距離おいた外周に段部14を形成してある。
【0011】 図2に示すように、前記胴部6は、平面形状が円形の碗形状を成し、前述のよ うに、中心軸2に連繋筒4を嵌合した状態で、中心軸2先端が連繋筒4を貫通し 外側に突出するように形成してある。また、この連繋筒4の先端面(図2では上 端面)の周縁には、保護部材たる複数の突片15・・・が所定間隔をおいて中心 軸2を囲むように突設され、前記ゴムリング8が該突片15・・・の内側に入る 状態で中心軸2に嵌合されるように構成されている。また、該胴部6は、該中心 軸2に連繋筒4を嵌合した際に基部3の前記支持台10の上面に接触する前記連 繋筒4の下面に、該上面のローレット11aに対向すべくローレット11bが形 成されている。
【0012】 また図1に示すように、前記胴部6の前記打撃レバー5は、後に詳述する前記 発音部7を叩いてベル音を発音するための部材であって、胴部6の外側に突設し た取付板16の軸受17に縦方向に回転可能に軸支してある。この打撃レバー5 は、適度にたわむ程度の弾性を有する樹脂で一体的に形成され、その打撃片18 が、胴部6の所定部分に一端を連繋した引張ばね19の引張力によって、常に発 音部7側に付勢される一方、前記引張ばね19に抗して、常時は打撃片18が発 音部7に接触しないように、その先端が胴部6の所定部位に係止し得るストッパ ー20が設けてある。そして、この打撃レバー5は、打撃片18を下方(図面上 )に押して弾くと、引張ばね19に引っ張られ該打撃片18が発音部7に向かっ て進み、該打撃片18が弾かれる前の位置まで進んだところで前記ストッパー2 0の先端が胴部6の所定部位に係止するものの、打撃レバー5及びストッパー2 0がたわんで、該打撃片18が発音部7の外面に衝突し、ベル音が発音するので ある。
【0013】 図3に詳細に示すように、前述した発音部7は、金属製の碗体21と、該碗体 21の中央頂部に設けた透孔に外側(図面上は上側)から嵌着した硬質合成樹脂 製の連結鋲22と、碗体21に嵌着した状態の該連結鋲22の鋲軸22aに、碗 体21の内側位置で緊密に嵌合することによって、碗体21に連結鋲22を固定 するための固定リング23と、連結鋲22の鋲軸22aと、基部3の前記中心軸 2を固定するための、雄螺旋を有する連結ビス24とから成る。前記鋲軸22a には、前記中心軸2の外周に嵌合する嵌合穴22bが設けてあり、また、該嵌合 穴22bの奥部には内外を貫通する挿入孔22cが設けてある。
【0014】 なお、図1〜図3中、符号25は、連結ビス24の頭部の錆の発生等を防ぐた めのシールである。また、図1及び図2中、符号26,26は胴部6内に溜まる 雨水等を抜くためのドレーン孔である。
【0015】 次に、自転車用ベル1の組み立てについて説明すると、先ず、前記基部3の中 心軸2に、胴部6とゴムリング8を順次フリー状態で嵌合する。続いて、発音部 7の連結鋲22の嵌合穴22bを中心軸2先端に嵌合してから、連結ビス24を 挿入孔22cから中心軸2先端の螺孔に挿し込み螺入する。この螺入を進めると 、固定リング23の先端がゴムリング8に当接し、該ゴムリング8を介して胴部 6を基部3に対して押し付ける。そして、さらに前記螺入を進めると、連結鋲2 2の鋲軸22a先端が中心軸2の段部14に係止し、ここで前記自転車用ベル1 の組み立てが完了する。
【0016】 このようにして組み立てられた自転車用ベル1は、ゴムリング8の弾力により 、常に基部3のローレット11aと、胴部6のローレット11bが適度の圧力で 押し付け合っているので、胴部6が基部3に対して、自転車走行中には不意に回 転しないが、打撃レバー5を打撃し易い位置に変位すべく、強制的には回転可能 である。また、連結ビス24によって中心軸2に発音部7を固定しているので、 衝撃を与えても該固定状態が緩まないという利点がある。さらに、保護部材たる 突片15・・・でゴムリング8を囲んでいるので、該ゴムリング8が半径方向の 外側に膨出するのを阻止し、ゴムリング8が潰れにくいという利点がある。加え て、連結ビス24を螺入する際、連結鋲22の鋲軸22a先端が中心軸2の段部 14に係止するから、該連結ビス24が適当な位置で停止し、ゴムリング8が潰 れないという利点がある。
【0017】 なお、本考案は、前記実施例に何ら限定されるものではなく、例えば、基部3 と胴部6との接触面の凹凸は、ローレット11a,11bではない他の形状のも のに変更してもよいほか、弾発部材はゴムリング8ではない他のものに変更して もよい。また、保護部材は、突片15・・・に代え、内側に弾発部材が入り得る 形状のものならいかなるものに変更してもよいだけでなく、発音部7側に設けて もよい。
【0018】
【考案の効果】 以上のように、本考案によれば、弾発部材の弾力により、常に基部と胴部の凹 凸面が適度の圧力で押し付け合っているので、胴部が基部に対して、自転車走行 中には不意に回転しないが、強制的には回転可能で、打撃レバーを打撃し易い位 置に変位することができるとともに、連結ビスによって中心軸に発音部を螺合し て固定するので、衝撃を与えても該固定状態が緩まない。また、保護部材により 弾発部材が半径方向外側に膨出するのを阻止するから、弾発部材が潰れにくく寿 命が長いという多くの優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】要部を部分的に縦断した部分拡大図。
【符号の説明】
1 自転車用ベル 2 中心軸 3 基部 4 連繋筒 5 打撃レバー 6 胴部 7 発音部 8 ゴムリング 11a,11b ローレット 14 段部 15 突片 22 連結鋲 23 固定リング 24 連結ビス

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車ハンドルに固定し得るように構成
    した、中心軸を有する基部と、打撃レバーを備えた胴部
    と、前記打撃レバーの打撃を受けて発音し得る逆碗状で
    金属製の発音部とから成り、前記基部の中心軸に前記胴
    部をフリー状態で取り付けた後、該中心軸の先端に発音
    部を固定して組み立てる自転車用ベルであって、胴部と
    発音部間にリング状の弾発部材を介在させるとともに、
    基部と胴部との接触面の適所に凹凸を形成し、また、前
    記中心軸先端に設けた螺孔に、発音部の中央外側から連
    結ビスを螺合することによって発音部を該中心軸に固定
    することを特徴とする自転車用ベル。
  2. 【請求項2】 胴部あるいは発音部に、弾発部材が外側
    に膨出するのを阻止し得る保護部材を設けたことを特徴
    とする前記請求項1に記載の自転車用ベル。
JP4346293U 1993-07-14 1993-07-14 自転車用ベル Withdrawn JPH078181U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4346293U JPH078181U (ja) 1993-07-14 1993-07-14 自転車用ベル

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JP4346293U JPH078181U (ja) 1993-07-14 1993-07-14 自転車用ベル

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JPH078181U true JPH078181U (ja) 1995-02-03

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ID=12664384

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JP4346293U Withdrawn JPH078181U (ja) 1993-07-14 1993-07-14 自転車用ベル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131142A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Tokyo Bell Seisakusho:Kk ベル装置の打撃機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131142A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Tokyo Bell Seisakusho:Kk ベル装置の打撃機構
JP4591045B2 (ja) * 2004-11-08 2010-12-01 株式会社東京ベル製作所 ベル装置の打撃機構

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106