JPH0780284A - 蒸気加熱装置 - Google Patents
蒸気加熱装置Info
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- JPH0780284A JPH0780284A JP25261093A JP25261093A JPH0780284A JP H0780284 A JPH0780284 A JP H0780284A JP 25261093 A JP25261093 A JP 25261093A JP 25261093 A JP25261093 A JP 25261093A JP H0780284 A JPH0780284 A JP H0780284A
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Abstract
温度の加熱に適し、熱損傷を生じることがなく、且つ、
長期間に渡って温度精度を維持することのできる蒸気加
熱装置を得ること。 【構成】 反応釜1のほぼ全周に渡ってジャケット部2
を形成する。反応釜1とジャケット部2の間に空間部3
を設ける。ジャケット部2は弁4を介して蒸気管5を接
続する。空間部3の上部には水供給管11を接続し、下
部にはエゼクタ―式真空ポンプ22を接続する。
Description
蒸気で加熱するものに関し、特にその加熱温度が30度
Cから100度C程度の比較的低温の場合に適した蒸気
加熱装置に関する。具体的には重合反応に用いられる各
種反応釜や食品の蒸溜装置、濃縮装置、及び、殺菌装置
等の蒸気加熱に用いるものである。これらの場合の被加
熱物は少しの温度上昇によって熱損傷を生じてしまう場
合が多く、加熱温度を精度良く維持する必要があった。
3−127625号公報に示されたものが用いられてい
た。これは、加熱容器の外壁に多孔質状部材を微小な隙
間を介して設けることにより、多孔質状部材によって加
熱蒸気の過度の供給が防止され、被加熱物の熱損傷を防
止しながら加熱を行なうことができるものである。
は、使用開始の初期の段階においては精度良く加熱温度
を維持することができるが、長期間の使用を経ると精度
良く温度を維持することが困難となってしまう問題があ
った。これは、多孔質状部材を介して加熱用の蒸気を供
給しているために、長期間使用している内に多孔質状部
材が詰ってしまい、精度良く温度を維持することができ
なくなってしまうためである。一般の加熱用蒸気におい
てはスケ―ル等の異物が混入していると共に、蒸気配管
や加熱装置等で発生した酸化物などが混入しており、詰
りを生じてしまうのである。
用においても精度良く加熱温度を維持することのできる
蒸気加熱装置を得ることである。
成は次の通りである。熱交換器と、該熱交換器のほぼ全
周を覆う蒸気室と、該蒸気室に加熱蒸気を供給する蒸気
管とから成るものにおいて、熱交換器と蒸気室との間に
空間部を形成したものである。
とにより、熱交換器は空間部を介して蒸気室の蒸気によ
って加熱される。従って、100度C以上の温度の蒸
気、すなわち大気圧以上の圧力の蒸気を供給しても、1
00度C以下の低温度で加熱することができる。空間部
の距離とその空間部の介在物、例えば空気、が一定であ
れば、供給する加熱蒸気の温度を制御することにより被
加熱物の加熱温度を任意に調節することができる。
おいては、熱交換器として反応釜1を用いた例を示す。
反応釜1と蒸気室としてのジャケット部2と、ジャケッ
ト部2と反応釜1との間に形成した空間部3とで蒸気加
熱装置を構成する。ジャケット部2には弁4を介して蒸
気管5を接続する。
と同様に加熱対象の被加熱物入口6と被加熱物出口7と
撹拌器8とを有している。ジャケット部2の下部には加
熱を行なった蒸気が凝縮して復水となり排出される復水
出口9が設けてある。
の内側に形成した空間部3は、本実施例においては密閉
状の空間とし、上部に弁10を介して水供給管11と接
続すると共に、下部には水排出口12を設けて管21を
介してエゼクタ―式真空ポンプ22と接続する。従って
空間部3内は、空気のみを滞留することも、水を滞留あ
るいは循環することも、大気圧以下の真空状態の空気と
水の混合流体を循環することができるものである。ま
た、ジャケット部2下部の復水排出口9もスチ―ムトラ
ップ13を介してエゼクタ―式真空ポンプ22と接続す
る。
3とディフュ―ザ24から成るエゼクタ―25と、タン
ク26と、渦巻きポンプ27とで構成する。タンク26
の下部と渦巻きポンプ27の吸込み口を接続し吐出口を
エゼクタ―25のノズル部23と接続する。エゼクタ―
式真空ポンプ22はタンク26内の流体を渦巻きポンプ
27で循環してノズル部23へ通過させることにより、
ノズル部23で吸引力を生じるものである。渦巻きポン
プ27の吐出口と連設する循環路に弁28を介して余剰
液排出通路29を接続する。また本実施例においては、
循環路に弁35を介して通路36を空間部3の上部と接
続する。タンク26には、内部の液位を検出するための
液位センサ―30,31と、液温を検出する温度センサ
―32を取り付けると共に、上部には水供給管11から
分岐した冷却水供給管33を接続する。
物を例えば100度C以下の50度C程度で加熱する場
合、弁10,35を閉じて水やエゼクタ―式真空ポンプ
22の循環流体を空間部3内に流下させることなく、空
気のみを滞留させ、弁4を開弁して100度C以上の加
熱蒸気をジャケット部2へ供給することにより行なうこ
とができる。またこの場合、弁39の開度を調整すると
共にエゼクタ―式真空ポンプ22を駆動させて空間部3
内の空気を循環させることもできる。
する場合は、弁10を開弁して空間部3に水を供給しな
がらエゼクタ―式真空ポンプ22を駆動させて、空間部
3内を減圧状態として、ジャケット部2に100度C以
上の加熱蒸気を供給することにより行なうことができ
る。加熱温度の調節は、エゼクタ―式真空ポンプ22の
ノズル部23を通過する流体の温度をタンク26内へ供
給する冷却水の量を調整して吸引力を制御することによ
り行なうことができると共に、供給蒸気の温度を弁4の
開度を調整して行なうことができる。
部2で加熱により生じた凝縮水としての復水は、管21
とスチ―ムトラップ13を経てエゼクタ―25に吸引さ
