JPH0779754B2 - 業務用炊飯装置 - Google Patents

業務用炊飯装置

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JPH0779754B2
JPH0779754B2 JP1212505A JP21250589A JPH0779754B2 JP H0779754 B2 JPH0779754 B2 JP H0779754B2 JP 1212505 A JP1212505 A JP 1212505A JP 21250589 A JP21250589 A JP 21250589A JP H0779754 B2 JPH0779754 B2 JP H0779754B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、業務用炊飯装置に関する。
(従来の技術) 従来から人手を煩わしてきた炊飯作業を省略化するた
め、炊飯作業における精米の貯蔵、計量、洗米、水加
減、浸漬、炊飯、蒸らしに至る一連の作業工程をプログ
ラムにより自動処理する自動炊飯装置として、特開昭58
−105723号公報等に開示の技術がある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、従来の自動炊飯装置にあっては、排水系統の
異常を検出又は確認するものがなく、異常時、つまり、
排水系がゴミ詰り等であっても、給水手段によって洗米
槽に給水することがしばしば有り、これは、洗米槽から
の水があふれ出て洗米後の米が流出する事態を招いてい
た。
本発明は、満水検出手段を設けて、これが所定時間オン
のときこの状態を報知する警報器を設けることによって
洗米槽からの水の流出等を防止したことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、攪拌手段18を有する洗米槽17と、該洗米槽17
からの米を受け入れる炊飯器116と、前記洗米槽17に対
する給水手段87と、前記洗米槽17からの排水手段57と、
を備えている業務用炊飯装置において、 前記攪拌手段18で洗米してから前記給水手段87より給水
して汚濁水を洗米槽17からオーバーフローして前記排水
手段57を介して排水するとき、前記洗米槽17の満水状態
を検出する満水検出手段172を設け、前記給水手段87に
よる給水を中断しても前記満水手段172が所定時間オン
のときこれを報知する警報器57Aを設けているのを特徴
とするのである。
(作用) 本発明によれば、洗米槽17で攪拌手段18の回転によって
洗米した後、給水手段87より洗米槽17に給水して異物を
含む汚濁水は洗米槽17よりオーバーフローして排水手段
57を介して排水する。
このとき、洗米槽17の満水状態の有無は満水検出手段17
2のオン・オフで検出される。
汚濁水をオーバーフローして排水するとき給水手段87に
よる給水を中断しても所定時間満水検出手段172がオン
の状態を続行していることは排水手段57の目詰り状態で
あり、これを警報器57Aで報知することになる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述する。
第1図から第3図において、1は箱体で、立方体に構成
されていて、上端には、調理台を兼ねた天板2を有し、
底部には、図示しないが必要に応じて車輪を有して軽快
に移動自在とされる。
3は貯米庫であり、上方が開口されていて漏斗形状とさ
れていて、漏斗底部の筒部には、計量手段4を有してい
る。
計量手段4は貯米庫3に取付けられているモータ5と、
該モータの軸に取付けられていて水平軸心廻りに回転す
る計量ドラム6等からなっていて、計量ドラム6は中央
円筒形状であって、円周一部に切欠部7を有している。
なお、第2図において、8,9はセンサーを示しており、
貯米庫3内の精米量を検出するとともに、一部計量も兼
ねている。
貯米庫3はその側板と箱体1の側板とに備えているガイ
ドレール10とガイドローラ11,12等によって箱板1の前
面に水平方向に引出し自在であり、ガイドローラ11,12
のうち前面側のガイドローラ11は箱体1に備えられ、奥
部側のガイドローラ12は貯米庫3に備えられている。
