JP3036776U - 小径ドリル用トルク検出器 - Google Patents

小径ドリル用トルク検出器

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Publication number
JP3036776U
JP3036776U JP1996011733U JP1173396U JP3036776U JP 3036776 U JP3036776 U JP 3036776U JP 1996011733 U JP1996011733 U JP 1996011733U JP 1173396 U JP1173396 U JP 1173396U JP 3036776 U JP3036776 U JP 3036776U
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JP
Japan
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arbor
drill
magnet
torque
collet holder
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Expired - Lifetime
Application number
JP1996011733U
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English (en)
Inventor
和夫 鶴田
Original Assignee
住商ワドー株式会社
システムトルク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、小径ドリルにて孔あけ加工時、切
粉詰り等による過負荷トルクでドリルが折損することを
防止するため、メンテナンスを必要とせず安定して確実
に切削トルクを検出できることを目的としている。 【構成】 このため、ドリルを固定するコレットホルダ
ー側と工作機械の主軸にセットされるアーバー側をトー
ションバーで連結し、ドリルの切削トルクにより発生し
たアーバー側に対するコレツトホルダー側の捩り変位の
変化を、各々に設けた磁石の変位の変化として、磁石の
相対する部位に配設した磁気検出素子により、直接検出
する方式とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は小径孔あけ用ドリルの切削トルクを検出するトルク検出器に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
小径孔あけ用ドリルはドリルの直径が極めて細いため、切粉詰り等の過負荷が かかるとしばしば折損する場合があった。
【0003】 上記問題点を解決するため、孔あけ時のトルクを検出し切粉詰り等による過負 荷トルクでドリルが折れる前に、ドリルを持ち上げて切粉を除去する方法が考え られ、既に市販されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
現在市販されている製品は、アーバー内部にトルク検出機構を設けこのトルク 信号を電波により外部へ発信する発信機を組込んだアーバーユニットと受信ユニ ットより形成されている。 この方式は、アーバーユニットに電源として電池を必要とし電池の交換の手間が かかったり、電波を使用しているため安定したトルク信号を得るのに難があった 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、この考案は、上述不都合を除去するために、ドリルを固定するコレッ トホルダー側と工作機械の主軸にセットされるアーバー側をトーションバーで連 結し、ドリルの切削トルクにより発生したアーバー側に対するコレットホルダー 側の捩り変位の変化を、各々に設けた磁石の変位の変化として、磁石の相対する 部位に配設した磁気検出素子により、直接検出する方式とした。
【0006】
【作用】
このことによりアーバーユニット側に電源を必要とせず、トルク信号を電波等 を使用せず直接検出できるため安定したトルク信号を得ることができる。
【0007】
【実施例】
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明する。
【0008】 図1〜図3はこの考案の実施例を示すものである。 図1は、トルク検出器の正面図、図2はその側面図を示し、図3は一部断面図を 示す。
【0009】 磁気検出ユニット1は、磁気検出素子4−1,4−2及び電源や工作機械の制 御部と電気的に結合するためのコネクター5、そして、必要に応じて磁気検出信 号を増幅する増幅器等より形成され、工作機械の筐体等に固定して使用する。
【0010】 アーバーユニット2は片側に小径ドリル3がセットされ反対側が工作機械の主 軸にセットされ所定の回転数で回転することにより孔あけを行う。
【0011】 アーバーユニット2は磁石6−1,6−2、磁石ホルダーA 7−1、磁石ホ ルダーB 7−2、アーバー8、コレットホルダー9、トーションバー10等よ り形成されている。
【0012】 本実施例では、アーバー8の外周溝部には磁石6−1を固着した磁石ホルダー A 7−1が接着等で固定され、更に、アーバー8にトーションバー10の一端 を嵌合しネジで固定している。
【0013】 一方、コレットホルダー9及び磁石6−2を固着した磁石ホルダーB 7−2 は、トーションバー10の他端に固嵌されている。 又、コレットホルダー9は、ボールベアリング等によりアーバー8に対して回動 自在に嵌挿されており、コレットホルダー9と一体になって回動する磁石ホルダ ーB 7−2も、アーバー10の外周部に形成されている切り欠き孔に沿って、 数度回動可能となっている。
【0014】 次に作用について説明する。
【0015】 工作機械の主軸にアーバーユニット1がセットされ回転すると、コレットホル ダー9に固定されたドリル3も回転する。ドリル3の切削力によりコレットホル ダー9を介して、トーションバー10に捩りトルクが発生するため、アーバー8 側に固定された磁石6−1に対しコレットホルダー9側の磁石6−2も捩られて 円周方向に捩り変位の変化を生ずる。
【0016】 磁石6−1,6−2の相対する部位に、磁気検出素子4−1,4−2が配設さ れた磁気検出ユニット1が隙間を一定にして設けられているため、アーバーユニ ット2の磁石6−1,6−2が回転しながら磁気検出素子4−1,4−2を通過 する毎に、捩り変位の変化を検出することができる。
【0017】 この捩り変位の変化をトルクの変化として取り出し、工作機械側にフイードバ ックすることによりドリルの折損等を防止することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、ドリル3の切削トルクによる磁石 6−1,6−2の捩り変位の変化を、直接磁気検出素子4−1,4−2で検出す ることが可能なため、アーバーユニット2側に電源を必要とせず、又、磁気検出 素子4−1,4−2により検出した捩り変位の変化は、発信機や受信機等の電波 を使用しないで、直接工作機械の制御部にフイードバックできるため過負荷等に よるドリル折損を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すトルク検出器の正面図
である。
【図2】この考案の実施例を示すトルク検出器の側面図
である。
【図3】この考案の実施例を示すトルク検出器の一部断
面図である。
【符号の説明】
1 磁気検出ユニット 2 アーバーユニット 3 小径ドリル 4−1 磁気検出素子 4−2 磁気検出素子 5 コネクター 6−1 磁石 6−2 磁石 7−1 磁石ホルダーA 7−2 磁石ホルダーB 8 アーバー 9 コレットホルダー 10 トーションバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーバー側に、磁石を固着した磁石ホル
    ダーAを設け、コレットホルダー側に、磁石を固着した
    磁石ホルダーBを設ける。又、コレットホルダーを回動
    自在にアーバーに嵌挿し、トーションバーの一端をアー
    バー側に、他端をコレットホルダー側に固嵌してなるア
    ーバーユニツトと、アーバー側磁石とコレットホルダー
    側磁石の各々相対する部位に磁気検出素子を配設した磁
    気検出ユニットよりなるトルク検出器
JP1996011733U 1996-10-14 1996-10-14 小径ドリル用トルク検出器 Expired - Lifetime JP3036776U (ja)

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