JPH0781726B2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
- Publication number
- JPH0781726B2 JPH0781726B2 JP2046768A JP4676890A JPH0781726B2 JP H0781726 B2 JPH0781726 B2 JP H0781726B2 JP 2046768 A JP2046768 A JP 2046768A JP 4676890 A JP4676890 A JP 4676890A JP H0781726 B2 JPH0781726 B2 JP H0781726B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchange
- automatic valve
- air conditioner
- circulation pump
- exchange coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は空気調和装置に関し、特に、空気調和機本体と
ルームユニットとが別体に形成され、上記空気調和機本
体で発生させて貯えた熱エネルギーで流体を加熱または
冷却し、これを上記ルームユニットに供給して冷暖房す
るようにした空気調和装置に用いて好適なものである。
ルームユニットとが別体に形成され、上記空気調和機本
体で発生させて貯えた熱エネルギーで流体を加熱または
冷却し、これを上記ルームユニットに供給して冷暖房す
るようにした空気調和装置に用いて好適なものである。
〈従来の技術〉 冷暖房用の熱を発生させて熱交換用流体を加熱または冷
却する空気調和機本体と、上記空気調和機本体から供給
される流体でもって熱交換を行なうルームユニットとが
別体に形成されている空気調和装置が知られている。こ
のような空気調和装置においては、上記ルームユニット
内に熱交換用コイルが配設されるとともに上記空気調和
機本体内に流体供給用ポンプが配設されている。そし
て、上記流体供給用ポンプを使用して熱交換流体を上記
空気調和機本体からルームユニットに向けて送り出すと
ともに、上記熱交換用コイル内を通してから上記空気調
和機本体に戻している。これにより、上記空気調和機本
体で発生させて貯えた熱エネルギーが上記ルームユニッ
トに供給され、上記熱交換用コイルを介して熱交換され
ることにより、上記ルームユニットが設置されている室
内などの冷暖房が行なわれる。
却する空気調和機本体と、上記空気調和機本体から供給
される流体でもって熱交換を行なうルームユニットとが
別体に形成されている空気調和装置が知られている。こ
のような空気調和装置においては、上記ルームユニット
内に熱交換用コイルが配設されるとともに上記空気調和
機本体内に流体供給用ポンプが配設されている。そし
て、上記流体供給用ポンプを使用して熱交換流体を上記
空気調和機本体からルームユニットに向けて送り出すと
ともに、上記熱交換用コイル内を通してから上記空気調
和機本体に戻している。これにより、上記空気調和機本
体で発生させて貯えた熱エネルギーが上記ルームユニッ
トに供給され、上記熱交換用コイルを介して熱交換され
ることにより、上記ルームユニットが設置されている室
内などの冷暖房が行なわれる。
このような空気調和装置における動作は、室内やダクト
内に設置されたサーモスタットの検出温度に基いて制御
されるようになっていて、上記サーモスタットの検出温
度と設定温度との差が大きいときには冷房時および暖房
時ともに大量の熱交換流体が上記熱交換用コイルに供給
される。また、上記サーモスタットの検出温度と設定温
度との差が小さい場合は、上記熱交換用コイル内を通る
熱交換流体の量が少なくなるように制御される。
内に設置されたサーモスタットの検出温度に基いて制御
されるようになっていて、上記サーモスタットの検出温
度と設定温度との差が大きいときには冷房時および暖房
時ともに大量の熱交換流体が上記熱交換用コイルに供給
される。また、上記サーモスタットの検出温度と設定温
度との差が小さい場合は、上記熱交換用コイル内を通る
熱交換流体の量が少なくなるように制御される。
〈発明が解決しようとする課題〉 一般に、このようにして冷暖房を行なう空気調和装置に
おいては上記熱交換流体として水が使用され、上記熱交
換用コイルの内部は常に水と接触した状態となってい
る。多くの場合、上記熱交換用コイルは金属によって形
