JPH0780814A - セメントモルタル成形装置 - Google Patents

セメントモルタル成形装置

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Publication number
JPH0780814A
JPH0780814A JP23146293A JP23146293A JPH0780814A JP H0780814 A JPH0780814 A JP H0780814A JP 23146293 A JP23146293 A JP 23146293A JP 23146293 A JP23146293 A JP 23146293A JP H0780814 A JPH0780814 A JP H0780814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement mortar
water
vacuum
vacuum suction
suction chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP23146293A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nasu
厚 那須
Kenichi Hashimoto
憲一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP23146293A priority Critical patent/JPH0780814A/ja
Publication of JPH0780814A publication Critical patent/JPH0780814A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セメントモルタル原料から、一旦搾水吸引室
へ吸引した搾水が、吸引を停止しても真空吸引孔へ逆流
しない構造を提案すること。 【構成】 上型1の成形面に複数の真空吸引孔3を設
け、この真空吸引孔3を搾水吸引室2に開口させ、該搾
水吸引室2を装置外の真空ブロアーと接続してセメント
モルタル原料6の水分を吸引するように構成したセメン
トモルタル成形装置において、真空吸引孔3の開口部3
1を搾水吸引室2の底部より高い位置に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下金型の一方の成形
面に複数の真空吸引孔を設け、この真空吸引孔を搾水吸
引室に開口させ、該搾水吸引室を装置外の真空ブロアー
と接続して水硬性無機質成形原料の水分を吸引するよう
に構成したセメントモルタル瓦等の水硬性無機質成形品
の成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図5,図6,図7に示すよう
な、上下金型の一方、例えば上型101の成形面に複数の
真空吸引孔102 を設け、この真空吸引孔102 を搾水吸引
室103に開口させ、該搾水吸引室103 を装置外の真空ブ
ロアーと接続したセメントモルタル成形装置が提案され
ている。これは、セメントモルタル原料106 を、開いた
下型105 と上型101 との間にセットして、型を閉じたの
ちに真空ブロアーを作動させて、ろ過ユニット109 を通
して水分を吸引する構成である。
【0003】なお、図5,図6においては、型枠108 は
上型101 に沿って上下動し、図7においては、型枠108
Bは下型105 に沿って上下動する形式である。このよう
な装置として、例えば、特公平1−21763号公報に
開示されているセメントモルタル成形装置は、成形面に
少なくとも1個の吸気口を開設し、該吸気口を型枠に設
けた連結通路を介して空気源と連通したものである。
【0004】これらのセメントモルタル成形装置におい
ては、搾水吸引室103 の底部に真空吸引孔102 の開口部
107 が位置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のセメ
ントモルタル成形装置においては、図8のAにおいて矢
線で示したように、真空ブロアーが作動して、吸引して
いる間は、真空吸引孔102 から吸引された搾水は、搾水
吸引室103 を通って排除されるが、真空ブロアーを停止
させると、図8のBにおいて矢線で示したように、搾水
吸引室103 まで一旦吸引された搾水は底部近傍に集ま
り、そこに位置している開口部107 から真空吸引孔102
へ逆流し、成形品の表面に落下して表面にシミ等を発生
させるので、成形品の品質を損なうという問題があっ
た。
【0006】そこで、本発明においては、セメントモル
タル原料から、一旦搾水吸引室へ吸引した搾水は、吸引
を停止しても真空吸引孔へ逆流しない構造を提案して、
上記課題を解決することを目的としているものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のセメントモルタ
ル成形装置においては、上下金型の一方の成形面に開口
する複数の真空吸引孔の他端を筒状の搾水吸引室に開口
させ、該搾水吸引室を装置外の真空ブロアーと接続して
セメントモルタル原料の水分を吸引するように構成した
セメントモルタル成形装置において、前記真空吸引孔の
開口部を筒状の前記搾水吸引室の底部より高い位置に設
けた構成とするという手段を講じた。
【0008】
【作用】本発明によれば、上下金型の一方の成形面に開
口する複数の真空吸引孔の他端を筒状の搾水吸引室に開
口させたので、該搾水吸引室を装置外の真空ブロアーに
よって吸引すると、セメントモルタル原料の水分は真空
吸引孔から吸引される。そして、真空吸引孔の開口部は
搾水吸引室の底部より高い位置にあるので、一旦吸引さ
れて搾水吸引室に引き込まれた水は、真空ブロアーによ
る吸引を止めても底部近傍に留まり、底部より高い位置
の開口部から真空吸引孔へ逆流することはない。
【0009】よって、真空吸引孔からセメントモルタル
成形品の表面に水滴が落下することはない。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例のセメントモルタル
成形装置を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1,図2において、1は上型、2は前記
上型1に設けられた断面が楕円状の搾水吸引室、3は前
記搾水吸引室と上型の成形面とを連通する真空吸引孔、
31は真空吸引孔3の搾水吸引室2における開口部であ
る。図1のA−A線断面を示した図2に示したように、
前記同様の搾水吸引室2が多数設けられ、それぞれには
真空吸引孔3が開口している。11は上型1の成形面に
おいて、セメントモルタル原料との間に介装されたろ過
ユニットである。
【0012】4は各搾水吸引室2の水を集める集水部で
あり、真空ブロアー(図示せず)に接続されている。5
は下型、6はセメントモルタル瓦となるべく前記上型1
と下型5とに挟まれたセメントモルタル原料、7は型枠
