JPH0779575B2 - 乗用田植機の田植機本体における後車輪駆動機構 - Google Patents

乗用田植機の田植機本体における後車輪駆動機構

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JPH0779575B2
JPH0779575B2 JP3330447A JP33044791A JPH0779575B2 JP H0779575 B2 JPH0779575 B2 JP H0779575B2 JP 3330447 A JP3330447 A JP 3330447A JP 33044791 A JP33044791 A JP 33044791A JP H0779575 B2 JPH0779575 B2 JP H0779575B2
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transmission
rice transplanter
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茂光 松浦
二教 山本
広志 北川原
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乗用田植機の田植機
本体における後車輪駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用田植機の田植機本体における
後車輪駆動機構は、図12で示すように、トランスミッ
ション(a) の左右側と、左右後車軸を軸支した左右リヤ
アクスルケース(b)(b)との間にチェン伝動機構(c)(c)を
介設して、同伝動機構(c)(c)によって動力伝達を行うよ
うに構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のものは、トランスミッション(a) と左右リヤアク
スルケース(b)(b)との間にチェン伝動機構(c)(c)を介設
するものであるから、チェンやスプロケットなど多数の
部品が必要であって、全体として構造が複雑となり、コ
スト高となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明では、自走可能
な田植機本体の後方に植付装置を昇降自在に連結してな
る乗用田植機において、田植機本体の前部にトランスミ
ッションを設けると共に、同田植機本体の後部には左右
後車軸を有する左右リヤアクスルケースを配設し、か
つ、トランスミッションと、左右リヤアクスルケース間
には、それぞれ左右後輪駆動軸を軸架していることを特
徴とする乗用田植機の田植機本体における後車輪駆動機
構を提供せんとするものである。
【0005】
【作用】エンジンの動力はトランスミッションケースに
伝達され、同トランスミッション内にて変速される。そ
して、同トランスミッションに連設する左右後輪駆動軸
を回動させて、同左右後輪駆動軸により、左右リヤアク
スルケースに設ける左右後車軸を駆動するものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれ
ば、図1において、(A) は乗用田植機であり、自走可能
の田植機本体(1) の後方に植付装置(2) を、昇降リンク
機構(3) を介し昇降自在に連結している。
【0007】田植機本体(1) は、前部フレーム(a) の上
面に原動機部(4) を載設し、同前部フレーム(a) の後端
にトランスミッション(5) の前部を連結し、同トランス
ミッション(5) の前部左右側に左右フロントアクスルケ
ース(6)(6)を介して前車輪(7)(7)を配設すると共に、ト
ランスミッション(5) の後部に下部連結フレーム(8)の
前端を連結し、また同後部に上部連結フレーム(9)の前
端を連結し、各上部連結フレーム(8)(9)の後端を立設フ
レーム(10)で連結して側面視略三角形状の連結機枠(11)
を形成している。
【0008】連結機枠(11)の左右後下端には、それぞれ
左右リヤアクスルケース(12)(12)を外側方に突設し、同
リヤアクスルケース(12)(12)を介して左右後車輪(13)(1
3)を軸支し、同リヤアクスルケース(12)(12)とトランス
ミッション(5) との間にそれぞれ左右後輪駆動軸(14)(1
4)を軸架している。
【0009】昇降リンク機構(3) は、立設フレーム(10)
に上下部リンク(15)(16)の前端を、同後端を植付装置
(2) の植付フレーム(17)に軸支して平行昇降リンク機構
を構成し、トランスミッション(5) の後端と、リフトア
ーム(18)との間に設けた昇降シリンダ(19)の伸縮作動に
より植付装置(2) を昇降自在に支持している。
【0010】植付装置(2) は、平行昇降リンク機構をな
す植付フレーム(17)の上方に設けた苗載台(21)上の苗
を、植付ミッションケース(20)の後端に設けた植付爪(2
2)の植付回動により圃場面に植付けるように構成されて
おり、植付装置の駆動は植付伝動軸(23)を介してトラン
スミッション(5) から動力を受けるようにしている。