れタンク26に至る。
として水供給管11とエゼクタ―式真空ポンプ22とを
接続したことにより、反応釜1を加熱のみならず冷却す
ることもできる。すなわち反応釜1を冷却する場合は、
弁4を閉じて蒸気の供給を停止し、エゼクタ―式真空ポ
ンプ22を駆動させながら弁10を開弁して水を空間部
3内へ供給することにより、空間部3内は減圧状態とな
り反応釜1の熱を奪って水が気化することによる蒸発潜
熱でもって反応釜1を冷却することができるものであ
る。この場合、冷却により気化した蒸気と水の残りは管
21を経てエゼクタ―25に吸引される。
として上部を水供給管11と下部をエゼクタ―式真空ポ
ンプ22とに接続した例を示したが、空間部3は開放状
態として、ポンプ等と接続することなく、空気が滞留循
環するようにすることもできる。
間に空間部を形成したことにより、被加熱物はこの空間
部を介して加熱されることとなり過度に加熱されること
がなく熱損傷を生じることがない。また、従来技術のよ
うに多孔質状部材を介することがないために詰りを生じ
ることがなく、従って、長期に渡って精度良く加熱温度
を維持することができる。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 熱交換器と、該熱交換器のほぼ全周を覆
う蒸気室と、該蒸気室に加熱蒸気を供給する蒸気管とか
ら成るものにおいて、熱交換器と蒸気室との間に空間部
を形成したことを特徴とする蒸気加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5252610A JP3054990B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 蒸気加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5252610A JP3054990B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 蒸気加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0780284A true JPH0780284A (ja) | 1995-03-28 |
JP3054990B2 JP3054990B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=17239768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5252610A Expired - Fee Related JP3054990B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 蒸気加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3054990B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001051869A1 (fr) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Tlv Co., Ltd. | Dispositif de chauffage a la vapeur |
JP2002306955A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-22 | Tlv Co Ltd | 蒸気加熱装置 |
JP2002306956A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-22 | Tlv Co Ltd | 蒸気加熱装置 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5252610A patent/JP3054990B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2001051869A1 (fr) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Tlv Co., Ltd. | Dispositif de chauffage a la vapeur |
US6739288B1 (en) | 2000-01-14 | 2004-05-25 | Tvl Co., Ltd. | Steam heating device |
US7017528B2 (en) | 2000-01-14 | 2006-03-28 | Tvl Co., Ltd. | Steam-heating apparatus |
US7089885B2 (en) | 2000-01-14 | 2006-08-15 | Tlv Co., Ltd. | Steam-heating apparatus |
US7316205B2 (en) | 2000-01-14 | 2008-01-08 | Tlv Co., Ltd. | Steam-heating apparatus |
US7316204B2 (en) | 2000-01-14 | 2008-01-08 | Tlv Co., Ltd. | Steam-heating apparatus |
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JP2002306955A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-22 | Tlv Co Ltd | 蒸気加熱装置 |
JP2002306956A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-22 | Tlv Co Ltd | 蒸気加熱装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3054990B2 (ja) | 2000-06-19 |
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