JPH0781364B2 - 上場筋用スペーサー - Google Patents

上場筋用スペーサー

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JPH0781364B2
JPH0781364B2 JP18730092A JP18730092A JPH0781364B2 JP H0781364 B2 JPH0781364 B2 JP H0781364B2 JP 18730092 A JP18730092 A JP 18730092A JP 18730092 A JP18730092 A JP 18730092A JP H0781364 B2 JPH0781364 B2 JP H0781364B2
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JP
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muscle
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JP18730092A
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祐輔 神吉
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ジャパンライフ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート製品
の製造に際し型枠内に組み立てられる鉄筋のうち、下場
筋の上方に配置される上場筋をこの下場筋上にあって支
持する上場筋用スペーサーに関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示したように、下場筋21は、下
面の型枠22の上面と平行に配筋され、かつ型枠面上に
散点状に配置した沢山のスペーサー23に支持されて、
型枠面との間に所定の間隔(かぶり)を保っている。上
場筋24は、この下場筋21の配置面と平行の面上に配
筋され、かつ、下場筋上に溶接した沢山のスペーサー2
5に支持されて、下場筋21との間に所定の間隔を保っ
ている。このスペーサー25は、上場筋荷重が大きな場
合、座屈を防ぐための補強部材26や27が必要とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鉄筋コンクリート製品
が小さい物の場合はスペーサーの総数も少なくて済むの
で、前述のようなスペーサーでもそれ程作業性に影響を
与えない。然しながら、大きい製品の場合はスペーサー
の数も多くなり、また鉄筋の荷重が大きくなると補強部
材を溶接せねばならず、その作業性は大きく低下してし
まう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下場筋上の散
点配置の手間を省き、単に下場筋上に置くだけにし、上
場筋を上に載せるだけで下場筋との間に所定の間隔を確
保できるような、上場筋用スペーサーを提供することを
目的とする。
【0005】本発明にかかる上場筋用スペーサーは、一
対の線材と複数のステーを有し、線材は可撓性材で構成
されている。これらのステーは線材の長手方向に適当な
間隔で両線材間に架着されて両線材を互いに等間隔で並
行させている。そして、両線材を、長手方向に沿ってか
つ両線材を含む平面と直交する平面上で、変形させるこ
とにより、両線材が垂直面上に位置した状態での自立性
を与えられて、このスペーサーが構成される。
【0006】
【作用】ステーの長さは必要な下場筋と上場筋の間隔に
応じて定められる。そして、並行する線材は適当な長さ
で切断される。これをスペーサーの単位部材とし、並行
する線材が上下に相対して自立できるように、両線材
を、長手方向に沿って、かつ両線材を含む平面と直交す
る平面上で、屈曲させる。屈曲の形態は三角形状、台形
状、波形状、それらの連続形状、それらの組合せ形状
等、任意に定めることができる。
【0007】この型式のスペーサーを適当数個下場筋上
の適当な場所に置き、これらのスペーサーの上に上場筋
を載架する。かくして上場筋が下場筋上方に、両筋間に
平行の空間を保って、配置される。
【実施例】
【0008】1及び2は一対の線材、3はステーであ
る。線材1と2は可撓性材、例えば鉄で構成される。従
って、ここでいう可撓性とは、自重で容易に変形してし
まうような紐等が呈する可撓性とは異なる。ステー3は
線材1及び2の長手方向に適当な間隔で線材1と2間に
架着され、両線材1と2を互いに等間隔で並行させてい
る。ステー3の長さは必要な両筋間隔に応じて定められ
る。
【0009】そして、両線材1と2を、長手方向に沿っ
て、かつ両線材を含む平面と直交する平面上で、変形さ
せることにより、スペーサーは、両線材1と2が垂直面
上に位置した状態での、自立性を与えられる。この変形
の具体例としては、線材1と2を同じ側の、又は交互に
反対側となる三角形状、台形状、又は波形状等の一単
位、又は連続する複数単位に変形する場合がある。作業
性を高めるためには複数単位に連続して変形させ、全長
を従来のスペーサーの5〜10個分に相当させるとよ
い。
【0010】ステー3の材質は、上場筋11の荷重を下
場筋12に伝えられる程度に剛性のあるものが必要で、
この例では鉄製となっている。このように、この実施例
では、線材1、2とステー3とが鉄製となっているの
で、ステー3を線材1と2間に架着するやり方として、
ステー3の両端部が線材1と2に溶接されているが、架
着のやり方は、接着、嵌着その他、適当な方法を採用で
きる。なお、図面で、13は下部型枠である。
【0011】このスペーサーの1個以上を、下部型枠1
3の上方に通常のスペーサーを介して配置した、下場筋
12上の適所に載せ、必要なら両者を針金等で結着す
る。そして、このスペーサーの上に上場筋11を載せ、
必要ならこれらも針金等で結着する。あとはコンクリー
トを打設する。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、線材の長さを適当に定
めることにより、従来のスペーサーの何個分かを使用す
るのと同じ機能を果たすことができ、しかも自立性を与
えることにより下場筋上に置くだけで上場筋の支持がで
きるので、作業性を飛躍的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる上場筋用スペーサーを使用状態
で示す斜面図である。
【図2】従来の上場筋用スペーサーの一例を使用状態で
示す斜面図である。
【符号の説明】
1 線材 2 線材 3 ステー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の線材(1,2)と複数のステー(3)を有
    し、線材(1,2)は可撓性材で構成され、ステー(3)は線材
    (1,2)の長手方向に適当な間隔で両線材(1,2)間に架着さ
    れて両線材を互いに等間隔で並行させており、両線材
    (1,2)を長手方向に沿ってかつ両線材を含む平面と直交
    する平面上で変形させることにより、両線材(1,2)が垂
    直面上に位置した状態での自立性を与えられて成ること
    を特徴とする上場筋用スペーサー。
JP18730092A 1992-06-23 1992-06-23 上場筋用スペーサー Expired - Fee Related JPH0781364B2 (ja)

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