JP2018046427A - 目標捜索装置、目標捜索方法及び目標捜索プログラム - Google Patents

目標捜索装置、目標捜索方法及び目標捜索プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018046427A
JP2018046427A JP2016180120A JP2016180120A JP2018046427A JP 2018046427 A JP2018046427 A JP 2018046427A JP 2016180120 A JP2016180120 A JP 2016180120A JP 2016180120 A JP2016180120 A JP 2016180120A JP 2018046427 A JP2018046427 A JP 2018046427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
feature amount
area
image
representative value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016180120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6463712B2 (ja
Inventor
陽一 小野村
Yoichi Onomura
陽一 小野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2016180120A priority Critical patent/JP6463712B2/ja
Priority to US15/650,027 priority patent/US10318807B2/en
Publication of JP2018046427A publication Critical patent/JP2018046427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6463712B2 publication Critical patent/JP6463712B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B15/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B15/006Apparatus mounted on flying objects
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/20Image preprocessing
    • G06V10/255Detecting or recognising potential candidate objects based on visual cues, e.g. shapes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/40Extraction of image or video features
    • G06V10/50Extraction of image or video features by performing operations within image blocks; by using histograms, e.g. histogram of oriented gradients [HoG]; by summing image-intensity values; Projection analysis
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/10Terrestrial scenes
    • G06V20/13Satellite images
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/18Eye characteristics, e.g. of the iris
    • G06V40/19Sensors therefor
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V2201/00Indexing scheme relating to image or video recognition or understanding
    • G06V2201/07Target detection

Abstract

【課題】撮影手段を用いた探知目標の捜索において、探知目標の識別を容易に行えるようにする。【解決手段】航空機1は、光学カメラ14を用いて所定の探知目標を捜索するものであり、光学カメラ14が撮影した画像を表示するディスプレイ15と、制御部18とを備える。制御部18は、ディスプレイ15に表示された表示画像から、探知目標と思われる識別対象Tを含む注視領域WAを抽出し、表示画像のうちの注視領域WAの内外それぞれにおける画像特徴量の代表値Pin,Poutと、注視領域WAを分割した複数の小領域SAそれぞれにおける画像特徴量の代表値Piとを算出し、複数の小領域SAのうち、その画像特徴量の代表値Piが注視領域WA外の画像特徴量の代表値Poutよりも注視領域WA内の画像特徴量の代表値Pinに近いものを、識別対象Tが存在する対象存在領域TAとして抽出する。【選択図】図2

Description

本発明は、高所からのカメラ映像に基づいて所定の探知目標を捜索する技術に関する。
