JPH0780395A - 板材の塗装方法 - Google Patents
板材の塗装方法Info
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- JPH0780395A JPH0780395A JP22468393A JP22468393A JPH0780395A JP H0780395 A JPH0780395 A JP H0780395A JP 22468393 A JP22468393 A JP 22468393A JP 22468393 A JP22468393 A JP 22468393A JP H0780395 A JPH0780395 A JP H0780395A
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- JP
- Japan
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- curtain
- paint
- coating
- plate
- plate material
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C5/00—Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
- B05C5/007—Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work
- B05C5/008—Slide-hopper curtain coaters
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C9/00—Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
- B05C9/06—Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying two different liquids or other fluent materials, or the same liquid or other fluent material twice, to the same side of the work
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複層の塗料膜を混合することなく、均一に塗
布することができる板材の塗装方法を提供する。 【構成】 スライドホッパー型塗装装置でスライド面1
3に前後に間隔をおいて開口し、スライド面幅方向に延
びる複数のスリット16から塗料を流出させ、スライド
面上で複数の塗料膜を重ね合わせて複層塗料膜とし、ス
ライド面13の先端から複層塗料膜を自由落下させて塗
料カーテンPを形成し、走行している板材Sの表面に前
記塗料カーテンPを落下させて板材Sの表面に複層塗料
膜を形成する板材Sの塗装方法において、下方に向かっ
て延びる一対のひも状カーテンガイド18をスライド面
13の先端部に板幅方向に間隔をおいて設け、塗料カー
テン幅が下方になるに従って広くなり、かつ板材Sの位
置で板幅を超えるように前記カーテンガイド18により
塗料カーテンPを広げる。
布することができる板材の塗装方法を提供する。 【構成】 スライドホッパー型塗装装置でスライド面1
3に前後に間隔をおいて開口し、スライド面幅方向に延
びる複数のスリット16から塗料を流出させ、スライド
面上で複数の塗料膜を重ね合わせて複層塗料膜とし、ス
ライド面13の先端から複層塗料膜を自由落下させて塗
料カーテンPを形成し、走行している板材Sの表面に前
記塗料カーテンPを落下させて板材Sの表面に複層塗料
膜を形成する板材Sの塗装方法において、下方に向かっ
て延びる一対のひも状カーテンガイド18をスライド面
13の先端部に板幅方向に間隔をおいて設け、塗料カー
テン幅が下方になるに従って広くなり、かつ板材Sの位
置で板幅を超えるように前記カーテンガイド18により
塗料カーテンPを広げる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は板材の塗装方法、特に
複層の塗料膜を板材の表面上に同時に形成する板材の塗
装方法に関する。
複層の塗料膜を板材の表面上に同時に形成する板材の塗
装方法に関する。
【0002】この発明は鋼板、アルミ板、銅板等の金属
板、プラスチック板、木板などの切板または帯状板の連
続塗装ラインに利用される。
板、プラスチック板、木板などの切板または帯状板の連
続塗装ラインに利用される。
【0003】
【従来の技術】板材たとえば鋼板表面に防錆効果、電気