成されているので、この場合、金属と水とが常に接触し
た状態となる。このように金属と水とが接触した状態と
なっている場合でも、上記水が流れている場合は上記金
属は腐食しにくいが、上記水の流速が遅い場合には上記
腐食が急速に進行することが知られている。このため、
空気調和装置を運転しているときには上記熱交換用コイ
ル内を通る冷水や温水の量が多い方が望ましいのである
が、上記したように、サーモスタットの検出温度と設定
温度とが接近すると、従来は流量が低下したり、または
流れなくなっていた。
おいては上記熱交換流体として水が使用され、上記熱交
換用コイルの内部は常に水と接触した状態となってい
る。多くの場合、上記熱交換用コイルは金属によって形
成されているので、この場合、金属と水とが常に接触し
た状態となる。このように金属と水とが接触した状態と
なっている場合でも、上記水が流れている場合は上記金
属は腐食しにくいが、上記水の流速が遅い場合には上記
腐食が急速に進行することが知られている。このため、
空気調和装置を運転しているときには上記熱交換用コイ
ル内を通る冷水や温水の量が多い方が望ましいのである
が、上記したように、サーモスタットの検出温度と設定
温度とが接近すると、従来は流量が低下したり、または
流れなくなっていた。
また、1台の空気調和機本体に対して複数台のルームユ
ニットが設けられている場合には、起動時や最大負荷が
かかる時間帯に全てのルームユニットの流量調整弁が全
開となるため、配管抵抗が大きい末端のルームユニット
では設定温度に達していないにも拘らず必要な流量が流
れないことがあった。
ニットが設けられている場合には、起動時や最大負荷が
かかる時間帯に全てのルームユニットの流量調整弁が全
開となるため、配管抵抗が大きい末端のルームユニット
では設定温度に達していないにも拘らず必要な流量が流
れないことがあった。
また、冬期においてコイルの凍結を防ぐためにコイル内
の水を動かすようにすることがあるが、このようにする
ためには、従来は空気調和機本体に設けられているメイ
ンポンプ(流体供給用ポンプ)を起動しなければならな
かったので必要以上に水を動かすこととなり、電力を無
駄に消費してしまう不都合があった。
の水を動かすようにすることがあるが、このようにする
ためには、従来は空気調和機本体に設けられているメイ
ンポンプ(流体供給用ポンプ)を起動しなければならな
かったので必要以上に水を動かすこととなり、電力を無
駄に消費してしまう不都合があった。
本発明は上述の問題点に鑑み、空気調和機本体に設けら
れているメインポンプからの送給量に拘らず、熱交換用
コイルに所定量の熱交換流体を流すことができるように
することを目的とする。
れているメインポンプからの送給量に拘らず、熱交換用
コイルに所定量の熱交換流体を流すことができるように
することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明の空気調和装置は、空気調和機本体で加熱または
冷却された熱交換流体が供給される熱交換用コイルと、
上記熱交換流体を上記熱交換用コイルに供給するための
供給配管と、上記熱交換用コイル内を通過した熱交換流
体を上記空気調和機本体に戻すための戻し配管と、第1
の自動弁と、第2の自動弁と、循環用ポンプと、バイパ
ス管と、上記第1の自動弁と上記第2の自動弁と上記循
環用ポンプとを制御する制御回路と、上記制御回路に室
内温度信号を送る温度センサと、上記制御回路に凍結防
止動作信号を送る凍結防止用サーモスタットとからな
り、上記供給配管は、上記空気調和機側から第1の自動
弁、循環用ポンプ、熱交換用コイルの一端の順に接続さ
れ、上記熱交換用コイルの他端側に接続された上記戻し
配管の接続点と上記第1の自動弁と上記循環用ポンプの
接続点とを上記バイパス管で連通し、上記バイパス管中
に上記第2の自動弁を介設し、 空気調和運転時に、上記制御回路が上記第1の自動弁を
開き、上記第2の自動弁を閉じ、上記循環用ポンプを起
動し、上記空気調和機本体からの熱交換流体を熱交換用
コイルに流入させ、室温が設定温度到達時に、上記温度
センサが室内温度信号を送出し、上記制御回路が上記第
1の自動弁を閉じ、上記第2の自動弁を開き、上記空気
調和機本体からの熱交換流体の流入を停止し、上記循環
用ポンプにより上記バイパス管を経由して熱交換流体を
熱交換用コイルに循環せせる空気調和装置であって、 上記制御回路は、上記凍結防止用サーモスタットからの
