JPH077939U - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
- Publication number
- JPH077939U JPH077939U JP4408093U JP4408093U JPH077939U JP H077939 U JPH077939 U JP H077939U JP 4408093 U JP4408093 U JP 4408093U JP 4408093 U JP4408093 U JP 4408093U JP H077939 U JPH077939 U JP H077939U
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- Japan
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- thermal head
- platen roller
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 印字品質の安定化を図る。
【構成】 1は発熱抵抗体11を有するサーマルヘッ
ド、2はプラテンローラ、4は記録紙である。そして、
サーマルヘッド1の発熱抵抗体11よりも記録紙を供給
する上流側のB点にプラテンローラ2の周面A点に当接
する係止部材12が設けられている。
ド、2はプラテンローラ、4は記録紙である。そして、
サーマルヘッド1の発熱抵抗体11よりも記録紙を供給
する上流側のB点にプラテンローラ2の周面A点に当接
する係止部材12が設けられている。
Description
【0001】
本考案は、ファクシミリ、ワープロ等の各種印字装置における感熱方式、熱転 写方式に用いられるサーマルヘッドに関する。
【0002】
一般に、この種の感熱方式、熱転写方式に用いられるサーマルヘッドは、図3 に示す構造となっている。これを説明すると、1はサーマルヘッドで、発熱抵抗 体11が紙面手前から奥方に向かって直線状に形成されたライン型のサーマルヘ ッドである。2はプラテンローラで、周面の一部が前記発熱抵抗体11に当接し ており、図中反時計方向に回転駆動されている。
【0003】 このような構成において、ロール状の感熱紙である記録紙4の先端を、記録紙 4を供給する上流側Bからサーマルヘッド1とプラテンローラ2との当接部、す なわち発熱部である発熱抵抗体11が配設された部位に挿入する。記録紙4はプ ラテンローラ2によりサーマルヘッド1に押し付けられて、発熱抵抗体11によ り記録紙4に印字がなされ順次プラテンローラ2の回転により記録紙4が発熱抵 抗体11に送られて、所望の文字あるいは図形が印字される。
【0004】
しかしながら、上述した従来のサーマルヘッドにおいては、図4に示すように 記録紙4上にゴミ6が付着していた場合、ゴミ6が記録紙4の送りと一緒にプラ テンローラ2とサーマルヘッド1との間に巻き込まれ、発熱抵抗体11に押し付 けられる。このため、ゴミ6によって印字品質が低下したり、発熱抵抗体11が ゴミ6によって損傷するといった問題が発生していた。
【0005】 したがって、本考案は上記した従来の問題に鑑みてなされたものであり、その 目的とするところは、記録紙に付着したゴミ等を未然に除去し発熱部への悪影響 を排除し、もって印字品質の安定を図ったサーマルヘッドを提供することにある 。
【0006】
この目的を達成するために、本考案に係るサーマルヘッドは、プラテンローラ の周面が当接しこのプラテンローラ間に挿入される記録紙に印字を行うサーマル ヘッドであって、前記サーマルヘッドのプラテンローラの当接部よりも記録紙が 供給される上流側の部位にプラテンローラの周面に当接し弾性部材で形成され、 かつサーマルヘッドの印字方向に延在する係止部材が設けられている。 また、本考案に係るサーマルヘッドは、サーマルヘッドの保護層に突起を設け 、前記係止部材のプラテンローラに当接する部位を前記突起上に配設するととも に、外周部を断面湾曲状に形成する。
【0007】
本考案によれば、サーマルヘッドのプラテンローラの当接部よりも記録紙が供 給される上流側の部位にプラテンローラの周面に当接する弾性部材で形成されサ ーマルヘッドの印字方向に延在する係止部材が設けられているので、供給される 記録紙の印字面はサーマルヘッドに当接する前に係止部材に当接して、記録紙の 印字面に付着したゴミ等が未然に排除される。 また、本考案によれば、係止部材のプラテンローラに当接する部位をサーマル ヘッドの保護層に設けた突起上に配設したので、突起により係止部材がプラテン ローラの胴軸方向に沿って均一の押圧力で当接するとともに、係止部材の外周部 が湾曲状に形成されているので、係止部材での記録紙の損傷が防止される。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係るサーマ ルヘッドを示し、(a)は側面図、(b)は底面図である。同図において、従来 技術と同一の構成については同一の符号を付し詳細な説明は省略する。本考案の 特徴とするところは、サーマルヘッド1の下面にサーマルヘッド1のプラテンロ ーラ2の当接部、すなわち発熱抵抗体11よりも記録紙4が供給される上流側の 部位Bにプラテンローラ2の周面Aに当接する弾性部材で形成された係止部材1 2が設けられている点にある。
【0009】 この係止部材12は、同図(b)に示すように発熱抵抗体11と平行に配設さ れているとともに、発熱抵抗体11とほぼ同長の長さを有している。係止部材1 2は、柔軟でかつ滑らかな部材ならばどんな部材でもよく、本実施例では、ウレ タンあるいはテフロンを用いている。
