JPH0780756A - センサ内蔵チャック - Google Patents

センサ内蔵チャック

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JPH0780756A
JPH0780756A JP25209593A JP25209593A JPH0780756A JP H0780756 A JPH0780756 A JP H0780756A JP 25209593 A JP25209593 A JP 25209593A JP 25209593 A JP25209593 A JP 25209593A JP H0780756 A JPH0780756 A JP H0780756A
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JP
Japan
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chuck
sensor
tool
built
frame body
Prior art date
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Application number
JP25209593A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Yamashita
智弘 山下
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単でメンテナンスも容易に行なえ、
かつ、確実にセンサで検出した情報を伝送することので
きるセンサ内蔵チャックを提供すること 【構成】 取付部2の下端に、工具8を着脱自在に支持
するコレットチャック5を一体に取付ける。このコレッ
トチャックの周囲に、軸受け10を介して枠体11を設
ける。これによりコレットチャックが回転しても枠体は
回転しないようにできる。この枠体の下端に非接触式の
トルクセンサ16を内蔵するセンサモジュール12を設
け、工具に所定のトルクがかかった時に逆磁歪効果によ
り生じる透磁率の変化を上記センサで検出する。そし
て、そのセンサの出力は、図示省略する配線を枠体に一
体に形成した中空の連結管13,14内をはわせて電極
部15の所定の端子に接続する。すなわち、センサ出力
を有線で外部の信号処理装置に伝達することができ、ノ
イズに強くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センサ内蔵チャックに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】公知のように、ドリルやフライス盤並び
にボール盤等の回転する工具により穴あけ・切削・研磨
その他の種々の加工を行う工作機械では、上記工具を着
脱自在に取付けるようになっている。より具体的には、
加工用途に応じて複数種の工具の中から選んだ1つをチ
ャックと称される取付治具(部品)に取付け、そのチャ
ックを工作機械本体に回転可能に装着する。この装着に
よりチャックが工作機械本体に内蔵される駆動モータに
連携され、その回転力を受けてチャックが回転し、これ
によりチャックと一体化された工具が回転するようにな
る。そしてその回転する工具を被加工物に接触させるこ
とにより、所定の作業を行うようになっている。
【0003】ところで、上記加工時に工具には捻りや、
スラスト方向に力(ストレス)が加わり、その力が工具
の耐力より大きいと工具が破損してしまう。そこで、駆
動モータの出力にトルクリミッタ等のメカニカルなトル
ク検出手段を配置し、一定以上のトルクが加わった場合
には、折損のおそれがあるとして回転動力の伝達を切る
ようにしたものがある。
【0004】しかし、この方式では、過トルク状態か否
かの2値制御しかできないと共に、メカ式で単に動力伝
達ができないようにしたために、過トルクの情報を取出
して制御装置本体側に送り、回転数の制御などのフィー
ドバック制御をすることができないと言う問題がある。
【0005】そこで係る問題を解決するものとして、工
具を把持するためのチャックの基端側で、工作機械本体
への取付面等の所定位置に歪みゲージを張り付け、チャ
ックの回転にともない歪みゲージも回転するようにし、
この歪みゲージによりチャックに加わるトルクを検出
し、それをチャックに内蔵された電池を駆動電源とした
