JPH0780655A - 電極チップの交換時期検知方法およびその装置 - Google Patents

電極チップの交換時期検知方法およびその装置

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JPH0780655A
JPH0780655A JP22741093A JP22741093A JPH0780655A JP H0780655 A JPH0780655 A JP H0780655A JP 22741093 A JP22741093 A JP 22741093A JP 22741093 A JP22741093 A JP 22741093A JP H0780655 A JPH0780655 A JP H0780655A
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JP
Japan
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electrode
wear
welding
tip
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JP22741093A
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Hirohisa Sakai
浩久 酒井
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極チップの損耗量を正確に把握し、電極チ
ップの最適交換時期を検知する。 【構成】 新品の電極チップ24、33を取付けた状態
で板厚Tの被溶接物90を加圧し、無通電加圧状態での
電極チップ33の位置X1 を記憶し、スポット溶接時に
は記憶された電極チップ33の位置X1 と使用によって
損耗した電極チップ24、33による板厚Tの被溶接物
90の加圧時の電極チップ33の位置X2とを比較して
損耗した電極チップ24、33の損耗量X1 −X2 を算
出し、電極チップ24、33の損耗量X1 −X2 が予め
設定された限界値dに達しているか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スポット溶接における
電極チップの損耗量を正確に把握し、電極チップの最適
交換時期を検知する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の生産工場では、車両ボデーの溶
接作業の多くは溶接ロボットによって行なわれる。図8
は、溶接ロボットによるスポット溶接作業の一例を示し
ている。図8に示すように、溶接ロボット1には、溶接
ガン2が取付けられている。溶接ガン2は、溶接ロボッ
ト1によって予め教示された車両ボデー6の溶接位置
(打点位置)に逐次位置決めされるようになっている。
【0003】溶接ガン2は、電極チップ3と電極チップ
4とを有しており、電極チップ3が空気圧によって作動
する加圧シリンダ5によって昇降される。溶接ロボット
1によって溶接ガン2が位置決めされた状態では、車両
ボデー6の溶接部位は電極チップ3と電極チップ4とに
よって加圧され、両電極間に溶接電流が流され、スポッ
ト溶接が行なわれる。スポット溶接作業においては、溶
接打点数が増えてくると電極チップが損耗によって変形
するので、定期的に電極チップの交換が行われる。車両
ボデーのスポット溶接作業の場合は、たとえば一定時間
毎または車両ボデーの溶接台数毎に電極チップの交換が
行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スポット溶接においては、電極チップの損耗量の評価が
定量的でないため、電極チップを無駄にするという問題
がある。つまり、電極チップが損耗した状態でスポット
溶接を続行すると、溶接条件の変化によって溶接品質が
低下するので、従来では電極チップがまだ使用できるに
もかかわらず電極チップを早目に交換することが行われ
ており、それだけ電極チップの使用に無駄が生じてい
る。
【0005】電極チップの損耗度を検知する技術とし
て、特開平3−297584号公報に開示された装置が
知られているが、この装置では電極チップ表面における
光の反射波の変化によって損耗度を判定するため、作業
環境が悪い場合は正確に電極の損耗度を把握することが
難かしく、信頼性に欠ける。
【0006】本発明は、電極チップの損耗量を正確に把
握し、電極チップの最適交換時期を検知することが可能
