JPH0724695A - 工作機主軸の回転位置センサ - Google Patents

工作機主軸の回転位置センサ

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JPH0724695A
JPH0724695A JP19795993A JP19795993A JPH0724695A JP H0724695 A JPH0724695 A JP H0724695A JP 19795993 A JP19795993 A JP 19795993A JP 19795993 A JP19795993 A JP 19795993A JP H0724695 A JPH0724695 A JP H0724695A
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JP
Japan
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sensor
fixed
air gap
spindle
magnetic
Prior art date
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JP19795993A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Ishida
精 石田
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、自動工具交換装置を備えた、磁気軸
受で非接触支持したスピンドルモータを内蔵した、工作
機主軸のオリエンテーション用回転位置センサに関し、
回転位置センサの検出面と被検出面の接触を予防し、信
頼性の高い工作機主軸の回転位置センサを提供すること
を目的とする。 【構成】上記問題を解決するため、先端に工具チャック
と後端に工具着脱操作機構を備えた、磁気軸受で非接触
支持したスピンドルモータにより駆動される、自動工具
交換装置を備えた工作機の主軸の回転位置センサにおい
て、主軸の後端に固定したリング状の被検出面と、この
被検出面の外径とエアギャップを介して対向させた非接
触形のセンサと、被検出面の外径とセンサのエアギャッ
プを、オリエンテーション動作中は所定の大きさに、オ
リエンテーション動作以外のときは所定値より大きくす
るエアギャップの変更機構により工作機主軸の回転位置
センサを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動工具交換装置を備
えた、磁気軸受で非接触支持したスピンドルモータを内
蔵した、工作機主軸のオリエンテーション用回転位置セ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動工具交換装置を備えた工作機主軸の
先端には、工具ホルダを装着できるテーパシャンクを形
成されており、軸内にはドローバーを貫通させ、後端に
は工具着脱操作機構と回転位置センサを設けてある。こ
の回転位置検出センサは、主軸後端に工具着脱操作機構
を設けるため、ラジアルタイプのものが望ましい。工具
を自動交換する時は、主軸の回転位置を検出し、主軸の
回転位置と工具の嵌合位置が合致するようにオリエンテ
ーションする。また、主軸の支持は、従来ころがり軸受
で支持されていたが、最近は、生産性や加工品質を高め
るため高速化する傾向があり、磁気軸受で非接触支持す
るものが開発されている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ところが、磁気軸受に
は回転部と固定部との間に大きなエアギャップがある。
エアギャップの大きさは、0.2から0.5mmであ
り、回転位置センサのエアギャップより大きい。また、
非常対策のために補助軸受を併用した場合でも、エアギ
ャップは軸受のエアギャップのおよそ半分位に設定され
ているため、回転位置センサのエアギャップと同等か同
等以上となる。工作機械が作動していないとき、例え
ば、工具交換時などのように軸受が動作していない時
や、加工中でも突発的な外乱で主軸が大きく振れたとき
など回転位置センサの検出面と被検出面が接触してセン
サが破損する恐れがあった。そこで、本発明は、回転位
置センサの検出面と被検出面の接触を予防し、信頼性の
高い工作機主軸の回転位置センサを提供することを目的
とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、先端に工具チャックと後端に工具着脱操作機構を備
えた、磁気軸受で非接触支持したスピンドルモータによ
り駆動される、自動工具交換装置を備えた工作機の主軸
の回転位置センサにおいて、主軸の後端に固定したリン
グ状の被検出面と、この被検出面の外径とエアギャップ
を介して対向させた非接触形のセンサと、被検出面の外
