JPH0780037A - 浴槽の循環温水器 - Google Patents
浴槽の循環温水器Info
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- JPH0780037A JPH0780037A JP22929293A JP22929293A JPH0780037A JP H0780037 A JPH0780037 A JP H0780037A JP 22929293 A JP22929293 A JP 22929293A JP 22929293 A JP22929293 A JP 22929293A JP H0780037 A JPH0780037 A JP H0780037A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 循環温水器より浴槽内に送出されてきた温水
の送水状態を好みに合わせて適宜に切り換えることので
きる浴槽の循環温水器を提供する。 【構成】 浴槽２０内の吸入部２３から吸入した水また
は温水２１を浄化、加温してこれを送出部２４に供給す
る循環温水器本体２５とを備えた浴槽の循環温水器２２
において、送出部は循環温水器本体から供給された水ま
たは温水の導出口３３ａを有する送出部本体２６と、こ
の送出部本体に回転自在に装着され、その回転時に導出
口に選択的に連通する複数の送出口３６Ａ〜３６Ｃを有
するノズル２７を備えてなり、送出口はそれぞれが異な
る断面形状または断面積を有している。
の送水状態を好みに合わせて適宜に切り換えることので
きる浴槽の循環温水器を提供する。 【構成】 浴槽２０内の吸入部２３から吸入した水また
は温水２１を浄化、加温してこれを送出部２４に供給す
る循環温水器本体２５とを備えた浴槽の循環温水器２２
において、送出部は循環温水器本体から供給された水ま
たは温水の導出口３３ａを有する送出部本体２６と、こ
の送出部本体に回転自在に装着され、その回転時に導出
口に選択的に連通する複数の送出口３６Ａ〜３６Ｃを有
するノズル２７を備えてなり、送出口はそれぞれが異な
る断面形状または断面積を有している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽内の温水を浴槽の
使用の都度交換することなく、循環、濾過しながら適温
に加温して長期間に亘って水を再利用できる浴槽の循環
温水器に関する。
使用の都度交換することなく、循環、濾過しながら適温
に加温して長期間に亘って水を再利用できる浴槽の循環
温水器に関する。
【０００２】
【従来の技術】浴槽内の温水を外部に導出して、これを
加温、濾過させ、さらに、これを浴槽内に戻して循環さ
せた場合には、浴槽内の温水を常に清浄な状態に保つこ
とができるため、極めて経済的である。
加温、濾過させ、さらに、これを浴槽内に戻して循環さ
せた場合には、浴槽内の温水を常に清浄な状態に保つこ
とができるため、極めて経済的である。
【０００３】従来、この種の浴槽の循環温水器として
は、図６および図７に示すものが知られている。これら
の図に示す装置について説明すると、図６において、符
号１は浴槽、２は循環温水器、３は浴槽１内に張られた
温水である。循環温水器２は、浴槽１内に設置された温
水の導入導出部４と、浴槽１外に設置された循環温水器
本体５と、これら温水の導入導出部４と循環温水器本体
５との間を連結する循環管６、６とからなるものであ
る。
は、図６および図７に示すものが知られている。これら
の図に示す装置について説明すると、図６において、符
号１は浴槽、２は循環温水器、３は浴槽１内に張られた
温水である。循環温水器２は、浴槽１内に設置された温
水の導入導出部４と、浴槽１外に設置された循環温水器
本体５と、これら温水の導入導出部４と循環温水器本体
５との間を連結する循環管６、６とからなるものであ
る。
【０００４】循環温水器本体５は、浴槽１内から循環管
６、６を介して温水を吸引し、かつ、循環温水器本体５
内の各部に送給する循環ポンプ７と、この循環ポンプ７
により押上管８を介して導かれた温水を浄化するフィル
ター９、９と、フィルター９、９により浄化された温水
を加温する加温部１０とからなるものである。この場
合、加温部１０は、ヒータ１１と、温水収納空間内の温
水の温度を検出する温度検出部１２と、この温度検出部
１２の出力に基づいてヒータ１１の温度制御を行う制御
部１３とからなっている。
６、６を介して温水を吸引し、かつ、循環温水器本体５
内の各部に送給する循環ポンプ７と、この循環ポンプ７