航空機などに設置された光学カメラを使用し、その操作員が高所からのカメラ映像(画像)を見ながら地上(または海上)の所定の探知目標の捜索を行う場合がある(例えば、特許文献1参照)。
このような捜索活動では、操作員が広画角のカメラ映像を見ながら広範囲での捜索を行い、疑わしい対象を発見したらその方向にカメラの視軸を向けて狭画角に切り替えて(ズームアップ)、それが探知目標か否かを確認する。そして、この対象が探知目標でなかった場合には再び広画角に戻して捜索を継続し、探知目標であった場合には当該探知目標の画像中の位置からその実際の位置(座標)を標定する。
このように、操作員は広画角での捜索と狭画角での識別とを、探知目標を発見するまで繰り返し行う必要があり、その操作負荷が極めて大きかった。
特許第4170488号公報
このような操作負荷の軽減策として、例えば操作員の視線の検知などによって広画角画像のなかから対象を含む領域を自動的に抽出し、この領域をズームアップする手法が考えられる。
しかしながら、視線検知などによる領域抽出方法では対象の大きさまでは検出できないため、領域をズームアップする際に適切な画角(拡大範囲)を設定することが難しい。その結果、画面に対して対象が過小または過大なサイズとなってしまい、対象の全容を捉えつつ具体形状を把握可能な拡大画像を得ることができず、この対象が探知目標であるか否かの識別が困難となってしまう。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、撮影手段を用いた探知目標の捜索において、探知目標の識別を容易に行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、高所に設置された撮影手段を用いて所定の探知目標を捜索する目標捜索装置であって、
前記撮影手段が撮影した画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された表示画像から、前記探知目標と思われる識別対象を含む対象領域を抽出する対象領域抽出手段と、
前記表示画像のうちの前記対象領域の内外それぞれにおける画像特徴量の代表値を算出する特徴量算出手段と、
前記対象領域を複数の小領域に分割し、当該複数の小領域それぞれにおける画像特徴量の代表値を算出する第二特徴量算出手段と、
前記複数の小領域のうち、その画像特徴量の代表値が前記対象領域外の画像特徴量の代表値よりも前記対象領域内の画像特徴量の代表値に近いものを、前記識別対象が存在する対象存在領域として抽出する対象存在領域抽出手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の目標捜索装置において、
前記対象存在領域の図心を中心とし、かつ、当該対象存在領域を所定の面積割合で含む拡大領域を算出する拡大領域算出手段と、
前記拡大領域を拡大範囲として、前記撮影手段の画角を調整する画角調整手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の目標捜索装置において、
前記画像特徴量は、前記表示画像の輝度、コントラスト及び色のうちの少なくとも1つに基づくものであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の目標捜索装置において、
前記対象領域抽出手段は、
前記表示手段に表示された表示画像上での操作員の視線軌跡を検出し、
検出された前記視線軌跡に基づいて、前記表示画像のうち前記操作員が注視した注視領域を、前記対象領域として抽出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の目標捜索装置において、
前記撮影手段が航空機に搭載されていることを特徴とする。
請求項6及び請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の目標捜索装置と同様の特徴を具備する目標捜索方法及び目標捜索プログラムである。
本発明によれば、撮影手段により撮影されてディスプレイなどの表示手段に表示された表示画像から、探知目標と思われる識別対象を含む対象領域が抽出され、この表示画像のうち対象領域の内外それぞれにおける画像特徴量の代表値と、対象領域を分割した複数の小領域それぞれにおける画像特徴量の代表値とが算出される。そして、複数の小領域のうち、その画像特徴量の代表値が対象領域外よりも対象領域内の画像特徴量の代表値に近いものが、識別対象が存在する対象存在領域として抽出される。
これにより、対象領域のうち識別対象が存在する対象存在領域を、画像特徴量に基づいて好適に抽出することができる。したがって、抽出された対象存在領域を確認することにより、識別対象が探知目標であるか否かの識別を容易に行うことができる。
本実施形態における航空機の概略構成を示すブロック図である。 目標捜索処理でのデータの流れを示すデータフロー図である。 目標捜索処理を説明するための図である。 目標捜索処理を説明するための図である。
以下、本発明に係る目標捜索装置を航空機1に適用した場合の実施形態について、図面を参照して説明する。
[構成]
まず、本実施形態における航空機1の構成について、図1を参照して説明する。
図1は、航空機1の概略構成を示すブロック図である。
航空機1は、所定の探知目標の捜索を行うためのものであり、本実施形態においては、搭載された光学カメラ14を用いてその操作員(搭乗員)が行う探知目標の捜索を支援可能に構成されたものである。
具体的には、図1に示すように、航空機1は、飛行機構11と、操作部12と、記憶部13と、光学カメラ14と、ディスプレイ15と、カメラ操作部16と、視線検出用カメラ17と、制御部18とを備えて構成されている。