径とセンサのエアギャップを、オリエンテーション動作
中は所定の大きさに、オリエンテーション動作以外のと
きは所定値より大きくするエアギャップの変更機構によ
り工作機主軸の回転位置センサを構成する。
【0004】
【作用】上記手段により、オリエンテーション動作以外
のときはエアギャップが非接触形軸受のエアギャップよ
りも大きくなる。一方、オリエンテーション動作中はエ
アギャップが所定の大きさになる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明のエアギャップ変更機構の正面図であ
る。回転位置検出センサを、被検出面を歯車とし、検出
センサを磁気センサとした場合を例に取り説明する。勿
論、位置検出センサは磁気タイプに限られるものではな
く、例えば、静電容量、光等、非接触タイプのものであ
れば適用できることは、自明である。1は主軸であり、
図示しない2つのラジアル磁気軸受、アキシャル磁気軸
受、高速モータの各回転子と先端部の工具ホルダ把持用
テーパシャンクから構成されており、後端部に歯車2が
固着されている。主軸1は、図示しないフレームに固定
された2つのラジアル磁気軸受とアキシャル磁気軸受の
各固定子と、主軸1の浮上位置検出用変位センサと、軸
受制御装置とで回転可能に非接触支持することができ、
図示しないフレームに固定された高速モータの固定子が
励磁装置により励磁されて主軸にトルクが与えられるよ
うになっている。これらの構成や動作の詳細は広く公知
であるため説明を省略する。
【0006】3は図示しないフレームに固定された円環
状の固定板であり、中央の穴を主軸1が貫通している。
31は固定板3に垂直に固着された支柱であり、該支柱
31にはセンサ台4がその一端部付近で回転可能に取り
付けられている。センサ台4の中央部にはセンサ固定具
5とネジ51、52とで磁気センサ6が固定されてい
る。固定板3にはストッパ8、9がネジ81、91で固
定されており、それぞれ、センサ台4の回転をある範囲
に拘束している。ソレノイド7はネジ74、75で固定
板3に固定されており、センサ台4とソレノイド7の引
き棒71とは引き棒先端部に切られたネジがセンサ台4
に切られたタップにねじ込まれナット73で固定されて
いる。センサ台4とソレノイド7との間には中心に引き
棒71を貫通してセンサ台4をソレノイド7から引き離
すようバネ72が設けられている。歯車2は1周を等分
した歯車と1周に1カ所の溝を設けた回転位置基準用歯
車の2枚で構成されており、磁気センサ6は、この2枚
の歯車とエアギャップを介して2個対向させており、主
軸の回転絶対位置と方向が検出される。なお、1周を等
分した歯車2の1か所の歯を他の歯と歯幅を変え回転位
置基準用とし、歯車2を1枚に、センサ6を1個にして
もよい。このような構成において、主軸1が磁気軸受で
支持され高速回転しているときは、ソレノイド7は励磁
されずバネ72によりセンサ台4がストッパ8に当てら
れており、磁気センサ6と歯車2間のエアギャップはラ
ジアル磁気軸受のエアギャップ以上になっている。主軸
1がオリエンテーションされるときは、ソレノイド7が
励磁され、バネ72に抗して引き棒71を引っ張り、セ
ンサ台4をストッパ9に当てて、磁気センサ6と歯車2
間のエアギャップを所定の大きさに狭める。この状態で
は、回転する歯に対応して回転パルス信号が得られオリ
エンテーション動作を遂行することができる。
【0007】以上の動作をタイムチャートと信号回路で
補足説明する。図2は信号回路である。図3は主軸1の
回転速度と動作状況のタイムチャートであり、図3
(a)は主軸の回転速度、図3(b)は信号回路のタイ
ムチャートである。図2において、10は入力端子
(+)に接続された回転速度設定値Vsと、入力端子
(−)に接続された主軸の回転速度信号Vnとを比較
し、(+)入力端子の信号が(−)入力端子の信号より
大きいとき出力信号aをHiにする比較器、111は入
力信号の立ち上がり(UP)でパルス信号dを出力する
ワンショットマルチバイブレータ、112は主軸の制御
装置が与える工具交換信号bを入力し該信号の立ち下が
り(DOWN)でパルス信号eを出力するワンショット
マルチバイブレータ、12は入力信号dのパルスで出力
cがセット(Hi)され入力信号eのパルスで出力cが
リセット(Lo)されるフリップフロップである。回転
速度設定値Vsは主軸の回転速度Nsに対応しており、
信号Vnは主軸の図示しない別の回転センサで検出され
回転速度に比例した信号である。
【0008】主軸が図3(a)のタイムチャートで運転
されるとき次のようになる。はじめに主軸が加速されて
最大回転速度Nmaxにいたり、機械加工を行った後、
減速停止する。回転速度がNsを下回ると、図3(b)
に示すように、信号aはHiになり、その立上がり(U
P)で信号dがパルスを生じるとともにフリップフロッ
プ12の出力cがセットされる。フリップフロップ12
