JPH0781695A - 目標物の位置自動検出装置 - Google Patents

目標物の位置自動検出装置

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JPH0781695A
JPH0781695A JP25510493A JP25510493A JPH0781695A JP H0781695 A JPH0781695 A JP H0781695A JP 25510493 A JP25510493 A JP 25510493A JP 25510493 A JP25510493 A JP 25510493A JP H0781695 A JPH0781695 A JP H0781695A
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JP
Japan
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target
observer
detecting
signal
aircraft
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JP25510493A
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Iwao Maeda
巖 前田
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 監視員が目標物を発見して起動指令を発する
だけで、目標物の位置を自動的且つ即座に検出して表示
できる目標物の位置自動検出装置を提供する。 【構成】 起動スイッチ12の操作で信号処理を開始す
る処理装置11の前段に接続された注視方向検出手段K
が、航空機Eに搭乗した監視員Hの眼球および頭部の方
向を検出することにより監視員Hの注視方向Pを検出す
る。演算処理装置11は、注視方向検出手段Kの出力信
号と、バンク角検知装置6、高度計7、機首方位検知装
置8および自機位置認識装置9からの出力信号とに基づ
いて、目標物Aの位置を算出する。演算処理装置11は
起動スイッチ2をON操作することにより起動する。演
算処理装置11の検出結果による目標位置データはレー
ダ・スコープ13に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば海洋上や山中
の遭難者や漂流物のような目標物を航空機内又は山上の
監視員の目視によって捜索する場合に、監視者が目標物
を発見した時点でその目標物が存在する位置を自動的に
検出できる目標物の位置自動検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば航空機による海洋上の目視
捜索においては、監視員が目標物を発見したとき、先ず
発煙筒を投下した後に、その目標物の航空機からの方位
と、おおよその距離とを推測して、航空機のパイロット
に報告する。パイロットはその報告に基づき航空機を操
縦して目標物を捜索する。このとき、目標物を見失った
場合には、発煙筒を目印として目標物の位置を捜索す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の目標物の捜索方法では、広大な海洋上に存
在する目標物の位置を、飛行中の航空機内において監視
員の感覚による推測で認識するので、その認識した情報
は正確度を欠く。また、目標物を見失うこともある。
【0004】そこで、この発明は、監視員が目標物を発
見した時点でスイッチのような起動手段を瞬間的にオン
操作するだけで、目標物の位置を自動的に且つ即座に検
出して表示することのできる目標物の位置自動検出装置
を提供することを技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を達成する
ために、請求項1の発明に係る目標物の位置自動検出装
置は、航空機に搭乗した監視員の眼球の位置および頭部
の方向を検出することにより航空機の基準軸に対する監
視員による目標物の注視方向を検出する注視方向検出手
段と、この注視方向検出手段の出力信号と、航空機のバ
ンク角を検知するバンク角検知装置、航空機の高度を検
知する高度計、航空機の機首の方位を検知する機首方位
検知装置および自機位置認識装置からの出力信号とに基
づいて目標物の位置を算出する演算処理装置と、上記演
算処理装置を起動する起動手段とを備えている。
【0006】請求項2の発明に係わる目標物の位置自動
検出装置は、請求項1において、上記演算処理装置の検
出結果による目標位置データの表示手段とを備えてい
る。
【0007】請求項3の発明に係る目標物の位置自動検
出装置は、監視員の眼球の位置および頭部の方向を検出
することにより監視員による目標物の注視方向を検出す
る注視方向検出手段と、この注視方向検出手段の出力信
号と、監視員の高度および水平面内の位置を認識する監