13は洗米装置であり、貯米庫3の下方において箱体1に
水平方向に引出し自在として備えられており、この実施
例では、貯米庫3を箱体1より前面外方に引出すと、こ
れに随伴して洗米装置13が引出されるようになってい
る。なお、貯米庫3および洗米装置13をそれぞれ独立し
て箱体1より水平方向に引出すようにしてもよい。
洗米装置13は、架台14と、この架台14に上部が支持され
て吊下げられている内槽15と外槽16とよりなる洗米槽17
と、この洗米槽17に内有されている攪拌手段18等で主構
成されていて、内槽15と外槽16の槽高さは略同高とされ
ており、架台14はこれが箱体1に収められているとき、
該架台14によって箱体1を上下に区画して仕切る断熱仕
切り板として機能するようになっており、又、攪拌手段
18は槽中心部にその軸心を有している。
架台14は、箱体1内を上下に区画しており、前面板19と
仕切り上板20とで断面略L字状に形成されていて、仕切
り上板20と仕切り下板21との間に、断熱機能を有するも
のとしての空間室22を有しており、架台14の側部と箱体
1の側板とに備えているガイドレール23とガイドローラ
24,25によって箱体1の前面に水平方向に引出し自在で
あり、ガイドローラ24,25のうち前面側のガイドローラ2
4は箱体1に備えられ、奥部側のガイドローラ25は架台1
4に備えられている。
架台14の仕切り上板20は円形状として開口されていて、
この仕切り上板20にはモータ取付台26が載置固定されて
いて、このモータ取付台26には円錐形の開閉弁を上下動
して開閉動作するためのモータ27と、攪拌手段のための
モータ28とが取付けられている(第3図参照)。
29,30は左右一対の吊持部材であり、モータ取付台26お
よび仕切り上板20を上下方向に貫通して備えられた各支
点ピン31,32に一端のボス筒が回動自在に支持されてい
る弓形状であって、他端のボス筒にはバネ支持ピン33,3
4が備えられてバネ支持ピン33,34にはコイル形のバネ35
の両端が引掛けられていて吊持部材29,30を支点ピン31,
32を中心に閉じ方向(係合方向)に付勢している。
吊持部材29,30は第4図、第5図でも示す如く、仕切り
上板20の下方に水平方向として配置されており、内槽15
を下方から上方に持上げて内槽15の上部に形成されてい
る引掛部33を案内するための案内斜面34を有するととも
に、引掛部33に係合する係合部35を上縁に有している板
状体である。
吊持部材29,30は第3図に示す操作部36によってバネ35
に抗して開方向に操作可能であり、該操作部36は、仕切
り上板20の上面で前面側に備えられていてツマミ37を有
する支点38を中心に回動自在な操作レバー39と、一端が
ピン40で操作レバー39に枢支されて他端が長孔41を介し
てバネ支持ピン33に嵌合されている第1のリンク42と、
一端がピン43で操作レバー39に枢支されて他端がバネ支
持ピン34に嵌合されている第2のリンク44からなり、ツ
マミ37を第20図で示す矢示A方向に引込むと第1リンク
42が矢示B方向に支持ピン34を引込み、一方、第2リン
ク44が矢示C方向に押込まれて各支点ピン31,32を中心
に一対の吊持部材29,30がバネ35に抗して矢示D,E方向に
それぞれ回動されて係合部35を引掛部33より径方向外方
移動で離脱するようにされている。
洗米槽17を構成している内槽15は上部が開口された漏斗
筒形状であって、計量手段からの計量された所定量の精
米を受入れ可能であり、この内槽15の径外位置に配置さ
れている外槽16は、内槽15との間に空間45を有してい
て、この空間45に内槽15からの余剰水をオーバーフロー
させて受入れかつ排水可能としており、このために、内
槽15の上部周縁は全周にわたってオーバーフロー部46と
されている。
この図示した実施例では第4図で示す如く、仕切り上板
20に一対の下方突隆状のリブ46Aを形成し、このリブ46A
に内槽15の上端縁である引掛部33を押当てることによっ
て仕切り上板20との間でオーバーフロー部46を構成して
いる。
内槽15の下底における筒部には米ぬかを通過可能で米粒
が通過不能なこし網筒47が上下連通状に形成されてい