な電極チップの交換時期検知方法およびその装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る電極チップの交換時期検知方法およびそ
の装置は、つぎのように構成されている。 (1)新品の電極チップを取付けた状態で所定の板厚の
被溶接物を加圧し、無通電加圧状態での電極チップの位
置を記憶し、スポット溶接時には、前記記憶された電極
チップの位置と使用により損耗した電極チップによる所
定の板厚の被溶接物の加圧時の電極チップの位置とに基
づき損耗した電極チップの損耗量を算出し、該算出され
た電極チップの損耗量が予め設定された限界値を越えた
場合に電極チップの交換時期であると判定することを特
徴とする電極チップの交換時期検知方法。 (2)電極チップの位置を検出する電極位置検出手段
と、新品の電極チップによる所定の板厚の被溶接物を加
圧した際の電極チップの位置を、前記電極位置検出手段
を介して記憶する位置記憶手段と、前記位置記憶手段に
記憶された新品の電極チップの位置と、使用により損耗
した電極チップによる所定の板厚の被溶接物の加圧時の
電極チップの位置とに基づき、損耗した電極チップの損
耗量を算出する損耗量演算手段と、前記損耗量演算手段
によって算出された電極チップの損耗量と、予め設定さ
れた電極チップの損耗量の限界値とを比較し、該損耗量
が限界値を越えている場合は電極チップの交換時期であ
る旨の指令する判定手段と、を備えたことを特徴とする
電極チップの交換時期検知装置。
【0008】
【作用】このように構成された電極チップの交換時期検
知方法およびその装置においては、予め新品の電極チッ
プを取付けた状態で所定の板厚の被溶接物を加圧し、無
通電加圧時の電極チップの位置が記憶される。実際のス
ポット溶接時には、記憶された新品の電極チップの位置
と使用によって損耗した電極チップによる被溶接物の加
圧時の電極チップの位置とが比較され、電極チップの損
耗量が算出される。つぎに、算出された電極チップの損
耗量が予め設定された限界値に達しているか否が判定さ
れ、損耗量が限界値を越えている場合は、電極チップの
交換時期である旨が検知される。このように、電極チッ
プの損耗量を定量的に把握することが可能となるので、
損耗量が限界値に達していない電極チップは交換する必
要がなくなり、電極チップの無駄な使用が解消される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る電極チップの交換時期検
知方法およびその装置の望ましい実施例を、図面を参照
して説明する。図1ないし図7は、本発明の一実施例を
示しており、とくに自動車のボデーのスポット溶接に適
用した例を示している。まず、本発明の電極チップの交
換時期検知方法が適用されるスポット溶接装置について
説明する。
【0010】図6は、スポット溶接装置の全体構成を示
している。図6に示すように、スポット溶接装置11
は、溶接ガン21、溶接ロボット61、制御手段71等
から構成されている。溶接ガン21は、溶接ロボット6
1の手首部65に取付けられている。溶接ガン21の開
放、加圧動作および溶接ロボット61の動きは、制御手
段71によって制御されるようになっている。
【0011】図6に示すように、溶接ガン21は、つぎ
のように構成されている。溶接ガン21は、C形フレー
ム22を有しており、C形フレーム22の下部にはホル
ダ23を介して電極チップ24が装着されている。C形
フレーム22の上部には、サーボモータ26が取付けら
れている。サーボモータ26の出力軸には、軸継手27
を介してボールネジ28が連結されている。ボールネジ
28は、軸受部29a、29bを介してC形フレーム2
2に回転可能に保持されている。ボールネジ28には、
ナット30が螺合されている。ナット30は、ボールネ
ジ28の回転に伴ってボールネジ28の軸方向に移動す
るようになっている。
【0012】ナット30の外周部には、連結部材31が
取付けられている。連結部材31の一端には、ホルダ3
2を介して電極チップ33が装着されている。電極チッ
プ33は、サーボモータ26の回転によって軸方向に移
動するようになっている。電極チップ33の位置は、サ
ーボモータ26の後部に設けられた電極位置検出手段と
してのエンコーダ34により検出可能となっている。本
実施例では、サーボモータ26の回転量によって間接的
に電極チップ33の位置を検出しているが、電極チップ
33の進退距離を直接検出する電極位置検出手段であっ
てもよい。
【0013】C形フレーム22には、薄板鋼板からなる
