JPH077971A - モータの相電流検出装置 - Google Patents

モータの相電流検出装置

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JPH077971A
JPH077971A JP5147323A JP14732393A JPH077971A JP H077971 A JPH077971 A JP H077971A JP 5147323 A JP5147323 A JP 5147323A JP 14732393 A JP14732393 A JP 14732393A JP H077971 A JPH077971 A JP H077971A
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Katsuya Yonetani
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成によって相電流を検出できるモー
タの相電流検出装置を提供する。 【構成】 駆動装置21は、コイル23,24,25に
U相、V相及びW相の駆動信号をそれぞれ供給するイン
バータ回路27を備え、インバータ回路27には6つの
トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6が設
けられ、各トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q
5,Q6に並列に、ダイオードD1,D2,D3,D
4,D5,D6が設けられる。トランジスタQ1,Q
2,Q3のドレインは、直流電源28の正極に接続さ
れ、トランジスタQ1,Q2,Q3のソ―スは、トラン
ジスタQ4,Q5,Q6のドレインにそれぞれ接続され
る。トランジスタQ4,Q5のソ―スの間に、相電流検
出用抵抗(以下、抵抗)Ruが接続される。トランジス
タQ5,Q6のソ―スの間に、抵抗Rwが接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシレス直流モー
タ、誘導電動機、同期電動機等の複数相のコイルを有す
るモータの相電流検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動ドアを駆動する分野やクー
ラの駆動モータなどにおいて、例として3相のブラシレ
ス直流モータ(以下、モータと略す)が用いられてい
る。
【0003】図12は、従来技術のモータの駆動回路1
のブロック図である。
【0004】モータ2は、3相であって、U相、V相及
びW相の駆動信号Iu,Iv,Iwが供給される3本の
コイル3,4,5を有する固定子6を備える。また、モ
ータ2は、一対の磁極を永久磁石などからなる回転子
(図示せず)を備える。
【0005】駆動回路1からコイル3,4,5に前記駆
動信号Iu,Iv,Iwを供給する信号線9u,9v,
9wに、それぞれ相電流検出用の抵抗10u,10v,
10wが設けられる。抵抗10u,10v,10wにお
いて、U相、V相及びW相の駆動信号の電流を電圧に変
換し、それぞれ直流増幅回路11,12,13を介し
て、相電流の検出信号Iua,Iva,Iwaが出力さ
れる。
【0006】駆動回路1は、コイル3,4,5に前記U
相、V相及びW相の駆動信号Iu,Iv,Iwをそれぞ
れ供給するインバータ回路7を備え、インバータ回路7
において、6つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q
4,Q5,Q6が設けられる。各トランジスタQ1〜Q
6とそれぞれ並列にダイオードD1,D2,D3,D
4,D5,D6が設けられる。各ダイオードD1〜D6
のアノードは、各トランジスタQ1〜Q6のエミッタに
接続され、トランジスタQ1〜Q6は直流電源8に接続
される。トランジスタQ1,Q4;Q2,Q5;Q3,
Q6の各接続点から前記U相、V相及びW相の駆動信号
Iu,Iv,Iwが、信号線9u,9v,9wにそれぞ
れ出力される。
【0007】前記直流増幅回路11,12,13からの
検出出力は、図示しない制御回路に入力される。この制
御回路は、前記検出出力に基づいて、例えば回転数やト
ルクまたはモータの回転角の推定等の制御に使用され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術に於い
て、直流増幅回路11,12,13が各相毎に必要であ
