JPH0781183A - シリアル式記録装置 - Google Patents

シリアル式記録装置

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JPH0781183A
JPH0781183A JP25258793A JP25258793A JPH0781183A JP H0781183 A JPH0781183 A JP H0781183A JP 25258793 A JP25258793 A JP 25258793A JP 25258793 A JP25258793 A JP 25258793A JP H0781183 A JPH0781183 A JP H0781183A
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JP
Japan
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carriage
recording
flexible cable
gear
fixed
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Application number
JP25258793A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hasegawa
毅 長谷川
Manabu Kanazawa
学 金沢
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Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
Original Assignee
Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリッジの移動によってフレキシブルケー
ブルが断線や接続不良を起こしたり、引っ掛かりによっ
てキャリッジのスムーズな移動が阻止されることを防止
でき、高精度で安定した記録動作を行うシリアル式記録
装置を提供する。 【構成】 キャリッジ3が記録紙を横切って往復移動
し、キャリッジに固定したフォトインタラプタ25が、
移動方向に平行に配設されてキャリッジ3の位置を示す
スリット板24から位置情報を検出し、記録信号に応じ
て、記録紙に記録ヘッド2で情報の記録を連続的に行う
シリアル式記録装置において、記録ヘッド2とフォトイ
ンタラプタ25とを駆動回路基板に接続し、キャリッジ
3の移動方向に延出されるフレキシブルケーブル6は、
フォトインタラプタ25をキャリッジ3に取り付ける保
持体25Aとキャリッジ3で変形自在に保持固定され、
移動で断線や接続不良を起こさず、キャリッジ3のスム
ーズな移動を妨げないように取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被記録媒体に情報の記
録を連続的に行うシリアル式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータなどの情報処理装
置に搭載され、処理情報を記録紙などの被記録媒体に連
続的に記録するシリアル記録装置には、サーマル式記録
装置、メカニカル式記録装置、インクジェット式記録装
置、放電破壊式記録装置などがあるが、これらの記録装
置では、記録ヘッドを搭載したキャリッジを、中央処理
装置(CPU)からの記録信号に応じて、被記録媒体を
横切るように往復移動させて、処理情報の記録を行って
いる。この場合、キャリッジの駆動源には、パルスモー
タやDCモータが使用されるが、DCモータを使用する
際には、記録ヘッドへ記録信号を供給する位置の検出手
段が必要である。このために、キャリッジの移動経路に
沿ってキャリッジの移動方向に平行にコード板を設け、
キャリッジに搭載したフォトインタラプタにより、コー
ド板のスリットを検出しカウントすることにより、イン
クリメンタル式リニアエンコーダを構成し、キャリッジ
が所定位置にあることを検出して記録ヘッドで記録を行
うようにしている。
【0003】ところで、この種の記録装置ではキャリッ
ジに搭載される磁気ヘッドやフォトインタラプタには、
フレキシブルケーブルにより記録装置外部から電力が供
給される。このフレキシブルケーブルは、キャリッジ移
動の全経路において、電気接続部やフレキシブルケーブ
ル自体に過度な負荷が加わって、断線や接続不良が生じ
ないように、また、フレキシブルケーブルの引っ掛かり
によって、キャリッジのスムーズな移動が妨げられない
ようにする必要がある。このために、この種の記録装置
では、フレキシブルケーブルの所定部分をキャリッジの