被溶接物(車両ボデー)90の位置ずれを吸収するため
のイコライザ(位置ずれ補正機構部)41が取付けられ
ている。イコライザ41は、後述する溶接ロボット61
の手首に連結されている。C形フレーム22は、イコラ
イザ41を介して後述する溶接ロボット61の手首部6
5にフローティングされた状態で保持されている。
【0014】電極チップ33は、図示されないケーブル
を介してキックレスケーブル55の一方に電気的に接続
されている。電極チップ24は、C形フレーム22を介
してキックレスケーブル55の一方に電気的に接続され
ている。キックレスケーブル55の他方は、溶接ロボッ
ト61に固定された溶接トランス56に接続されてい
る。溶接トランス56は、タイマ機能を有するコントロ
ーラ57を介して溶接電源(図示略)に接続されてい
る。コントローラ57は、後述する制御手段71と接続
されている。
【0015】溶接ロボット61は、制御軸が6軸であり
各制御軸毎に設けられたサーボモータ62によって駆動
されるようになっている。溶接ロボット61は、周知の
技術であるので、これに関する詳細な説明は省略する。
【0016】溶接ロボット61の動きは、制御手段71
によって制御されるようになっている。制御手段71に
は、複数の溶接位置が教示されており、溶接ロボット6
1は教示された溶接位置に溶接ガン21を位置決めする
ようになっている。制御手段71には、溶接ロボット6
1の各制御軸の位置情報が入力されており、これに基づ
いて溶接ロボット61によって移動される溶接ガン21
の位置情報が把握される。また、制御手段71には、電
極チップ33の位置情報が電極位置検出手段としてのン
コーダ34から入力される。
【0017】図7は、制御手段71の概略構成を示して
いる。制御手段71は、メインCPU72、サーボCP
U73、インタフェース74、サーボアンプ75から構
成されている。メインCPU72の第1の軌道計算部7
2aは、溶接ロボット61自体の軌道計算をする機能を
有しており、第2の軌道計算部72bは、溶接ロボット
61の軌道を加味した溶接ガン21の電極チップ33の
軌道計算を行う機能を有している。また、メインCPU
72の加圧力設定部72cは、各溶接打点毎に設定され
る加圧力に対応する負荷電流を指令する機能を有してい
る。
【0018】サーボCPU73は、第1の軌道計算部7
2aからの計算値とフィードバックされる速度、位置の
値との差を算出し、溶接ロボット61を予め教示された
溶接位置へ所定の速度で移動する指令機能を有してい
る。図5における溶接ロボット61は、各制御軸毎にサ
ーボモータ62の速度を検出するタコジェネレータ63
と、位置検出用のセンサ64とを有している。
【0019】サーボCPU73は、第2の軌道計算部7
2bからの計算値とフィードバックされる速度、位置の
値との差を算出し、電極33を所定の位置へ所定の速度
で移動する指令機能を有している。図7における溶接ガ
ン21は、サーボモータ26による電極チップ33の移
動速度を検出するタコジェネレータ35と、位置検出用
のエンコーダ34を有している。また、サーボCPU7
3は、メインCPU72における加圧力設定部72cか
らの指令情報とフィードバックされた負荷電流値との差
により、加圧力に対応した負荷電流を求める機能を有し
ている。
【0020】インタフェース74は、サーボCPU73
からのデジタル信号をアナログ信号に変換する機能を有
している。サーボアンプ75は、溶接ロボット61の各
制御軸のサーボモータ62に流れる電流を検出し、フィ
ードバックされた電流値と指令値との差に基づいてサー
ボモータ62の負荷電流を制御するようになっている。
同様に、サーボアンプ75は、溶接ガン21の電極チッ
プ33を移動させるサーボモータ26に流れるモータ電
流を検出する機能しており、フィードバックされた電流
値と指令値との差に基づいてサーボモータ26のモータ
電流を制御するようになっている。
【0021】制御手段71のメインCPU72には、図
5に示す位置記憶手段75、損耗量演算手段76、判定
手段77が形成されている。位置記憶手段75には、電
極位置検出手段であるエンコーダ34からの電極位置信
号が入力されている。位置記憶手段75は、無通電加圧
状態での新品の電極チップ33の位置を記憶する機能を
有している。損耗量演算手段76には、エンコーダ34
からの電極位置信号と、位置記憶手段75に記憶された
電極チップ33の位置信号が入力されるようになってい
る。
【0022】損耗量演算手段76は、位置記憶手段75
に格納された新品の電極チップ33の位置と、電極位置