送信回路により、検出したトルクを工作機械本体の制御
装置などへ通信により送るようにしたセンサ内蔵チャッ
クが開発された。これにより、工作機械本体では送られ
てきたトルクに基づいて回転数などを制御することがで
きるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のセンサ内蔵チャックでは、トルクセンサを回転
するチャックに装着するともとに、そのチャックからの
出力信号を送信する手段もチャック内部に内蔵し、チャ
ックの回転駆動にともない回転するようにしたため、上
記したごとく工作機械本体側への信号の伝達を通信によ
り行わなければならず、装置が複雑化してしまう。
【0007】さらに、電池の消耗にともなう内蔵電池の
交換作業や、送信回路のメンテナンスが必要となり、し
かも、係る電池や送信回路は、構造が複雑なチャックの
内部に実装されていることから、その作業が極めて煩雑
となる。
【0008】さらには、高速回転するチャックの周囲に
は種々のノイズが発生しているため、送信した情報が正
しく送られず、誤作動するおそれもある。
【0009】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、構造が簡単でメンテ
ナンスも容易に行なえ、かつ、確実にセンサで検出した
情報を伝送することのできるセンサ内蔵チャックを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係るセンサ内蔵チャックでは、工作機
械本体への取付部と、その取付部に連結され、コレット
チャック等の工具を着脱自在に支持するチャック部と、
そのチャック部の周囲にベアリング手段を介して配置さ
れた中空の支持部と、その支持部の所定位置に配設さ
れ、前記工具にかかるトルク等の応力を検出する非接触
式のセンサと、前記支持部に連結され、少なくとも前記
センサに接続された配線が接続される電極部と、前記工
作機械本体への装着時には前記チャック部と前記支持部
の回転を許容し、非装着時には前記回転を抑制するクラ
ッチ手段とから構成した。
【0011】
【作用】回転するチャック部にベアリング手段を介して
支持部を設けたため、工作機械本体に実装してチャック
部が回転駆動したとしても支持部は回転しない。従っ
て、支持部に装着したセンサも回転しない。よって、セ
ンサ出力をセンサに接続した配線から電極部を介して有
線で所定の信号処理装置に伝達することができ、ノイズ
に強く確実に送られる。
【0012】また、非装着時にはクラッチ手段によりチ
ャック部と支持部の回転が抑制されているので、電極部
の位置が所定の位置に固定される。よって、本チャック
を工作機械本体に対する自動実装が簡単に行われ、装着
後はクラッチが切れてチャック部が回転可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るセンサ内蔵チャックの好
適な実施例を添付図面を参照にして詳述する。図1は本
発明の第1実施例を示している。同図に示すように、工
作機械本体に着脱自在に取付けられるチャック1は、上
方先細り状の略円錐台形状からなる取付部2の下端に、
先端が3分割されたコレット3と、そのコレット3が挿
入される略円筒状のアダプタ4とからなるコレットチャ
ック5が一体に取付けられている。
【0014】これにより、チャック1が図中矢印方向に
回転すると、そのコレットチャック5も同一方向に回転
する。さらに、取付部2の軸心とコレットチャック5の
軸心とは一致されている。そしてこのコレットチャック
5は、コレットチャック5の上方に回転自在に配置され
たナット7を正逆回転することにより、コレット3が前
後進移動し、その先端が開放したり閉じたりするように
なっており、これによりドリル刃等の工具8を着脱でき
るようになっている。
【0015】さらにまた、チャック1の下端には径方向
外側に突出するフランジ部2aが形成され、そのフラン
ジ部2aの所定位置に位置決め用の凹溝2bが形成され
ており、チャック1が工作機械本体に取付けられる時に
は、この凹溝2bを基準に行なわれる。なお、上記構成
は、従来から一般にあるチャックと略同一構成であるの
で、その詳細な説明を省略する。
【0016】ここで本発明では、まず、コレットチャッ
ク5の外周囲に軸受け10を介して上下開口された円筒
状の枠体11を同心円状に装着している。これにより、
コレットチャック5が回転しても枠体11は回転を抑止
