JPH0780696A - プレスのボトミングマーカー - Google Patents

プレスのボトミングマーカー

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JPH0780696A
JPH0780696A JP5227368A JP22736893A JPH0780696A JP H0780696 A JPH0780696 A JP H0780696A JP 5227368 A JP5227368 A JP 5227368A JP 22736893 A JP22736893 A JP 22736893A JP H0780696 A JPH0780696 A JP H0780696A
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JP
Japan
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bottoming
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press
die
marking
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JP5227368A
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JP2871416B2 (ja
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Yukihiro Niida
行 宏 丹伊田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上型が追い込み不足か追い込み過ぎであるか
を容易に判断することができると共に、品質範囲が異な
る複数種のワークへの対応、製造上の手間や費用の節約
を実現することができるプレスのボトミングマーカーを
提供する。 【構成】 プレス型に取り付けられてワークに刻印をす
るボトミングマーカーにおいて、互いに突出量H1〜H
6が異なる直線状の刻印用突条T1〜T6を少なくとも
3本設けたプレスのボトミングマーカー1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレスにおいて、ワー
クに成形確認用の刻印をするのに利用されるプレスのボ
トミングマーカーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のボトミングマーカーとし
ては、例えば図6に示すようなものがあった。図示のボ
トミングマーカー100は、環状の刻印用突起101a
を有する棒状マーカー部材101と、同じく環状の刻印
用突起102aを有し且つ前記棒状マーカー部材101
の外側に嵌装される環状マーカー部材102を備えると
共に、上型103に形成しためねじ付の取付け孔104
内に収容され、環状マーカー102部材の外側に嵌装さ
れ且つ取付け孔104に螺合する固定用リング105で
固定してある。
【0003】上記ボトミングマーカー100は、内側の
棒状マーカー部材101の突起101aの突出量h1
が、外側の環状マーカー部材102の突起102aの突
出量h2よりも大きくなっており、下型106との間で
ワークWをプレス成形するのと同時に、各突起101
a,102aでワークWに二重丸を刻印する。
【0004】このとき、内側の刻印は製品形状の品質範
囲を設定し、外側の刻印は外観品質の範囲を設定するた
めのものであって、品質範囲は常に二重丸が刻印されて
いる状態とし、外側の刻印が消えたときに調整不良と判
断する。これにより、上型の下死点位置の調整等を行う
こととなる。
【0005】このようなプレスのボトミングマーカー
は、例えば、実開昭62−113834号公報に記載さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
プレスのボトミングマーカーにあっては、外側の刻印が
無いことで上型の追い込み量が不充分であることは判断
できるが、その逆に、追い込み過ぎを判断することがき
わめて難しく、作業者の経験に頼らざるを得ない面があ
った。また、品質範囲が異なる他のワークを成形する場
合には、内外の突起の突出量等を異ならせた別のボトミ
ングマーカーを用意する必要があり、しかも、2つのマ
ーカー部材で構成されているため、製造上の手間や費用
がかさむという不具合があり、これらの不具合を解決す
ることが課題であった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記したような従来の課題に
着目して成されたもので、上型が追い込み不足か追い込
み過ぎであるかを容易に判断することができるプレスの
ボトミングマーカーを提供することを主な目的としてい
ると共に、品質範囲が異なる複数種のワークへの対応、
製造上の手間や費用の節約を実現することができるプレ
スのボトミングマーカーを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるプレスの
ボトミングマーカーは、プレス型に取り付けられてワー
クに刻印をするボトミングマーカーにおいて、互いに突
出量が異なる直線状の刻印用突条を少なくとも3本設け
た構成としており、上記の構成を従来の課題を解決する
ための手段としている。
【0009】
【発明の作用】本発明に係わるプレスのボトミングマー
カーでは、例えば、少なくとも3本とした刻印用突条の
うちの最も突出量が大きい突条による刻印で製品形状の
品質範囲を設定し、これよりも一段小さい突条による刻
印で外観品質(凹凸、しわ等)の範囲を設定し、この2
本が刻印されている状態を良好な品質範囲とする。した
がって、2本めの刻印が消えているときには、上型の追
い込み量が不足していることとなり、3本めの刻印が現
われたときには、上型が追い込み過ぎであると判断し得
ることとなる。
【0010】また、前記刻印用突条を3本以上設けれ
ば、いずれかの2本の突条の組み合わせによって異なる
品質範囲に対処し得ることとなり、しかも、突条を直線
状としたため、単体のマーカーにすべての突条を形成す
ることが容易である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。
【0012】すなわち、図1に示すボトミングマーカー
1は、円柱状を成すマーカー用部材を主体とし、その片
側の端面から軸線方向へ所定の長さにわたって略半円形
のキー溝2が形成してあると共に、同端面に、6本の直
線状の刻印用突条T1〜T6が所定の間隔で形成してあ
る。これらの突条T1〜T6は、いずれも断面形状が台
形を成していると共に、図1(b)の左側から順に突出
量H1〜H6が大きくなっている。
【0013】図2は絞り型の一部を示す図であって、こ
の絞り型は、上側のポンチ11と、下側のダイ12と、
ポンチ11よりも先行してダイ12のダイフェース12
aとの間でワークWを押圧保持するブランクホルダ13