て、このこし網筒47の下方が排米部とされており、更
に、こし網筒47の外周には排水ジャケット48が備えられ
ていて、この排水ジャケット48は内槽15のベース49にボ
ルトで取付けられている。
排水ジャケット48はこし網筒47の外周を取囲む環状室50
とこの環状室59の外方域にあって、外槽16の下底内部51
と前記環状室50とを連通する連絡口52とを有していて、
この連絡口52は開閉弁53によって連通遮へい自在とされ
ている。
排水ジャケット48の底には断面逆椀形とされたジャケッ
ト押え54を有し、このジャケット押え54には断面椀形と
された押えカバー55を有し、ジャケット押え54と押えカ
バー55とで蒸気用の排気ダクト56を構成していて該ダク
ト56内は排気通路とされている。
前記内槽15、外槽16、排水ジャケット48、排気ダクト56
は、これらの合せ面にそれぞれ環状のシールパッキンを
有していてボルトによって組立分解自在とされており、
外槽56には排水手段となる排水管エルボ57が連通され、
この排水手段には警報器57Aが備えられている。又、排
気ダクト56には排気縦ダクト58が連通されて立設されて
おり、エルボ57と縦ダクト58は第8図に示す如く平面視
において周方向に位相がずらされていて排気ダクト56は
洗米槽17を下方から覆っている。
なお、エルボ57には図外の伸縮可能な排水管が接続され
ていて箱体1の外方に排水可能としており、また、排気
ダクト56の上下にはこし網筒47と同軸心の孔が形成され
て、下孔59は上孔60に対して径大とされていて、上孔60
が実質的に排米部とされている。
ここに、内槽15、外槽16、排気ダクト56は吊持部材29,3
0を介して架台14に取外し自在に支持されている。
攪拌手段18は、内槽15の軸心線上に位置して架台14に備
えている軸受筒61に、駆動筒軸62を挿入して支持してお
り、この駆動軸62にはベベルギヤ63をその上部に備えて
おり、ベベルギヤ53にはモータ28に取付けているベベル
ギヤ64が咬合されて、ここに、モータ28の起動でベベル
ギヤ63,64を介して駆動筒軸62が縦軸心回りに回転可能
とされており、該筒軸62の下部には、放射方向に延びる
腕体65が取付けてある。
駆動筒軸62の下方に、攪拌筒軸66が同軸心上に備えられ
て下方に延びており、この攪拌筒軸66に、放射方向に延
びてかつ下方に延伸された攪拌棒67,68,69,70が取付け
られていて、各攪拌棒67〜70は内槽15の径方向の各大小
位置で終っていて、内槽15の全体にわたって攪拌可能と
され、攪拌棒69,70の水平杆部に、腕体65が回転方向に
係合しているとともに、腕体65の下部で水平杆部を吊持
状に支えている。
従って、腕体65を有する筒軸61は駆動体72であり、攪拌
棒67〜70を有する攪拌筒軸66は腕体65の下部の吊持状を
離脱することで下方に分離可能とされ、第16図の73がそ
の分離手段である。
74は弁支持棒であり、駆動筒軸62および攪拌筒軸66を貫
通しており、この弁支持棒74の上部におけるネジ部75
に、保持ピン76を有するナット77がネジ込まれており、
弁支持棒74の下部には、円錐形状の開閉弁78が保持ピン
79を介して支持されている。
開閉弁78は、排米部である上孔60を開閉自在にするもの
であって、ネジキャップ80を介してバネ81を押込んで保
持ピン79を弁凹部頂面82に押付けている。
なお、保持ピン79は頂面82に対して弁を回転させると離
脱可能とされていて、従って、キャップ80を外して弁78
を回せば、弁78は弁支持軸74より取外すことができる。
ナット77に形成されていている保持ピン76にはモータ取
付台に支軸83を介して支持されている持上げアーム84の
先端フック85が下方から係合されていて、持上げアーム
84の他端には、モータ27のモータ軸85に取付けているカ
ム86が係合され、ここに、モータ27の起動で第16図に示
す如く持上げアーム84の揺動で弁支持棒74を上下動する
ことにより、排米部を開閉弁78で開閉自在としている。
なお、開閉弁78の排米部への閉止力(押圧力)は、ナッ
ト77のネジ込み量によって調整自在とされている。
87は給水手段であり、第3図で示す如く圧力水系(水道
等)に接続されるコック88を有するエルボ管89と、流量