検出手段であるエンコーダ34からの電極チップ33の
位置とに基づき、電極チップ24、33の損耗量を算出
する機能を有している。判定手段77は、損耗量演算手
段76によって算出された電極チップ24、33の損耗
量X1 −X2 と、予め設定された電極チップ24、33
の損耗量の限界値dとを比較し、損耗量X1 −X2 が限
界値dを越えている場合は電極チップ24、33の交換
時期である旨を表示手段78に指令する機能を有してい
る。損耗量演算手段76および判定手段77は、メイン
CPU72に格納されたプログラムから構成されてい
る。
【0023】メインCPU72の位置記憶手段75に
は、新品の電極チップ24、33の場合における電極チ
ップ33の位置情報が予め入力されている。この位置情
報の入力は、図3の処理手順に基づいて行われる。図2
のステップ101で処理が開始され、ステップ102で
は、製品設計データからの打点情報に基づき、特定の打
点位置における被溶接物90の総板厚Tおよび板合わせ
情報が入力される。ステップ103では、溶接ガン21
に装着されている損耗した電極チップ24、33が取外
され、新品な電極チップ24、33と交換される。
【0024】電極チップ24、33の交換が完了する
と、ステップ104に進み、新品の電極チップ24、3
3による総板厚Tの被溶接物90の無通電加圧が行われ
る。この加圧位置は、ステップ102の位置と対応して
いる。ステップ105においては、電極チップ24、3
3による無通電加圧時の電極チップ33の位置X1 がエ
ンコーダ34からメインCPU72の位置記憶手段75
に入力され、位置記憶手段75には損耗の発生していな
い状態の電極チップ33の位置X1 が格納される。ステ
ップ105の処理が終了すると、ステップ106に進ん
で、新品の電極チップ33の位置入力処理は完了する。
【0025】つぎに、本発明の電極チップの交換時期検
出方法について説明する。自動車の組立ラインではコン
ベアによって車両ボデーが間欠的に移動され、車両ボデ
ーの停止時にスポット溶接作業が行なわれる。車両ボデ
ーが所定の位置に位置決めされると、待期状態にあった
溶接ロボット61によって溶接ガン21が溶接位置に向
って移動される。
【0026】電極チップ24、33の交換時期検知は、
図4の処理手順に基づいて行われる。図4のステップ1
10で処理が開始され、ステップ111に進み、電極チ
ップ24、33による総板厚Tの被溶接物90の加圧が
行われる。つぎに、ステップ112に進み、加圧完了状
態における電極チップ33の位置X2 が損耗量演算手段
76のメモリ内に取り込まれる。この場合の電極チップ
33の位置X2 は、両電極チップ23、24の合計の損
耗量を含めた値である。
【0027】電極チップ33の位置情報X2 が演算手段
76に入力されると、位置記憶手段75に格納された電
極チップ33の位置X1 と実際のスポット溶接時におけ
る電極チップ33の位置X2 とが比較される。ここで
は、位置X1 から位置X2 を減算することにより、電極
チップ24、33の合計の損耗量が算出される。
【0028】ステップ112の処理が終了すると、ステ
ップ113に進み、ステップ112で算出された電極チ
ップ24、33の損耗量が予め設定された限界値dに達
しているか否かが判定される。ここで、電極チップ2
4、33の合計の損耗量X1 −X2 が限界値dを越えて
いないと判断された場合は、ステップ111に戻り、ス
ポット溶接が続行される。ステップ113において、電
極チップ24、33の合計の損耗量X1 −X2 が限界値
を越えていると判断された場合は、ステップ114に進
み、判定手段77から表示手段76に電極値24、33
の交換時期である旨が出力され、ステップ115で処理
は完了する。
【0029】表示手段78の表示によって電極チップの
交換時期が作業者に知らされると、作業者によって損耗
した電極チップ24、33が新品の電極チップ24、3
3と交換される。電極チップ24、33の交換が行われ
ると、図3のステップ104、105に示すように、再
び無通電加圧が実施され、電極チップ33の位置が位置
記憶手段75に格納される。このように、電極チップ2
4、33の交換毎に電極チップ33の位置検出を行うの
は、電極チップ24、33の加工精度を考慮したもので
あり、これにより電極チップ24、33の仕上がり寸法
にばらつきが生じても正確な損耗量を把握することが可
能となる。
【0030】本実施例では、サーボモータ26によって
電極チップ33を移動させる構成としたが、圧縮エアを