このうち、飛行機構11は、航空機1を飛行させるための機構であり、推進力を発生させる内燃機関(例えばジェットエンジン)や舵面駆動用のアクチュエータ等から構成されている。
操作部12は、パイロットに操作される操縦桿や各種操作キー等を備えており、これら操縦桿や各種操作キー等の操作状態に対応する信号を制御部18に出力する。
記憶部13は、航空機1の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するとともに、作業領域としても機能するメモリである。本実施形態においては、記憶部13は、目標捜索プログラム130を記憶している。
目標捜索プログラム130は、後述の目標捜索処理を制御部18に実行させるためのプログラムである。
光学カメラ14は、航空機1の機外を撮影するためのものであり、図示しないジンバルに載置されて向きを変えられるように航空機1の機体に設けられている。この光学カメラ14は、航空機1の機体下方を動画または静止画で撮影し、取得した画像情報を制御部18に出力する。
ディスプレイ15は、制御部18から入力される表示信号に基づいて、光学カメラ14が撮影した画像を表示する。
カメラ操作部16は、光学カメラ14を操作するためのものであり、光学カメラ14の向きやズームアップ・ズームバックなどの操作が可能となっている。このカメラ操作部16は、本実施形態においては、パイロットとは異なる専用の操作員によって操作される。操作員は、ディスプレイ15に表示された光学カメラ14の撮影画像を見ながら、カメラ操作部16を操作する。
視線検出用カメラ17は、ディスプレイ15を見る操作員の視線(目の動き)を検出するためのものであり、操作員の顔に対向するように設けられている。この視線検出用カメラ17は、操作員の目の動きを撮影し、その画像情報を制御部18に出力する。
なお、視線検出用カメラ17は、ディスプレイ15と一体的に構成されていてもよい。
制御部18は、航空機1の各部を中央制御する。具体的に、制御部18は、飛行機構11を駆動制御して航空機1の飛行を制御したり、記憶部13に記憶されているプログラムを展開し、展開されたプログラムと協働して各種処理を実行したりする。
また、制御部18は、後述するように、目標捜索処理における各種の機能部として、視線軌跡検出器181と、注視領域抽出器182と、画像特徴量算出器183と、対象存在領域抽出器184と、拡大領域算出器185とを備えている(図2参照)。
[動作]
続いて、目標捜索処理を実行する際の航空機1の動作について説明する。
図2は、目標捜索処理でのデータの流れを示すデータフロー図であり、図3及び図4は、目標捜索処理を説明するための図である。
目標捜索処理は、光学カメラ14による撮影画像に基づいて探知目標を捜索する処理であり、本実施形態においては、操作員が光学カメラ14の撮影画像を見ながら行う探知目標の捜索を支援する処理である。この目標捜索処理は、例えば操作員の操作等により当該目標捜索処理の実行指示が入力されたときに、制御部18が記憶部13から目標捜索プログラム130を読み出して展開することで実行される。
なお、ここでは、飛行中の航空機1から光学カメラ14により機体下方の地上(または海上)が撮影されて、その撮影画像がディスプレイ15に表示されているものとする。また、この光学カメラ14の広画角での撮影により、探知目標であると思われてその識別を要する識別対象Tが、ディスプレイ15の表示画像中に含まれているものとする(図3(a)等参照)。
図2に示すように、目標捜索処理が実行されると、まず制御部18は、ディスプレイ15を見る操作員の目Eの動きを視線検出用カメラ17により撮影し、その画像情報に基づいて、視線軌跡検出器181により操作員の視線軌跡LSを検出する。
具体的に、視線軌跡検出器181は、例えば基準点を角膜反射、動点を瞳孔とし、或いは基準点を目頭、動点を虹彩にしてこれらの位置関係を用いることで、操作員の視線を検出する。そして、視線軌跡検出器181は、所定の時間間隔(例えば数秒間)に亘る当該視線の移動を記憶することにより、ディスプレイ15に表示された表示画像上での操作員の視線軌跡LSを検出する。
これにより、操作員が識別対象Tをディスプレイ15の表示画像上で捉えて、当該識別対象Tの周辺を行き来している視線軌跡LSが得られる(図3(a))。
次に、制御部18は、検出された視線軌跡LSに基づいて、ディスプレイ15の表示画像のうち操作員が注視した注視領域WAを、注視領域抽出器182により抽出する。
具体的に、注視領域抽出器182は、視線軌跡LSの平均位置を中心とし、当該視線軌跡LSの存在確率が所定値以上となる円形領域を、注視領域WAと判定する(図3(b))。例えば、視線軌跡LSの存在確率が50%以上となる領域を求める場合には、CEP(平均誤差半径)値を半径とする円形領域が注視領域WAとなる。
これにより、操作員が注視した注視領域WAが、識別対象Tを含む対象領域としてディスプレイ15の表示画像から抽出される。
次に、制御部18は、画像特徴量算出器183により、ディスプレイ15の表示画像の画像特徴量を、光学カメラ14からの画像情報に基づいて算出する。
具体的に、まず画像特徴量算出器183は、ディスプレイ15の表示画像のうち、注視領域WAの内外それぞれにおける画像特徴量の代表値Pin,Poutを、当該注視領域WAの内外全域それぞれでの面積平均値として算出する(図3(c))。