センサ90を有する接続エルボ91と、給水ソレノイド弁92
を有する接続エルボ93と、を備えてなり、給水ソレノイ
ド弁92のケース体を、箱体1の上部内部に取付けている
ブラケット94で支持して架台14の上方で箱体1の奥部に
備えている。
洗米槽17における内槽15の上方において架台14を上下に
貫通して一対の給水ノズル95,96が備えられていて、こ
の各ノズル95,96と接続エルボ93とを伸縮自在なホース9
7で連通して圧力水系に接続している。
ノズル95,96は、第4図にてノズル95で示す如く、架台1
4にノズル本体98が取付けてあり、該ノズル本体98に
は、拡散板99を有する中子100がネジ込まれてナット101
で取付けてあり、拡散板99はノズル本体98の断面円形の
吐出口102の端面との間に環状すきま103を有して吐出口
102を遮へいしており、ここに、第4図で示す如く吐出
口102からすきま103を介して下方椀状として放射状に散
水104しており、この散水104により、内槽15の内壁面を
含む全体に均一に給水可能としている。
連絡口52を開閉する開閉弁53は、第17図で示す如くベー
ス49に取付けているガイド105にプランジャ106が上下動
自在に挿入され、このプランジャ106の下部に弁体107が
取付けられて、該弁体107で連絡口52を開閉自在として
おり、プランジャ106の上部には板状の連動杆108の下端
が取付けられており、ガイド105と杆下部との間に、バ
ネ109を有して弁体107を開方向に付勢しており、連動杆
108の上部には、モータ110の揺動アーム111が第18図で
示す如く押当てられており、ここに、揺動アーム111を
介してバネ109に抗して連動杆108を押付けることで連絡
口52を弁体107で閉じ、揺動アーム111が上動するとバネ
109の作用で弁体107が連絡口52を開にするようにされて
いる。
排気ダクト56には箱体1の前面側で一側部寄に縦ダクト
58が位置しており(第8図参照)、この縦ダクト58の上
部には前面側に形成した排気口112に連通した水平ダク
ト113が連通され、排気口112には第1図で示す如くシロ
ッコ形の排気用の送風機114が備えられて、排気ダクト5
6からの蒸気、熱気等を箱体1の外に強制排気するよう
にしており、第1図において、115は空気取入れ口であ
って、箱体1の奥(背)板の下部に形成してあり、ここ
に、排気口112と取入れ口115は前後に離間されている。
第1図および第2図において、116は炊飯器であり、ケ
ース本体117の中に、内釜、外釜等を有する電気式であ
って、保温機能等を備えていて蓋118は第14図で示す如
くピボット軸119を支点に開閉自在としてケース本体117
に備えられ、該蓋118は第13図で示す如くノッチ120によ
って施錠自在とされていて、蓋118はその中央部に圧力
吐出口121を有している。
なお、ピボット軸119にはツル巻形のバネが備えられて
いて、ノッチ120が離脱されると、蓋118を自動開に可能
としている。また、炊飯器116には把手、コンセント等
を備えて、箱体1外に取出し可能である。
122は炊飯架台であり、第1図、第2図、第8図で示す
如く、箱体1の底部の両側板に装着されている水平方向
のガイドレール123に嵌合するガイドローラ124を有する
大引出し台125と、この大引出し台125の上部に形成され
ている水平方向のガイドレール126に嵌合するガイドロ
ーラ127を有する小引出し台128を有して構成されてい
て、第2図で示す如く両引出し台125,128はいずれも樋
部を有していて、小引出し台128上に、炊飯器116が載置
されている。
炊飯架台122は炊飯器116を載置した状態で、箱対向1の
下部において水平方向に引出し自在とされて、炊飯器11
6を箱体1の内外に移動可能であり、また、炊飯器116は
小引出し台128の前後方向の移動で、洗米装置の下方に
て圧力吐出口121が排気ダクトの大孔59と対応する位置
での炊飯姿勢および米受入れ姿勢と、洗米装置より外れ
た奥部での蓋閉め及び蓋開き準備姿勢とに位置変更自在
とされている。
129が炊飯器移動手段であり、巻取りドラム130,131を有
する正逆転切換自在のモータで示す駆動体132が箱体1
