JPH078103B2 - デイジタル保護リレ−装置の自動監視方式 - Google Patents

デイジタル保護リレ−装置の自動監視方式

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JPH078103B2
JPH078103B2 JP60241473A JP24147385A JPH078103B2 JP H078103 B2 JPH078103 B2 JP H078103B2 JP 60241473 A JP60241473 A JP 60241473A JP 24147385 A JP24147385 A JP 24147385A JP H078103 B2 JPH078103 B2 JP H078103B2
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cable
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和範 永田
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、デイジタル保護リレー装置の自動監視方式に
係り、特にケーブル断線によるトリツプを検出するに好
適なデイジタル保護リレー装置の自動監視方式に関す
る。
〔発明の背景〕
先ず、デイジタル保護リレー装置のシステム構成につい
て説明すると、発電機保護を例に取つた場合、第6図に
示すように、保護の対象である発電機2、系統の電圧,
電流を変換する電圧変成器4、電流変成器5、電圧,電
流変成器とデイジタル保護リレー装置7を接続するケー
ブルより、大きくいつて構成される。次に、デイジタル
保護リレー装置の内部構成について、第2図に示す。デ
イジタル保護リレーユニツトは、電圧,電流変成器より
の入力を、ロジツクレベルに変換する入力変換補助トラ
ンス12、電圧,電流の不要な周波数成分を取り除くフイ
ルタ13、ある時刻の電圧,電流値をホールドするサンプ
ルホルダー14、サンプルホルダーの出力を選択し、A/D
変換器16に取り込む、マルチプレクサ15、入力された電
圧,電流より、各種保護リレーの特性を演算する演算,
メモリユニツト17、この演算結果を出力する出力ユニツ
ト18より構成され、さらに、デイジタル保護リレーユニ
ツトを二重化し、ユニツトの接点出力10、のアンド条件
でトリツプするようにし信頼度を向上させている。又、
デイジタル保護リレー装置は、自動監視機能を持ち、一
般に、自動点検,常時監視の2つの機能が具備される。
自動点検は、一担、トリツプ回路を、接点11Xによりロ
ツクし、別電源より、補助トランスの回路に交流入力を
印加し、正常な演算処理を実施することをチエツクする
ものであり、又、常時監視は、オンラインで入力変換部
の不具合の検出、演算処理部の不具合の検出、接点入出
力部の不具合の検出を行なうために、種々の常時監視方
式が適用されている。ここでは、本発明に関する入力変
換部の常時監視方式について説明する。従来の入力変換
部に対する常時監視としては、3相入力回路のうちいず
れかの相の回路が、異常になつた場合(たとえば、フイ
ルタのゲインが落ちたとか、位相がズレたとか)3相が
不平衡なることに着目し、常時、 零相電流(I0)、 I0=Iat+Ibt+Ict 逆相電流(I2) I2=Iat+a2Ibt+aIct ここで、Iat,Ibt,Ictは、ある時刻tにおける各相電
流のサンプリング(電圧についても同様)を演算し、I0
又はI2が、一定時間以上発生し続けた場合には、常時監
視不良として検出し、トリツプロツクするものである。
タイマーをカウントするのは、実際の発電機等の事故時
にも、I0,I2は発生するので、事故によるI0,I2の発生
と区別するためである。
次に、前述の従来方式の問題点について説明する。第2
図で、説明したように、デイジタル保護リレーユニツト
は、二重化されているので、片方の入力回路が異常とな
つてリレーが動作してもトリツプすることはないが、補
助トランスの断線、ケーブルの断線、接触不良の場合
は、発電機の電流差動リレーなどは、差電流が発生する
ので両デイジタル保護リレーユニツト共動作し、トリツ
プすることになる。特に、永久発電所などは、電圧,電
流変成器と保護リレー装置までが遠いので、ケーブルの
距離が長いこと、又、湿度が高く、環境が非常に悪いこ
となどから、ケーブルのトラブルが十分考えられる。し
かし、従来の常時監視方式式では、発電機の事故でトリ
ツプしても、ケーブルのトラブル等でトリツプしても全
く区別がつかないためトリツプ時には、発電機からケー
ブルに致るまでの点検をする必要があり、膨大な時間を
要する。尚、デイジタルリレーの点検としては、特開昭
51−30338号他多数が知られている。
〔発明の目的〕
本発明は、ケーブル断線、接続部接触不良等によるトリ
ツプを、発電機の事故によるトリツプと区別表示するこ
とにより、トリツプ時の点検時間を短縮するものであ
る。
〔発明の概要〕 ケーブル断線、接触不良発生時等には、発生前後では、