係止爪に係止したり、クリップ部材やねじでキャリッジ
に固定して、フレキシブルケーブルがスムーズに移動で
きるように配設してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、フレキ
シブルケーブルをキャリッジの係爪に係止すると、組込
時にフレキシブルケーブルを変形させ、この変形がキャ
リッジ移動時の負荷になることがある。また、クリップ
部材やねじでフレキシブルケーブルをキャリッジに固定
すると、部品点数が増加して製造コストが上昇するおそ
れがあり、クリップ部材を使用する場合には、クリップ
部材が外れてフリーになったフレキシブルケーブルが、
キャリッジ周辺の突部に引っ掛って動作不良になった
り、外れたクリップが機器の内部に侵入して動作不良に
なるおそれがある。
【0005】本発明は、前述したこの種の記録装置の現
状に鑑みてなされたものであり、その目的は、キャリッ
ジの移動によってフレキシブルケーブルが断線や接続不
良を起こしたり、引っ掛かりによってキャリッジのスム
ーズな移動が阻止されることを防止でき、高精度で安定
した記録動作を行うシリアル式記録装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、被記録媒体を横切って往復移動するキャ
リッジと、該キャリッジに取り付けられ、記録信号に応
じて情報の記録を行う記録手段と、前記キャリッジの移
動方向に平行に配設され、前記キャリッジの位置を指示
する位置指示手段と、前記キャリッジに保持体を介して
取り付けられ、前記位置指示手段から位置情報を検出す
る検出手段と、前記キャリッジの移動方向に平行に延出
され、前記記録手段及び前記検出手段を駆動回路基板に
接続するフレキシブルケーブルとを有し、前記被記録媒
体に情報の記録を連続的に行うシリアル式記録装置にお
いて、前記フレキシブルケーブルが、前記保持体と前記
キャリッジとにより変形自在に保持固定されていること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】この構成では、情報の記録動作時には、キャリ
ッジが、被記録媒体を横切って往復移動し、キャリッジ
に取り付けてある検出手段が、キャリッジの移動方向に
平行に配設されてキャリッジの位置を指示する位置指示
手段から位置情報を検出し、記録信号に応じて、記録手
段によって被記録媒体に情報の記録が連続的に行われ
る。この場合、記録手段と検出手段とを駆動回路基板に
接続し、キャリッジからキャリッジの移動方向に延出さ
れるフレキシブルケーブルは、検出手段をキャリッジに
取り付けている保持体と、キャリッジとにより変形自在
に保持固定され、キャリッジの移動によって、断線や接
続不良が生じることなく、また引っ掛かりによってキャ
リッジのスムーズな移動を妨げることのないようにして
いる。
【0008】
【実施例】先ず、本発明の第1の実施例を図面を参照し
て説明する。
【0009】最初に第1の実施例の記録装置の本体部分
を図2ないし図6を参照して説明する。図2は第1の実
施例の平面図、図3は第1の実施例の内部構造を示す右
側説明図、図4は第1の実施例の左側面図、図5は第1
の実施例の内部構造を示す左側説明図、図6は第1の実
施例の正面説明図である。
【0010】これらの図に示すように、本実施例では、
右側板10と左側板16間にベースフレーム1が設けて
あり、このベースフレーム1に互いに平行に摺動軸5
a、5bが取り付けてあり、キャリッジ3がこれらの摺
動軸5a、5bに移動自在に挿通してあり、キャリッジ
3の一端の摺動部3aは、フレーム底板に設けた係合部
1aに係合して移動自在にしてある。このキャリッジ3
には、記録手段としての記録ヘッド2と、検出手段とし
てのフォトインタラプタ25とが搭載してあり、キャリ
ッジ3は前記摺動軸5a、5b及び前記係合部1aに保
持されて、図2に矢印で示すP、Q方向に後述する駆動
手段によって移動自在にしてある。また、図3に示すよ
うに、キャリッジ3には孔3aが設けてあり、この孔3
aを中心に回動自在にセットレバー4が取り付けてあ
り、このセットレバー4により記録ヘッド2がキャリッ
ジ3に保持され、また、記録ヘッド2の外部接続端子部
2aがフレキシブルケーブル6の接続端子部6aに圧接
されている。さらに、図3、図6に示すように、キャリ
ッジ3には突出ピン22が設けてあり、この突出ピン2
2がスクリュー13の溝部13bに係合し、スクリュー
13の回転が、キャリッジ3のP、Q方向の直線運動に
変換されるようにしてある。
【0011】本実施例では、キャリッジ3の移動方向に
平行に、キャリッジ3の位置情報を示す位置指示手段と