凍結防止動作信号により、 上記空気調和機本体を経由して熱交換流体を熱交換用コ
イルに流入させる凍結防止モード運転時に、上記第1の
自動弁を開き、上記第2の自動弁を閉じ、上記循環用ポ
ンプを起動する機能と、 上記バイパス管を経由して熱交換流体を熱交換用コイル
に循環させる凍結防止運転時に、上記第1の自動弁を閉
じ、上記第2の自動弁を開き、上記循環用ポンプを起動
する機能とを有し、所定量の熱交換流体を上記熱交換用
コイル内に自動的に循環させることができるようになっ
ている。
冷却された熱交換流体が供給される熱交換用コイルと、
上記熱交換流体を上記熱交換用コイルに供給するための
供給配管と、上記熱交換用コイル内を通過した熱交換流
体を上記空気調和機本体に戻すための戻し配管と、第1
の自動弁と、第2の自動弁と、循環用ポンプと、バイパ
ス管と、上記第1の自動弁と上記第2の自動弁と上記循
環用ポンプとを制御する制御回路と、上記制御回路に室
内温度信号を送る温度センサと、上記制御回路に凍結防
止動作信号を送る凍結防止用サーモスタットとからな
り、上記供給配管は、上記空気調和機側から第1の自動
弁、循環用ポンプ、熱交換用コイルの一端の順に接続さ
れ、上記熱交換用コイルの他端側に接続された上記戻し
配管の接続点と上記第1の自動弁と上記循環用ポンプの
接続点とを上記バイパス管で連通し、上記バイパス管中
に上記第2の自動弁を介設し、 空気調和運転時に、上記制御回路が上記第1の自動弁を
開き、上記第2の自動弁を閉じ、上記循環用ポンプを起
動し、上記空気調和機本体からの熱交換流体を熱交換用
コイルに流入させ、室温が設定温度到達時に、上記温度
センサが室内温度信号を送出し、上記制御回路が上記第
1の自動弁を閉じ、上記第2の自動弁を開き、上記空気
調和機本体からの熱交換流体の流入を停止し、上記循環
用ポンプにより上記バイパス管を経由して熱交換流体を
熱交換用コイルに循環せせる空気調和装置であって、 上記制御回路は、上記凍結防止用サーモスタットからの
凍結防止動作信号により、 上記空気調和機本体を経由して熱交換流体を熱交換用コ
イルに流入させる凍結防止モード運転時に、上記第1の
自動弁を開き、上記第2の自動弁を閉じ、上記循環用ポ
ンプを起動する機能と、 上記バイパス管を経由して熱交換流体を熱交換用コイル
に循環させる凍結防止運転時に、上記第1の自動弁を閉
じ、上記第2の自動弁を開き、上記循環用ポンプを起動
する機能とを有し、所定量の熱交換流体を上記熱交換用
コイル内に自動的に循環させることができるようになっ
ている。
〈作用〉 空気調和機本体から供給される熱交換流体を、循環用ポ
ンプを介して熱交換用コイルに供給する。また、熱交換
流体が空気調和機本体から供給されなくなった場合に
は、供給配管中に介設されている第1の弁を閉じるとと
もにバイパス管中に介設されている第2の弁を開くこと
により、熱交換用コイルから流出する熱交換流体を、上
記循環用ポンプにより、戻し配管,バイパス管,供給配
管のルートを通して熱交換用コイルに循環させる。した
がって、装置を運転しているときには常に所定量の熱交
換流体を上記熱交換用コイルに送り込むことができるよ
うになり、熱交換流体の低流速運転が防止される。
ンプを介して熱交換用コイルに供給する。また、熱交換
流体が空気調和機本体から供給されなくなった場合に
は、供給配管中に介設されている第1の弁を閉じるとと
もにバイパス管中に介設されている第2の弁を開くこと
により、熱交換用コイルから流出する熱交換流体を、上
記循環用ポンプにより、戻し配管,バイパス管,供給配
管のルートを通して熱交換用コイルに循環させる。した
がって、装置を運転しているときには常に所定量の熱交
換流体を上記熱交換用コイルに送り込むことができるよ
うになり、熱交換流体の低流速運転が防止される。
また冬季、空気調和装置を凍結防止運転をする際に、上
記循環用ポンプを起動することにより、空気調和機本体
あるいはバイパス管を経由して、熱交換用コイルに熱交
換流体を送り込むことができる。
記循環用ポンプを起動することにより、空気調和機本体
あるいはバイパス管を経由して、熱交換用コイルに熱交
換流体を送り込むことができる。
〈実施例〉 第1図は、本発明の一実施例を示す空気調和機の概略構
成図である。
成図である。
実施例の空気調和装置においては、ルームユニット1に
配設されている熱交換用コイル2に熱交換流体を供給す
るための配管3と、熱交換用コイル2を通過した熱交換
流体を空気調和機本体(図示せず)に戻すための配管4