【0010】 このような構成において、記録紙4が印字のために記録紙4が供給される上流 側Bからプラテンローラ2とサーマルヘッド1との間に挿入されると、プラテン ローラ2の周面A点において係止部材12が記録紙4の印字面に当接しているた め、仮に記録紙4の印字面にゴミ等が付着していたとしても、ゴミは発熱抵抗体 11に到達する前にこの係止部材12で未然に除去される。このため、発熱抵抗 体11を損傷したり、印字品質が低下することがない。
【0011】 図2は本考案の第2の実施例を示す拡大側断面図である。この第2の実施例で は、サーマルヘッド1の表面を覆う保護層である保護ガラス13に断面半円状で 、発熱抵抗体11とほぼ同長の長さを有し発熱抵抗体11と平行に配設された突 起14が設けられている。15は板状に形成された係止部材15で、先端部には 、湾曲部16が形成されており、湾曲部16は突起14上に嵌合している。
【0012】 このように湾曲部16が突起14に嵌合していることにより、湾曲部16がプ ラテンローラ2の胴軸方向に沿って均一の押圧力で当接するので、記録紙4上の ゴミがムラなく、かつ取り残しなく除去される。また、記録紙4には湾曲部16 が当接するので、記録紙を傷つけたり、破損したりすることもない。
【0013】 なお、本実施例では突起14の断面を半円状としたが、これに限定されず、矩 形状でも、三角形状でもよく、要は、湾曲部16が発熱抵抗体11に沿ってプラ テンローラ2の周面に均一に当接するような形状であればよいことはいうまでの ないことである。
【0014】
以上説明したように本考案によれば、サーマルヘッドのプラテンローラの当接 部よりも記録紙が供給される上流側の部位にプラテンローラの周面に当接し弾性 部材で形成され、サーマルヘッドの印字方向に延在する係止部材が設けられてい るので、記録紙の印字面に付着しているゴミ等は、発熱部に到達する前に係止部 材で除去され、印字品質を低下させることなく、かつ発熱部の損傷も防止される 。
【0015】 また、サーマルヘッドの保護層に突起を設け、係止部材のプラテンローラに当 接する部位を突起上に配設したので、係止部材がプラテンローラの胴軸方向に沿 って均一の押圧力で当接し、このためゴミが取り残しなく確実に除去される。さ らに、係止部材の外周部を断面湾曲状に形成したので、記録紙に傷を付けたり、 破損させたりすることもない。
【図1】本考案に係るサーマルヘッドを示し、(a)は
側面図、(b)は底面図である。
側面図、(b)は底面図である。
【図2】本考案に係るサーマルヘッドの第2の実施例の
拡大側断面図である。
拡大側断面図である。
【図3】従来のサーマルヘッドの側面図である。
【図4】従来のサーマルヘッドの拡大側面図である。
1 サーマルヘッド 2 プラテンローラ 4 記録紙 6 ゴミ 11 発熱抵抗体 12 係止部材 13 保護ガラス 14 突起 15 係止部材 16 湾曲部
Claims (2)
- 【請求項1】 プラテンローラの周面が当接しこのプラ
テンローラ間に挿入される記録紙に印字を行うサーマル
ヘッドであって、前記サーマルヘッドのプラテンローラ
の当接部よりも記録紙が供給される上流側の部位に、前
記プラテンローラの周面に当接し弾性部材で形成され、
かつサーマルヘッドの印字方向に延在する係止部材が設
けられたことを特徴とするサーマルヘッド。 - 【請求項2】 請求項1記載のサーマルヘッドにおい
て、サーマルヘッドの保護層に突起を設け、前記係止部
材のプラテンローラに当接する部位を前記突起上に配設
するとともに、外周部を断面湾曲状に形成したことを特
徴とするサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044080U JP2600983Y2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044080U JP2600983Y2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | サーマルヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077939U true JPH077939U (ja) | 1995-02-03 |
JP2600983Y2 JP2600983Y2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=12681647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993044080U Expired - Fee Related JP2600983Y2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600983Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012528021A (ja) * | 2009-06-30 | 2012-11-12 | シャンドン ファリン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | サーマルプリントヘッド |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP1993044080U patent/JP2600983Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012528021A (ja) * | 2009-06-30 | 2012-11-12 | シャンドン ファリン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | サーマルプリントヘッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2600983Y2 (ja) | 1999-11-02 |
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