してスリット板24が配置してあり、その一方の端部近
傍にキャリッジ3の移動方向の情報を示す幅広スリット
24aが設けてあり、その長手方向には、キャリッジ3
の位置を示す多数の微小幅スリット24bが設けてあ
る。そして、このスリット板24を挟むようにして、発
光部と受光部を具備し、幅広スリット24aと微小幅ス
リット24bとを検出して、キャリッジ3の移動方向と
位置とを検出する検出手段としてフォトインタラプタ2
5がキャリッジ3に固定してある。
【0012】また本実施例では、記録ヘッド2として記
録信号に応じて、電気−熱変換体から熱エネルギーが発
生し、この熱エネルギーによってインク吐出口からイン
クが放出されるインクジェット方式を採用し、高密度且
つ高精密なプリントが可能にしてある。そして、プリン
トが行われる被記録媒体としての記録紙が、図2に示す
プラテン7にガイドされ、ベースフレーム1と右側板1
0に回転自在に軸支された送りローラ8により移送され
るようにしてある。。この送りローラ8の一端側にはギ
ヤ部8aが形成され、中央部にはゴムリング9が取り付
けられ、各ゴムリング9の下方にはピンチローラ23が
対向配設され、図示せぬ弾性軸によりピンチローラ23
を介してゴムリング9は弾性偏位され、記録紙はゴムリ
ング9とピンチローラ23間に挿通され、送りローラ8
の回転量に応じて搬送されるようにしてある。
【0013】特に本実施例では、図1に示すように、フ
レキシブルケーブル6がキャリッジ3とフォトインタラ
プタ25の保持体25Aとに変形自在に挟持されて保持
固定されている。即ち、キャリッジ3の後端の摺動部3
aの近傍には、フレキシブルケーブル6の舌状接続部6
bの厚さとほぼ同一の深さの押さえ部3bが設けてあ
り、押さえ部3bの一部には、フォトインタラプタ25
の接続端子の逃げ孔3cが形成してある。舌状接続部6
bを押さえ部3b上に載置し、フォトインタラプタ25
の接続端子を逃げ孔3cに通した状態で、フォトインタ
ラプタ25の保持体25A部分を舌状接続部6b上に配
置し、固定ねじ60により保持体25Aをキャリッジ3
に固定してある。この場合、フレキシブルケーブル6に
位置決め孔を設けて置き、保持体25A或いはキャリッ
ジ3に突起を設けて置き、位置決め孔と突起とで位置決
めを行うようにすることが望ましい。
【0014】この状態でフォトインタラプタ25の接続
端子が、フレキシブルケーブル6の接続端子挿入孔6c
の周辺に設けた接続ランドに半田付け接続され、舌状接
続部6bがフォトインタラブタ25の保持体25Aと、
キャリッジ3の押さえ部3bとで挟持固定されたフレキ
シブルケーブル6は、キャリッジ3の移動方向と平行に
延出される。この場合、キャリッジ3の移動時に、フレ
キシブルケーブル6自体やその接続部には、無理な外力
が印加されることがないように、フレキシブルケーブル
6は撓んだ変形自在の状態にされ、フレキシブルケーブ
ル6は図示せぬ外部駆動回路に接続されている。
【0015】図3は本実施例から右側板10を取り除い
て内部を示したもので、ベースフレーム1にメインギャ
11が軸12部分で回転自在に取り付けてあり、このメ
インギャ11に間欠的に噛合する反転ギヤ14が、軸部
分でベースフレーム1に回転自在に取り付けてある。ま
た、スクリュー13が設けられ、このスクリュー13の
端部にはギヤ13aが一体に形成され、このギヤ13a
はメインギヤ11と間欠的に噛合しており、反転ギヤ1
4とギヤ13aとは常時噛合した状態にある。
【0016】図5は本実施例から左側板16を取り除い
て内部を示したもので、DCモータ15の回転軸にウォ
ームギヤ21が圧入固定され、ウォームギヤ21の先端
には円盤状のエンコーダスリット21aが一体に形成し
てあり、このエンコーダスリット21aはモータ回転信
号検出器19の凹溝に入り込んでいる。図2に示すよう
に、このモータ回転信号検出器19は、PCB18上に
設けられた透過型のフォトインタラプタからなり、PC
B18はフラットケーブル20により、図示せぬ駆動回
路に接続されている。また、図5に示すように、メイン
ギヤ11が支持される軸12には、ホイールギヤ17が
取り付けてあり、このホイールギヤ17はウォームギヤ
21と常時噛合状態にある。
【0017】次に、本実施例のキャリッジ3の駆動手段
を図8ないし図13を参照して説明する。図8は本実施
例のキャリッジの駆動手段の斜視図、図9は本実施例の
メインギャの説明図、図10は本実施例の反転ギャの説
明図、図11は本実施例のスクリューのギヤの説明図、
図12は本実施例のメインギャと反転ギヤの噛合及び遊
離状態の説明図、図13はメインギャ、反転ギヤ、スク
リューのギヤの位置関係を示す説明図である。
