JPH0780420A - 部品の検査仕分け装置 - Google Patents

部品の検査仕分け装置

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JPH0780420A
JPH0780420A JP22258192A JP22258192A JPH0780420A JP H0780420 A JPH0780420 A JP H0780420A JP 22258192 A JP22258192 A JP 22258192A JP 22258192 A JP22258192 A JP 22258192A JP H0780420 A JPH0780420 A JP H0780420A
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chuck
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JP22258192A
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Tomio Kinoshita
富雄 木下
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MITOMI GIKEN KK
Japan Drive It Co Ltd
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MITOMI GIKEN KK
Japan Drive It Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】緊締部品等の比較的小さな部品をその許容検査
レベルに合わせて効率的に検査できしかも検査結果応じ
て仕分けできる構造が簡単で信頼性の高い装置を提供す
る。 【構成】ターンテーブル8の周縁部に等間隔に多数のチ
ャック9を設け、ターンテーブル8の外周に沿って複数
の検査装置14、15、16、19及び各検査装置14、15、16、
19に組み合わせて回収装置を設け、ターンテーブル8の
一回転により被検査部品の検査仕分け操作を行うように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば緊締具等の部品の
検査仕分け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車工業や電気、電子機器工業等の分
野においては、例えば樹脂製の部材にに埋め込んで他の
部材や部品等を取り付けるのに使用され得るインサート
やスタッドのような種々の緊締部品が用いられている。
このような緊締部品は適用する対象物に合わせて正確に
寸法決めされ、金属素材から成る場合には通常自動旋盤
等による機械加工によって自動的に製造されている。そ
して製造された緊締部品が予定の寸法及び加工状態にな
っているか否かの判断すなわち合格品、不合格品の選別
を行なうための検査装置も提案されている(例えば特開
平1−320426号公報参照)。上記公開公報に開示されて
いる装置においては、案内レール上を直線往復動する可
動本体に設けられ、この可動本体の直線往復動に連動し
て検査すべき緊締部品の受け渡しを自動的に行う把持部
と、可動本体の送り工程中に所要の検査を実施する複数
のセンサー装置と、センサー装置による検査結果に応じ
て被検査部品を仕分けする仕分け部とが設けられ、被検
査部品の検査と仕分けを同時に行うように構成されてい
る。そして緊締部品の供給部から供給されてきた緊締部
品を各センサー装置で予定の検査項目について順次検査
し、検査の終了した緊締部品は仕分け部へ移送されて良
品と不良品とに仕分けされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような部
品を用いて種々の機器や装置を組み立てたり製造する際
にはロボットによる自動組立ラインが広く採用されてい
る。しかし、ロボットは通常予定のプログラムに従って
設定された操作を繰返し行うように構成されているた
め、人手による作業と違って部品の寸法や仕上がり状態