とがバイパス管5を介して接続されるとともに、供給配
管3中に循環用ポンプ6が配設されている。
配設されている熱交換用コイル2に熱交換流体を供給す
るための配管3と、熱交換用コイル2を通過した熱交換
流体を空気調和機本体(図示せず)に戻すための配管4
とがバイパス管5を介して接続されるとともに、供給配
管3中に循環用ポンプ6が配設されている。
すなわち、供給配管3には熱交換流体である水の流れ方
向から見て順番にゲート弁7,ストレーナ8,第1の自動弁
10(以降、自動弁10)および循環用ポンプ6が介設され
ている。一方、戻し配管4にはゲート弁11が介設されて
いて、このゲート弁11の上流側の戻し配管4と、自動弁
10と循環用ポンプ6との間の供給配管3とがバイパス管
5によって接続されている。このバイパス管5には第2
の自動弁12(以降、自動弁12)および逆止弁13がそれぞ
れ介設されていて、自動弁10,12の開閉状態を制御回路
9で制御することにより、熱交換流体が流れる状態を制
御するようにしている。各自動弁10,12の開閉制御およ
び循環用ポンプ6の駆動制御は、ルームユニット1の近
傍に配置された温度センサ14およびルームユニット1上
に配置された凍結防止用サーモスタット15からそれぞれ
導出される温度検出信号に基いて行なわれる。
向から見て順番にゲート弁7,ストレーナ8,第1の自動弁
10(以降、自動弁10)および循環用ポンプ6が介設され
ている。一方、戻し配管4にはゲート弁11が介設されて
いて、このゲート弁11の上流側の戻し配管4と、自動弁
10と循環用ポンプ6との間の供給配管3とがバイパス管
5によって接続されている。このバイパス管5には第2
の自動弁12(以降、自動弁12)および逆止弁13がそれぞ
れ介設されていて、自動弁10,12の開閉状態を制御回路
9で制御することにより、熱交換流体が流れる状態を制
御するようにしている。各自動弁10,12の開閉制御およ
び循環用ポンプ6の駆動制御は、ルームユニット1の近
傍に配置された温度センサ14およびルームユニット1上
に配置された凍結防止用サーモスタット15からそれぞれ
導出される温度検出信号に基いて行なわれる。
次に、上記構成に基いて暖房時の動作を説明する。先
ず、空気調和装置の運転が開始されると、空気調和機本
体のメインポンプが動作するとともに循環用ポンプ6が
動作する。これにより、空気調和機本体において加熱さ
れた温水が実線の矢印20で示す様に、供給配管3を通し
て供給される。この場合、自動弁10が開かれるとともに
自動弁12が閉じられるように制御されていて、供給配管
3内に送り込まれた温水は自動弁10を通過し、矢印21で
示すように一端側から熱交換用コイル2内に流入する。
そして、熱交換用コイル2内を通りながら放熱し、熱交
換用コイル2の他端側から戻し配管4内に流入する。こ
のときは、バイパス管5に介設されている自動弁12が閉
じているので戻し配管4内に流入した温水がバイパス管
5に流れ込むことはなく、矢印22で示すように戻し配管
4内を通って空気調和機本体側に戻される。すなわち、
連転開始時には矢印20,21,22で示したルートを通って温
水が流れ、空気調和機本体側で発生させて貯えた熱エネ
ルギーをルームユニット1に供給してその周辺を暖房す
る。
ず、空気調和装置の運転が開始されると、空気調和機本
体のメインポンプが動作するとともに循環用ポンプ6が
動作する。これにより、空気調和機本体において加熱さ
れた温水が実線の矢印20で示す様に、供給配管3を通し
て供給される。この場合、自動弁10が開かれるとともに
自動弁12が閉じられるように制御されていて、供給配管
3内に送り込まれた温水は自動弁10を通過し、矢印21で
示すように一端側から熱交換用コイル2内に流入する。
そして、熱交換用コイル2内を通りながら放熱し、熱交
換用コイル2の他端側から戻し配管4内に流入する。こ
のときは、バイパス管5に介設されている自動弁12が閉
じているので戻し配管4内に流入した温水がバイパス管
5に流れ込むことはなく、矢印22で示すように戻し配管
4内を通って空気調和機本体側に戻される。すなわち、
連転開始時には矢印20,21,22で示したルートを通って温
水が流れ、空気調和機本体側で発生させて貯えた熱エネ
ルギーをルームユニット1に供給してその周辺を暖房す
る。
1台の空気調和機本体に対して複数台のルームユニット
が設けられている場合、上述したように、運転開始時に
は各ルームユニットに温水が一斉に流れ込むことにな