絶縁性、あるいは意匠性等を付与する目的で、鋼板に有
機皮膜を形成する塗装が行われている。板材への塗装は
成形後塗装(ポストコート)から、予め塗装を行うプレ
コート化が進んでいる。また、塗装板材に対する品質の
要求が高級化、高機能化するにつれ、塗膜の機能分化に
より塗膜の複層化が進んでいる。
絶縁性、あるいは意匠性等を付与する目的で、鋼板に有
機皮膜を形成する塗装が行われている。板材への塗装は
成形後塗装(ポストコート)から、予め塗装を行うプレ
コート化が進んでいる。また、塗装板材に対する品質の
要求が高級化、高機能化するにつれ、塗膜の機能分化に
より塗膜の複層化が進んでいる。
【0004】複層の塗料膜を板材の表面上に同時に形成
する板材の塗装方法として、たとえば特公昭49−24
133号公報で開示されたコーティング方法がある。こ
の方法では、スライドホッパー型塗装装置のスライド面
上で塗料を積層し、スライド面の先端(リップ部)から
複層の塗料を自由落下させて垂直の塗料カーテンを形成
し、塗料カーテンを板材の表面に自由落下させて板材に
塗料を塗布する。
する板材の塗装方法として、たとえば特公昭49−24
133号公報で開示されたコーティング方法がある。こ
の方法では、スライドホッパー型塗装装置のスライド面
上で塗料を積層し、スライド面の先端(リップ部)から
複層の塗料を自由落下させて垂直の塗料カーテンを形成
し、塗料カーテンを板材の表面に自由落下させて板材に
塗料を塗布する。
【0005】上記スライドホッパー型塗装装置による塗
装方法では、複層塗装工程の簡略化、スケジュールフリ
ー化、塗料原単位の削減が可能となり、複層塗装板の製
造単価を削減できるという利点がある。
装方法では、複層塗装工程の簡略化、スケジュールフリ
ー化、塗料原単位の削減が可能となり、複層塗装板の製
造単価を削減できるという利点がある。
【0006】鋼板等の塗装では、表面の防錆等の保護あ
るいは意匠性を目的として行われたため、金属表面の全
面に均一な塗膜を形成することが必要である。しかし、
上記スライドホッパー型塗装装置による塗装装置では、
カーテンガイド近傍の塗料カーテンの膜厚はカーテン中
央部の膜厚に比べて厚くなる傾向があるので、板材の縁
部で塗料が他の部分よりも厚く塗布される。したがっ
て、上記公報が開示する技術では、塗料カーテンを拡げ
るため、ロッド状カーテンガイドの下端部にブラシを設
けている。ブラシは板材に接して、縁部に過剰に塗布さ
れた塗料を拡げ、塗膜の均一化を図っている。
るいは意匠性を目的として行われたため、金属表面の全
面に均一な塗膜を形成することが必要である。しかし、
上記スライドホッパー型塗装装置による塗装装置では、
カーテンガイド近傍の塗料カーテンの膜厚はカーテン中
央部の膜厚に比べて厚くなる傾向があるので、板材の縁
部で塗料が他の部分よりも厚く塗布される。したがっ
て、上記公報が開示する技術では、塗料カーテンを拡げ
るため、ロッド状カーテンガイドの下端部にブラシを設
けている。ブラシは板材に接して、縁部に過剰に塗布さ
れた塗料を拡げ、塗膜の均一化を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特公昭49−24
133号公報で提案された方法では、カーテンガイドの
先端部が表面に接するため、表面全面の塗布はできな
い。また、カーテンガイドを板材の両縁部に設置したと
しても、カーテンガイドの先端部がブラシ状であり、ブ
ラシに接した部分の塗料は混合されるため、複層塗料膜
が破壊され、塗膜の充分な機能を発揮することができな
かった。
133号公報で提案された方法では、カーテンガイドの
先端部が表面に接するため、表面全面の塗布はできな
い。また、カーテンガイドを板材の両縁部に設置したと
しても、カーテンガイドの先端部がブラシ状であり、ブ
ラシに接した部分の塗料は混合されるため、複層塗料膜
が破壊され、塗膜の充分な機能を発揮することができな
かった。
【0008】また、上記塗料の過剰塗布および混合を避
けるため、塗料カーテン幅を板幅よりも十分に大きくす
ることが考えられるが、板材の縁より外側を流れ落ちる
塗料はむだとなる。塗料が1層であれば、流れ落ちた塗
料を回収し、再使用することもできる。しかし、複層で
あると塗料が混じり合い、再使用することはできない。
塗料が高価である場合、塗料の廃棄による損失は非常に
大きくなる。
けるため、塗料カーテン幅を板幅よりも十分に大きくす
ることが考えられるが、板材の縁より外側を流れ落ちる
塗料はむだとなる。塗料が1層であれば、流れ落ちた塗
料を回収し、再使用することもできる。しかし、複層で
あると塗料が混じり合い、再使用することはできない。
塗料が高価である場合、塗料の廃棄による損失は非常に
大きくなる。