に対して融通性がなく実際の使用に問題とならない程度
の誤差であってもロボットにより拒絶されてしまうので
部品の品質管理は極めて重要となっている。例えばある
部品についてそれ本来の目的、機能、使用には何ら支障
のない程度の寸法誤差や仕上がり誤差でもロボットで操
作される際に不適格品としてはじかれ、実際に使用でき
ないことがしばしば生じている。そのため、部品の製造
及び管理に当ってはそれの使用目的や機能の点で十分で
ある前にその部品の操作に使用されるロボットに受け入
れられるかか否かを考慮する必要があり、より高精度の
品質管理が要求されている。
【0004】上述のような従来の検査装置は、各センサ
ー装置に精度の高いものを使用すれば検査精度を高く設
定することができ、被検査部品の品質管理を高精度に維
持することができるが、しかし被検査部品の種類やその
部品に要求された精度レベルが代わる毎に、センサー装
置自体を交換する必要があり、取扱が面倒となる。ま
た、センサー装置で所要の検査項目について全て検査が
終了した段階で仕分けしているため、良否の総合的な判
断だけしか得られず、不良品として仕分けされた部品に
関してどの検査項目で不良となったのかを知ることがで
きないだけでなく、一連の検査工程の最初の検査項目で
否となっていてもその部品は最後の検査項目まで検査さ
れることになり、検査能率が悪い。このように否と判断
された部品の原因がどの点にあり、またその原因の傾向
がどうであるかを知ることができないため、部品を製造
する自動旋盤等の製造装置または材料のどこに問題があ
るのかを速やかにつかむことは困難となり、その結果部
品及びその製造上の無駄を最少限度に抑えることはでき
ない。
【0005】さらに、上述のような装置では、被検査部
品を供給部から受け取ってから直線案内部材上を移動
(往復動)させながら所定の検査を行うため、装置の可
動部分は、構成が複雑となり、しかも互いに反対方向の
運動エネルギによる衝撃を繰返し受けることになり、装
置の可動部のがたや衝撃による損傷が生じ易く、また検
査項目が増えると往復動の行程距離が長くなり、一検査
サイクルに要する時間が長くなるだけでなく、装置自体
もかさばることになる。
【0006】そこで、本発明は、上述のような従来装置
に伴う問題点を解決し、所望の検査基準に容易に調整す
ることができしかも検査項目毎に仕分けができ、検査、
仕分けを効率的に行うことのできる部品の検査仕分け装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による部品の検査仕分け装置は、被検査部
品の寸法、仕上がり状態を検査し、その検査結果に基い
て被検査部品を仕分けする検査仕分け部と、検査仕分け
部における被検査部品の受取位置へ被検部品を順次供給
する供給部とから成り、検査仕分け部が、周縁部に等間
隔に被検査部品を把持する多数のチャックを備え、隣接
チャック間を挾む角度づつ間欠的に回動する回動部材
と、回動部材の外周に沿って配置され、チャックに把持
された被検査部品の寸法、仕上がり状態等の検査項目を
それぞれ予定の順序で順次検査する複数の異なる検査装
置と、チヤックの停止位置に相対して位置決めされ、各
検査装置による検査で不合格とされた被検査部品を回収
する不合格品回収装置と、全ての検査装置で合格とされ
た被検査部品を回収する合格品回収装置と、被検査部品
の供給部と検査仕分け部と間に設けられ、検査仕分け部
における回動部材の回動に同期して供給部から回動部材
の周縁部における各チャックへ順次被検部品を移送する
受渡し装置とを有し、上記検査装置のうち被検査部品の
内側の仕上がり状態等の検査項目を検査する検査装置を
電子撮像素子で構成したことを特徴としている。好まし
くは、検査装置は、チャックの一つおきの停止位置に相
対した検査位置に位置決めされ、また不合格品回収装置
は、検査装置の位置決めされた検査位置の直後のチャッ
クの停止位置に相対して位置決めされ得る。各チャック
が予定の停止位置に停止るように検査仕分け部は好まし
くは回動部材の駆動を監視し制御する位置センサーを備
えることができる。また、検査仕分け部には、受渡し装
置による供給部から回動部材の各チャックへの被検査部
品の移送中に被検査部品の縦寸法を検査する検査装置が
