JPH078172Y2 - 金属複合パネルの製造装置 - Google Patents

金属複合パネルの製造装置

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JPH078172Y2
JPH078172Y2 JP1989132004U JP13200489U JPH078172Y2 JP H078172 Y2 JPH078172 Y2 JP H078172Y2 JP 1989132004 U JP1989132004 U JP 1989132004U JP 13200489 U JP13200489 U JP 13200489U JP H078172 Y2 JPH078172 Y2 JP H078172Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は金属サイディングパネル、金属屋根パネル等の
片面が硬質の材料で一方の面が軟質の材料の間に発泡樹
脂の層を持つような、金属複合パネル製造装置に関す
る。
〔従来の技術〕
表面が金属板、裏面が軟質材からなり、内部に発泡層を
持つ金属複合パネルとして、金属サイディングパネルや
金属屋根パネル等の建材がある。
一般に金属パネルを製造するに当たっては、金属表面材
を移送した表面に発泡性樹脂と裏面材を供給し2本のコ
ンベアーベルト間に挟持しつつ通過させ表面材と裏面材
の間に発泡樹脂層を一体に形成する装置が用いられる。
この場合、裏面材側に凹部又は段部が形成された形状を
有するパネルを製造するに当たって、コンベアー装置に
上記凹部又は段部を賦形するための賦形手段が設けられ
ている。
この賦形手段として、従来は第5図に示すように上下1
対のコンベアーベルトからなり、上部のコンベアーとし
てスラットコンベアー31を用い該スラットコンベアー31
の表面に多数の賦形用突起32をボルトとナットで固定
し、この賦形用突起32によってパネル裏面に所望の凹部
又は段部を形成するようにした装置が用いられていた。
また他の従来装置として第6図に示すようにコンベアー
ベルト33の一部に賦形用突起32を一体に設け、該賦形用
突起によってパネル表面に凹部または段部を形成するよ
うにした装置も知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記スラットコンベアーの表面に多数の賦形用突起を設
けた装置を用いた場合、各スラット毎に賦形用突起を取
りつけていくという面倒さがあり、パネル表面に賦形す
る凹部又は段部の形状が異なる場合に賦形用突起の交換
作業が煩雑である。
また賦形用突起をコンベアーボルトに一体に形成した装
置にあっては、コンベアーベルト全体を賦形用突起に合
わせた仕様に作る必要があり、製造コストが上がってし
まう問題がある。
さらに金属パネル裏面に賦形する、凹部または段部の形
状を変える場合、コンベアーベルト全体を交換しなけれ
ばならず、作業に手間がかかり、何れの装置も、形状の
異なる製品を同一のラインで製造する場合、作業性が悪
いという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の点に鑑み成されたもので、上記従来技術
の欠点を解決した金属複合パネルの連続製造装置を提供
することを目的とする。
即ち本考案は、金属表面材を所定速度で移送し、この表
面材上に発泡性樹脂を供給し、その上方より軟質裏面材
を供給すると共にこれら裏面材、発泡性樹脂、裏面材を
一対のコンベアーベルトで挟持しつつ該コンベアーベル
ト間を加熱雰囲気下で通過させ、表面材と裏面材との間
に該表面材及び裏面材と一体となった発泡樹脂層を形成
可能なコンベアー装置を有し、裏面材側にコンベアーベ
ルトの進行方向に沿って凹部又は段部が設けられている
金属複合パネルを製造するための装置であって、上記コ
ンベアー装置はコンベアーベルトの裏面材と接する面に
金属複合パネルの凹部又は段部に対応する位置を突出さ
せた突状部を有し、該突状部がコンベアーベルトの金属
複合パネルの凹部又は段部に対応する部分のみに取り付
けられている賦形用ベルトによって構成され、該賦形用
ベルトがコンベアーベルトの幅方向への移動及びコンベ
アーベルトからの取り外しが可能に形成されていること
を特徴とする金属複合パネルの製造装置を要旨とする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第1図は本考案の金属複合パネルの製造装置の側面略図
を示す。図中において1は、アンコイラーで、アルミニ
ウム板、カラー鉄板等の金属表面材2が、コイル状に巻