できるようになる。
【0017】さらに、この枠体11の下端には、枠体1
1と略同一外径からなるセンサモジュール12が装着さ
れ、このセンサモジュール12は、その中心部に上下に
貫通する透孔12aが形成されている。そして、この透
孔12aの径は、コレットチャック5に装着される工具
8の径よりも一回り大きく形成され、この透孔12aを
介して工具8の先端が外部に突出するようになってい
る。
【0018】また、枠体11の側面外側には、外方に突
出する矩形中空の連結管13が一体に形成され、さらに
この連結管13の先端には、上方に向けて延びる有底円
筒状の連結管14が一体的に形成されており、この連結
管14の上端開口から枠体11の内部空間までは、連続
空間が形成される。さらに、この連結管14の上端開口
には電極部15が取付けられている。
【0019】一方、センサモジュール12内の所定位置
には、非接触式のトルクセンサ16が埋設され、このト
ルクセンサ16の出力が、信号線(図示せず)を介して
伝達されるが、この信号線は、枠体11の内部空間か
ら、2つの連通管13,14の内部空間内を配線されて
上記電極部15に至り、所定の端子に接続されるように
なっている。
【0020】また、上記トルクセンサ16は、図2に示
すように、工具8の外側表面に近接するようにして配置
されたコア16a(対向面は曲面状に切除加工され、工
具8の外側表面との距離をできるだけ短くするようにし
ている)を有し、このコア16aに、励磁用巻線16b
と検出用巻線16cとをそれぞれ巻回し、両巻線16
b,16cの端部は、電極部15に接続するようにして
いる。なお、検出用巻線16cは、その途中にバッファ
19を挿入配置している。
【0021】係る構成にすることにより、図外の電源か
ら励磁巻線16bに交流信号を流すと、電磁誘導により
検出巻線16c側に誘導電圧が誘起されて所定の交流信
号が出力される。この時、工具8にトルクがかかると、
逆磁歪効果により工具8の透磁率が変化するため両巻線
16b,16c間での結合係数が変わる。よって、検出
巻線16cから出力される信号の振幅が変化する。この
振幅を検出することにより、工具8に加わっているトル
クの大きさを知ることができるのである。
【0022】ところで、上記検出信号(感度)は、コア
16aと工具8のクリアランスにより変動するため、両
者間での位置合わせは精密に行なう必要がある。しか
し、本例では、センサモジュール12の軸心に合わせ
て、コア16aの先端を正確に配置した状態でモジュー
ル化することにより、センサモジュール12の軸心との
間での位置合わせは精度よく行われる。一方、工具8
は、コレットチャック5に取り付けることによりコレッ
トチャック5、すなわち、チャック1の軸心上に位置さ
れる。よって、センサモジュール12の軸心を上記チャ
ック1の軸心に一致するように取り付けることにより、
簡単にコア16aと工具8の位置合わせが正確に行なわ
れ、所望のクリアランスを保つことができる。
【0023】なお、センサモジュール12内に実装する
センサ16の構成としては、上記したものに限ることな
く、非接触式のものであれば何でも良い。また、図1中
二点鎖線で示すように、他のセンサモジュール20を装
着することにより、複数種の信号(例えば、工具8にか
かるトルクと、スラスト方向の応力等)を取出すことが
できる。
【0024】図3は、上記した実施例の使用状態の一例
を示している。同図に示すように、本例に係るチャック
1は、工作機械本体21側のスピンドルヘッド22のチ
ャック支持部23(図示省略の駆動モータに連携され、
回転するようになっている)に、チャック1の取付部2
が挿入固着され、これにより、チャック支持部23の回
転にともない取付部2ひいては内蔵されるコレットチャ
ックが回転し、工具8が回転するようになる。なお、係
る構成は従来のものと同様である。
【0025】ここで従来のものと異なるのは、チャック
1に設けた電極部15を受けるコネクタ24を支持ロッ
ド25を介してスピンドルヘッド22に取り付けている
点である。すなわち、このコネクタ24は電極部15の
形状に合わせた凹部24aを有し、その凹部24aに電
極部15を符合させることにより電極部15の各端子が
コネクタ24に接続された配線26を介して図外の検出
用電気回路等の制御装置へ接続されるようになる。
【0026】よって、チャック1に内蔵されたセンサ1
6の出力信号を工作機械本体21の制御装置に有線で伝