ここで、画像特徴量とは、ディスプレイ15に表示された表示画像の輝度、コントラスト、色(色相)等の画像パラメータのうちの少なくとも1つに基づくものであり、本実施形態においては、これらの画像パラメータを個別に重み付けして合算した値である。但し、この画像特徴量は、識別対象Tの存在を判定するうえでは、輝度やコントラストよりも色(色相)を重視して算出されることが好ましい。色は、輝度やコントラストよりも天候等による影響が少ないためである。
なお、図3(c)及び図4(a),(b)では、画像特徴量の代表値の大小をドットの濃淡で表している。
それから、画像特徴量算出器183は、注視領域WAを複数の小領域SAに分割し、当該複数の小領域SAそれぞれにおける画像特徴量の代表値Piを算出する(図4(a))。
より詳しくは、画像特徴量算出器183は、まず、各辺が表示画像の縦横に平行で且つ注視領域WAを内接円とする正方形の領域を、注視領域WAを含む分割対象領域DAとして設定する。そして、画像特徴量算出器183は、この分割対象領域DAを、各辺が表示画像の縦横に平行な正方格子状の複数の小領域SAに格子分割し、各小領域SAにおける画像特徴量の代表値Piを、当該小領域SAの面積平均値として算出する。
なお、分割対象領域DAは、注視領域WAを含む領域であれば、その大きさや形状は特に限定されない。
また、小領域SAは、注視領域WAを複数に分割できる領域であれば、その大きさや形状は特に限定されない(例えば表示画像の1画素などであってもよい)が、表示画像中の識別対象Tのサイズよりも小さいことが好ましい。
次に、制御部18は、対象存在領域抽出器184により、複数の小領域SAのうち、その画像特徴量の代表値Piが注視領域WA外の画像特徴量の代表値Poutよりも注視領域WA内の画像特徴量の代表値Pinに近いものを、識別対象Tが存在する対象存在領域TAとして抽出する(図4(b))。
具体的に、対象存在領域抽出器184は、分割対象領域DA内の全ての小領域SAのうち、以下の式(1)を満たす画像特徴量の代表値Piを有するものを抽出する。
|Pi−Pin|<|Pi−Pout| ・・・(1)
そして、対象存在領域抽出器184は、抽出された全ての小領域SAからなる領域を、対象存在領域TAとして設定する。
ディスプレイ15に表示された表示画像上では、識別対象Tの存在する部分が高い画像特徴量を有すると推定できる。そのため、注視領域WA内の代表値Pinは注視領域WA外の代表値Poutよりも高くなり、識別対象Tの存在する小領域SAの代表値Piは、PoutよりもPinに近い値となる。
したがって、上述の式(1)を満たすPiを有する小領域SAを抽出することにより、識別対象Tが存在する領域を特定することができる。
次に、制御部18は、拡大領域算出器185により、対象存在領域TAの図心Cを算出するとともに、当該図心Cを中心とし、かつ対象存在領域TA全域を所定の面積割合で含む円形の拡大領域ZAを算出する(図4(c))。
そして、制御部18は、光学カメラ14の動作を制御し、図心Cをカメラ視軸とするとともに拡大領域ZAを拡大範囲として、当該光学カメラ14のカメラ視軸及び画角を調整する。
これにより、拡大領域ZAがディスプレイ15の全面に大きく拡大表示される。つまり、操作員が注視した注視領域WAのうち、高い画像特徴量をもつ対象存在領域TA(すなわち識別対象T)が、ディスプレイ15に自動的に拡大表示されることとなる。
次に、操作員は、ディスプレイ15に表示された拡大領域ZAの画像を見て、拡大表示された識別対象Tが所定の探知目標であるか否かを識別する。
そして、識別対象Tが探知目標であった場合には、制御部18は、操作員の操作に基づいて当該識別対象Tの位置(座標)を標定し、目標捜索処理を終了する。
また、識別対象Tが探知目標でなかった場合には、操作員は、カメラ操作部16を操作して光学カメラ14の画角を元の広画角に戻す。その後、制御部18は、注視領域WAの抽出、画像特徴量の代表値Pin,Pout,Piの算出、対象存在領域TAの抽出、拡大領域ZAの算出、光学カメラ14の画角調整及び探知目標の識別を、探知目標の位置を標定できるまで連続的に繰り返す。
[効果]
以上のように、本実施形態によれば、光学カメラ14により撮影されてディスプレイ15に表示された表示画像から、探知目標と思われる識別対象Tを含む注視領域WAが抽出され、この表示画像のうち注視領域WAの内外それぞれにおける画像特徴量の代表値Pin,Poutと、注視領域WAを分割した複数の小領域SAそれぞれにおける画像特徴量の代表値Piとが算出される。そして、複数の小領域SAのうち、その画像特徴量の代表値Piが注視領域WA外の画像特徴量の代表値Poutよりも注視領域WA内の画像特徴量の代表値Pinに近いものが、識別対象Tが存在する対象存在領域TAとして抽出される。
これにより、注視領域WAのうち識別対象Tが存在する対象存在領域TAを、画像特徴量に基づいて好適に抽出することができる。したがって、抽出された対象存在領域TAを確認することにより、識別対象Tが探知目標であるか否かの識別を容易に行うことができる。
また、対象存在領域TAの図心Cを中心とし、かつ当該対象存在領域TAを所定の面積割合で含む拡大領域ZAが算出されて、この拡大領域ZAが拡大範囲となるように光学カメラ14の画角が調整される。
したがって、識別対象Tの全容を捉えつつ具体形状を把握可能な拡大画像がディスプレイ15に自動的に表示されるため、この識別対象Tが探知目標であるか否かの識別をさらに容易に行うことができる。
また、ディスプレイ15に表示された表示画像上での操作員の視線軌跡LSに基づいて、当該表示画像のうち操作員が注視した注視領域WAが、識別対象Tを含む対象領域として抽出される。
したがって、操作員はディスプレイ15の表示画像上で探知目標と思われる識別対象Tを目で捉えるだけで、この識別対象Tを含む領域が自動的に抽出されるため、操作員の操作負荷を軽減することができる。