の前面側で一側寄に配置されており、小引出し台128と
大引出し台125との間の小引出し台128には、左右方向
(幅方向)の中央部の前後に遊動プーリー133,134を備
え、第1遊動プーリー133と巻取ドラム130には、前進用
牽引ロープ135が巻掛けられている。
すなわち、該ロープ135は一端が大引出し台125の前面板
125Aに弛み吸収用のスプリング136を介して連結され、
第1遊動プーリー133、方向変更プーリー137,138を経由
して巻取ドラム130に周回されて他端が連結されてい
る。
第2遊動プーリー134は後進用であり、大引出し台125の
奥部に弛み吸収用のスプリング139を介して後進用牽引
ロープ140の一端が連結され、該ロープ140が第2遊動プ
ーリー134、奥部一側と前部一側にそれぞれ備えられて
いる方向変更プーリー141,142を経由して巻取ドラム131
に周回されて他端が連結されていて、ロープ135,140の
ドラム130,131に対する巻掛けは互いに逆にされてい
る。
従って、第8図の状態から駆動体132が正転方向に回転
されると、前進用牽引ロープ135は巻取ドラム130から繰
出され、一方、後進用牽引ロープ140は巻取ドラム131に
巻取られてここに、第8図の矢示143で示す方向に小引
出し台128が後退され、また、駆動体132が逆転方向に回
転されると、先とは逆にロープ135,140が繰出し引込み
作用をして小引出し台128を矢示144に示す如く前進する
ようにされている。ここにおいて、小引出し台128の前
進位置は、光電管センサー等の検知器で検出されて炊飯
器を炊飯信号を送るようにされている。
第1図、第10図〜第15図において、143は蓋開閉手段で
あり、箱体1の奥部で高さ方向中間部分の空間144に備
えられている。
蓋開閉手段143は、基部が箱体1の背板側にピン145で上
下動自在に支持されている左右一対のアーム146,147
と、アーム146,147の上部側にわたって架設されている
2本の支持棒148,149と、炊飯器よりもやゝ高い位置の
箱体背板側に取付けられている昇降用モータ150と、該
モータ150の軸151に取付けられているアーム152と第1
支持棒148とにわたって連結されているガタ吸収機能を
有する支持棒153と、先端に押え爪154を有し、後端に半
開き状態の蓋118を案内して全開するためのガイドロー
ラで示す案内部155を有していて第1支持棒149に揺動自
在に支持されている開閉用アーム156と、第1・第2支
持棒148,149に支持されている引込み用のモータ157と、
このモータ157の軸158に取付けられているディスク159
と開閉用アーム156の中間部とを連結している引込みア
ーム160とを備えており、昇降用モータ150のディスク16
1には回転センサー162が、また、ディスク159にも回転
センサー163が備えられている。
支持棒153は第6図、第7図で示す如く、筒ボス164を有
する第1棒165と、筒ボス166を有する第2棒167とをサ
ヤ部168にて直線的に伸縮すべく入れ子状に組合せて、
サヤ部168をホルダ169にて抱込んでおり、第1棒165の
ヘッド170と第2棒167のサヤ部とにわたってコイルバネ
171を内蔵しており、第1・2棒165,167とのバネ171を
介しての伸縮で押え爪154がノッチを確実に押込む位置
となるようにされている。
第5図、第17図、第19図において、172はアッパーフロ
ートであり、架台14に形成した開口173を介して内槽15
の平面内上部に支持棒174を介して揺動アーム175に係合
されていて、内槽15の中に給水される水量に応じて光電
センサー176をオン・オフして給水を制御しており、こ
こに、オーバーフロー46の有無信号をソレノイド92等に
送信するようにされている。
ここにおいて、満水検出手段となるアッパーフロート17
2は、内槽15に給水されるとその水量でオンオフを通常
繰返すが、満水状態から給水を中断していてオンの状態
が一定時間経過していると、これは、排水エルボ57以降
の排水機能の詰りを警報器57Aで報知してその信号を発
信して排水機能の低下乃至異常を知らせるようになって
いる。
