JPH0781381B2 - タイル貼り外壁の構造 - Google Patents
タイル貼り外壁の構造Info
- Publication number
- JPH0781381B2 JPH0781381B2 JP7505091A JP7505091A JPH0781381B2 JP H0781381 B2 JPH0781381 B2 JP H0781381B2 JP 7505091 A JP7505091 A JP 7505091A JP 7505091 A JP7505091 A JP 7505091A JP H0781381 B2 JPH0781381 B2 JP H0781381B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- mortar layer
- anchor material
- tiled outer
- concrete skeleton
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はタイルの剥落を防止す
るタイル貼り外壁の構造に関する。
るタイル貼り外壁の構造に関する。
【0002】
【課題を解決するための手段】外壁タイルの剥落は人命
にかかわる恐れがあり、その対策が強く求められてい
る。タイルが剥落した外壁の断面をみると、コンクリー
ト躯体壁と下地モルタル層との間で剥離しており、下地
モルタル層が30mm〜50mmと厚みむらのある場合が多
い。この剥落の原因としてはモルタル層の乾燥、収縮に
よるひび割れ、ひび割れ部分からの雨水の浸入等のくり
返しによると考えられている。
にかかわる恐れがあり、その対策が強く求められてい
る。タイルが剥落した外壁の断面をみると、コンクリー
ト躯体壁と下地モルタル層との間で剥離しており、下地
モルタル層が30mm〜50mmと厚みむらのある場合が多
い。この剥落の原因としてはモルタル層の乾燥、収縮に
よるひび割れ、ひび割れ部分からの雨水の浸入等のくり
返しによると考えられている。
【0003】この発明は上記の事情に鑑みなされたもの
である。その目的はコンクリート躯体面と下地モルタル
層との付着力が強く、雨水の浸入により剥離しがたく、
タイルの剥落を防止できるタイル貼り外壁の構造を提案
するにある。
である。その目的はコンクリート躯体面と下地モルタル
層との付着力が強く、雨水の浸入により剥離しがたく、
タイルの剥落を防止できるタイル貼り外壁の構造を提案
するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このタイル貼り外壁の構
造は、コンクリート躯体壁、下地モルタル層およびタイ
ル層を順に配してなり、コンクリート躯体壁には下地モ
ルタル層に突出するアンカー材が植設してあり、このア
ンカー材は鋼材からなり、その表面は下から順にアルミ
ニウムおよびエポキシ樹脂で被覆してあることを特徴と
する。
造は、コンクリート躯体壁、下地モルタル層およびタイ
ル層を順に配してなり、コンクリート躯体壁には下地モ
ルタル層に突出するアンカー材が植設してあり、このア
ンカー材は鋼材からなり、その表面は下から順にアルミ
ニウムおよびエポキシ樹脂で被覆してあることを特徴と
する。
【0005】
【実施例】図1はこの発明の構造になるタイル貼り外壁
であり、コンクリート躯体壁1、下地モルタル層2およ
びタイル層3からなり、躯体壁1にはコ形をなしたアン
カー材4が植設してあり、その片側部分は下地モルタル
層2に突出している。このアンカー材4は鋼材からな
り、表面は下から順にアルミニウムおよびエポキシ樹脂
の層で被覆されているるこの構造のタイル貼り外壁を施
工するには、図2に示す施工フロー図に従う。
であり、コンクリート躯体壁1、下地モルタル層2およ
びタイル層3からなり、躯体壁1にはコ形をなしたアン
カー材4が植設してあり、その片側部分は下地モルタル
層2に突出している。このアンカー材4は鋼材からな
り、表面は下から順にアルミニウムおよびエポキシ樹脂
の層で被覆されているるこの構造のタイル貼り外壁を施
工するには、図2に示す施工フロー図に従う。
【0006】すなわち、コンクリート躯体を打設する型
枠を組立て、アンカー材を植設すべき型枠位置に穴あけ
をする。型枠内にコンクリートを打設し、穴からL形の
アンカー材をさし込む。コンクリートの硬化をまち、型
枠を解体し、躯体壁面をワイヤブラシ等でこすり、型枠
面から移行した剥離剤を除去する。必要に応じサンダー
がけ等を行ないね剥離剤が残存しない平面精度の高い躯
体壁面とする。
枠を組立て、アンカー材を植設すべき型枠位置に穴あけ
をする。型枠内にコンクリートを打設し、穴からL形の
アンカー材をさし込む。コンクリートの硬化をまち、型
枠を解体し、躯体壁面をワイヤブラシ等でこすり、型枠
面から移行した剥離剤を除去する。必要に応じサンダー
がけ等を行ないね剥離剤が残存しない平面精度の高い躯
体壁面とする。
【0007】アンカー材を折曲しコ形となし、壁面に接
着剤(例えば、ハイレックス#1000) を塗布した後、下
地モルタル塗り( くし目)(1:2.5モルタル)を行な
う。
着剤(例えば、ハイレックス#1000) を塗布した後、下
地モルタル塗り( くし目)(1:2.5モルタル)を行な
う。
【0008】その上に更に下地モルタル塗り(1:3モ
ルタル)をなし、その上にタイルを貼り付ける。