により押上管８を介して導かれた温水を浄化するフィル
ター９、９と、フィルター９、９により浄化された温水
を加温する加温部１０とからなるものである。この場
合、加温部１０は、ヒータ１１と、温水収納空間内の温
水の温度を検出する温度検出部１２と、この温度検出部
１２の出力に基づいてヒータ１１の温度制御を行う制御
部１３とからなっている。
【０００５】一方、浴槽１内に設置された温水の導入導
出部４は、浴槽１内に固定され前記循環管６、６に接続
された脱着ケース１４と、この脱着ケース１４内に固定
され、かつ、それぞれ前記循環管６、６に接続固定され
た吸入口１５と送出口１６とからなるものである。
出部４は、浴槽１内に固定され前記循環管６、６に接続
された脱着ケース１４と、この脱着ケース１４内に固定
され、かつ、それぞれ前記循環管６、６に接続固定され
た吸入口１５と送出口１６とからなるものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の循環温水器においては、送出口１６の開口部が、例
えば、単なる断面円形の孔である等一定の形に定まった
ものであるため、入浴者によっては、そこから送出され
る温水の送出状態によって不快感を感じたり、また、入
浴者の希望する送出状態に切り換えられないという問題
があった。
来の循環温水器においては、送出口１６の開口部が、例
えば、単なる断面円形の孔である等一定の形に定まった
ものであるため、入浴者によっては、そこから送出され
る温水の送出状態によって不快感を感じたり、また、入
浴者の希望する送出状態に切り換えられないという問題
があった。
【０００７】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、循環温水器より浴槽内に送出されてきた温水の送
水状態を好みに合わせて適宜に切り換えることのできる
浴槽の循環温水器を提供することを目的としている。
ので、循環温水器より浴槽内に送出されてきた温水の送
水状態を好みに合わせて適宜に切り換えることのできる
浴槽の循環温水器を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る浴槽の循
環温水器は、浴槽内に設けられ、該浴槽内の水または温
水を吸入する吸入部と、該浴槽内に設けられ、該浴槽内
に水または温水を送出する送出部と、前記吸入部から吸
入した水または温水を浄化、加温してこれを前記送出部
に供給する循環温水器本体とを備えた浴槽の循環温水器
において、前記送出部は、水または温水の送出状態を切
り換える切換機構を有していることを特徴としている。
請求項２に係る浴槽の循環温水器は、請求項１記載の浴
槽の循環温水器において、前記送出部は、前記浴槽内に
固定され、前記循環温水器本体から供給された水または
温水の導出口を有する送出部本体と、この送出部本体に
回転自在に装着され、その回転時に前記導出口に選択的
に連通する複数の送出口を有するノズルを備えてなり、
前記複数の送出口は、それぞれが異なる断面形状または
断面積を有していることを特徴としている。請求項３に
係る浴槽の循環温水器は、請求項２記載の浴槽の循環温
水器において、前記送出部には、前記ノズルの少なくと
も一つの送出口が前記導出口に連通したときに、これら
導出口および送出口を通して前記浴槽内に送出される水
または温水に、空気を混合させる空気導入機構が付設さ
れていることを特徴としている。
環温水器は、浴槽内に設けられ、該浴槽内の水または温
水を吸入する吸入部と、該浴槽内に設けられ、該浴槽内
に水または温水を送出する送出部と、前記吸入部から吸
入した水または温水を浄化、加温してこれを前記送出部
に供給する循環温水器本体とを備えた浴槽の循環温水器
において、前記送出部は、水または温水の送出状態を切
り換える切換機構を有していることを特徴としている。
請求項２に係る浴槽の循環温水器は、請求項１記載の浴
槽の循環温水器において、前記送出部は、前記浴槽内に
固定され、前記循環温水器本体から供給された水または
温水の導出口を有する送出部本体と、この送出部本体に
回転自在に装着され、その回転時に前記導出口に選択的
に連通する複数の送出口を有するノズルを備えてなり、
前記複数の送出口は、それぞれが異なる断面形状または
断面積を有していることを特徴としている。請求項３に
係る浴槽の循環温水器は、請求項２記載の浴槽の循環温
水器において、前記送出部には、前記ノズルの少なくと
も一つの送出口が前記導出口に連通したときに、これら