達することができ、雑音に強く確実に検出した出力信号
を伝達することができる。それにともない、制御装置で
は、工具8にかかっているトルクを監視することで、回
転数等を制御したり、或いは折損等を検知することがで
きる。しかも、本例ではチャック1に内蔵される能動的
な回路素子は検出巻線16cに接続したバッファ19の
みであり、電気的ノイズによるセンシング誤動作が低く
抑えられる。
【0027】ところで、チャック1の工作機械本体21
への取付けは、図1に示すチャック1のフランジ部1a
に設けた凹溝1bを基準に取り付けることになるが、ス
ピンドルヘッド22に対するコネクタ24の位置が固定
なので、取付けの際にはチャック1側でも凹溝1bと電
極部15の位置(角度)関係を所定の値にしておく必要
がある。
【0028】そこで本例では、チャック1の取付部2の
内部にクラッチ機構を配置し、チャック1の装着前は取
付部2と枠体11の回転を抑制するとともに電極部15
を所定の位置に固定し、チャック1を工作機械本体21
に装着した際は取付部2と枠体11の回転を許容するよ
うにしている。
【0029】具体的には、図4に示すように、取付部2
の所定位置に略クランク状で上下に貫通するトンネル部
2cを設け、このトンネル部2c内に、3本の第1〜第
3の棒体30a〜30cからなるクランク機構を内装し
ている。このクランク機構は、中央の第2の棒体30b
が、支点Oを介して取付部2に揺動自在に連結され、そ
の第2の棒体30bはスプリング31から、常時図示す
るような水平状態を維持するような付勢力を受けてい
る。さらにこの第2の棒体30bの両端に連結された第
1,第3の棒体30a,30cは、それぞれその先端が
外部に突出している。
【0030】そして、第3の棒体30cは、枠体11の
天面所定位置に形成した位置決め用の凹部11aに入り
込むことにより、取付部2と枠体11の回転を抑制する
ようになっている。そして、この凹部11aが予め所定
位置に形成しているので、図示するように第3の棒体3
0bが凹部11a内には入り込んだ状態では、フランジ
部2aに設けた凹溝2bと電極部15との位置関係は、
所定の状態になっている。
【0031】この状態からチャック1を工作機械本体2
1に装着すると、第1の棒体30aは、図5に示すよう
に工作機械本体21の取付面下端に当接し、下方に押圧
される。するとリンク機構により第2の棒体30bは、
スプリング31を圧縮しながら揺動し、第3の棒体30
cが上昇する。これにより、枠体11の凹部11aから
第3の棒体30cの下端が離脱し、枠体11と取り付け
部2との相対的な回転か可能となる。より具体的には、
枠体11は、連結管13,14さらには電極部15を介
して固定されるので、取付部2側が回転することにな
る。なお、クラッチ機構としては、上記した実施例に限
ること無く、電磁クラッチその他種々の方式を用いるこ
とができる。
【0032】さらに本例では、図1に示すように、枠体
11の天面所定位置に、近接スイッチ17を設け、さら
に取付部2の下面所定位置に突起18を形成し、この突
起18を上記近接スイッチ17で検出可能となってい
る。これより、近接スイッチ17では、取付部2すなわ
ち工具8が1回転する毎にその近接スイッチ17の上方
を突起18が通過するので、1つの検出パルスが出力さ
れる。そして、この近接スイッチ17の出力も、上記連
結管13,14を介して電極部15に接続されている。
【0033】これにより、工具8に一定のトルクが加わ
っていても、その工具8の表面に現れる透磁率の変化は
均一ではないので、センサ16からの出力信号は図6に
示すように、一定値とはならないが、本例では、近接ス
イッチ17からの検出信号に基づいて、1回転毎にそれ
までのセンサ16からの出力を積算すると共に平均をと
ることにより、図7に示すようにほぼ一定の値とするこ
とができ、より正確にトルクの計測をすることができ
る。
【0034】図8は、本発明の第2実施例の要部を示し
ている。上述したごとくセンサ16の工具8に対する相
対位置精度が重要であるが、本例では、より精度よく位
置出しを行なえるようにしている。
【0035】すなわち、上記した実施例と相違して、回
転しない枠体35の下端を開口し、その枠体35の開口
部に蓋部36(中央に工具8を挿通するための透孔36
aが形成されている)をネジにより固定するようになっ
ている。そして、その枠体35と蓋部36で形成される
空間内にセンサ16を内蔵した滑り軸受け37を装着す