設けられ得る。さらに、本発明による部品の検査仕分け
装置は、各検査装置による検査結果を記憶し、良品の数
及び検査項目別の不良品の数を記録または表示できるよ
うに構成され得る。
【0008】
【作用】このように構成した本発明による部品の検査仕
分け装置においては、回動部材の周縁部に等間隔に多数
のチャックを設け、回動部材の外周に沿って複数の検査
装置と各検査装置に組み合わせて回収装置を設け、回動
部材の一回転により被検査部品の検査仕分け操作を行う
ように構成しているので、供給部から受渡し装置を介し
て供給されてきた被検査部品はチャックに把持されて所
定の検査項目について順次検査装置により検査される。
この時点で直ぐ後に続くチャックは次の被検査部品を受
け取る位置に来ており、その被検査部品を把持する。こ
のようにして各回動毎にチャックは順次被検査部品を把
持して間欠的に回動して検査装置と回収装置とを次々と
通過していく。そして各検査装置による検査の結果、そ
の検査に不合格であればそれと組合さった回収装置に回
収され、合格であればチャックに把持されたまま次の検
査装置に対応した位置まで移送され、所要の検査項目に
ついて順次検査が行われる。そして最後の検査装置での
検査により不合格となったものはその検査装置と組合さ
った回収装置に回収され、そして残ったものがその次の
回動停止位置で良品回収装置によって回収される。こう
して空になったチャックは順次次の被検査部品の受取り
位置へ回動して、次の検査、仕分け動作サイクルに入
る。電子撮像素子から成る検査装置では、被検査部品の
合否基準に応じてその検査レベルを任意に設定でき、最
適な検査レベルで検査を実行することができる。不合格
として回収される被検査部品はその原因となった欠陥
(例えば長さや直径のずれ、加工状態の不良等)毎に仕
分けされ、それにより不合格となった原因を解明して部
品の製造機械の調整等を適確に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1には本発明の一実施例による緊締
部品の検査仕分け装置の要部を概略的に示し、図示装置
においては1は緊締部品を予定の姿勢で順次供給する供
給部で、図2に示すように検査すべき緊締部品の入れら
れるホッパー2と、ホッパー2に入れられた緊締部品を
振動により整列させるボールフィーダ3と、ボールフィ
ーダ3で整列された緊締部品を所定の姿勢で一列をなし
て順次移送するリニアフィーダ4とから成っている。ま
た、5は検査仕分け部で、仕切り基台6の上に回動支持
軸体7を介して回動部材を構成しているターンテーブル
8が設けられ、このターンテーブル8は、回動支持軸体
7内に組み込まれた直流モータ(図示してない)によっ
て予定の円弧長さづづ間欠的に回動される。ターンテー
ブル8の上面の周縁部には図2に示すように緊締部品の
胴部を横方向から把持する20個のチャック9が等間隔に
装着されており、これらのチャック9は図示実施例では
直径6mmの緊締部品及び直径3mmの緊締部品用のチャッ
クをそれぞれ10個づづ交互に配置している。従って図示
実施例ではターンテーブル8は36°の回動角度で回動さ
れ得る。ターンテーブル8の回動から次の回動までの停
止時間は各検査動作や回収動作に要する時間を考慮して
適当に例えば1秒間に設定することができる。各チャッ
ク9の高さは緊締部品の供給部1におけるリニアフィー
ダ4の高さと実質的に同じレベルに設定され、またリニ
アフィーダ4の軸線はターンテーブル8の直径を通る線
と一致するように位置決めされている。リニアフィーダ
4の先端とターンテーブル8との間において、リニアフ
ィーダ4の先端4aに移送されてきた緊締部品をターンテ
ーブル8の周縁部における各チャック9へ順次移送する
受渡し装置10が仕切り基台6上に設けられている。この
受渡し装置10は、図2に示すようにリニアフィーダ4の
先端4aに相対した位置とチャック9に相対した位置との
間をターンテーブル8の回動に同期して往復動するチャ
ック機構11を備えている。チャック機構11は図3に示す
ように緊締部品12を上下から挾み、把持する上下に対向
した爪11a 、11b を備えている。この場合、爪11a 、11