り、部品点数が増大し、コストが上昇するという問題を
生じる。
【0009】本発明の目的は、上述の技術的課題を解決
し、簡単な構成によって相電流を検出することができる
モータの相電流検出装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のモータの相電流
検出装置は、ブラシレス直流モータ、誘導電動機、同期
電動機等の複数相のコイルを有する直流モータの各相毎
のコイルに駆動電力をそれぞれ供給する複数のスイッチ
素子と、該複数のスイッチ素子を個別にオン/オフ駆動
する駆動部と、該複数のスイッチ素子の少なくとも一部
にそれぞれ接続された複数の電流検出用抵抗と、該電流
検出用抵抗の端子間電圧を、該駆動部による該複数のス
イッチ素子のオンタイミングよりも所定時間遅延した検
出開始タイミングと、該スイッチ素子のオフ駆動よりも
所定時間早い検出終了タイミングとの間で検出する電流
検出手段とよりなる。
【0011】
【作 用】本発明に従えば、モータの複数相のコイル
に、複数のスイッチ素子によってそれぞれ駆動電力が供
給される。この複数のスイッチ素子は、駆動部によって
個別にオン/オフ駆動される。該複数のスイッチ素子
に、それぞれ直列に電流検出用抵抗が接続され、該電流
検出用抵抗の端子間電圧は、電流検出手段によって、前
記駆動部による前記複数のスイッチ素子のオンタイミン
グよりも所定時間遅延した検出開示タイミングと、該ス
イッチ素子のオフタイミングよりも所定時間早い検出終
了タイミングの間で検出される。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例のブラシレス直流モ
ータの駆動装置21の電気的構成を示す回路図である。
【0013】本実施例のモータ22は、3相であって、
3本のコイル23,24,25を有する固定子26を備
え、各相のコイル23,24,25は、駆動装置21か
らのU相、V相及びW相の駆動信号Iu,Iv,Iwで
励磁される。モータ22は、一対の磁極を有する永久磁
石などからなる回転子(図示せず)を備える。
【0014】以下の説明では、U相について説明する
が、他のV相及びW相についても、以下に説明するU相
に関する構成と同様な構成が用いられている。
【0015】駆動装置21は、コイル23,24,25
に前記U相、V相及びW相の駆動信号をそれぞれ供給す
るインバータ回路27を備え、インバータ回路27には
6つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q
6が設けられ、各トランジスタQ1,Q2,Q3,Q
4,Q5,Q6に並列に、ダイオードD1,D2,D
3,D4,D5,D6が設けられる。トランジスタQ
1,Q2,Q3のドレインは、直流電源28の正極に接
続され、トランジスタQ1,Q2,Q3のソ―スは、ト
ランジスタQ4,Q5,Q6のドレインにそれぞれ接続
される。トランジスタQ4,Q5のソ―スの間に、相電
流検出用抵抗(以下、抵抗)Ruが接続される。トラン
ジスタQ5,Q6のソ―スの間に、抵抗Rwが接続され
る。
【0016】トランジスタQ4のソ―スは、信号処理回
路38uに接続され、トランジスタQ6のソ―スは、信
号処理回路38wに接続される。トランジスタQ5のソ
―スは、前記抵抗Ru,Rwの間に接続されると共に、
直流電源28の負極に接続される。トランジスタQ1,
Q4;Q2,Q5;Q3,Q6の各接続点から前記U
相、V相及びW相の駆動信号Iu,Iv,Iwが取出さ
れる。
【0017】駆動装置21は、モータ22の予め定める
基準速度もしくはトルクに対応し、外部から入力される
モータ駆動信号を所定の上限値と下限値との間に制限す
るリミッタ29を備える。リミッタ29からのモータ駆
動信号は、図2に内部構成例が示される振幅変調(以
下、PWMという)回路30に入力され、三角波発生回
路51からの所定周波数及び所定振幅の三角波とモータ
駆動信号とを比較回路52で比較するなどして、各相毎
のPWM変調信号が発生される。前記各相毎の振幅変調
信号は、前記各相毎に設けられる信号発生回路31に入
力される。信号発生回路31の出力は、例としてU相の
前記トランジスタQ1,Q4のゲートにそれぞれ入力さ
れる駆動制御信号E,Euを発生するゲートドライブ回
路36,37にそれぞれ入力される。
【0018】前記リミッタ29において、図4(1)に
示す各相の基準駆動信号の振幅が、同図に示す三角波の
振幅を越えると、トランジスタQ1,Q2,Q3あるい