【0018】図8に示すように、DCモータ15は通電
状態では常時一方向に回転し、DCモータ15の回転は
ウォームギヤ21を介してホィールギヤ17に伝達さ
れ、ホィールギヤ17は矢印J方向に回転する。このホ
ィールギヤ17の回転は、軸12を介してメインギヤ1
1に伝達され、メインギヤ11は常時矢印J方向に回転
している。このメインギャ11には、詳細を後述するよ
うに反転ギヤ14と、スクリュー13のギヤ13aとが
間欠的に噛合し、反転ギヤ14とギヤ13aとは常時噛
合しているので、メインギヤ11とギャ13aとが噛合
する期間では、ギヤ13aの回転によつて、スクリュー
13は矢印K方向に回転し、スクリュー13の溝部13
bに突出ピン22が係合されたキャリッジ3は矢印P方
向に移動する。
【0019】一方、メインギヤ11と反転ギヤ14とが
噛合する期間では、反転ギヤ14の矢印L方向への回転
によって、反転ギヤ14と噛合するギヤ13aがM方向
に回転するので、スクリュー13はM方向に回転し、ス
クリューのM方向の回転によって、スクリュー13の溝
部13bに突出ピン22が係合されたキャリッジ3は矢
印Q方向に移動する。
【0020】図9に示すように、メインギヤ11にはス
クリュー13のギヤ13aとの対向部が設けてあり、こ
の対向部は、ギヤ部31とその両端に後述するギヤ13
aの欠歯部42(図11参照)の位置に対応して設けて
あるカム部30、32とからなっている。また、メイン
ギヤ11には反転ギヤ14との対向部が設けてあり、こ
の対向部はギヤ部34とその両端に後述する反転ギヤ1
4の欠歯部40(図10参照)の位置に対応して設けて
あるカム部33、35とからなっている。因みに、ギヤ
部31の歯数は18にしてあるが、この値は反転ギヤ1
4及びギヤ13aの歯数により、またスクリュー13を
何度回転駆動するかによって決定される。メインギヤ1
1に設けてあるギヤ13aとの対向部と、反転ギヤ14
との対向部とは、図13に示すように、反転ギヤ14及
びギヤ13aの中心とメインギヤ11の中心を結ぶ直線
のなす角θに180°を加えた角度だけ、実質的に位相
をずらしてある。
【0021】図10(a)(b)に示すように、反転ギ
ヤ14には、全周に歯が形成された全周歯部38と一部
に欠歯部40を有する有歯部39とが、厚み方向に位置
をずらし、且つ回転方向に半歯α分位相をずらして設け
てあり、欠歯部40はメインギヤ11のカム部33、3
5と対向する位置に設けてある。
【0022】図11において(b)は(a)のA−A断
面図であり、同図に示すように、ギヤ13aは一部に欠
歯部42(3歯)を有する有歯部41が設けてあり、欠
歯部42はメインギヤ11のカム部32、30に対向し
た位置に設けてある。
【0023】ここでメインギヤ11と反転ギヤ14との
噛合及び遊離状態を図12を参照して説明すると、同図
(a)ではメインギヤ11のカム部35が、反転ギヤ1
4の欠歯部40に入り込んでいて、反転ギヤ14には回
転力は未だ伝達されていない。この状態からメインギヤ
11が矢印J方向に回転すると、(b)に示すようにメ
インギヤ11の歯部34aが、反転ギヤ14の歯部14
aに噛合し、(c)に示すようにメインギヤ11の回転
に伴って反転ギヤ14が矢印L方向に回転駆動される。
そして、(d)に示すように、反転ギヤ14が一回転す
ると、メインギヤ11のカム部33が反転ギヤ14の欠
歯部40内に入り込み、反転ギヤ14が停止し且つロッ
クされる。
【0024】以上に説明した、メインギヤ11と反転ギ
ヤ14との噛合及び遊離の動作と同様な動作が、メイン
ギヤ11とスクリュー13のギヤ13a間でも行われ
る。従って、メインギヤ11と反転ギヤ14とが噛合す
る期間では、反転ギヤ14の回転でギヤー13aが回転
して、スクリュー13はM方向に回転し、メインギヤ1
1とギヤ13aとが噛合する期間では、ギヤ13aの回
転によってスクリュー13はK方向に回転する。
【0025】即ち、図8において、(a)メインギヤ1
1が0°〜180°回転すると、反転ギヤ14が矢印L
方向に一回転し、反転ギヤ14を介してギャ13aが矢
印M方向に一回転する。そして、(b)メインギヤ11
がさらに180°〜360°回転すると、ギヤ13aが
矢印K方向に一回転し、ギヤ13aを介して反転ギヤ1
4は、矢印N方向に一回転する。この(a)→(b)へ
の切換り、(b)→(a)への切換りに際して、各カム
部32、35が反転ギヤ14、ギヤ13aの欠歯部に正
確に挿入され、反転ギヤ14及びギャ13aに対して高
精度の位置決めが行われる。
【0026】また、記録紙の搬送は、図9に示すよう
に、メインギヤ11に形成された歯部36、37が、メ