を備えており、とくに上型のポンチの加圧力(下降量)
を管理するために、ポンチ11の先端部分にボトミング
マーカー1が組み込んである。ボトミングマーカー1
は、図示を省略したが、キー溝2に嵌合するキーおよび
ボルト類で固定してある。
【0014】ここで、例えばワークWの品質範囲が、第
6の突条T6と、これよりも突出量が2段小さい第4の
突条T4とで設定される場合を説明すると、この場合に
は、図3に示すように、ワークWに第4〜第6の突条T
4〜T6による刻印M4〜M6が得られるように、上型
の追い込み量(スライドの下降量)が調整されることと
なる。このとき、第6の刻印M6は品質形状の品質範囲
を設定し、第4の刻印M4は外観品質(凹凸、しわ等)
の範囲を設定するためのものである。
【0015】したがって、プレスを行った際に、3本の
刻印M4〜M6が現れていれば良好な品質範囲内であ
り、第4の刻印M4が消えているときには、上型の追い
込み量が不足していることとなり、突出量がさらに小さ
い第3の突条T3による刻印が現れたときには、上型が
追い込み過ぎであると判断し得ることとなり、これによ
り、上型の下死点位置の調整を行えばよい。
【0016】また、上記のボトミングマーカー1は、最
も突出量が大である第6の突条T6と、第5〜第2のい
ずれかの突条T5〜T2との組み合わせにより、上述の
判断を可能にしつつ、組み合わせの分だけ品質範囲の異
なる他のワークに対応し得るものであり、しかも、円柱
状の部材の端面に直線状の突条を複数形成することは、
工作機械等で成形することが比較的容易である。
【0017】図4および図5は本発明の他の実施例を説
明する図である。この実施例では、絞り型において、上
型のブランクホルダの加圧力(下降量)を管理するため
に先述のボトミングマーカー1を用いた場合を示してい
る。
【0018】図示の絞り型は、上側のポンチ21と、下
側のダイ22と、ポンチ21よりも先行してダイ22の
ダイフェース22aとの間でワークWを押圧保持するブ
ランクホルダ23を備えており、ダイフェース22aの
外周側に、下降したブランクホルダ23を受けるディス
タンスピース24が所定の間隔で8箇所に配設してあ
る。
【0019】また、8個のディスタンスピース24のう
ちの4個は、ダイフェース22a側の部分が一部切除さ
れ、その切除部分には、上面をダイフェース22aと同
じ高さにした状態で受けブロック25が組込んである。
これに対して、ブランクホルダ23には、各々の受けブ
ロック25に相対向する状態でボトミングマーカー1が
設けてある。
【0020】上記の絞り型では、受けブロック25上に
ワークWと同じ材料から成るテストピース30を載置
し、ワークWのプレス加工とともにボトミングマーカー
1でテストピース30に刻印する。これにより、ブラン
クホルダ23の加圧力が適切であるか否かを判断する。
【0021】ところで、ブランクホルダの加圧力を管理
するには、例えばプレスマシンにおけるダイハイトカウ
ンタの読みに基づいてスライドの下降量を調節すること
も行われているが、プレスマシンの駆動機構を構成する
ギアのバックラッシなどによって誤差が生じることがあ
るため、最終的には実際にプレスを行って加圧力を確認
する必要がある。また、ブランクホルダのダイフェース
に対向する部分にボトミングマーカーを設け、ワークの
外周部分に刻印しようとすると、絞り込みの際にワーク
の外周部分がポンチ側へ引き込まれる状態になるため、
刻印が擦れてしまうことになり、加圧力の判断基準とし
て好ましいものが得られない。
【0022】そこで、上記の実施例で説明したように、
ダイフェース22aの外周側に受けブロック25を配
し、この受けブロック25に載置したテストピース30
に刻印をすれば、刻印が擦れるような心配もなく、実際
のプレス加工の際のブランクホルダの加圧力を容易に判
断し得ることとなる。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のプレ
スのボトミングマーカーによれば、型磨耗の早期発見や
型の破損防止を図るうえで、上型の追い込み量不足、お
よび追い込み過ぎのいずれの状態をも容易に判断するこ
とができ、しかも、単体で品質範囲の異なる複数種のワ
ークに対応することが可能であると共に、マーカー自体
を容易に且つ安価に製造することができるなどの効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるボトミングマーカーを
説明する正面図(a)、一部を拡大した正面部分の側面
図(b)、および断面図(c)である。
【図2】ボトミングマーカーを組み込んだ絞り型を説明
する断面図である。
【図3】第4〜第6の突条による刻印を示す平面図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例における絞り型のダイの平
面図である。
【図5】図4中のA−A線位置での絞り型の断面図であ
る。
【図6】従来のボトミングマーカーを説明する断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ボトミングマーカー T1〜T6 刻印用突条 W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス型に取り付けられてワークに刻印
    をするボトミングマーカーにおいて、互いに突出量が異
    なる直線状の刻印用突条を少なくとも3本設けたことを
    特徴とするプレスのボトミングマーカー。
JP5227368A 1993-09-13 1993-09-13 プレスのボトミングマーカー Expired - Lifetime JP2871416B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5227368A JP2871416B2 (ja) 1993-09-13 1993-09-13 プレスのボトミングマーカー
KR1019940022876A KR0158724B1 (ko) 1993-09-13 1994-09-10 프레스의 보토밍 마커

Applications Claiming Priority (1)

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JP5227368A JP2871416B2 (ja) 1993-09-13 1993-09-13 プレスのボトミングマーカー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0780696A true JPH0780696A (ja) 1995-03-28
JP2871416B2 JP2871416B2 (ja) 1999-03-17

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JP2871416B2 (ja) 1999-03-17

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