第9図において、177はロック手段であり、貯米庫3お
よび炊飯架台122を箱体1内の奥部で係脱自在にロック
して位置決めするものである。
ロック手段177は、箱対向1の奥部一側寄りの上部に支
点178を中心に上下動するロックブラケット179を有し、
このブラケット179は、モータ180のアーム181に係合し
ているロックプレート182によって上下動されるように
なっていて、ブラケット179の上部に係合部183を有して
いる。
184が被係合部であり、貯米庫3側の移動側に取付けら
れていて、貯米庫3が箱体1の奥部に収納されると係合
部183に係止して貯米庫3の抜けを防止するようになっ
ていて、この位置をセンサー185が検出してモータ180を
起動し、ロックプレート182を引上げてロックブラケッ
ト179を上動する。
186は下部ロックブラケットで、支点187を中心に上下動
可能とされていて、炊飯架台122の大引出し台125の下底
部に対して係脱自在であり、上部のロックブラケット17
9とワイヤー、ロープ等の紐体188で連動されている。
すなわち、ロックブラケット179がロック位置に上動す
ると、ロックブラケット186もロック位置に上動されて
大引出し台125をロックしてその抜けを防止し、ロック
ブラケット179が下動すると紐体188の引上げ力がなくな
って、ロックブラケット186も下動してアンロック体勢
となる。なお、第1図において、189は各種制御部を示
しており、架台14の奥部上方に収められている。
第22図を参照すると、炊飯架台122に炊飯器116を載置し
て箱体1内に収め、貯米庫3内の精米を計量して洗米槽
17の内槽15に所定量の米を供給してから、洗米工程、研
米工程等の一連の自動制御工程のフロートが示されてい
る。
この場合、自動制御工程として、開閉弁78を閉じた状態
にしておいて、精米の計量前(洗米槽17への米供給前)
において、給水手段87の給水ソレノイド92を事前に開に
しておき、ノズル95,96から水を補給し、このとき、攪
拌手段18を駆動することによって、攪拌手段18、洗米槽
17等の清掃工程を事前にプログラムすることもできる。
これは、給水手段による給水が不可能であるとき、例え
ば、水道系の断水等のとき、給水してもこれが不可能で
あることから、これを事前に検知して、後工程である計
量工程、洗米工程の無駄を省くことをも意味する。
また、炊飯架台122を箱体1の正規位置にセットしたの
を検出し、これによって自動炊飯工程に移行の有無を報
知することもできる。
いずれにしても、炊飯架台122の正規位置へのセット、
貯米庫3の正規位置へのセットは、ロック手段177でロ
ックされて所定の準備が完了すると、計量された精米は
洗米槽17に供給され、開閉弁78を閉じた状態で給水手段
87から水を供給して、攪拌手段18を駆動して洗米工程に
移行する。
この洗米工程は攪拌手段18の回転でなされ、攪拌棒67〜
70で米を掻き混ぜて行なわれ、このとき開閉弁53は連絡
口52を開いており、洗米水はこし網筒47からぬか等をこ
して排水ジャケット57より排水され攪拌手段18の回転で
洗米槽17の内周にはその中の米が浮上して内壁に付着す
る。
所定の洗米工程が完了すると、給水手段87を止め、攪拌
手段18は駆動して研米工程に移行する。
第22図の例では、洗米工程を3回、研米工程を2回にし
たフローチャートであり、所定の工程を完了した後に、
オーバーフロー工程をプログラムしている。
このオーバーフロー工程にあっては、開閉弁53を閉にし
た状態で給水手段87を開にし、ノズル95,96から内槽15
に給水し、内槽15に満水になると、アッパーフロート17
2が作動してソレノイド92をオフにし、所定時間経過す
るとソレノイド92をオンにする状態を繰返してオーバー
フロー水はオーバーフロー部46より外槽16との間の空間
45に導出し、排出ジャケット57より機外に排水する。
このオーバーフローによって、精米中のごみ等は浮上さ
れて内槽15より排出されることになる。
このとき、攪拌手段18は回転させると都合はよいが回転
させなくともよい。
オーバーフロー工程において、ごみ等を含む汚濁水が洗
米槽17から排水手段(排水ジャケット)57を介して機外
に排出されるが、該排水手段57にごみ等詰まっていると