用いた加圧シリンダによって電極チップの移動させる構
造の溶接ガンにも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、つぎの効果が得られ
る。 (1)新品の電極チップを取付けた状態で所定の板厚の
被溶接物を加圧し、無通電加圧状態での電極チップの位
置を記憶し、スポット溶接時には、記憶された電極チッ
プの位置と使用により損耗した電極チップによる所定の
板厚の被溶接物の加圧時の電極チップの位置とに基づき
損耗した電極チップの損耗量を算出し、算出された電極
チップの損耗量が予め設定された限界値を越えた場合に
電極チップの交換時期であると判定するようにしたの
で、電極チップの損耗量を正確に把握することが可能と
なり、電極チップの最適交換時期を検知することができ
る。したがって、電極チップの無駄に使用することがな
くなり、電極チップの消費量を低減することができる。 (2)電極チップを無駄なく使用することが可能となる
ので、電極チップの交換頻度が少なくなる。したがっ
て、電極チップの交換のためのスポット溶接設備の停止
時間を短縮することができ、生産性を高めることができ
る。 (3)従来では電極チップの損耗による溶接品質の低下
を溶接電流を高めることによって補うことも行われてき
たが、本発明においては電極チップが損耗した状態での
スポット溶接作業は解消されるので、溶接電流を高めて
溶接品質を確保する必要もなくなり、省エネルギが図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電極チップの交換時期
検出方法が適用される溶接ガンの概略構成図である。
【図2】図1の溶接ガンにおける電極チップの損耗量の
変化と損耗量の限界とを示す特性図である。
【図3】図1の(A)に示す新品の電極チップを用いて
無通電加圧した際の電極チップの位置を記憶させる処理
手順を示すフローチャートである。
【図4】図1の(B)に示す損耗した電極チップが使用
限界にあるか否かを判定する処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】図1の溶接ガンにおける電極チップの損耗度判
定のブロック図である。
【図6】図1の溶接ガンを用いたスポット溶接装置の概
略構成図である。
【図7】図6における制御手段の制御系統図である。
【図8】従来のスポット溶接作業の一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
21 溶接ガン 24 電極チップ 26 サーボモータ 28 ボールネジ 33 電極チップ 34 電極位置検出手段(エンコーダ) 75 位置記憶手段 76 損耗量演算手段 77 判定手段 90 被溶接物 X1 新品の電極チップの位置 X2 損耗した電極チップの位置 d 電極チップの損耗量の限界値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新品の電極チップを取付けた状態で所定
    の板厚の被溶接物を加圧し、無通電加圧状態での電極チ
    ップの位置を記憶し、スポット溶接時には、前記記憶さ
    れた電極チップの位置と使用により損耗した電極チップ
    による所定の板厚の被溶接物の加圧時の電極チップの位
    置とに基づき損耗した電極チップの損耗量を算出し、該
    算出された電極チップの損耗量が予め設定された限界値
    を越えた場合に電極チップの交換時期であると判定する
    ことを特徴とする電極チップの交換時期検知方法。
  2. 【請求項2】 電極チップの位置を検出する電極位置検
    出手段と、 新品の電極チップによる所定の板厚の被溶接物を加圧し
    た際の電極チップの位置を、前記電極位置検出手段を介
    して記憶する位置記憶手段と、 前記位置記憶手段に記憶された新品の電極チップの位置
    と、使用により損耗した電極チップによる所定の板厚の
    被溶接物の加圧時の電極チップの位置とに基づき、損耗
    した電極チップの損耗量を算出する損耗量演算手段と、 前記損耗量演算手段によって算出された電極チップの損
    耗量と、予め設定された電極チップの損耗量の限界値と
    を比較し、該損耗量が限界値を越えている場合は電極チ
    ップの交換時期である旨の指令する判定手段と、を備え
    たことを特徴とする電極チップの交換時期検知装置。
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