導出口および送出口を通して前記浴槽内に送出される水
または温水に、空気を混合させる空気導入機構が付設さ
れていることを特徴としている。
【０００９】
【作用】請求項１に係る浴槽の循環温水器によれば、送
出部には切換機構があるので、該切換機構を切り換えた
場合に、水または温水の送出状態が切り替わって浴槽内
に送出される。請求項２に係る浴槽の循環温水器によれ
ば、ノズルを回転させたときに各送出口が選択的に送出
部本体の導出口に連通する。ここで、送出口は断面形状
や断面積が異なっているので各送出口の断面形状や断面
積に応じて水または温水が浴槽内に供給される。請求項
３に係る浴槽の循環温水器によれば、ノズルを回転させ
て少なくとも一つの送出口が送出部本体の導出口に連通
したときに浴槽内に送出される水または温水に空気が導
入され混合される。したがって、浴槽内に送出される水
または温水は泡を含んだ状態で送出される。
出部には切換機構があるので、該切換機構を切り換えた
場合に、水または温水の送出状態が切り替わって浴槽内
に送出される。請求項２に係る浴槽の循環温水器によれ
ば、ノズルを回転させたときに各送出口が選択的に送出
部本体の導出口に連通する。ここで、送出口は断面形状
や断面積が異なっているので各送出口の断面形状や断面
積に応じて水または温水が浴槽内に供給される。請求項
３に係る浴槽の循環温水器によれば、ノズルを回転させ
て少なくとも一つの送出口が送出部本体の導出口に連通
したときに浴槽内に送出される水または温水に空気が導
入され混合される。したがって、浴槽内に送出される水
または温水は泡を含んだ状態で送出される。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図５は、本発明による循環温水器を備えた入浴設
備を示すもので、浴槽２０内の温水２１を循環させる循
環温水器２２は、浴槽２０内の温水２１を吸入する吸入
部２３と、浴槽２０内に温水２１を送出する送出部２４
と、吸入部２３から吸入した温水２１を浄化、加温して
送出部２４に送出する循環温水器本体２５とから概略構
成されている。
する。図５は、本発明による循環温水器を備えた入浴設
備を示すもので、浴槽２０内の温水２１を循環させる循
環温水器２２は、浴槽２０内の温水２１を吸入する吸入
部２３と、浴槽２０内に温水２１を送出する送出部２４
と、吸入部２３から吸入した温水２１を浄化、加温して
送出部２４に送出する循環温水器本体２５とから概略構
成されている。
【００１１】循環温水器２２が図６のものと異なる点
は、特に、浴槽２０内に設置される送出部２４の構成で
ある。図１ないし図４は送出部２４の構成を示してい
る。図４に示すように送出部２４は、送出部本体２６
と、ノズル２７と、送出部ケース２８とから概略構成さ
れている。送出部本体２６は、全体として円盤状に形成
されたものであって、図３、図４に示すように、基板部
２９の背部には取付壁部３０が形成されており、この取
付壁部３０に形成された空間部３０ａ内には吸盤３１の
基部３１ａが嵌入され、該基部３１ａがピン３２によっ
て取付壁部３０に取付けられている。
は、特に、浴槽２０内に設置される送出部２４の構成で
ある。図１ないし図４は送出部２４の構成を示してい
る。図４に示すように送出部２４は、送出部本体２６
と、ノズル２７と、送出部ケース２８とから概略構成さ
れている。送出部本体２６は、全体として円盤状に形成
されたものであって、図３、図４に示すように、基板部
２９の背部には取付壁部３０が形成されており、この取
付壁部３０に形成された空間部３０ａ内には吸盤３１の
基部３１ａが嵌入され、該基部３１ａがピン３２によっ
て取付壁部３０に取付けられている。
【００１２】さらに、基板部２９の上部には、管状の導
入通路３３が形成されている。この導入通路３３の上部
にはホース４４が連結されており、またその下部には基
板部２９の表面に開口する導出口３３ａが形成されてい
る。また、基板部２９の周縁部には、ノズル取付壁部３
４、３４‥が形成されており、さらに、ノズル取付壁部
３４、３４‥の内側には、円弧状の凸部３５、３５‥が
形成されている。
入通路３３が形成されている。この導入通路３３の上部
にはホース４４が連結されており、またその下部には基
板部２９の表面に開口する導出口３３ａが形成されてい
る。また、基板部２９の周縁部には、ノズル取付壁部３
４、３４‥が形成されており、さらに、ノズル取付壁部
３４、３４‥の内側には、円弧状の凸部３５、３５‥が
形成されている。
【００１３】ノズル２７は、全体としてドーム状に形成