る。本実施例においては、1つのルームユニット1につ
いて1台の循環用ポンプ6が設けられている。したがっ
て、例えば第1図のルームユニット1が、配管抵抗が大
きい末端に設置されていることにより、十分な供給圧が
加えられていない場合でも循環用ポンプ6で加圧して必
要な圧力に昇圧することができる。このため、実施例の
空気調和装置の場合には、必要な流量の温水を熱交換用
コイル2に常に流すことができる。したがって、ルーム
ユニット1が設置されている位置の相違に基く温水流量
のアンバランスを解消することができ、全てのルームユ
ニットについても良好な暖房を行なうことができる。
が設けられている場合、上述したように、運転開始時に
は各ルームユニットに温水が一斉に流れ込むことにな
る。本実施例においては、1つのルームユニット1につ
いて1台の循環用ポンプ6が設けられている。したがっ
て、例えば第1図のルームユニット1が、配管抵抗が大
きい末端に設置されていることにより、十分な供給圧が
加えられていない場合でも循環用ポンプ6で加圧して必
要な圧力に昇圧することができる。このため、実施例の
空気調和装置の場合には、必要な流量の温水を熱交換用
コイル2に常に流すことができる。したがって、ルーム
ユニット1が設置されている位置の相違に基く温水流量
のアンバランスを解消することができ、全てのルームユ
ニットについても良好な暖房を行なうことができる。
ルームユニット1が暖房している周辺の気温が温度セン
サ14によって検出され、この温度センサ14から制御回路
9に温度検出信号S1が導出される。制御回路9には所定
の動作温度が設定されていて、制御回路9はこの設定温
度と検出温度とを常に比較している。この比較により、
設定温度の方が高い場合には暖房を続行するために、矢
印20,21,22のルートで温水を流し続ける。
サ14によって検出され、この温度センサ14から制御回路
9に温度検出信号S1が導出される。制御回路9には所定
の動作温度が設定されていて、制御回路9はこの設定温
度と検出温度とを常に比較している。この比較により、
設定温度の方が高い場合には暖房を続行するために、矢
印20,21,22のルートで温水を流し続ける。
このようにして温水を流して暖房した結果、温度検出信
号S1の検出値が上昇して設定温度を上回った場合にはそ
れが制御回路9によって検出される。なお、このような
温度検出動作はいわゆる電子式の場合であり、温度セン
サ14がサーモスタットの場合は所定の動作温度が温度セ
ンサ14に設定され、設定温度になったことを報知する信
号が温度センサ14から制御回路9に導出される。
号S1の検出値が上昇して設定温度を上回った場合にはそ
れが制御回路9によって検出される。なお、このような
温度検出動作はいわゆる電子式の場合であり、温度セン
サ14がサーモスタットの場合は所定の動作温度が温度セ
ンサ14に設定され、設定温度になったことを報知する信
号が温度センサ14から制御回路9に導出される。
温度センサ14で検出された温度が設定温度になると、制
御回路9によって自動弁10が閉じられるとともに、自動
弁12が開かれる。これにより、空気調和機本体からの温
水供給は停止されるが、循環用ポンプ6が駆動している
ので、白抜きの矢印25で示すように熱交換用コイル2へ
温水が引続き供給される。
御回路9によって自動弁10が閉じられるとともに、自動
弁12が開かれる。これにより、空気調和機本体からの温
水供給は停止されるが、循環用ポンプ6が駆動している
ので、白抜きの矢印25で示すように熱交換用コイル2へ
温水が引続き供給される。
熱交換用コイル2を通った温水は矢印26で示すように戻
し配管4内に流れ込み、戻し配管4とバイパス管5との
接続部方向に流れて行く。この場合、バイパス管5に介
設されている自動弁12が開いているとともに、循環用ポ
ンプ6が動作することによりこのポンプ6の上流側、す
なわちバイパス管5と供給配管3との接続部が負圧にな
っている。したがって、戻し配管4内を流れてきた温水
はその略全量が矢印27および矢印28で示すように循環用
ポンプ6に吸い込まれるようにして流れる。これによ
り、矢印25〜28で示すように、熱交換用コイル2,戻し配
管4,バイパス管5,供給配管3を通る温水の循環ルートが
形成され、空気調和機本体からの温水供給が停止されて
も熱交換用コイル2への温水供給は適正流量で持続され
る。このため、空気調和装置の運転時には適正流量の温
水が常に熱交換用コイル2内を流れ続けることとなり、