視員位置認識装置からの出力信号とに基づいて目標物の
位置を算出する演算処理装置と、上記演算処理装置を起
動する起動手段とを備えている。
【0008】請求項4の発明に係わる目標物の位置自動
検出装置は、監視員の頭部が向く正面方向の視野を撮影
する視野カメラと、監視員の眼球の位置により注視点を
検出するアイマークカメラと、上記視野カメラからの画
像信号による視野画像上に上記アイマークカメラからの
アイマーク座標信号による注視点マークを合成する画像
合成手段と、監視員の操作により位置固定信号を出力す
るストップ手段と、上記位置固定信号を受けた時点での
上記画像信号と上記アイマーク座標信号とを記憶する記
憶手段とを備えている。
【0009】
【作用】請求項1の位置自動検出装置において、監視者
が目標物、例えば遭難者を発見した時点で起動手段を瞬
間的に操作することにより起動指令を与えると、それに
より演算処理装置が信号処理を開始する。先ず、この演
算処理装置の前段に接続された注視方向検出手段が、監
視員の眼球位置の検出信号と、頭部の方向の検出信号と
により、航空機の基準軸に対する監視員の注視方向を検
出する。次に、演算処理装置において、例えば、注視方
向検出手段から入力される垂直面内の注視角度と、バン
ク角検知装置から入力されるバンク角とを加算して、監
視者が発見した目標物を航空機から見た場合の視認方位
の垂直面内の角度を算出し、この角度と、高度計から入
力される機体の高度、つまり海面からの高さを示す信号
とから、航空機の真下の海面位置から目標物までの距離
を算出する。
【0010】更に、上記演算処理装置は、上記注視方向
検出手段からの水平面内の注視角度と機首方位検知装置
からの機首方位とに基づいて、機体から目標物を見た場
合の視認方位を検出し、自機位置認識装置から入力され
る位置データ、例えば自機の緯度および経度を示すデー
タから、上記検出した視認方位に沿って前述の算出した
距離だけ離間した位置、つまり遭難者の位置の緯度およ
び経度の位置データを求める。
【0011】したがって、監視員が目標物を発見して起
動手段に指令を与えるだけで、目標物の位置が、例えば
その緯度および経度又は機体から目標物までの距離等に
よって、正確且つ即座に自動的に検出される。そして、
これらのデータを例えば自動検索装置に入力することに
より、遭難者の周囲を旋回しながらの自動操縦により捜
索できる。
【0012】請求項2の位置自動検出装置においては、
遭難者の位置の緯度および経度の位置データに基づいて
目標物の位置が例えばレーダ・スコープに表示されるの
で、この表示に基づき目標物の捜索を極めて効率的且つ
確実に行うことができる。
【0013】請求項3の位置自動検出装置においては、
監視者は例えば山の頂上に居り、この監視者が海上の遭
難者を発見した時点で起動手段を瞬間的に操作すること
により起動指令を与えると、それにより演算処理装置が
信号処理を開始する。この場合、先ず、この演算処理装
置の前段に接続された注視方向検出手段が、監視員の眼
球位置の検出信号と頭部の方向の検出信号とにより、監
視員の注視方向を検出する。次に、演算処理装置におい
て、例えば、監視者が発見した目標物に対する視認方位
の垂直面内の角度を算出し、この角度と、監視員位置認
識装置から入力される監視員の位置(山上)の高度を示
す信号とから、監視員の真下の仮想海面位置から目標物
までの距離を算出する。
【0014】更に、上記演算処理装置は、上記注視方向
検出手段からの水平面内の注視角度に基づいて、監視員
の立っている位置から目標物を見た場合の視認方位を検
出し、監視員位置認識装置から入力される水平面内の位
置データ、例えば監視員の緯度および経度を示すデータ
から、上記検出した視認方位に沿って前述の算出した距
離だけ離間した位置、つまり遭難者の位置の緯度および
経度の位置データを求める。
【0015】請求項4の位置自動検出装置においては、
監視者は例えば山の頂上に居り、この監視者が向かい側
の山中の遭難者を発見した時点でストップ手段を瞬間的
に操作すると、ストップ手段から記憶手段に対し位置固
定信号が出力される。記憶手段は、位置固定信号が入力
された時点での画像データを記憶する。記憶された画像
データは、例えば表示手段に入力されて、監視員が遭難
者を発見した時点での視野カメラからの視野画像とその
視野画像内での遭難者の位置を示すアイマークカメラか
らのアイマーク座標信号による注視点マークとが、表示
手段に静止画的に表示される。したがって、その後に監
視員が遭難者を見失っても、遭難者の発見場所を正確に
確認できる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例について図面
を参照しながら詳述する。図1は、この発明の第1実施
例に係る目標物の位置自動検出装置の全体構成を示す概
略ブロック構成図である。航空機Eに搭乗する監視員H
が被るヘルメット1には、その側部にアイマークカメラ