は、トランジスタQ4,Q5,Q6のいずれかが全てオ
ン状態となる。とりわけ、図4(2)に示す後述するP
WM信号の各サイクルで、トランジスタQ1,Q2,Q
3の全てがオン状態となり、トランジスタQ4,Q5,
Q6の全てがオフ状態となると、後述するように前記抵
抗Ru,Rwにおいて端子間電圧が発生しなくなり、相
電流の検出が不可能となる。このような事態を防止する
ために、本実施例において、リミッタ29が用いられて
いる。
【0019】本実施例に於いて、抵抗Ru,Rwの端子
間電圧は、前記信号処理回路38u、38wにそれぞれ
入力される。各信号処理回路38u,38wは、前記抵
抗Ru,Rwからの電圧信号がそれぞれ入力されて、高
域成分が除去されるローパスフィルタ(以下,LPFと
いう)39と、LPF39からの電圧信号を増幅する直
流増幅器40と、直流増幅器40からの電圧信号をサン
プリング及びホールドするサンプルホールド回路41と
を備える。サンプルホールド回路41のサンプリング信
号は、前記信号発生回路31からの出力信号が用いられ
る。サンプルホールド回路41からの出力が、相電流検
出信号Iuaである。
【0020】本実施例に於けるU相の信号発生回路31
は、シフトレジスタを構成する例として4段のフリップ
フロップ回路32,33,34,35と、各フリップフ
ロップ回路32,33,34,35からの出力θ0,θ
1,θ2,θ3が、図示のように入力されるAND回路
G1,G2,G3とを含んでいる。AND回路G3の出
力が前記サンプルホールド回路41のサンプリング信号
CTuとして用いられる。AND回路G1,G2の出力
は、トランジスタQ1,Q4を駆動する駆動信号U,E
Uを発生するゲートドライブ回路36,37にそれぞれ
入力される。
【0021】他のV相及びW相に関しても、信号処理回
路31及びゲートドライブ回路36,37と同様な信号
処理回路及びゲートドライブ回路が設けられる。
【0022】図3は、本実施例の相電流検出動作を説明
する波形図である。
【0023】図3(1)は、クロック信号を示す。
【0024】図3(2)は、前記PWM回路30の出力
を示す。
【0025】図3(3)〜(6)は、前記フリップフロ
ップ回路32〜35の出力θ0〜θ3を示す。
【0026】図3(7)〜(9)は、前記AND回路G
1,G2,G3の各出力を示す。
【0027】図3(10)は、抵抗Ruの端子間電圧を
示す。
【0028】図3(11)は、前記直流増幅器40の出
力を示す。
【0029】図3(12)は、前記サンプルホールド回
路41の出力と、サンプルホールド回路41におけるサ
ンプリング期間S及びホールド期間Hを示す。
【0030】以下に、U相に着目して相電流の検出動作
を説明するが、他のV相及びW相に関しても同様な検出
動作が行われる。
【0031】外部からの駆動信号がリミッタ29を通過
して、PWM回路30でPWM信号に変換され、このP
WM信号が信号発生回路31に入力される。前記信号発
生回路31のシフトレジスタにおいて、図3に示す信号
θ0〜θ3が作成される。各信号θ0〜θ3は、相互の
間の遅延時間であるデッドタイムtdを有する。各信号
θ0〜θ3に基づいて、例としてトランジスタQ1,Q
4を駆動する駆動信号U,EUが作成される(図3
(7),(8)参照)。
【0032】駆動信号U,EUによるトランジスタQ
1,Q4の各オン期間の間には、相互に前記デッドタイ
ムtdが設定される。ここで、図3(7)〜(9)に示
すように、駆動信号UによってトランジスタQ1がオフ
して後、前記デッドタイムtdの後、駆動信号EUによ
ってトランジスタQ4がオンする。このトランジスタQ
4のオンタイミングから前記デッドタイムtd経過後の
タイミングで、信号処理回路38uのサンプルホールド
回路41は、サンプリング動作を開始する。
【0033】また、図3(8)に示す信号EUによって
トランジスタQ4がオフするとき、このオフタイミング
よりもデッドタイムtdだけ早いタイミングで、図3
(9)に示すように、サンプルホールド回路41は、サ
ンプリング動作を終了し、ホールド動作を開始する。こ
のホールド動作の開始タイミングは、前記信号θ0のオ
ンタイミングに同期したタイミングである。このサンプ
リング動作は、前記駆動信号EUによってトランジスタ
Q4がオンするタイミングに対し、前記デッドタイムt
dだけ遅延したタイミングで実行される。
【0034】前記信号処理回路38uに於ける前述した
ようなタイミングのサンプリング動作及びホールド動作