b によって緊締部品12の両端部が潰されるのを防ぐた
め、両爪は緊締部品12をソフトに把持できるように構成
されている。また、ターンテーブル8上の各チャック9
へ受け渡す際に緊締部品12の高さ位置が常に一定となる
ように下方の爪11a は緊締部品12をつかみに行く時常に
一定の高さでつかむようにされている。受渡し装置10の
チャック機構11の往復動経路を挾んで緊締部品のローレ
ット径を検査するローレット径センサー13が配置され、
またターンテーブル8の上方にはその周縁部に沿って二
つの電子撮像素子を備えたカメラ14、15が配置され、カ
メラ14は緊締部品のザグリまたは内径ねじの異種混入、
切粉詰りを検査し、またカメラ15は内径深さ、ねじの有
無を検査するのに用いられる。さらにターンテーブル8
上には緊締部品の全長を検査する全長センサー16が設け
られている。ローレット径センサー13及び全長センサー
16はそれぞれ、受光部13a 、16a と、発光部13b 、16b
とを備えた平行レーザ装置から成っている。
【0010】図4には緊締部品の回収口17及びターンテ
ーブル8の回動及び停止位置を制御する光学的位置セン
サー18が示されている。この光学的位置センサー18は、
ターンテーブル8が予定の停止位置に停止するか否かを
検出し、ターンテーブル8の駆動系統を制御またはフィ
ードバック制御するのに用いられる。また回収口17は図
示したように各チャック9の停止位置すなわち回収位置
の真下に位置し、チャック9から釈放された緊締部品を
受け、仕切り基台6の下側に位置した組合さった回収容
器(図示してない)に回収するようにされている。光学
的位置センサー18は、ターンテーブル8の周側面に設け
られた受光部18a と、受光部18a に対向して仕切り基台
6上に設けられた発光部18b とで構成されている。
【0011】図5には各検査位置及び回収位置を示し、
位置aはローレット径センサー13によるローレット径検
査位置であり、また位置b〜kはターンテーブル8の停
止位置で、位置bは受渡し装置10のチャック機構11から
各チャックが緊締部品を受け取る受取位置、位置cはロ
ーレット径検査で不合格となった緊締部品の不良品回収
位置、位置dはカメラ14によるザグリまたは内径ねじの
異種混入、切粉詰りの検査位置、位置eはザグリまたは
内径ねじの異種混入、切粉詰りの検査で不合格となった
緊締部品の不良品回収位置、位置fはカメラ15による内
径深さ、ねじの有無の検査位置、位置gは内径深さ、ね
じの有無の検査で不合格となった緊締部品の不良品回収
位置、位置hは全長センサー16による全長検査位置、位
置iは全長検査で不合格となった緊締部品の不良品回収
位置、位置jは全ての検査を通過して合格とされた良品
回収位置、位置kはチャック9が空であるか否かを検査
するチャック検査・未検査品回収位置である。そして各
回収位置には図4に示すような回収口17がそれぞれ設け
られ、各回収口は検査仕分け部5の仕切り基板6の下側
または外部に設けられた異なった回収容器に連通してい
る。またチャック検査・未検査品回収位置には緊締部品
の有無を検査する光学的センサー19が設けられると共に
未検査品回収用の回収口17も設けられている。また検査
仕分け部5の仕切り基板6の下側には図示してないが図
示装置の操作部を構成するキーボード、データ処理装置
及び表示器等が組み込まれており、装置の動作設定や、
データ処理及び必要な表示を行えるように構成されてい
る。またカメラ14、15や光学的センサーが外部からの光
の影響を受けるのを避けるため検査仕分け部5の仕切り
基板6より上側部分は適当な遮光性の材料から成るカバ
ー20で覆われている。
【0012】次に、このように構成した図示装置の動作
について説明する。緊締部品の供給部1のリニアフィー
ダ4には検査すべき緊締部品12が送られてきており、ま
たターンテーブル8上の全てのチャック9も空の状態に
あり、初期設定のなされた状態にあると仮定する。この
状態から始動されると、受渡し装置10のチャック機構11
が図3の(a)に示すように開放した状態でリニアフィ
ーダ4の先端部4aに位置した緊締部品12を取りにゆき、
図3の(b)に示すように緊締部品12を把持して、そし