ルタル)をなし、その上にタイルを貼り付ける。
【0009】
【作用】このタイル貼り外壁の構造は以上の構成からな
り、コンクリート躯体壁には下地モルタル層に突出する
アンカー材が植設してあり、このアンカー材を介し躯体
壁と下地モルタル層の強固な付着が図られている。この
アンカー材は表面がアルミニウムおよびエポキシ樹脂の
層で被覆してあり、優れた耐腐食性を備え、雨水が下地
モルタル層に浸入しても発錆してモルタル層のひび割れ
を促進したり、強度低下をきたす恐れがなく、長期にわ
たりコンクリート躯体壁と下地モルタル層との強固な付
着を維持し、タイルの剥落を防止する。
り、コンクリート躯体壁には下地モルタル層に突出する
アンカー材が植設してあり、このアンカー材を介し躯体
壁と下地モルタル層の強固な付着が図られている。この
アンカー材は表面がアルミニウムおよびエポキシ樹脂の
層で被覆してあり、優れた耐腐食性を備え、雨水が下地
モルタル層に浸入しても発錆してモルタル層のひび割れ
を促進したり、強度低下をきたす恐れがなく、長期にわ
たりコンクリート躯体壁と下地モルタル層との強固な付
着を維持し、タイルの剥落を防止する。
【0010】
【発明の効果】このタイル貼り外壁の構造はコンクリー
ト躯体壁と下地モルタル層との付着力を長期にわたり維
持し、タイルの剥落を防止する効果を奏する。
ト躯体壁と下地モルタル層との付着力を長期にわたり維
持し、タイルの剥落を防止する効果を奏する。
【図1】実施例のタイル貼り外壁の断面図である。
【図2】実施例のタイル貼り外壁の施工フロー図であ
る。
る。
1…コンクリート躯体壁、2…下地モルタル層、3…タ
イル層、4…アンカー材。
イル層、4…アンカー材。
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリート躯体壁、下地モルタル層お
よびタイル層を順に配してなり、コンクリート躯体壁に
は下地モルタル層に突出するアンカー材が植設してあ
り、このアンカー材は鋼材からなり、その表面は下から
順にアルミニウムおよびエポキシ樹脂で被覆してあるこ
とを特徴とするタイル貼り外壁の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7505091A JPH0781381B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | タイル貼り外壁の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7505091A JPH0781381B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | タイル貼り外壁の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04309655A JPH04309655A (ja) | 1992-11-02 |
JPH0781381B2 true JPH0781381B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=13564988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7505091A Expired - Fee Related JPH0781381B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | タイル貼り外壁の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0781381B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010069340A (ko) * | 2001-03-10 | 2001-07-25 | 전주한 | PC Wire Wall Panel의 석재 시공 기술 |
KR100385115B1 (en) * | 2002-04-18 | 2003-05-22 | Sam Ju Co Ltd | Composition containing metal mixture for inhibiting salt damage and neutralization of concrete and waterproofing concrete, and method for adhering aluminum oxide coating by using the same |
CN103321369A (zh) * | 2013-07-09 | 2013-09-25 | 嘉兴市博宏新型建材有限公司 | 混凝土墙面用抹灰砂浆 |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP7505091A patent/JPH0781381B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04309655A (ja) | 1992-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960326 |
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