されたものであり、その頭部には３つの送出口３６Ａ〜
３６Ｃが形成されている。また、ノズル２７の外周壁
に、このノズル２７を回転させるときに指の滑りを抑さ
えるための滑止凹部４０、４０‥が複数形成されてお
り、さらに、その基端部にフランジ部３７が形成されて
いる。
されたものであり、その頭部には３つの送出口３６Ａ〜
３６Ｃが形成されている。また、ノズル２７の外周壁
に、このノズル２７を回転させるときに指の滑りを抑さ
えるための滑止凹部４０、４０‥が複数形成されてお
り、さらに、その基端部にフランジ部３７が形成されて
いる。
【００１４】送出口３６Ａ〜３６Ｃは、図１に示すよう
に同一円上に等間隔環状配置されており、それぞれ断面
形状または断面積の異なったものとされている。送出口
３６Ａは断面積が大きな円形の孔からなっている。送出
口３６Ｂは断面積が小さな円形の孔からなっている。送
出口３６Ｃは複数の小さな孔からなっている。
に同一円上に等間隔環状配置されており、それぞれ断面
形状または断面積の異なったものとされている。送出口
３６Ａは断面積が大きな円形の孔からなっている。送出
口３６Ｂは断面積が小さな円形の孔からなっている。送
出口３６Ｃは複数の小さな孔からなっている。
【００１５】フランジ部３７には、図４に示すように、
その表面に、内面が凹球面とされた凹部３９、３９‥が
３箇所形成されている。また、図３に示すように、フラ
ンジ部３７の背面には、前記基板部２９の凸部３５、３
５‥と嵌合する円弧状の凹部４８、４８‥が形成されて
いる。
その表面に、内面が凹球面とされた凹部３９、３９‥が
３箇所形成されている。また、図３に示すように、フラ
ンジ部３７の背面には、前記基板部２９の凸部３５、３
５‥と嵌合する円弧状の凹部４８、４８‥が形成されて
いる。
【００１５】送出部ケース２８は、図４に示すように、
全体として環状に形成されたものであり、その中空部に
ノズル２７を通すことのできる構成となっている。ま
た、送出部ケース２８の上部には空気導入口（空気導入
機構）４１が形成されている。送出部ケース２８の背面
には、図３に示すように、固定孔４３、４３‥が形成さ
れ、これら固定孔４３、４３‥内にはノズルクリップピ
ン３８、３８‥がスプリング４２、４２‥を介在させて
挿入配置されている。
全体として環状に形成されたものであり、その中空部に
ノズル２７を通すことのできる構成となっている。ま
た、送出部ケース２８の上部には空気導入口（空気導入
機構）４１が形成されている。送出部ケース２８の背面
には、図３に示すように、固定孔４３、４３‥が形成さ
れ、これら固定孔４３、４３‥内にはノズルクリップピ
ン３８、３８‥がスプリング４２、４２‥を介在させて
挿入配置されている。
【００１６】そして、送出部ケース２８は、ノズル２７
を送出部本体２６との間に介在させた状態で、基板部２
９のノズル取付壁部３４、３４‥の外側に形成された取
付孔４７、４７‥に取付壁部３０側から取付ボルト（図
示せず）を挿入し、該取付ボルトを送出部ケース２８の
背面に形成された取付孔（図示せず）に螺合させること
で送出部本体２６に固定されている。また、図２に示す
ように、導入通路３３の上部はホース４４と連結されて
おり、このホース４４は、空気導入口４１の上部と連結
されたエアホース４５とホース固定部材４６により互い
に固定されている。
を送出部本体２６との間に介在させた状態で、基板部２
９のノズル取付壁部３４、３４‥の外側に形成された取
付孔４７、４７‥に取付壁部３０側から取付ボルト（図
示せず）を挿入し、該取付ボルトを送出部ケース２８の
背面に形成された取付孔（図示せず）に螺合させること
で送出部本体２６に固定されている。また、図２に示す
ように、導入通路３３の上部はホース４４と連結されて
おり、このホース４４は、空気導入口４１の上部と連結
されたエアホース４５とホース固定部材４６により互い
に固定されている。
【００１７】図３に示すように、ノズル２７は、そのフ
ランジ部３７が、送出部本体２６のノズル取付壁部３
４、３４‥の内側に配置され、フランジ部３７の外周が
ノズル取付壁部３４、３４‥の内周内に収まるようにな
っている。同時に、フランジ部３７の凹部４８、４８‥
は基板部２９の凸部３５、３５‥と円周方向に回転可能
な状態で嵌合しており、ノズル２７は円弧状の凸部３
５、３５‥に沿って円滑に回転できるようにされてい
る。
ランジ部３７が、送出部本体２６のノズル取付壁部３
４、３４‥の内側に配置され、フランジ部３７の外周が
ノズル取付壁部３４、３４‥の内周内に収まるようにな