2が、且つ上部に磁石3がそれぞれ固定されている。航
空機Eの監視員室の監視窓4に対し後側上方箇所に、磁
気センサ5が磁石3に対向して配設されており、この磁
気センサ5と磁石3とにより、ヘルメット1、つまり監
視員Hの頭部の向きを検知する。すなわち、監視員Hが
対象視界内を注視しながら頭部を上下方向または左右方
向に回動させた時の向きを、磁気センサ5が磁石3から
感知する磁気量等により検出する。
【0017】上記アイマークカメラ2は、周知のもので
あって、発光器から眼球に照射した近赤外光の眼球から
の反射光を撮像素子で検出することにより、眼球の移動
に伴う眼球上の発光器の像(虚像)の移動量を検知し
て、眼球の位置を検出し、これから眼球の注視方向Pを
検知するものである。こうして検出された眼球の位置
と、上記磁気センサ5で検出された頭部の方向とを組み
合わせることにより、監視員Hの頭部の平面図である図
2(a)に矢印で図示するように、監視員Hが頭部を左
右方向に回動させた場合や、同図(b)に矢印で図示す
ように、監視員Hが頭部を上下方向に回動させた場合に
追従して、監視員Hの注視方向Pを求めることができ
る。
【0018】上記アイマークカメラ2および磁気センサ
5からの信号は注視方向算出手段10に入力されて、所
定の数式にしたがって注視方向Pが算出される。この注
視方向算出手段10、アイマークカメラ2および磁気セ
ンサ5により、注視方向検出手段Kが構成されている。
【0019】航空機Eの水平線に対する傾き角度を求め
るバンク角検知装置6、航空機Eの海上からの飛行高さ
を求める高度計7、航空機Eの機首の方位を求める機首
方位検知装置8、および航空機Eの飛行位置の緯度およ
び経度を求める自機位置認識装置9は、何れも航空機E
に必須設備として装備されている既設の装置類である。
【0020】コンピュータからなる演算処理装置11
は、監視員の手元に配置されている起動スイッチ(起動
手段)12が監視員Hにオン操作されることによってス
タート信号(起動指令)が入力された時点で信号処理を
開始する。この演算処理装置11は、機体からの視認方
位を検出する視認方位検出手段11a、機体真下の海面
上の位置から目標物である遭難者Aまでの距離を算出す
る距離算出手段11b、および目標位置検出手段11c
を備えており、これらの機能については、図3のフロー
チャート並びに図4および図5を参照しながら以下に説
明する。
【0021】図3において、演算処理装置11は、起動
スイッチ12のオンによりスタート信号が入力されたか
否かを常時監視している(ステップS1)。監視者Hが
目標物である遭難者Aを発見した時点で起動スイッチ1
2をオンすると、上記演算処理装置11がスタート信号
の入力により信号処理を開始する。先ず、演算処理装置
11の前段に接続された注視方向算出手段10が、アイ
マークカメラ2から入力される監視員Hの眼球位置の検
出信号と、磁気センサ5から入力される監視員Hの頭部
の方向の検出信号とにより、図4に示すよう監視員Hの
注視方向Pと機体の横軸Yとがなす垂直面内の注視角度
θを検出する(ステップS2)。
【0022】次に、演算処理装置11の視認方位検出手
段11aが、注視方向算出手段10から入力された注視
角度θと、機体Eの水平線HRに対する角度、つまりバ
ンク角度を検知するバンク角検知装置6から入力された
バンク角Φとを加算して、監視者Hが発見した目標物で
ある遭難者Aを航空機Eから見た場合の水平線に対する
視認方位の垂直面内角度(θ+Φ)を算出する(ステッ
プS3)。
【0023】続いて、同演算処理装置11の機体真下か
らの距離算出手段11bが、視認方位検出手段11aか
ら入力される視認方位の垂直面内角度(θ+Φ)と、高
度計7から入力される海洋面からの機体の高さの信号と
から、航空機Eの真下の海洋面位置から遭難者Aまでの
距離を演算する(ステップS4)。すなわち、図4に示
すように、機体の高さをhとしたとき、航空機Eの真下
の海洋面位置から遭難者Aまでの距離Lを、L=h/t
an(θ+Φ)の演算により求める。
【0024】つぎに、同演算処理装置11の視認方位検
出手段11aは、先ず、機首方位検知装置8から入力さ
れる機首方位β、すなわち、基準方位(例えば北)に対
する機体前後軸Xの角度と、注視方向算出手段10から
入力される図5に示した監視員Hの注視方向Pと機首方
向とがなす水平面内のずれ角αとから、機体Eから遭難
者Aを見た場合の視認方位(α+β)を検出する。さら
に、目標位置検出手段11cは、自機位置認識装置9か
ら入力される位置データが示す緯度および経度の位置か
ら、上記検出した遭難者Aの視認方位(α+β)に沿っ
て距離算出手段11bで求めた距離Lだけ離間した位
置、つまり遭難者Aの位置の緯度および経度の位置デー
タを求める演算を行う(ステップS5)。
【0025】したがって、監視員Hが遭難者Aを発見し
て起動スイッチ11を押圧操作するだけで、遭難者Aの