かれている。3はピンチロールジョイント装置を示し、
4はアキュームレーターで、送り出しの安定化装置であ
る。
5は加熱炉で、6はエンボス機、7はエンボス時の歪み
を取るレベラーで、8は金属表面材2を所望の形状に加
工する成型機、9は発泡性樹脂10を供給する装置であ
り、上記発泡性樹脂10は、ウレタン樹脂、フェノール樹
脂等が用いられる。11は軟質裏面材12が巻かれたロール
で、軟質裏面材12には中芯紙のような紙、スチール箔、
発泡ポリエチレンフォーム複合材等の軟質の材料が用い
られる。13はコンベアー装置で、14は賦形用ベルトで、
加熱オーブン15中に置かれる。
コンベアー装置13は第2図に示すように、下部コンベア
ーベルト16と上部コンベアーベルト17の一対のコンベア
ーベルトを持つ。コンベアーベルト16、17の材質は、ス
ラット、スチール、帆布等のコンベアーベルト、又はコ
ロコンローラーが用いられる。
そしてコンベアーベルトに沿ってパネル裏面材表面に凹
部又は段部を形成するための賦形用ベルト14が、第2図
に示すように上部コンベアーベルト17と上方の支持ロー
ラー18とガイドローラー19と賦形用ベルトの張力を調整
する装置20に張架されている。賦形用ベルトの駆動は、
特別の駆動装置を必要とせず、上下コンベアーベルト間
の一定距離の中にパネルと賦形用ベルトが重なり入り、
圧接された状態になり、この間の摩擦力で駆動される。
本考案の賦形用ベルト14は、第2図に示すようにコンベ
アー装置13に沿って平行に張架するのみならずコンベア
ー装置の進行方向に対して、斜めに張架することもでき
る。また支持ローラーを用いずに、上部コンベアー装置
のコンベアーベルトに直接張架することもできる。さら
に賦形用ベルトは1本のみならず2本以上の複数本設け
ることができ、賦形用ベルトを設ける方法としては、パ
ネル裏面材の凹部又は段部の数や形状に応じて、並列に
設ける方法や、重ね掛けする方法が用いられる。
第1図に示す如くコンベアー装置13の後に切断機21を設
置する。
本考案の金属複合パネルの製造装置は、以上に説明した
連続製造装置のみならず、各部分が非連続に設置するこ
とも出来る。
次に本考案の製造装置を用いて、金属複合パネルを製造
する状態を説明する。
第1図に示す如く、金属表面材2がアンコイラー1にコ
イル状に巻かれていて、ピンチロール3を経てアキュー
ムレーター4に入り、送り出しの速度が安定化され、一
定速度で金属表面材2が移送される。
つぎにピンチロール3を経て、エンボス加工をするた
め、加熱炉5に入り加熱され、エンボス機6により所定
のエンボスが金属表面材2に付与される。
エンボス加工をした後、加工時に生じた歪みがレベラー
7により除かれて、成型機8へ送られる。
成型機8により金属表面材2を所望の表面形状に加工し
た後、金属表面材2上に発泡性樹脂供給装置9から発泡
性樹脂10が供給され、軟質裏面材12がその上方にロール
11より供給され、金属表面材2と発泡性樹脂10と軟質裏
面材12が積層されて、コンベアー装置13に移送される。
第3図、第4図は、金属表面材2と発泡性樹脂10と軟質
裏面材12から成るパネル原料が、1対のコンベアーベル
トに挟持された状態の説明図を示し、第3図は金属サイ
ディングパネルの一例を示す。
第3図に示す如く、パネル原料はコンベアー装置13に移
送され、加熱オーブン15により加熱雰囲気の状態に置か
れ、金属表面材2の上の発泡性樹脂10の反応が加熱によ
り進み発泡膨張して、発泡樹脂層22を形成すると、そし
てコンベアー装置13を移送される間に、金属表面材2と
発泡樹脂層22と軟質裏面材12が一体となり金属複合パネ
ルが形成される。
この時、発泡樹脂層22の厚みは、上下のコンベアーベル
ト間の距離により調節でき、軟質裏面材12の表面に、突
状部としての賦形用ベルト14によって段部が形成され
る。
第4図は金属屋根パネルの一例を示す。23は上部コンベ
アーベルト16に沿って設けたベルトで、賦形用ベルトと
同様の方法で張架させ、上部コンベアーと同時に作動し
て、発泡性樹脂10が金属表面材2と軟質裏面材12から横
方向へはみ出すのを抑える。また24は下部コンベアーベ
ルト16に沿って設けたベルトで、金属表面材2の形状を
保持するための支持ベルトである。
第4図の金属屋根パネルがコンベアーベルトに挟持され
た場合も、ベルト23と支持ベルト24を設けた以外、第3
図の金属サイディングパネルの場合と同様に、金属表面
材2と発泡性樹脂層22と軟質裏面材12が一体となり、軟
質裏面材12の表面に賦形用ベルト14により段部が形成さ
れ、金属複合パネルが形成される。
次に、加熱オーブン15の中に置かれたコンベアー装置13