てターンテーブル8上の受取位置b(図5)へ向って進
む。その際その経路を挾んで設けられたローレット径セ
ンサー13によって、その緊締部品12のローレット径が検
出される。検出されたローレット径の信号は検査仕分け
部5の仕切り基板6の下側に設けたデータ処理装置に送
られ、予め設定した許容範囲にあるかどうかが判断され
る。チャック機構11によって受取位置bへ運ばれてきた
緊締部品12はその位置へ回動してきた最初のチャック9
によって把持され、予定の停止時間後不良品回収位置c
へ運ばれる。その間に受渡し装置10のチャック機構11
は、次の緊締部品12をリニアフィーダ4の先端部4aから
受取位置bへ移送し、緊締部品12を把持した最初のチャ
ック9が不良品回収位置cへ到着すると同時に次のチャ
ック9は二番目に移送されてきた緊締部品12を把持す
る。データ処理装置によって最初の緊締部品12に関する
ローレット径が許容範囲内にあると判断されていると、
不良品回収位置cに到着した最初のチャック9には開放
命令信号は送られず、予定の停止時間後最初のチャック
9は緊締部品12を把持したままザグリまたは内径ねじの
異種混入、切粉詰りの検査位置dへ回動される。それと
同時に二番目のチャック9は不良品回収位置cへ、また
三番目のチャック9は受取位置bへそれぞれ回動され
る。検査位置dへ回動された最初のチャック9に把持さ
れている最初の緊締部品12はカメラ14によってその緊締
部品12の内側を撮影され、カメラ14からの画像信号はデ
ータ処理装置へ送られ、そこで、定められた領域の画像
を二値化レベルに変換し、ザグリまたは内径ねじの異種
混入、切粉詰りに関して予め設定した許容範囲の基準レ
ベルと比較して合否の判定が行われる。一方後続の二番
目のチャック9に把持された緊締部品12は、不良品回収
位置cに到着し、この場合データ処理装置によるローレ
ット径の判定で不合格と判断されていると、そのチャッ
ク9はデータ処理装置からの開放命令信号で開放し、把
持していた緊締部品12を不良品回収口17へ落下させる。
こうして空き状態となった二番目のチャック9は以後各
回動停止位置に順次停止していくが検査は行われず最初
の受取位置bへ向って順次回動される。三番目のチャッ
ク9は受取位置bで受渡し装置10のチャック機構11から
緊締部品12を受け取る。
【0013】その後最初の緊締部品はチャック9によっ
て不良品回収位置eへ運ばれ、そこで検査位置dで検査
結果が合格であれば、そのチャック9は開放命令信号を
受けないので、緊締部品12を把持したまま次の内径深
さ、ねじの有無の検査位置fへ回動される。位置fでは
カメラ15によって内径深さ、ねじに関する画像が撮影さ
れ、撮影した画像信号は前述の場合と同様にデータ処理
装置へ送られ、そこで定められた領域の画像は二値化レ
ベルに変換され、内径深さ、ねじの有無に関して予め設
定した許容範囲の基準レベルと比較して合否の判定が行
われる。その結果合格であると判定されると、次の回動
停止位置である不良品回収位置gでも解放されず、その
次の検査位置である全長全長検査位置hへ回動され、そ
こで全長センサー16によって全長検査が行われる。全長
検査の結果、予め設定した許容範囲内にあると判定され
ると、最初の緊締部品は次の不良品回収位置iでは回収
されず、その次の良品回収位置jで解放され、良品回収
口17へ回収される。
【0014】こうして空になった最初のチャック9はチ
ャック検査・未検査品回収位置kへ回動され、その位置
でチャック9が開放状態にあるか否かが光学的センサー
19によって検査され、開放状態にない場合には開放さ
れ、また、仮にこの位置まで緊締部品が把持されてきた
場合には、未検査品として未検査品回収口17へ回収され
る。未検査品と判定されるのは、装置の検査動作を停止
した場合、或いは、何らかの原因で全ての検査行程を終
了してなくて途中の検査で止まっていた場合であり、こ
れらは全て未検査品として回収される。また最初の受取
位置bの手前のチャック検査・未検査品回収位置kでチ
ャック9の開放状態をチェックすることにより最初の受
取位置bにおいて受渡し装置10のチャック機構11からの
確実な受渡し操作を保障すると共にこれら構成要素及び