トラブル発生相の電流が減少する(pT回路の場合は、電
圧が同様の現象となる。)のみである。第4図に、A相
のケーブルが断線した場合の電流ベクトルを示す。これ
に対し系統で事故が発生した場合は、事故発生前後では
電流の大きさ、位相が変化する。第5図に、各種事故時
の電流ベクトルの変化の状況を示す。
(a)は、3線事故時、(b)は、2線事故時、(c)
は、1線事故時の事故発生前後のベクトル変化の状況を
示す。第4図,第5図より明らかなように、ケーブル断
線等の場合には、トラブル発生前後の各相の電流を組み
合わせると3相平衡した電流の組み合わせ(たとえば、
Ia,Ib′,Ic′の組み合わせ)が得られる、電力動揺等
による電流の変化が考えられるが、こういう現象は周期
の2〜3Hzであるので、数サイクル内での電流値の変化
は、無視できる。一方、事故発生の場合は、事故発生前
後の電流の組み合わせでは、かならず、不平衡3相電流
となる。本発明は、このケーブル断線時と事故時の違い
に着目し、ある時刻tの電流と、nサイクル後(t+
n)の電流により、逆相電流を常時演算し、トリツプし
た時、逆相電流の発生の有無の条件により、ケーブル断
線等によるトリツプか、事故によるトリツプかを区別す
るものである。第1図に、本発明に係るフロー図を示
す。先ず、時刻tの電流値、Iat,Ibt,Ictを入力し、
記憶する。次に、nサイクル後の電流値、Ia(t+n),I
b(t+n),Ic(t+n)、を入力し、次の3組の逆相電流を演
算する。
I2a=Iat+a2Ib(t+n)+aIc(t+n) (1) I2b=Ia(t+n)+a2Ibt+aIc(t+n) (2) I2c=Ia(t+n)+a2Ibt+aIc(t+n) (3) ここで演算された、I2a,I2b,I2cは、 平常時は、 I2a=I2b=I2c=0 事故時は、 I2a≧K,I2b≧K,I2c≧K ケーブル断線時は、 I2a=0,I2b≧K,I2c≧K(A相断線時) I2a≧K,I2b=0,I2c≧K(B相断線時) I2a≧K,I2b≧K,I2c=0(C相断線時) となるので、ケーブル断によりトリツプした時は、I2a
=0、又は、I2b=0、又は、I2c=0の条件が成立する
ので、この条件によりケーブル断を検出する。ケーブル
及び入力変換器のトラブルとしては、多相にわたつて起
こることは、考える必要がないので、1相を時刻tの電
流値、2相を時刻(t+n)の電流値の組み合わせで逆
相電流の演算を行なう。又、nとしては、3〜4サイク
ルが、適当であり、本フロー図により、従来のフイルタ
ー、サンプルホルダー等の不具合監視の機能も、持つも
のである。
2相を時刻tの電流値、1相を(t+n)の電流値とす
れば、2相に渡るケーブル断も検出可能である。上記説
明では、CT回路について行なつたが、pT回路について
も、全く同様である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ケーブル断線、接触不良等によるトリ
ツプを、事故によるトリツプと区別表示することによ
り、トリツプ時の点検時間を短縮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の説明図、第2図はデイジタル保護リレ
ーシステムの説明図、第3図は従来の常時監視方式、第
4図,第5図はケーブル断線等及び事故時のベクトル説
明図、第6図はデイジタル保護リレーシステムを示す。 1…昇圧変圧器、2…発電機、3…中性点抵抗、4…電
圧変成器、5…電流変成器、6…ケーブル、7…デイジ
タル保護リレー装置、8…入力変換器、9…デイジタル
保護リレーユニツト、10…保護出力接点、11…自動監視
ロツク接点、12…補助トランス、13…フイルタ、14…サ
ンプルホルダー、15…マルチプレクサ、16…A/D変換
器、17…演算,メモリユニツト、18…出力ユニツト、19
…アンドゲート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイジタル保護リレー装置の自動監視方式
    において、PT,CTの各相入力値のうち、ある時刻tのサ
    ンプリング値と、nサイクル後(t+n)のサンプリン
    グ値により、逆相電流を演算することにより、ケーブル
    断線によるトリツプを検出する機能を持たせることを特
    徴としたデイジタル保護リレー装置の自動監視方式。
JP60241473A 1985-10-30 1985-10-30 デイジタル保護リレ−装置の自動監視方式 Expired - Lifetime JPH078103B2 (ja)

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JPS62104422A JPS62104422A (ja) 1987-05-14
JPH078103B2 true JPH078103B2 (ja) 1995-01-30

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