【0009】この発明は、複層の塗料膜を混合すること
なく、均一に塗布することができる板材の塗装方法を提
供しようとするものである。
なく、均一に塗布することができる板材の塗装方法を提
供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の板材の塗装方
法では、スライドホッパー型塗装装置でスライド面に前
後に間隔をおいて開口し、スライド面幅方向に延びる複
数のスリットから塗料を流出させ、スライド面上で複数
の塗料膜を重ね合わせて複層塗料膜とし、スライド面の
先端から複層塗料膜を自由落下させて塗料カーテンを形
成し、走行している板材の表面に前記塗料カーテンを落
下させて板材の表面に複層塗料膜を形成する。そして、
下方に向かって延びる一対のひも状カーテンガイドをス
ライド面の先端部に板幅方向に間隔をおいて設け、塗料
カーテン幅が下方になるに従って広くなり、かつ板材の
位置で板幅を超えるように前記カーテンガイドにより塗
料カーテンを広げる。
法では、スライドホッパー型塗装装置でスライド面に前
後に間隔をおいて開口し、スライド面幅方向に延びる複
数のスリットから塗料を流出させ、スライド面上で複数
の塗料膜を重ね合わせて複層塗料膜とし、スライド面の
先端から複層塗料膜を自由落下させて塗料カーテンを形
成し、走行している板材の表面に前記塗料カーテンを落
下させて板材の表面に複層塗料膜を形成する。そして、
下方に向かって延びる一対のひも状カーテンガイドをス
ライド面の先端部に板幅方向に間隔をおいて設け、塗料
カーテン幅が下方になるに従って広くなり、かつ板材の
位置で板幅を超えるように前記カーテンガイドにより塗
料カーテンを広げる。
【0011】カーテンガイドは、金属製のチェーンやワ
イヤ、あるいはプラスチック製コードなどにより作製す
る。カーテンガイドの上端はスライドホッパーのスライ
ド面に、また下端は塗料カーテンの下方に配置した塗料
パンなどに固定する。カーテンガイドの間隔あるいは塗
料カーテンの幅は、板幅および走行中の板材の蛇行量を
考慮して決める。スライド面の先端部でのカーテンガイ
ドの間隔が余り狭すぎると、塗料カーテンを板材の位置
で大きく広げなければならなず、塗料カーテンが破れる
虞がある。このために、この間隔は板幅の0.80〜
1.05倍程度が適当である。また、板材の位置でのカ
ーテンガイドの間隔が板幅よりも余り広すぎると、塗料
の廃棄量が多くなり、経済的でない。したがって、この
間隔は板幅よりもやや広く、たとえば1.05〜1.2
0倍程度が適当である。
イヤ、あるいはプラスチック製コードなどにより作製す
る。カーテンガイドの上端はスライドホッパーのスライ
ド面に、また下端は塗料カーテンの下方に配置した塗料
パンなどに固定する。カーテンガイドの間隔あるいは塗
料カーテンの幅は、板幅および走行中の板材の蛇行量を
考慮して決める。スライド面の先端部でのカーテンガイ
ドの間隔が余り狭すぎると、塗料カーテンを板材の位置
で大きく広げなければならなず、塗料カーテンが破れる
虞がある。このために、この間隔は板幅の0.80〜
1.05倍程度が適当である。また、板材の位置でのカ
ーテンガイドの間隔が板幅よりも余り広すぎると、塗料
の廃棄量が多くなり、経済的でない。したがって、この
間隔は板幅よりもやや広く、たとえば1.05〜1.2
0倍程度が適当である。
【0012】
【作用】塗料カーテンの縁部の塗料は、カーテンガイド
に付着するので、塗料カーテンはカーテンガイドに従っ
て下方に向かって広がる。したがって、塗料カーテンの
縁寄りの厚みは、下方になるに従って薄くなる。また、
カーテンガイドがひも状であるので、板材の縁部で塗料
が盛り上がることはない範囲で可及的に板幅に近い間隔
に容易に調節することができる。これにより、均一な複
層塗料膜を形成することができ、さらに板材の縁より外
側を流れ落ちる塗料の量は少なくすることができる。
に付着するので、塗料カーテンはカーテンガイドに従っ
て下方に向かって広がる。したがって、塗料カーテンの
縁寄りの厚みは、下方になるに従って薄くなる。また、
カーテンガイドがひも状であるので、板材の縁部で塗料
が盛り上がることはない範囲で可及的に板幅に近い間隔
に容易に調節することができる。これにより、均一な複
層塗料膜を形成することができ、さらに板材の縁より外
側を流れ落ちる塗料の量は少なくすることができる。
【0013】なお、カーテンガイドの板材の位置での間
隔を調節することにより、板幅のある程度の変化に応じ
ることもできる。
隔を調節することにより、板幅のある程度の変化に応じ
ることもできる。
【0014】
【実施例】図1は、この発明の方法を実施する塗装装置
の一例を示している。塗装装置11は3層のスライドホ