熱交換用コイル2の腐食を早める原因となる低流速運転
を確実に防止することができる。
し配管4内に流れ込み、戻し配管4とバイパス管5との
接続部方向に流れて行く。この場合、バイパス管5に介
設されている自動弁12が開いているとともに、循環用ポ
ンプ6が動作することによりこのポンプ6の上流側、す
なわちバイパス管5と供給配管3との接続部が負圧にな
っている。したがって、戻し配管4内を流れてきた温水
はその略全量が矢印27および矢印28で示すように循環用
ポンプ6に吸い込まれるようにして流れる。これによ
り、矢印25〜28で示すように、熱交換用コイル2,戻し配
管4,バイパス管5,供給配管3を通る温水の循環ルートが
形成され、空気調和機本体からの温水供給が停止されて
も熱交換用コイル2への温水供給は適正流量で持続され
る。このため、空気調和装置の運転時には適正流量の温
水が常に熱交換用コイル2内を流れ続けることとなり、
熱交換用コイル2の腐食を早める原因となる低流速運転
を確実に防止することができる。
次に、第2図の構成図に従って凍結防止動作について説
明する。
明する。
実施例の空気調和装置には第1および第2の凍結防止動
作モードが設けられている。第1の凍結防止動作モード
は、凍結防止用サーモスタット15から制御回路9に動作
開始信号S2が導出されたときに、循環用ポンプ6を駆動
するとともに、自動弁10を閉にして自動弁12を開にす
る。これにより、第2図(a)において矢印30〜33で示
すように、ルームユニット1の回りで水を循環させるこ
とができる。
作モードが設けられている。第1の凍結防止動作モード
は、凍結防止用サーモスタット15から制御回路9に動作
開始信号S2が導出されたときに、循環用ポンプ6を駆動
するとともに、自動弁10を閉にして自動弁12を開にす
る。これにより、第2図(a)において矢印30〜33で示
すように、ルームユニット1の回りで水を循環させるこ
とができる。
また、第2の凍結防止動作モードは、凍結防止用サーモ
スタット15から動作開始信号S2が導出されたときに、循
環用ポンプ6を駆動するとともに、自動弁10を開にして
自動弁12を閉にするモードである。この場合、第2図
(b)で矢印35〜37で示すように、配管系全体で水を循
環させることができるようになるので、建物の構造上の
問題や温度の低下が大きくて配管が凍結する虞れがある
場合に好適である。これらの第1および第2のモードの
何れの場合でも、凍結を防止するために移動させる水量
は僅かでよい。したがって、メインポンプと比較して仕
事量が格段と小さい循環用ポンプ6を駆動させるのみで
凍結を有効に防止することができ、凍結防止のための消
費電力を大幅に削減することができる。
スタット15から動作開始信号S2が導出されたときに、循
環用ポンプ6を駆動するとともに、自動弁10を開にして
自動弁12を閉にするモードである。この場合、第2図
(b)で矢印35〜37で示すように、配管系全体で水を循
環させることができるようになるので、建物の構造上の
問題や温度の低下が大きくて配管が凍結する虞れがある
場合に好適である。これらの第1および第2のモードの
何れの場合でも、凍結を防止するために移動させる水量
は僅かでよい。したがって、メインポンプと比較して仕
事量が格段と小さい循環用ポンプ6を駆動させるのみで
凍結を有効に防止することができ、凍結防止のための消
費電力を大幅に削減することができる。
上記実施例においては暖房運転を行なう場合について説
明したが、冷房運転を行なう場合は温水の代りに冷水を
使用する。その他の動作は上述の暖房時の動作に対応し
た同様な動作となる。
明したが、冷房運転を行なう場合は温水の代りに冷水を
使用する。その他の動作は上述の暖房時の動作に対応し
た同様な動作となる。
なお、一般に、このような空気調和装置の場合には、従
来はルームユニット1回りの配管を現場で接続していた
ので、組立時間や組立てに要する費用が多くかかってい
た。実施例の空気調和装置の場合、第1図の構成を標準
構成として設定しておき、これを工場において組立てる
ようにすれば、現場においては供給配管の端部3aおよび
戻し配管の端部4aにそれぞれ空気調和機本体に連なる配
管を接続するだけでよくなるので、現場作業を大幅に軽
減することができる。
来はルームユニット1回りの配管を現場で接続していた
ので、組立時間や組立てに要する費用が多くかかってい
た。実施例の空気調和装置の場合、第1図の構成を標準
構成として設定しておき、これを工場において組立てる