によって、図3(10)に示す前記抵抗Ruの端子間電
圧が、図3(12)に示すような波形で取り出される。
前記抵抗Ruの端子間電圧波形には、各トランジスタQ
1,Q4のオンタイミングの時に、図3(10)に示す
ノイズが現れる。本実施例のようなサンプリング動作と
ホールド動作とのタイミングにすることによって、信号
処理回路38uからの信号Iuaにノイズが現れること
を防止することができる。これにより、簡単な構成で、
しかも正確に相電流の検出を行うことができる。
【0035】前記信号発生回路31の構成は、前述した
ようにフリップフロップ回路を用いる例に限らず、図5
に示すような構成でもよい。PWM回路30からの信号
は、増幅器61に入力されると共に、AND回路76に
入力される。前記増幅器61の出力は、抵抗62及びコ
ンデンサ63からなる第1遅延回路を経て前記デッドタ
イムtdが作成され、さらに抵抗64及び増幅器65を
介してAND回路66に入力される。増幅器65の出力
は、抵抗67に入力されると共に、AND回路71に反
転されて入力される。抵抗67はコンデンサ68と第2
遅延回路を構成し、デッドタイムtdが再度作成された
該第2遅延回路からの出力は、増幅器70を経てAND
回路71に反転して入力されると共に、前記AND回路
66に入力される。
【0036】また、増幅器70からの出力は抵抗72に
入力され、抵抗72とコンデンサ73とからなる第3遅
延回路を経て、デッドタイムtdが再度作成される。第
3遅延回路からの出力は、抵抗74及び増幅器75を経
て、反転されてAND回路76に入力される。AND回
路66、71、76からの各出力が、駆動信号U,E
U,CTuとなり、前記ゲートドライブ回路36,37
及びサンプルホールド回路41に入力される。
【0037】このように、複数の遅延回路を抵抗と容量
とで構成し、各遅延回路によって前記デッドタイムtd
をそれぞれ作成する回路構成によって前記信号発生回路
31を構成するようにしてもよい。
【0038】以下に、前記デッドタイムtdに基づくタ
イミングで、前述したように相電流を検出する理由につ
いて説明する。
【0039】図6は、本発明の基礎となる構成のモータ
の駆動装置21aの電気的構成を示す回路図である。以
下に説明する基礎となる構成は、前記従来技術に於ける
問題点を解決している。
【0040】本構成例のモータ122は、例として3相
であって、3本のコイル123,124,125を有す
る固定子126を備え、各相のコイル123,124,
125は、駆動装置21aからのU相、V相及びW相の
駆動信号Iu,Iv,Iwで励磁される。モータ122
は、一対の磁極を有する永久磁石などからなる回転子
(図示せず)を備える。
【0041】駆動装置21aは、コイル123,12
4,125に前記U相、V相及びW相の駆動信号をそれ
ぞれ供給するインバータ回路127を備え、インバータ
回路127には6つのトランジスタQ1,Q2,Q3,
Q4,Q5,Q6が設けられ、各トランジスタQ1,Q
2,Q3,Q4,Q5,Q6に並列に、ダイオードD
1,D2,D3,D4,D5,D6が設けられる。トラ
ンジスタQ1,Q2,Q3のコレクタは、直流電源12
8の正極に接続され、トランジスタQ1,Q2,Q3の
エミッタは、トランジスタQ4,Q5,Q6のコレクタ
にそれぞれ接続される。トランジスタQ4,Q5,Q6
のエミッタは、相電流検出用抵抗(以下、抵抗)Ru,
Rv,Rwをそれぞれ介して、直流電源128の負極に
接続される。トランジスタQ1,Q4;Q2,Q5;Q
3,Q6の各接続点から前記U相、V相及びW相の駆動
信号Iu,Iv,Iwが取出される。
【0042】駆動装置21aは、モータ122の予め定
める基準速度に対応し、外部から入力されるモータ駆動
信号と、後述するように検出されるモータ122の各相
毎の相電流とから、モータ122を駆動するための駆動
電圧信号Su,Sv,Swを発生するモータ駆動電圧信
号発生回路(以下、信号発生回路)129を備える。信
号発生回路129からの前記駆動電圧信号Su,Sv,
Swは、振幅変調(以下、PWM)回路130に入力さ
れ、所定周波数及び所定振幅の三角波と駆動電圧信号S
u,Sv,Swとを比較するなどして、各相毎のPWM
変調信号が発生される。前記各相毎の振幅変調信号は、
前記各相毎のトランジスタQ1,Q4;Q2,Q5;Q
3,Q6のベースに入力される駆動制御信号をそれぞれ
発生するベースドライブ回路131,132,133
に、それぞれ入力される。