受け渡される緊締部品の損傷を防ぐことができる。こう
して最初のチャック9に把持された緊締部品の検査仕分
けの1サイクルが終了し、引き続いてこのチャック9は
次の検査仕分けサイクルに入り、11番目の緊締部品を受
け取ることになる。このような動作は、供給部1のホッ
パー2に入れられた全ての緊締部品についてかまたは予
め設定した良品数に達するまで次々に連続して繰返され
る。
【0015】検査行程中、随時検査結果を記録、表示で
きるので、全体として不良品がどの程度の割合で生じて
いるかや、いかなる欠陥による不良品が多いかを実時間
で知ることができ、従って検査経過に基いて緊締部品の
製造機を適確に調整及び制御することができ、それによ
り不良品の発生を最少限度に抑えて部品の歩留まりを良
くすることができる。
【0016】ところで、図示実施例では、最後のチャッ
ク検査を除いて検査位置と回収位置とは別個に設定され
ているが、当然各検査位置とそれに関連した回収位置と
を同じ位置に設定すること、すなわち同じ位置に検査装
置と回収口とを組み合わせて設けることもできる。チャ
ックを支持し、回動させる回動部材として図示実施例で
は円形のターンテーブルが使用されているが、代わりに
二つの回動軸間に装着されるチエーンやベルト状の回動
部材として実施することも可能である。また図示実施例
では二種類の緊締部品を択一的に検査できるように二種
類のチャックを交互に配列しているが、ターンテーブル
には同一チャックのみを着脱自在に設け、検査すべき部
品の寸法や種類の代わる毎にチャックを交換するように
してもよい。或いは代わりにターンテーブルごと交換す
るようにしてもよい。図示装置においては必要によりカ
メラによる画像を表示するためのモニタディスプレイを
設けて検査状態を観察できるようにすることができる。
さらに、ターンテーブル上に設けるチャックの数及び検
査装置の数や種類すなわち検査項目の数や内容に関して
も任意に設定することができ、またターンテーブルの径
も検査項目の数に合わせて選定することができる。さら
にまた、ターンテーブルの回動速度または回転速度に応
じて被検査部品の供給部のリニアフィーダへの被検査部
品の送り出しを制御するようにすることもできる。装置
の動作上、特にチャック部分の周囲には被検査部品の削
粉が散乱し易いため、必要によりブローや真空吸気等の
適当な清掃手段を設けることもできる。尚、図示実施例
では検査仕分け部は水平配置となっているが被検査部品
の種類や検査項目等によっては傾斜または垂直配置にし
てもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
部品の検査仕分け装置においては、検査仕分け部のター
ンテーブルの周縁部に等間隔に多数のチャックを設け、
ターンテーブルの外周に沿って複数の検査装置と各検査
装置に組み合わせて回収装置を設け、ターンテーブルの
一回転により被検査部品の検査仕分け操作を行うように
構成しているので、ターンテーブルの回動に従って被検
査部品の各種検査及び仕分けを効率的に行うことができ
ると共にその検査結果から不良品と判定されたもの欠陥
の種類及びその分布状態を随時観察することができ、そ
れらのデータを用いて被検査部品の製造工程において必
要な調整や制御を施すことにより部品の歩留まりも速や
かに改善することができる。また被検査部品を供給部か
らターンテーブル上のチャックへの受渡し装置を除いて
実質的に往復動する部分がないので、往復運動による衝
撃がなく、装置の可動部のがたや衝撃による損傷が避け
られ、長期間安定して動作させることができるだけでな
く、装置として構造も簡略化することができる。そして
円周上で各種の検査及び仕分けを行っているので、装置
自体の外寸を実質的に変えることなくターンテーブルの
回動角を小さくして停止位置及びチャックの数を増やす
かまたはターンテーブルの径を大きくすることで、検査
項目の数を増加させることができ、従って種々の被検査
部品の検査及び仕分けに容易に適用することが可能とな
る。さらに、検査装置に電子撮像素子を用いて画像処理
しているので、検査レベルを任意に設定でき、被検査部
品の目的とする許容範囲に合わせて検査を行うことがで