[変形例]
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、拡大領域ZAが、対象存在領域TAを所定の面積割合で含む円形の領域であることとしたが、この拡大領域ZAの形状は円形に限定されず、例えば対象存在領域TAの形状等に対応したものであってもよい。また、このときの面積割合の値も、対象存在領域TAの形状等に対応したものとしてよい。
また、識別対象Tを含む対象領域として、操作員が注視した注視領域WAを抽出することとしたが、操作員の動作に基づくものでなく、例えば画像処理などによって当該対象領域を抽出することとしてもよい。
また、識別対象Tが探知目標であるか否かの識別も、操作員による目視の識別でなくともよい。この場合、例えば画像処理によって当該識別を行うこととしてもよいし、或いは、光学センサーやレーダーなどの測距手段で取得した光学カメラ14(航空機1)からの距離(またはこの距離から求めた高度)に基づいて行うこととしてもよい。
また、操作員が航空機1に搭乗して探知目標の捜索を行うこととしたが、撮影手段(光学カメラ14)が航空機1に搭載されて高所からの画像を撮影可能であれば、操作員は、撮影手段以外の他の機器(ディスプレイ15、カメラ操作部16及び視線検出用カメラ17)とともに他の場所(例えば地上設備)にいることとしてもよい。つまり、機上の撮影手段から送信されてくる画像情報を用いて、操作員が地上設備などで捜索を行うこととしてもよい。
さらに、撮影手段は高所に設置されて地上または海上の画像を撮影可能であれば、航空機1に搭載されたものでなくともよく、例えば高い建造物の上部に設置されたものなどであってもよい。
1 航空機
13 記憶部
130 目標捜索プログラム
14 光学カメラ
15 ディスプレイ
16 カメラ操作部
17 視線検出用カメラ
18 制御部
T 識別対象
LS 視線軌跡
WA 注視領域
DA 分割対象領域
SA 小領域
TA 対象存在領域
ZA 拡大領域

Claims (7)

  1. 高所に設置された撮影手段を用いて所定の探知目標を捜索する目標捜索装置であって、
    前記撮影手段が撮影した画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された表示画像から、前記探知目標と思われる識別対象を含む対象領域を抽出する対象領域抽出手段と、
    前記表示画像のうちの前記対象領域の内外それぞれにおける画像特徴量の代表値を算出する特徴量算出手段と、
    前記対象領域を複数の小領域に分割し、当該複数の小領域それぞれにおける画像特徴量の代表値を算出する第二特徴量算出手段と、
    前記複数の小領域のうち、その画像特徴量の代表値が前記対象領域外の画像特徴量の代表値よりも前記対象領域内の画像特徴量の代表値に近いものを、前記識別対象が存在する対象存在領域として抽出する対象存在領域抽出手段と、
    を備えることを特徴とする目標捜索装置。
  2. 前記対象存在領域の図心を中心とし、かつ、当該対象存在領域を所定の面積割合で含む拡大領域を算出する拡大領域算出手段と、
    前記拡大領域を拡大範囲として、前記撮影手段の画角を調整する画角調整手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の目標捜索装置。
  3. 前記画像特徴量は、前記表示画像の輝度、コントラスト及び色のうちの少なくとも1つに基づくものであることを特徴とする請求項1または2に記載の目標捜索装置。
  4. 前記対象領域抽出手段は、
    前記表示手段に表示された表示画像上での操作員の視線軌跡を検出し、
    検出された前記視線軌跡に基づいて、前記表示画像のうち前記操作員が注視した注視領域を、前記対象領域として抽出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の目標捜索装置。
  5. 前記撮影手段が航空機に搭載されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の目標捜索装置。
  6. 高所に設置された撮影手段を用いて所定の探知目標を捜索する目標捜索方法であって、
    前記撮影手段が撮影した画像を表示する表示手段を備える目標捜索装置が、
    前記表示手段に表示された表示画像から、前記探知目標と思われる識別対象を含む対象領域を抽出する対象領域抽出工程と、
    前記表示画像のうちの前記対象領域の内外それぞれにおける画像特徴量の代表値を算出する特徴量算出工程と、
    前記対象領域を複数の小領域に分割し、当該複数の小領域それぞれにおける画像特徴量の代表値を算出する第二特徴量算出工程と、
    前記複数の小領域のうち、その画像特徴量の代表値が前記対象領域外の画像特徴量の代表値よりも前記対象領域内の画像特徴量の代表値に近いものを、前記識別対象が存在する対象存在領域として抽出する対象存在領域抽出工程と、
    を実行することを特徴とする目標捜索方法。
  7. 高所に設置された撮影手段が撮影した画像を用いて所定の探知目標を捜索する目標捜索プログラムであって、
    前記撮影手段が撮影した画像を表示する表示手段を備える目標捜索装置を、
    前記表示手段に表示された表示画像から、前記探知目標と思われる識別対象を含む対象領域を抽出する対象領域抽出手段、
    前記表示画像のうちの前記対象領域の内外それぞれにおける画像特徴量の代表値を算出する特徴量算出手段、
    前記対象領域を複数の小領域に分割し、当該複数の小領域それぞれにおける画像特徴量の代表値を算出する第二特徴量算出手段、