【0011】なお図中、(24)は原動機部(4) の外部を開
閉自在に被覆した前部ケーシング、(25)は同カバー(24)
の左側面に設けた副変速レバー、(26)はハンドル、(27)
は原動機部(4) 下面から座席(28)の下方にかけて設けた
座席下部ケーシング、(29)は主変速レバー、(30)はペダ
ル、(31)はフロート、(32)はベルトを示す。
【0012】かかる構成の乗用田植機(A) において、本
発明の要旨は、トランスミッション(5) と左右リヤアク
スルケース(12)(12)間に介設した左右後輪駆動軸(14)(1
4)の配設構造に関するものであり、以下詳説する。
【0013】すなわち、図2及び図4で示すように、ト
ランスミッション(5) のリヤ出力軸(52)の左右端に設け
たベベルギヤ(77)をミッションケース(53)の左右側面か
ら突出させて同突出部(77a)(77a)から斜め外側後方向に
左右後輪駆動軸(14)(14)を延出させ、同軸(14)(14)の後
端に左右リヤアクスルケース(12)(12)を連設して、同左
右後輪駆動軸(14)(14)を平面視で後方に開いた略ハ字形
状に構成したことでトランスミッション(5) の横幅及び
前後長を短縮して同トランスミッション(5) を小型軽量
化すると共に、左右後輪駆動軸(14)(14)の前端部と、前
車輪(7)(7)との干渉を防止し、左右後車輪(13)(13)の左
右リヤアクスルケース(12)(12)からのオーバーハング量
を小さくして強度上有利な構造とすることができる。
【0014】なお図中(81)は左右リヤアクスルケース(1
2)(12)を連結する横フレームである。
【0015】また、図5で示すようにリヤ出力軸(52)を
側面視において、フロントデフ軸(51)と後車軸(80)を結
ぶ線上に位置させて、トランスミッション(5) と左右リ
ヤアクスルケース(12)との間を結ぶ部材の高さを低くし
て重心を下げ、走行安定性を向上させることができる。
【0016】また、図6〜図9で入力軸(54)と中間軸(5
6)との間に設けた常噛四段変速機構(B) の噛合状態を示
しており、入力軸(54)の左端には入力用のプーリー(55)
を嵌着し、その入力軸の左側にワンウェイクラッチ(82)
を介して第1原動ギヤ(83a)を一方向にのみ回転自在に
遊嵌する。又入力軸(54)の右方に第2受動ギヤ(84b)と
一体に形成した第3原動ギヤ(85a) を回動自在に遊嵌す
る。そして第1原動ギヤ(83a) と第2受動ギヤ(84b) の
中間に、第1クラッチ部(68a) を介在させて、入力軸(5
4)の動力の伝達先を第1原動ギヤ(83a) と第2受動ギヤ
(84b) に切換え可能にしている。
【0017】中間軸(56)の左側には、第1受動ギヤ(83
b) と一体に形成した第2原動ギヤ(84a) を回動自在に
遊嵌し、中間軸(56)の右側には第3受動ギヤ(85 b)を遊
嵌し、その右方に出力ギヤ(86)を中間軸(56)に嵌着す
る。
【0018】そして第2原動ギヤ(84a) と第3受動ギヤ
(85 b)の中間に第2クラッチ部(68b) を介在させて、中
間軸(56)への動力受入れ先を第2原動ギヤ(84 a)、又は
第3受動ギヤ(85b) に切換え可能にしている。
【0019】第1、第2、第3のそれぞれの原動ギヤと
受動ギヤは常時噛合させており第1、第2クラッチ部(6
8a)(68b)の咬合切換によって、入力軸(54)のプーリー(5
5)からの動力を、図6〜図9で示すように4段階に変速
して走行変速軸(57)と植付変速軸(58)とに伝達するよう
にしている。
【0020】図6では、第1クラッチ部(68a) を第1原
動ギヤ(83a) に第2クラッチ部(68b) を第3受動ギヤ(8
5b) に咬合させて、第1、第2、第3の原受動ギヤによ
り3段階に減速している。
【0021】図7では、第1クラッチ部(68a) は第2受
動ギヤ(84b) に、第2クラッチ部(68b) は第3受動ギヤ
(85b) に咬合させて、第3原受動ギヤにより1段階に減
速している。
【0022】図8では、第1クラッチ部(68a) は第1原
動ギヤ(83a) に、第2クラッチ部(68b) は第2受動ギヤ
(84b) に咬合させて、第1原受動ギヤによって1段階の
減速をしている。
【0023】図9では、第1クラッチ部(68a) は第2受
動ギヤ(84b) に、第2クラッチ部(68b) は第2原動ギヤ
(84a) に咬合して、第2原受動ギヤによる1段階の減速
を行っている。
【0024】上記のように、2本の軸と3組の噛合ギヤ
によって4段階減速を可能にしたことから構造が簡単に
なりトランスミッション(5) を小型軽量化することがで
きる。
【0025】また図10で主変速レバー(29)のシフトパ
ターンを示しており、図11で示すように座席(28)の左
側にガイド板(87)を突設し、同板(87)に略h字形状のガ
イド孔(88)を穿設して、同孔(88)に主変速レバー(29)の
中途を挿通させており、同レバー(29)を(N) 位置に置く
と中立、(H) 位置に置くと路上走行用の高速、(L1
(L2)位置に置くと、それぞれ植付走行1速及び2速
