JPH0779766B2 - 焙焼器 - Google Patents

焙焼器

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JPH0779766B2
JPH0779766B2 JP691586A JP691586A JPH0779766B2 JP H0779766 B2 JPH0779766 B2 JP H0779766B2 JP 691586 A JP691586 A JP 691586A JP 691586 A JP691586 A JP 691586A JP H0779766 B2 JPH0779766 B2 JP H0779766B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気ヒータを用いて食品を焙焼する焙焼器に関
する。
〔従来の技術〕
トースタ等(オーブン式トースタを含む)の焙焼器にお
いては、被焙焼物であるパン等の食品の焼き具合を調整
するために、例えば被焙焼物に向けて可視光を照射し、
その反射光を受光素子により検出して焦げ目の状態を光
学的に判別し、それに基づいて熱源である電気ヒータの
オン・オフ制御を行なっていた。すなわち、被焙焼物に
焦げ目が付き始めると特に可視域の反射量が減少するこ
とを利用して、その光量変化から焦め目の状態を判別す
るものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した従来の技術では、被焙焼物の焦げ目の状態を判
別するのに用いる発光部の光量に比較して、熱源用の電
気ヒータの光量の方がはるかに大きく、しかも電気ヒー
タから発する光は焙焼室内の四方八方に向かって放射さ
れ、焦げ目判別用の受光素子にも容易に入射する。この
電気ヒータから発して受光素子に入射する光は、被焙焼
物の焦げ目の状態には依存しないので、焦げ目の状態の
正確な判別を行なう上で障害となる。
このように従来の構成では、熱源用の電気ヒータから発
する光の影響で焦げ目の状態を正しく判別できないとい
う問題があった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたのも
ので、被焙焼物の焦げ目を正確に判別して熱源用電気ヒ
ータの制御を行なうことができる焙焼器を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、被焙焼物を焙焼する
ための熱源としての電気ヒータから発せられた光に基づ
いて被焙焼物から反射される反射光の分光特性の変化を
検出し、それに基づいて電気ヒータを制御するようにし
たものである。すなわち、本発明に係る焙焼器は、電気
ヒータから発せられた光に基づく前記被焙焼物からの反
射光を検出する光検出手段と、この光検出手段の出力信
号に基づいて前記反射光の可視域の光量と近赤外領域の
光量との比を算出する比算出手段と、この比算出手段に
より算出された比が所定値以下となったとき前記電気ヒ
ータの通電量を減少させる制御手段とを備えたことを特
徴とする。
また、本発明に係る他の焙焼器は、電気ヒータから発せ
られた光に基づく前記被焙焼物からの反射光を検出する
光検出手段と、この光検出手段の出力信号に基づいて前
記反射光の可視域の光量と近赤外領域の光量との比を算
出する比算出手段と、この比算出手段により算出された
比が所定値以下になったとき始動されるタイマーと、こ
のタイマーの出力に基づいて、前記比算出手段により算
出された比が所定値以下になった時点から該タイマーに
設定された時間が経過したとき前記電気モータの通電量
を減少させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記光検出手段は、例えば検出可能な波長域が
それぞれ可視域および近赤外光である第1および第2の
受光素子により構成され、これら第1および第2の受光
素子の出力信号が前記比算出手段に入力される。また、
前記比算出手段は、例えば前記第1および第2の受光素
子の出力信号をそれぞれ対数圧縮する第1および第2の
対数圧縮手段と、これら第1および第2の対数圧縮手段
の出力信号の差を求める減算手段とから構成される。
〔作用〕
電気ヒータからの熱により焙焼される被焙焼物に焦げ目
が付き始めると、焦げ目によってその表面の分光反射率
特性が変化する結果、熱源用である電気ヒータから発せ
られ、被焙焼物から反射される光の分光特性が変化し、
例えば焙焼が進み焦げ目が付き始めるに従い、反射光の
可視域の成分の中心波長が長波長側にシフトし、その可
視域の光量が近赤外域の光量に比べて相対的に低下す
る。本発明ではこの現象を利用して、被焙焼物からの反
射光の分光特性の変化を検出し、それに基づいて熱源用
である電気ヒータを例えばオン・オフ制御することによ
って、最適な焼き具合を得る。すなわち、具体的には反
射光の可視域の光量と近赤外領域の光量との比が所定値
以下になったとき電気ヒータの通電量を減少させるか、
または、この比が所定値以下になった時点からタイマー
により設定された時間経過後に電気ヒータの通電量を減
少させるようにする。
〔実施例〕 本発明の実施例を図面を参照して説明する。第4図は本
発明の一実施例に係る焙焼器としてのオーブン式トース
タの概要を示す斜視図であり、第5図はその縦断面図で
ある。
第4図および第5図において、焙焼器本体1の前面部に
は焙焼時間を制御するためのタイマーの操作部2が設け
られている。また、焙焼器本体1の内部の焙焼室3内に
は、被焙焼物4を載せる焼き網5と、その上下に配置さ
れた熱源用の電気ヒータ6,7と、さらに電気ヒータ7か
ら発せられ被焙焼物4の底部で反射された反射光を受光
する光検出器8が設けられている。
光検出器8は第1図に示すように波長感度の異なる2個
の受光素子、すなわち検出可能な波長域が可視域である
受光素子9aと、近赤外域である受光素子9bとからなって
おり、これら両受光素子9a,9bの出力信号(光電流)は
比算出回路10に入力される。比算出回路10は受光素子9
a,9bの出力信号を対数圧縮する対数増幅器11a,11bと、
これらの対数増幅器11a,11bの出力の差を求める減算器1
2とにより構成される。
このように受光素子9a,9bの出力信号の対数をとり、さ
らにその差をとることは両者の比、すなわち被焙焼物4
からの反射光の可視域の光量と、近赤外領域光量との比