ようにすれば、現場においては供給配管の端部3aおよび
戻し配管の端部4aにそれぞれ空気調和機本体に連なる配
管を接続するだけでよくなるので、現場作業を大幅に軽
減することができる。
〈発明の効果〉 本発明は上述したように、熱交換用コイルに熱交換流体
を供給する配管中に循環用ポンプを介設するとともに、
上記熱交換用コイルを通過した熱交換流体を空気調和機
本体に戻し配管の熱交換用コイルとの接続点と第1の自
動弁と循環用ポンプの接続点とをバイパス管を介して接
続し、かつ上記バイパス管を接続した位置よりも上流側
の供給配管中に第1の自動弁を介設し、上記バイパス管
中に第2の自動弁を介設した。したがって、上記空気
調和機本体から供給される熱交換流体を上記循環用ポン
プを介して上記熱交換用コイル内に送給することができ
るので、例えば1台の空気調和機本体に対して複数台の
ルームユニットが設けられている場合でも、各ルームユ
ニットに設けられている各熱交換用コイルの要求に合わ
せた量の熱交換流体をそれぞれ流すことができる。これ
により、各ルームユニットが設置されている場所が異な
ることに基く流体流量のアンバランスを解消することが
でき、各ルームユニットにおいてそれぞれ良好な空調を
行なうことができる。また、上記第1の弁を閉じると
ともに上記第2の弁を開くことにより、上記熱交換用コ
イルから流出した熱交換用流体を上記熱交換コイルに循
環させることができるので、上記空気調和機本体から熱
交換流体が供給されない場合でも、上記熱交換用コイル
に所定量の熱交換流体を継続して流すことができる。こ
れにより、熱交換用コイル等の腐食を早める原因となる
熱交換流体の低流速運転を確実に防止することができ、
装置の寿命を向上させることができる。更に、空気調
和機に設けられているメインポンプと比較して消費電力
が格段と小さい循環用ポンプを駆動させることにより、
上記メインポンプを駆動させることなく凍結を有効に防
止することができるので、凍結を防止するために必要な
電力量を大幅に軽減することができる。
を供給する配管中に循環用ポンプを介設するとともに、
上記熱交換用コイルを通過した熱交換流体を空気調和機
本体に戻し配管の熱交換用コイルとの接続点と第1の自
動弁と循環用ポンプの接続点とをバイパス管を介して接
続し、かつ上記バイパス管を接続した位置よりも上流側
の供給配管中に第1の自動弁を介設し、上記バイパス管
中に第2の自動弁を介設した。したがって、上記空気
調和機本体から供給される熱交換流体を上記循環用ポン
プを介して上記熱交換用コイル内に送給することができ
るので、例えば1台の空気調和機本体に対して複数台の
ルームユニットが設けられている場合でも、各ルームユ
ニットに設けられている各熱交換用コイルの要求に合わ
せた量の熱交換流体をそれぞれ流すことができる。これ
により、各ルームユニットが設置されている場所が異な
ることに基く流体流量のアンバランスを解消することが
でき、各ルームユニットにおいてそれぞれ良好な空調を
行なうことができる。また、上記第1の弁を閉じると
ともに上記第2の弁を開くことにより、上記熱交換用コ
イルから流出した熱交換用流体を上記熱交換コイルに循
環させることができるので、上記空気調和機本体から熱
交換流体が供給されない場合でも、上記熱交換用コイル
に所定量の熱交換流体を継続して流すことができる。こ
れにより、熱交換用コイル等の腐食を早める原因となる
熱交換流体の低流速運転を確実に防止することができ、
装置の寿命を向上させることができる。更に、空気調
和機に設けられているメインポンプと比較して消費電力
が格段と小さい循環用ポンプを駆動させることにより、
上記メインポンプを駆動させることなく凍結を有効に防
止することができるので、凍結を防止するために必要な
電力量を大幅に軽減することができる。
第1図は、本発明の一実施例を示す空気調和機の構成
図、 第2図は、凍結防止運転時の動作を説明するための構成
図である。 1……ルームユニット,2……熱交換用コイル,3……供給
配管,4……戻し配管,5……バイパス管,6……循環用ポン
プ,9……制御回路,10……自動弁,12……自動弁,14……
温度センサ,15……凍結防止用サーモスタット。
図、 第2図は、凍結防止運転時の動作を説明するための構成
図である。 1……ルームユニット,2……熱交換用コイル,3……供給
配管,4……戻し配管,5……バイパス管,6……循環用ポン
プ,9……制御回路,10……自動弁,12……自動弁,14……