【0043】トランジスタQ4,Q5,Q6のエミッタ
と抵抗Ru,Rv,Rwとの各接続点における各電圧信
号は、相電流検出回路134,135,136にそれぞ
れ入力される。各相電流検出回路134,135,13
6は、前記抵抗Ru,Rv,Rwからの電圧信号がそれ
ぞれ入力されて、高域成分が除去されるLPF(ローパ
スフィルタ)137,138,139と、各LPF13
7〜139のからの電圧信号を増幅する直流増幅器14
0,141,142と、直流増幅器140,141,1
42からの電圧信号をサンプルホールドするサンプルホ
ールド回路143,144,145とを備える。サンプ
ルホールド回路143〜145のサンプリング信号は、
前記PWM回路130からのPWM変調信号が用いられ
る。各サンプルホールド回路143,144,145か
らの出力が、相電流検出信号Iua,Iva,Iwaで
ある。
【0044】図7は、図6の駆動装置21aの動作を説
明するタイムチャートである。
【0045】以下に、図6及び図7を参照して駆動装置
21aの動作について説明する。
【0046】図6の回路において、例として、トランジ
スタQ1,Q5,Q6がオン状態であれば、各コイル1
23,124,125において、コイル電流i1,i
2,i3が矢符方向に流れる。抵抗Rv,Rwの両端に
は、前記電流i2,i3の大きさに対応した端子間電圧
が発生する。従って、V相及びW相の相電流を検出でき
る。このとき、U相の相電流i1は、トランジスタQ1
を流れ、抵抗Ruを流れないため、相電流i1は検出さ
れない。
【0047】次に、トランジスタQ1がオフし、トラン
ジスタQ4がオンしたとき、ダイオードD4にフリーホ
イール電流i4が矢符方向に流れる。これにより、抵抗
Ruの両端には、抵抗Rv,Rwに発生する電圧と逆極
性の電圧が発生する。
【0048】これにより、U相、V相及びW相におい
て、トランジスタQ4,Q5,Q6がオンしたとき、抵
抗Ru,Rv,Rwの各端子間電圧を検出してサンプル
ホールド回路143〜145でサンプリングし、トラン
ジスタQ4,Q5,Q6がオフしたとき、サンプリング
された各端子間電圧をサンプルホールド回路143〜1
45でホールドする。従って、正負両方向の各相電流i
1,i2,i3を近似的に検出できる。
【0049】上記検出動作によって相電流i1,i2,
i3を検出し、モータ122に流れる電流をフィードバ
ック制御する。このとき、駆動回路21aの回路動作に
影響を与えない程度に、PWM回路130の三角波周波
数を増大することにより、相電流のサンプルホールド動
作のサンプリング周波数を増大する。これにより、相電
流の検出値の精度を向上し、モータ122の電流制御の
精度を向上するようにしている。
【0050】このような駆動装置21aによる検出動作
に於いて、前記各トランジスタQ1〜Q6がオフ状態か
らオン状態に切り替わるときに、ダイオードD1〜D6
に瞬時的に流れるリカバリー電流、また、サンプルホー
ルド回路143〜145の動作上の遅延などにより、正
確に相電流を検出できない場合があるという問題点があ
る。
【0051】図8は、本構成例の駆動装置21aの問題
点を説明する回路図であり、図9は、この問題点を説明
するタイムチャートである。これらの図面を参照して、
駆動装置21aの前記問題点を説明する。
【0052】駆動装置21aにおいて、図9(3)に示
すように、トランジスタQ4がオンしたとき、図9
(5)に示すように、ダイオードD1にリカバリー電流
ir1が図8に示すように流れる。これにより、図9
(5)に示すように、抵抗Ruの端子間電圧Vruの定
常出力Sp1,Sp4にノイズSp2,Sp3,Sp5
が混入する。各サンプルホールド回路143〜145の
サンプリング信号は、前記PWM回路130からの駆動
信号がそのまま用いられる。また、駆動信号EUの立ち
上がりタイミング及び立ち下がりタイミングで規定され
るサンプリング動作及びホールド動作の開始及び終了タ
イミングには、図9(7)に示すような遅延時間Td
s,Tdhが生じている。
【0053】従って、図9(3)に示すように、トラン
ジスタQ4のオン状態への切り替えタイミングに同期し
て、サンプルホールド回路143〜145のサンプリン
グ動作が開始される。従って、前記端子間電圧Vruに
於けるリカバリー電流ir1もサンプリングされ、図9
(6)に示すように前記サンプルホールド回路143〜
145の出力に、該リカバリー電流ir1に基づき、前