を計算することに相当する。被焙焼物4に焦げ目が付き
始めると可視域の光量が低下するが、近赤外域の光量は
ほとんど変化しないので、両者の比は小さくなる。従っ
て、この比から焼き具合を知ることができる。この比算
出回路10からの出力信号は制御回路13に入力され、この
制御回路13によって電気ヒータ6,7がオン・オフ制御さ
れる。
第2図は制御回路13の具体的な構成例を示すもので、比
算出回路10からの出力信号を基準電圧22と比較しその大
小を判定する比較器21と、この比較器21の出力により制
御されるヒータ駆動回路23とにより構成されている。す
なわち、比算出回路10で算出された可視域と近赤外域の
光量の比が小さくなり、この比が所定値以下になると、
つまり比算出回路10の出力信号が基準電圧22以下になる
と、比較器21の出力が反転し、その反転出力によりヒー
タ駆動回路23から電気ヒータ6,7への通電が断たれるよ
うになっている。従って、基準電圧22の値をユーザーの
希望する焼き具合に応じて可変すれば、好みの焼き具合
になった時点でヒータ6,7の通電を止めることができ
る。
第3図は制御回路13の他の構成例であり、比較器21の出
力が反転した時点でタイマー始動回路31によりタイマー
32が始動される。タイマー32には、被焙焼物4が焦げ始
めた時点から好みの焼き具合になるまでの時間(限時時
間)がユーザーによって予め設定されており、その時間
が経つとタイマー32からヒータ駆動回路33へ信号が送ら
れ、ヒータ6,7の通電が停止される。
このようにすると、1回目の焙焼時と2回目以降の焙焼
時との焙焼室3の初期温度の差や、被焙焼物4の水分量
の差の影響を受けることなく、常に好みの焼き具合を得
ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば熱源用の電気ヒー
タから発せられ被焙焼物で反射された反射光の分光特性
から焼き具合、すなわち焦げ目の付き具合を判別し、そ
れに基づいて電気ヒータを制御するため、発光部から発
せられ被焙焼物で反射された光の光量を検出する従来の
方式と異なり、電気ヒータから発生する光の影響を受け
ることなく正確に焦げ目を判別でき、容易に好みの焼き
具合を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る焙焼器における要部の
構成を示すブロック図、第2図および第3図は第1図に
おける制御回路の具体例を示すブロック図、第4図は同
実施例の焙焼器の外観図、第5図はその縦断面図であ
る。 1……焙焼器本体、2……タイマー操作部、3……焙焼
室、4……被焙焼物、5……焼き網、6,7……電気ヒー
タ、8……光検出器、9a,9b……受光素子、10……比算
出回路、11a,11b……対数増幅器、12……減算器、13…
…制御回路、21……比較器、22……基準電圧、23……ヒ
ータ駆動回路、31……タイマー始動回路、32……タイマ
ー、33……ヒータ駆動回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気ヒータが発する熱により被焙焼物を焙
    焼する焙焼器において、 前記電気ヒータから発せられた光に基づく前記被焙焼物
    からの反射光を検出する光検出手段と、 この光検出手段の出力信号に基づいて前記反射光の可視
    域の光量と近赤外領域の光量との比を算出する比算出手
    段と、 この比算出手段により算出された比が所定値以下になっ
    たとき前記電気ヒータの通電量を減少させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする焙焼器。
  2. 【請求項2】前記光検出手段は、検出可能な波長域がそ
    れぞれ可視域および近赤外光である第1および第2の受
    光素子により構成され、これら第1および第2の受光素
    子の出力信号が前記比算出手段に入力されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の焙焼器。
  3. 【請求項3】前記光検出手段は、検出可能な波長域がそ
    れぞれ可視域および近赤外光である第1および第2の受
    光素子により構成され、前記比算出手段は、前記第1お
    よび第2の受光素子の出力信号をそれぞれ対数圧縮する
    第1および第2の対数圧縮手段と、これら第1および第
    2の対数圧縮手段の出力信号の差を求める減算手段とか
    ら構成されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の焙焼器。
  4. 【請求項4】電気ヒータが発する熱により被焙焼物を焙
    焼する焙焼器において、 前記電気ヒータから発せられた光に基づく前記被焙焼物
    からの反射光を検出する光検出手段と、 この光検出手段の出力信号に基づいて前記反射光の可視
    域の光量と近赤外領域の光量との比を算出する比算出手
    段と、 この比算出手段により算出された比が所定値以下になっ
    たとき始動されるタイマーと、 このタイマーの出力に基づいて、前記比算出手段により
    算出された比が所定値以下になった時点から該タイマー
    に設定された時間が経過したとき前記電気ヒータの通電
    量を減少させる制御手段とを備えたことを特徴とする焙
    焼器。
  5. 【請求項5】前記光検出手段は、検出可能な波長域がそ
    れぞれ可視域および近赤外光である第1および第2の受
    光素子により構成され、これら第1および第2の受光素
    子の出力信号が前記比算出手段に入力されることを特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載の焙焼器。
  6. 【請求項6】前記光検出手段は、検出可能な波長域がそ
    れぞれ可視域および近赤外光である第1および第2の受
    光素子により構成され、前記比算出手段は、前記第1お
    よび第2の受光素子の出力信号をそれぞれ対数圧縮する
    第1および第2の対数圧縮手段と、これら第1および第
    2の対数圧縮手段の出力信号の差を求める減算手段とか
    ら構成されることを特徴とする特許請求の範囲第4項記
    載の焙焼器。
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