JPH0780568A - 金型の位置決め方法 - Google Patents

金型の位置決め方法

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JPH0780568A
JPH0780568A JP23116993A JP23116993A JPH0780568A JP H0780568 A JPH0780568 A JP H0780568A JP 23116993 A JP23116993 A JP 23116993A JP 23116993 A JP23116993 A JP 23116993A JP H0780568 A JPH0780568 A JP H0780568A
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JP
Japan
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mold
die
positioning
taper pin
combination
Prior art date
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Pending
Application number
JP23116993A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Hashimoto
清 橋本
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入れ子や位置決めテーパピン等の金型組合せ
部品の金型に対する着脱をスムースに行うことで金型の
変形を防ぐと共に、金型の高精度の位置決めを保証する
ようにする。 【構成】 上型1と下型2の位置関係を高精度に出すた
めに、入れ子や位置決めテーパピン等の金型組合せ部品
5,6,7,8と上型1又は下型2との隙間を出来るだ
け無くすようにした金型の位置決め方法において、プラ
グ18を栓15に対してねじ込んで行くことにより、液
体17の圧力を上昇させ、金型組合せ部品5,6,7,
8を上型1又は下型2に与圧を掛けた状態で固定するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学部品の精密成形等
における上型と下型の位置関係を高精度に出すために、
金型と金型組合せ部品との隙間を出来るだけ無くす金型
の位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すように上型100と下
型101の位置関係を高精度に出すために、キャビティ
102とコア103や位置決めテーパピン104とテー
パ受け105等である金型組合せ部品は、夫々上型10
0又は下型101との組合せ部の隙間が限りなく零にな
るように、上型100又は下型101に対して隙間ばめ
になるように加工され、ボルト106で受け板107に
固定されている。また、組合せ部が矩形の場合には、テ
ーパシムの組合せでガタを取除く方法も行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた前
者においては、成形工程で圧力や温度が加わるため、組
合せ部で金型がミクロ的に動くので、これが精度悪化の
大きな要因となっているという問題点を有していた。
【0004】また、後者においては、一方向の押し付け
になるのでレンズ等の光学部品の金型のように、上型と
下型の中心軸を合せるのには適当でないという問題点を
有していた。また、金型と金型組合せ部品との隙間を無
くすために金型組合せ部品の圧入も考えられるが、押圧
部が複雑な形状であったり、小面積であったりする場合
には、受圧部に変形等が生じ工法上不可能であるという
問題点を有していた。
【0005】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、入れ子や位置決めテーパピン等の金型組合せ部
品の金型に対する着脱をスムースに行うことで金型の変
形を防ぐと共に、高精度の位置決めを保証する金型の位
置決め方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1に係る金型の位置決め方法は、上型と下型の位置
関係を高精度に出すために、入れ子や位置決めテーパピ
ン等の金型組合せ部品と金型との隙間を出来るだけ無く
すようにした金型の位置決め方法において、前記金型組
合せ部品を前記金型に取付け後、前記金型組合せ部品を
内側から液圧により拡張させ、前記金型組合せ部品を前
記金型に与圧を掛けた状態で固定するものである。
【0007】請求項2に係る金型の位置決め方法は、上
型と下型の位置関係を高精度に出すために、入れ子や位