位置の緯度および経度並びに機体から遭難者までの距離
や遭難者Aに対する機首の変更角度α等のデータが、正
確且つ即座に自動的に検出される。そして、これらのデ
ータに基づいて遭難者Aの位置がレーダ・スコープ13
に表示される(ステップS6)。さらに、上述の目標位
置データが自動検索装置14に入力される(ステップS
7)ことにより、遭難者の周囲を旋回しながらの自動操
縦により捜索することができる。このように、目標位置
検出手段11cからの位置データがそのまま機体Eの操
縦用データとして利用できるので、上記レーダ・スコー
プ13を省略してもよい。
【0026】図6〜図8はこの発明の第2実施例を示
す。図7において、監視者Hは定点、例えば山の頂上に
居り、この頂上にポスト61を立設し、このポスト61
に磁気センサ5を固定する。ポスト61には、方位計6
2および基準方位線63が設けられており、この方位計
62を見て、ポスト61の方位Q、つまり基準方位線6
3の方向を知り、これを基準方位とする。
【0027】図6に示すように、この第2実施例におけ
る注視方向検出手段Kは、アイマークカメラ2により検
出された監視員Hの眼球の位置と、ヘルメット1に固定
された磁石3および上記磁気センサ5により検出された
監視員Hの頭部の方向とに基づき、監視員Hによる遭難
者Aの注視方向Pを検出する。この注視方向Pは、図7
の基準方位Qを基準とした方位である。図6に示した演
算処理装置11における視認方位検出手段11aは、注
視方向Pに基準方位Qを加えて、視認方位、つまり注視
方向Pを東西南北で表示した絶対方位を出力する。例え
ば、図7の基準方位Qが北Nに対してβ1の角度をな
し、注視方向Pが基準方位Qに対してα1の角度をなし
ているとき、視認方位は、α1+β1となる。
【0028】図6の距離算出手段11bは、上記注視方
向算出手段10から入力される注視方向Pが水平面HR
となす角度θと、高度計7から監視員位置認識装置9A
を経て入力される海洋面から監視員Hの位置までの高さ
hとから、図8に示すように、監視者Hの真下の海洋面
位置から遭難者Aまでの距離Lを、L=h/tanθの
演算により求める。上記高度計7の代わりに、監視員H
が居る山頂の高度を地図などで求めて監視員位置認識装
置9Aに予め入力しておいてもよい。
【0029】ついで、図6に示した演算処理装置11に
おける目標位置検出手段11cは、監視員位置認識装置
9Aから入力される水平面内の位置データが示す緯度お
よび経度の値から、上記検出した遭難者Aの視認方位
(α1+β1)に沿って、距離算出手段11bで求めた
距離Lだけ離間した位置、つまり遭難者Aの位置の緯度
および経度の位置データを求める演算を行う。こうして
遭難者Aの位置が正確に求められる。得られた遭難者A
の位置データは、例えば無線通信により、救助用の船に
設置されたレーダ・スコープのような表示手段に表示さ
れ、遭難者Aの救助に利用される。
【0030】なお、上記各実施例において、目標物の位
置は、緯度,経度に限られず、特定の定地点からの距離
および方位によって表わしてもよい。
【0031】図9〜図11はこの発明の第3実施例を示
す。図11において、監視者Hは第2実施例と同様に定
点、例えば山の頂上に居り、この監視者Hの頭部には、
図10に示すようにアイカメラ20が固定されている。
このアイカメラ20はやはり周知のものであって、図9
および図10に示すように、監視員Hの頭部が向く正面
方向の視野を撮影して視野画像信号を出力する視野カメ
ラ21と、眼球突出部に近赤外光を照射してその眼球突
出部からの反射光の座標位置を撮像素子で検出すること
により、視野カメラ21で撮影した視野画像内における
監視員Hの注視点を示すアイマーク座標信号を出力する
アイマークカメラ2とを備えている。
【0032】そして、画像合成手段15は、視野カメラ
21からの視野画像信号とアイマークカメラ2からのア
イマーク座標信号とを合成して後述のCRTからなる表
示装置17の画面に表示できるよう信号処理する。他
方、この画像合成手段15で処理された画像信号は、記
憶装置16においてビデオテープのような記憶媒体に記
憶されるとともに、表示装置17の画面に、視野画像信
号による視野画像上にアイマーク座標信号による注視点
マークを光点として表示する。したがって、表示装置1
7には、監視員Hの正面の視野画像とこの視野画像にお
ける監視員Hの注視点マークが常に表示されている。
【0033】監視員が目標物である遭難者Aを発見した
時点でストップ手段18の起動スイッチ(図示せず)を
オンすると、ストップ装置18から記憶装置16に対し
ストップ信号(位置固定信号)が出力される。記憶装置
16は、ストップ信号を入力した時点で記憶動作を停止
するとともにその停止直前に記憶した画像信号を連続的
に表示装置17に対し出力する。それにより、表示装置
17には、監視員Hが遭難者Aを発見した時点での視野
画像とその視野画像内での遭難者Aの位置を光点で示す