ッパー型塗装装置であり、帯状の鋼板Sを塗装する。ス
ライドホッパー12の上面は、前方に向かって傾斜する
スライド面13となっている。スライドホッパー12の
内部には、前後に間隔をおいて3箇所に塗料供給孔15
が設けられている。各塗料供給孔15からスリット16
が垂直に延び、スライド面13に開口している。スリッ
ト16の幅は、塗装する鋼板Sの板幅よりやや狭くなっ
ている。各塗料供給孔15には、塗料を定量的に送り出
すギアポンプ(図示しない)が接続されている。
の一例を示している。塗装装置11は3層のスライドホ
ッパー型塗装装置であり、帯状の鋼板Sを塗装する。ス
ライドホッパー12の上面は、前方に向かって傾斜する
スライド面13となっている。スライドホッパー12の
内部には、前後に間隔をおいて3箇所に塗料供給孔15
が設けられている。各塗料供給孔15からスリット16
が垂直に延び、スライド面13に開口している。スリッ
ト16の幅は、塗装する鋼板Sの板幅よりやや狭くなっ
ている。各塗料供給孔15には、塗料を定量的に送り出
すギアポンプ(図示しない)が接続されている。
【0015】スライド面13の先端部に、下方に向かっ
て延びるチェーンよりなる一対のカーテンガイド18が
取り付けられている。カーテンガイド18の間隔はスラ
イド面13の先端部で板幅よりやや狭く、鋼板Sの位置
で板幅よりやや広くなっている。カーテンガイド18の
上端はスライド面13に、下端は塗料パン21にそれぞ
れ固定されている。
て延びるチェーンよりなる一対のカーテンガイド18が
取り付けられている。カーテンガイド18の間隔はスラ
イド面13の先端部で板幅よりやや狭く、鋼板Sの位置
で板幅よりやや広くなっている。カーテンガイド18の
上端はスライド面13に、下端は塗料パン21にそれぞ
れ固定されている。
【0016】上記のように構成された塗装装置におい
て、塗料はスライドホッパー12の各々の塗料供給孔1
5からスリット16を通してスライド面13に幅方向均
一に供給され、スライド面上で3層に重ね合わされる。
3層の塗料膜はスライド面13の先端部で自由落下し、
塗料カーテンPを形成する。スライドホッパー12の下
方を案内ロール23に案内されて鋼板Sが走行してい
る。走行中の鋼板Sの表面に塗料カーテンPが落下し
て、鋼板Sの表面に3層の塗料膜が形成される。鋼板S
の縁より外側を流れ落ちる塗料膜Eは、塗料パン21に
回収される。3層の塗料膜が形成された鋼板Sは加熱炉
で加熱され、塗料は乾燥・硬化する。
て、塗料はスライドホッパー12の各々の塗料供給孔1
5からスリット16を通してスライド面13に幅方向均
一に供給され、スライド面上で3層に重ね合わされる。
3層の塗料膜はスライド面13の先端部で自由落下し、
塗料カーテンPを形成する。スライドホッパー12の下
方を案内ロール23に案内されて鋼板Sが走行してい
る。走行中の鋼板Sの表面に塗料カーテンPが落下し
て、鋼板Sの表面に3層の塗料膜が形成される。鋼板S
の縁より外側を流れ落ちる塗料膜Eは、塗料パン21に
回収される。3層の塗料膜が形成された鋼板Sは加熱炉
で加熱され、塗料は乾燥・硬化する。
【0017】ここで、この発明による塗装方法の具体例
について説明する。
について説明する。
【0018】図1に示す塗装装置により、3層の塗膜を
形成する塗装を行った。スライド面の幅は1200 mm
、スライド面の先端部から鋼板面までの高さは150m
mに設定した。原板は電気亜鉛メッキ鋼板で鋼板の幅は
1320 mm である。スライド面の先端部でのカーテン
ガイドの間隔は1200 mm 、板材の位置でのカーテン
ガイドの間隔1400 mm であった。
形成する塗装を行った。スライド面の幅は1200 mm
、スライド面の先端部から鋼板面までの高さは150m
mに設定した。原板は電気亜鉛メッキ鋼板で鋼板の幅は
1320 mm である。スライド面の先端部でのカーテン
ガイドの間隔は1200 mm 、板材の位置でのカーテン
ガイドの間隔1400 mm であった。
【0019】塗料は下層としてポリエステル系のプライ
マー塗料を使用し、中層に高分子ポリエステル系のトッ
プコート用塗料を、最上層に高分子ポリエステル系のク
リア塗料をそれぞれ使用した。乾燥時の塗膜の厚みを下
層は5μm、中層は20μm、上層は5μmにして、3
層同時塗布を実施した。塗料を塗布した鋼板は、誘導加
熱炉で塗膜を焼付けを行った。塗装装置により塗装され
た鋼板の塗膜は、幅方向で均一の膜厚になっており、鋼
板の端部においても各層が混合することなく塗布され
た。
マー塗料を使用し、中層に高分子ポリエステル系のトッ
プコート用塗料を、最上層に高分子ポリエステル系のク
リア塗料をそれぞれ使用した。乾燥時の塗膜の厚みを下
層は5μm、中層は20μm、上層は5μmにして、3