っている。同時に、フランジ部３７の凹部４８、４８‥
は基板部２９の凸部３５、３５‥と円周方向に回転可能
な状態で嵌合しており、ノズル２７は円弧状の凸部３
５、３５‥に沿って円滑に回転できるようにされてい
る。
【００１８】そして、ノズル２７を送出部本体２６に対
して回転させて、送出口３６Ａ〜３６Ｃの１つ、例え
ば、泡出し用の送出口３６Ｃを導出口３３ａに連通させ
ているときには、フランジ部３７の凹部３９、３９‥が
送出部ケース２８の固定孔４３、４３‥と対向する位置
となるようになっている。ここで、固定孔４３、４３‥
に固定されたノズルクリップピン３８、３８‥は、スプ
リング４２、４２‥によって凹部３９、３９‥の方向に
常時付勢されているため、その頭部が凹部３９、３９‥
の内部に係合する。これにより、ノズル２７は、送出部
ケース２８に対してロックされた状態となる。
して回転させて、送出口３６Ａ〜３６Ｃの１つ、例え
ば、泡出し用の送出口３６Ｃを導出口３３ａに連通させ
ているときには、フランジ部３７の凹部３９、３９‥が
送出部ケース２８の固定孔４３、４３‥と対向する位置
となるようになっている。ここで、固定孔４３、４３‥
に固定されたノズルクリップピン３８、３８‥は、スプ
リング４２、４２‥によって凹部３９、３９‥の方向に
常時付勢されているため、その頭部が凹部３９、３９‥
の内部に係合する。これにより、ノズル２７は、送出部
ケース２８に対してロックされた状態となる。
【００１９】このノズルクリップピン３８、３８‥と凹
部３９、３９‥との係合は、ノズル２７を回転させたと
きに解除される。そして、ノズル２７を回転させること
により、上記の送出口３６Ｃの場合と同様に、送出口３
６Ａ、３６Ｂを導出口３３ａに連通させたときにもノズ
ルクリップピン３８、３８‥と凹部３９、３９‥とが係
合するようになっている。
部３９、３９‥との係合は、ノズル２７を回転させたと
きに解除される。そして、ノズル２７を回転させること
により、上記の送出口３６Ｃの場合と同様に、送出口３
６Ａ、３６Ｂを導出口３３ａに連通させたときにもノズ
ルクリップピン３８、３８‥と凹部３９、３９‥とが係
合するようになっている。
【００２０】そして、導出口３３ａに対して送出口３６
Ｃが連通しているときには、空気導入口４１が送出口３
６Ｃの前方に連通する状態になる。これにより、温水２
１が導出口３３ａを通じて送出口３６Ｃより浴槽２０内
に流れるのに伴って、空気導入口４１からその温水２１
に空気が送り込まれ、その温水２１は空気が混合された
状態、すなわち、気泡を含んだ状態で浴槽２０内に供給
される。
Ｃが連通しているときには、空気導入口４１が送出口３
６Ｃの前方に連通する状態になる。これにより、温水２
１が導出口３３ａを通じて送出口３６Ｃより浴槽２０内
に流れるのに伴って、空気導入口４１からその温水２１
に空気が送り込まれ、その温水２１は空気が混合された
状態、すなわち、気泡を含んだ状態で浴槽２０内に供給
される。
【００２１】以上の構成の温水の循環温水器は、送出部
２４を、吸盤３１を浴槽２０の内面に吸着させて設置す
る。また、吸入部２３も同様の手段等により浴槽２０内
に設置する。そして、この循環温水器２２においては、
ノズル２７を回転させて各送出口３６Ａ〜３６Ｃを導出
口３３ａに連通させると、それぞれの送出口３６Ａ〜３
６Ｃの断面形状や断面積に応じて温水２１が浴槽２０内
に供給される。ここで、送出口３６Ａでは、断面積が大
きいため、送出する温水２１が比較的穏やかな流れ状態
となって、温水２１の循環だけを目的とする運転状態と
なる。また、送出口３６Ｂでは、断面積が小さいため、
流れる温水２１が高速度の噴出流となって、浴槽２０内
に還流される。したがって、マッサージ効果が得られる
と共に、浴槽２０内の温水２１を充分に攪拌して浴槽２
０内の温水２１の各部の温度差を常に均一化状態とす
る。さらに、送出口３６Ｃでは、その断面形状により温
水２１の流れがより急となり高速で噴出するため、一層
のマッサージ効果が得られる。これに加えて、温水２１
に泡が混入するので入浴者の身体に与える温水２１の衝
撃力を分散させることができる。
２４を、吸盤３１を浴槽２０の内面に吸着させて設置す
る。また、吸入部２３も同様の手段等により浴槽２０内
に設置する。そして、この循環温水器２２においては、
ノズル２７を回転させて各送出口３６Ａ〜３６Ｃを導出
口３３ａに連通させると、それぞれの送出口３６Ａ〜３
６Ｃの断面形状や断面積に応じて温水２１が浴槽２０内
に供給される。ここで、送出口３６Ａでは、断面積が大