インギヤ11の回転によって、送りローラ8のギヤ部8
aを間欠的に回転駆動することにより行われる。これら
の歯部36、37は、互いに180°位相がずれて配置
され、且つ記録ヘッド2の記録動作に影響のない領域で
記録紙の位相が行われるようにしてある。
【0027】次に、本実施例の記録動作を図7、図14
及び図15を参照して説明する。図7は本実施例の全体
構成を示すブロック図、図14は本実施例の一方向の記
録動作のタイムチャート、図15は本実施例の他方向の
記録動作のタイムチャートである。
【0028】図7に示すように、本実施例では、全体の
動作を制御するCPU50に、記録動作時の各種の情報
を表示する表示器52と、記録動作時に各種の指令信号
を入力するキーボード51とが接続されている。また、
CPU50には、DCモータ15を駆動するモータ駆動
回路54が接続され、このモータ駆動回路54にはすで
に説明した記録装置56が接続され、記録装置56の同
期信号F1と吐出制御信号F2とを出力する信号出力端
子はCPU50に接続され、モータ駆動回路54と記録
装置56には、電源ユニット53から電源が供給されて
いる。そして、CPU50の指令信号出力端子が記録ヘ
ッド駆動回路55に接続され、記録ヘッド駆動回路55
には記録装置56が接続されている。
【0029】DCモータ15を起動すると、ウォームギ
ヤ21に一体に形成されているエンコーダスリット円盤
21aが回転し(図5参照)、この回転がモータ回転信
号検出器19で検出され、モータ回転信号検出器19か
ら同期信号F1としてCPU50に入力される。この同
期信号F1は、DCモータ15からスクリュー13に至
る駆動力の伝達系の最上流に位置するDCモータ15の
回転に基づくもので、ギヤ列のバックラッシュや各部品
の剛性不足による遅れを含まず、この同期信号F1を使
用することにより、記録動作を高精度に制御することが
できる。
【0030】DCモータ15の回転により、前述したよ
うにして行われるメインギヤ11と反転ギヤ14及びス
クリュー13のギヤ13aとの相互動作によって、キャ
リッジ3は例えば図2の右側位置から矢印P方向に移動
を開始する。キャリッジ3が右端から矢印P方向に移動
して行くと、キャリッジ3に搭載されているフォトイン
タラプタ25が、微小幅スリット24bを検出して図1
4(c)に示すように吐出制御信号F2を出力する。こ
の場合、右側位置には幅広スリット24aは存在しない
ので、吐出制御信号F2は信号レベル“0”から出力さ
れ、キャリッジ3が移動してフォトインタラプタ25に
よって左側位置に存在する幅広スリット24aが検出さ
れると信号レベルが“1”になって吐出制御信号F2の
出力は終了する。
【0031】CPU50には、この吐出制御信号F2と
同期信号F1とが入力され、これらの信号に基づいて、
CPU50からは記録ヘッド駆動回路55に記録指令信
号が出力され、この記録指令信号によつて、記録ヘッド
駆動回路55から出力される記録信号によつて、記録装
置56の記録ヘッド2によつて記録紙にP方向の情報の
記録が行われる。このP方向への記録が終了すると、図
14(d)に示すように記録紙の搬送動作が行われ、同
時にCPU50は同期信号F1をNカウントしてDCモ
ータ15の通電をOFFし、キャリッジ3は左端部で停
止する。
【0032】次いで、DCモータ15が起動されると、
今度はメインギヤ11と反転ギヤ14とが噛合し、反転
ギヤ14を介してスクリュー13が逆方向に回転して、
キャリッジ3は左端位置から矢印Q方向に移動して行
く。この移動によつて、キャリッジ3に搭載されている
フォトインタラプタ25が、微小幅スリット24bを検
出して図15(c)に示すように吐出制御信号F2を出
力する。この場合、左側位置には幅広スリット24aが
存在するので、吐出制御信号F2は信号レベル“1”か
ら出力され、キャリッジ3が移動してフォトインタラプ
タ25によって右側位置に達すると信号レベルが“0”
になった状態で吐出制御信号F2の出力は終了する。
【0033】CPU50には、この吐出制御信号F2と
同期信号F1とが入力され、これらの信号に基づいて、
CPU50からは記録ヘッド駆動回路55に記録指令信
号が出力され、この記録指令信号によつて、記録ヘッド
駆動回路55から出力される記録信号によつて、記録装
置56の記録ヘッド2によつて記録紙にQ方向の情報の
記録が行われる。このQ方向への記録が終了すると、図
15(d)に示すように記録紙の搬送動作が行われ、同
時にCPU50は同期信号F1をNカウントしてDCモ
ータ15の通電をOFFし、キャリッジ3は右端部で停
止する。
【0034】このように、本実施例では、幅広スリット