置決めテーパピン等の金型組合せ部品と金型との隙間を
出来るだけ無くすようにした金型の位置決め方法におい
て、予め前記金型組合せ部品を締りばめの公差で製作し
て前記金型に取付け、前記金型組合せ部品と前記金型の
嵌合部を液圧を掛けて広げ、前記金型組合せ部品を前記
金型から取外すものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る金型の位置決め方法によれば、
入れ子や位置決めテーパピン等の金型組合せ部品が、与
圧を金型に掛けた状態で金型に固定される。
【0009】請求項2に係る金型の位置決め方法によれ
ば、嵌合部が液圧により広げられ、液圧潤滑により金型
組合せ部品の金型に対する着脱がスムースに行われる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は請求項1に係る金型の位置決め方法を
適用したレンズ成形金型の断面図、図2は請求項2に係
る金型の位置決め方法を適用したレンズ成形金型の断面
図である。
【0011】CD(コンパクト・ディスク)のピックア
ップに用いられるプラスチック対物レンズは、図1と図
2に示すような上型1,21と下型2,22から成る金
型3,23によって成形される。
【0012】請求項1に係る金型の位置決め方法を適用
した金型は、図1に示すように上型1に金型組合せ部品
であるキャビティ5及びテーパピン受け6を取付け、下
型2に金型組合せ部品であるコア7及び位置決めテーパ
ピン8を取付けている。なお、10はガイドポスト、1
1はブッシュ、12は受け板である。
【0013】上型1と下型2の位置決めは、位置決めテ
ーパピン8がテーパピン受け6に嵌合することによっ
て、高精度に行われ、入れ子であるキャビティ5とコア
7によりプラスチック対物レンズが成形される。なお、
上型1と下型2から成る金型3は、下型2に取付けられ
たガイドポスト10と上型1に取付けられたブッシュ1
1で予め位置決めされ、金型3の組立、運搬等において
金型3の保護機能を果たしている。
【0014】例えば、位置決めテーパピン8を下型2に
液圧により、与圧を掛けた状態で固定するには、先ず位
置決めテーパピン8の後部に形成した凹部と、位置決め
テーパピン8の後部に接着した栓15で形成した室16
に液体17を封入する。また、栓15の中央には貫通孔
15aが形成され、プラグ18の先端部18aは液体1
7が漏れない状態で摺動自在に貫通孔15aに嵌合して
いる。更に、プラグ18の後端外周部18bと栓15の
内周面15bが螺合しており、プラグ18を栓15に対
してねじ込んで行くことによって、プラグ18の先端部
18aが室16内に突出するようになっている。
【0015】位置決めテーパピン8を下型2に組付ける
時は、液体17の圧力が大気圧と等しい状態で、位置決
めテーパピン8を手で下型2に挿入可能な嵌め合い公差
になるように嵌合部19を形成しておく。
【0016】位置決めテーパピン8を下型2に挿入後、
プラグ18を栓15に対してねじ込んで行くことによっ
て、プラグ18の先端部18aが室16内に突出する
と、液体17は圧縮されて圧力が上昇する。すると、位
置決めテーパピン8の嵌合部19は外側(下型2側)に
広がり、位置決めテーパピン8は下型2に対して与圧を
掛けた状態で下型2に嵌合することになる。
【0017】キャビティ5、テーパピン受け6及びコア
7についても図1に示すように位置決めテーパピン8と
同様な構成により、上型1又は下型2に対して与圧を掛
けた状態で嵌合することが出来る。
【0018】請求項2に係る金型の位置決め方法を適用
した金型は、図2に示すように上型21に金型組合せ部
品であるキャビティ25及びテーパピン受け26を取付
け、下型22に金型組合せ部品であるコア27及び位置
決めテーパピン28を取付けている。なお、30はガイ
ドポスト、31はブッシュ、32は受け板である。
【0019】上型21と下型22の位置決めは、位置決
めテーパピン28がテーパピン受け26に嵌合すること
によって、高精度に行われ、入れ子であるキャビティ2
5とコア27によりプラスチック対物レンズが成形され
る。なお、上型21と下型22から成る金型23は、下
型22に取付けられたガイドポスト30と上型21に取
付けられたブッシュ31で予め位置決めされ、金型23
の組立、運搬等において金型23の保護機能を果たして
いる。
【0020】キャビティ25、テーパピン受け26、コ
ア27及び位置決めテーパピン28は、上型21又は下
型22に与圧を掛けた状態で固定するために、夫々上型
21又は下型22に対して、予め締りばめの公差で製作
しておく。
【0021】例えば、下型22に組込まれたコア27を
下型22より取外す場合には、先ずコア27の後部に形
成した取付穴27aに液圧アダプタ35を螺合させて取
付ける。この液圧アダプタ35は、液圧ポンプ(不図