    前記複数の小領域のうち、その画像特徴量の代表値が前記対象領域外の画像特徴量の代表値よりも前記対象領域内の画像特徴量の代表値に近いものを、前記識別対象が存在する対象存在領域として抽出する対象存在領域抽出手段、
    として機能させることを特徴とする目標捜索プログラム。
JP2016180120A 2016-09-15 2016-09-15 目標捜索装置、目標捜索方法及び目標捜索プログラム Active JP6463712B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016180120A JP6463712B2 (ja) 2016-09-15 2016-09-15 目標捜索装置、目標捜索方法及び目標捜索プログラム
US15/650,027 US10318807B2 (en) 2016-09-15 2017-07-14 Target searching apparatus, target searching method, and computer readable medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016180120A JP6463712B2 (ja) 2016-09-15 2016-09-15 目標捜索装置、目標捜索方法及び目標捜索プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018046427A true JP2018046427A (ja) 2018-03-22
JP6463712B2 JP6463712B2 (ja) 2019-02-06

Family

ID=61560654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016180120A Active JP6463712B2 (ja) 2016-09-15 2016-09-15 目標捜索装置、目標捜索方法及び目標捜索プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10318807B2 (ja)
JP (1) JP6463712B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019188530A1 (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 日本電気株式会社 捜索支援装置、捜索支援方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109886107A (zh) * 2019-01-15 2019-06-14 北京奇艺世纪科技有限公司 眼部图像处理方法、设备、图像处理设备、介质
JP2021149446A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 株式会社日立製作所 注視物体認識システム及び方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524588A (ja) * 1991-07-26 1993-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 航空捜索用テレビジヨンカメラ装置
JPH0781695A (ja) * 1993-09-17 1995-03-28 Shin Meiwa Ind Co Ltd 目標物の位置自動検出装置
JPH09247658A (ja) * 1996-03-04 1997-09-19 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置
JP2000225998A (ja) * 1999-02-02 2000-08-15 Shimadzu Corp 救難目標位置指示装置
JP2011188147A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toshiba Corp 監視システム及び監視方法
JP2012049628A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Nikon Corp 画像処理装置、撮像装置、及び画像処理プログラム
WO2016092950A1 (ja) * 2014-12-11 2016-06-16 ソニー株式会社 医療用眼鏡型表示装置、情報処理装置及び情報処理方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4170488B2 (ja) 1998-12-24 2008-10-22 富士重工業株式会社 航空機による目標捜索装置
JP5338978B2 (ja) * 2010-05-10 2013-11-13 富士通株式会社 画像処理装置および画像処理プログラム
JP5890803B2 (ja) * 2013-07-01 2016-03-22 富士重工業株式会社 車両の運転支援制御装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524588A (ja) * 1991-07-26 1993-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 航空捜索用テレビジヨンカメラ装置
JPH0781695A (ja) * 1993-09-17 1995-03-28 Shin Meiwa Ind Co Ltd 目標物の位置自動検出装置