24bの存在によつて、キャリッジ3のP方向とQ方向
の移動が判別されるので、CPU50はこの方向に対応
した順序で、記録すべき1行分の記録データを、メモリ
の印字バッフアから読出して情報の記録が行われる。
【0035】このように、第1の実施例によると、キャ
リッジ3の記録紙を横切っての往復移動の過程での記録
紙に対する情報記録に際して、記録ヘッド2とフォトイ
ンタラプタ25とを図示せぬ駆動回路基板に接続するフ
レキシブルケーブル6の舌状接続部6bが、キャリッジ
3の押さえ部3bとフォトインタラプタ25の保持体2
5Aに強固に挟持固定され、フレキシブルケーブル6は
変形自在に保持されている。このために、キャリッジ3
の移動によってフレキシブルケーブル6には、無理な力
が加わらず接続不良が生じることはない。また、舌状接
続部6bが挟持固定されたフレキシブルケーブル6は、
キャリッジ3の移動方向に平行に、多少撓ませて配設さ
れ、キャリッジ3の移動によつて無理な力が加わらずに
変形するので、他の部品にひっかかりキャリッジ3のス
ムーズな移動を阻止することもない。
【0036】[第2の実施例]次に、本発明の第2の実
施例を図16を参照して説明する。図16は第2の実施
例の要部の構成を示す分解斜視図である。
【0037】同図に示すように、本実施例ではキャリッ
ジ3の後端の摺動部3aの近傍には、フレキシブルケー
ブル6舌状接続部6bの厚さとほぼ同一の深さの押さえ
部3bが設けてあり、押さえ部3bの一部には、フォト
インタラプタ25の接続端子の逃げ孔3cが形成してあ
る。フォトインタラプタ25の接続端子が、PCB26
の接続ランド内の孔に挿入半田付けされた状態で、フォ
トインタラプタ25がPCB26に固定されており、こ
のPCB26に、フレキシブルケーブル6の舌状接続部
6bに設けられた接続端子が半田付け接続される。この
状態で、フレキシブルケーブル6のキャリッジ3の移動
方向に平行な延出部分の根元部が折り返されて折り返し
部6dが形成される。
【0038】そして、折り返し部6dを押さえ部3b上
に置き、折り返し部6d上からPCB26で押さえ部3
bを覆うようにして、固定ねじ60でPCB26をねじ
締めすることにより、フォトインタラプタ25が固定さ
れたPCB26がキャリッジ3に固定されている。この
場合、折り返し部6dの厚み分に対応して、PCB26
が弾性変形することによって、フォトインタラプタ25
が固定されたPCB26は、押さえ部3bに対して安定
に固定されている。
【0039】この状態で、フレキシブルケーブル6は、
キャリッジ3の往復移動方向と平行に延出され、キャリ
ッジ3の移動範囲において、無理な力が加わらない程度
に撓ませて、外部の駆動回路基板に接続されている。第
2の実施例のその他の部分の構成及び情報の記録動作
は、すでに説明した第1の実施例と同一である。
【0040】このように、第2の実施例によると、フレ
キシブルケーブル6のキャリッジ3からの延出部の根元
の折り返し部6dを、押さえ部3bとフォトインタラプ
タ25の保持体であるPCB26とで挟持固定している
ので、キャリッジ3の移動時にフレキシブルケーブル6
の撓み部が柔軟に変形し、無理な力が加わって、接触不
良が生じることがなく、また、フレキシブルケーブル6
が他部品に引っ掛かってキャリッジ3のスムーズな移動
を阻止することもない。
【0041】なお、各実施例では、コンピュータを情報
処理装置としてその画像情報を記録する場合を説明した
が、本発明は各実施例に限定されるものでなく、リーダ
と組み合わせた複写装置、ファクシミリ装置などに適用
することが可能であり、記録方式もインクジェット方式
以外のワイヤードッド記録方式や感熱記録方式をとるこ
とができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によると、情報の記録をする記録
手段と、キャリッジの移動方向に平行に配設されてキャ
リッジの位置情報を示す位置指示手段から、キャリッジ
位置を検出する検出手段とに駆動回路基板を接続するフ
レキシブルケーブルが、前記保持体と前記キャリッジと
により変形自在に保持固定されているので、キャリッジ
の移動によって、フレキシブルケーブルの接続部が接続
不良となったり、フレキシブルケーブルが他部品に引っ
掛かって、キャリッジのスムーズな移動が阻止されるこ
とが完全に防止され、高品質で安定した情報の記録を行
うシリアル式記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部の構成を示す分解
斜視図である。
【図2】第1の実施例の本体の平面図である。
【図3】第1の実施例の本体の内部構造を示す右側面説