層同時塗布を実施した。塗料を塗布した鋼板は、誘導加
熱炉で塗膜を焼付けを行った。塗装装置により塗装され
た鋼板の塗膜は、幅方向で均一の膜厚になっており、鋼
板の端部においても各層が混合することなく塗布され
た。
【0020】この発明は、上記実施例に限られるもので
はない。たとえば、板材の送り方向を上記実施例とは逆
方向であってもよい。
はない。たとえば、板材の送り方向を上記実施例とは逆
方向であってもよい。
【0021】
【発明の効果】この発明の板材の塗装方法によれば、塗
料カーテン幅が下方になるに従って広くなり、かつ板材
の位置で板幅を超えるように前記カーテンガイドにより
塗料カーテンを広げる。この結果、塗料カーテンの縁寄
りの厚みは、下方になるに従って薄くなる。これによ
り、板材の縁部で塗料が盛り上がることはなく、均一な
複層塗料膜を形成することができる。また、板材の縁よ
り外側を流れ落ちる塗料の量は少なくなるので、塗料の
損失を防ぐことができる。
料カーテン幅が下方になるに従って広くなり、かつ板材
の位置で板幅を超えるように前記カーテンガイドにより
塗料カーテンを広げる。この結果、塗料カーテンの縁寄
りの厚みは、下方になるに従って薄くなる。これによ
り、板材の縁部で塗料が盛り上がることはなく、均一な
複層塗料膜を形成することができる。また、板材の縁よ
り外側を流れ落ちる塗料の量は少なくなるので、塗料の
損失を防ぐことができる。
【図1】第1の発明の方法を実施する塗装装置の一例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
11 塗装装置 12 スライドホッパー 13 スライド面 15 塗料供給孔 16 スリット 18 カーテンガイド 21 塗料パン E 余剰の塗料 P 塗料カーテン S 鋼板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 洋 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (1)
- 【請求項1】 スライドホッパー型塗装装置でスライド
面に前後に間隔をおいて開口し、スライド面幅方向に延
びる複数のスリットから塗料を流出させ、スライド面上
で複数の塗料膜を重ね合わせて複層塗料膜とし、スライ
ド面の先端から複層塗料膜を自由落下させて塗料カーテ
ンを形成し、走行している板材の表面に前記塗料カーテ
ンを落下させて板材の表面に複層塗料膜を形成する板材
の塗装方法において、下方に向かって延びる一対のひも
状カーテンガイドをスライド面の先端部に板幅方向に間
隔をおいて設け、塗料カーテン幅が下方になるに従って
広くなり、かつ板材の位置で板幅を超えるように前記カ
ーテンガイドにより塗料カーテンを広げることを特徴と
する板材の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22468393A JPH0780395A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 板材の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22468393A JPH0780395A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 板材の塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0780395A true JPH0780395A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16817594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22468393A Withdrawn JPH0780395A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 板材の塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0780395A (ja) |
Cited By (7)
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---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-09-09 JP JP22468393A patent/JPH0780395A/ja not_active Withdrawn
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