を出た金属複合パネルは、第1図に示すように、切断機
21により所定の長さに切断される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の金属複合パネルの製造装
置は、コンベアー装置に設けられている突状部が、コン
ベアーベルトの金属複合パネルの凹部又は段部に対応す
る部分のみに取り付けられている賦形用ベルトによって
構成され、該賦形用ベルトがコンベアーベルトの幅方向
への移動及びコンベアーベルトからの取り外しが可能に
形成されているため、金属複合パネルの裏面材側の凹部
又は段部の形状を変更する場合、該金属複合パネルの形
状の凹部や段部の形状や位置の変更に応じて賦形用ベル
トを幅方向に移動させて取付け位置を変えたり、又、賦
形用ベルトのみを交換するだけで、対応することができ
る。
例えば、金属複合パネルの段部の位置が幅方向に移動し
た場合等には賦形用ベルトを移動するだけで充分であ
り、1本のベルトで多数の形状変更に対応できる。又、
金属複合パネルの形状が大幅に異なり、賦形用ベルトを
コンベアーベルトの幅方向に移動させただけでは対応で
きない場合であっても、その金属複合パネルの段部又は
凹部として形成される部分のベルトを準備するだけでよ
い。賦形用ベルトは突状部を形成したコンベアーベルト
に比べきわめて安価に得られる。従って、金属複合パネ
ルの凹部又は段部の形状が異なる場合ごとにコンベアー
ベルト全体を交換する必要があった従来の装置と比較し
て、段部や凹部の異なる金属複合パネルを安価に製造す
ることができる。
賦形用ベルトを交換する場合、コンベアー装置から外し
た賦形用ベルトは該装置の幅方向の側部に置いたり、
又、例えば図2に示すように張架している場合には、支
持ローラーやガイドローラー等のコンベアー装置の幅方
向に突出している端部に賦形用ベルトは移動させて、賦
形用ベルトをコンベアー装置から完全に取り外さずに、
支持ローラーやガイドローラー等によって吊りさげた状
態にしておくことがある。このいずれの場合も、コンベ
アー装置の側部には賦形用ベルトの幅だけのスペースが
あればよく、コンベアーベルトの幅のスペースは必要な
い。又、例えば、コンベアー装置の側部に多数の賦形用
ベルトを準備しておいて、賦形用ベルトの交換作業を容
易に行うことができるが、賦形用ベルトを準備するスペ
ースは、コンベアーベルトを準備するスペースに比べれ
ばはるかに狭いスペースでよく、装置周辺のスペースを
有効に利用できる。
また、賦形用ベルトを交換するに当たって、その作業は
容易で、従来の賦形用突起を1ヶ1ヶ交換する必要のあ
るスラットコンベアー装置に比べて簡単に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案金属複合パネル製造装置の側面略図を示
し、第2図はコンベアー装置の一例の側面図を示し、第
3図、第4図は、本考案のコンベアー装置を用いた金属
複合パネルの製造例の説明図を示し、第5図、第6図
は、従来のコンベアー装置の斜視図を示す。 2……金属表面材 10……発泡性樹脂 12……軟質裏面材 13……コンベアー装置 14……賦形用ベルト 16……下部コンベアーベルト 17……上部コンベアーベルト 22……発泡樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属表面材を所定速度で移送し、この表面
    材上に発泡性樹脂を供給し、その上方より軟質裏面材を
    供給すると共にこれら表面材、発泡性樹脂、裏面材を一
    対のコンベアーベルトで挟持しつつ該コンベアーベルト
    間を加熱雰囲気下で通過させ、表面材と裏面材との間に
    該表面材及び裏面材と一体となった発泡樹脂層を形成可
    能なコンベアー装置を有し、裏面材側にコンベアーベル
    トの進行方向に沿って凹部又は段部が設けられている金
    属複合パネルを製造するための装置であって、上記コン
    ベアー装置はコンベアーベルトの裏面材と接する面に金
    属複合パネルの凹部又は段部に対応する位置を突出させ
    た突状部を有し、該突状部がコンベアーベルトの金属複
    合パネルの凹部又は段部に対応する部分のみに取り付け
    られている賦形用ベルトによって構成され、該賦形用ベ
    ルトがコンベアーベルトの幅方向への移動及びコンベア
    ーベルトからの取り外しが可能に形成されていることを
    特徴とする金属複合パネルの製造装置。
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