きは、給水手段87を中断しているにも拘らす満水検出手
段(アッパーフロート)172が所定時間オンの状態を続
行することになり、ここに、警報器57Aでこのような事
態を報知することになり、洗米後の水加減工程において
オーバーフローによる米の流出を防止する。
一方、オーバーフロー工程を経た後において、給水手段
87による給水を中断してごみ等を含む汚濁水が排水手段
57より目詰りすることなく排出されると、満水検出手段
172は所定時間後オフとなり開閉弁78を閉じ状態にして
おくことにより洗米槽17内での浸し工程に入る。
浸し工程を経た後、精米量に応じた水加減水を内槽15に
給水し、その水加減量は流量センサー90でセットされる
ことになる。
設定水量とともに洗米された米は開閉弁78を開くことに
より、第16図で示す如く下方の炊飯器116における内釜
に補給されることになり、このとき、攪拌手段18を回転
させてもよい。
また、この排米に当って、ノズル95,96からの水は、第
4図に示す如く拡散放水104されることから、内槽15、
攪拌手段18の全体に渡って均一に散水され、洗米工程で
浮上して槽内壁に付着した米はノズル95,96からの水流
で流され、残米を生じることなく確実に全量を排米でき
る。
一方、炊飯器116は、箱体1内にセットされるときは、
蓋118が閉じの状態であり、このため、箱体1内におい
て蓋118は排米を受入れるため及び炊飯するために箱体
1内で開閉する必要がある。
この蓋118の開閉は第11図〜第15図に示す動作でなされ
る。
炊飯器116はその架台122にセットされて箱体1に収めら
れるときは、箱体1の前面側に位置しており、このた
め、小引出し台128を、牽引ロープ135の弛み、牽引ロー
プ140の巻取を介して第8図の矢示143方向に移動させ、
炊飯器116を箱体1の奥部に移動させ、空間144内に待期
させる。
この待期位置において、昇降用モータ150が起動される
と、支持棒153の揺動を介してアーム146,147が第11図の
矢示F方向に降下し、これに伴って、開閉用アーム56が
降下し、押え爪154によってノッチ120を第13図に示す矢
印G方向に押込むとノッチ120の係合が外れ、蓋118は軸
119に備えたツル巻バネにて開き、開閉用アーム56の上
昇とともに第12図の矢示H方向に開かれ、蓋118は案内
部155にて開き姿勢が規制される。
蓋118の開きをセンサーで確認した後に、第8図に示す
小引出し台128の矢示144の移動で炊飯器116は前進さ
れ、蓋118はツル巻バネの弾性力を受けているので、案
内部155に案内されて第14図に示す如く起立されて排米
部の下方に開蓋状態で進入する。
一方、開閉アーム56はモータ157の起動と引込みアーム1
60の作用で第14図で示す如く蓋118の起立を保証すべく
期待することになる。
第14図に示す状態で、開閉弁78が押下げられることによ
り、内釜に洗米、研米等された精米は、所定の水ととも
に供給される。
米を受入れた炊飯器116は第8図の矢示143で示す小引出
し台28の移動により蓋118を開いたまま第14図の矢示方
向に移動すると、案内部155との衝突等により蓋閉め状
態に傾斜し、引込みアーム160の作動を受けて蓋118は全
閉され、ノッチ120で全閉状態を維持して第8図に示す
矢示144の移動で洗米装置の下方に進入し、炊飯工程に
移行する。
すなわち、炊飯器116はスイッチオンされることにな
る。
このとき、炊飯器116はその蒸気噴出口(蒸気口)121が
排気ダクト56の大孔59と対応しており、送風器114の起
動で蒸気は排気ダクト56、縦ダクト58等を介して前面か
ら機外に排出され、箱体1内に蒸気等が充満するのが防
止される。
所定の炊飯が終ると、蒸し工程を経由し、この間、炊飯
器116は箱体1の前面にあることから、これ自体を箱体
外に容易に取出し得る。又、架台122の引出しによって
も箱体1より取外すこともできる。
排米後において、炊飯中にて、開閉弁78を閉弁した状態
において、給水手段87からの給水をオンにしてノズル9
5,96から内槽15内に散水するとともに、攪拌手段18を駆
動させることによって、内槽15内の水あか、攪拌手段18