注視点マークとが静止画像として表示される。
【0034】したがって、その後に監視員Hが遭難者A
を見失っても、発見した時点での視野画像と注視点マー
クとを見ながら無線通信で救助隊員等に遭難者の発見場
所を正確に連絡できる。また、表示装置17の表示画面
をプリンタ19によりプリントアウトして保管すれば、
ストップ装置18による記憶装置16の停止動作を解除
し、監視員Hによる遭難者の捜索を再び開始できる。
【0035】なお、表示装置17はアイカメラ20を装
備した監視員Hの傍ではなく、例えば救助隊員側に設置
して、上記記憶手段16から無線通信で表示装置に表示
させてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る目標物の
位置自動検出装置によれば、監視員が目標物を発見した
時点で起動スイッチを操作するだけで、目標物の位置デ
ータを、正確且つ迅速に自動的に検出することができ
る。従って、遭難者などの目標物の捜索を、効率的且つ
確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る目標物の位置自動検
出装置の全体を示す概略ブロック構成図である。
【図2】(a),(b)はそれぞれ、同装置の監視者の
頭部を示す概略平面図および概略側面図である。
【図3】同装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】機体と目標物との関係を示す概略正面図であ
る。
【図5】機体と目標物との関係を示す概略平面図であ
る。
【図6】この発明の第2実施例に係る目標物の位置自動
検出装置の全体を示す概略ブロック構成図である。
【図7】同装置の監視者の頭部を示す概略平面図であ
る。
【図8】監視員と目標物との関係を示す概略正面図であ
る。
【図9】この発明の第3実施例に係る目標物の位置自動
検出装置の全体を示す概略ブロック構成図である。
【図10】同装置の監視者の頭部を示す斜視図である。
【図11】監視員と目標物との関係を示す概略正面図で
ある。
【符号の説明】
2…アイマークカメラ、5…磁気センサ、6…バンク角
検知装置、7…高度計、8…機首方位検知手段、9…自
機位置認識装置、19A…監視員位置認識装置、10…
注視方向算出手段、11…演算処理装置、12…起動ス
イッチ(起動手段)、13…レーダ・スコープ(表示手
段)、16…記憶装置(記憶手段)、17…表示装置
(表示手段)、18…ストップ装置(ストップ手段)、
20…アイカメラ、21…視野カメラ、A…遭難者(目
標物)、E…航空機、K…注視方向検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機に搭乗した監視員の眼球の位置お
    よび頭部の方向を検出することにより航空機の基準軸に
    対する監視員による目標物の注視方向を検出する注視方
    向検出手段と、 この注視方向検出手段の出力信号と、航空機のバンク角
    を検知するバンク角検知装置、航空機の高度を検知する
    高度計、航空機の機首の方位を検知する機首方位検知装
    置および自機位置認識装置からの出力信号とに基づいて
    目標物の位置を算出する演算処理装置と、 上記演算処理装置を起動する起動手段とを備えてなる目
    標物の位置自動検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記演算処理装置の
    検出結果による目標位置データの表示手段とを備えてな
    る目標物の位置自動検出装置。
  3. 【請求項3】 監視員の眼球の位置および頭部の方向を
    検出することにより監視員による目標物の注視方向を検
    出する注視方向検出手段と、 この注視方向検出手段の出力信号と、監視員の高度およ
    び水平面内の位置を認識する監視員位置認識装置からの
    出力信号とに基づいて目標物の位置を算出する演算処理
    装置と、 上記演算処理装置を起動する起動手段とを備えてなる目
    標物の位置自動検出装置。
  4. 【請求項4】 監視員の頭部が向く正面方向の視野を撮
    影する視野カメラと、 監視員の眼球の位置により注視点を検出するアイマーク
    カメラと、 上記視野カメラからの画像信号による視野画像上に上記
    アイマークカメラからのアイマーク座標信号による注視
    点マークを合成する画像合成手段と、 監視員の操作により位置固定信号を出力するストップ手
    段と、 上記位置固定信号を受けた時点での上記画像信号と上記
    アイマーク座標信号とを記憶する記憶手段とを備えた目
    標物の位置自動検出装置。
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Cited By (3)

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