示)に接続されている。
【0022】コア27と下型22との嵌合部36である
コア27の外周面27bには、鉢巻き状に溝27cが形
成され、溝27cと取付穴27aは液路27dで連通し
ている。従って、液圧ポンプと溝27cは連通すること
になる。
【0023】液圧ポンプを作動させて液圧を、液圧アダ
プタ35、液路27dを介して溝27cに供給すると、
嵌合部36に液圧が掛かる。溝27cは、コア27の外
周面27bに鉢巻き状に形成されているので、嵌合部3
6のほぼ全面に液圧が掛かり、嵌合部36に僅かな隙間
が出来る。
【0024】すると、液として油を使用すれば、嵌合部
36に油が入り油膜の潤滑作用によって、コア27を下
型22へ挿入したり、又はコア27を下型22から取外
しするのに僅かの力で済むようになる。従って、コア2
7の着脱による下型22の変形を防ぐことが出来、精密
な組立・位置決めが可能となる。
【0025】キャビティ25、テーパピン受け26及び
位置決めテーパピン28についても図2に示すようにコ
ア27と同様な構成により、上型21又は下型22に対
して与圧を掛けた状態で嵌合することが出来ると共に、
着脱による上型21又は下型22の変形を防ぐことが出
来、精密な組立・位置決めが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る金型
の位置決め方法によれば、入れ子や位置決めテーパピン
等の金型組合せ部品が、与圧を金型に掛けた状態で金型
に固定されるので、金型組合せ部品のガタを防止し、高
精度の位置決めを保証することが出来る。
【0027】また、請求項2に係る金型の位置決め方法
によれば、金型側の組合せ嵌合部が液圧により広げら
れ、液圧潤滑により金型組合せ部品の金型に対する着脱
がスムースに行われるので、金型組合せ部品を着脱する
際の金型の変形を防ぎ、高精度の位置決めを保証するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る金型の位置決め方法を適用した
レンズ成形金型の断面図
【図2】請求項2に係る金型の位置決め方法を適用した
レンズ成形金型の断面図
【図3】従来の技術によるレンズ成形金型の断面図
【符号の説明】
1,21…上型、2,22…下型、3,23…金型、
5,25…キャビティ、6,26…テーパピン受け、
7,27…コア、8,28…位置決めテーパピン、1
0,30…ガイドポスト、11,31…ブッシュ、1
2,32…受け板、15…栓、17…液体、18…プラ
グ、19,36…嵌合部、25c,26c,27c,2
8c…溝、35…液圧アダプタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と下型の位置関係を高精度に出すた
    めに、入れ子や位置決めテーパピン等の金型組合せ部品
    と金型との隙間を出来るだけ無くすようにした金型の位
    置決め方法において、前記金型組合せ部品を前記金型に
    取付け後、前記金型組合せ部品を内側から液圧により拡
    張させ、前記金型組合せ部品を前記金型に与圧を掛けた
    状態で固定することを特徴とする金型の位置決め方法。
  2. 【請求項2】 上型と下型の位置関係を高精度に出すた
    めに、入れ子や位置決めテーパピン等の金型組合せ部品
    と金型との隙間を出来るだけ無くすようにした金型の位
    置決め方法において、予め前記金型組合せ部品を締りば
    めの公差で製作して前記金型に取付け、前記金型組合せ
    部品と前記金型の嵌合部を液圧を掛けて広げ、前記金型
    組合せ部品を前記金型から取外すことを特徴とする金型
    の位置決め方法。
JP23116993A 1993-09-17 1993-09-17 金型の位置決め方法 Pending JPH0780568A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008026431A1 (fr) * 2006-08-30 2008-03-06 Konica Minolta Opto, Inc. Appareil de fabrication d'un élément optique
JP2013199105A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd レンズ製造用射出金型
EP2695718A1 (de) * 2012-08-08 2014-02-12 Veka AG Zentrierelement für Werkzeugteilelemente eines Kunststoffverarbeitungswerkzeugs

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