の低速、(R1)(R2)に置くとバックするようにして
おり、かかるシフトパターンによって、植付走行1速及
び、2速から主変速レバー(29)の一挙動でバックさせる
ことができるようになり、植付作業中の方向変換のため
の主変速レバー(29)の前進・後退切換操作が迅速かつ容
易になり作業能率を高めることができる。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、以下の効果を奏す
る。 トランスミッションのリヤ出力軸の左右端側に設けた
ベベルギヤをミッションケースの左右側面から突出さ
せ、同突出部から斜め後方向に左右後輪駆動軸を延出
し、同駆動軸の後端に左右リヤアクスルケース内の動力
入力軸と連動連結し、かつ同駆動軸を平面視で後方に開
いた略八字形状に構成したので、トランスミッションの
横幅及び前後長さを短縮して同トランスミッションを小
型軽量化するとともに、左右後輪駆動軸の前端部と前車
輪とが前輪旋回時に干渉するのを確実に防止することが
でき、かつ、左右後車輪の左右リヤアクスルケースから
のオーバーハング量を小さくして強度上有利な構造とす
ることができる。 トランスミッションと左右リヤアクスルケースとは剛
性構造を有する連結フレームで連結し、左右後輪駆動軸
は強度部材としてのみ用いるようにしたので、前後方向
や上下方向に異常な力が作用した場合であっても、左右
後輪駆動軸が破損するのを確実に防止することができ
る。 側面視で、左右後輪駆動軸を、左右リヤアクスルケー
スからトランスミッションに向けて上り勾配としたの
で、トランスミッションを高い位置に配置することがで
き、トランスミッションを路上の飛散石等による破損か
ら確実に防止することができる。
【0027】また、本発明は左右後輪駆動軸に対して泥
土の付着が少なく田植作業後の水洗作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用田植機の全体側面図。
【図2】トランスミッションの平面展開図。
【図3】トランスミッションの軸の配置状態を示す断面
側面図。
【図4】田植機本体の平面模式図。
【図5】同側面模式図。
【図6】4段変速機構の噛合状態説明図。
【図7】4段変速機構の噛合状態説明図。
【図8】4段変速機構の噛合状態説明図。
【図9】4段変速機構の噛合状態説明図。
【図10】主変速レバーガイド板の平面図。
【図11】同側面図。
【図12】従来構造を示す平面模式図。
【符号の説明】
(5) トランスミッション (12)(12) 左右リヤアクスルケース (14)(14) 左右後輪駆動軸 (80)(80) 左右後車軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川原 広志 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内 (56)参考文献 実開 昭61−169830(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走可能な田植機本体(1) の後方に植付装
    置(2) を昇降自在に連結してなる乗用田植機において、 田植機本体(1) の前部にトランスミッション(5) を設け
    るとともに、同田植機本体(1) の後部に左右後車軸(80)
    (80)を有する左右リヤアクスルケース(12)(12)を配設
    し、 トランスミッション(5) と左右リヤアクスルケース(12)
    (12)とを、左右リヤアクスルケース(12)(12)上に立設し
    た立設フレーム(10)と、前端をトランスミッション(5)
    の後部に連結するとともに、後端を立設フレーム(10)の
    下部に連結した下部連結フレーム(8) と、前端をトラン
    スミッション(5) の後部に連結するとともに、後端を立
    設フレーム(10)の上部に連結し、側面視で略三角形状を
    なす連結機枠(11)を介して連結し、 トランスミッション(5) のリヤ出力軸(52)の左右端側に
    設けたベベルギヤ(77)(77)をミッションケース(53)の左
    右側面から突出させ、同突出部(77a)(77a)から斜め後方
    向に左右後輪駆動軸(14)(14)を延出し、同駆動軸(14)(1
    4)の後端に左右リヤアクスルケース内の動力入力軸と連
    動連結し、かつ同駆動軸(14)(14)を平面視で後方に開い
    た略八字形状に構成し、 側面視で、左右後輪駆動軸(14)(14)を、左右リヤアクス
    ルケース(12)(12)からトランスミッション(5) に向けて
    上り勾配としたことを特徴とする乗用田植機の田植機本
    体における後車輪駆動機構。
JP3330447A 1991-12-13 1991-12-13 乗用田植機の田植機本体における後車輪駆動機構 Expired - Fee Related JPH0779575B2 (ja)

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