明図である。
【図4】第1の実施例の本体の左側面図である。
【図5】第1の実施例の本体の内部構造を示す左側面説
明図である。
【図6】第1の実施例の正面説明図である。
【図7】第1の実施例の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図8】第1の実施例のキャリッジ駆動手段の構成を示
す斜視図である。
【図9】第1の実施例のメインギヤの説明図である。
【図10】第1の実施例の反転ギヤの説明図である。
【図11】第1の実施例のスクリューのギヤの説明図で
ある。
【図12】第1の実施例のメインギヤと反転ギヤの噛合
及び遊離の説明図である。
【図13】第1の実施例のメインギャ、反転ギヤ、カク
リューのギヤの位置関係を示す説明図である。
【図14】第1の実施例の一方向への記録動作のタイム
チャートである。
【図15】第1の実施例の他方向への記録動作のタイム
チャートである。
【図16】本発明の第2の実施例の要部の構成を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
2 記録ヘッド 3 キャリッジ 3b 押さえ部 6 フレキシブルケーブル 24 スリット板 25 フォトインタラプタ 25A 保持体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体を横切って往復移動するキャ
    リッジと、 該キャリッジに取り付けられ、記録信号に応じて情報の
    記録を行う記録手段と、 前記キャリッジの移動方向に平行に配設され、前記キャ
    リッジの位置を指示する位置指示手段と、 前記キャリッジに保持体を介して取り付けられ、前記位
    置指示手段から位置情報を検出する検出手段と、 前記キャリッジの移動方向に平行に延出され、前記記録
    手段及び前記検出手段を駆動回路基板に接続するフレキ
    シブルケーブルとを有し、前記被記録媒体に情報の記録
    を連続的に行うシリアル式記録装置において、 前記フレキシブルケーブルが、前記保持体と前記キャリ
    ッジとにより変形自在に保持固定されていることを特徴
    とするシリアル式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブルケーブルが、前記保持
    体の押さえ部と前記キャリッジの押さえ部との間に挟持
    固定されていることを特徴とする請求項1記載のシリア
    ル式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記保持体の押さえ部と前記キャリッジ
    の押さえ部との何れか一方に凹部が設けられ、前記フレ
    キシブルケーブルが前記凹部内に位置して挟持固定され
    ていることを特徴とする請求項2記載のシリアル式記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブルケーブルの前記キャリ
    ッジからの延出根元部分が、前記保持体に保持固定され
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れ
    か記載のシリアル式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記フレキシブルケーブルの折り返し部
    が、前記保持体に保持固定されていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3の何れか記載のシリアル式記録
    装置。
JP25258793A 1993-09-14 1993-09-14 シリアル式記録装置 Pending JPH0781183A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8026947B2 (en) * 2007-10-09 2011-09-27 Funai Electric Co., Ltd. Image sensor
JP2015208919A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 ブラザー工業株式会社 電子部品移動機構および印刷装置

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US8026947B2 (en) * 2007-10-09 2011-09-27 Funai Electric Co., Ltd. Image sensor
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