に付着した水あか等を取除き、清掃工程をプログラムす
ることによって、ゴミ、残米等を排出ジャケット57より
機外に排出することもできる。
また、上記において、給水を内槽15に満水まで行なって
アッパーフロート172のオンオフを繰返し、該フロート1
72が所定時間経過後でもオン状態であるときには排水系
統にゴミ等が詰まったことを意味し、これを警報器で検
出してソレノイド92をオフするプログラムを組込むこと
もできる。
炊飯工程が完了した後に、貯米庫3に精米を補給するに
は、該貯米庫3を前面に引出すことにより、洗米装置13
も第21図に示す如く随伴されて箱体1の前面に水平移動
される。
そこで、開閉弁78を取外すとともに、吊持部材29,30を
第120図で示している操作部36の矢示方向操作で洗米槽1
7の吊持状態を解除し、第21図の矢示で示し如く洗米槽1
7を落下させ、攪拌手段18を露出させて、洗米槽17内の
清掃と、攪拌手段18の清掃、メンテナンス等が容易にな
される。
更、洗米槽17を落下させ、これを持出してから攪拌手段
18は、駆動体72との係合を分離部73より分離させて攪拌
棒67〜70を下方に抜いてこの攪拌棒67〜70の全体の清
掃、メンテナンスもできる。
所定の清掃、メンテナンスが完了すると、攪拌棒67〜70
を組立て、洗米槽17を吊持状に下方からセットしてか
ら、開閉弁78をセットすることにより、現状に組立てら
れ、このとき、組立後において、開閉弁78の締り具合
は、ナット77をネジ込む等して調整できる。
なお、上述した図示の実施例において、洗米槽17は、こ
れを図示の二槽構造の他、一槽構造としてもよい。ま
た、洗米槽17等の水平方向移動は旋回式であってもよ
い。
(発明の効果) 以上詳述した通り本発明によれば、排水系統にゴミ等が
詰っている異常状態を警報して、洗米後における水加減
工程において洗米槽からの水のオーバーフローによる流
出とこれに伴う米の流出を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示し、第1図は全体の側面断面
図、第2図は正面(前面)断面図、第3図は平面図、第
4図は給水手段のノズル部分の拡大断面図、第5図は洗
米装置の立面断面図、第6図と第7図は蓋開閉手段の支
持部材一部を示す平面図と断面図、第8図は炊飯架台の
平面図、第9図はロック手段の背面図で一部を省略して
示しており、第10図は蓋開閉手段の平面図、第11図から
第15図は蓋開閉手段の動作を示す各側面図、第16図は開
閉弁部分を示す拡大断面図、第17図は洗米槽の部分断面
図、第18図は第17図のX部矢示図、第19図は第17図Y部
の矢示図、第20図は洗米槽引出し状態の平面図、第21図
は同じく側面図、第22図はフローチャート例の説明図で
ある。 17…洗米槽、18…攪拌手段、57…排水手段、57A…警報
器、87…給水手段、92…制御部、116…炊飯器、172…満
水検出手段。
フロントページの続き (72)発明者 福島 定生 大阪府東大阪市水走90番地 大和精工株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭58−105723(JP,A) 特開 昭56−63297(JP,A) 実開 昭63−171117(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】攪拌手段18を有する洗米槽17と、該洗米槽
    17からの米を受け入れる炊飯器116と、前記洗米槽17に
    対する給水手段87と、前記洗米槽17からの排水手段57
    と、を備えている業務用炊飯装置において、 前記攪拌手段18で洗米してから前記給水手段87より給水
    して汚濁水を洗米槽17からオーバーフローして前記排水
    手段57を介して排水するとき、前記洗米槽17の満水状態
    を検出する満水検出手段172を設け、前記給水手段87に
    よる給水を中断しても前記満水手段172が所定時間オン
    のときこれを報知する警報器57Aを設けているのを特徴
    とする業務用炊飯装置。
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