の出力は増幅されてソレノイド7を励磁し磁気センサが
作動しだして回転信号が得られ、主軸の回転位置決め動
作が可能な状態になる。主軸の回転が止まり所定の位置
で停止したのち、主軸制御装置の主軸交換信号bがHi
になり,Hiになっている間に工具が交換される。工具
の交換が完了して、信号bがLoになると信号eがパル
スを生じると同時にフリップフロップ12の信号cがリ
セットされる。この信号cがLoになると、ソレノイド
7の励磁がされなくなるので磁気センサ6と歯車2間の
エアギャップが大きくなってラジアル磁気軸受のエアギ
ャップ以上になり、一連の動作が終了する。以上のよう
に、主軸が高速回転している時は、信号回路の働きで磁
気センサ6と歯車2との間のエアギャップが大きくな
り、何らかの外乱が加わって主軸が大きく振れても歯車
2と磁気センサ6が接触することはない。また、主軸が
主軸制御装置の働きでオリエンテーション動作に入ると
信号回路の働きで磁気センサ6と歯車2間のエアギャッ
プが所定の大きさとなり、磁気センサ6が回転センサと
して作動して、工具交換のための精密回転位置決めがで
きるのである。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、高
速回転中は回転センサとして用いた磁気センサと歯車間
のエアギャップを広げて当たることがないようにし、オ
リエンテーション動作時にはその間のエアギャップが所
定の大きさとなりセンサが正常動作するので、工具交換
可能という汎用性を維持しつつ、主軸を高速化すること
ができ、工作機の動作の信頼性と生産性を高める効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図
【図2】ソレノイドの駆動信号を得る信号回路
【図3】本発明の動作状況を示すタイムチャート
【符号の説明】
1 主軸、4 センサ台、7 ソレノイド、74、75
ネジ 2 歯車、5 センサ固定具、71 引き棒、8、9
ストッパ、3 固定板、51、52 ネジ、72 バ
ネ、81、91 ネジ、31 支柱、6 磁気センサ、
73 ナット、10 比較器、111、112 ワンシ
ョットマルチバイブレータ、12 フリップフロップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に工具チャックと後端に工具着脱操
    作機構を備えた、磁気軸受で支持したスピンドルモータ
    により駆動される、自動工具交換装置を備えた工作機の
    主軸の回転位置センサにおいて、 主軸の後端に固定したリング状の被検出面と、この被検
    出面の外径とエアギャップを介して対向させた非接触形
    のセンサと、被検出面の外径とセンサのエアギャップ
    を、オリエンテーション動作中は所定の大きさに、オリ
    エンテーション動作以外のときは所定値より大きくする
    エアギャップの変更機構を備えたことを特徴とする工作
    機主軸の回転位置センサ。
  2. 【請求項2】 前記エアギャップの変更機構が、主軸装
    置のフレームに固定された固定板と、該固定板に垂直に
    固定された支柱と、該支柱に回転可能に嵌合したセンサ
    台と、該センサ台に前記磁気センサを固定するセンサ固
    定具と、該センサ台と該センサ固定具で固定された前記
    磁気センサと、ネジで該固定板に固定され該センサ台の
    回転をある範囲に拘束する2つのストッパと、該固定板
    に固定され中心の引き棒が該センサ台の一部に固定され
    たソレノイドと、該ソレノイドと該センサ固定具との間
    に設けたバネとで構成された請求項1記載の工作機主軸
    の回転位置センサ。
JP19795993A 1993-07-14 1993-07-14 工作機主軸の回転位置センサ Pending JPH0724695A (ja)

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JPH0724695A true JPH0724695A (ja) 1995-01-27

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JP19795993A Pending JPH0724695A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 工作機主軸の回転位置センサ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2019151708A1 (ko) * 2018-02-01 2019-08-08 칸워크홀딩 주식회사 공작기계의 빌트인 타입 전기 구동 시스템 및 그 작동방법

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