である。成形後に、下型5は下降して上型1から離れ、
上型1は水平移動して図示しない受け台に成形品のセメ
ントモルタル瓦を渡して、再び、下型5の上へ復帰す
る。セメントモルタル原料が供給された下型5は上昇し
て、上型1と閉じ、水分を吸引して成形する。これらの
動作は、公知のセメントモルタル成形装置と同様である
ので詳述を省く。
【0013】図2の一部を拡大した図3に基づいて、搾
水吸引室2と真空吸引孔3との位置関係を説明する。搾
水吸引室2の断面形状は、図示のごとく長軸が傾斜した
楕円状であり、底部から離れた高い位置に、真空吸引孔
3の開口部31が位置している。
【0014】図1に示したように、セメントモルタル原
料6に接した成形面に開口した真空吸引孔3は、搾水吸
引室2と集水部4を介して真空ブロアーと連通している
ので、真空ブロアーを作動させると、セメントモルタル
原料6の水分は、ろ過ユニット11を通過して吸引され
る。 そして、図3のAにおいて矢線で示したように、
搾水吸引室2に吸引され、集水部4を通って排除され
る。
【0015】成形終了後に、真空ブロアーを停止して吸
引を停止すると、搾水吸引室2に残った搾水は、図3の
Bにおいて矢線で示したように、搾水吸引室2の底部に
たまる。真空吸引孔3の開口部31は底部より高い位置
にあるので、真空吸引孔3からセメントモルタル原料の
方へ落下することはない。
【0016】このようにして、この実施例のセメントモ
ルタル成形装置によれば、真空吸引を停止しても、搾水
吸引室2に残った搾水がセメントモルタル原料の方へ落
下することがないので、成形品の品質を損なうことを防
止できるという効果が得られる。
【0017】図4に示すように、大小二つの円筒が横に
連なった状態の搾水吸引室2Bを設け、小さい方の円筒
の部分に、真空吸引孔3Bの開口部31Bを設けてもよ
い。このとき、吸引している間は、図4のAにおいて矢
線で示したように、真空吸引孔3Bからの搾水は搾水吸
引室2Bを通って排除され、吸引を停止したときには、
搾水吸引室内2Bに残った搾水は、図4のBにおいて矢
線で示したように、大径の円筒の底部近傍に集まり、開
口部31Bから真空吸引孔3Bに逆流することは防止で
きる。
【0018】何れにせよ、搾水吸引室の底部より高い位
置に開口部を設ければよいのである。また、上型が水平
移動する場合で説明したが、下型が水平移動して、上型
が上下動する形式でも、また、真空吸引孔と搾水吸引室
を下型に設ける形式でも、搾水吸引室の底部より高い位
置に開口部を設ければよいのである。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、搾水吸引室の底部より
高い位置に真空吸引孔の開口部を設けることにより、一
旦吸引された搾水は、真空ブロアーによる吸引を止めて
も真空吸引孔から成形品の表面に落下しないようにした
ので、成形品の品質を損なうことがないという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセメントモルタル成形装置の実施例の
構成を示す構成図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の要部を拡大して搾水の流れを説明する図
である。
【図4】別実施例の要部拡大図である。
【図5】従来のセメントモルタル成形装置の一例の構成
図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】従来の他の一例の構成図である。
【図8】図6,図7の要部を拡大して搾水の流れを説明
する図である。
【符号の説明】
1 上型 2 搾水吸引室 3 真空吸引孔 31 開口部 5 下型 6 セメントモルタル成形品(セメントモルタル瓦)
の原料,セメントモルタル原料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下金型の一方の成形面に開口する複数の
    真空吸引孔の他端を筒状の搾水吸引室に開口させ、該搾
    水吸引室を装置外の真空ブロアーと接続してセメントモ
    ルタル原料の水分を吸引するように構成したセメントモ
    ルタル成形装置において、前記真空吸引孔の開口部を筒
    状の前記搾水吸引室の底部より高い位置に設けた構成と
    したことを特徴とするセメントモルタル成形装置。
JP23146293A 1993-09-17 1993-09-17 セメントモルタル成形装置 Pending JPH0780814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23146293A JPH0780814A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 セメントモルタル成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23146293A JPH0780814A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 セメントモルタル成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0780814A true JPH0780814A (ja) 1995-03-28

Family

ID=16923893

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23146293A Pending JPH0780814A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 セメントモルタル成形装置

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JP (1) JPH0780814A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2323622A1 (es) * 2006-06-29 2009-07-21 O.C.E.M. Officina Costruzioni Elettro-Meccaniche S.R.L. Dispositivo para la produccion de manufacturados de cemento, en particular baldosas.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2323622A1 (es) * 2006-06-29 2009-07-21 O.C.E.M. Officina Costruzioni Elettro-Meccaniche S.R.L. Dispositivo para la produccion de manufacturados de cemento, en particular baldosas.

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