きる。さらにまた、良品の数を随時表示したり、予め設
定した数に到達した時装置を止めるようにすることもで
き、それによりその後行われる検査された部品の箱詰の
際の計数の手間を省くことができ、その結果部品の自動
製造装置に本装置を組み込んで加工から検査及び仕分け
そして箱詰までの工程を自動化させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による装置の全体構成を示
す概略正面図。
【図2】 図1の装置の要部を示す概略平面図。
【図3】 図1の装置における被検査部品の受渡し装置
の動作を示す拡大部分図。
【図4】 図1の装置のターンテーブルにおける構成の
一部を示す拡大部分斜視図。
【図5】 図1の装置における被検査部品の検査位置及
び回収位置を示す概略線図。
【符号の説明】
1 被検査部品の供給部 5 被検査部品の検査仕分け部 8 回動部材(ターンテーブル) 9 チャック 10 受渡し装置 11 チャック機構 12 被検査部品 13 ローレット径センサー 14 カメラ 15 カメラめ 16 全長センサー 17 回収口 18 光学的位置センサー 19 光学的センサー 20 カバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01M 13/00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査部品の寸法、仕上がり状態を検査
    し、その検査結果に基いて被検査部品を仕分けする検査
    仕分け部と、検査仕分け部における被検査部品の受取位
    置へ被検部品を順次供給する供給部とから成る緊締部品
    の検査仕分け装置において、検査仕分け部が、周縁部に
    等間隔に被検査部品を把持する多数のチャックを備え、
    隣接チャック間を挾む角度づつ間欠的に回動する回動部
    材と、回動部材の外周に沿って配置され、チャックに把
    持された被検査部品の寸法、仕上がり状態等の検査項目
    をそれぞれ予定の順序で順次検査する複数の異なる検査
    装置と、チヤックの停止位置に相対して位置決めされ、
    各検査装置による検査で不合格とされた被検査部品を回
    収する不合格品回収装置と、全ての検査装置で合格とさ
    れた被検査部品を回収する合格品回収装置と、被検査部
    品の供給部と検査仕分け部と間に設けられ、検査仕分け
    部における回動部材の回動に同期して供給部から回動部
    材の周縁部における各チャックへ順次被検部品を移送す
    る受渡し装置とを有し、上記検査装置のうち被検査部品
    の内側の仕上がり状態等の検査項目を検査する検査装置
    を電子撮像素子で構成したことを特徴とする部品の検査
    仕分け装置。
  2. 【請求項2】検査装置が、チャックの一つおきの停止位
    置に相対した検査位置に位置決めされ、また不合格品回
    収装置が、検査装置の位置決めされた検査位置の直後の
    チャックの停止位置に相対して位置決めされている請求
    項1に記載の部品の検査仕分け装置。
  3. 【請求項3】各チャックが予定の停止位置に停止するよ
    うに検査仕分け部が回動部材の駆動を監視し制御する位
    置センサを備えている請求項1に記載の部品の検査仕分
    け装置。
  4. 【請求項4】検査仕分け部が受渡し装置による供給部か
    ら回動部材の各チャックへの被検査部品の移送中に被検
    査部品の縦寸法を検査する検査装置を備えている請求項
    1に記載の部品の検査仕分け装置。
  5. 【請求項5】各検査装置による検査結果を記憶し、良品
    の数及び検査項目別の不良品の数を記録または表示でき
    るようにした請求項1に記載の部品の検査仕分け装置。
  6. 【請求項6】電子撮像素子で構成した検査装置が被検査
    部品に要求された検査基準に合わせて検査レベルを調整
    できるようにした請求項1に記載の部品の検査仕分け装
    置。
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