温度センサ,15……凍結防止用サーモスタット。
Claims (1)
- 【請求項1】空気調和機本体で加熱または冷却された熱
交換流体が供給される熱交換用コイルと、 上記熱交換流体を上記熱交換用コイルに供給するための
供給配管と、 上記熱交換用コイル内を通過した熱交換流体を上記空気
調和機本体に戻すための戻し配管と、 第1の自動弁と、 第2の自動弁と、 循環用ポンプと、 バイパス管と、 上記第1の自動弁と上記第2の自動弁と上記循環用ポン
プとを制御する制御回路と、 上記制御回路の室内温度信号を送る温度センサと、 上記制御回路に凍結防止動作信号を送る凍結防止用サー
モスタットとからなり、 上記供給配管は、上記空気調和機側から第1の自動弁、
循環用ポンプ、熱交換用コイルの一端の順に接続され、 上記熱交換用コイルの他端側に接続された上記戻し配管
の接続点と上記第1の自動弁と上記循環用ポンプの接続
点とを上記バイパス管で連通し、 上記バイパス管中に上記第2の自動弁を介設し、 空気調和運転時に、上記制御回路が上記第1の自動弁を
開き、上記第2の自動弁を閉じ、上記循環用ポンプを起
動し、上記空気調和機本体からの熱交換流体を熱交換用
コイルに流入させ、室温の設定温度到達時に、上記温度
センサが室内温度信号を送出し、上記制御回路が上記第
1の自動弁を閉じ、上記第2の自動弁を開き、上記空気
調和機本体からの熱交換流体の流入を停止し、上記循環
用ポンプにより上記バイパス管を経由して熱交換流体を
熱交換用コイルに循環させる空気調和装置であって、 上記制御回路は、上記凍結防止用サーモスタットからの
凍結防止動作信号により、 上記空気調和機本体を経由して熱交換流体を熱交換用コ
イルに流入させる凍結防止運転時に、上記第1の自動弁
を開き、上記第2の自動弁を閉じ、上記循環用ポンプを
起動する機能と、 上記バイパス管を経由して熱交換流体を熱交換用コイル
に循環させる凍結防止運転時に、上記第1の自動弁を閉
じ、上記第2の自動弁を開き、上記循環用ポンプを起動
する機能と、 を有することを特徴とする空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2046768A JPH0781726B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2046768A JPH0781726B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | 空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03247935A JPH03247935A (ja) | 1991-11-06 |
JPH0781726B2 true JPH0781726B2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=12756509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2046768A Expired - Lifetime JPH0781726B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0781726B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4521860B2 (ja) * | 2004-04-02 | 2010-08-11 | 新日本空調株式会社 | 空調方法及び空調装置 |
US11796203B2 (en) * | 2018-09-28 | 2023-10-24 | Mitsubishi Electric Corporation | Air-conditioning apparatus |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57150715U (ja) * | 1981-03-17 | 1982-09-21 |
-
1990
- 1990-02-27 JP JP2046768A patent/JPH0781726B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03247935A (ja) | 1991-11-06 |
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