JPH09247658A (ja) * 1996-03-04 1997-09-19 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置
JP2000225998A (ja) * 1999-02-02 2000-08-15 Shimadzu Corp 救難目標位置指示装置
JP2011188147A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toshiba Corp 監視システム及び監視方法
JP2012049628A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Nikon Corp 画像処理装置、撮像装置、及び画像処理プログラム
WO2016092950A1 (ja) * 2014-12-11 2016-06-16 ソニー株式会社 医療用眼鏡型表示装置、情報処理装置及び情報処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019188530A1 (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 日本電気株式会社 捜索支援装置、捜索支援方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPWO2019188530A1 (ja) * 2018-03-26 2021-03-25 日本電気株式会社 捜索支援装置、捜索支援方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20180075286A1 (en) 2018-03-15
US10318807B2 (en) 2019-06-11
JP6463712B2 (ja) 2019-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200159256A1 (en) Method for detecting target object, detection apparatus and robot
JP6273685B2 (ja) 追尾処理装置及びこれを備えた追尾処理システム並びに追尾処理方法
KR102465532B1 (ko) 객체 인식 방법 및 장치
KR101533686B1 (ko) 시선 추적 장치 및 방법, 이를 수행하기 위한 기록매체
US10489648B2 (en) Eye tracking using time multiplexing
US20190304105A1 (en) High-performance visual object tracking for embedded vision systems
JP6266675B2 (ja) 捜索支援装置、捜索支援方法及び捜索支援プログラム
US7983450B2 (en) Method, apparatus and computer program product for recognizing a gesture
JP6696422B2 (ja) 異常検知装置及び異常検知方法
US11715231B2 (en) Head pose estimation from local eye region
US20150363638A1 (en) Information processing system, information processing method, and program
JP5001930B2 (ja) 動作認識装置及び方法
JP6463712B2 (ja) 目標捜索装置、目標捜索方法及び目標捜索プログラム
CN103677274A (zh) 一种基于主动视觉的互动投影方法及系统
US20180300954A1 (en) Method and device for seeing through an obstruction based on smart glasses, and computer-readable storage medium
CN105765608A (zh) 用于根据闪耀点进行眼睛检测的方法和设备
KR101105872B1 (ko) 적외선 카메라와 모니터를 이용한 손 인식 방법 및 장치
CN116453198B (zh) 一种基于头部姿态差异的视线校准方法和装置
CN116382473A (zh) 一种基于自适应时序分析预测的视线校准、运动追踪及精度测试方法
Qiu et al. Eye gaze estimation based on stacked hourglass neural network for aircraft helmet aiming
CN109508089B (zh) 一种基于层级随机森林的视线控制系统与方法
EP3432204B1 (en) Telepresence framework for region of interest marking using headmount devices
US20200167005A1 (en) Recognition device and recognition method
JP6717739B2 (ja) 撮像装置
US20220201194A1 (en) Apparatus, system, method and storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6463712

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250