きいため、送出する温水２１が比較的穏やかな流れ状態
となって、温水２１の循環だけを目的とする運転状態と
なる。また、送出口３６Ｂでは、断面積が小さいため、
流れる温水２１が高速度の噴出流となって、浴槽２０内
に還流される。したがって、マッサージ効果が得られる
と共に、浴槽２０内の温水２１を充分に攪拌して浴槽２
０内の温水２１の各部の温度差を常に均一化状態とす
る。さらに、送出口３６Ｃでは、その断面形状により温
水２１の流れがより急となり高速で噴出するため、一層
のマッサージ効果が得られる。これに加えて、温水２１
に泡が混入するので入浴者の身体に与える温水２１の衝
撃力を分散させることができる。
【００２２】さらに、送出口３６Ａ〜３６Ｃは、ノズル
２７の同一円上に等間隔環状配置されているため、ノズ
ル２７の回転の途中段階であって導出口３３ａと送出口
３６Ａ〜３６Ｃの１つとが完全に連通する位置ではない
状態であっても、常に送出口３６Ａ〜３６Ｃのうちいず
れかの一部が連通しているため、温水２１が流れないと
いうことがない。また、送出口３６Ａ〜３６Ｃは、ノズ
ル２７の頭部が球面状であるため、入浴者がノズル２７
にもたれ掛かる等しても送出口３６Ａ〜３６Ｃが塞がる
ことがなく、温水２１の送出が抑さえられることがな
い。
２７の同一円上に等間隔環状配置されているため、ノズ
ル２７の回転の途中段階であって導出口３３ａと送出口
３６Ａ〜３６Ｃの１つとが完全に連通する位置ではない
状態であっても、常に送出口３６Ａ〜３６Ｃのうちいず
れかの一部が連通しているため、温水２１が流れないと
いうことがない。また、送出口３６Ａ〜３６Ｃは、ノズ
ル２７の頭部が球面状であるため、入浴者がノズル２７
にもたれ掛かる等しても送出口３６Ａ〜３６Ｃが塞がる
ことがなく、温水２１の送出が抑さえられることがな
い。
【００２３】以上で説明した実施例によれば、ノズル２
７を回転させることにより、各送出口３６Ａ〜３６Ｃが
選択的に導出口３３ａに連通し、送出口３６Ａ〜３６Ｃ
のそれぞれの断面形状または断面積に応じて、また、送
出口３６Ｃの場合は気泡を混合した状態で、温水２１が
浴槽２０内に供給されるので、入浴者は好みに応じて送
出口３６Ａ〜３６Ｃを切り換えることができる。さら
に、本実施例では、ノズル２７の回転が途中段階であっ
ても、また、ノズル２７に入浴者がもたれ掛かる等して
も、送出口３６Ａ〜３６Ｃからの温水２１の送出が妨げ
られることがないという効果が得られる。
７を回転させることにより、各送出口３６Ａ〜３６Ｃが
選択的に導出口３３ａに連通し、送出口３６Ａ〜３６Ｃ
のそれぞれの断面形状または断面積に応じて、また、送
出口３６Ｃの場合は気泡を混合した状態で、温水２１が
浴槽２０内に供給されるので、入浴者は好みに応じて送
出口３６Ａ〜３６Ｃを切り換えることができる。さら
に、本実施例では、ノズル２７の回転が途中段階であっ
ても、また、ノズル２７に入浴者がもたれ掛かる等して
も、送出口３６Ａ〜３６Ｃからの温水２１の送出が妨げ
られることがないという効果が得られる。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏するこ
とができる。請求項１記載の発明によれば、送出部には
切換機構があり、入浴者はそれを切り換えることによ
り、好みに応じて水または温水の送出状態を切り換える
ことができると共に、浴槽内の温水の攪拌速度を切り換
えることも可能である。また、請求項２記載の発明によ
れば、水または温水の送出状態の切り換えを入浴者が浴
槽内で簡単かつ容易に行うことができる。さらに、請求
項３記載の発明によれば、水または温水が人体に衝突す
るのと同時に、気泡が人体に衝突して良好なマッサージ
効果が得られる。
とができる。請求項１記載の発明によれば、送出部には
切換機構があり、入浴者はそれを切り換えることによ
り、好みに応じて水または温水の送出状態を切り換える
ことができると共に、浴槽内の温水の攪拌速度を切り換
えることも可能である。また、請求項２記載の発明によ
れば、水または温水の送出状態の切り換えを入浴者が浴
槽内で簡単かつ容易に行うことができる。さらに、請求
項３記載の発明によれば、水または温水が人体に衝突す
るのと同時に、気泡が人体に衝突して良好なマッサージ
効果が得られる。
【図１】本発明による浴槽の温水循環器の一実施例を示
す図であって、送出部の正面図である。
す図であって、送出部の正面図である。
【図２】同実施例の側面図である。
【図３】同実施例の拡大側断面図である。