記端子間電圧Vruに於けるノイズSp3に規定される
ノイズが現れる。従って、モータ122のU相の相電流
を正確に検出できない問題点を生じる。
【0054】図10は、本構成例の駆動装置21aの他
の問題点を説明する回路図であり、図11はこの問題点
を説明するタイムチャートである。これらの図面を参照
して、駆動装置21aの他の問題点を説明する。
【0055】駆動装置21aにおいて、図11(3)に
示すように、トランジスタQ4がオフしたとき、図11
(7)に示すように、サンプルホールド回路143〜1
45において、サンプリング動作からホールド動作への
切換えが、トランジスタQ4のオン状態からオフ状態へ
の切替わりタイミングから遅れる場合がある。
【0056】トランジスタQ4がオフしたタイミング以
降の過渡期において、前記端子間電圧Vruの通常信号
Sp7,Sp10にノイズSp8が混入した場合、前記
ホールド動作の開始タイミングの前記遅延時間Tds,
Tdhが発生すると、図11(6)に示すように、抵抗
Ruのホールドされた端子間電圧Vruのレベルが、前
記トランジスタQ4がオフしたタイミングに於ける端子
間電圧Vruのレベルよりも電位差ΔVだけ低くなるな
どの変動を生じる場合がある。このような場合において
も、モータ122の前記U相の相電流を正確に検出でき
ないという問題点を生じる。
【0057】前述した本実施例の駆動装置21は、サン
プルホールド回路41のサンプリング動作及びホールド
動作の開始及び終了タイミングを前述のように定めるこ
とにより、前記従来技術の問題点を解消することができ
るばかりでなく、前記本発明の基礎となる構成の駆動装
置21aにおける前記の問題点をも併せて解消すること
ができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、複数のス
イッチ素子に、それぞれ直列に電流検出用抵抗が接続さ
れ、該電流検出用抵抗の端子間電圧は、電流検出手段に
よって、前記駆動部による前記複数のスイッチ素子のオ
ンタイミングよりも所定時間遅延した検出開示タイミン
グと、該スイッチ素子のオフタイミングよりも所定時間
早い検出終了タイミングの間で検出される。これによ
り、簡便な構成によって高精度の相電流の検出を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモータの駆動装置21の回
路図である。
【図2】本実施例のPWM回路30の構成例を示す回路
図である。
【図3】相電流検出動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図4】PWM回路30の動作を説明するタイムチャー
トである。
【図5】本実施例の信号発生回路31の他の構成例を示
す回路図である。
【図6】本発明の基礎となる構成の駆動装置21aの回
路図である。
【図7】駆動装置21aの有する問題点を説明するタイ
ムチャートである。
【図8】駆動装置21aの有する問題点を説明する回路
図である。
【図9】駆動装置21aの有する問題点を説明するタイ
ムチャートである。
【図10】駆動装置21aの有する他の問題点を説明す
る回路図である。
【図11】駆動装置21aの有する他の問題点を説明す
るタイムチャートである。
【図12】従来技術の駆動装置1の回路図である。
【符号の説明】
21 駆動装置 22 モータ 23,24,25 コイル 26 固定子 27 インバータ回路 28 直流電源 29 リミッタ 31 信号発生回路 Ru,Rw 相電流検出用抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシレス直流モータ、誘導電動機、同期
    電動機等の複数相のコイルを有するモータの各相毎のコ
    イルに駆動電力をそれぞれ供給する複数のスイッチ素子
    と、 該複数のスイッチ素子を個別にオン/オフ駆動する駆動
    部と、 該複数のスイッチ素子の少なくとも一部にそれぞれ接続
    された複数の電流検出用抵抗と、 該電流検出用抵抗の端子間電圧を、該駆動部による該複
    数のスイッチ素子のオンタイミングよりも所定時間遅延
    した検出開始タイミングと、該スイッチ素子のオフ駆動
    よりも所定時間早い検出終了タイミングとの間で検出す
    る電流検出手段とよりなることを特徴とするモータの相
    電流検出装置。
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