るようになっている。
【0036】この滑り軸受け37は、本例では所定の樹
脂(例えば「ベアリー」(商品名)NTN株式会社製)
を用いて構成され、その中心に上下に貫通する透孔37
aが形成され、その透孔37aの内径を装着する工具8
の外径に一致させている。なおこの滑り軸受け37はス
ラスト方向の移動を許容するため、工具8の着脱への影
響はない。
【0037】さらに、滑り軸受け37は、径方向に貫通
する空所37bが形成され、さらにその空所37bの外
側部位37cは拡開され、その外側部位37cと中央側
の空所37bとの間には、段部37dが形成される。こ
れにより、その外側部位37cに符合する形状からな
り、その内側にセンサ16を装着した取付部材38を、
上記外側部位37c内に挿入固定することにより、セン
サ16の先端位置は定まる。従って、この滑り軸受け3
7にセンサ16を組み込む際に、滑り軸受け37の透孔
37a(中心)に対して精度よくセンサ16を位置決め
する。すると、工具8を透孔37a内に挿入したら、透
孔37aの中心と工具8の軸心とが自動的に一致するた
め、センサ16の先端と工具8の表面とのクリアランス
も所定の値になる。
【0038】そして、この滑り軸受け37は、枠体35
の内部空間に挿入すると共に、蓋部36を枠体35に固
定すると、蓋部36の透孔36aの周囲に形成した突起
36aと、枠体35或いはコレットチャック(図示せ
ず)側に形成された当て部材39とにより挟持され、上
下方向の移動が抑制される。また、図示省略するが、こ
の枠体35の内部空間所定位置に回り止めピンを形成
し、その回り止めピンにより滑り軸受け37が回転する
のも抑制されるようになる。
【0039】なお、図中符合40は、センサ16に接続
され、センサ16の出力を外部に伝達するための配線で
あり、枠体35に形成された透孔35aを介して外部に
導出される。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るセンサ内蔵
チャックでは、回転しない支持部にセンサを取り付けた
ために、センサ出力を有線で所定の信号処理装置に伝達
することができ、ノイズに強く確実に送ることができ
る。また構成も簡単で電池交換なども不要で、しかもセ
ンサ等は、比較的外側に配置することができるのでメン
テナンスが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセンサ内蔵チャックの第1実施例
を示す一部破断斜視図である。
【図2】センサを説明する図である。
【図3】使用態様の一例を示す図である。
【図4】チャック機構の一例を示す図である。
【図5】チャック機構の一例を示す図である。
【図6】センサ出力の一例を示す図である。
【図7】センサ出力の一例を示す図である。
【図8】本発明に係るセンサ内蔵チャックの第2実施例
を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 チャック 2 取付部 5 コレットチャック 8 工具 11 枠体(支持部) 12 センサモジュール 13 連結管(支持部) 14 連結管(支持部) 15 電極部 16 センサ 17 近接スイッチ(検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械本体への取付部と、 その取付部に連結され、コレットチャック等の工具を着
    脱自在に支持するチャック部と、 そのチャック部の周囲にベアリング手段を介して配置さ
    れた中空の支持部と、 その支持部の所定位置に配設され、前記工具にかかるト
    ルク等の応力を検出する非接触式のセンサと、 前記支持部に連結され、少なくとも前記センサに接続さ
    れた配線が接続される電極部と、 前記工作機械本体への装着時には前記チャック部と前記
    支持部の回転を許容し、非装着時には前記回転を抑制す
    るクラッチ手段とを備えたセンサ内蔵チャック。
  2. 【請求項2】 前記支持部に少なくとも前記回転するチ
    ャック部の回転基準位置を検出する検出手段を配置した
    請求項1に記載のセンサ内蔵チャック。
JP25209593A 1993-09-16 1993-09-16 センサ内蔵チャック Withdrawn JPH0780756A (ja)

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