【図４】同実施例を示す分解斜視図である。
【図５】本発明による浴槽の温水循環器を備えた入浴設
備の概略構成図である。
備の概略構成図である。
【図６】従来の浴槽の温水循環器を示す概略構成図であ
る。
る。
【図７】図６の要部拡大断面図である。
２０……浴槽２０ ２１……温水（水または温水） ２２……循環温水器 ２３……吸入部 ２４……送出部 ２５……循環温水器本体 ２６……送出部本体 ２７……ノズル ３３ａ……導出口 ３６……送出口 ４１……空気導入口（空気導入機構）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２４Ｈ 9/00 (72)発明者 大野 一夫 埼玉県草加市住吉１丁目７番７号 株式会 社大熊製作所内 (72)発明者 佐藤 雅直 埼玉県北本市下石戸上1975番地２ 三菱マ テリアル株式会社北本製作所内
Claims (3)
- 【請求項１】 浴槽内に設けられ、該浴槽内の水または
温水を吸入する吸入部と、該浴槽内に設けられ、該浴槽
内に水または温水を送出する送出部と、前記吸入部から
吸入した水または温水を浄化、加温してこれを前記送出
部に供給する循環温水器本体とを備えた浴槽の循環温水
器において、前記送出部は、水または温水の送出状態を
切り換える切換機構を有していることを特徴とする浴槽
の循環温水器。 - 【請求項２】 請求項１記載の浴槽の循環温水器におい
て、前記送出部は、前記浴槽内に固定され、前記循環温
水器本体から供給された水または温水の導出口を有する
送出部本体と、この送出部本体に回転自在に装着され、
その回転時に前記導出口に選択的に連通する複数の送出
口を有するノズルを備えてなり、前記複数の送出口は、
それぞれが異なる断面形状または断面積を有しているこ
とを特徴とする浴槽の循環温水器。 - 【請求項３】 請求項２記載の浴槽の循環温水器におい
て、前記送出部には、前記ノズルの少なくとも一つの送
出口が前記導出口に連通したときに、これら導出口およ
び送出口を通して前記浴槽内に送出される水または温水
に空気を混合させる空気導入機構が付設されていること
を特徴とする浴槽の循環温水器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22929293A JPH0780037A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 浴槽の循環温水器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22929293A JPH0780037A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 浴槽の循環温水器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0780037A true JPH0780037A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16889848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22929293A Pending JPH0780037A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 浴槽の循環温水器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780037A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006204554A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Og Giken Co Ltd | 上下半身ノズル水圧マッサージ機 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP22929293A patent/JPH0780037A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006204554A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Og Giken Co Ltd | 上下半身ノズル水圧マッサージ機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991026 |